JPH04145056A - 新規n置換多価カルボン酸、その塩及びその製造法並びにその製造中間体 - Google Patents

新規n置換多価カルボン酸、その塩及びその製造法並びにその製造中間体

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JPH04145056A
JPH04145056A JP26807490A JP26807490A JPH04145056A JP H04145056 A JPH04145056 A JP H04145056A JP 26807490 A JP26807490 A JP 26807490A JP 26807490 A JP26807490 A JP 26807490A JP H04145056 A JPH04145056 A JP H04145056A
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carbon atoms
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JP26807490A
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Takehiro Imanaka
今中 健博
Yousen Mizushima
洋泉 水島
Yukinaga Yokota
行永 横田
Isao Yamada
勲 山田
Satoru Suzuki
哲 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なアシル化アミノ酸、更に詳しくは低刺激
性の界面活性剤として有用なN置換多価カルボン酸、そ
の塩及びその製造方法並びにその製造中間体に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕界面活
性剤は疎水部と親木部からなり、水と油、水と汚れ、水
と金属等の分散を効率的に行い、これらの乳化、湿潤、
分散状態を利用して種々の工業的、家庭的機能を得よう
とするものである。特に汚れの分散による洗浄の場合、
硬水中のカルシウム、マグネシウム、鉄、アルミニウム
などの多価金属イオンの影響を受け、起泡性、洗浄力の
低下が問題になる。特にシャンプー、身体洗浄剤に使用
する場合には、起泡性、耐硬水性に優れ、皮膚に対して
マイルドで、且つ生分解性が良く、無公害であるものが
望まれているが、充分に満足しうるものは提供されてい
ない。また、洗体衣料洗剤でも多価金属イオンの影響を
受けずに、洗浄力を得ようとするには種々の組成物が必
要となるが、必ずしも満足な製品が開発されていない。
〔課題を解決するための手段〕
かかる状況において本発明者は鋭意検討を行った結果、
下記一般式(I)で表わされる化合物が優れた界面活性
能を有すると共に、皮膚に対してはマイルドで耐硬水性
に優れ、生分解性が良好であり、繊維の汚れに対しては
液体タイプでも優れた洗浄力を持ち、更に、しかも、安
価で、且つ容易に入手可能な原料から合成できることを
見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、一般式(I)で表わされるN置換多
価カルボン酸又はその塩、並びにその製造方法を提供す
るものである。
CB、−COOM 〔式中、 R1,直鎖若しくは分岐鎖の炭素数1〜21のアルキル
基若しくはアルケニル基を示す。
R2:次の(旬、0))、(C)で示される基のうちい
ずれかの基を示す。
(a)  水酸基によって置換されていてもよい、直鎖
若しくは分岐鎖の炭素数1〜22のアルキル基若しくは
アルケニル基。
[有])式−E−N−Yで表される基。ここでE阿 は直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜10のアルキレン基を示
し、R3は炭素数1〜6のアルキル基を示し、2つのR
″は同一でも異なっていてもよい、Yは水酸基で置換さ
レテイテモヨイ、 cooc1基又ハ5(he基′で置
換された炭素数1〜10のアルキル基を示す。
(c)  HO(AO)ゎA−で表わされる基。ここで
、Aは炭素数2〜4のアルキレン基を示し、nは1〜2
0の正の数を示す。
:水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモ
ニウムイオン、炭素数2〜3のモノ、ジ若しくはトリア
ルカノールアンモニウムイオン、炭素数1〜5のアルキ
ル置換アンモニウムイオン又は塩基性アミノ酸基を示す
、〕 更に、本発明は上記一般式(I)で表わされるN置換多
価カルボン酸又はその塩を製造するための一般式(IV
)で表わされる製造中間体を提供するものである。
CHz  C0OR’ (式中、R1,R2は前記の意味を示し、R4は炭素数
1〜6のアルキル基を示し、2つのR4は同一でも異な
っていてもよい。) 前記一般式(I)で表される本発明化合物において、R
’−C−で示される基としては、アセチル基、プロピオ
ニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イ
ソバレリル基、ヘキサノイル基、オクタノイル基、デカ
ノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、バルミトイ
ル基、ステアロイル基、アラキシノイル基、ベヘノイル
基、オレオイル基、リルオイル基、イソスフ−70イル
基、2−エチルヘキサノイル基、2−へブチルウンデカ
ノイル基、ネオデカノイル基などが挙げられる。
また、1で示される基のうち、(a)の水酸基によって
置換されていてもよい、直鎖若しくは分岐鎖の炭素数1
〜22のアルキル基若しくはアルケニル基としては、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基
、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デ
シル基、ウンデシル基、ラウリル基、ミリスチル基、バ
ルミチル基、ステアリル基、ベヘニル基などのアルキル
基;プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセ
ニル基、ペンテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デ
セニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、アラキシル
基、オレイル基、リノール基などのアルケニル基;2,
3ジヒドロプロピル基などのヒドロキシアルキルθ 基が挙げられる。また(口)の式−E−N−Yで表され
る基としては、N、N−ジメチル−N−カルボキシルメ
チルアンモニオ−プロピル基などのカルボキシベタイン
iiN、N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシ−3−ス
ルホプロピル)−アンモニオ−プロピル基などのスルホ
ベタイン基などが挙げられる。更に、(C)のHO(八
〇) 、A−で表わされる基としては、ヒドロキシエチ
ロキシエチル基などの末端に水酸基をもつアルキレンオ
キシアルキル基が挙げられる。
またガとしては、水素原子、ナトリウム、カリウムなど
のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウムなどのアル
カリ土類金属、アンモニウムイオン、トリエチルアンモ
ニウムなどの炭素数1〜5のアルキル置換アンモニウム
イオン、炭素数2〜3のモノ、ジもしくはトリアルカノ
ールアンモニウムイオン、又は塩基性アミノ酸基等が挙
げられる。
前記一般式(I)で表わされる本発明の化合物は次の工
程(A)、(B)いずれかの方法によって製造される。
ユjμV−二 次式(I)゛で表される化合物の合成 CH,−COOM 〔式中、R’、 Mは前記の意味を示し、(「)° は
水酸基によって置換されていてもよい、直鎖若しくは分
岐鎖の炭素数1〜22のアルキル基若しくはアルケニル
基、又は[0(AO)、^−で表わされる基を示す、こ
こでA及びnは前記の意味を示す、〕 下記反応式で示すように、一般式(■)゛で表わされる
化合物と一般式(III)で表わされる化合物をまず反
応させて、一般式(■)゛で表わされる化合物を得、次
いでこれを加水分解して一般式(I)゛で表される化合
物を得る方法である。
一般式(■)゛で表される化合物は一般式(VI)で表
されるモノアミンと一般式(■)で表されるマレイン酸
エステルを反応させることにより得られる。
(■)′ CH,−COOR’ (■)゛ CI、−COOM (I)゛ 〔式中、R’、 (R”)’、 R’、 Mは前記の意
