JPH05112047A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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Publication number
JPH05112047A
JPH05112047A JP3275893A JP27589391A JPH05112047A JP H05112047 A JPH05112047 A JP H05112047A JP 3275893 A JP3275893 A JP 3275893A JP 27589391 A JP27589391 A JP 27589391A JP H05112047 A JPH05112047 A JP H05112047A
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JP
Japan
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ribbon
reel
ink ribbon
platen
take
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Pending
Application number
JP3275893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Fukahori
健一 深堀
Hideki Ito
英樹 伊東
Shuji Sato
修司 佐藤
Maki Shimohane
真樹 下羽
Shin Iima
伸 飯間
Mutsuko Narita
睦子 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH05112047A publication Critical patent/JPH05112047A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 供給用のシングルリボンリールを備えたリボ
ンカートリッジを使用する昇華型熱転写式カラービデオ
プリンタにおいて、インクリボンの引出し時にインクリ
ボンを巻取りリボンリールに確実に案内してチャッキン
グさせる共に、インクリボンの巻戻し時にインクリボン
に弛みを与えることなく巻戻すようにする。 【構成】 プリンタ本体内に、リボンカートリッジ90
のインクリボン94を巻取る巻取りリボンリール17を
回動自在に設けた昇華型熱転写式カラービデオプリンタ
において、巻取りリボンリール17に対してリボン案内
制動板80を接触,離反自在に設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー画像を鮮明に
プリントできる昇華型熱転写式カラービデオプリンタ等
のプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の昇華型熱転写式カラービデオプリ
ンタでは、リボンカートリッジ、専用印画紙、サーマル
ヘッドとインクリボンと印画紙をプラテンに圧接する機
構、印画紙及びインクリボンを走行させる機構等で構成
されていた。そして、インクリボン上のY(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン)の各色素を、プラ
テンに印画紙とインクリボンを介して圧接したサーマル
ヘッドにより順次印画紙に熱転写することによりカラー
プリントしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のプリンタで
は、供給用と巻取り用の2本のリボンリールを備えたツ
インリールタイプのリボンカートリッジを、使い捨て及
び装着の便等により使用しており、各リボンリール間の
インクリボンの弛みは、各リボンリールの外周面に制動
(ブレーキ)手段を当接して該リボンリールが空回りし
ないようにしてインクリボンにバックテンションを付与
することにより防止されていたが、この手段では、リボ
ンリールの外径に依存して、インクリボンにバックテン
ションが一定に与えられず、インクリボンに弛みが発生
する虞れがあった。特に、近年各種電子機器の軽薄短小
化の要求により、リボンカートリッジ及びプリンタを小
型にした場合に、リボンリールの径も小径になるので、
一定のバックテンションをインクリボンに付与すること
が一層難しくなった。尚、上記ツインリールタイプのリ
ボンカートリッジの大きさの略1/3であるシングルリ
ールタイプ(リボンリールが供給用1本のもの)のリボ
ンカートリッジを採用した小型のプリンタが開発されて
いる。このシングルリールタイプのリボンカートリッジ
を使用する場合、リボンカートリッジからインクリボン
を引き出し、このインクリボンをプリンタ本体内の巻取
りリボンリールに確実に装着(チャッキング)しなけれ
ばならないが、インクリボンを巻取りリボンリールに確
実に案内するものは皆無であり、早急の開発が望まれて
いる。
【0004】そこで、この発明は、上記問題点を解決す
ることができるプリンタを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】プリンタ本体内に、リボ
ンカートリッジのインクリボンを巻取る巻取りリボンリ
ールを回動自在に設けたプリンタにおいて、上記巻取り
リボンリールに対してリボン案内制動手段を接触,離反
自在に設けてある。
【0006】
【作用】リボンカートリッジ内のインクリボンを巻取り
リボンリールに巻き付ける場合に、リボンカートリッジ
