JPH05107245A - 血液分離剤 - Google Patents
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Abstract
する際の1sec-1における絶対粘度が100,000
〜320,000cPで、流動状態の10sec-1にお
ける絶対粘度が50,000cP以上で、流動状態から
静止状態に変化する際の1sec-1における絶対粘度が
100,000〜300,000cPである血液分離
剤。 【効果】経時的に安定で流動性が少なく、血液分離に用
いた場合に、遠心分離後の分離剤の隔壁がきわめて安定
でその上部に血球を残存させることがなく、更に油状物
質分離などの悪影響を生じない,優れた血液分離剤が提
供される。
Description
の違いを利用して血液を遠心分離する際に用いられる血
清又は血漿分離剤に関する。
れる血液分離剤としては種々のものが知られている。こ
れらの分離剤は、主成分のゲル状材料としてシリコーン
オイル、塩素化ポリブテン、アクリル系重合体などを用
い、これにチキソトロピー性付与剤としてシリカ、粘土
などを添加したもので、これらの分離剤を予め採血管内
底部に収容した血液検査用容器が知られている。この血
液検査用容器に採血し、適当時間放置させたのち、遠心
分離操作を行うと、その遠心力によってこれらの分離剤
は流動的となり、また、血清あるいは血漿成分と血球成
分の中間比重を有するものであるから、管底部から次第
に浮上し、血清あるいは血漿層と血球層との中間に位置
して、隔壁を形成し、血清あるいは血漿層とを分離する
ことができる。
チキソトロピー性付与剤の添加された血液分離剤では次
のようなチキソトロピー性に関する問題があった。
度で、ある一定以上の外力(応力)を加えた場合に低い
粘度状態となり流動を始め、外力(応力)が取り除かれ
ると徐々に静止状態の高い粘度を取り戻す現象であり、
静止状態の粘度から一定以上の外力(応力)を加えて粘
度の低い流動状態にし、更に外力(応力)を取り除いて
もとの静止状態の粘度を回復するためにはある程度の回
復時間が必要な現象である。
合に必要なある一定以上の外力(応力)を降伏値とい
い、同様に流動状態から静止状態に変化する場合にも降
伏値が存在する。
加されるチキソトロピー性付与剤間、あるいは主成分の
ゲル状物とチキソトロピー性付与剤間の水素結合などに
よる弱い結合力に起因するものと推測される。
に血液分離剤の分離性能に大きく影響を与える。
分離剤の粘度並びに降伏値は分離剤の浮上性、あるいは
流れすなわち分離剤を真空採血管の底部に収容したとき
に該真空採血管のゴム栓などで密閉している口部近傍へ
の移動などに影響を与える。また、流動状態における血
液分離剤の粘度は分離剤の浮上のタイミングに影響を与
える。そしてまた流動状態から静止状態に変化する際の
血液分離剤の粘度並びに降伏値は遠心分離後の隔壁の保
持力すなわち隔壁強度、あるいは反転性に影響を与え
る。
血液検査用採血管に採血し、適当時間放置させたのち遠
心分離操作を行った場合、次の問題がある。
採血管内底部から浮上しないことや、あるいは分離剤が
遠心力で流動的になり浮上して血清あるいは血漿層と血
球層との間に隔壁を形成されるべきところ、隔壁保持力
が弱く、隔壁が剥離し、血清あるいは血漿層と血球層と
が直接接することや隔壁の上面すなわち血清中に血球が
残存すること、更には血液分離剤が真空採血管の底部に
収容し、分離剤が該真空採血管の口部を密閉しているゴ
ム栓近傍への移動を生じると、遠心分離後の血清もしく
は血漿成分側あるいはゴム栓に分離剤が残留し、これら
を汚染し、血清あるいは血漿の採取を困難にすることな
どの問題である。
性質を十分に着目されたものがなく、上記問題を解決で
きる満足な品質のものはなかった。
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下のチキソトロ
ピー性を有する血液分離剤が、遠心分離時における浮上
性並びに安定した隔壁が保持され、実用的にきわめてす
ぐれていることを見出し、本発明を完成するにいたっ
た。
状態から流動状態に変化する際のずり速度1sec-1に
おける絶対粘度が100,000〜320,000cP
で、流動状態のずり速度10sec-1における絶対粘度
が50,000cP以上で、流動状態から静止状態に変
化する際のずり速度1sec-1における絶対粘度が10
0,000〜300,000cPであるチキソトロピー