味を示し、Xは水酸基、ハロゲン原子、炭素数1〜6の
アルコキシ基又は−〇−COR’基を示す。〕工程(A
)における、第1段階である一般式(VI)で表される
モノアミンと一般式(■)で表されるマレイン酸エステ
ルの反応は、マイケル型付加反応であり、常法に従って
行なうことができるが、−20〜70°C1特に0〜5
0°C1更に10〜30℃の温度にて行なうのが好まし
い。
第2段階に用いられる一般式(I[[)で表わされる脂
肪酸又はその反応性誘導体としては、炭素数2〜22の
脂肪酸又はその炭素数1〜6の低級アルコールエステル
、酸ハライド、酸無水物、混合酸無水物等が挙げられる
第2段階の反応は、無溶媒、又はトルエン、キシレン等
の不活性溶媒中で行なう。反応温度は脂肪酸の場合は1
00〜230°C1好ましくは120〜200℃、更に
好ましくは140〜180℃であり、脂肪酸の低級アル
コールエステルの場合は50〜200°C1好ましくは
70〜180°C1更に好ましくは100〜160°C
であり、酸無水物゛の場合は0〜170°C1好ましく
は20〜150℃、さらに好ましくは40〜130℃で
ある。また、本反応にはトリエチルアミン、ピリジン等
の三級アミンや、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸水素ナトリウム、アルコラード等の塩基性物質を用
いてもよい。
このようにして得られた化合物(mV)”は、アルカリ
条件下に加水分解され、次に対イオン交換することによ
って所望の化合物(I)゛が得られる。
即ち、アミド体(■)゛の加水分解は0〜110℃、特
に20〜100°C1更に40〜80℃の温度にて塩基
の存在下に行なうのが好ましい、ここで用いられる塩基
としては例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が
挙げられる。塩基は、アミド体(■)°に対して2倍当
量以上、特に2.2〜3倍当量用いるのが好ましい。ま
た、反応は水、水−メタノール、水−エタノール、水−
プロパノール等の溶媒中で行なったあと溶媒を除くと本
発明化合物(I)゛がアルカリ金属塩の形で得られる。
又アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニ
ウム、アルカノールアンモニウムとイオン交換させて塩
交換を行なえばこれらの塩になる。
工程」L± 次式(I)”で表される化合物の合成 cut−cooM (式中、R’、 E、 R3,Y、 Mは前記の意味を
示す。
下記反応式に示すように、一般式(旧”で表わされる化
合物と一般式(Ill)で表わされる化合物とをまず反
応させて、一般式(V)で表わされる化合物を得、次い
でこの化合物と、Y−CI、Y−Br又はY−1(ここ
でYは前記の意味を示す)等で表わされるハロゲン誘導
体とを反応させることによって一般式(IV)”で表さ
れる化合物を得、次いでこれを加水分解し、さらに対イ
オン交換によって一般式(I)”で表される化合物が得
られる。
一般式(II)”で表される化合物は一般式(■)で表
されるジアミンと一般式(■)で表されるマレイン酸エ
ステルを反応させることにより得られる。
(■) cut−COOR’ (II)″ CHオアー0OR’ (V) CHz  C0OR’ (IV)″ CH!−COOM (式中、R’、 R”、 R’、 E、 X、 Y、 
旧ま前記の意味を示す、) 上記の工程において化合物(V)を得る方法は工程(A
)において、化合物(■)゛を得る方法と同様の方法で
ある。
化合物(V)から化合物(IV)”を得る方法において
Y−CI、 Y−Br又はY−1等で表わされるハロゲ
ン誘導体としては、次の(a)及びら)に示すものが挙
げられる。
(a)  炭素数2〜11のモノハロゲン化脂肪酸、そ
の塩もしくはその脂肪酸の炭素数1〜6のアルコールエ
ステル。
具体的には、C1(CHz)ecOOH(n= 1〜1
0)、その塩もしくはその炭素数1〜6のアルコールエ
ステル。
(ロ) 3−ハロー2−ヒドロキシプロパンスルホン酸
もしくはその塩。
H 具体的には、CICHzCHCHzSOsH又はその塩
化合物(V)から化合物(IV)”を得る反応は水、水
−メタノール、水・−エタノール、水−プロパノール等
の溶媒中で行ない、反応温度は、0〜110℃、好まし