から引き出されたインクリボンはリボン案内制動手段に
より巻取りリボンリールに確実に案内される。また、イ
ンクリボンをリボンカートリッジ内に巻き戻す場合に、
巻取りリボンリールに巻き付けられているインクリボン
にリボン案内制動手段が直接接触することにより、イン
クリボンに一定のバックテンションが常に付与されてイ
ンクリボンは弛むことなくリボンカートリッジ内に確実
に巻き戻される。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述
する。
【0008】図2において、1は昇華型熱転写式カラー
ビデオプリンタであり、そのプリンタ本体2内の底部に
側面凵字状のシャーシ3を配置してある。このシャーシ
3の左右両側には左,右側板4,6を前,後の連結軸
7,8とビス9等を介して固定してある。また、左側板
4の内側には左中側板5を併設してある。この左中側板
5と右側板6間の前側中央には印画紙10をプリンタ本
体2内の後述するプラテン21側に案内する給紙ガイド
板11を架設してあると共に、その下方には両端が開口
した略円筒状のリボンカートリッジ収納部13を架設し
てある。また、左中側板5と右側板6間の給紙ガイド板
11の手前にはゴム製等から成る一対の給紙ローラ12
a,12aを軽く当接させて回転自在に支持してあると
共に、その上方には排紙ガイド板14を架設してある。
さらに、上記給紙ガイド板11のプラテン21側にも給
紙ローラ12bを回転自在に支持してある。この給紙ロ
ーラ12bは、図21,図25に示すように、給,排出
紙位置で、プラテン21との間で印画紙10を挾持して
紙送りするものである。
【0009】また、上記左中側板5と右側板6間の後側
のシャーシ3の後部コーナ部には、側面略L字状のサブ
シャーシ15を介して長尺のサーマルヘッド16をねじ
止めにより所定角度傾斜するように固定してある。この
サーマルヘッド16の上方の左中側板5と右側板6間に
は、右側板6に取付けられた軸受部19及び左中側板5
に取付けられた後述する巻取り用リール台69を介して
巻取りリボンリール17を回転自在に支持してある。こ
の巻取りリボンリール17の中央には、略L字形で可倒
式の爪(係止部)18を出没自在に設けてある。この爪
18は、図3,図10に示すように、後述するインクリ
ボン94を巻き付ける前において、捩りコイルバネ18
aの付勢力により巻取りリボンリール17の巻付胴部1
7aの中央に形成された凹部17bからその外周面上に
突出するようになっている。そして、この巻取りリボン
リール17とリボンカートリッジ収納部13との間に、
外周部がゴム製のプラテン21をプラテン揺動機構30
により上記サーマルヘッド16に接触,離反するように
設けてあると共に、該プラテン21をプラテン回動機構
20によりプラテン揺動機構30に対して回動するよう
に設けてある。
【0010】図7に示すように、上記プラテン駆動機構
30は、左中側板5と右側板6に掛け渡された支軸31
に前後方向に揺動自在に支持され、各中央部間にシャフ
ト22を介して上記プラテン21を回転自在に支持した
一対の支持アーム32,32と、この一対の支持アーム
32,32の外側に上記支軸31を介して前後方向に揺
動自在に支持され、一対の支持アーム32,32の先端
間の連結軸33両端と先端間の連結軸35両端との間に
各引張りコイルバネ36,36をそれぞれ介在した一対
のサブ支持アーム34,34と、この一対のサブ支持ア
ーム34,34の先端間の連結軸35の中央に遊嵌され
るリンク38の基部を固定し、上記左中側板5と右側板
6に回転自在に掛け渡された駆動軸37と、この駆動軸
37の右側板6の内面側に基端部が固定され、先端側に
右側板6の外面側にまで突出するカムフォロアとしての
ピン40を固定した駆動アーム39と、右側板6の外面
上部に軸42を介して回転自在に支持され、該右側面6
の外面に対向する内面に上記ピン40が挿入嵌合する第
1のカム溝41aを有したカムギヤ41と、上記右側板
6の外面の上部に取付けられ、上記カムギヤ41を駆動
ギヤ44を介して回動させるモータ43とで構成されて
いる。
【0011】上記一対の支持アーム32,32の支軸3
1側及び巻取りリボンリール17側には各一対の長孔3
2a,32bを形成してある。これら各一対の長孔32
a,32a及び32b,32b間にはプラテン21に印
画紙10を押さえて送るための一対のピンチローラ4
5,45の各両端を摺動自在に支持してある。これら各
ピンチローラ45の両端とプラテン21のシャフト22
の両端間には、各引張りコイルバネ46,46をそれぞ
れ介在してある。上記一対のピンチローラ45,45の
位置は上記各一対の支持アーム32,32の各一対の長
孔32a,32bで規制されて、印画紙10をプラテン
21に圧接するようになっている。尚、図7中、符号4
8は支持アーム32の外面に垂直に突設されたストッパ
であり、このストッパ48に引張りコイルバネ36の引
張り力によりサブ支持アーム34が係止されるようにな
っている。
【0012】上記プラテン21は、一対の支持アーム3
2,32間に掛け渡されたシャフト22を中心にしてプ
ラテン回動機構20により時計方向,反時計方向に回転
(回動)自在になっている。このプラテン回動機構20
は、図4及び図8,9に示すように、上記プラテン21
の左中側板5の支持アーム32の内面側に固定されたプ
ラテンギヤ23と、前記支軸31に回転自在に支持さ
れ、上記プラテンギヤ23に噛合する第1ギヤ24と、
後述するキャプスタン軸50に回転自在に支持され、上
記第1ギヤ24に噛合する第2ギヤ25と、左中側板5
の内面に突出した各軸26a〜29aを介して回転自在
