JP2550232B2 - 血液分離剤 - Google Patents
血液分離剤Info
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- JP2550232B2 JP2550232B2 JP3153236A JP15323691A JP2550232B2 JP 2550232 B2 JP2550232 B2 JP 2550232B2 JP 3153236 A JP3153236 A JP 3153236A JP 15323691 A JP15323691 A JP 15323691A JP 2550232 B2 JP2550232 B2 JP 2550232B2
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- agent
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/5002—Partitioning blood components
-
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- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
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- G01N33/483—Physical analysis of biological material
- G01N33/487—Physical analysis of biological material of liquid biological material
- G01N33/49—Blood
- G01N33/491—Blood by separating the blood components
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液成分を各成分の比
重の違いを利用して遠心分離するさいに用いられる血清
または血漿分離剤に関する。
重の違いを利用して遠心分離するさいに用いられる血清
または血漿分離剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、かかる分離操作に用いられる
血液分離剤として種々のものが知られている。これらの
分離剤は、主成分のゲル状材料としてシリコーンオイ
ル、塩素化ポリブテン、アクリル系重合体あるいはα-
オレフィン・マレイン酸ジエステル共重合体などを用
い、これに配合組成物として、採血管に充填されたゲル
が輸送中に流れないで、採血後に遠心を行なったばあい
に容易に浮上し、血清(あるいは血漿)と血餅との間に
隔壁を形成し、かつ形成された隔壁が強固に保たれるな
ど血液分離剤として必要な性質を付与せしめることので
きるチクソトロピー性付与剤、さらに比重の調整として
酸化チタン、炭酸カルシウムなどの無機物を添加したも
のである。
血液分離剤として種々のものが知られている。これらの
分離剤は、主成分のゲル状材料としてシリコーンオイ
ル、塩素化ポリブテン、アクリル系重合体あるいはα-
オレフィン・マレイン酸ジエステル共重合体などを用
い、これに配合組成物として、採血管に充填されたゲル
が輸送中に流れないで、採血後に遠心を行なったばあい
に容易に浮上し、血清(あるいは血漿)と血餅との間に
隔壁を形成し、かつ形成された隔壁が強固に保たれるな
ど血液分離剤として必要な性質を付与せしめることので
きるチクソトロピー性付与剤、さらに比重の調整として
酸化チタン、炭酸カルシウムなどの無機物を添加したも
のである。
【0003】これら従来の血液分離剤に用いられるチク
ソトロピー性付与剤としては構成分子内に水素結合をす
ることのできる官能基を有する化合物であり、シリカ、
粘土などの無機物微粒子や有機ゲル化剤があげられる。
ソトロピー性付与剤としては構成分子内に水素結合をす
ることのできる官能基を有する化合物であり、シリカ、
粘土などの無機物微粒子や有機ゲル化剤があげられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のチクソトロピー性付与剤を用いたばあい、次のよ
うな問題点があった。たとえばシリカなどの無機物微粉
末のばあいは比重が主成分のゲル状材料に対して重すぎ
るために必要とされる粘度に調節したときに血液分離剤
に必要とされる比重1.035 〜1.060 の範囲を越えてしま
うことがあり、逆に比重を適当な範囲に調節したときは
粘度が好ましい範囲にならないことが多く、したがって
比重と粘度を同時にコントロールするのが非常に困難で
あった。さらに無機微粉末の比重が重すぎるために経時
的に種々の比重のものが存在するようになり、かつ無機
物質であるために主成分のゲル状材料との相溶性もよく
ないために、無機微粉末を多量に配合した血液分離剤で
は、採血後、遠心分離を行なった際に、分離剤の一部が
