JPH0511044Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0511044Y2 JPH0511044Y2 JP1985029634U JP2963485U JPH0511044Y2 JP H0511044 Y2 JPH0511044 Y2 JP H0511044Y2 JP 1985029634 U JP1985029634 U JP 1985029634U JP 2963485 U JP2963485 U JP 2963485U JP H0511044 Y2 JPH0511044 Y2 JP H0511044Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spindle
- elastic
- lower link
- toe
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 13
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 claims description 12
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 11
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は後輪を独立懸架するストラツト型リヤ
サスペンシヨンに関するものである。
サスペンシヨンに関するものである。
（従来の技術）
この種リヤサスペンシヨンとして本願出願人は
実開昭55−1556号公報により先に第４図に示す如
きものを提案した。このリヤサスペンシヨンは、
弾性ブツシユ１，２を介して車体３に上下方向揺
動可能に取付けられたロワリンク４を具え、後輪
５を支持したスピンドル６をロワリンク４に後輪
転舵方向へ揺動可能に取付け、スピンドル６には
ナツクルアーム７を一体に設けて、その先端を、
車体３に枢支したコントロールロツド８に枢着す
る。
実開昭55−1556号公報により先に第４図に示す如
きものを提案した。このリヤサスペンシヨンは、
弾性ブツシユ１，２を介して車体３に上下方向揺
動可能に取付けられたロワリンク４を具え、後輪
５を支持したスピンドル６をロワリンク４に後輪
転舵方向へ揺動可能に取付け、スピンドル６には
ナツクルアーム７を一体に設けて、その先端を、
車体３に枢支したコントロールロツド８に枢着す
る。
かかる構成において、制動時に路面から後輪５
に入力される制動力FBは、弾性ブツシユ１，２
が夫々の軸線方向に弾性変形し易いことによつ
て、この弾性変形を介しロワリンク４を２点鎖線
で示すように移動させる。この移動中コントロー
ルロツド８はナツクルアーム４に対し相対回動さ
れ、後輪５が２点鎖線で示す如くトーイン方向に
トー角変化されることで、制動時における操縦安
定性を向上させることができる。
に入力される制動力FBは、弾性ブツシユ１，２
が夫々の軸線方向に弾性変形し易いことによつ
て、この弾性変形を介しロワリンク４を２点鎖線
で示すように移動させる。この移動中コントロー
ルロツド８はナツクルアーム４に対し相対回動さ
れ、後輪５が２点鎖線で示す如くトーイン方向に
トー角変化されることで、制動時における操縦安
定性を向上させることができる。
（考案が解決しようとする問題点）
しかしかかる構成では、加速によつて後輪５に
加速力FAが加わる時、弾性ブツシユ１，２の逆
の軸線方向弾性変形によつてロワリンク４が逆方
向へ移動され、この移動中コントロールロツド８
はナツクルアーム７及びスピンドル６を介し後輪
５をトーアウト方向へトー角変化させることにな
る。
加速力FAが加わる時、弾性ブツシユ１，２の逆
の軸線方向弾性変形によつてロワリンク４が逆方
向へ移動され、この移動中コントロールロツド８
はナツクルアーム７及びスピンドル６を介し後輪
５をトーアウト方向へトー角変化させることにな
る。
ところで、かかるトーアウト方向のトー角変化
はステア特性をオーバーステア傾向となし、旋回
中の急加速操縦不安定の事態を惹起すると共に、
高速走行中は直進走行であつても急加速の度に走
行安全性が悪くなるといつた問題を生ずる。
はステア特性をオーバーステア傾向となし、旋回
中の急加速操縦不安定の事態を惹起すると共に、
高速走行中は直進走行であつても急加速の度に走
行安全性が悪くなるといつた問題を生ずる。
（問題点を解決するための手段）
