JPH05146174A - 超音波モータ - Google Patents
超音波モータInfo
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- JPH05146174A JPH05146174A JP3304665A JP30466591A JPH05146174A JP H05146174 A JPH05146174 A JP H05146174A JP 3304665 A JP3304665 A JP 3304665A JP 30466591 A JP30466591 A JP 30466591A JP H05146174 A JPH05146174 A JP H05146174A
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- rotor
- ultrasonic motor
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ペンシル型超音波モータのギヤ出力の反力に
よるロータへの影響を取り除き、面圧ムラをなくし、安
定した回転を得て効率の良いモータを提供する。 【構成】 第2の軸部5dにベアリング9を介して一端
部が軸支される出力歯車8の下端部を、バネケース6と
一体に回転するロータ7に回り止め係合部Aを介して係
合し、ロータ7と出力歯車8とを直接連結し、ロータ7
の回転により出力歯車8を回転駆動する。回り止め係合
部Aは軸心に対して対称な位置に一対設けられ、出力ト
ルクの反力によるロータ7への側圧力を相殺する。
よるロータへの影響を取り除き、面圧ムラをなくし、安
定した回転を得て効率の良いモータを提供する。 【構成】 第2の軸部5dにベアリング9を介して一端
部が軸支される出力歯車8の下端部を、バネケース6と
一体に回転するロータ7に回り止め係合部Aを介して係
合し、ロータ7と出力歯車8とを直接連結し、ロータ7
の回転により出力歯車8を回転駆動する。回り止め係合
部Aは軸心に対して対称な位置に一対設けられ、出力ト
ルクの反力によるロータ7への側圧力を相殺する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波振動を用いたペ
ンシル型形状の超音波モータに関するものである。
ンシル型形状の超音波モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ペンシル型の超音波モータとして、本出
願人は図2に示す構成のモータを提案しており、例えば
このモータは鉛筆程度の直径のもので、人間の小指程度
の長さの超小型化も可能なものとして提案されている。
願人は図2に示す構成のモータを提案しており、例えば
このモータは鉛筆程度の直径のもので、人間の小指程度
の長さの超小型化も可能なものとして提案されている。
【0003】この超音波モータは、加振体1と押え体4
との間に電極板2及び圧電素子3を介装し、締結用のボ
ルト5にてこれらを一体的に挟持固定することにより振
動子を構成している。またボルト5の有効ネジ部の端部
からはピン部5aが延出され、その先端部に形成された
二方取部からなる先端回り止め部5bに固定部材10が
回転不能に嵌合すると共に接着固定され、この固定部材
10により振動子の支持固定が行われるようになってい
る。
との間に電極板2及び圧電素子3を介装し、締結用のボ
ルト5にてこれらを一体的に挟持固定することにより振
動子を構成している。またボルト5の有効ネジ部の端部
からはピン部5aが延出され、その先端部に形成された
二方取部からなる先端回り止め部5bに固定部材10が
回転不能に嵌合すると共に接着固定され、この固定部材
10により振動子の支持固定が行われるようになってい
る。
【0004】固定部材10には、先端回り止め部5bの
周囲に軸部10aが形成され、加圧バネ11を内装した
バネケース6の上部がこの軸部10aに嵌合し、軸部1
0aの下端部が加圧バネ11に当接して加圧バネ11の
弾装状態が保持される。
周囲に軸部10aが形成され、加圧バネ11を内装した
バネケース6の上部がこの軸部10aに嵌合し、軸部1
0aの下端部が加圧バネ11に当接して加圧バネ11の
弾装状態が保持される。
【0005】また、バネケース6は下端部がピン部5a
に嵌合すると共に、外周部にはベアリング9が装着さ
れ、このベアリング9に、外周部に歯車部が形成されて
いる出力歯車8が取り付けられ、さらに出力歯車8にロ
ータ7が嵌合している。
に嵌合すると共に、外周部にはベアリング9が装着さ
れ、このベアリング9に、外周部に歯車部が形成されて
いる出力歯車8が取り付けられ、さらに出力歯車8にロ
ータ7が嵌合している。
【0006】駆動用の圧電素子3に所定の交流電界を印
加すると、加振体1の駆動面に形成される円運動により
ロータ7が摩擦駆動されて回転し、出力歯車8がロータ
7と共に回転する。出力歯車8の歯車部には、(不図
示)の伝達ギヤが噛合し、ロータ7の回転を外部に出力
することになる。
加すると、加振体1の駆動面に形成される円運動により
ロータ7が摩擦駆動されて回転し、出力歯車8がロータ
7と共に回転する。出力歯車8の歯車部には、(不図