血清(または血漿)中に油状物質として分離、浮遊し、
自動分析機のノズルを詰まらせる原因となるなどの問題
点もあった。加えて、従来の血液分離では、遠心分離に
よって血清(あるいは血漿)と血餅とを分離するさい、
分離剤の隔壁強度が不十分であるため、隔壁の上面すな
わち血清中に血球が残存しやすく、分離性能が充分であ
るとはいえなかった。
従来のチクソトロピー性付与剤を用いたばあい、次のよ
うな問題点があった。たとえばシリカなどの無機物微粉
末のばあいは比重が主成分のゲル状材料に対して重すぎ
るために必要とされる粘度に調節したときに血液分離剤
に必要とされる比重1.035 〜1.060 の範囲を越えてしま
うことがあり、逆に比重を適当な範囲に調節したときは
粘度が好ましい範囲にならないことが多く、したがって
比重と粘度を同時にコントロールするのが非常に困難で
あった。さらに無機微粉末の比重が重すぎるために経時
的に種々の比重のものが存在するようになり、かつ無機
物質であるために主成分のゲル状材料との相溶性もよく
ないために、無機微粉末を多量に配合した血液分離剤で
は、採血後、遠心分離を行なった際に、分離剤の一部が
血清(または血漿)中に油状物質として分離、浮遊し、
自動分析機のノズルを詰まらせる原因となるなどの問題
点もあった。加えて、従来の血液分離では、遠心分離に
よって血清(あるいは血漿)と血餅とを分離するさい、
分離剤の隔壁強度が不十分であるため、隔壁の上面すな
わち血清中に血球が残存しやすく、分離性能が充分であ
るとはいえなかった。
【0005】さらに、有機ゲル化剤としてソルビトール
と芳香族アルデヒドとの縮合物などを添加した血液分離
剤では、添加量が著しく少ないために製造工程でロット
ごとの粘度のばらつきが大きく、隔壁の形状保持が不安
定であり、また、これらの有機ゲル化剤は経時的に分子
間凝集作用が大きく、保存中に、ゾル化に要する最小剪
断応力が増大し、遠心分離操作時の浮上性の低下や、前
記分離機能の低下する傾向が認められるなど、保存安定
性にも問題があった。
と芳香族アルデヒドとの縮合物などを添加した血液分離
剤では、添加量が著しく少ないために製造工程でロット
ごとの粘度のばらつきが大きく、隔壁の形状保持が不安
定であり、また、これらの有機ゲル化剤は経時的に分子
間凝集作用が大きく、保存中に、ゾル化に要する最小剪
断応力が増大し、遠心分離操作時の浮上性の低下や、前
記分離機能の低下する傾向が認められるなど、保存安定
性にも問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は脂肪酸アミドを
チクソトロピー性付与剤として含有することを特徴とす
る血液分離剤に関する。
チクソトロピー性付与剤として含有することを特徴とす
る血液分離剤に関する。
【0007】
【実施例】本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検
討を重ねた結果、脂肪酸アミドをチクソトロピー性付与
剤として含有する血液分離剤が、脂肪酸アミドの比重が
低いために血液分離剤の比重と粘度を自在にコントロー
ルすることができ、従来の無機微粉末のように遠心分離
を行なったばあいでも分離剤の一部が血清(あるいは血
漿)中に油状物質として分離、浮遊することがなく、ま
た、隔壁強度が充分なものであるために血清中に血球が
残存するようなこともなく、さらには従来の有機ゲル化
剤のように保存中に分子間の凝集作用により、遠心分離
操作時の浮上性の低下や分離機能の低下などの保存安定
性が劣るようなこともないものであり、実用的にきわめ
てすぐれていることを見出し、本発明を完成するにいた
った。
討を重ねた結果、脂肪酸アミドをチクソトロピー性付与
剤として含有する血液分離剤が、脂肪酸アミドの比重が
低いために血液分離剤の比重と粘度を自在にコントロー
ルすることができ、従来の無機微粉末のように遠心分離
を行なったばあいでも分離剤の一部が血清(あるいは血
漿)中に油状物質として分離、浮遊することがなく、ま
た、隔壁強度が充分なものであるために血清中に血球が
残存するようなこともなく、さらには従来の有機ゲル化
剤のように保存中に分子間の凝集作用により、遠心分離
操作時の浮上性の低下や分離機能の低下などの保存安定
性が劣るようなこともないものであり、実用的にきわめ
てすぐれていることを見出し、本発明を完成するにいた
った。
【0008】つぎに本発明の血液分離剤について説明す
る。
る。
【0009】本発明において用いられる脂肪酸アミド
は、血液に対して不活性な炭素数10〜25の脂肪酸アミド
の単独あるいはこれらの混合物であり、好ましくは炭素
数16〜18の脂肪酸アミドの単独あるいはこれらの混合物
である。
は、血液に対して不活性な炭素数10〜25の脂肪酸アミド
の単独あるいはこれらの混合物であり、好ましくは炭素
数16〜18の脂肪酸アミドの単独あるいはこれらの混合物
である。
【0010】脂肪酸アミドの炭素数が25より大きいばあ
いは、アルキル基の影響が大きくチクソトロピー性の付
