JPH0717951Y2 - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH0717951Y2 JPH0717951Y2 JP1988145981U JP14598188U JPH0717951Y2 JP H0717951 Y2 JPH0717951 Y2 JP H0717951Y2 JP 1988145981 U JP1988145981 U JP 1988145981U JP 14598188 U JP14598188 U JP 14598188U JP H0717951 Y2 JPH0717951 Y2 JP H0717951Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- pipe
- circuits
- horizontal portion
- refrigerant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は分離型空気調和機の壁掛式室内ユニット内に組
み付けられる熱交換器等に好適なフィンチューブ形熱交
換器に関する。
み付けられる熱交換器等に好適なフィンチューブ形熱交
換器に関する。
（従来の技術） 従来の分離型空気調和機の壁掛式室内ユニットの縦断面
図が第５図に示されている。
図が第５図に示されている。
第５図において、１は本体ケース、２は本体ケース１の
前面に取り付けられたフロントパネル、３はフロントパ
ネル２に形成された吸込グリル2aに対向するように配設
されたフィンチューブ形熱交換器、４は熱交換器３の下
部後方に配設されたクロスフロー型ファン、５はフロン
トパネル２の下部に形成された空気吹出口、６は空気吹
出口５に配設された吹出ルーバ、７は熱交換器３の下に
配設されたドレンパン、８は吸込グリル2aの背後に配設
されたエアフィルタである。
前面に取り付けられたフロントパネル、３はフロントパ
ネル２に形成された吸込グリル2aに対向するように配設
されたフィンチューブ形熱交換器、４は熱交換器３の下
部後方に配設されたクロスフロー型ファン、５はフロン
トパネル２の下部に形成された空気吹出口、６は空気吹
出口５に配設された吹出ルーバ、７は熱交換器３の下に
配設されたドレンパン、８は吸込グリル2aの背後に配設
されたエアフィルタである。
熱交換器３はその上部が風下に向かって後退するように
傾斜させて配設され、この熱交換器３は多数のプレート
フィンとヘアピンチューブとベンド管を具えている。こ
れらヘアピンチューブの端部にベンド管を接続すること
によって形成された流体流路は複数のサーキットに分割
されている。
傾斜させて配設され、この熱交換器３は多数のプレート
フィンとヘアピンチューブとベンド管を具えている。こ
れらヘアピンチューブの端部にベンド管を接続すること
によって形成された流体流路は複数のサーキットに分割
されている。
空気調和機の運転時、ファン４が回転することにより室
内空気が実線矢印で示すように吸込グリル2aから本体ケ
ース１内に吸入されてエアフィルタ８を流過する過程で
その中に含まれる塵埃が除去される。次いで、熱交換器
３を流過する過程で冷媒と熱交換して冷却又は加熱され
た後、ファン４によって付勢されて空気吹出口５から吹
出ルーバ６に案内されて室内に吹き出される。
内空気が実線矢印で示すように吸込グリル2aから本体ケ
ース１内に吸入されてエアフィルタ８を流過する過程で
その中に含まれる塵埃が除去される。次いで、熱交換器
３を流過する過程で冷媒と熱交換して冷却又は加熱され
た後、ファン４によって付勢されて空気吹出口５から吹
出ルーバ６に案内されて室内に吹き出される。
この空気調和機の冷媒回路図が第６図に示されている。
空気調和機の冷房運転時、室外ユニットＡの圧縮機９か
ら吐出された冷媒ガスは、実線矢印で示すように、四方
切換弁10を経て室外熱交換器11に入り、ここで室外ファ
ン12によって送風される外気と熱交換することにより冷
却されて凝縮液化する。この冷媒液はキャピラリチュー
ブ13で絞られることにより断熱膨張して気液二相とな
り、この状態で操作弁14、接続液管15、操作弁16を通っ
て室内ユニットＢに送られる。そして、流量分配器17、
分岐管18を通って室内熱交換器３に入り、その複数のサ
ーキット3a、3bを並列に流過する過程で室外ファン４に
よって送られる室内空気を冷却することにより自身は蒸
発気化する。そして、分岐管19を経て合流し、操作弁2
0、接続ガス管21、操作弁22を通って室外ユニットＡに
戻り、その四方切換弁10、アキュムレータ23を経て圧縮
機９に循環する。
ら吐出された冷媒ガスは、実線矢印で示すように、四方
切換弁10を経て室外熱交換器11に入り、ここで室外ファ
ン12によって送風される外気と熱交換することにより冷
却されて凝縮液化する。この冷媒液はキャピラリチュー
ブ13で絞られることにより断熱膨張して気液二相とな
り、この状態で操作弁14、接続液管15、操作弁16を通っ
て室内ユニットＢに送られる。そして、流量分配器17、
分岐管18を通って室内熱交換器３に入り、その複数のサ
ーキット3a、3bを並列に流過する過程で室外ファン４に
よって送られる室内空気を冷却することにより自身は蒸
発気化する。そして、分岐管19を経て合流し、操作弁2
0、接続ガス管21、操作弁22を通って室外ユニットＡに
戻り、その四方切換弁10、アキュムレータ23を経て圧縮
機９に循環する。
空気調和機の暖房運転時には、四方切換弁10が切り換え
られるので、冷媒は破線矢印で示すように循環する。
られるので、冷媒は破線矢印で示すように循環する。
（考案が解決しようとする課題） 上記従来の室内ユニットにおいては、熱交換器３のサー
キット3a及び3b内に気液二相の冷媒を均等に分流させる
ために、熱交換器３の外部に流量分配器17、分岐管18、