性付与剤を含有する血液分離剤を要旨とする。
おいて、静止状態から流動状態に変化する際の降伏値が
30〜400dyn/cm2 で、流動状態から静止状態
に変化する際の降伏値が20〜200dyn/cm2で
あることを要旨とする。
る。本発明の血液分離剤は、25℃において、静止状態
から流動状態に変化する際のずり速度1sec-1におけ
る絶対粘度が100,000〜320,000cP、好
ましくは130,000〜200,000cPであり、
流動状態のずり速度10sec-1における絶対粘度が5
0,000cP以上で、好ましくは70,000cP以
上、流動状態から静止状態に変化する際のずり速度1s
ec-1における絶対粘度が100,000〜300,0
00cP、好ましくは110,000〜190,000
cPである。
E型(コーンロータ型)回転粘度計などで絶対粘度を測
定する際のずり速度(速度/距離)であり、ロータ回転
数(r.p.m.)をN、ロータの円錐角(rad)を
Φとすると、2πN/60×1/Φで表され、ロータ円
錐角3°=π/60rad(直径28mm)のものを使
用した場合、ずり速度(sec-1)は2Nであるから、
0.5r.p.m.におけるずり速度が1sec-1とな
る。
液分離剤の粘度は各ずり速度において刻々と粘度を変化
させるため、各ずり速度における粘度すなわち絶対粘度
(cPあるいはP)で表されることが必要不可欠であ
り、例えばずり速度を1sec-1から10sec-1まで
上げて更に10sec-1から1sec-1までずり速度を
下げていく絶対粘度の測定系においては、ずり速度を上
げていく場合の1sec-1における絶対粘度を静止状態
から流動状態に変化する際の1sec-1における絶対粘
度、最高速度の10sec-1における絶対粘度を流動状
態で10sec-1における絶対粘度、ずり速度を下げて
いく場合の1sec-1における絶対粘度を流動状態から
静止状態に変化する際の1sec-1における絶対粘度と
定義することができる。
静止状態から流動状態に変化する際の降伏値が30〜4
00dyn/cm2 、好ましくは100〜280dyn
/cm2 、流動状態から静止状態に変化する際の降伏値
が20〜200dyn/cm2 、好ましくは30〜15
0dyn/cm2 である。
m2 )は該血液分離剤が流動を始める応力の限界値並び
に流動状態から静止状態に移行する場合に該血液分離剤
の有する応力である。
ることが多く、例えばずり応力をs、ずり速度をD、C
asson降伏値をsc 、Casson粘度をμc とす
るとCassonの流動式s1/2 =sc 1/2 +(μ
c D)1/2 より、変数s1/2 とD1/2 が直線関係である
ことがわかり、ずり速度Dを上げていく場合のずり応力
sとずり速度Dを下げていく場合のずり応力sのそれぞ
れについてs1/2 を縦軸、D1/2 を横軸にとり、ずり応
力sとずり速度Dの平方根をプロツトすると直線が得ら
れ、縦軸s1/2 と直線の接点の二乗がCasson降伏
値として求められ、ずり速度sを上げていく場合のずり
応力DをプロツトしたCasson降伏値、ずり速度s
を下げていく場合のずり応力DをプロツトしたCass
on降伏値の二つの値が求められ、前者を静止状態から
流動状態に変化する際の降伏値、後者を流動状態から静
止状態に変化する際の降伏値と定義することができる。
変化する際の1sec-1における粘度が320,000
cP並びに降伏値が400dyn/cm2 を超えると遠
心分離を行った場合の浮上性が悪くなり、100,00
0cP並びに30dyn/cm2 より小さいとゲルの流
れ性が大きく、真空採血管の底部に分離剤を収容した場
合、該真空採血管の口部を密閉しているゴム栓近傍への
移動を生じ、血清や血漿中あるいはゴム栓に残留するな
どの悪影響を与る。
度が50,000cPより小さい場合には遠心分離中の
血液分離剤の浮上のタイミングがはやくなり、採血管の
管壁に血液分離剤があまり付着しないで浮上するために
遠心分離後の隔壁の安定性に劣る。また、流動状態から
静止状態に変化する際の1sec-1における粘度が10
0,000cP並びに降伏値が20dyn/cm2 より
小さいと、遠心分離後の隔壁を保持する力を回復する時
間がかかりすぎるため、隔壁の安定性に劣り、流動状態
から静止状態に変化する際の1sec-1における粘度が
300,000cP並びに降伏値が200dyn/cm
2 を超えると静止状態から流動状態に変化する際の1s
ec-1における粘度並びに降伏値が好ましい範囲を超え