に支持され、上記第2ギヤ25に噛合する第3〜第6の
ギヤ26〜29と、左中側板5の外面に取付けられ、そ
の内面側に突設した駆動ギヤ47aを上記第6ギヤ29
に噛合させたステッピングモータ47とで構成されてい
る。これにより、上記プラテン21はサーマルヘッド1
6側に揺動しながら回動することができるようになって
いる。即ち、上記プラテンギヤ23は、支軸31に回転
自在に支持された第1ギヤ24に噛合しながら該第1ギ
ヤ24の回りを揺動すると共に、各ギヤ24〜29を介
して回動するようになっている。
【0013】前記左中側板5と右側板6間のリボンカー
トリッジ収納部13のリボン出入口の上方には、キャプ
スタン軸(リボン引出手段)50を回転自在に支持して
あると共に、このキャプスタン軸50の下方には、該キ
ャプスタン軸50に当接してインクリボン94の巻き上
げ,巻き取りを行うピンチローラ(リボン引出手段)5
1を配設してある。また、上記リボンカートリッジ収納
部13の左中側板5の内面側には供給用リール台52を
突設してある。これらキャプスタン軸50と供給用リー
ル台52は、左側板4と左中側板5間に取付けられた1
つのモータ53により回動するようになっている。即
ち、図18に示すように、モータ53により駆動する駆
動ギヤ54に、左中側板5の外面側に枢支された第1中
間ギヤ55が噛合している。この第1中間ギヤ55に左
側板4の内面側に枢支された第2中間ギヤ56(所謂ワ
ンウェイクラッチ入り)を介して左中側板5の外面側に
突出した上記キャプスタン軸50の一端に固定されたギ
ヤ57が噛合している。これにより、上記キャプスタン
軸50は回動するようになっている。また、上記第1中
間ギヤ55には左中側板5の内,外面に枢支された一対
の中間ギヤ58,58の一方に噛合している。この他方
の中間ギヤ58に上記供給用リール台52に固定された
ギヤ59が噛合している。これにより、上記供給用リー
ル台52は回動するようになっている。
【0014】上記ピンチローラ51は左中側板5と右側
板6との間に掛け渡された軸60を介して上下方向に揺
動する揺動板61に回転自在に支持してある。この揺動
板61の先端側は凹状に切欠かれており、その両側(後
述するリボンカートリッジ90の下ケース91の一対の
リボンガイド部91a,91aに対向する位置)にそれ
ぞれ固定された一対の軸受板61a,61aを介して上
記ピンチローラ51を回転自在に支持してある。尚、こ
の揺動板61は、図6に示すように、上記軸60に巻装
された捩りコイルバネ60aを介してキャプスタン軸5
0側に常時付勢されている。
【0015】そして、図1に示すように、上記揺動板6
1の右板側6側の端部には略扇形のラック62を形成し
てある。このラック62は右側板6の内面に突出した一
対のピン63,63に沿って上下方向に摺動するスライ
ダ64のラック64aに噛合している。このスライダ6
4には、図15に示すように、上記ピン63,63に沿
って上下方向に移動する移動板65を重ね合わせてあ
る。この移動板65の上端には内側に延びると共に右側
板6の長溝孔6aに挿入されてその外面側まで延びるカ
ムフォロアとしてのピン66を突設してある。このピン
66の一端66aは前記カムギヤ41の内面に形成され
た第2のカム溝41bに遊嵌してあると共に、該ピン6
6の他端66bと上記スライダ64の下端64bとの間
には引張りコイルバネ67を介在してある。尚、上記ス
ライダ64及び移動板65にそれぞれ形成された各一対
の長溝孔64d,64d及び65d,65dは上記一対
のピン63,63にそれぞれ挿通しており、上記スライ
ダ64及び移動板65は一対のワッシャ68,68によ
り抜け止めしてある。また、上記ピン66の中央フラン
ジ部66cは、スライダ64の先端64cが引張りコイ
ルバネ67の引張り付勢力により当たる所謂リミッタの
役目をしている。
【0016】また、図3に示すように、前記シャーシ3
のプラテン21の下方に立設られたブラケット70には
リボン案内板71をピン枢支してある。このリボン案内
板71は、捩りコイルバネ72によりその先端71a側
を下方に付勢してある。さらに、このブラケット70に
はリボン案内用ガイド73を引張りコイルバネ74によ
り上方に付勢してある。このリボン案内用ガイド73の
先端にリボン案内ローラ75をピン枢支してある。ま
た、上記シャーシ3のサーマルヘッド16の上方には軸
76を介してリボン案内板77を回動(揺動)自在に支
持してある。このリボン案内板77は捩りコイルバネ7
8によりそのリボン案内ローラ79をプラテン21側に
付勢している。
【0017】さらに、上記軸76にはリボン案内制動板
(リボン案内制動手段)80を前後方向に揺動自在に支
持してある。このリボン案内制動板80の一端に突出し
た突起部80aは前記カムギヤ41の外面に形成された
カム突起41cに当接して、その先端80b側を巻取り
リボンリール17の巻付胴部17aに当接,離反自在に
してある。尚、このリボン案内制動板80は図示しない
捩りコイルバネにより上記巻取りリボンリール17の巻
付胴部17a側に常に付勢され、この巻取りリボンリー
ル17の巻付胴部17aに巻き付けられたインクリボン
94の巻き戻し時に該インクリボン94に直接接触して
バックテンションを付与するようになっている。
【0018】図13,14に示すように、上記巻取りリ
ボンリール17の左中側板5側の逆U字状の基端部17
cは、ギヤ81を外装した巻取り用リール台69に着脱
自在に取付けられている。このギヤ81は左中側板5の
内外面に突出した一対のギヤ82,83の内側のギヤ8
2に噛合している。この外側のギヤ83(所謂ワンウェ
