JP5962045B2 - 熱交換装置 - Google Patents

熱交換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5962045B2
JP5962045B2 JP2012027569A JP2012027569A JP5962045B2 JP 5962045 B2 JP5962045 B2 JP 5962045B2 JP 2012027569 A JP2012027569 A JP 2012027569A JP 2012027569 A JP2012027569 A JP 2012027569A JP 5962045 B2 JP5962045 B2 JP 5962045B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
main pipe
heat exchanger
posture
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012027569A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013164216A (ja
Inventor
元就 山口
元就 山口
実希 山田
実希 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2012027569A priority Critical patent/JP5962045B2/ja
Publication of JP2013164216A publication Critical patent/JP2013164216A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5962045B2 publication Critical patent/JP5962045B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、空気調和装置の室内機等に設けられる熱交換装置に関する。
空気調和装置の室内機や室外機には、空気との間で熱交換を行う熱交換装置が内蔵されている。例えば、特許文献1に開示された空気調和装置の室内機には、水平方向に並設されるとともに、互いに逆向きに傾斜することによって正面視で略A字状に配置された2つの熱交換器を有する熱交換装置が内蔵されている。また、特許文献2にも、特許文献1と同様に略A字状に配置された2つの熱交換器を有する熱交換装置が開示されている。
室内機に設けられた上記熱交換装置は、冷房運転を行う際に蒸発器として機能し、膨張手段によって減圧された液状冷媒(気液二相冷媒)は、分流器により分流されることによって各熱交換器に供給される。
特開平11−316039号公報 特表2008−528935号公報
特許文献1及び2に記載の熱交換装置は、2つの熱交換器が水平方向に並設される縦向きの姿勢だけでなく、当該縦向きの姿勢から90度回転させることによって2つの熱交換器が上下方向に並設される横向きの姿勢で使用される場合がある。
しかしながら、横向きの姿勢の熱交換装置が蒸発器として使用されると、重力により下側の熱交換器に偏ってより多くの冷媒が流入してしまい、各熱交換器における熱交換効率が低下してしまう可能性がある。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、2つの熱交換器が水平方向に並設される第1の姿勢と、上下方向に並設される第2の姿勢との2つの姿勢で使用可能な熱交換装置において、いずれの姿勢においても各熱交換器へ均等に冷媒を供給することを目的とする。
本発明は、2つの熱交換器と、これらの熱交換器が蒸発器として使用される場合に当該熱交換器に対して冷媒を供給する供給管とを備えており、前記2つの熱交換器が水平方向に並設される第1の姿勢と、この第1の姿勢における2つの熱交換器の並設方向を軸として、この軸に対して水平面上で直交する軸を中心として前記2つの熱交換器を前記第1の姿勢から回転させることによって前記2つの熱交換器が上下方向に並設される第2の姿勢との2つの姿勢で使用可能な熱交換装置であって、
前記供給管が、1本の主管と、この主管における冷媒流れ方向の下流端に接続され、当該主管に対して互いに同じ角度で逆向きに分岐して各熱交換器へ冷媒を分流する2本の枝管とを有し、
少なくとも前記主管と前記枝管との接続部分において、前記主管が、前記熱交換器を姿勢変更する際の回転中心に平行でかつ水平な仮想線に対して直交して配置され、前記2本の枝管が、前記仮想線を含む仮想面に沿って分岐していることを特徴とする。
