JPH0510682U - 窓用金具 - Google Patents
窓用金具Info
- Publication number
- JPH0510682U JPH0510682U JP8570691U JP8570691U JPH0510682U JP H0510682 U JPH0510682 U JP H0510682U JP 8570691 U JP8570691 U JP 8570691U JP 8570691 U JP8570691 U JP 8570691U JP H0510682 U JPH0510682 U JP H0510682U
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- Wing Frames And Configurations (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 障子を引違い可能に支持するとともに、簡単
な操作で障子の一方を軸として開くことができる窓用金
具を提供する。 【構成】 障子の一端部を保持するピボット部材11
と、障子の他端部に係合する係合部材12と、該ピボッ
ト部材11と係合部材12とを連結する連結部材13と
を有し、前記ピボット部材11及び係合部材12は、障
子を開く時に金具10を窓枠に固定するブレーキ片を備
えている。
な操作で障子の一方を軸として開くことができる窓用金
具を提供する。 【構成】 障子の一端部を保持するピボット部材11
と、障子の他端部に係合する係合部材12と、該ピボッ
ト部材11と係合部材12とを連結する連結部材13と
を有し、前記ピボット部材11及び係合部材12は、障
子を開く時に金具10を窓枠に固定するブレーキ片を備
えている。
Description
【0001】
本考案は窓枠に装着される金具に関し、詳しくは、障子を窓枠内で引違い可能 に保持するとともに、その一端を中心にして回転開閉可能に保持する金具に関す る。
【0002】
従来から、各種建物に片引窓や引違い窓などのように、スライド形式の障子を 設けた窓が数多く使用されている。このような形式の窓は、開き窓や回転窓のよ うに、室内や室外に障子を回転開閉させるためのスペースを必要としないため、 住宅用の窓として特に多く使用されている。
【0003】
このような従来のスライド形式の障子を設けた窓において、例えばマンション などの高層住宅にあっては、障子の室外面を清掃することが困難であり、また、 障子の建て込みも、障子を一旦建物外に出してから行わなければならないなどの 問題を有していた。特に窓の外側に手摺や面格子が取り付けられている場合には 、上記障子外面の清掃や障子の吊り込みが一層困難となっていた。
【0004】 また、換気などの際に窓を全開しても、通常の片引窓や引違窓は、建物の開口 部面積の半分しか開くことができなかった。
【0005】 そのため、引戸や引違い窓の障子を開き窓のように開閉させるための構造がい くつか提案されているが、いずれも引違い状態から開き状態への切り換えが面倒 であったり、金具の構造、構成が複雑で製造コストが高かったり、故障が多かっ たりして、実用に供されているものは極めて少数である。そのため、簡単な構造 で、操作も簡単な金具の開発が望まれていた。
【0006】 そこで本考案は、障子をスライド可能に保持するとともに、簡単な操作で障子 を開くことができ、簡単な構造で、製造や調整も容易な窓用金具を提供すること を目的としている。
【0007】
上記目的を達成するために、本考案の窓用金具は、四方組した窓枠の対向する 枠のそれぞれに装着されて障子を引違い可能かつその一端を中心として回動可能 に保持する金具であって、該金具は、障子の一端部を回動可能に保持するピボッ ト部材と、障子の他端部に着脱可能に係合する係合部材と、該ピボット部材と係 合部材とを連結する連結部材とを有し、前記ピボット部材は、障子に固着された ピボット軸を嵌合する軸受と、該軸受を中心として障子を引違い位置から回動さ せたときに、該軸受の回動により枠に圧接してピボット部材を枠に固定するブレ ーキ片とを備え、前記係合部材は、該部材に回動可能に設けられて障子の係合位 置と解放位置とに回動する係合レバーと、該係合レバーを障子の係合位置から解 放位置に回動させたときに、該係合レバーの回動により枠に圧接して係合部材を 枠に固定するブレーキ片とを備えていることを特徴としている。
【0008】
上記のごとく構成した窓用金具は、例えば窓枠の上下枠内外にそれぞれ引違い 可能に2組装着される。そして、それぞれの竪枠側、室内側から見て内障子の右 側、外障子の左側の端部上下を上記ピボット部材にて軸支させ、中央部召合せ部 の上下を係合部材に係合支持させることにより、内外障子を通常の引違い窓と同 様に保持することができる。