イクラッチ入り)は左中側板5の外面側に取付けられた
モータ84で駆動する駆動ギヤ85に噛合している。こ
のモータ84の駆動により上記巻取り用リール台69を
介して巻取りリボンリール17は回動するようになって
いる。即ち、この巻取り用リール台69は左中側板5の
内面に垂直に起立した軸86に回転自在に支持してあ
る。そして、この巻取り用リール台69の外周面に上記
ギヤ81を摺動自在に支持してあると共に、該巻取り用
リール台69の基端のフランジ部69aとギヤ81間に
は圧縮コイルバネ87を介在してある。このギヤ81の
上記巻取りリボンリール17の基端部17c側にはフェ
ルト88を固着してある。また、上記巻取りリボンリー
ル17のピン状の先端部17dは右側板6にネジ止めさ
れた軸受部19に着脱自在に取付けられている。この軸
受部19は、右側板6にネジ止めされた下支持板19a
と、この下支持板19aに一対のビス19c,19cに
より取付けられる中央が半円筒状の上支持板19bで構
成されている。さらに、前記プリンタ本体2内の上記巻
取りリボンリール17の下方及びプラテン21の下方に
は、図17,18に示すように、一対の光学センサ9
7,98を配置してある。この一対の光学センサ97,
98は巻取りリボンリール17の巻付胴部17aに巻き
付けられるインクリボン94が図18に示すように切れ
た場合にその切断状態を感知するものである。通常、こ
の一対の光学センサ97,98にてインクリボン94の
図示しないマーカーを読み取って印画等に使用してい
る。しかし、インクリボン94が切れると、このマーカ
ーを読み取れなくなる。これを、図16に示すような制
御システムのシステムコントロールのCPU100にて
監視し、上記一対の光学センサ97,98間を所定時間
内に上記マーカーが通り抜けない場合はインクリボン切
れと判断し、システムコントロールのCPU100によ
り、巻上げ用及び巻き戻し用のモータドライブ回路10
1,102を介して巻取り用リール台69,供給用リー
ル台52を回転させるモータ84,53をそれぞれ駆動
させるようになっている。また、同時にアラーム103
を点灯させるようになっている。尚、前記ギヤ82とギ
ヤ83は軸89と軸受89aを介して左中側板5を挾ん
で同時に回転するようになっている。
【0019】図19は、前記リボンカートリッジ収納部
13に収納,保持されるリボンカートリッジ90を示
す。このリボンカートリッジ90は下ケース91と上ケ
ース92とで円筒状に形成してあり、これら各ケース9
1,92内に、供給リボンリール93のみを回転自在に
収納したシングルリールタイプのもの(リボンリールが
供給用1本のもの)である。このリボンカートリッジ9
0の下ケース91の前両側には一対のリボンガイド部9
1a,91aを一体突出成形してある。また、図5に示
すように、これら各ケース91,92の背面側の接合鍔
部96には矩形の切欠部96bを形成してある。さら
に、上記供給リボンリール93の図示しない一対の鍔部
間には、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C)の染料塗布部からなる着色領域等が連続したイン
クリボン94を巻き付けてある。このインクリボン94
の先端には、リボン引出シート95を固着してある。こ
のリボン引出シート95の先端には、上記巻取りリボン
リール17の爪18に挿入,係合される引出係合孔(係
合部)95aを形成してあると共に、これら爪18と引
出係合孔95aとの係止状態を光学センサ(検出手段)
99により検出する際に用いる黒色のマーカー95bを
施してある。この光学センサ99は図示しない発光部と
受光部等から構成され、図10に示すように、前記プリ
ンタ本体2内のプラテン21と巻取りリボンリール17
間の爪18に対向する巻取りリボンリール17寄りの位
置に所定手段を介して取付けてある。
【0020】図5,6に示すように、前記リボンカート
リッジ収納部13は、合成樹脂により略半円筒状に形成
してあり、リボンカートリッジ90の背面側の接合鍔部
96に対向する位置に横に水平に延びる凹状の溝部13
aを形成してある。この凹状の溝部13aの上記リボン
カートリッジ96の背面側の接合鍔部96の切欠部96
bに対向する位置には切欠部13bを形成してある。ま
た、このリボンカートリッジ収納部13の溝部13aの
切欠部13bから該リボンカートリッジ収納部13に収
納された上記リボンカートリッジ90の切欠部96bに
は、ロックレバー(ロック手段)110の先端のロック
部110aを係脱自在にしてある。このロックレバー1
10の中央部110bは、前記右側板6の内面側にブラ
ケット112を介して固定された軸111を中心にして
前後方向に回転自在に支持されている。また、このロッ
クレバー110のロック部110aは、テーパ状に折り
曲げ形成してあり、上記軸111に巻装された捩りコイ
ルバネ113の付勢力により上記リボンカートリッジ収
納部13の切欠部13b内に常時挿入されている。この
ロック部110aのテーパ形状により、上記リボンカー
トリッジ収納部13にリボンカートリッジ90を収納す
ると、その途中でロックレバー110のロック部110
aは上記捩りコイルバネ113の付勢力に抗して図6の
矢印に示す方向に少し移動した後にリボンカートリッジ
90の切欠部96bに挿入されて元に戻ることにより該
リボンカートリッジ90を係止し、板ばね13cの付勢
力を介して上記リボンカートリッジ90を確実にロック
するようになっている。上記ロックレバー110の基端
部110cは上記右側板6の開口部6bより外に突出し