本発明の熱交換装置は、第1の姿勢及び第2の姿勢のいずれにおいても、冷媒が重力の影響を受けて一方の枝管に偏って流れてしまうのを防止することができ、各熱交換器に略均等に冷媒を供給することができる。したがって、各熱交換器における熱交換効率の低下を抑制することができる。
前記主管は、前記枝管の近傍位置において流路面積が縮小されていることが好ましい。
このような構成によって、主管から各枝管へ分かれる直前の冷媒の流速を高めることができる。そのため、主管から各枝管に分かれる冷媒に対する重力の影響をより小さくすることができ、一方の枝管に冷媒が偏って流れてしまうのをより確実に防止することができる。
本発明の熱交換装置は、前記第2の姿勢において下側に配置される前記熱交換器に接続される一方の前記枝管が、上側に配置される前記熱交換器に接続される他方の前記枝管よりも長く形成されていることが好ましい。
熱交換装置が第2の姿勢とされているとき、下側の熱交換器に接続される一方の枝管は、主管から分岐した後に下方へ導かれ、上側の熱交換器に接続される他方の枝管は、主管から分岐した後の上方に導かれる。そのため、他方(上側)の枝管よりも一方(下側)の枝管の方が、重力の影響で冷媒がより流れやすくなる。したがって、上記構成のように、一方の枝管を他方の枝管よりも長くし、当該一方の枝管の流動抵抗を高めることによって、双方の枝管により均等に冷媒を流すことが可能となる。
前記主管と前記枝管との接続部分は、三股形状の管継手によって構成されていてもよい。
このような構成によって、主管と枝管とを直接的に接続する場合に比べて、供給管の製造(組立)を容易に行うことができる。また、管継手よりも上流側の主管の一部分と、管継手に形成される主管の一部分との間で流路面積を相違させることが可能となるので、上記のように、主管の流路面積を枝管の近傍位置において縮小させるという構成も容易に実現することができる。
上記の供給管において、前記2本の枝管は一直線状に配置され、当該枝管と前記主管とはT字状に交差していてもよい。
これにより、主管を流れる冷媒を2本の枝管の分岐部分に衝突させて略均等に各枝管へ冷媒を分流させることができる。
上記熱交換装置における前記2つの熱交換器は、第1の姿勢において鉛直方向の対称軸を中心に互いに逆向き傾斜した状態で線対称に配置されていてもよい。ただし、2つの熱交換器は、互いに平行に配置されていてもよいし、互いに非対称な姿勢で配置されていてもよい。
本発明によれば、2つの熱交換器が水平方向に並設される第1の姿勢と、上下方向に並設される第2の姿勢との2つの姿勢で使用可能な熱交換装置において、いずれの姿勢においても各熱交換器へ略均等に冷媒を供給することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る熱交換装置(室内側熱交換装置)を適用した空気調和装置の冷媒回路を示す図である。 室内側熱交換装置を備えた室内機の概略的な正面図である。 室内側熱交換装置を備えた室内機の概略的な側面図である。 室内側熱交換装置の正面図である。 室内側熱交換装置の一部の平面図である。 供給管の一部を拡大して示す断面図である。 (a)は、第1の姿勢のときの供給管の一部を示す斜視図、(b)は、第2の姿勢における供給管の一部を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における供給管の一部を示す平面図である。 (a)は、第1の姿勢のときの供給管の一部を示す斜視図、(b)は、第2の姿勢における供給管の一部を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における供給管の一部を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る熱交換装置を適用した空気調和装置の冷媒回路を示す図である。
空気調和装置10は、ヒートポンプ式の冷媒回路11を備えている。冷媒回路11は、冷媒を圧縮して高温高圧のガス冷媒を生成する圧縮機12と、室外の空気との間で熱交換を行う室外側熱交換装置13と、冷媒を減圧する電磁膨張弁(膨張手段)14と、室内の空気との間で熱交換を行う室内側熱交換装置(本発明の熱交換装置)15と、これらを順次接続する冷媒配管16とを備えている。また、室内側熱交換装置15と室外側熱交換装置13とのそれぞれに対応して送風ファン17a,17bが設けられている。
冷媒配管16には四路切換弁(切換手段)19が設けられ、この四路切換弁19を切り換えることによって冷媒の流れを反転させ、圧縮機12から吐出される冷媒を室外側熱交換装置13と室内側熱交換装置15とに切り換えて供給し、冷房運転と暖房運転とを切り換えることが可能となっている。