るため、遠心分離を行った場合の浮上性が悪くなる。
製の採血管に加えて、プラスチツク製の採血管が使用さ
れることが多く、これらの採血管を使用した場合の血液
分離剤は以下のチキソトロピー性を有することが好まし
い。
よる血液分離剤の好ましいチキソトロピー性の範囲は、
静止状態から流動状態に変化する際の1sec-1におけ
る粘度が140,000〜200,000cP、流動状
態における10sec-1における粘度が70,000c
P以上、流動状態から静止状態に変化する際の1sec
-1における粘度が100,000〜190,000c
P、静止状態から流動状態に変化する際の降伏値が10
0〜350dyn/cm2 、流動状態から静止状態に変
化する際の降伏値が30〜150dyn/cm2 であ
る。
発明による血液分離剤の好ましいチキソトロピー性の範
囲は、静止状態から流動状態に変化する際の1sec-1
における粘度が120,000〜190,000cP、
流動状態における10sec-1における粘度が60,0
00cP以上、流動状態から静止状態に変化する際の1
sec-1における粘度が100,000〜170,00
0cP、静止状態から流動状態に変化する際の降伏値が
30〜280dyn/cm2 、流動状態から静止状態に
変化する際の降伏値が20〜100dyn/cm2 であ
る。
は、シリコーンオイル、塩素化ポリブテン、アクリル系
樹脂、α−オレフインとマレイン酸のジエステル共重合
体など通常用いられるものであればとくに限定されない
が、25℃において比重が1.035〜1.055、静
止状態から流動状態に変化するときの1sec-1におけ
る粘度が30,000〜150,000cPであるもの
が好ましい。特に主成分であるゲル状材料はほとんどチ
キソトロピー性を示さないため静止状態から流動状態に
変化するときの1sec-1における粘度により限定する
ことができる。
状態に変化する際の1sec-1における粘度が30,0
00cP未満の場合、得られる分離剤が重力などによる
移動を生じやすく、形状保持が困難となり、保存安定性
が劣る。例えば、該分離剤を真空採血管の底部に収容し
たとき、分離剤が該真空採血管の口部を密閉しているゴ
ム栓近傍への移動を生じると、遠心分離後の血清もしく
は血漿成分側あるいはゴム栓に分離剤が残留することが
あり、これらを汚染し、血清や血漿の採取を困難にす
る。
動状態に変化する際の1sec-1における粘度が15
0,000cPを超えると分離剤の浮上性が困難とな
り、また、高粘性のためハンドリング(取扱い)や採血
管への分注操作が容易でないなどの欠点を有する。
と2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールと1,
2−プロパンジオールとの共重合体が好ましく、該共重
合体の共重合比がセバシン酸1モルに対して、2,2−
ジメチル−1,3−プロパンジオールと1,2−プロパ
ンジオールとの合計が1.02〜1.07のモル比であ
るものが上記の性質を有し、特に好ましく、また、γ線
照射などによる放射線滅菌によっても物理的・化学的に
変化しないものである。
ロピー性付与剤としては、通常用いられるものであれば
よく、特に限定されないが、脂肪酸アミド、シリカ、粘
土などが好ましい。脂肪酸アミドは分離層形成のための
ゲル状材料である共重合体に少量添加することにより血
液分離剤として必要なゲル性質を現す。用いうる脂肪酸
アミドとしては、炭素数10〜25の脂肪酸アミドの単
独あるいはこれらの混合物であり、好ましくは炭素数1
6〜18の脂肪酸アミドの単独あるいはこれらの混合物
である。
合、その適当な添加量は、主成分であるゲル状材料10
0重量部に対して0.5〜7重量部が好ましく、1〜4
重量部が特に好ましい。
ドの添加量が前記の範囲である場合、本発明に限定され
る好ましい流動性を有するため、形状保持、保存安定性
に優れ、かつ良好な浮上性及び隔壁強度を示す血液分離
剤が得られる。
である前記のセバシン酸と2,2−ジメチル−1,3−
プロパンジオールと1,2−プロパンジオールとの共重
合体を温度60〜80℃程度の範囲に加熱し、これにチ
キソトロピー性付与剤、例えば前記脂肪酸アミドを所定
量添加し、溶解するまで十分加熱しながら剪断力を加え
ることで容易に製造される。
あるいは血漿成分と血餅成分との中間比重を有すること
が必要であり、従って25℃における比重は1.035
〜1.060の範囲である。例えば、血液分離剤を底部
