JPH031973Y2 - - Google Patents

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JPH031973Y2
JPH031973Y2 JP15317784U JP15317784U JPH031973Y2 JP H031973 Y2 JPH031973 Y2 JP H031973Y2 JP 15317784 U JP15317784 U JP 15317784U JP 15317784 U JP15317784 U JP 15317784U JP H031973 Y2 JPH031973 Y2 JP H031973Y2
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sliding
shaft
shoji
window frame
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案に係る辷り出し窓の辷り軸受は、一般
家屋やビルデイング等に換気用等として設けられ
る辷り出し窓に使用されるもので、辷り出し窓の
上端部を回動自在に支承すると共に、この窓の開
閉に伴ない窓竪枠の案内突条に沿つて上下方向に
摺動するものであり、辷り出し窓の建て込み作業
時の窓障子と竪枠との係合や取外しを容易に行な
えるようにするものである。
(従来の技術) 一般家屋やビルデイング等に換気用等として第
9〜10図に示すような辷り出し窓が用いられて
いる。この辷り出し窓は、窓障子1の上端部両側
をそれぞれ、窓枠を構成する竪枠の内側面に設け
た案内に上下方向の摺動自在に係合した辷り軸受
2に枢着し、下端を窓竪枠の下部内側面に枢着し
たリンク3の上端を、窓障子1の竪框の中間部外
側面に枢着している。
このような辷り出し窓は、窓障子1の下部を押
し引きすることにより、第9図に示す閉鎖状態と
第10図に示す開放状態とを交互に変換すること
ができる。この際窓障子1の上端部を枢支した辷
り軸受2は窓枠の竪枠に設けた案内に沿つて昇降
する。
このように、辷り出し窓の開閉に伴なつて昇降
する辷り軸受2は、従来は第11〜12図示すよ
うに構成されていた。即ち、ナイロン等の摩擦係
数の低い材質により造られ、窓障子1の上端への
取付け用の軸4を設けた辷り駒5を第11図に示
すように、竪枠6の内側面に形成した案内溝7に
係合させたり、或は第12図に示すように、辷り
駒5の端面に形成した溝9を竪枠6の内側面に形
成した案内突条8に係合させて昇降するようにし
ていた。
ところが、上記のように構成される従来の辷り
出し窓の辷り軸受には、次に述べるような欠点が
あつた。
即ち、窓障子1の上端部両側に辷り軸受2を設
けた場合、辷り駒5を含んだ窓障子1の上端部の
幅W(第13図)は、窓枠10の左右の竪枠6,
6の間隔Dよりも少し大きく(W>D)なる。こ
のため、左右の辷り駒5,5を竪枠6,6の内側
面に係合させる作業は、窓枠10の組立てを完了
する前に行なわなければならない。従つて、窓枠
10を建物の開口部に取付けるには、窓枠10の
内側に窓障子1が組込まれた状態で行なわなけれ
ばならないから、重量が嵩んで窓枠10の取付け
作業が困難になる。又、辷り出し窓を修理する場
合には、一々窓枠10を外して分解しなければな
らないから、修理作業が極めて面倒になる。
このような欠点を除くための工夫は、従来もな
されて来た。
例えば、実公昭56−51589号公報に記載された
辷り軸受は、第14図に示すように、コイルばね
Aによりケース本体Bから押出されるシヤフトC
の外端部に摺動体Dを回動自在に取付け、シヤフ
トの側面にピンレバーEを突出させて結合し、こ
のレバーをケースに形成したガイド溝F、係止溝
Gに係合させて、ピンレバーの操作によりシヤフ
トをケース本体から突起させて窓竪枠の案内突条
に係合させたり、ケース本体内に引込んで摺動体
を案内突条から外すと共に突出しないように保持
したりするものであり、窓枠を家屋に建込んだ後
でも窓障子を着脱できるように考慮されたもので
ある。
(考案が解決しようとする課題) 上記の公報に記載された辷り軸受は、窓枠を家
屋に建込んだ後でも窓障子の着脱ができるけれど
も、シヤフトCの側面にピンレバーEを突出させ
て取付けたり、ケース本体Bに案内溝F、係止溝
Gを切削形成したり、シヤフトCと摺動体Dとを