すなわち、冷房運転時には、四路切換弁19を実線のように切り換えることによって冷媒を実線矢印で示す方向に流し、圧縮機12から吐出された冷媒を室外側熱交換装置13に供給し、膨張弁14を通過した冷媒を室内側熱交換装置15に供給する。これにより、室外側熱交換装置13を凝縮器として機能させて高温高圧のガス状冷媒を凝縮・液化し、室内側熱交換装置15を蒸発器として機能させて低温低圧の液状冷媒(気液二相冷媒)を蒸発・気化させる。そして、室内側熱交換装置15と熱交換することによって冷やされた空気を室内に送り込むことによって冷房を行う。
また、暖房運転時には、四路切換弁19を点線のように切り換えることによって、冷媒の流れを反転させ、点線矢印で示す方向に冷媒を流すことによって室内側熱交換装置15を凝縮器として機能させ、室外側熱交換装置13を蒸発器として機能させる。そして、室内側熱交換装置15と熱交換することによって暖められた空気を室内に送り込むことによって暖房を行う。なお、空気調和装置10が冷房専用として構成されている場合には、四路切換弁19を省略し、冷媒の流れを一方向に固定することができる。
室内側熱交換装置15は、2つの熱交換器23a,23bを備えている。また、冷媒配管16は、冷房運転の際に膨張弁14を通過した液状冷媒を分流して各熱交換器23a,23bに供給する供給管24を備えている。供給管24は、上流側の主管25と、主管25の下流側端部に接続された2本の枝管26a,26bとを有し、各枝管26a,26bが各熱交換器23a,23bに接続されている。また、主管25と枝管26a,26bとの接続部分は管継手27によって構成されている。また、各熱交換器23a,23bから流出した冷媒は、管継手22を介して合流した後に4路切換弁19に送られる。
図2は、室内側熱交換装置15を備えた室内機28の概略的な正面図、図3は、同側面図である。空気調和装置10の室内機28は、ケーシング29内の下段部に室内側熱交換装置15を備え、中段部に送風ファン17aを備えている。ケーシング29の上段部には空気の排出口30が形成され、ケーシング29の下面には空気の取入口31が形成されている。そして、送風ファン17aを作動させると、取入口31からケーシング29内に室内の空気が取り入れられ、この空気が室内側熱交換装置15を通過する過程で冷媒と熱交換され、温度や湿度が調整された空気が排出口30から室内に排出される。また、本実施の形態の室内機28の排出口30の近傍には、電気によって発熱するヒータ32が設けられている。このヒータ32は、暖房運転の際に排出口30から排出される空気をさらに加熱する。
図4は、室内側熱交換装置15の正面図、図5は、室内側熱交換装置15の一部の平面図である。室内側熱交換装置15を構成する2つの熱交換器23a,23bは、例えば、所定間隔で並べられた多数のフィンと、このフィンを貫通するように設けられた伝熱管とを含むクロスフィン型のフィンアンドチューブ式熱交換器とされている。2つの熱交換器23a,23bは、図4に示されるように、対称軸Cを中心に線対称に配置されている。より具体的には、各熱交換器23a,23bは、上端部が対称軸Cに接近し、下端部が対称軸Cから離反するように配置され、その結果、2つの熱交換器23a,23bが正面視で略A字状(逆V字状)に配置されている。
なお、以下の説明においては、2つの熱交換器23a,23bの並設方向をX軸方向、このX軸方向に直交する他の2方向をそれぞれY軸方向、Z軸方向という場合がある。
室内側熱交換装置15は、図4に示される姿勢、すなわち、2つの熱交換器23a,23bが水平方向に並設される第1の姿勢と、この第1の姿勢からY軸に平行な仮想の回転中心回りに室内側熱交換装置15を90度回転させることによって、2つの熱交換器23a,23bが上下方向に並設される第2の姿勢とのいずれかの姿勢を選択して使用される。例えば、室内機28が図2に示される態様で使用されるとき、室内側熱交換装置15は第1の姿勢となり、図2の室内機28が左右方向に90度回転させた態様で使用されるとき、室内側熱交換装置15は第2の姿勢となる。
図4には、室内側熱交換装置15が第1の姿勢とされたときの上側を「T1」、下側を「B1」で示し、第2の姿勢とされたときの上側を「T2」、下側を「B2」で示している。また、図5には、室内側熱交換装置15が第2の姿勢とされたときの上側を「T2」、下側を「B2」で示している。