本考案はこの問題を解決するため、前記型式の
リヤサスペンシヨンにおいて、弾性ブツシユの上
記逆の軸線方向弾性変形を制限するストツパーを
設けて、加速時にスピンドルがトーアウト方向へ
回動されるのを防止するよう構成したものであ
る。
リヤサスペンシヨンにおいて、弾性ブツシユの上
記逆の軸線方向弾性変形を制限するストツパーを
設けて、加速時にスピンドルがトーアウト方向へ
回動されるのを防止するよう構成したものであ
る。
（作用）
かかる本考案の構成においては、加速時弾性ブ
ツシユの弾性変形がストツパーにより制限され、
後輪をトーアウト方向へトー角変化させることが
ない。従つて、旋回走行中の急加速によつても、
操縦不安定になることがないと共に、直進高速走
行中の急加速時、走行安定性が悪くなることもな
くなる。
ツシユの弾性変形がストツパーにより制限され、
後輪をトーアウト方向へトー角変化させることが
ない。従つて、旋回走行中の急加速によつても、
操縦不安定になることがないと共に、直進高速走
行中の急加速時、走行安定性が悪くなることもな
くなる。
（実施例）
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
明する。
第１図乃至第３図は本考案一実施の態様で、図
中第４図におけると同様の部分を同一符号にて示
す。
中第４図におけると同様の部分を同一符号にて示
す。
ロワリンク４はＡ字状とし、その両脚部先端カ
ラー４ａ，４ｂを弾性ブツシユ１，２を介して車
体３に上下方向揺動可能に取付け、頂部４ｃにボ
ールジヨイント９を介してスピンドル６を取付
け、このスピンドルに後輪（図示例では右後輪）
５を回転自在に支持する。スピンドル６は、シヨ
ツクアブソーバ１０及びサスペンシヨンスプリン
グ１１よりなるストラツト１２の下端に固着し、
ストラツト１２の上端はインシユレータ１３を介
して車体３に取付ける。
ラー４ａ，４ｂを弾性ブツシユ１，２を介して車
体３に上下方向揺動可能に取付け、頂部４ｃにボ
ールジヨイント９を介してスピンドル６を取付
け、このスピンドルに後輪（図示例では右後輪）
５を回転自在に支持する。スピンドル６は、シヨ
ツクアブソーバ１０及びサスペンシヨンスプリン
グ１１よりなるストラツト１２の下端に固着し、
ストラツト１２の上端はインシユレータ１３を介
して車体３に取付ける。
かくて、スピンドル６はロワリンク頂部４ｃ
に後輪転舵方向へ揺動可能に取付けられるが、こ
のスピンドル６にナツクルアーム７を一体結合す
る。ナツクルアーム７の先端にはボールジヨイン
ト１４を介してコントロールロツド８の一端を取
付け、コントロールロツド８の他端はボールジヨ
イント１５を介して車体３に取付ける。
に後輪転舵方向へ揺動可能に取付けられるが、こ
のスピンドル６にナツクルアーム７を一体結合す
る。ナツクルアーム７の先端にはボールジヨイン
ト１４を介してコントロールロツド８の一端を取
付け、コントロールロツド８の他端はボールジヨ
イント１５を介して車体３に取付ける。
弾性ブツシユ１，２は夫々第３図に明示するよ
うな同様の構成とし、車体ブラケツト１６に挿入
したインナチユーブ１７と、これに同心のアウタ
チユーブ１８と、これらチユーブ間に固着した環
状ゴム体１９とで構成し、インナチユーブ１７に
挿通したボルト２０により弾性ブツシユ１，２を
ブラケツト１６、従つて車体３に取付ける。そし
て、アウタチユーブ１８にカラー４ａ，４ｂを嵌
合することにより、ロワリンク４の両脚部を弾性
ブツシユ１，２を介して車体３に上下方向揺動可
能に取付け、環状ゴム体１９にはストツパー２１
を一体成形により設けて、車体ブラケツト１６と
の衝合により、第１図中矢印ａ方向における弾性
ブツシユ１，２の弾性変形を制限し得るようにす
る。
うな同様の構成とし、車体ブラケツト１６に挿入
したインナチユーブ１７と、これに同心のアウタ
チユーブ１８と、これらチユーブ間に固着した環
状ゴム体１９とで構成し、インナチユーブ１７に
挿通したボルト２０により弾性ブツシユ１，２を
ブラケツト１６、従つて車体３に取付ける。そし
て、アウタチユーブ１８にカラー４ａ，４ｂを嵌
合することにより、ロワリンク４の両脚部を弾性
ブツシユ１，２を介して車体３に上下方向揺動可
能に取付け、環状ゴム体１９にはストツパー２１
を一体成形により設けて、車体ブラケツト１６と
の衝合により、第１図中矢印ａ方向における弾性
ブツシユ１，２の弾性変形を制限し得るようにす
る。
上記実施例の作用を次に説明する。