与が困難となり、炭素数が10より小さいばあいは融点が
低くなるために熱に対する安定性が悪くなり、血液分離
剤としては保存安定性がよくない。
いは、アルキル基の影響が大きくチクソトロピー性の付
与が困難となり、炭素数が10より小さいばあいは融点が
低くなるために熱に対する安定性が悪くなり、血液分離
剤としては保存安定性がよくない。
【0011】本発明の血液分離剤における脂肪酸アミド
の含有量は、ゲル状材料100 重量部に対して0.5 〜7重
量部が好ましく、1〜4重量部がとくに好ましい。脂肪
酸アミドの添加量が0.1 重量部より少ないばあいは、遠
心分離時の分離剤の強度が不充分となり、隔壁が流動し
やすく分離剤として充分に機能しない。また、分離剤の
形状保持が不安定で保存安定性も不充分となる。一方、
脂肪酸アミドの量が7重量部より多いばあいは、流動性
が逆に不充分となるため、遠心分離時の分離剤の浮上性
が低下するほか、多量の配合のために主成分のゲル状材
料に対する分散性が不充分となり、分離剤としての機能
の劣化が生じることになる。
の含有量は、ゲル状材料100 重量部に対して0.5 〜7重
量部が好ましく、1〜4重量部がとくに好ましい。脂肪
酸アミドの添加量が0.1 重量部より少ないばあいは、遠
心分離時の分離剤の強度が不充分となり、隔壁が流動し
やすく分離剤として充分に機能しない。また、分離剤の
形状保持が不安定で保存安定性も不充分となる。一方、
脂肪酸アミドの量が7重量部より多いばあいは、流動性
が逆に不充分となるため、遠心分離時の分離剤の浮上性
が低下するほか、多量の配合のために主成分のゲル状材
料に対する分散性が不充分となり、分離剤としての機能
の劣化が生じることになる。
【0012】本発明の血液分離剤に用いられるゲル状材
料は、通常用いられるものであればとくに限定されない
が、25℃において比重が1.035 〜1.055 、粘度が30,000
〜150,000cP であるものが好ましい。比重が1.035 未
満、粘度が30,000cP未満のばあい、えらえる分離剤が重
力などによる移動を生じやすく、形状保持が困難とな
り、保存安定性が劣る。たとえば、該分離剤を真空採血
管の底部に収容したとき、分離剤が該真空採血管の口部
を密閉しているゴム栓近傍への移動を生じると、遠心分
離後の血清もしくは血漿成分側あるいはゴム栓に分離剤
が残留をすることがあり、これらを汚染し、血清や血漿
の採取を困難にする。また、遠心分離中の血液分離剤の
浮上のタイミングが早くなり、分離剤の隔壁が早い時期
に形成されることから、血清分離において分離剤上部に
血球が残存しやすく、分離性能が不充分となる。
料は、通常用いられるものであればとくに限定されない
が、25℃において比重が1.035 〜1.055 、粘度が30,000
〜150,000cP であるものが好ましい。比重が1.035 未
満、粘度が30,000cP未満のばあい、えらえる分離剤が重
力などによる移動を生じやすく、形状保持が困難とな
り、保存安定性が劣る。たとえば、該分離剤を真空採血
管の底部に収容したとき、分離剤が該真空採血管の口部
を密閉しているゴム栓近傍への移動を生じると、遠心分
離後の血清もしくは血漿成分側あるいはゴム栓に分離剤
が残留をすることがあり、これらを汚染し、血清や血漿
の採取を困難にする。また、遠心分離中の血液分離剤の
浮上のタイミングが早くなり、分離剤の隔壁が早い時期
に形成されることから、血清分離において分離剤上部に
血球が残存しやすく、分離性能が不充分となる。
【0013】一方、比重が1.055 、粘度が150,000cP を
越えると、分離剤の浮上性が不充分となるため分離性能
が劣るうえ、高粘性のためハンドリングや採血管への分
注操作が容易でないなどの欠点を生ずる。
越えると、分離剤の浮上性が不充分となるため分離性能
が劣るうえ、高粘性のためハンドリングや採血管への分
注操作が容易でないなどの欠点を生ずる。
【0014】具体的なゲル状材料としては、セバシン酸
と2,2-ジメチル-1,3- プロパンジオールと1,2-プロパン
ジオールとの共重合体が好ましく、該共重合体の共重合
比がセバシン酸1モルに対して、2,2-ジメチル-1,3- プ
ロパンジオールと1,2-プロパンジオールの合計が1.02〜
1.07のモル比であるものがとくに好ましい。
と2,2-ジメチル-1,3- プロパンジオールと1,2-プロパン
ジオールとの共重合体が好ましく、該共重合体の共重合
比がセバシン酸1モルに対して、2,2-ジメチル-1,3- プ
ロパンジオールと1,2-プロパンジオールの合計が1.02〜
1.07のモル比であるものがとくに好ましい。
【0015】本発明の血液分離剤は、たとえばゲル状材
料を温度60〜80℃程度の範囲に加熱し、これに前記脂肪
酸アミドを所定量添加し、溶解するまで充分加熱しなが
ら剪断力を加えることで容易に製造される。
料を温度60〜80℃程度の範囲に加熱し、これに前記脂肪
酸アミドを所定量添加し、溶解するまで充分加熱しなが