図4及び図5に示されるように、冷房運転の際に室内側熱交換装置15に液状冷媒を供給するための供給管24は、前述したように1本の主管25と2本の枝管26a,26bとを備えている。主管25は、室内側熱交換装置15の外側から上部に引き回され、その下流端は、2つの熱交換器23a,23bのほぼ中間に配置されている。そして、2本の枝管26a,26bは、主管25の下流端から互いに同じ角度で逆向きに分岐している。具体的に、2本の枝管26a,26bは、互いに90度の角度で逆向きに分岐し、互いに一直線状に配置されている。そのため、主管25と枝管26a,26bとの接続部分はT字形状を呈している。
また、主管25と枝管26a,26bとの接続部分において、主管25は、2つの熱交換器23a,23bの並設方向であるX軸方向と平行に配置され、枝管26a,26bはY軸方向と平行に配置されている。主管25と枝管26a,26bとの接続部分は、T字形状(三股形状)の管継手27によって構成されている。
図5に示されるように、主管25から分岐した後、一方の枝管26aは、Y軸方向に沿って図における下方へ伸び、その後、X軸方向に沿って左方向へ屈曲し、再びY軸方向に沿って下方に屈曲している。また、他方の枝管26bは、Y軸方向に沿って図における上方へ伸び、その後、X軸方向に沿って右方向へ屈曲した後、Y軸方向に沿って下方に屈曲している。各枝管26a,26bの下流端には分流器35が接続され、各分流器35から伸びる複数本のキャピラリチューブ36が、各熱交換器23a,23bに接続されている。
室内側熱交換装置15は、Y軸と平行な仮想の回転中心回りに回転させることによって、第1の姿勢と第2の姿勢との何れかの姿勢をとるが、少なくとも主管25と枝管26a,26bとの接続部分においては、主管25は2つの熱交換器23a,23bの並設方向(X軸方向)に沿って配置されているため、この回転中心に平行な仮想線K(図5及び図7に示す)に対して直交した関係となる。一方、枝管26a,26bは、主管25から仮想線Kを含む仮想面P(図7に示す)に沿った方向に分岐している。したがって、主管25は、室内側熱交換装置15が第1の姿勢のときに水平方向に配置され(図7(a)参照)、第2の姿勢のときに上下方向に配置される(図7(b)参照)。また、枝管26a,26bは、室内側熱交換装置15が第1の姿勢のときも第2の姿勢のときもY軸に沿った水平方向に配置される。
したがって、室内側熱交換装置15が第1の姿勢及び第2の姿勢のいずれにあるかに拘わらず、冷媒は、主管25から各枝管26a,26bへ水平方向に分流される。そのため、重力の影響で一方の枝管に偏って多くの冷媒が流れてしまうことはほとんど無い。すなわち、室内側熱交換装置15を第2の姿勢にすると、一方の熱交換器23aが上側に配置され、他方の熱交換器23bが下側に配置される。そして、主管25から各枝管26a,26bへの分流の方向性を配慮しなければ、下側の熱交換器23bへ偏って多くの冷媒が流れ、各熱交換器23a,23bにおける熱交換効率が低下するという問題が生じる。しかし、本実施の形態の室内側熱交換装置15においては、主管25と枝管26a,26bの方向性を適切に設定することによって、このような冷媒の偏流を防止し、各熱交換器23a,23bへ略均等に冷媒を供給することができる。
図5に示されるように、第2の姿勢において、下側(「B2」側)の熱交換器23bに接続される一方の枝管26bは、上側(「T2」側)の熱交換器23aに接続される他方の枝管26aよりも寸法Lだけ長く形成されている。そのため、主管25から分岐して各熱交換器23a,23bに到るまでの冷媒の流動抵抗が、上側の枝管26aよりも下側の枝管26b側で大きくなっている。その結果、下側の枝管26b側への冷媒の偏流がより確実に防止され、各熱交換器23a,23bに対してより均等に冷媒を供給することができる。
図6は、供給管24の一部を拡大して示す断面図である。管継手27は、主管25の一部(下流側端部)を構成する流入管部39と、各枝管26a,26bの一部(上流側端部)を構成する流出管部40a,40bとを備えており、流入管部39の筒内には、主管25の他の一部41が挿入され、流出管部40a,40bには、枝管26a,26bの他の一部42a,42bが挿入され、それぞれロウ付けによって固定されている。
主管25の他の一部41は所謂3分管(3/8インチ)とされており、その内径d1は、流入管部39の内径d2よりも大きい寸法とされている。このため、主管25の他の一部41の下流端は絞り加工された状態で流入管部39に挿入されている。また、各枝管26a,26bは所謂2分管(2/8インチ)とされており、流入管部39の内径d2と同一の内径d2を有している。
以上より、主管25は、各枝管26a,26bに分岐される直前で流路面積が縮小されている。そのため、主管25を流れる冷媒は、各枝管26a,26bに分流される前に流速が高められ、各枝管26a,26bの境界である壁部27aに強く衝突する。これにより、主管25から各枝管26a,26bに分流される冷媒に対する重力の影響をより小さくすることができ、一方の枝管26bに冷媒が偏って多く流れてしまうのをより確実に防止することが可能となっている。