19を設けていたので、これらのコスト及び組立工数が嵩
むのみならずこれを据え付けるのに大きなスペースを要
するので、室内ユニットの薄型化、小型化の障害となっ
ていた。
キット3a及び3b内に気液二相の冷媒を均等に分流させる
ために、熱交換器３の外部に流量分配器17、分岐管18、
19を設けていたので、これらのコスト及び組立工数が嵩
むのみならずこれを据え付けるのに大きなスペースを要
するので、室内ユニットの薄型化、小型化の障害となっ
ていた。
（課題を解決するための手段） 本考案は上記課題を解決するために提案されたものであ
って、その要旨とするところは、ヘアピンチューブの端
部にベンド管を接続することによって形成された流体流
路を複数のサーキットに分割してなるフィンチューブ形
熱交換器において、上記複数のサーキットの入口に位置
するベンド管又はヘアピンチューブの頂部に水平部を形
成し、この水平部の中央に直接流体入口配管を接続した
ことを特徴とする熱交換器にある。
って、その要旨とするところは、ヘアピンチューブの端
部にベンド管を接続することによって形成された流体流
路を複数のサーキットに分割してなるフィンチューブ形
熱交換器において、上記複数のサーキットの入口に位置
するベンド管又はヘアピンチューブの頂部に水平部を形
成し、この水平部の中央に直接流体入口配管を接続した
ことを特徴とする熱交換器にある。
（作用） 本考案においては、上記構成を具えているため、流体は
流体入口配管から複数のサーキットの入口に位置するベ
ンド管又はヘアピンチューブの頂部に形成された水平部
の中央に直接入り、この水平部で均等に分岐して複数の
サーキットにそれぞれ流入する。
流体入口配管から複数のサーキットの入口に位置するベ
ンド管又はヘアピンチューブの頂部に形成された水平部
の中央に直接入り、この水平部で均等に分岐して複数の
サーキットにそれぞれ流入する。
（実施例） 本考案の１実施例が第１図ないし第３図に示されてい
る。
る。
第１図ないし第３図において、熱交換器３はヘアピンチ
ューブ31、ベンド管32、フィン33、側板34を具えてい
る。
ューブ31、ベンド管32、フィン33、側板34を具えてい
る。
ヘアピンチューブ31はその直管部をフィン33に穿設され
た穴内に挿入し、この直管部を拡管することによってフ
ィン33に密着固定されている。そして、ヘアピンチュー
ブ31とこの両端部にそれぞれ接続されたベンド管32によ
って冷媒流路が形成され、この冷媒流路は２つのサーキ
ットS1と2に分割されている。これら２つのサーキットS
1及び2の入口及び出口に位置するベンド管32A及び32Bの
頂部は、第３図に明示するように、水平部320が形成さ
れ、この水平部320の中央に冷媒配管35、36が直接接続
されている。
た穴内に挿入し、この直管部を拡管することによってフ
ィン33に密着固定されている。そして、ヘアピンチュー
ブ31とこの両端部にそれぞれ接続されたベンド管32によ
って冷媒流路が形成され、この冷媒流路は２つのサーキ
ットS1と2に分割されている。これら２つのサーキットS
1及び2の入口及び出口に位置するベンド管32A及び32Bの
頂部は、第３図に明示するように、水平部320が形成さ
れ、この水平部320の中央に冷媒配管35、36が直接接続
されている。
他の構成は第５図及び第６図に示す従来のものと同様で
あり、対応する部材には同じ符号が付されている。
あり、対応する部材には同じ符号が付されている。
しかして、冷媒供給管35から送られた気液二相の冷媒は
ベンド管32Aの水平部320に流入して、ここで均等に分岐
して２つのサーキットS1及び2に流入し、これら複数の
サーキットS1及び2内を並列に流過してベンド管32Bに入
り、ここで合流して冷媒流出管36を経て流出する。
ベンド管32Aの水平部320に流入して、ここで均等に分岐
して２つのサーキットS1及び2に流入し、これら複数の
サーキットS1及び2内を並列に流過してベンド管32Bに入
り、ここで合流して冷媒流出管36を経て流出する。
上記実施例においては、ベンド管32A、32Bに冷媒供給管
35及び冷媒流出管36を直接接続したが、サーキットS1及
び2の入口及び出口に位置するヘアピンチューブ31の頂
部に水平部を形成して、この水平部に冷媒供給管35及び
冷媒流出管36を直接接続することができる。
35及び冷媒流出管36を直接接続したが、サーキットS1及
び2の入口及び出口に位置するヘアピンチューブ31の頂
部に水平部を形成して、この水平部に冷媒供給管35及び
冷媒流出管36を直接接続することができる。
また、上記実施例においては、サーキットの終点に位置
するベンド管32Bの頂部にも水平部を形成したが、第４
図に示すように、このベンド管32Bには水平部は形成せ
ずにその頂部曲管部に冷媒流出管36を直接接続しても良
い。
するベンド管32Bの頂部にも水平部を形成したが、第４
図に示すように、このベンド管32Bには水平部は形成せ
ずにその頂部曲管部に冷媒流出管36を直接接続しても良
い。
以上、本考案を空気調和機の熱交換器に適用した例につ
いて説明したが、本考案はあらゆる用途のフィンチュー
ブ形熱交換器に適用できることは勿論である。
いて説明したが、本考案はあらゆる用途のフィンチュー
ブ形熱交換器に適用できることは勿論である。
（考案の効果） 本考案においては、複数のサーキットの入口に位置する
ベンド管又はヘアピンチューブの頂部に水平部を形成
し、この水平部の中央に直接流体入口配管を接続したた
め、流体入口配管から送られる流体はベンド管又はヘア
ピンチューブの水平部の中央に直接入ってここで分岐す
る。従って、複数のサーキットの入口に位置するベンド
管又はヘアピンチューブの頂部が傾斜し又は鉛直となっ
ていても或いは流体が気液二相であっても、流体中の液
分の偏り、重力、流速等の影響を受けずに流体は複数の
サーキットに均等に分流する。