示)の伝達ギヤが噛合し、ロータ7の回転を外部に出力
することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、超音波モー
タの出力を大きくし、効率よく駆動するにはロータ7を
加振体1の駆動面に対して正しい方向に、正しい圧力で
面圧ムラなく加圧することが最も重要である。しかし、
上記した従来例の構成では、出力歯車8がギヤ出力の反
力を受け、この影響によりロータ7と加振体1との接触
に面圧ムラを生じるという問題があった。
タの出力を大きくし、効率よく駆動するにはロータ7を
加振体1の駆動面に対して正しい方向に、正しい圧力で
面圧ムラなく加圧することが最も重要である。しかし、
上記した従来例の構成では、出力歯車8がギヤ出力の反
力を受け、この影響によりロータ7と加振体1との接触
に面圧ムラを生じるという問題があった。
【0008】図3はこの面圧ムラの発生を説明する模式
図で、図3の(a)において、Rは出力歯車8のギヤピ
ッチの半径、Mは出力トルク、Fはトルクの反力で、出
力歯車8の中心に、F=M/R の側圧がかかる。rは
ロータ7の接触面の半径、Lは出力歯車8の中心とロー
タ7との接触面との距離を示している。一方、出力歯車
8の反力による面圧分布Pは、図3の(b)のように示
すことができる。
図で、図3の(a)において、Rは出力歯車8のギヤピ
ッチの半径、Mは出力トルク、Fはトルクの反力で、出
力歯車8の中心に、F=M/R の側圧がかかる。rは
ロータ7の接触面の半径、Lは出力歯車8の中心とロー
タ7との接触面との距離を示している。一方、出力歯車
8の反力による面圧分布Pは、図3の(b)のように示
すことができる。
【0009】ここで、 P=(F・L・sinθ)/(πr2 )・・・・・・・式(1) Pmax =(F・L)/(πr2 )・・・・・・・・・・式(2) となる。
【0010】従来例では、出力歯車8とロータ7とが摩
擦結合されているので一体と考えられ、また出力歯車8
と加振体1の駆動面との距離Lが長いこと、またバネケ
ース6がピン部5aに軸支されている部分6aを支点と
してロータ7が傾くことができる構造となっている。し
たがって、上記の式(1)、(2)より出力歯車8の出
力の反力による面圧Pが大きく、よって面圧ムラも大き
くなるため、モータの出力及び効率の低下を招くことに
なる。
擦結合されているので一体と考えられ、また出力歯車8
と加振体1の駆動面との距離Lが長いこと、またバネケ
ース6がピン部5aに軸支されている部分6aを支点と
してロータ7が傾くことができる構造となっている。し
たがって、上記の式(1)、(2)より出力歯車8の出
力の反力による面圧Pが大きく、よって面圧ムラも大き
くなるため、モータの出力及び効率の低下を招くことに
なる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を実現する
超音波モータの構成の一例は、挟持する駆動用の電気−
機械エネルギー変換素子に交流電界を印加することによ
り駆動面の表面粒子に円又は楕円運動を形成する振動子
と、該振動子の駆動面に加圧手段を介して押圧されて摩
擦駆動される移動部材と、該移動部材の回転力を回転力
伝達手段を介して伝達され出力を取り出す回転出力部材
とを有し、該回転力伝達手段はモータの回転軸心を中心
にn(n≧2)回回転対称の位置に設けたことを特徴と
する。
超音波モータの構成の一例は、挟持する駆動用の電気−
機械エネルギー変換素子に交流電界を印加することによ
り駆動面の表面粒子に円又は楕円運動を形成する振動子
と、該振動子の駆動面に加圧手段を介して押圧されて摩
擦駆動される移動部材と、該移動部材の回転力を回転力
伝達手段を介して伝達され出力を取り出す回転出力部材
とを有し、該回転力伝達手段はモータの回転軸心を中心
にn(n≧2)回回転対称の位置に設けたことを特徴と
する。
【0012】
【作用】上記した構成の超音波モータは、回転出力部材
に対して出力トルクの反力による移動部材、例えばロー
タへの側圧力は、回転力伝達手段をモータの回転軸心を
中心にn(n≧2)回回転対称の位置に設けたことによ
り相殺し、ロータと振動子の駆動面との面圧ムラをなく
すことができる。
に対して出力トルクの反力による移動部材、例えばロー
タへの側圧力は、回転力伝達手段をモータの回転軸心を
中心にn(n≧2)回回転対称の位置に設けたことによ
り相殺し、ロータと振動子の駆動面との面圧ムラをなく
すことができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明による超音波モータの第1の実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【0014】本実施例による超音波モータは、加振体1
と押え体4との間に圧電素子3A、3B、電極板2A、
2B、2Gを配置し、ボルト5によりこれらを挟持固定
した振動子の構成は従来例の振動子と同様であるが、本
実施例ではボルト5のピン部5aの両端部に第1の軸部
5cと第2の軸部5dを形成し、第2の軸部5dから先
端回り止め部5bを延出している。なお、加振体1に周
方向に沿って凹溝からなるくびれ部1bを形成している