室内側熱交換装置15における2つの熱交換器23a,23bは、キャピラリチューブ36、分流器35、枝管26a,26b等を互いに一体化する状態までは個別に製造され、冷媒の流通状態等の検査を行った後に、管継手27を介して接続され、一つの略A字状の室内側熱交換装置15に組み立てられる。したがって、略A字状の室内側熱交換装置を当初より一体的に製造する専用の製造ラインを備えていなくても、平面型の熱交換器を製造する製造ラインを利用して、略A字状の室内側熱交換装置15を容易に製造することが可能となっている。
図8は、本発明の第2の実施の形態における供給管24の一部(管継手部分)の平面図であり、図9(a)は、第1の姿勢のときの供給管24の一部(管継手部分)を示す斜視図、図9(b)は、第2の姿勢における供給管24の一部(管継手部分)を示す斜視図である。
本実施の形態では、供給管24の主管25から互いに同じ角度で逆向きに斜めに分岐した後に、湾曲しながら主管25と略平行な方向に変向することによって、2本の枝管26a,26bが略U字状に形成されたものとなっている。そして、図9に示されるように、主管25が、室内側熱交換装置15の姿勢を変更する際の回転中心に平行な(Y軸に平行な)仮想線Kに対して直交した関係となり、2本の枝管26a,26bは、仮想線Kを含む仮想面Pに沿って分岐している。したがって、室内側熱交換装置15が第1及び第2の姿勢のいずれの姿勢にあっても、主管25から枝管26a,26bに分流される冷媒は、重力の影響をほとんど受けることはない。
図10は、本発明の第3の実施の形態における供給管24の一部(管継手部分)の平面図である。
本実施の形態においても、上記第2の実施の形態と同様に、主管25から互いに同じ角度で逆向きに斜めに分岐しているが、湾曲することなくそのまま真っ直ぐに延伸している。したがって、主管25と枝管26a,26bとの接続部分は略Y字形状を呈している。その他の構成は、第2の実施の形態と同様であり、同様の作用効果を奏する。
本発明は、上記実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において適宜変更することができる。
例えば、上記各実施の形態では、主管25及び枝管26a,26bの接続部分が管継手27によって構成されているが、主管25及び枝管26a,26bが直接的に溶接等によって接続されていてもよい。ただし、主管25及び枝管26a,26bの接続部分が管継手27によって構成されることで、供給管24の製造、組立が容易になるとともに、管継手27の流入管部39の内径d2を主管25の他の部分41の流路面積よりも小さくすることによって、主管25の流路面積を枝管26a,26bに分岐する直前で縮小させるという構造を容易に実現することができる。
また、上記実施の形態では、図7及び図9に示されるように、主管25と枝管26a,26bとは、いずれも同一の仮想面Pに沿う方向に形成されているが、互いに異なる面に沿って形成されていてもよい。
また、熱交換装置15における2つの熱交換器23a,23bは、略A字状に配置されるに限らず、互いに平行に配置されていてもよいし、互いに非対称に配置されていてもよい。
また、本発明の熱交換装置は、図2及び図3に示される室内機に限らず、姿勢を変更して使用することができるあらゆる室内機に適用することができる。また、本発明の熱交換装置は、室外機に内蔵されるものであってもよい。
10 空気調和装置
15 室内側熱交換装置
23a 熱交換器
23b 熱交換器
24 供給管
25 主管
26a 枝管
26b 枝管
27 管継手

Claims (6)

  1. 2つの熱交換器(23a,23b)と、これらの熱交換器(23a,23b)が蒸発器として使用される場合に当該熱交換器(23a,23b)に対して冷媒を供給するための供給管(24)とを備えており、前記2つの熱交換器(23a,23b)が水平方向に並設される第1の姿勢と、この第1の姿勢における2つの熱交換器(23a,23b)の並設方向を軸(X)として、この軸(X)に対して水平面上で直交する軸(Y)を中心として前記2つの熱交換器(23a,23b)を前記第1の姿勢から回転させることによって前記2つの熱交換器(23a,23b)が上下方向に並設される第2の姿勢との2つの姿勢で使用可能な熱交換装置であって、
    前記供給管(24)が、1本の主管(25)と、この主管(25)における冷媒流れ方向の下流端に接続され、当該主管に対して互いに同じ角度で逆向きに分岐して各熱交換器(23a,23b)へ冷媒を分流する2本の枝管(26a,26b)とを有し、
