JPH05109670A - ドライエツチング方法 - Google Patents

ドライエツチング方法

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JPH05109670A
JPH05109670A JP26948891A JP26948891A JPH05109670A JP H05109670 A JPH05109670 A JP H05109670A JP 26948891 A JP26948891 A JP 26948891A JP 26948891 A JP26948891 A JP 26948891A JP H05109670 A JPH05109670 A JP H05109670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gaas
gas
oxide film
electron beam
dry etching
Prior art date
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Pending
Application number
JP26948891A
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English (en)
Inventor
Nobukazu Takado
宣和 高堂
Shigeru Kawamoto
滋 河本
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間に半導体酸化膜を生成して超微細加工
が可能なドライエッチング方法を提供する。 【構成】 GaAs基板11上に1μm厚のGaAs成
長層12を結晶成長し、GaAs成長層12表面に電子
サイクロトロン共鳴(ECR)により生成した酸素プラ
ズマ14を2分間照射し、GaAs表面を酸化する。次
に加速電圧3kVの電子ビーム15を表面のGaAs酸
化膜13に部分的に照射する。次に基板温度100℃に
加熱し、5×10-5Torrの塩素ガス16中で30分
間ガスエッチングを行なう。この結果、電子ビーム15
を照射したGaAs酸化膜13の表面だけがガスエッチ
ングされ、さらにその部分のGaAs結晶も深さ60n
mが引続きガスエッチングされた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化合物半導体の電子ビ
ームを用いたドライエッチング方法、さらに詳しくはナ
ノメータレベルの精密なドライエッチング方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】III−V族化合物半導体へのドライエ
ッチング技術は、半導体プロセス上重要である。特に最
近では、量子効果が現れるナノメータレベルのドライエ
ッチング技術に注目されている。
【0003】このようなナノメータレベルのドライエッ
チングには、集束電子ビームを用いて表面の酸化膜にパ
ターンを形成し、これをエッチングマスクトシテドライ
エッチングする方法がジェイ・アプライド・フィジク
ス,67(9),1メイ 1990(J.Appl.P
hys.67(9),1 May 1990)に掲載の
エム.タネヤら(M.Taneya,et.al.)に
よる文献“ノヴェルエレクトロンビーム リソグラフィ
ー フォア インシチュウパターニング オブ GaA
s ユウジング アン オキサイズドサーフェイスシン
レイヤー アズ ア レジスト”(“Novel el
ectron−beam lithography f
or in situ patterning of
GaAs using an oxidized su
rface thin iayer sa a res
ist”)に提案されている。
【0004】図3は、この従来例の工程図である。図3
(a)に示すように、分子線結晶成長(MBE)法によ
りGaAs基板31上に成長したGaAs成長層32の
表面に1気圧の酸素ガス34雰囲気中で光照射35を6
0分以上行ない、GaAs酸化膜33を形成する。
【0005】次に同図(b)に示すように、塩素ガス3
6の雰囲気中で電子ビーム37をGaAs酸素膜33に
照射し、選択的にGaAs酸化膜33を除去する。
【0006】次に同図(c)に示すように、パターン化
されたGaAs酸化膜33をエッチングマスクとして塩
素ガスエッチングする。以上のように電子ビームが照射
された場所のGaAsが選択的にエッチングされる。
【0007】このような電子ビームを用いたドライエッ
チングによれば、イオンに比べて1万倍以上も軽い電子
を照射するため、従来のイオン照射を用いたドライエッ
チングのようなイオン衝撃による損傷がなく、非常に低
損傷である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、Ga
Asのガスエッチングに対し十分な耐性を持つGaAs
酸化膜の生成には、1気圧の高圧酸素ガス中で60分以
上の光酸化が必要である。さらに、1気圧の高圧酸素ガ
スを排気し、高真空とするために多大な時間を必要とす
る。このように酸化膜の生成に関連する工程には時間が
かかりすぎるという問題点があった。
【0009】本発明の目的は、半導体酸化膜の生成を短