ら剪断力を加えることで容易に製造される。
【0016】本発明の血液分離剤は血清成分と血餅成分
あるいは血漿成分と血餅成分との中間比重を有すること
が必要であり、したがって25℃における比重は1.035 〜
1.060 の範囲である。たとえば、血液分離剤を底部に収
容した血液分離管のばあい、血餅成分あるいは血球成分
と血液分離剤の比重差が大きいほど遠心分離の際の分離
剤の浮上性が大きく好ましい。しかし、比重が1.035 よ
りも小さいと、遠心分離後に、血清あるいは血漿成分中
に比重の小さい分離剤の一部が分離することがあり、好
ましくない。
あるいは血漿成分と血餅成分との中間比重を有すること
が必要であり、したがって25℃における比重は1.035 〜
1.060 の範囲である。たとえば、血液分離剤を底部に収
容した血液分離管のばあい、血餅成分あるいは血球成分
と血液分離剤の比重差が大きいほど遠心分離の際の分離
剤の浮上性が大きく好ましい。しかし、比重が1.035 よ
りも小さいと、遠心分離後に、血清あるいは血漿成分中
に比重の小さい分離剤の一部が分離することがあり、好
ましくない。
【0017】なお、前記のゲル状材料と特定量の脂肪酸
アミドとからなる本発明の血液分離剤は25℃で100,000
〜400,000cP の粘度(測定法は後述する実施例と同様)
を有するものが好ましい。
アミドとからなる本発明の血液分離剤は25℃で100,000
〜400,000cP の粘度(測定法は後述する実施例と同様)
を有するものが好ましい。
【0018】本発明の血液分離剤は、さらに従来のシリ
カなどのチクソトロピー性付与剤、比重調整剤である二
酸化チタンなどの無機物質を少量添加することで比重、
粘度を所望の値にコントロールすることもできる。
カなどのチクソトロピー性付与剤、比重調整剤である二
酸化チタンなどの無機物質を少量添加することで比重、
粘度を所望の値にコントロールすることもできる。
【0019】つぎに本発明を実施例によりさらに詳細に
説明するが、本発明はもとよりかかる実施例のみに限定
されるものではない。
説明するが、本発明はもとよりかかる実施例のみに限定
されるものではない。
【0020】なお、以下の粘度の測定は回転粘度計であ
るE型粘度計(コーン角度3°、直径28mm)(株式会社
東京計器製)を用い、比重の測定は硫酸第二銅法、すな
わち種々の濃度の硫酸第二銅溶液を調整し、検体の一滴
をこれに加え、その浮いたり沈んだりしない硫酸第二銅
溶液の比重を検体の比重とする方法を用いて行なった。
るE型粘度計(コーン角度3°、直径28mm)(株式会社
東京計器製)を用い、比重の測定は硫酸第二銅法、すな
わち種々の濃度の硫酸第二銅溶液を調整し、検体の一滴
をこれに加え、その浮いたり沈んだりしない硫酸第二銅
溶液の比重を検体の比重とする方法を用いて行なった。
【0021】共重合体の製造 参考例1 本発明の血液分離剤に用いるためのセバシン酸コポリエ
ステルは既知の方法で製造できる。
ステルは既知の方法で製造できる。
【0022】反応は、撹拌機、温度計、窒素導入管、温
度計と受容器とを有する凝縮器および蒸留ヘッドを備え
た中位の長さのビグレオックス(Vigfeaux)カラムを具備
した四つ口フラスコで行なった。凝縮器は水および(ま
たは)過剰のジオールを大気圧または減圧のどちらかで
反応混合物から蒸留できるように整えた。供給反応剤は
つぎのとおりである。
度計と受容器とを有する凝縮器および蒸留ヘッドを備え
た中位の長さのビグレオックス(Vigfeaux)カラムを具備
した四つ口フラスコで行なった。凝縮器は水および(ま
たは)過剰のジオールを大気圧または減圧のどちらかで
反応混合物から蒸留できるように整えた。供給反応剤は
つぎのとおりである。
【0023】セバシン酸202gに対して2,2-ジメチル-1,3
- プロパンジオール 89gおよび1,2-プロパンジオール16
g を四つ口フラスコに仕込み、反応混合物の温度を、蒸
気温度を約100 〜120 ℃に維持して反応系の水を除去し
ながら約225 ℃にした。約4時間後に水の発生速度が下
がったとき、少量(総反応供給物に対して0.005 重量
%)のチタン系エステル化触媒を加えて、反応系に減圧
(70〜100 mmHg)を適用した。さらに5時間の減圧反
応、さらに圧力を5mmHg以下に下げて、3時間反応を行
なったのち、高粘度の反応混合物を反応容器から取り出
し、冷却した。98%の収率でえられた共重合体は、25℃
で粘度が35,000cP、比重は1.041 であった。
- プロパンジオール 89gおよび1,2-プロパンジオール16
g を四つ口フラスコに仕込み、反応混合物の温度を、蒸
気温度を約100 〜120 ℃に維持して反応系の水を除去し
ながら約225 ℃にした。約4時間後に水の発生速度が下
がったとき、少量(総反応供給物に対して0.005 重量
%)のチタン系エステル化触媒を加えて、反応系に減圧
(70〜100 mmHg)を適用した。さらに5時間の減圧反
応、さらに圧力を5mmHg以下に下げて、3時間反応を行