に収容した血液分離管の場合、血餅成分あるいは血球成
分と血液分離剤の比重差が大きいほど遠心分離の際の浮
上性が大きく好ましい。しかし、比重が1.035より
も小さいと、遠心分離後に、血清あるいは血漿成分中に
比重の小さい分離剤の一部が分離することもあり、好ま
しくない。
炭酸カルシウムなどの無機物質を添加することにより、
比重と粘度を所望の値にコントロールすることができ
る。
るが、本発明はもとよりかかる実施例のみに限定さるも
のではない。
限定するものであり,特にチキソトロピー性に関して
は、例えばE型の変速可能な粘度計で各ずり速度におけ
る絶対粘度を測定することが適切であり、稠度、針入
度、あるいは運動粘度などで示されることは不適切であ
る。本発明の粘度の測定は、回転粘度計である株式会社
東京計器製E型粘度計(コーン角度3°、直径28m
m)を用いて、25℃の温度下で測定を行った。
溶液を調製し、25℃の温度下で、検体の一滴にこれを
加え、その浮きも沈みもしない硫酸第二銅溶液の比重を
検体の比重とする方法、すなわち、硫酸第二銅法を用い
た。
数を横軸にプロツトし、各ずり速度において粘度計にか
かるずり応力の対数を縦軸にプロツトし、得られる一次
直線と縦軸との接点の数値を二乗することで降伏値とし
た。すなわち、Casson降伏値を計測した。
2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールと1,2
−プロパンジオールとの共重合体の粘度は25℃におい
て静止状態から流動状態に変化する際の1sec-1にお
ける粘度を測定し、比重は25℃の条件下で行った。
ールと1,2−プロパンジオールとの共重合体(15
0,000cP、比重1.042)100重量部に対し
て、ステアリン酸アミド2重量部とフアインシリカ(日
本アエロジル社製アエロジル130)2重量部を配合し
て血液分離剤を得た。
ールと1,2−プロパンジオールとの共重合体(15
0,000cP、比重1.042)100重量部に対し
て、ステアリン酸アミド1重量部とフアインシリカ(日
本アエロジル社製アエロジル200)2重量部を配合し
て血液分離剤を得た。
ールと1,2−プロパンジオールとの共重合体(68,
000cP、比重1.042)100重量部に対して、
ステアリン酸アミド1重量部とフアインシリカ(日本ア
エロジル社製アエロジル130)2重量部を配合して血
液分離剤を得た。
ールと1,2−プロパンジオールとの共重合体(68,
000cP、比重1.042)100重量部に対して、
ステアリン酸アミド4重量部を配合して血液分離剤を得
た。
ールと1,2−プロパンジオールとの共重合体(68,
000cP、比重1.042)100重量部に対して、
ステアリン酸アミド2重量部を配合して血液分離剤を得
た。
ールと1,2−プロパンジオールとの共重合体(35,
000cP、比重1.042)100重量部に対して、
ステアリン酸アミド2重量部を配合して血液分離剤を得
た。
ールと1,2−プロパンジオールとの共重合体(68,
000cP、比重1.042)100重量部に対して、
ステアリン酸アミド1重量部とフアインシリカ(日本ア
エロジル社製アエロジル200)2重量部を配合して血
液分離剤を得た。
ールと1,2−プロパンジオールとの共重合体(15
0,000cP、比重1.042)100重量部に対し
て、ステアリン酸アミド4重量部を配合して血液分離剤
を得た。 比較例2 セバシン酸と2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオ
ールと1,2−プロパンジオールとの共重合体(15
0,000cP、比重1.042)100重量部に対し
て、ステアリン酸アミド2重量部とフアインシリカ(日
本アエロジル社製アエロジル200)2重量部を配合し
て血液分離剤を得た。 比較例3 セバシン酸と2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオ
ールと1,2−プロパンジオールとの共重合体(35,
000cP、比重1.042)100重量部に対して、
ステアリン酸アミド1重量部を配合して血液分離剤を得
た。
各血液分離剤について、下記の測定条件で絶対粘度・降
伏値の測定、保存安定性、血液分離性能を調べた。
粘度を静止状態から流動状態に変化する際の1sec-1
の絶対粘度、の粘度を流動状態における10sec-1
の絶対粘度、の粘度を流動状態から静止状態に変化す
る際の1sec-1の絶対粘度とした。また、各ずり速度