ており、該基端部110cに取付けられた図示しない操
作レバーによりロックレバー110は捩りコイルバネ1
13の付勢力に抗して図6の矢印側に回転されて上記ロ
ック状態を解除できるようになっている。
【0021】尚、図中、符号186は合成樹脂製のガイ
ド板であり、給紙ガイド板11から給紙された印画紙1
0をプラテン21の下側のピンチローラ45に案内する
ものである。また、符号187は合成樹脂製のフェンス
板であり、プラテン21に印画紙10を巻き付けて印画
動作を繰り返す際に印画紙10の先端がプラテン21の
外周面に貼り付かないようにするものである。さらに、
符号188及び189は排紙送り用の排紙ローラであ
る。
【0022】以上実施例のカラープリンタ1によれば、
印画紙10をプリンタ本体2の前側よりその給紙ガイド
板11に給紙する前に、プリンタ本体2の右側面にある
リボンカートリッジ収納部13にリボンカートリッジ9
0を装填すると、リボンカートリッジ90がロックレバ
ー110によりロックされる。そして、このリボンカー
トリッジ90からインクリボン94を引き出す際に、図
15に示すスライダ64等により揺動板61が上方に揺
動する。これにより、この揺動板61の一対の軸受板6
1a,61aを介して回転自在に支持されているピンチ
ローラ51がキャプスタン軸50側に上昇して該キャプ
スタン軸50に当たり、図6に示すように、上記リボン
カートリッジ90はリボンカートリッジ収納部13の溝
部13aと該リボンカートリッジ90の下ケース91の
一対のリボンガイド部91a,91aの下面側に当たる
上記揺動板61の一対の軸受板61a,61a間で位置
決めされる。即ち、上記ピンチローラ51がキャプスタ
ン軸50に当接することにより上記リボンカートリッジ
90は容易に位置決めされる。
【0023】次に、上記リボンカートリッジ90のリボ
ン引出シート95が上記キャプスタン軸50とピンチロ
ーラ51間に挾み込まれて、キャプスタン軸50の回転
によりプラテン21側へ送られる。このプラテン21ま
で送られたリボン引出シート95はプラテン21の反時
計方向の回転により巻取りリボンリール17へ送られ
る。この時、図10の実線及び図11に示すように、リ
ボン案内制動板80の先端80b側が巻取りリボンリー
ル17の巻付胴部17aに当たって上記リボン引出シー
ト95を該巻付胴部17aに案内する。これによって、
リボン引出シート95の引出係合孔95aが上記巻取り
リボンリール17の巻付胴部17aから突出している図
10に実線で示す状態の爪18にチャッキングされ(引
掛けられ)てインクリボン94が巻取りリボンリール1
7に自動装填される。
【0024】この巻取りリボンリール17の巻付胴部1
7aにインクリボン94のリボン引出シート95が巻き
始められると、このリボン引出シート95の弾力により
上記爪18は図10に1点鎖線で示すように上記巻付胴
部17aの凹部17bに没入して巻取りリボンリール1
7の反時計方向の回転により巻き取りが継続される。こ
のリボン引出シート95の巻き付け状態は、該リボン引
出シート95に施されたマーカー95bをプリンタ本体
2内に設けられた光学センサ99で読み取ることにより
確認される。この光学センサ99でリボン引出シート9
5が巻取りリボンリール17の爪18にチャッキングさ
れていないと検出された時には、インクリボン94をあ
る程度引き戻して巻取りリボンリール17の爪18にリ
ボン引出シート95が確実にチャッキングされるまで再
度上記チャッキング動作を繰り返す。これにより、上記
インクリボン94の先端のリボン引出シート95を巻取
りリボンリール17の爪18に確実にチャッキングする
ことができ、該インクリボン94を巻取りリボンリール
17の巻付胴部17aに確実に巻き付けることができ
る。その結果、上記巻取りリボンリール17の巻付胴部
17aの中央の凹部17bに出没する爪18等から成る
簡単なチャッキング機構によりインクリボン94を容易
且つ確実に巻き上げることができる。
【0025】尚、上記リボン案内制動板80は、巻取り
リボンリール17の巻付胴部17aにインクリボン94
が充分に巻き付けられると、図10に1点鎖で示すよう
に、巻取りインクリボン17の巻付胴部17aより離反
する方向に移動して巻取りリボンリール17より離れ
る。
【0026】次に、図21に示すように、給紙ガイド板
11より印画紙10を給紙すると、この印画紙10はプ
ラテン21の反時計方向の回転により該プラテン21と
プラテン21の下側のピンチローラ45間に挾まれて給
紙が完了する。
【0027】次に、図22に示すように、印画紙10を
プラテン21の下側のピンチローラ45で押さえたプラ
テン21を、プラテン揺動機構30により下方へ揺動さ
せてサーマルヘッド16にインクリボン94を介して圧
接する。この状態でプラテン21を反時計方向に回転さ
せると、印画紙10はプラテン21の表面の摩擦によっ
てプラテン21の上方のピンチローラ45まで送られ
て、1色(イエロー)分の画像の転写が終了する。
【0028】この1色分の印画が終了すると、図23に
示すようにプラテン21をプラテン揺動機構30により
サーマルヘッド16から離すと同時にプラテン21を時
計方向に回転させて印画紙10の先端をプラテン21の
下側のピンチローラ45まで戻し、図24に示すように
インクリボン94を送って次の色(マゼンタ)の転写を
開始する。
【0029】このようにして、図21〜図24に示す動
作を数回反復して最後の色(シアン)の転写が終了して
一連の印画動作が完了した後に、図25に示すように、
プラテン21をプラテン揺動機構30によりサーマルヘ
ッド16から離すと、プラテン21が排紙ローラ188