なったのち、高粘度の反応混合物を反応容器から取り出
し、冷却した。98%の収率でえられた共重合体は、25℃
で粘度が35,000cP、比重は1.041 であった。
【0024】参考例2 セバシン酸202gに対して2,2-ジメチル-1,3- プロパンジ
オール87g および1,2-プロパンジオール15g を仕込み、
参考例1と同様の方法で共重合体を製造した。総反応時
間は15時間であり、反応における最後の3時間は1.5mmH
g の減圧を適用した。95%の収率でえられた共重合体
は、25℃で粘度が150,000cP 、比重は1.041 であった。
オール87g および1,2-プロパンジオール15g を仕込み、
参考例1と同様の方法で共重合体を製造した。総反応時
間は15時間であり、反応における最後の3時間は1.5mmH
g の減圧を適用した。95%の収率でえられた共重合体
は、25℃で粘度が150,000cP 、比重は1.041 であった。
【0025】参考例3 セバシン酸202gに対して2,2-ジメチル-1,3- プロパンジ
オール88g および1,2-プロパンジオール16g を仕込み、
参考例1と同様の方法で共重合体を製造した。総反応時
間は15時間であり、反応における最後の3時間は1.5mmH
g の減圧を適用した。95%の収率でえられた共重合体
は、25℃で粘度が68,000cP、比重は1.041であった。
オール88g および1,2-プロパンジオール16g を仕込み、
参考例1と同様の方法で共重合体を製造した。総反応時
間は15時間であり、反応における最後の3時間は1.5mmH
g の減圧を適用した。95%の収率でえられた共重合体
は、25℃で粘度が68,000cP、比重は1.041であった。
【0026】血液分離剤の製造 実施例1 参考例1でえられた共重合体100 重量部に対して、ステ
アリン酸アミド(混合物として少量のパルミチン酸アミ
ドを含有する)2重量部配合して、25℃における粘度14
0,000cP 、比重1.043 の血液分離剤をえた。
アリン酸アミド(混合物として少量のパルミチン酸アミ
ドを含有する)2重量部配合して、25℃における粘度14
0,000cP 、比重1.043 の血液分離剤をえた。
【0027】実施例2 参考例1でえられた共重合体100 重量部に対して、ステ
アリン酸アミド3重量部を配合して、25℃における粘度
187,000cP 、比重1.042 の血液分離剤をえた。
アリン酸アミド3重量部を配合して、25℃における粘度
187,000cP 、比重1.042 の血液分離剤をえた。
【0028】実施例3 参考例2でえられた共重合体100 重量部に対して、ステ
アリン酸アミドを2重量部配合して、25℃における粘度
260,000cP 、比重1.041 の血液分離剤をえた。
アリン酸アミドを2重量部配合して、25℃における粘度
260,000cP 、比重1.041 の血液分離剤をえた。
【0029】実施例4 参考例3でえられた共重合体100 重量部に対して、ステ
アリン酸アミドを3重量部配合して、25℃における粘度
156,000cP 、比重1.042 の血液分離剤をえた。
アリン酸アミドを3重量部配合して、25℃における粘度
156,000cP 、比重1.042 の血液分離剤をえた。
【0030】実施例5 参考例3でえられた共重合体100 重量部に対して、ステ
アリン酸アミドを4重量部配合して、25℃における粘度
187,000cP 、比重1.042 の血液分離剤をえた。
アリン酸アミドを4重量部配合して、25℃における粘度
187,000cP 、比重1.042 の血液分離剤をえた。
【0031】比較例1 参考例3でえられた共重合体100 重量部に対して、ステ
アリン酸アミドを0.01重量部配合して、25℃における粘
度80,000cP、比重1.041 の血液分離剤をえた。
アリン酸アミドを0.01重量部配合して、25℃における粘
度80,000cP、比重1.041 の血液分離剤をえた。
【0032】比較例2 参考例2でえられた共重合体100 重量部に対して、ステ
アリン酸アミドを10重量部配合して、25℃における粘度
460,000cP 、比重1.044 の血液分離剤をえた。
アリン酸アミドを10重量部配合して、25℃における粘度
460,000cP 、比重1.044 の血液分離剤をえた。
【0033】比較例3 参考例1でえられた共重合体100 重量部に対して、ファ
インシリカ(アエロジル300 、日本アエロジル社)2重
量部の配合を行ない、25℃における粘度100,000cP 、比
重1.053 の血液分離剤をえた。
インシリカ(アエロジル300 、日本アエロジル社)2重
量部の配合を行ない、25℃における粘度100,000cP 、比
重1.053 の血液分離剤をえた。
【0034】試験例 実施例1〜5および比較例1〜3でえられた各血液分離
剤について、下記のように保存安定性と血液分離性能を
調べた。
剤について、下記のように保存安定性と血液分離性能を
調べた。