のは、駆動時に摩擦摺動部1aの変位を拡大するためで
ある。
と押え体4との間に圧電素子3A、3B、電極板2A、
2B、2Gを配置し、ボルト5によりこれらを挟持固定
した振動子の構成は従来例の振動子と同様であるが、本
実施例ではボルト5のピン部5aの両端部に第1の軸部
5cと第2の軸部5dを形成し、第2の軸部5dから先
端回り止め部5bを延出している。なお、加振体1に周
方向に沿って凹溝からなるくびれ部1bを形成している
のは、駆動時に摩擦摺動部1aの変位を拡大するためで
ある。
【0015】また固定部材10は、先端回り止め部5b
に回転不能に取り付けられると共に、接着剤により固定
されており、第2の軸部5dにベアリング9が取り付け
られている。
に回転不能に取り付けられると共に、接着剤により固定
されており、第2の軸部5dにベアリング9が取り付け
られている。
【0016】ここで、圧電素子の形状とその組付け状態
を図4に示す分解斜視図に基づいて簡単に説明する。
を図4に示す分解斜視図に基づいて簡単に説明する。
【0017】圧電素子3A、3Bは直径部分を非導電部
とする境界線3A−a、3B−bとして一枚の圧電素子
の中で分極方向を逆転させている。2枚の圧電素子3A
(以下A相用圧電素子と称す)は分極方向の同一部分を
向かい合わせ、電極板2Aを挟み込んでいる。同様に、
2枚の圧電素子3B(以下B相用圧電素子と称す)も分
極方向の同一部分を向かい合わせ、電極板2Bを挟み込
んでいる。そして、2枚のA相用圧電素子とB相用圧電
素子は電極板2Gを挟んで位置的位相を90°ずらして
配置している。
とする境界線3A−a、3B−bとして一枚の圧電素子
の中で分極方向を逆転させている。2枚の圧電素子3A
(以下A相用圧電素子と称す)は分極方向の同一部分を
向かい合わせ、電極板2Aを挟み込んでいる。同様に、
2枚の圧電素子3B(以下B相用圧電素子と称す)も分
極方向の同一部分を向かい合わせ、電極板2Bを挟み込
んでいる。そして、2枚のA相用圧電素子とB相用圧電
素子は電極板2Gを挟んで位置的位相を90°ずらして
配置している。
【0018】このように、構成した振動子の電極板2
A、2Bに図5に示すような波形及び位相ずれを有する
電圧VA 、VB を夫々印加すると、A相用圧電素子によ
る振動と、B相用圧電素子による振動との合成により、
首振のような振動である進行性の屈曲モードが与えられ
る。
A、2Bに図5に示すような波形及び位相ずれを有する
電圧VA 、VB を夫々印加すると、A相用圧電素子によ
る振動と、B相用圧電素子による振動との合成により、
首振のような振動である進行性の屈曲モードが与えられ
る。
【0019】加振体1の駆動面をなす摩擦摺動部である
端面1aは、その1点は円又は楕円運動をしており、そ
の円又は楕円運動の方向は図の矢印Y方向に、すなわち
摺動部と略45°方向に振動し、この振動は軸心方向か
ら見ると円運動をなし、ロータ7の摺動部7aとの接触
でロータ7を回転駆動する。
端面1aは、その1点は円又は楕円運動をしており、そ
の円又は楕円運動の方向は図の矢印Y方向に、すなわち
摺動部と略45°方向に振動し、この振動は軸心方向か
ら見ると円運動をなし、ロータ7の摺動部7aとの接触
でロータ7を回転駆動する。
【0020】ロータ7の摺動部7aの形状は、加振体1
から加振力を受けたときの変形方向が図の矢印Yのよう
に加振体1の振動方向と一致し、摩擦損失が少なくなる
ように形成されている。
から加振力を受けたときの変形方向が図の矢印Yのよう
に加振体1の振動方向と一致し、摩擦損失が少なくなる
ように形成されている。
【0021】ロータ7は加圧バネ11を内装する樹脂性
のバネケース6に嵌合すると共に、接着剤により接着固
定されており、バネケース6は下端部に形成された内縁
エッジ形状の軸受け部6aが第1の軸部5cに嵌合して
おり、このバネケース6を介してロータ7は第1の軸部
5cに回転可能に軸支される。その際、軸受け部6aは
第1の軸部5cに線接触状態で軸支されているので、ロ
ータ7はボルト5の軸心に対して自由に傾くことができ
るようになっている。
のバネケース6に嵌合すると共に、接着剤により接着固
定されており、バネケース6は下端部に形成された内縁
エッジ形状の軸受け部6aが第1の軸部5cに嵌合して
おり、このバネケース6を介してロータ7は第1の軸部
5cに回転可能に軸支される。その際、軸受け部6aは
第1の軸部5cに線接触状態で軸支されているので、ロ
ータ7はボルト5の軸心に対して自由に傾くことができ
るようになっている。
【0022】出力歯車8は、円筒形状のシリンダー部8
bの上部に歯車部8aが一体的に形成され、歯車部8a
に対応する内筒部がベアリング9に嵌合し、第2の軸部
5dに軸支されている。また、加圧バネ11は、出力歯
車8に押圧されて加圧力をロータ7に付与し、ロータ7
の摺動部7aが加振体1の駆動面1aに加圧保持され
る。
bの上部に歯車部8aが一体的に形成され、歯車部8a
に対応する内筒部がベアリング9に嵌合し、第2の軸部
5dに軸支されている。また、加圧バネ11は、出力歯
車8に押圧されて加圧力をロータ7に付与し、ロータ7
の摺動部7aが加振体1の駆動面1aに加圧保持され
る。