に当たり、該プラテン21の反時計方向の回転により印
画紙10が排紙ガイド板14上に排紙される。尚、上記
一連の印画動作を行う前に印画紙10をプラテン21に
巻き付けてインクリボン94を圧接し、プラテン21の
回転で印画を行い、所定の印画長さまで上記印画紙10
を送る動作を2〜3回繰り返す。これは、昇華型熱転写
式カラービデオプリンターのため、リボン各色(Y,
M,C)、或は普通紙対応のため各色を転写する前に、
受容層を転写するためである。また、上記の図21〜図
23に示す動作において、図22に示す印画時は、サー
マルヘッド16と印画紙10及びインクリボン94はプ
ラテン21により圧接状態となっているが、図21に示
す給紙モード、図23に示す紙戻しモード、図24に示
すインクリボン送りモード時には、非圧接状態となって
いる。
【0030】この印画中に、図18に示すように、例え
ば、プラテン21の前後で何らかの原因でインクリボン
94が切断されると、このインクリボン94の切断状態
を光学センサ97,98が感知し、モータ84を介して
巻取り用リール台69を反時計方向に回転させると共
に、モータ53を介して供給用リール台52を時計方向
に回転させる。これにより、切断されたインクリボン9
4は巻取りリボンリール17及びリボンカートリッジ9
0の供給リボンリール93にそれぞれ巻き取られる。そ
して、各リボンリール17,93で切断されたインクリ
ボン94がそれぞれ巻き取り終わった時点で、図14の
実線で示すように、巻取りリボンリール17を巻取り用
リール台69から取り外し、切断されたインクリボン9
4を取り除く。切断されたインクリボン94を取り除か
れた巻取りリボンリール17を図14の2点鎖線に示す
ように巻取りリール台69と軸受部19に取り付けて、
次の印画準備をする。この軸受部19に巻取りリボンリ
ール17の先端部17dを着脱する場合には、ビス19
c止めされた軸受部19の上支持板19bを着脱するこ
とにより行う。次に、プラテン21とサーマルヘッド1
6間の切断されたインクリボン94、及び切断されたイ
ンクリボン94を巻き戻したリボンカートリッジ90を
新しいリボンカートリッジ90と交換することにより印
画が再開される。
【0031】また、上記インクリボン94を使いきった
後、又は、リボンカートリッジ90を途中で交換する場
合には、リボンカートリッジ90の供給リボンリール9
3にインクリボン94を完全に巻き戻してからリボンカ
ートリッジ90をリボンカートリッジ収納部13から取
り外す。このインクリボン94を巻き戻す場合に、図1
0の実線及び図12に示すように、リボン案内制動板8
0の先端80bが巻取りリボンリール17の巻付胴部1
7aに巻かれているインクリボン94に圧接して、該イ
ンクリボン94にバックテンションを付与して供給リボ
ンリール93へ巻き戻す際のインクリボン94の弛みを
防止している。そして、モータ53により供給用リール
台52を時計方向に回転することにより、上記インクリ
ボン94はリボンカートリッジ90内の供給リボンリー
ル93に巻き戻される。このインクリボン94の巻き戻
し完了直前時に、捩りコイルバネ18aの付勢力により
爪18が巻取りリボンリール17の巻付胴部17aの凹
部17bより起立し、インクリボン94の先端に接合さ
れたリボン引出シート95の引出係合孔95aが上記爪
18からスムーズに離れる。そして、上記リボン引出シ
ート95がプラテン21と各ピンチローラ45間と、キ
ャプスタン軸50とピンチローラ51間とを通過して上
記供給リボンリール93に完全に巻き取られる。
【0032】このように、サーマルヘッド16をサブシ
ャーシ15を介してシャーシ3に直接固定し、上記サー
マルヘッド16に対してプラテン21をプラテン揺動機
構30により揺動させてサーマルヘッド16に接触,離
反するように構成したので、上記シャーシ3を放熱板と
して利用することができ、高い放熱効果を得ることがで
きる。その結果従来のような強制空冷用のモータファン
等が不要となるため、モータファンの取付けスペースを
省くことができ、その分プリンタ本体2を超小型化,薄
型化することができて携帯性を向上させることができる
と共に、低消費電力化を図ることができる。また、上記
プラテン21をプラテン回動機構20により上記プラテ
ン揺動機構30に対して回動自在にしたので、このプラ
テン21の回動により給紙モード,印画モード,排紙モ
ード時の印画紙10の紙送りを容易、且つ確実に行うこ
とができる。さらに、これらプラテン回動機構20,プ
ラテン揺動機構30,リボン案内板71,77とリボン
案内ローラ75,79等から成るリボン送り機構等は各
ブロック毎にそれぞれ分離でき、組立て易い構造であ
る。
【0033】また、上記モータファンや、そのドライブ
回路が不要となるので、その分コストダウンを図ること
ができる。さらに、取付けスペースの大きいサーマルヘ
ッド16に対して、プラテン21をプラテン揺動機構3
0でサーマルヘッド16に圧接,非圧接することで、印
画動作を行うため、リボンカートリッジ90の小型化と
相俟って、プリンタ1全体を一段と小型化,薄型軽量化
することができる。
【0034】さらに、シングルリールタイプのリボンカ
ートリッジ90を採用すると共に、該リボンカートリッ
ジ90の接合鍔部96に形成された切欠部96bを利用
してリボンカートリッジ収納部13にリボンカートリッ
ジ90をロックレバー110によりロックするようにし
たので、リボンカートリッジ90をロックする機構を簡
素化することができ、この点からもプリンタ全体の小型
化を図ることができる。このリボンカートリッジ収納部