    少なくとも前記主管(25)と前記枝管(26a,26b)との接続部分において、前記主管(25)が、前記熱交換器(23a,23b)を姿勢変更する際の回転中心に平行でかつ水平な仮想線(K)に対して直交して配置され、前記2本の枝管(26a,26b)が、前記仮想線(K)を含む仮想面(P)に沿って分岐していることを特徴とする熱交換装置。
  2. 前記主管(25)は、前記枝管(26a,26b)の近傍位置において流路面積が縮小されている、請求項1に記載の熱交換装置。
  3. 前記第2の姿勢において下側に配置される前記熱交換器(23b)に接続される一方の前記枝管(26b)が、上側に配置される前記熱交換器(23a)に接続される他方の前記枝管(26a)よりも長く形成されている、請求項1又は2に記載の熱交換装置。
  4. 前記主管(25)と前記枝管(26a,26b)との接続部分は、三股形状の管継手(27)によって構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換装置。
  5. 前記2本の枝管(26a,26b)が一直線状に配置され、当該枝管(26a,26b)と前記主管(25)とがT字状に交差している、請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱交換装置。
  6. 前記2つの熱交換器(23a,23b)は、前記第1の姿勢において鉛直方向の対称軸(C)を中心に互いに逆向き傾斜した状態で線対称に配置されている、請求項1〜4の何れかに1項に記載の熱交換装置。
JP2012027569A 2012-02-10 2012-02-10 熱交換装置 Expired - Fee Related JP5962045B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012027569A JP5962045B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 熱交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012027569A JP5962045B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 熱交換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013164216A JP2013164216A (ja) 2013-08-22
JP5962045B2 true JP5962045B2 (ja) 2016-08-03

Family

ID=49175672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012027569A Expired - Fee Related JP5962045B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 熱交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5962045B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018054256A (ja) 2016-09-30 2018-04-05 ダイキン工業株式会社 熱交換ユニット
JP2018054257A (ja) 2016-09-30 2018-04-05 ダイキン工業株式会社 熱交換ユニット
JP6521116B1 (ja) * 2018-01-31 2019-05-29 ダイキン工業株式会社 熱交換器又は熱交換器を有する冷凍装置
EP3805670A4 (en) * 2018-06-05 2021-06-16 Mitsubishi Electric Corporation DISTRIBUTOR AND REFRIGERATION CIRCUIT DEVICE
EP3842728B1 (en) * 2018-08-22 2024-03-13 Mitsubishi Electric Corporation Heat exchanger and air conditioner

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4089368A (en) * 1976-12-22 1978-05-16 Carrier Corporation Flow divider for evaporator coil