時間に行ない、超微細加工が可能なドライエッチング方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるドライエッチング方法においては、I
II−V族化合物半導体の表面酸化膜に電子ビームを照
射し、電子ビームを照射した部分の前記化合物半導体結
晶のエッチングを行なうドライエッチング方法であっ
て、前記化合物半導体の表面酸化膜は、酸素(O2)ラ
ジカルを用いて形成するものである。
【0011】
【作用】酸素(O2)ラジカルにより半導体を酸化でき
るため、ハロゲンガスエッチングに十分な耐性を持つ酸
化膜を数分という短時間で形成することができる。また
酸化に必要な酸素ガス圧も10-5〜10-4Torrと低
いため、次の工程に向けて酸素ガスを排気し、高真空に
することも短時間で可能である。
【0012】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施例を示す工程
図である。図1(a)に示すように、GaAs基板11
上に1μm厚のGaAs成長層12を結晶成長し、その
GaAs成長層12の表面に、電子サイクロトロン共鳴
(ECR)により生成した酸素プラズマ14を2分間照
射し、GaAs表面を酸化してGaAs酸化層13を形
成した。このときのECRプラズマ室の酸素ガス圧は5
×10-5〜Torrである。
【0014】次に同図(b)に示すように、加速電圧3
kVの電子ビーム15を表面のGaAs酸化膜13に部
分的に照射した。
【0015】次に同図(c)に示すように基板温度10
0℃に加熱し、5×10-5〜Torrの塩素ガス16中
で30分間ガスエッチングを行なった。この結果、電子
ビーム15を照射したGaAs酸化膜13表面だけがガ
スエッチングされ、さらにその部分のGaAs結晶も深
さ60nmが引続きガスエッチングされた。
【0016】一方、電子ビーム15が照射されなかった
GaAs酸化膜13には、塩素ガス16によるガスエッ
チングは起きなかった。
【0017】図2は、本発明の第2の実施例を示す工程
図である。図2(a)に示すように、GaAs基板21
上に1μm厚のGaAs成長層22を結晶成長し、その
表面に、電子サイクロトロン共鳴(ECR)により生成
した酸素プラズマ24を2分間照射し、GaAs表面を
酸化してGaAs酸化層23を形成した。このときのE
CRプラズマ室の酸素ガス圧は、5×10-5〜Torr
である。
【0018】次に同図(b)に示すように基板温度60
℃に加熱し、2×10-3〜Torrの塩素ガス25雰囲
気中で加速電圧5kVの電子ビーム26を表面のGaA
s酸化膜23に部分的に照射し、電子ビームアシストエ
ッチングを5分間行なった。
【0019】この結果、電子ビーム26を照射したGa
As酸化膜23表面だけがエッチングされ、さらにその
部分のGaAs結晶も深さ100nmが引続きガスエッ
チングされた。一方、電子ビーム26が照射されなかっ
たGaAs酸化膜23には塩素ガスによるガスエッチン
グは起きなかった。
【0020】本発明は、III−V族化合物半導体の表
面酸化膜を酸素ラジカルを用いて形成し、表面酸化膜に
電子ビームを照射し、電子ビームを照射した部分の化合
物半導体のエッチングを行なうものであり、電子ビーム
の照射に際しては、電子ビームの照射のみによるほか、
ハロゲン電子を含む反応性ガス中で照射すればよく、ま
た、エッチングは、ハロゲン電子を含む反応性ガスによ
るガスエッチングのほか、電子ビームを照射による電子
ビームアシストエッチングにより行なうことができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によるドライエッチング方法によ
れば、酸素ラジカルにより半導体を酸化することで酸化
膜を短時間で形成でき、しかも、ハロゲンガスエッチン
グに対し、耐性の強い半導体酸化膜を形成することがで
きる。従って、深いハロゲンガスエッチングでも本発明
による半導体酸化膜はガスエッチングされず、良好なエ
ッチングパターンを作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は、本発明の第1の実施例のド
ライエッチング方法の工程図である。
【図2】(a)〜(c)は、本発明の第2の実施例のド
ライエッチング方法の工程図である。
【図3】(a)〜(c)は、従来例のドライエッチング
方法の工程図である。
【符号の説明】
11,21 GaAs基板 12,22 GaAs成長層 13,23 GaAs酸化層 14,24 酸素プラズマ 15,26 電子ビーム 16,25 塩素(Cl2)ガス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 III−V族化合物半導体の表面酸化膜
    に電子ビームを照射し、電子ビームを照射した部分の前
    記化合物半導体結晶のエッチングを行なうドライエッチ
    ング方法であって、 前記化合物半導体の表面酸化膜は、酸素(O2)ラジカ
    ルを用いて形成するものであることを特徴とするドライ
    エッチング方法。
JP26948891A 1991-10-17 1991-10-17 ドライエツチング方法 Pending JPH05109670A (ja)

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