【0035】(1) 保存安定性 内径13.6mmのガラス製ならびにポリエチレンテレフタレ
ート製血液分離管に実施例、比較例でえた血液分離剤を
それぞれ1.5g分注し、25℃で24時間放置後、各温度条件
での血液分離剤の流れ長を測定した。流れ長とは、血液
分離剤を充填した位置から各保存時間で保存後の血液分
離剤の流れた長さをいう。結果を表1に示す。
ート製血液分離管に実施例、比較例でえた血液分離剤を
それぞれ1.5g分注し、25℃で24時間放置後、各温度条件
での血液分離剤の流れ長を測定した。流れ長とは、血液
分離剤を充填した位置から各保存時間で保存後の血液分
離剤の流れた長さをいう。結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】以上の結果より、本発明の血液分離剤は経
時的に安定であり、輸送時などにおいて血液分離管内で
の流動が少ないことがわかった。
時的に安定であり、輸送時などにおいて血液分離管内で
の流動が少ないことがわかった。
【0038】(2) 血液分離性能 内径13.6mmのガラス製ならびにポリエチレンテレフタレ
ート製血液分離管内に、実施例、比較例でえた血液分離
剤をそれぞれ1.7g分注し、40℃で336 時間保存したの
ち、24時間室温で放置した。
ート製血液分離管内に、実施例、比較例でえた血液分離
剤をそれぞれ1.7g分注し、40℃で336 時間保存したの
ち、24時間室温で放置した。
【0039】これに人体より全血9mlを採血し、血液が
充分凝固したのち、1,300G×10分で遠心分離し、分離剤
の性能についてつぎに示した評価基準で評価した。
充分凝固したのち、1,300G×10分で遠心分離し、分離剤
の性能についてつぎに示した評価基準で評価した。
【0040】ここで、浮上性としては、血液を採取した
血液分離管を遠心分離したのちの分離剤の浮上を調べた
ものであり、分離剤が完全に浮上したものを良好(++
+)、少し分離剤が血液分離管の底に残ったものをやや
良好(++)、かなり分離剤が血液分離管の底に残った
ものをやや劣る(+)、分離剤が完全に浮上しなかった
ものを劣る(±)とした。
血液分離管を遠心分離したのちの分離剤の浮上を調べた
ものであり、分離剤が完全に浮上したものを良好(++
+)、少し分離剤が血液分離管の底に残ったものをやや
良好(++)、かなり分離剤が血液分離管の底に残った
ものをやや劣る(+)、分離剤が完全に浮上しなかった
ものを劣る(±)とした。
【0041】隔壁安定性としては、遠心分離24時間後、
血清と血餅のあいだの隔壁と血液分離管との結合状態を
みたものであり、隔壁が完全に血液分離管と結合してい
るものを良好(+++)、隔壁と血液分離管との結合が
少し剥がれているものをやや良好(++)、隔壁と血液
分離管との結合がかなり剥がれているものをやや劣る
(+)、隔壁と血液分離管との結合が完全に剥がれてい
るものを劣る(±)とした。
血清と血餅のあいだの隔壁と血液分離管との結合状態を
みたものであり、隔壁が完全に血液分離管と結合してい
るものを良好(+++)、隔壁と血液分離管との結合が
少し剥がれているものをやや良好(++)、隔壁と血液
分離管との結合がかなり剥がれているものをやや劣る
(+)、隔壁と血液分離管との結合が完全に剥がれてい
るものを劣る(±)とした。
【0042】油状物質分離としては、血清表面への油状
物質分離の有無をみた。
物質分離の有無をみた。
【0043】血清の赤色着色は、血球残存および溶血を
確認するために観察した。
確認するために観察した。
【0044】ガラス製の血液分離管での評価結果を表2
に、ポリエチレンテレフタレート製血液分離管での評価
結果を表3に示す。
に、ポリエチレンテレフタレート製血液分離管での評価
結果を表3に示す。
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】以上の結果より、本発明の血液分離剤を用
いた血液分離では、分離管としてガラス製のもの、ポリ
エチレンテレフタレート製のもの、どちらを用いても浮
上性、隔壁安定性ともに良好で、油状物質の分離もまっ
たくみられず、血清中への血球残存または溶血などもみ
られないことがわかった。
いた血液分離では、分離管としてガラス製のもの、ポリ
エチレンテレフタレート製のもの、どちらを用いても浮
上性、隔壁安定性ともに良好で、油状物質の分離もまっ
たくみられず、血清中への血球残存または溶血などもみ
られないことがわかった。
【0048】
【発明の効果】本発明により、分離性能が良好でしかも
経時的に安定な、すなわち輸送時などにおいて血液分離
管内で流動することがなく、かつ保存によって最小剪断
応力、遠心分離浮上性および分離機能の変わらないすぐ
れた血液分離剤が提供される。また本発明の血液分離剤
は血液に対して不活性であり、血液の吸着、溶血などの
現象を生じさせるおそれもなく、さらに、γ線などによ
る放射線滅菌によっても物理的、化学的に変化しないも
のである。また、油状物質分離など、検査機器への悪影