における応力緩和現象を考慮して、各ずり速度における
初期3回の測定粘度の平均をそのずり速度における絶対
粘度とした。
場合の、各ずり速度の対数を横軸にプロツトし、各ずり
速度で粘度計にかかるずり応力の対数を縦軸にプロツト
し、得られる一次直線と縦軸との接点の数値を二乗する
ことで、静止状態から流動状態に変化する際の降伏値と
した。 上記のからまで粘度計のずり速度を下げていく
場合の、各ずり速度の対数を横軸にプロツトし、各ずり
速度で粘度計にかかるずり応力の対数を縦軸にプロツト
し、得られる一次直線と縦軸との接点の数値を二乗する
ことで、流動状態から静止状態に変化する際の降伏値と
した。 実施例1〜7・比較例1〜3の上記測定条件による測定
結果を表1・表2に示す。なお、表 1・表 2に記載の
〜は上記測定条件の〜に相当する。
本発明の流れ長の測定は、内径13.6mmのガラス製
並びにポリエチレンテレフタレート製血液分離管にそれ
ぞれ1.5g分注し、その分離管を倒したまま25℃で
24時間放置後の血液分離剤の位置を基準とし、40
℃,336時間又は60℃, 72時間放置後の血液分離
剤の流れ長を測定した。実施例、比較例で得た血液分離
剤の流れ長の測定結果を表3に示す。表3の結果より、
本発明の血液分離剤は経時的に安定であり、輸送時にお
いて血液分離管内での流動が少ないことが期待できる。
タレート製血液分離管内に、実施例・比較例で得た血液
分離剤をそれぞれ1.7g分注し、40℃で336時間
保存したのち、24時間室温で放置した。これに人体よ
り全血9mlを採血し、血液が十分凝固したのち、1,
300G×10分で遠心分離し、分離剤の性能について
次に示した評価基準で評価した。ここで、浮上性として
は、血液を採取した血液分離管を遠心分離したのちの分
離剤の浮上を調べたものであり、分離剤が完全に浮上し
たものを良好(+++)、少し分離剤が血液分離管の底
に残ったものをやや良好(++)、かなり分離剤が血液
分離管の底に残ったものをやや劣る(+)、分離剤が完
全に浮上しなかったものを劣る(±)とした。隔壁安定
性としては、遠心分離24時間後、血清と血餅の間の隔
壁と血液分離管との結合状態をみたものであり、隔壁が
完全に血液分離管と結合しているものを良好(++
+)、隔壁と血液分離管との結合が少し剥がれているも
のをやや良好(++)、隔壁と血液分離管との結合がか
なり剥がれているものをやや劣る(+)、隔壁と血液分
離管との結合が完全に剥がれているものを劣る(±)と
した。油状物質分離としては、血清表面への油状物質分
離の有無を見た。血清の赤色着色は、血球残存及び溶血
を確認するために観察した。ガラス製の血液分離管での
評価を表4に、ポリエチレンテレフタレート製の血液分
離管の評価結果を表5に示す。
いた血液分離では、分離管としてガラス製のもの、ポリ
エチレンテレフタレート製のもの、どちらを用いても浮
上性、隔壁安定性ともに良好で、油状物質の分離も全く
みられず、血清中への血球残存又は溶血などもみられな
いことが分かった。
時的に安定な、すなわち輸送時などにおいても血液分離
管内で流動することなく、遠心分離浮上性及び分離機能
の変わらない優れた血液分離剤が提供される。また、油
状物質分離など、検査値へ悪影響を及ぼすような現象も
生じないものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 25℃において、静止状態から流動状態
に変化する際のずり速度1sec-1における絶対粘度が
100,000〜320,000cPで、流動状態のず
り速度10sec-1における絶対粘度が50,000c
P以上で、流動状態から静止状態に変化する際のずり速
度1sec-1における絶対粘度が100,000〜30
0,000cPであるチキソトロピー性付与剤を含有す
る血液分離剤。 - 【請求項2】 25℃において、静止状態から流動状態
に変化する際の降伏値が30〜400dyn/cm
2 で、流動状態から静止状態に変化する際の降伏値が2
0〜200dyn/cm2 である請求項1記載の血液分
離剤。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3298487A JP3063799B2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 血液分離剤 |
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