制動時路面から後輪５に入力される制動力FB
（第１図参照）は、弾性ブツシユ１，２の第１図
中ｂ方向の弾性変形を介しロワリンク４を第４図
につき前述したと同様に移動させる。この移動中
コントロールロツド８はナツクルアーム７を介し
スピンドル６をロワリンク４に対し第１図中反時
計方向へ回転させ、後輪５がトーイン方向へトー
角変更されることで、制動時における操縦性、安
全性を向上させることは従来と同じである。
（第１図参照）は、弾性ブツシユ１，２の第１図
中ｂ方向の弾性変形を介しロワリンク４を第４図
につき前述したと同様に移動させる。この移動中
コントロールロツド８はナツクルアーム７を介し
スピンドル６をロワリンク４に対し第１図中反時
計方向へ回転させ、後輪５がトーイン方向へトー
角変更されることで、制動時における操縦性、安
全性を向上させることは従来と同じである。
ところで、加速によつて後輪５に加速力FAが
加る時、弾性ブツシユ１，２は逆に第１図中矢印
ａ方向に弾性変形されようとする。この弾性変形
は、ロワリンク４の対応方向移動によりコントロ
ールロツド８の存在下でスピンドル６を第１図中
時針方向へ回動させて後輪５をトーアウト方向へ
トー角変更させることになるが、ブツシユ１，２
の当該弾性変形はストツパー２１により制限され
るため、トーアウト方向へのトー角変更を防止で
きる。従つて、旋回中の急加速時に急にオーバー
ステア傾向になつて、操縦不安定になることがな
いと共に、直進高速走行中の加速時に走行安定性
が悪くなることもなくなる。
加る時、弾性ブツシユ１，２は逆に第１図中矢印
ａ方向に弾性変形されようとする。この弾性変形
は、ロワリンク４の対応方向移動によりコントロ
ールロツド８の存在下でスピンドル６を第１図中
時針方向へ回動させて後輪５をトーアウト方向へ
トー角変更させることになるが、ブツシユ１，２
の当該弾性変形はストツパー２１により制限され
るため、トーアウト方向へのトー角変更を防止で
きる。従つて、旋回中の急加速時に急にオーバー
ステア傾向になつて、操縦不安定になることがな
いと共に、直進高速走行中の加速時に走行安定性
が悪くなることもなくなる。
（考案の効果）
かくして本考案リヤサスペンシヨンは上述の如
く、弾性ブツシユ１，２の加速時における軸線方
向弾性変形を制限するようストツパー２１を設け
たから、加速時弾性ブツシユ１，２の対応した軸
線方向における弾性変形で後輪５がトーアウト方
向へトー角変更されるのを防止可能である。従つ
て、旋回走行中の急加速によつても、オーバース
テア傾向とならず、操縦不安定になるのを防止で
きると共に、直進高速走行中の加速時、走行安定
性が悪くなることもなくなる。
く、弾性ブツシユ１，２の加速時における軸線方
向弾性変形を制限するようストツパー２１を設け
たから、加速時弾性ブツシユ１，２の対応した軸
線方向における弾性変形で後輪５がトーアウト方
向へトー角変更されるのを防止可能である。従つ
て、旋回走行中の急加速によつても、オーバース
テア傾向とならず、操縦不安定になるのを防止で
きると共に、直進高速走行中の加速時、走行安定
性が悪くなることもなくなる。
第１図は車両の右後輪用に構成した本考案リヤ
サスペンシヨンの平面図、第２図は同じくその車
両後方から見た背面図、第３図は同リヤサスペン
シヨンの弾性ブツシユを第１図の−線上で断
面として示す拡大断面図、第４図は従来のリヤサ
スペンシヨンを第１図と同様の方向に見て示す略
線図である。 １，２……弾性ブツシユ、３……車体、４……
ロワリンク、５……右後輪、６……スピンドル、
７……ナツクルアーム、８コントロールロツド、
９……ボールジヨイント、１２……ストラツト、
１３……インシユレータ、１６……車体ブラケツ
ト、１７……インナチユーブ、１８……アウタチ
ユーブ、１９……環状ゴム体、２０……ボルト、
２１……ストツパー。
サスペンシヨンの平面図、第２図は同じくその車
両後方から見た背面図、第３図は同リヤサスペン
シヨンの弾性ブツシユを第１図の−線上で断
面として示す拡大断面図、第４図は従来のリヤサ
スペンシヨンを第１図と同様の方向に見て示す略
線図である。 １，２……弾性ブツシユ、３……車体、４……
ロワリンク、５……右後輪、６……スピンドル、
７……ナツクルアーム、８コントロールロツド、
９……ボールジヨイント、１２……ストラツト、
１３……インシユレータ、１６……車体ブラケツ
ト、１７……インナチユーブ、１８……アウタチ
ユーブ、１９……環状ゴム体、２０……ボルト、