響を及ぼすような現象も生じないものである。
経時的に安定な、すなわち輸送時などにおいて血液分離
管内で流動することがなく、かつ保存によって最小剪断
応力、遠心分離浮上性および分離機能の変わらないすぐ
れた血液分離剤が提供される。また本発明の血液分離剤
は血液に対して不活性であり、血液の吸着、溶血などの
現象を生じさせるおそれもなく、さらに、γ線などによ
る放射線滅菌によっても物理的、化学的に変化しないも
のである。また、油状物質分離など、検査機器への悪影
響を及ぼすような現象も生じないものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 脂肪酸アミドをチクソトロピー性付与剤
として含有することを特徴とする血液分離剤。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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EP92108434A EP0520185B1 (en) | 1991-06-25 | 1992-05-19 | Blood separation means |
DE69208537T DE69208537T2 (de) | 1991-06-25 | 1992-05-19 | Mittel zur Auftrennung von Blut |
CS921933A CZ281239B6 (cs) | 1991-06-25 | 1992-06-23 | Prostředek pro separaci krve |
US07/904,325 US5304605A (en) | 1991-06-25 | 1992-06-25 | Blood separation composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3153236A JP2550232B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 血液分離剤 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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---|---|
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CZ (1) | CZ281239B6 (ja) |
DE (1) | DE69208537T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3063799B2 (ja) * | 1991-10-16 | 2000-07-12 | 株式会社ニッショー | 血液分離剤 |
SE9301188D0 (sv) * | 1993-04-08 | 1993-04-08 | Gramineer Ab | New process |
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US7971730B2 (en) * | 2005-08-10 | 2011-07-05 | The Regents Of The University Of California | Collection tubes apparatus, systems and methods |
US7673758B2 (en) | 2005-08-10 | 2010-03-09 | The Regents Of The University Of California | Collection tubes apparatus, systems, and methods |
US9248447B2 (en) * | 2005-08-10 | 2016-02-02 | The Regents Of The University Of California | Polymers for use in centrifugal separation of liquids |
US7674388B2 (en) * | 2005-08-10 | 2010-03-09 | The Regents Of The University Of California | Photopolymer serum separator |
MX366109B (es) | 2008-07-21 | 2019-06-26 | Becton Dickinson Co | Dispositivo de separacion de fases por densidad. |
CN102149473B (zh) | 2008-07-21 | 2014-12-31 | 贝克顿·迪金森公司 | 密度相分离装置 |
AU2009274099B2 (en) | 2008-07-21 | 2012-06-28 | Becton, Dickinson And Company | Density phase separation device |
