JPH0510852U - 回転伝達機構 - Google Patents
回転伝達機構Info
- Publication number
- JPH0510852U JPH0510852U JP6583991U JP6583991U JPH0510852U JP H0510852 U JPH0510852 U JP H0510852U JP 6583991 U JP6583991 U JP 6583991U JP 6583991 U JP6583991 U JP 6583991U JP H0510852 U JPH0510852 U JP H0510852U
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- Japan
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- rotating body
- bearing
- transmission mechanism
- rotating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 全体の軸長を短くして、実質的な軸受長を長
くすると共に、部品点数の削減を図った回転伝達機構を
提供すること。 【構成】 コイルばね20を軸受11の内周面と回転軸
12の外周面との間の間隙13内に収納し、このコイル
ばね20の両端部を第1,第3回転体14,17の嵌合
突部15,18に当接支承させた。
くすると共に、部品点数の削減を図った回転伝達機構を
提供すること。 【構成】 コイルばね20を軸受11の内周面と回転軸
12の外周面との間の間隙13内に収納し、このコイル
ばね20の両端部を第1,第3回転体14,17の嵌合
突部15,18に当接支承させた。
Description
【0001】
本考案はコンパクトディスクプレーヤ等に適用されるもので、全体の軸長を短 くして、実質的な軸受長を長くした回転伝達機構に関する。
【0002】
従来の回転伝達機構は図2の如く構成されていた。即ち、基板1に設けられた 軸受2に回転自在に嵌挿された回転軸3の両端部に第1,第2歯車4,5が一体 回転自在に設けられている。これら第1,第2歯車4,5相互間に位置して回転 軸3に、第3歯車6が回転自在及び軸線方向に移動自在に設けられている。
【0003】 第2,第3歯車5,6相互間にフェルト等よりなる摩擦伝達機構7が介装され ている。第2歯車5の回転力が摩擦伝達機構7を介して第3歯車6に伝達される 。第1,第3歯車4,6相互間に位置して回転軸3には、ばね受部材8が圧入固 定されている。このばね受部材8と第3歯車6との間にコイルばね9が介装され ている。このコイルばね9により第3歯車6が摩擦伝達機構7を介して第2歯車 5に圧接されている。
【0004】 そして、図示しないモータにより第1歯車4と第2歯車5とが一体に回転し、 この第2歯車5の回転力は摩擦伝達機構7を介して第3歯車6に伝達され、この 第3歯車6が回転する。第2歯車5には第4歯車91が、第3歯車6には第5歯 車92がそれぞれ噛合し、第2,第3歯車5,6の回転に伴い、これらの第4及 び第5歯車91,92が駆動する。
【0005】 また、第3歯車6に過負荷が掛かると、この第3歯車6が摩擦伝達機構7によ り第2歯車5に対してスリップすることにより、この第3歯車6の回転が停止す るが、第2歯車5の回転は継続する。
【0006】
斯かる従来の回転伝達機構にあっては、コイルばね9の一端を受け止めるため のばね受部材8を格別に設けて、回転軸3に圧入固定している。
【0007】 従って、ばね受部材8の配設スペースを必要とするため全体の軸長が長くなり 、コンパクトディスクプレーヤ等の薄型化を図る上で支障をきたすと共に、ばね 受部材8の分だけ部品点数が多くなるという問題点があった。
【0008】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、全体の軸長を短くして、実質的な 軸受長を長くすると共に、部品点数の削減を図った回転伝達機構を提供すること を目的としている。
【0009】
上記目的を達成するため本考案の回転伝達機構は、基板に設けられ且つ両端面 が開口する軸受と、該軸受内に回転自在に遊嵌挿された回転軸と、この回転軸の 一端に一体回転自在に設けられ且つ一側面中央部に前記軸受の一端側に回転自在 に嵌合する嵌合突部を突設した第1回転体と、前記回転軸の他端に一体回転自在 に設けられた第2回転体と、前記第1回転体と前記第2回転体との間に位置して 前記回転軸に回転自在及び軸線方向に移動自在に設けられ且つ一側面中央部に前 記軸受の他端側に回転自在及び軸線方向に移動自在に嵌合する嵌合突部を突設し た第3回転体と、前記第2回転体と前記第3回転体との間に介装されて前記第2 回転体の回転力を前記第3回転体に伝達する摩擦伝達機構と、前記軸受の内周面 と前記回転軸の外周面との間の間隙内に配設され且つ両端部が前記第1回転体の 嵌合突部と前記第3回転体の嵌合突部にそれぞれ当接支承されて前記第3回転体 を前記摩擦伝達機構を介して前記第2回転体に圧接するコイルばねとを具備して なるものである。
【0010】
コイルばねを軸受の内周面と回転軸の外周面との間の間隙内に収納し、しかも 、このコイルばねの両端部を第1,第3回転体の嵌合突部に当接支承させたから 、全体の軸長が短くなり且つ実質的な軸受長が長くなり、しかも、ばね受部材を 格別設ける必要がなくなる。
【0011】
以下、本考案の一実施例を図1に基づき説明する。
【0012】 図1は本考案に係る回転伝達機構の縦断面図であり、同図中、10は基板で、 この基板10には両端面が開口する円筒状の軸受11が設けられている。この軸 受11内には回転軸12が回転自在に遊嵌挿されている。この回転軸12の外周 面と軸受11の内周面との間には間隙13を有しており、この間隙13内に後述 するコイルばねが収納される。
【0013】 回転軸12の一端(図中、下端)には歯車よりなる第1回転体14が一体回転 自在に圧入固定されている。この第1回転体14の一側面(図中、上側面)中央 には嵌合突部15が一体に突設されている。この嵌合突部15は軸受11の一端 側(図中、下端側)内部に回転自在に嵌合されている。回転軸12の他端(図中 、上端)には、歯車よりなる第2回転体16が一体形成されている。
【0014】 第1,第2回転体16相互間に位置して回転軸12には、歯車よりなる第3回 転体17が回転自在及び軸線方向に移動自在に嵌合されている。この第3回転体 17の一側面(図中、下側面)中央には嵌合突部18が一体に突設されている。 この嵌合突部18は軸受11の他端側(図中、上端側)内部に回転自在に嵌合さ れている。