くは20〜95°C1更に好ましくは40〜90℃であ
る。
このようにして得られた、化合物(IV)”は工程(A
)に記載したのと同様の方法で加水分解、対イオン交換
を行い、所望の化合物(I)”に誘導される。
本発明で得られた化合物は、製造工程中に混入する無機
塩もしくは有機塩、その混合物を除去せずに使用しても
良いし、それらを除去して使用しても良い。また本発明
で得られる化合物は、従来公知のアニオン、カチオン、
ノニオン界面活性剤と併用し得る。
〔発明の効果〕
上記一般式(I)で表される本発明の化合物は新規化合
物であり、優れた界面活性能を有すると共に、皮膚に対
してはマイルドで耐硬水性に優れ、生分解性が良好であ
り、繊維の汚れに対しては液体タイプでも優れた洗浄力
を持ち、更に、安価で、且つ容品に入手可能な原料から
合成することができる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例−1 N−メチルーーウロイルアスパーギン マレイン酸ジメチル245.4 g (I,7+wol
)にモノメチルアミン40%水溶液263.5 g (
3,4mol)を25〜30℃の間で1時間にわたって
滴下した。更に熟成を25〜30℃の間で4時間行なっ
た。このときの生成率は部分アミン価より88.5%(
マレイン酸ジメチルに対して)であった。30℃で真空
ポンプにより過剰のモノメチルアミンを除去したあと、
アシル化を行なった0条件はアミノ酸エステル/ラウロ
イルクロライド−3,3/ 1 (モル比)、溶媒とし
て水49.2 g、トルエン207.8gを加え、ラウ
ロイルクロライドを所定量加えた。消費した10%Na
HCOs水は271.4 gでpH7であった0反応混
合物にlO%HCIを173.4 g加え、エーテル1
000@Zで抽出し、食塩水で洗浄した。
エーテルを留去し、84.7gのN−メチル−ラウロイ
ルアスパラギン酸ジメチルエステルを得た。
次にケン化によりエステルの加水分解を行なった。即ち
、アミノ酸エステルに水283.5 gを加え、30%
NaOHを81.5 g (0,652mol)加えた
。分解物に36%HC170,9gを加えエーテルで抽
出し濃縮した。これからアセトン/ヘキサン=1/2 
(w/w) 289.2 gを加え再結晶を行い、56
.3gの目的物を得た(収率33%)。
油脂分析値は以下のとおりであった。
()内理論値 実施例−2 アミノエトキシエタノール105.1 g (I,0s
+ol)、エタノール200gの溶液にマレイン酸ジメ
チル144.1 g (I,0sol)を室温で2時間
滴下し、更に熟成を1.5時間行った。エタノールを留
去してN−(2−ヒドロキシエトキシエチル)−アスパ
ラギン酸ジメチルエステルを得た。このうち49.85
 g (0,2sol)をトルエン338.0g、トリ
エチルアミン30.35 g (0,3sol)にとか
し、温度を20°Cに冷してラウロイルクロライド43
.75 g(0,2sol)を2時間にわたって滴下し
た。その後、熟成を1時間行った後、濾過してトリエチ
ルアミン塩酸塩を除いて濃縮を行った。次に生成したN
 −(2−ヒドロキシエトキシエチル)−ラウロイルア
スパラギン酸ジメチルエステル69.1g(0,16s
ol)に NaOH12,8g (0,32sol) 
、メタノール150g、水160 gを加え50℃で4
時間ケン化反応を行った。反応が終了したことをHPL
Cで確かめた後、メタノールを留去して、濃塩酸32.
4g (0,32■ol)を加え酢酸エチル150−で
2回抽出した。 NaC1水で洗浄後、NazSOiで
乾燥し、濃縮後、ヘキサンで再結晶を行った。こうして
収率66.5%で目的物を得た。純度は高速液体クロマ
トグラフィーで89.8%であった。
油脂分析値は以下のとおりであった。
()内理論値 実施例−3 3−ジメチルアミノプロピルアミン102.2 g(I
,0sol)に25〜30°Cで撹拌しながらマレイン
酸ジエチル172.2 g (I,0(Isol)を1
時間滴下した。
滴下終了後25℃で3時間熟成した0反応後、混合液よ
り減圧蒸留により221.4 gのN−(3−ジメチル
アミノプロピル)アスパラギン酸ジエチルエステル(I
)を得た(収率80.7%)。沸点131〜133°C
10,9閣Hg、ガスクロマトグラフィー純度97.5
%。
次に、アシル化を行った。即ち、(I)の化合物50.