SG176028A1 (en) | 2009-05-15 | 2011-12-29 | Becton Dickinson Co | Density phase separation device |
US9669405B2 (en) | 2012-10-22 | 2017-06-06 | The Regents Of The University Of California | Sterilizable photopolymer serum separator |
US9694359B2 (en) | 2014-11-13 | 2017-07-04 | Becton, Dickinson And Company | Mechanical separator for a biological fluid |
EP3279654B1 (en) * | 2015-03-31 | 2020-12-23 | Sekisui Medical Co., Ltd. | Composition for serum or plasma separation, and container for blood collection |
KR20170006924A (ko) | 2015-07-10 | 2017-01-18 | 이문용 | 혈액 채혈관용 분리겔 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3135183A1 (de) * | 1981-09-05 | 1983-03-17 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Thixotropiermittel fuer ungesaettigte polyesterharze |
US4386003A (en) * | 1981-09-17 | 1983-05-31 | Sherwood Medical Industries Inc. | Blood separating composition |
US5093019A (en) * | 1988-12-08 | 1992-03-03 | Mitsubishi Kasei Corporation | Liquid separating agent consisting essentially of a copolymer of an α- |
US4994393A (en) * | 1989-02-22 | 1991-02-19 | Becton, Dickinson And Company | Blood partitioning composition |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3153236A patent/JP2550232B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-05-19 DE DE69208537T patent/DE69208537T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-05-19 EP EP92108434A patent/EP0520185B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-06-23 CZ CS921933A patent/CZ281239B6/cs not_active IP Right Cessation
- 1992-06-25 US US07/904,325 patent/US5304605A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011043488A (ja) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | Nipro Corp | 血液分離剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5304605A (en) | 1994-04-19 |
JPH052014A (ja) | 1993-01-08 |
EP0520185A1 (en) | 1992-12-30 |
CZ281239B6 (cs) | 1996-07-17 |
CZ193392A3 (en) | 1993-01-13 |
DE69208537T2 (de) | 1996-07-11 |
DE69208537D1 (de) | 1996-04-04 |
EP0520185B1 (en) | 1996-02-28 |
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Legal Events
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