【0015】 第2,第3回転体16,17相互間には、フェルト等よりなる摩擦伝達機構1 9が介装されている。第2回転体16の回転力がこの摩擦伝達機構19を介して 第3回転体17に伝達される。
【0016】 軸受11の内周面と回転軸12の外周面との間の間隙13内に位置して回転軸 12には、コイルばね20が嵌挿されている。このコイルばね20の両端部は、 第1,第3回転体14,17の嵌合突部15,18に当接支承されている。この コイルばね20により、第3回転体17が摩擦伝達機構19を介して第2回転体 16に圧接されている。
【0017】 第1回転体14には、モータ21の駆動軸21aに固定された歯車よりなる第 4回転体22が噛合している。第2回転体16には、歯車よりなる第5回転体2 3が噛合している。第3回転体17には、歯車よりなる第6回転体24が噛合し ている。
【0018】 以上の構成において、モータ21が回転すると第4回転体22、第1回転体1 4、回転軸12、第2回転体16、摩擦伝達機構19を順次介して、第3回転体 17に伝達される。これにより、第5、第6回転体23,24が回転して、図示 しない駆動機構が駆動される。
【0019】 また、第3回転体17に過負荷が掛かると、この第3回転体17は摩擦伝達機 構19により第2回転体16に対してスリップするため回転が停止するが、第2 回転体16は回転を継続する。
【0020】 なお、上記実施例においては、第1〜第6回転体14,16,17,22〜2 4を歯車としたが、これに限られることなく、プーリとしても実施可能である。
【0021】 また、実施例では嵌合突部15,18を、それぞれ軸受11の内側に嵌合する ものとしたが、軸受11の外側に嵌め込む構造としても良い。また、本考案は、 その要旨を逸脱しない範囲で、種々変更し得ることは云うまでもない。
【0022】
以上の如く本考案の回転伝達機構によれば、全体の軸長が短くなるから、コン パクトディスクプレーヤ等の薄型化を図る上で有効である。また、実質的な軸受 長が長くなるから、回転軸が軸受に対して傾くことなく確実に保持され、回転状 態が安定する。しかも、ばね受部材を格別設ける必要がないので、部品点数を削 減し得て、構成の簡素化及びコストダウンを図れる。
【図1】本考案の一実施例に係る回転伝達機構の縦断面
図である。
図である。
【図2】従来の回転伝達機構の縦断面図である。
10 基板 11 軸受 12 回転軸 13 間隙 14 第1回転体 15 嵌合突部 16 第2回転体 17 第3回転体 18 嵌合突部 19 摩擦伝達機構 20 コイルばね
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 基板に設けられ且つ両端面が開口する軸
受と、該軸受内に回転自在に遊嵌挿された回転軸と、こ
の回転軸の一端に一体回転自在に設けられ且つ一側面中
央部に前記軸受の一端側に回転自在に嵌合する嵌合突部
を突設した第1回転体と、前記回転軸の他端に一体回転
自在に設けられた第2回転体と、前記第1回転体と前記
第2回転体との間に位置して前記回転軸に回転自在及び
軸線方向に移動自在に設けられ且つ一側面中央部に前記
軸受の他端側に回転自在及び軸線方向に移動自在に嵌合
する嵌合突部を突設した第3回転体と、前記第2回転体
と前記第3回転体との間に介装されて前記第2回転体の
回転力を前記第3回転体に伝達する摩擦伝達機構と、前
記軸受の内周面と前記回転軸の外周面との間の間隙内に
配設され且つ両端部が前記第1回転体の嵌合突部と前記
第3回転体の嵌合突部にそれぞれ当接支承されて前記第
3回転体を前記摩擦伝達機構を介して前記第2回転体に
圧接するコイルばねとを具備してなる回転伝達機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6583991U JP2528930Y2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 回転伝達機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6583991U JP2528930Y2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 回転伝達機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510852U true JPH0510852U (ja) | 1993-02-12 |
JP2528930Y2 JP2528930Y2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=13298587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6583991U Expired - Fee Related JP2528930Y2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 回転伝達機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528930Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52132693U (ja) * | 1976-04-02 | 1977-10-08 | ||
JP2015218797A (ja) * | 2014-05-15 | 2015-12-07 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用変速機 |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP6583991U patent/JP2528930Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52132693U (ja) * | 1976-04-02 | 1977-10-08 | ||
JPS5625737Y2 (ja) * | 1976-04-02 | 1981-06-18 | ||
JP2015218797A (ja) * | 2014-05-15 | 2015-12-07 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用変速機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2528930Y2 (ja) | 1997-03-12 |
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Legal Events
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