JPS58133578A (ja) * 1982-02-03 1983-08-09 株式会社日立製作所 空気調和機の熱交換器ユニツト
JPS63104952U (ja) * 1986-12-26 1988-07-07
JPS63162269U (ja) * 1987-04-13 1988-10-24
JPH0271063A (ja) * 1988-09-05 1990-03-09 Matsushita Refrig Co Ltd 分流器
JPH0717951Y2 (ja) * 1988-11-10 1995-04-26 三菱重工業株式会社 熱交換器
JP3376534B2 (ja) * 1994-08-18 2003-02-10 株式会社日立製作所 冷媒分配器
JP2001133187A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Showa Alum Corp 複式熱交換器
JP3526454B2 (ja) * 2002-01-08 2004-05-17 三洋電機株式会社 熱交換器及びその熱交換器を備えた空気調和機
JP2005042935A (ja) * 2003-07-22 2005-02-17 Toyotomi Co Ltd 空気調和機の熱交換器への配管構造
JP4368647B2 (ja) * 2003-09-29 2009-11-18 東芝キヤリア株式会社 熱交換ユニット
JP2006300354A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換器及びその製造方法
JP2011158192A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Panasonic Corp 冷媒分流器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013164216A (ja) 2013-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6352401B2 (ja) 空気調和装置
US9702637B2 (en) Heat exchanger, indoor unit, and refrigeration cycle apparatus
JP6045695B2 (ja) 空気調和装置
JP5962045B2 (ja) 熱交換装置
US11391517B2 (en) Distributor, layered header, heat exchanger, and air-conditioning apparatus
US11629897B2 (en) Distributor, heat exchanger, and refrigeration cycle apparatus
US11326787B2 (en) Refrigerant distributor and air-conditioning apparatus
US20160245560A1 (en) Tube fitting, heat exchanger, and air-conditioning apparatus
JPWO2017221401A1 (ja) 冷媒分岐分配器を備えた熱交換器および冷凍サイクル装置
JP2017101855A (ja) 空気調和装置
CN113167512B (zh) 热交换器及制冷循环装置
JP5525278B2 (ja) 熱源ユニット
JP2014020696A (ja) 空気調和機
JP6727398B2 (ja) 熱交換器および空気調和機
JP2017083115A (ja) 空気調和装置の室内ユニット
JP2013015258A (ja) 冷凍サイクル装置
WO2019225005A1 (ja) 熱交換器及び冷凍サイクル装置
JP7376654B2 (ja) 熱交換器及び空気調和機
JP2019124415A (ja) 空気調和装置
JP5896876B2 (ja) 冷媒分配器及びこれを備えた冷凍サイクル装置
JP2005042935A (ja) 空気調和機の熱交換器への配管構造
JP6664172B2 (ja) 熱交換器及びそれを用いた空気調和機
JP2019007627A (ja) 冷凍サイクル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160613

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5962045

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees