JPH05106987A - 空調用室内熱交換器 - Google Patents
空調用室内熱交換器Info
- Publication number
- JPH05106987A JPH05106987A JP3270706A JP27070691A JPH05106987A JP H05106987 A JPH05106987 A JP H05106987A JP 3270706 A JP3270706 A JP 3270706A JP 27070691 A JP27070691 A JP 27070691A JP H05106987 A JPH05106987 A JP H05106987A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- heat transfer
- tubes
- heat exchanger
- medium passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は伝熱管に接するプレートフィンの伝熱
面積を分岐点より上側を小さく、分岐点より下側を大き
くすることにより、熱媒体の流量に対し適切な伝熱管に
接するプレートフィンの伝熱面積とすることによりプレ
ートフィン式熱交換器の熱伝達性能を向上させることを
目的とする。 【構成】プレートフィン式熱交換器４の熱媒体通路であ
る伝熱管を段方向に２系統に分岐することにより、これ
に接するプレートフィンを２つの熱伝達面に分け、分岐
点より下側の伝熱管の段数を一方の分岐点より上側の伝
熱管の段数より多くすることにより、それに接するプレ
ートフィンの熱伝達面の面積を異なる構成としている。
面積を分岐点より上側を小さく、分岐点より下側を大き
くすることにより、熱媒体の流量に対し適切な伝熱管に
接するプレートフィンの伝熱面積とすることによりプレ
ートフィン式熱交換器の熱伝達性能を向上させることを
目的とする。 【構成】プレートフィン式熱交換器４の熱媒体通路であ
る伝熱管を段方向に２系統に分岐することにより、これ
に接するプレートフィンを２つの熱伝達面に分け、分岐
点より下側の伝熱管の段数を一方の分岐点より上側の伝
熱管の段数より多くすることにより、それに接するプレ
ートフィンの熱伝達面の面積を異なる構成としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、クロスフローファンを
用いた空調用室内機に供せられ、室内空気から熱を取り
込み、もしくは室内空気へ熱を放出する多段のフィンチ
ューブ式熱交換器に関するものである。
用いた空調用室内機に供せられ、室内空気から熱を取り
込み、もしくは室内空気へ熱を放出する多段のフィンチ
ューブ式熱交換器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の空調用室内熱交換器であ
るフィンチューブ式熱交換器は、図２に示すように、プ
レートフィン１を垂直に貫通する媒体通路である多段の
伝熱管２を段方向に２系統に分岐し、各々の系統の伝熱
管２の段数が同一になるように構成されていた。
るフィンチューブ式熱交換器は、図２に示すように、プ
レートフィン１を垂直に貫通する媒体通路である多段の
伝熱管２を段方向に２系統に分岐し、各々の系統の伝熱
管２の段数が同一になるように構成されていた。
【０００３】また、図３に示すように、室内機３にこの
プレートフィン式熱交換器４が室内空気の流入側に設け
られ、プレートフィン式熱交換器４の斜め下方である室
内機３の空気流出側にクロスフローファン５がもうけら
れていた。
プレートフィン式熱交換器４が室内空気の流入側に設け
られ、プレートフィン式熱交換器４の斜め下方である室
内機３の空気流出側にクロスフローファン５がもうけら
れていた。
【０００４】すなわち伝熱管２にフロンなどの熱媒体を
渡し、クロスフローファン５を回転させることにより、
室内空気をフィンチューブ式熱交換器４の多数のプレー
トフィン１の間を通過させ、熱媒体と熱交換し、冷風あ
るいは温風を室内に吹き出すようになっていた。
渡し、クロスフローファン５を回転させることにより、
室内空気をフィンチューブ式熱交換器４の多数のプレー
トフィン１の間を通過させ、熱媒体と熱交換し、冷風あ
るいは温風を室内に吹き出すようになっていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うなプレートフィン式熱交換器４の媒体通路構成では、
次のような課題があった。
うなプレートフィン式熱交換器４の媒体通路構成では、
次のような課題があった。
【０００６】プレートフィン式熱交換器４の熱媒体の流
路抵抗を下げるために２系統に分岐しているが、各々の
系統のプレートフィンによる伝熱面積を同一にする為、
熱媒体の通路である伝熱管２の接続段数を両系統とも同
一にしている。一方、分岐点より重力方向で上側の熱媒
体は引力に逆らう方向に、分岐され、重力方向で下側の
熱媒体は引力と同方向に分岐される為に、分岐点より上
側と下側に流れる熱媒体の流量の違いは避けられず、分
岐点より下側の熱媒体の流量が大き過ぎ、分岐点より上
側の流量が小さ過ぎて、熱交換効率を減少させていた。
路抵抗を下げるために２系統に分岐しているが、各々の
系統のプレートフィンによる伝熱面積を同一にする為、
熱媒体の通路である伝熱管２の接続段数を両系統とも同
一にしている。一方、分岐点より重力方向で上側の熱媒
体は引力に逆らう方向に、分岐され、重力方向で下側の
熱媒体は引力と同方向に分岐される為に、分岐点より上
側と下側に流れる熱媒体の流量の違いは避けられず、分
岐点より下側の熱媒体の流量が大き過ぎ、分岐点より上
側の流量が小さ過ぎて、熱交換効率を減少させていた。
【０００７】本発明はかかる従来の課題を解消するもの
で、伝熱管に接するプレートフィンの伝熱面積を分岐点
より上側を小さく、分岐点より下側を大きくすることに
より、熱媒体の流量に対し適切な伝熱管に接するプレー
トフィンの伝熱面積とすることによりプレートフィン式
熱交換器の熱伝達性能を向上させることを目的とする。
で、伝熱管に接するプレートフィンの伝熱面積を分岐点
より上側を小さく、分岐点より下側を大きくすることに
より、熱媒体の流量に対し適切な伝熱管に接するプレー
トフィンの伝熱面積とすることによりプレートフィン式
熱交換器の熱伝達性能を向上させることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の空調用室内熱交換器は、熱媒体通路である伝
熱管を段方向に２系統に分岐することによりプレートフ
ィンによる伝熱面積を２つに分け、分岐点より重力方向
で上側の媒体通路系統の伝熱管の段数を一方の分岐点よ
り重力方向で下側の媒体通路系統の伝熱管の段数より少
なくすることにより下側のプレートフィンによる伝熱面
積を上側の伝熱面積より大きくし、系統により伝熱面積
の大きさを異なる構成としている。
に本発明の空調用室内熱交換器は、熱媒体通路である伝
熱管を段方向に２系統に分岐することによりプレートフ
ィンによる伝熱面積を２つに分け、分岐点より重力方向
で上側の媒体通路系統の伝熱管の段数を一方の分岐点よ
り重力方向で下側の媒体通路系統の伝熱管の段数より少
なくすることにより下側のプレートフィンによる伝熱面
積を上側の伝熱面積より大きくし、系統により伝熱面積
の大きさを異なる構成としている。
【０００９】
【作用】この構成により、２系統に分岐されたプレート
フィン式熱交換器の熱媒体通路系統上のプレートフィン
による伝熱面積は、引力により熱媒体の流量が少ない分
岐点より上側が小さく、引力により熱媒体の流量の多い
分岐点より下側が大きくなることから、熱交換量が増大
し、プレートフィン式熱交換器全体としても熱交換効率
が向上することになる。
フィン式熱交換器の熱媒体通路系統上のプレートフィン
による伝熱面積は、引力により熱媒体の流量が少ない分
岐点より上側が小さく、引力により熱媒体の流量の多い
分岐点より下側が大きくなることから、熱交換量が増大
し、プレートフィン式熱交換器全体としても熱交換効率
が向上することになる。
【００１０】
【実施例】図１，図３において、１はプレートフィン、
２はプレートフィン１を貫通する伝熱管、３は室内機、
４は室内機３の室内空気吸い込み側に設けられたプレー
トフィン式熱交換器、５はクロスフローファンである。
ここでプレートフィン式熱交換器４の熱媒体通路である
伝熱管２を段方向に２系統に分岐することにより、これ
に接するプレートフィン１を２つの熱伝達面に分け、分
岐点より下側の伝熱管２の段数を一方の分岐点より上側
の伝熱管２の段数より多くすることにより、それに接す
るプレートフィン１の熱伝達面の面積を異なる構成とし
ている。上記構成において、２系統に分岐されたプレー
トフイン式熱交換器４の熱伝達面の面積は、分岐点より
下側が大きく上側が小さくなる。この結果、分岐点より
下側の熱伝達面積が大きく、熱媒体の流量も引力方向の
流れの為多くなることから、熱交換量が増大し、プレー
トフィン式熱交換器４全体としても熱交換効率が向上す
ることになる。
２はプレートフィン１を貫通する伝熱管、３は室内機、
４は室内機３の室内空気吸い込み側に設けられたプレー
トフィン式熱交換器、５はクロスフローファンである。
ここでプレートフィン式熱交換器４の熱媒体通路である
伝熱管２を段方向に２系統に分岐することにより、これ
に接するプレートフィン１を２つの熱伝達面に分け、分
岐点より下側の伝熱管２の段数を一方の分岐点より上側
の伝熱管２の段数より多くすることにより、それに接す
るプレートフィン１の熱伝達面の面積を異なる構成とし
ている。上記構成において、２系統に分岐されたプレー
トフイン式熱交換器４の熱伝達面の面積は、分岐点より
下側が大きく上側が小さくなる。この結果、分岐点より
下側の熱伝達面積が大きく、熱媒体の流量も引力方向の
流れの為多くなることから、熱交換量が増大し、プレー
トフィン式熱交換器４全体としても熱交換効率が向上す
ることになる。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明の空調用室内熱交換
器によれば、熱媒体通路である伝熱管を段方向に２系統
に分岐し、分岐点より下側の媒体通路系統の伝熱管の段
数を一方の分岐点より上側の媒体通路系統の伝熱管の段
数より多くなるようにしたため、伝熱管の媒体通路系統
により２系統化された伝熱管に接するプレートフィンの
熱伝達面の面積が、分岐点により下側が大きくなる。こ
の結果、分岐点より下側の熱媒体の流量が引力方向の流
れの為多くなることから、熱交換量が増大し、プレート
フィン式熱交換器全体としても熱交換効率が向上するこ
とになる。また、熱交換効率が向上し、暖房時は吹き出
し温度が高くなり、冷房時は吹き出し冷風温度が低くな
り、快適な室内空調となる。
器によれば、熱媒体通路である伝熱管を段方向に２系統
に分岐し、分岐点より下側の媒体通路系統の伝熱管の段
数を一方の分岐点より上側の媒体通路系統の伝熱管の段
数より多くなるようにしたため、伝熱管の媒体通路系統
により２系統化された伝熱管に接するプレートフィンの
熱伝達面の面積が、分岐点により下側が大きくなる。こ
の結果、分岐点より下側の熱媒体の流量が引力方向の流
れの為多くなることから、熱交換量が増大し、プレート
フィン式熱交換器全体としても熱交換効率が向上するこ
とになる。また、熱交換効率が向上し、暖房時は吹き出
し温度が高くなり、冷房時は吹き出し冷風温度が低くな
り、快適な室内空調となる。
【図１】本発明の一実施例における空調用室内熱交換器
の断面図である。
の断面図である。
【図２】従来の空調用室内熱交換器の断面図である。
【図３】空調用室内機の断面図である。
１…プレートフィン、２…伝熱管、３…室内機、４…プ
レートフィン式熱交換器、５…クロスフローファン。
レートフィン式熱交換器、５…クロスフローファン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小曽戸 荘一 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 金子 友通 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所栃木工場内
Claims (1)
- 【請求項１】クロスフローファンの稼働により空調を行
う空調用室内機の多段の伝熱管を有するフィンチューブ
式熱交換器を設け、媒体通路である伝熱管を段方向に２
系統に分岐し、分岐点より重力方向で上側の媒体通路系
統の伝熱管の数段を一方の分岐点より重力方向で下側の
媒体通路系統の伝熱管の段数より多くなるよう媒体通路
である伝熱管を接続したことを特徴とする空調用室内熱
交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3270706A JPH05106987A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 空調用室内熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3270706A JPH05106987A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 空調用室内熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05106987A true JPH05106987A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17489829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3270706A Pending JPH05106987A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 空調用室内熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05106987A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108180615A (zh) * | 2017-12-27 | 2018-06-19 | 海信（山东）空调有限公司 | 一种室外换热器和空调器室外机 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP3270706A patent/JPH05106987A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108180615A (zh) * | 2017-12-27 | 2018-06-19 | 海信（山东）空调有限公司 | 一种室外换热器和空调器室外机 |
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