0 g (0,1B2sol)とトルエン161.3 
g及びトリエチルアミン27.9 g (0,276m
ol)を混合し、液温を17〜20℃に保ちながら撹拌
し、ラウロイルクロライド40.0 g (0,1B3
sol)を60分で滴下した。
滴下終了後19℃で3時間撹拌を続けた0反応終了後、
吸引ろ過によりトリエチルアミン塩酸塩を除去し、口液
を水500−で洗浄し、過剰のトリエチルアミンを除去
した。残部より、ロータリーエバポレーターを用いてト
ルエンを留去し、粘着状のN−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)ラウロイルアスパラギン酸ジエチルエステル(
2)80.5 gを得た(収率96.9%)。高速液体
クロマトグラフィー純度97.3%。
更に次に、モノクロル酢酸ソーダによるベタイン化を行
った。即ち、(2)の化合物30 g (0,0657
*ol)、エタノール44−、モノクロル酢酸ソーダ9
.18g (0,0788*ol) 、水15aFを混
合撹拌し、還流下200時間反応行った。ろ過により食
塩を除いた後、シリカゲル(ワコーゲルc−200,4
00g )クロマトグラフィーを行った。溶離液は初期
C)lc13単独、中期CHCl5/ CHsOH−9
/ 1 、末期CHCl5/ CHsOH= 7 / 
3で、目的物のフラクシヨンを濃縮し、粘稠液状物質と
して24.06gのN−(3−(N’−カルボキシメチ
ル−N’、N″−ジメチルアンモニオ)プロピル)−ラ
ウロイル−アスパラギン酸ジエチルエステル(3)(収
率71.1%)を得た。高速液体クロマトグラフィーに
よる純度96.9%であった。
最後にケン化により、ジナトリウム塩とした。
即ち、(3)の化合物20.0g (0,0389+5
ol)、エタノール100a/、水50−130%Na
OH10,37g (0,0778*ol)を混合撹拌
し、50℃で6時間反応を行った後、濃縮し、脱水した
。エタノール溶液にして不審物をろ過で除去した。濃縮
すると17.47 gのN−(3−(N’−カルボキシ
メチル−N’、N”−ジメチルアンモニオ)プロピル)
−ラウロイル−アスパラギン酸ジナトリウムが得られた
(収率99.6%)、高速液体クロマトグラフィー純度
97.2%。
なお元素分析の結果は下記のとおりであった。
()内理論値 実施例−4 実施例3と同様に合成したN−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)−ラウロイル−アスパラギン酸ジエチルエステ
ル(2) 30.0g (0,0657sol)、エタ
ノール44m、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルス
ルホン 水30−を混合撹拌し、還流下75時間反応を行った.
食塩を濾過で除いた後、シリカゲル(ワコーゲルc−2
00. 400g)カラムクロマトグラフィーを行った
.溶離液は初期CHCIs、中期CHCIs/CHsO
H= 9 / 1、末期CHCh/CHsOH = 7
 / 3で目的物のフラクシヨンを濃縮するとガラス状
固体である19.99 gのN− (3− (N’− 
(2−ヒドロキシ−3−スルホノプロピル) −N’,
N’ジメチルアンモニオ)プロピル)−ラウロイル−ア
スパラギン酸ジエチルエステル(4)を得た(収率51
.2%)。高速液体クロマトグラフィー97、3%の純
度であった。
実施例3と同様に(4)の化合物15.0 g (0.