２１……ストツパー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 弾性ブツシユを介して車体に上下方向揺動可能
に取付けられたロワリンクを具え、後輪を支持し
たスピンドルを該ロワリンクに後輪転舵方向へ揺
動可能に取付け、制動時前記弾性ブツシユの一方
のブツシユ軸線方向における弾性変形によつて生
ずるロワリンクの移動中、車体に枢支したコント
ロールロツドにより前記スピンドルをトーイン方
向へ回動させるようにしたリヤサスペンシヨンに
おいて、 前記弾性ブツシユの上記と逆のブツシユ軸線方
向における弾性変形を制限するストツパーを設け
て、加速時に前記スピンドルがトーアウト方向へ
回動されるのを防止するよう構成したリヤサスペ
ンシヨン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985029634U JPH0511044Y2 (ja) | 1985-03-04 | 1985-03-04 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985029634U JPH0511044Y2 (ja) | 1985-03-04 | 1985-03-04 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61146407U JPS61146407U (ja) | 1986-09-09 |
| JPH0511044Y2 true JPH0511044Y2 (ja) | 1993-03-18 |
Family
ID=30528622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985029634U Expired - Lifetime JPH0511044Y2 (ja) | 1985-03-04 | 1985-03-04 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0511044Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210029255A (ko) | 2018-07-30 | 2021-03-15 | 메이덴샤 코포레이션 | 안전 펜스 및 차량시험장치 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5873410A (ja) * | 1981-10-27 | 1983-05-02 | Mazda Motor Corp | 自動車のリヤサスペンシヨン |
| JPS58188711A (ja) * | 1982-04-29 | 1983-11-04 | Mazda Motor Corp | リヤサスペンシヨン |
| JPS5941847U (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-17 | ナイルス部品株式会社 | リレ− |
-
1985
- 1985-03-04 JP JP1985029634U patent/JPH0511044Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5873410A (ja) * | 1981-10-27 | 1983-05-02 | Mazda Motor Corp | 自動車のリヤサスペンシヨン |
| JPS58188711A (ja) * | 1982-04-29 | 1983-11-04 | Mazda Motor Corp | リヤサスペンシヨン |
| JPS5941847U (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-17 | ナイルス部品株式会社 | リレ− |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210029255A (ko) | 2018-07-30 | 2021-03-15 | 메이덴샤 코포레이션 | 안전 펜스 및 차량시험장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61146407U (ja) | 1986-09-09 |
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