【0023】一方、出力歯車8のシリンダー部8bの下
端とロータ7の下端とは回り止め係合部Aで回転不能に
係合し、ロータ7の回転力が出力歯車8に直接伝達する
ことができるようにしている。この回り止め係合部A
は、モータの回転軸を中心として対称の位置に一対形成
されており、その詳細を図10に示す。
端とロータ7の下端とは回り止め係合部Aで回転不能に
係合し、ロータ7の回転力が出力歯車8に直接伝達する
ことができるようにしている。この回り止め係合部A
は、モータの回転軸を中心として対称の位置に一対形成
されており、その詳細を図10に示す。
【0024】図10は図1のm平面における断面図で、
8cはシリンダー部8bの下端に形成された係合突起
で、ロータ7の周部に形成された凹部7cにこの係合突
起8cが回転方向にガタなく係合すると共にラジアル方
向およびスラスト方向にガタを有して係合し、ロータ
7、出力歯車8がラジアル方向に自由に動けるようにし
ている。
8cはシリンダー部8bの下端に形成された係合突起
で、ロータ7の周部に形成された凹部7cにこの係合突
起8cが回転方向にガタなく係合すると共にラジアル方
向およびスラスト方向にガタを有して係合し、ロータ
7、出力歯車8がラジアル方向に自由に動けるようにし
ている。
【0025】ここで、ロータの回転力を出力歯車8に伝
達する回り止め係合部Aは、回転軸を中心に互いに対称
な位置に設けられているため、出力歯車8の出力の反力
は、一対の回り止め係合部Aに等しく加わり、夫々ロー
タ7への側圧力となるが、その大きさは等しく且つ向き
が逆であるために相殺される。
達する回り止め係合部Aは、回転軸を中心に互いに対称
な位置に設けられているため、出力歯車8の出力の反力
は、一対の回り止め係合部Aに等しく加わり、夫々ロー
タ7への側圧力となるが、その大きさは等しく且つ向き
が逆であるために相殺される。
【0026】したがって、出力歯車8の出力の反力によ
って生じるロータ7への側圧力はなくなるので、面圧ム
ラが生ぜず安定した回転が得られ、モータのエネルギ変
換効率も大きくなる。
って生じるロータ7への側圧力はなくなるので、面圧ム
ラが生ぜず安定した回転が得られ、モータのエネルギ変
換効率も大きくなる。
【0027】また、回転する部材の重心は回転軸と一致
しているため、回転による重心ブレは発生せず、不要な
振動は生じない。
しているため、回転による重心ブレは発生せず、不要な
振動は生じない。
【0028】一方、出力歯車8のギヤ出力の反力は、回
り止め係合部Aに加わり、この力は該回り止め係合部A
を含むピン部5aに垂直な面内の側圧と等価であり、こ
の力はバネケース6の軸受け部6aと第1の軸部5cに
加わるが、回り止め係合部Aを含む中心軸に垂直な平面
内には、バネケース6の軸受け部6a、第1の軸部5c
が存在するため、ギヤ出力の反力によりロータ7を傾け
る力は発生しない。
り止め係合部Aに加わり、この力は該回り止め係合部A
を含むピン部5aに垂直な面内の側圧と等価であり、こ
の力はバネケース6の軸受け部6aと第1の軸部5cに
加わるが、回り止め係合部Aを含む中心軸に垂直な平面
内には、バネケース6の軸受け部6a、第1の軸部5c
が存在するため、ギヤ出力の反力によりロータ7を傾け
る力は発生しない。
【0029】したがって、この点においてもギヤ出力の
反力から面圧ムラが発生することがなく、安定した回転
が得られ、モータのエネルギ変換効率を大きくすること
ができる。
反力から面圧ムラが発生することがなく、安定した回転
が得られ、モータのエネルギ変換効率を大きくすること
ができる。
【0030】また、加工精度が悪く、ロータの振動子と
の接触面と、ロータの回転軸が垂直とならない場合で
も、ロータの傾くことのできる構造であるため、面圧ム
ラをが生じにくい。
の接触面と、ロータの回転軸が垂直とならない場合で
も、ロータの傾くことのできる構造であるため、面圧ム
ラをが生じにくい。
【0031】図12は上記した第1の実施例の変形を示
す実施例で、出力歯車8を廃止し、ロータ7の回り止め
係合部であった部分に歯車部を形成してロータ7に回転
出力部材を兼用させ、直接ロータ7の回転力をこの歯車
部に噛合する伝達ギヤ14に伝達するようにしても同様
の効果が得られる。
す実施例で、出力歯車8を廃止し、ロータ7の回り止め
係合部であった部分に歯車部を形成してロータ7に回転
出力部材を兼用させ、直接ロータ7の回転力をこの歯車
部に噛合する伝達ギヤ14に伝達するようにしても同様
の効果が得られる。
【0032】図7は本発明の第2の実施例を示す断面図
である。
である。
【0033】本実施例は、上記した第1の実施例と振動
子の構造は略同様で、先端回り止め部5bに固定されて
いる固定部材10の軸部10aにベアリング9を取り付
け、このベアリング9に出力歯車8を取り付けている。
本実施例の出力歯車8は、シリンダー部8bが短く、そ
の外周面に形成されたフランジ部8dがロータ7の内筒
部7dに接するがスラスト方向(軸方向)には移動可能
に嵌合するように内装されている。
子の構造は略同様で、先端回り止め部5bに固定されて
いる固定部材10の軸部10aにベアリング9を取り付
け、このベアリング9に出力歯車8を取り付けている。