【0009】 また、前記係合レバーを回動させて係合部と障子召合せ部との係合を解除して 障子召合せ部を解放すると、障子はピボット部材の軸部を中心にして回動し、開 き窓のようにして開くことができる。このとき、係合レバーの回動により係合部 材のブレーキ片が係合部材を枠に固定し、さらに障子を回動させるとピボット部 材のブレーキ片がピボット部材を枠に固定するので、障子が倒れることを防止で きる。
【0010】
次に、本考案の一実施例を説明する。 図は引違い形式の窓に本考案の金具を適用したもので、上枠1と下枠2及び左 右の竪枠3,4とにより四方組した窓枠5内に、引違い可能に外障子6と内障子 7とを設けたものである。
【0011】 本考案の金具10は、上記窓枠5の上枠1と下枠2のそれぞれに形成された内 外のガイド溝8,9内に装着され、該ガイド溝8,9に沿って引違い可能に設け られている。
【0012】 上記金具10は、障子6,7の竪枠側を回動可能に保持するピボット部材11 と、障子6,7の召合せ框側を着脱可能に係合する係合部材12と、該ピボット 部材11と係合部材12とを連結する連結部材13とから構成されている。
【0013】 前記ピボット部材11は、障子6,7に固着された角ピボット軸14を嵌合す る角孔を有する軸受15と、該軸受15を中心として障子を引違い位置から回動 させたときに、該軸受15の回動によりガイド溝8,9に圧接してピボット部材 11を枠に固定するブレーキ片16とを備えている。
【0014】 即ち、上記ブレーキ片16は、ピボット部材11の両側にそれぞれ形成された 通孔17内に遊嵌されており、障子が枠内に位置したときに該ブレーキ片16方 向に位置する軸受15の胴部周面には、ブレーキ片16に対応する平面部15a が形成されている。したがって、障子を軸受15を中心にして回動させると、軸 受15が回動して胴部周面がブレーキ片16を側方に押圧し、両ブレーキ片16 が通孔17から突出してガイド溝8,9内壁に圧接し、ピボット部材11をその 位置に固定する。また、障子が引違い状態の場合は、平面部15a部分にブレー キ片16が位置し、軸受15の胴部周面による押圧力が解除され、ピボット部材 11が移動可能となる。
【0015】 前記係合部材12は、該部材12に回動可能に設けられて障子6,7の係合位 置と解放位置とに回動する係合レバー18と、該係合レバー18を障子の係合位 置から解放位置に回動させたときに、該係合レバー18の回動によりガイド溝8 ,9に圧接して係合部材12を枠に固定するブレーキ片19とを備えている。
【0016】 上記係合レバー18は、その基部18aが円柱状に形成されており、係合部材 12に保持片20を介して回動可能に取り付けられている。基部18aには、そ の両側に軸芯を基部18aの軸芯から偏心させた軸18bが突出している。この 軸18bは、係合レバー18を障子の非係合位置に回動させたときに窓枠内周側 に位置するように設けられており、該位置において前記ブレーキ片19を窓枠内 周側に押圧して保持片20との間にガイド溝8,9の縁部を挟着し、係合部材1 2をその位置で枠に固定する。
【0017】 また、係合レバー18のレバー部は、障子の召合せ框に形成した係合溝21に 係合して障子を引違い位置に保持するように形成されており、該係合位置では召 合せ框内に収納されるように両者の形状が考慮されている。
【0018】 前記連結部材13は、ピボット部材11と係合部材12のほぼ中間に位置する 中間部材22と、該中間部材22とピボット部材11及び係合部材12とを調整 可能に連結する連結板23,23とにより構成されている。
【0019】 上記連結板23は、ピボット部材11及び係合部材12側にそれぞれ長孔24 が形成されており、該長孔24を介して両部材にネジ25を締め付けることによ り、それぞれの位置を微調整することができる。また、連結板23の中間部材2 2側は、互いに端部を重ね合わせて中間部材22にネジ26で締め付けるように 形成されており、それぞれの端部には、数個の通孔27が形成されている。
【0020】 したがって、窓枠の幅に対して、上記中間部材22側の通孔27を適当に選ん で中間部材22に固定し、さらにピボット部材11及び係合部材12と連結板2 3との位置を前記長孔24で調整することにより、ある程度の窓枠の幅寸法に対 応することができる。
【0021】 また、上述のピボット部材11,係合部材12及び中間部材22には、それぞ れローラー装着孔28が形成されており、障子の荷重を支える側、本実施例では 下枠側の各部材のローラー装着孔28にローラー29を装着することにより、引 違い時の障子の開閉力を軽減することができる。
【0022】 さらに各部材11,12,22の上面には、障子の回転開閉時の開閉力を軽減 するための低摩擦のブロック30が装着されている。
【0023】 このように構成した金具10を用いた窓は、通常は内外の障子6,7を一般の 引違い窓と同様にして開閉することができる。そして障子6,7を開き窓のよう にして開く場合には、前記係合レバー18を回動させて障子召合せ框との係合状 態を解除すれば、竪框を軸として開くことができる。