13にリボンカートリッジ90を位置決めする際に、位
置決め用のピン等を設けずに、リボン引出手段であるキ
ャプスタン軸50とピンチローラ51を使用すること
で、上記リボンカートリッジ90の位置決めとリボン引
出し用の軸を上記キャプスタン軸50とピンチローラ5
1で兼用したので、リボンカートリッジ90の取付スペ
ースや部品点数の削減を図ることができ、プリンタ全体
の超小型化,軽量化をより一段と図ることができる。
【0035】また、上記リボンカートリッジ90のイン
クリボン94の巻き取りを、巻取りリボンリール17の
中央に形成された凹部17bに出没する爪18がインク
リボン94の先端に接合されたリボン引出シート95の
引出係合孔95aに係止することにより行うようにした
ので、キャプスタン軸50とピンチローラ51間及びプ
ラテン21と各ピンチローラ45間から送られてくるイ
ンクリボン94のリボン引出シート95を上記巻取りリ
ボンリール17の巻付胴部17aの中央に位置する上記
爪18によりスムーズかつ容易に引っ掛けてインクリボ
ン94を装填することができ、装填後も巻きムラ,横ズ
レ等がなく、巻取りリボンリール17の巻付胴部17a
に対するインクリボン94のセンター合わせが確実にな
り、その分インクリボン94幅のマージンが小さくて済
む。また、巻き戻しの最終時には上記巻取りリボンリー
ル17の巻付胴部17aからインクリボン94を速やか
に離してスムーズに巻き戻すことができる。
【0036】上記巻取りリボンリール17の爪18とリ
ボン引出シート95の引出係合孔95aとのチャッキン
グ状態は、該リボン引出シート95に施されたマーカー
95bをプリンタ本体2内に設けられた光学センサ99
で読み取ることにより検出するようにし、この光学セン
サ99でリボン引出シート95が巻取りリボンリール1
7の爪18にチャッキングされていないと検出された場
合には、インクリボン94をある程度引き戻して巻取り
リボンリール17の爪18にリボン引出シート95が確
実にチャッキングされるまで再度上記チャッキング動作
を繰り返すようにしたので、上記リボン引出シート95
を巻取りリボンリール17の爪18に確実にチャッキン
グすることができ、インクリボン94を巻取りリボンリ
ール17の巻付胴部17aに確実に巻き付けることがで
きる。
【0037】さらに、上記リボン引出シート95を巻取
りリボンリール17の爪18でチャッキングする際に、
リボン引出シート95はリボン案内制動板80で確実に
爪18に案内されるため、インクリボン94の巻取りリ
ボンリール17の巻付胴部17aへの導入が容易とな
る。また、インクリボン94の巻き戻しは、上記リボン
案内制動板80をインクリボン94に当てて行うように
したので、インクリボン94を弛みなくリボンカートリ
ッジ90内の供給リボンリール93に巻き戻すことがで
きる。このインクリボン94へのバックテンション付与
及びリボン引出シート95の案内を1枚の上記リボン案
内制動板80で行うようにしたので、この点からも部品
点数を削減でき、その分低コスト化及び超小型・軽量化
を図ることができる。尚、上記インクリボン94の巻き
戻し時にリボン案内制動板80をインクリボン94に直
接圧接させて行うようにしたので、リボン巻径に依存し
ないで、一定のバックテンションをインクリボン94に
付与することができる。このリボンカートリッジ90は
一過性(使い捨て)のものであるため、巻き戻し時にイ
ンクリボン94にリボン案内制動板80を直接接触させ
ても問題となることはない。
【0038】さらにまた、プリンタ本体2に取付けられ
た軸受部19と巻取り用リール台69間に、巻取りリボ
ンリール17を着脱自在に設けたので、インクリボン切
断時のイマージェンシー対策が容易であり、インクリボ
ン切断時に、切断されたインクリボン94をそれぞれ巻
き取った巻取りリボンリール17及びリボンカートリッ
ジ90をプリンタ本体2から容易に取り外して交換する
ことができる。尚、インクリボン94を巻き取ったり、
巻き戻したりすることができるので、インクリボン94
を巻き戻して2度以上使用してランニングコストを低減
させたり、インクリボン94の印画開始ポイントを任意
の場所に設定することができる。
【0039】尚、前記実施例によれば、印画紙を給紙ガ
イド板に手差しで給紙するようにしたが、プリンタ本体
に、複数枚の印画紙を収納する給紙トレーを着脱自在に
設けて、自動給紙するようにしてもよい。また、インク
リボンのリボン引出シートをチャッキングする(引掛け
る)爪を金属製の捩りコイルバネで傾倒状態より起立状
態になるように常に付勢するようにしたが、金属製の板
バネ或は樹脂製のばね等の弾性部材により爪を起立付勢
するようにしてもよい。さらに、上記爪とリボン引出シ
ートのチャッキング状態を光学センサにより検出するよ
うにしたが、検出手段は光学式に限られず、リボン引出
シートに磁性材を施して磁気センサにより磁気的に検出
したり、電気抵抗の変化或は化学変化により検出するよ
うにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明のプリンタによ
れば、リボンカートリッジ内のインクリボンを巻取る巻
取りリボンリールに対してリボン案内制動手段を接触,
離反自在に設けたので、リボンカートリッジ内のインク
リボンを巻取りリボンリールに巻き付ける場合に、上記
リボン案内制動手段を巻取りリボンリールに接触させて
おくことにより、リボンカートリッジから引き出された
インクリボンを確実に巻取りリボンリールに案内させる
ことができると共に、インクリボンをリボンカートリッ
ジ内に巻き戻す場合に、巻取りリボンリールに巻き付け