本実施例の出力歯車8は、シリンダー部8bが短く、そ
の外周面に形成されたフランジ部8dがロータ7の内筒
部7dに接するがスラスト方向(軸方向)には移動可能
に嵌合するように内装されている。
【0034】一方、バネケース6はゴムスペーサー12
を介してロータ7に嵌合し、内装している加圧バネ11
のバネ力をこのゴムスペーサー12を介してロータ7に
付与し、ロータ7を加振体1に加圧しており、バネケー
ス6はロータ7と一体に回転する。なお、加圧バネ11
は出力歯車8により反力を受けるようにしているのは上
記の実施例と同様である。
を介してロータ7に嵌合し、内装している加圧バネ11
のバネ力をこのゴムスペーサー12を介してロータ7に
付与し、ロータ7を加振体1に加圧しており、バネケー
ス6はロータ7と一体に回転する。なお、加圧バネ11
は出力歯車8により反力を受けるようにしているのは上
記の実施例と同様である。
【0035】出力歯車8のシリンダー部8bに軸対称に
一対形成されている回り止め用の係合突起8cは、バネ
ケース6に軸対称に形成された有底の係合凹部6bに夫
々係合しており、バネケース6と一体に回転するロータ
7の回転を出力歯車8に伝達する。なお、この回り止め
の係合はスラスト方向には自由に動くことができるよう
になっている。またロータ7は、出力歯車8のフランジ
部8dとロータ7の内筒部7dとの接点を支点として傾
くことができるようになっている。
一対形成されている回り止め用の係合突起8cは、バネ
ケース6に軸対称に形成された有底の係合凹部6bに夫
々係合しており、バネケース6と一体に回転するロータ
7の回転を出力歯車8に伝達する。なお、この回り止め
の係合はスラスト方向には自由に動くことができるよう
になっている。またロータ7は、出力歯車8のフランジ
部8dとロータ7の内筒部7dとの接点を支点として傾
くことができるようになっている。
【0036】バネケース6とゴムスペーサー12、およ
びゴムスペーサー12とローター7間の摩擦力により、
バネケース6とロータ7は一体に回転するが、出力歯車
8にこの摩擦力より大きな反力が加わった場合には、ゴ
ムスペーサー12で滑り、ロータ7へ過負荷が加わるの
を防止する。
びゴムスペーサー12とローター7間の摩擦力により、
バネケース6とロータ7は一体に回転するが、出力歯車
8にこの摩擦力より大きな反力が加わった場合には、ゴ
ムスペーサー12で滑り、ロータ7へ過負荷が加わるの
を防止する。
【0037】本実施例の超音波モータは、バネケース6
と出力歯車8とを軸対称位置に設けた一対の回り止め用
の係合突起8cと係合凹部6bとの係合により一体的な
回転を行うようにしていることから、ロータ7の回転力
はこれら一対の回り止め係合部に等しく加わるが、これ
らによる側圧力は相殺されてゼロとなる。したがって、
出力歯車8のギヤ出力の反力からは面圧ムラは生ぜず、
安定した回転が得られてモータのエネルギ変換効率が大
きくなる。
と出力歯車8とを軸対称位置に設けた一対の回り止め用
の係合突起8cと係合凹部6bとの係合により一体的な
回転を行うようにしていることから、ロータ7の回転力
はこれら一対の回り止め係合部に等しく加わるが、これ
らによる側圧力は相殺されてゼロとなる。したがって、
出力歯車8のギヤ出力の反力からは面圧ムラは生ぜず、
安定した回転が得られてモータのエネルギ変換効率が大
きくなる。
【0038】また、回転する部材の重心は回転軸と一致
しているので、回転による重心ブレが発生せず、不要な
振動が生じない。
しているので、回転による重心ブレが発生せず、不要な
振動が生じない。
【0039】一方、出力歯車のギヤ出力の反力は、ロー
タ7の回転力を伝達するバネケース6の係合凹部6bに
加わり、それによる側圧は、ロータ7を軸支している出
力歯車8のフランジ部8dとロータ7の内筒部7dの当
接部に加わるが、ロータ7のの回転力を伝達する部分で
ある回り止め係合凹部6bを含む中心軸に垂直な平面近
傍で、出力歯車8のフランジ部8dがロータ7の内筒部
7dに接するため、ロータ7を傾ける力はきわめて小さ
い。したがって、これによっても、ギヤ出力の反力から
生じる面圧ムラはきわめて小さく、安定した回転が得ら
れ、モータのエネルギ変換効率が大きい。
タ7の回転力を伝達するバネケース6の係合凹部6bに
加わり、それによる側圧は、ロータ7を軸支している出
力歯車8のフランジ部8dとロータ7の内筒部7dの当
接部に加わるが、ロータ7のの回転力を伝達する部分で
ある回り止め係合凹部6bを含む中心軸に垂直な平面近
傍で、出力歯車8のフランジ部8dがロータ7の内筒部
7dに接するため、ロータ7を傾ける力はきわめて小さ
い。したがって、これによっても、ギヤ出力の反力から
生じる面圧ムラはきわめて小さく、安定した回転が得ら
れ、モータのエネルギ変換効率が大きい。
【0040】ところで、上記した第1の実施例ではロー
タ7と出力歯車8とを軸対称位置に設けた一対の回り止
め係合手段により回転不能に係合し、また第2の実施例
では出力歯車8とバネケース6とを同様の方法で回転不
能に係合しているが、これに限定されるものではなく、
例えば図8に示すような方式であってもよい。
タ7と出力歯車8とを軸対称位置に設けた一対の回り止