0252sol)、エタノール100−、水50−、3
0%NaOH6、72 g (0.0504sol)を
、50℃で加熱撹拌を2時間行った。濃縮脱水してエタ
ノールに溶解させ、微量の不溶物をろ過で除いた.濃縮
して、目的物であるN− (3− (N’− (2−ヒ
ドロキシ−3−スルホノプロピル) −N’,N’ −
ジメチルアンモニオ)プロピル)〜ラウロイルーアスパ
ラギン酸ジナトリウム14.78g (収率100%)
を得た.高速液体クロマトグラフィー純度93.6%。
元素分析値は以下のとおりであった。
出■人代理人 古 谷 馨 (外3名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I )で表わされるN置換多価カルボン酸
    又はその塩。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、 R^1:直鎖若しくは分岐鎖の炭素数1〜21のアルキ
    ル基若しくはアルケニル基を示す。 R^2:次の(a)、(b)、(c)で示される基のう
    ちいずれかの基を示す。 (a)水酸基によって置換されていてもよい、直鎖若し
    くは分岐鎖の炭素数1〜22のアルキル基若しくはアル
    ケニル基。 (b)▲数式、化学式、表等があります▼で表される基
    、ここでEは直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜10のアルキ
    レン基を示し、R^3は炭素数1〜6のアルキル基を示
    し、2つのR^3は同一でも異なっていてもよい。 Yは水酸基で置換されていてもよい。−COO^■基又
    は−SO_3^■基で置換された炭素数1〜10のアル
    キル基を示す。 (c)HO(AO)_nA−で表わされる基。ここで、
    Aは炭素数2〜4のアルキレン基を示し、nは1〜20
    の正の数を示す。 M:水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アン
    モニウムイオン、炭素数2〜3のモノ、ジ若しくはトリ
    アルカノールアンモニウムイオン、炭素数1〜5のアル
    キル置換アンモニウムイオン又は塩基性アミノ酸基を示
    す。〕 2、一般式(II)’ ▲数式、化学式、表等があります▼(II)’ 〔式中、 (R^2)’:水酸基によって置換されていてもよい、
    直鎖若しくは分岐鎖の炭素数1〜22のアルキル基若し
    くはアルケニル基、又はHO(AO)_nA−で表わさ
    れる基を示す。ここでA及びnは前記の意味を示す。 R^4:炭素数1〜6のアルキル基を示し、2つのR^
    4は同一でも異なっていてもよい。〕 で表わされる化合物と、一般式(III) R^1COX(III) (式中、R^1は前記の意味を示し、Xは水酸基、ハロ
    ゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシ基又は−O−CO
    R^1基を示す。) で表わされる化合物とを反応させて、一般式(IV)’ ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)’ 〔式中、R^1、(R^2)’、R^4は前記の意味を
    示す。〕で表わされる化合物を得、次いでこれを加水分
    解することを特徴とする一般式( I )’で表わされる
    N置換多価カルボン酸又はその塩の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )’ 〔式中、R^1、(R^2)’、Mは前記の意味を示す
    。〕3、一般式(II)” ▲数式、化学式、表等があります▼(II)” (式中、E、R^3、R^4は前記の意味を示す。)で
    表わされる化合物と、一般式(III) R^1COX(III) (式中、R^1、Xは前記の意味を示す。)で表わされ
    る化合物とを反応させて一般式(V)▲数式、化学式、
    表等があります▼(V) (式中、E、R^1、R^3、R^4は前記の意味を示
    す。)で表わされる化合物を得、さらにこの化合物と、 (a)炭素数2〜11のモノハロゲン化脂肪酸、その塩
    もしくはその脂肪酸の炭素数1〜6のアルコールエステ
    ル、又は (b)3−ハロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸も
    しくはその塩 とを反応させて、一般式(IV)” ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)” (式中、R^1、E、R^3、R^4、Yは前記の意味
    を示す。) で表わされる化合物を得、次いでこの化合物を加水分解
    することを特徴とする、一般式 ( I )”で表わされるN置換多価カルボン酸又はその
    塩の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )” (式中、R^1、E、R^3、Y、Mは前記の意味を示
    す。) 4、請求項1記載の一般式( I )で表わされるN置換
    多価カルボン酸又はその塩を製造するための一般式(V
    I)で表わされる製造中間体。 ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) (式中、R^1、R^2、R^4は前記の意味を示す。 )
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006028515A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Bayer Material Science Llc 官能性アスパラギン酸エステル
CN109206334A (zh) * 2018-09-07 2019-01-15 上海现代制药海门有限公司 一种氮取代天门冬氨酸类化合物及其制备方法
CN109206330A (zh) * 2018-09-07 2019-01-15 上海现代制药海门有限公司 一种氮取代天门冬氨酸的制备方法

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