ベンド管又はヘアピンチューブの頂部に水平部を形成
し、この水平部の中央に直接流体入口配管を接続したた
め、流体入口配管から送られる流体はベンド管又はヘア
ピンチューブの水平部の中央に直接入ってここで分岐す
る。従って、複数のサーキットの入口に位置するベンド
管又はヘアピンチューブの頂部が傾斜し又は鉛直となっ
ていても或いは流体が気液二相であっても、流体中の液
分の偏り、重力、流速等の影響を受けずに流体は複数の
サーキットに均等に分流する。
かくして、複数のサーキット内に均等に流体を流すこと
ができるので熱交換器の性能を十分に発揮させることが
可能となる。
ができるので熱交換器の性能を十分に発揮させることが
可能となる。
また、従来のように、流量分配器、分岐管が不要となる
ので、これらのコストを節減できると同時にこれらの据
付スペースが不要となる。
ので、これらのコストを節減できると同時にこれらの据
付スペースが不要となる。
第１図ないし第３図は本考案の１実施例を示し、第１図
は室内ユニットの部分的側面図、第２図は熱交換器を一
部省略して示す正面図、第３図は第２図のIII−III線に
沿う矢視図である。第４図はサーキットの出口に位置す
るベンド管の変形例を示す断面図である。第５図は従来
の室内ユニットの断面図、第６図は空気調和機の冷媒回
路図である。 熱交換器……３、ヘアピンチューブ……31、ベンド管…
…32、フィン……33、サーキットの入口に位置するベン
ド管……32A、水平部……320、流体入口配管……35、
は室内ユニットの部分的側面図、第２図は熱交換器を一
部省略して示す正面図、第３図は第２図のIII−III線に
沿う矢視図である。第４図はサーキットの出口に位置す
るベンド管の変形例を示す断面図である。第５図は従来
の室内ユニットの断面図、第６図は空気調和機の冷媒回
路図である。 熱交換器……３、ヘアピンチューブ……31、ベンド管…
…32、フィン……33、サーキットの入口に位置するベン
ド管……32A、水平部……320、流体入口配管……35、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−172967（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】ヘアピンチューブの端部にベンド管を接続
することによって形成された流体流路を複数のサーキッ
トに分割してなるフィンチューブ形熱交換器において、
上記複数のサーキットの入口に位置するベンド管又はヘ
アピンチューブの頂部に水平部を形成し、この水平部の
中央に直接流体入口配管を接続したことを特徴とする熱
交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988145981U JPH0717951Y2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988145981U JPH0717951Y2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0269262U JPH0269262U (ja) | 1990-05-25 |
| JPH0717951Y2 true JPH0717951Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=31415053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988145981U Expired - Lifetime JPH0717951Y2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717951Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10288363B2 (en) | 2013-09-26 | 2019-05-14 | Mitsubishi Electric Corporation | Laminated header, heat exchanger, and air-conditioning apparatus |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5962045B2 (ja) * | 2012-02-10 | 2016-08-03 | ダイキン工業株式会社 | 熱交換装置 |
| CN112204321A (zh) | 2018-06-05 | 2021-01-08 | 三菱电机株式会社 | 分配器和制冷循环装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59172967U (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-19 | シャープ株式会社 | 空気調和機の熱交換器 |
-
1988
- 1988-11-10 JP JP1988145981U patent/JPH0717951Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10288363B2 (en) | 2013-09-26 | 2019-05-14 | Mitsubishi Electric Corporation | Laminated header, heat exchanger, and air-conditioning apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0269262U (ja) | 1990-05-25 |
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