め係合手段により回転不能に係合し、また第2の実施例
では出力歯車8とバネケース6とを同様の方法で回転不
能に係合しているが、これに限定されるものではなく、
例えば図8に示すような方式であってもよい。
【0041】図8は、ロータ7と出力歯車8とを直接連
結する場合を示し、軸対称位置に配置した一対の連結歯
車13の上下のギヤ13a,13bに夫々出力歯車8の
連結ギヤ8d、ロータ7の連結ギヤ7dを噛合し、ロー
タ7の回転をこれら一対の連結歯車13を介して伝達す
ることができるようにしている。
結する場合を示し、軸対称位置に配置した一対の連結歯
車13の上下のギヤ13a,13bに夫々出力歯車8の
連結ギヤ8d、ロータ7の連結ギヤ7dを噛合し、ロー
タ7の回転をこれら一対の連結歯車13を介して伝達す
ることができるようにしている。
【0042】この場合、上記の各実施例と同様に出力歯
車8のギヤ出力の反力が相殺されることになる。
車8のギヤ出力の反力が相殺されることになる。
【0043】また以上述べた実施例においては、移動体
であるロータもしくはロータと一体になった部材のロー
タの回転力を伝達する部分は、回り止めの形としている
が、これに限るものではない。例えば、図1の第1の実
施例では、ロータ7と出力歯車8とにロータの回転力を
伝達する部分(7c,8c)を軸対称に一対(2か所)
設けているが、2か所に限るものではなく、出力の反力
が均等にかかるように回転対称性有していれば2以上の
任意の数であってもよい。例えば、図10に示すよう
に、ロータの伝達する部分を3か所とし、スラスト方向
から見て120°間隔で設けても良い。同様に、回り止
め係合部の数をnとすると、360°/nの間隔で、n
箇所に設けた場合でも回転対称性を有していれば良い。
であるロータもしくはロータと一体になった部材のロー
タの回転力を伝達する部分は、回り止めの形としている
が、これに限るものではない。例えば、図1の第1の実
施例では、ロータ7と出力歯車8とにロータの回転力を
伝達する部分(7c,8c)を軸対称に一対(2か所)
設けているが、2か所に限るものではなく、出力の反力
が均等にかかるように回転対称性有していれば2以上の
任意の数であってもよい。例えば、図10に示すよう
に、ロータの伝達する部分を3か所とし、スラスト方向
から見て120°間隔で設けても良い。同様に、回り止
め係合部の数をnとすると、360°/nの間隔で、n
箇所に設けた場合でも回転対称性を有していれば良い。
【0044】例えば図11に示す例では、90°間隔で
はない4か所に回り止め係合部(7c,8c)を設けて
いるが、2回回転対称性を有しており、このことからn
回回転対称性(n≧2)を有していれば良い。
はない4か所に回り止め係合部(7c,8c)を設けて
いるが、2回回転対称性を有しており、このことからn
回回転対称性(n≧2)を有していれば良い。
【0045】ここで、n回回転対称性とは、中心軸回り
に、(1/n)×360°、(2/n)×360°、
(3/n)×360°、・・・、(n/n)×360°
回転させて元の図形と重なり合う図形の対称性である。
に、(1/n)×360°、(2/n)×360°、
(3/n)×360°、・・・、(n/n)×360°
回転させて元の図形と重なり合う図形の対称性である。
【0046】なお、図10、11に示すような方法は、
第2の実施例の出力歯車8とバネケース6との回り止め
係合にも適用することができる。
第2の実施例の出力歯車8とバネケース6との回り止め
係合にも適用することができる。
【0047】図6は、本発明の超音波モータを駆動源と
したカメラのフィルム給送機構を示す概略図で、200
はカメラ本体、201は超音波モータの駆動装置、20
2は伝達装置、203はフィルム巻上スプール、110
は超音波モータを示す。
したカメラのフィルム給送機構を示す概略図で、200
はカメラ本体、201は超音波モータの駆動装置、20
2は伝達装置、203はフィルム巻上スプール、110
は超音波モータを示す。
【0048】超音波モータは既知の方法で駆動装置20
1により制御され、出力は伝達装置202によりフィル
ム巻上スプール203に伝えられ、その回転により不図
示のフィルムを巻きあげる。この場合、本発明の超音波
モータは、大出力、高効率であるため、高性能なフィル
ム巻上が可能となる。そして、超音波モータの特徴であ
る低回転・高トルク・低騒音を生かし、従来の電磁モー
タを用いた物に比べ、特段の静粛性を実現できる。
1により制御され、出力は伝達装置202によりフィル
ム巻上スプール203に伝えられ、その回転により不図
示のフィルムを巻きあげる。この場合、本発明の超音波
モータは、大出力、高効率であるため、高性能なフィル
ム巻上が可能となる。そして、超音波モータの特徴であ
る低回転・高トルク・低騒音を生かし、従来の電磁モー
タを用いた物に比べ、特段の静粛性を実現できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の酔うな効果が得られる。
下の酔うな効果が得られる。
【0050】(1) 移動部材、例えばロータの回転力
を回転出力部材に伝達するように、例えばロータと回転