られているインクリボンにリボン案内制動手段を直接接
触させることにより、リボンリールの径に関係なくイン
クリボンに一定のバックテンションを常に付与させて、
インクリボンを弛ませることなくリボンカートリッジ内
に確実に巻き戻すことができる。このように、インクリ
ボンの巻取りリボンリールへのリボンガイディング機能
と、インクリボンの巻き戻し時にインクリボンにバック
テンションを付与させるブレーキ機能の2つの役目を、
上記リボン案内制動手段の1部品で兼用するようにした
ので、その分部品点数を削減することができ、プリンタ
の小型化,低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すカラービデオプリン
タの右側面図。
【図2】上記プリンタの平面図。
【図3】上記プリンタの要部の説明図。
【図4】上記プリンタの駆動系の説明図。
【図5】上記プリンタのリボンカートリッジ収納部を一
部断面で示す平面図。
【図6】上記リボンカートリッジ収納部の側面図。
【図7】上記プリンタのプラテン揺動機構の斜視図。
【図8】上記プリンタに用いられるプラテン回動機構の
平面図。
【図9】上記プラテン回動機構の側面説明図。
【図10】上記プリンタのインクリボン引出し状態を示
す説明図。
【図11】上記プリンタに用いられるリボン案内制動板
のインクリボン案内時の斜視図。
【図12】上記リボン案内制動板のインクリボン制動時
の斜視図。
【図13】上記プリンタに用いられる巻取りリボンリー
ル及びその駆動系の平面図。
【図14】上記巻取りリボンリールの着脱状態を示す説
明図。
【図15】上記プリンタに用いられるピンチローラ駆動
機構の斜視図。
【図16】上記プリンタに用いられる制御システムのブ
ロック図。
【図17】上記プリンタのインクリボン巻取り,巻戻し
状態の説明図。
【図18】上記インクリボンの切断状態の説明図。
【図19】上記プリンタに用いられるリボンカートリッ
ジの斜視図。
【図20】上記プリンタのインクリボンの自動装填状態
を示す概略説明図。
【図21】上記プリンタの給紙状態を示す概略説明図。
【図22】上記プリンタの印画状態を示す概略説明図。
【図23】上記プリンタの紙戻し状態を示す概略説明
図。
【図24】上記プリンタのインクリボン送り状態を示す
概略説明図。
【図25】上記プリンタの排紙状態を示す概略説明図。
【符号の説明】 1…プリンタ、2…プリンタ本体、17…巻取りリボン
リール、80…リボン案内制動板(リボン案内制動手
段)、90…リボンカートリッジ、94…インクリボ
ン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下羽 真樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 飯間 伸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 成田 睦子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ本体内に、リボンカートリッジ
    のインクリボンを巻取る巻取りリボンリールを回動自在
    に設けたプリンタにおいて、上記巻取りリボンリールに
    対してリボン案内制動手段を接触,離反自在に設けたこ
    とを特徴とするプリンタ。
JP3275893A 1991-10-24 1991-10-24 プリンタ Pending JPH05112047A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3275893A JPH05112047A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

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Publications (1)

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JPH05112047A true JPH05112047A (ja) 1993-05-07

Family

ID=17561910

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JP3275893A Pending JPH05112047A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 プリンタ

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JP (1) JPH05112047A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11202723B2 (en) 2016-07-01 2021-12-21 The Procter & Gamble Company Absorbent articles with improved topsheet dryness

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11202723B2 (en) 2016-07-01 2021-12-21 The Procter & Gamble Company Absorbent articles with improved topsheet dryness

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