【0024】 このとき、係合レバー18を回動させることにより前記ブレーキ片19が作動 して金具10を固定し、さらに障子を開くことにより前記ブレーキ片16が作動 するので、金具10が動いて開き状態の障子が倒れることが防止される。
【0025】
以上のように、本考案によれば、通常は一般の引違い窓などとして使用しなが ら、換気や清掃などの必要に応じて障子を回転させて開くことができ、従来の引 違い窓などのスライド形式の障子を設けた窓の欠点を解消できる。
【図1】 本考案の窓用金具を用いた窓の正面図であ
る。
る。
【図2】 同じく下枠部分の縦断面図である。
【図3】 窓用金具の一実施例を示す平面図である。
【図4】 同じく側面図である。
【図5】 同じくピボット部材部分の斜視図である。
【図6】 同じく係合部材部分の斜視図である。
【図7】 同じく連結部材部分の斜視図である。
1:上枠 2:下枠 3,4:竪枠 5:窓枠
6:外障子 7:内障子 8,9:ガイド溝 10:金具 11:ピボット部
材 12:係合部材 13:連結部材 14:角ピボッ
ト軸 15:軸受 16:ブレーキ片 18:係合レバー 19:ブレ
ーキ片 20:保持片 22:中間部材 23:連結板 29:ローラー
6:外障子 7:内障子 8,9:ガイド溝 10:金具 11:ピボット部
材 12:係合部材 13:連結部材 14:角ピボッ
ト軸 15:軸受 16:ブレーキ片 18:係合レバー 19:ブレ
ーキ片 20:保持片 22:中間部材 23:連結板 29:ローラー
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 四方組した窓枠の対向する枠のそれぞれ
に装着されて障子を引違い可能かつその一端を中心とし
て回動可能に保持する金具であって、該金具は、障子の
一端部を回動可能に保持するピボット部材と、障子の他
端部に着脱可能に係合する係合部材と、該ピボット部材
と係合部材とを連結する連結部材とを有し、前記ピボッ
ト部材は、障子に固着されたピボット軸を嵌合する軸受
と、該軸受を中心として障子を引違い位置から回動させ
たときに、該軸受の回動により枠に圧接してピボット部
材を枠に固定するブレーキ片とを備え、前記係合部材
は、該部材に回動可能に設けられて障子の係合位置と解
放位置とに回動する係合レバーと、該係合レバーを障子
の係合位置から解放位置に回動させたときに、該係合レ
バーの回動により枠に圧接して係合部材を枠に固定する
ブレーキ片とを備えていることを特徴とする窓用金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8570691U JPH0510682U (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 窓用金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8570691U JPH0510682U (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 窓用金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510682U true JPH0510682U (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=13866272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8570691U Pending JPH0510682U (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 窓用金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0510682U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3000160U (ja) * | 1994-01-14 | 1994-08-02 | チトセ株式会社 | 机用サイドチェスト |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP8570691U patent/JPH0510682U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3000160U (ja) * | 1994-01-14 | 1994-08-02 | チトセ株式会社 | 机用サイドチェスト |
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