出力部材、又はロータと一体となって回転する部材と回
転出力部材とを、例えば係合方式によって連結する回転
力伝達手段を、モータの回転軸心を中心として、対称に
一対、120°間隔に3か所といったように、n回回転
対称の位置に設けることにより、出力トルクの反力によ
るロータへの側圧力を相殺させ、面圧ムラをなくし、安
定した回転がえられ、エネルギ変換効率が大きくなると
いう効果が得られる。
を回転出力部材に伝達するように、例えばロータと回転
出力部材、又はロータと一体となって回転する部材と回
転出力部材とを、例えば係合方式によって連結する回転
力伝達手段を、モータの回転軸心を中心として、対称に
一対、120°間隔に3か所といったように、n回回転
対称の位置に設けることにより、出力トルクの反力によ
るロータへの側圧力を相殺させ、面圧ムラをなくし、安
定した回転がえられ、エネルギ変換効率が大きくなると
いう効果が得られる。
【0051】また、回転部材の重心は回転軸と一致する
ため、重心ブレによる不要な振動のが発生することも防
げる。
ため、重心ブレによる不要な振動のが発生することも防
げる。
【0052】(2) 回転力伝達手段を移動体を軸支す
る部分の回転平面内あるいはその近傍に設けることによ
り、モータ出力反力による移動体と振動子の接触面圧ム
ラを極めて小さくすることができ、安定した回転が得ら
れ、モータのエネルギ変換効率を大きくすることができ
る。
る部分の回転平面内あるいはその近傍に設けることによ
り、モータ出力反力による移動体と振動子の接触面圧ム
ラを極めて小さくすることができ、安定した回転が得ら
れ、モータのエネルギ変換効率を大きくすることができ
る。
【0053】また、加工精度が悪く、移動体の振動子の
接触面がロータの回転軸と完全に垂直ではない場合で
も、移動体が傾くことができるようにしておけば、面圧
ムラが生じにくいという効果が得られる。
接触面がロータの回転軸と完全に垂直ではない場合で
も、移動体が傾くことができるようにしておけば、面圧
ムラが生じにくいという効果が得られる。
【0054】(3) 移動体と振動子との接触部と略同
一平面に移動体の軸支手段を設けたので、移動体の傾
き、中心がずれての移動体の回転をなくし、移動体や回
転出力部材支持する軸等の曲がりによる面圧ムラを解消
する効果が得られ、超音波モータの出力及び効率の向上
を図ることができる。
一平面に移動体の軸支手段を設けたので、移動体の傾
き、中心がずれての移動体の回転をなくし、移動体や回
転出力部材支持する軸等の曲がりによる面圧ムラを解消
する効果が得られ、超音波モータの出力及び効率の向上
を図ることができる。
【0055】(4) 回転力伝達手段を移動体と振動子
の接触部と略同一面に設けたので、出力の面圧ムラを解
消することができ、モータ出力及び効率の向上を実現す
ることができる。
の接触部と略同一面に設けたので、出力の面圧ムラを解
消することができ、モータ出力及び効率の向上を実現す
ることができる。
【図1】本発明による超音波モータの第1の実施例を示
す断面図。
す断面図。
【図2】従来の超音波モータの断面図。
【図3】ギヤ出力の反力による面圧ムラを説明する図。
【図4】振動子の分解斜視図。
【図5】超音波モータの駆動波形図。
【図6】本発明による超音波モータを駆動源としたカメ
ラのフィルム給送機構を示す概略図。
ラのフィルム給送機構を示す概略図。
【図7】本発明による超音波モータの第2の実施例を示
す断面図。
す断面図。
【図8】本発明による超音波モータの第1実施例の変形
例を示す図。
例を示す図。
【図9】第1の実施例の回り止め係合部を示す図。
【図10】回り止め係合部の他の実施例を示す図。
【図11】回り止め係合部の他の実施例を示す図。
【図12】本発明による超音波モータの第3の実施例を
示す断面図。
示す断面図。
1…加振体 2…電極板 3…圧電素子 4…押え体 5…ボルト 6…バネケース 7…ロータ 8…出力歯車 9…ベアリング 10…固定部材 11…加圧バネ
Claims (10)
- 【請求項1】 挟持する駆動用の電気−機械エネルギー
変換素子に交流電界を印加することにより駆動面の表面
粒子に円又は楕円運動を形成する振動子と、該振動子の
駆動面に加圧手段を介して押圧されて摩擦駆動される移
動部材とを有し、該移動部材はモータの軸心に対して傾
くことができるように軸支されていることを特徴とする
超音波モータ。 - 【請求項2】 請求項1において、移動部材はその回転
出力を取り出す回転出力部材を兼用していることを特徴
とする超音波モータ。 - 【請求項3】 請求項2において、移動部材の回転出力
取り出し位置は、該移動部材の軸支部分の回転平面内あ
るいはその近傍としたことを特徴とする超音波モータ。 - 【請求項4】 請求項2において、移動部材の回転出力
取り出し位置は、振動子の駆動面と略同一平面に設けた
ことを特徴とする超音波モータ。 - 【請求項5】 請求項1において、移動部材の回転力を
回転力伝達手段を介して伝達され出力を取り出す回転出
力部材を有することを特徴とする超音波モータ。 - 【請求項6】 請求項5において、回転力伝達手段はモ
ータの回転軸心を中心にn(n≧2)回回転対称の位置
に設けたことを特徴とする超音波モータ。 - 【請求項7】 請求項5、6において、回転力伝達手段
は、移動部材の軸支部分の回転平面内あるいはその近傍
に設けたことを特徴とする超音波モータ。 - 【請求項8】 請求項5、6において、回転力伝達手段
は、振動子の駆動面と略同一平面に設けたことを特徴と
する超音波モータ。 - 【請求項9】 請求項1、2、3、5、6、7又は8に
おいて、移動部材を回転可能に軸支する軸支手段は、振
動子の駆動面と略同一面に設けたことを特徴とする超音
波モータ。 - 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
8又は9に記載の超音波モータを駆動源としたことを特
徴とする機器。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30466591A JP3164857B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 振動波駆動装置および振動波駆動装置を備えた機器 |
DE69231085T DE69231085T2 (de) | 1991-11-20 | 1992-11-19 | Durch Vibrationen angetriebener Motor |
EP92119699A EP0543360B1 (en) | 1991-11-20 | 1992-11-19 | Vibration driven motor |
EP98112173A EP0877431B1 (en) | 1991-11-20 | 1992-11-19 | Vibration driven motor |
DE69233721T DE69233721T2 (de) | 1991-11-20 | 1992-11-19 | Vibrationsangetriebener Motor |
US08/340,474 US5973439A (en) | 1991-11-20 | 1994-11-14 | Vibration driven motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30466591A JP3164857B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 振動波駆動装置および振動波駆動装置を備えた機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05146174A true JPH05146174A (ja) | 1993-06-11 |
JP3164857B2 JP3164857B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=17935757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30466591A Expired - Fee Related JP3164857B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 振動波駆動装置および振動波駆動装置を備えた機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3164857B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5678070A (en) * | 1994-08-31 | 1997-10-14 | Nikon Corporation | Actuator built-in apparatus with ultrasonic wave actuators driven at different frequencies |
JP2011004512A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Nikon Corp | 駆動装置、レンズ鏡筒及びカメラ |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP30466591A patent/JP3164857B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5678070A (en) * | 1994-08-31 | 1997-10-14 | Nikon Corporation | Actuator built-in apparatus with ultrasonic wave actuators driven at different frequencies |
JP2011004512A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Nikon Corp | 駆動装置、レンズ鏡筒及びカメラ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3164857B2 (ja) | 2001-05-14 |
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