回動自在に嵌合させたりする工作が必要であり、
製作工数が多く、製作費が嵩むのが避けられな
い。
(課題を解決するための手段) 本考案の辷り出し窓の辷り軸受は、第12図の
ような案内突条に係合して昇降する辷り軸受を対
象としたものであつて、窓障子の上端部に固定さ
れるブラケツトの両端部に折立縁を形成し、一端
に辷り駒を固着した軸杆を両折立縁により摺動自
在に支持し、この軸杆に、辷り駒を突出させる方
向の弾力を加える圧縮ばねを嵌合させると共に、
窓枠に組込むときに圧縮ばねと折立縁との間に嵌
着されて辷り駒の突出を阻止するスペーサを付属
させたものである。
(作用) 上述のように構成される本考案の辷り出し窓の
辷り軸受においては、辷り駒をばねの弾力に抗し
て障子の内方へ押し込み、この状態で圧縮ばねと
ブラケツトとの間に位置させてスペーサを軸杆に
嵌着すれば、辷り駒は引込んだ状態に保持され
る。
このため、窓枠の組立を完了し、これを建物開
口部に固定してからリンク3の両端を窓枠と窓障
子とに枢着し、窓障子を窓枠に合致させた後、ス
ペーサを外して辷り駒を側方へ突出させて竪枠内
側面の案内に係合させることができる。
圧縮ばねの弾力により辷り駒が框から側方に突
出して竪枠の内側面に係合した状態では、ばねの
弾力により両部材の係合状態が不用意に外れるこ
とはない。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ本考案を更に
詳しく説明する。
第1図は本考案の辷り出し窓の辷り軸受2の分
解斜視図である。金属板を折曲げ成形して成るブ
ラケツト11は、窓障子の上框の上面への取付用
のねじを挿通するための小円孔12,12を穿設
した平坦な基板部13の両端を同一方向に向けて
直角に折曲げることにより内方の折立縁14a、
外方の折立縁14bを形成し、各折立縁に軸杆1
6を挿通するための円孔15を穿設している。
軸杆16の外方端にはナイロン等の辷り易い材
料で造つた辷り駒5が固定されている。この辷り
駒5は上記軸杆16の一端が結合される幅狭部と
この幅狭部の1側端に連続する幅広部とから成
り、両部の間に溝9を形成している。更に、軸杆
16の両折立縁14a,14bの間に位置する部
分にはストツプリング17を嵌着するための環状
溝18を形成している。
ストツプリング17は、軸杆16の中間部で円
輪状の受片19を介して圧縮ばね20を支持する
ためのもので、圧縮ばね20は内方の折立縁14
aと受片19との間において軸杆16に外嵌され
て、軸杆16を外方の折立縁14bから突出させ
るように作用するものである。ストツプリング1
7の幅を大きくすれば、受片19を省略すること
ができる。
このような各部品は、後述するスペーサ21を
取付けて第2〜4図に示す状態に組立てられ、第
5〜6図に示すように窓障子の上端部両側(上框
の両端部)に装着される。辷り駒5の取付け位
置、軸杆16の突出方向等は、上框両端部に取付
けるものにおいて、第1〜3図、第5図のものと
左右対称に造られる。
この辷り軸受を組立てるには、軸杆16を辷り
駒5を設けない側からブラケツトの外側の折立縁
14bの円孔15に挿通し、次いでこの軸杆16
に受片19と圧縮ばね20とを順に外嵌し、軸杆
16の端部を内方の折立縁14aの円孔15に挿
通した後、圧縮ばね20を圧縮しつつ受片19を
軸杆外周面の環状溝18よりも内方の折立縁14
a側に移動させ、環状溝18にストツプリング1
7を嵌着する。これにより、軸杆16には辷り駒
5を外方の折立縁14bから突出させようとする
弾力が加わる。
一方、窓障子1の建込み作業時に辷り駒5を圧
縮ばね20の弾力に抗して障子内に引込めた状態
に保持し、窓障子1の上端を窓枠10内に進入さ
せる作業を行ない易くするためのスペーサ21
は、第7〜8図に示すように構成されている。こ
のスペーサ21は弾性あるプラスチツク等の材料
により断面が略A字状に形成されたもので、一端
に軸杆16に係合自在な二又部22が、他端にド
ライバ等を挿入自在な通孔23がそれぞれ形成さ
れている。このようなスペーサ21は、辷り駒5
を圧縮ばね20の弾力に抗して障子内方に引込め
た状態で、第2〜4図に示すように軸杆16のス
トツプリング17とブラケツトの外方の折立縁1
4bとの間に位置する部分に嵌着する。
このように組立てられ、スペーサ21によつて
辷り駒5を引込ませた辷り軸受2は、第5〜6図
に示すように、ブラケツト11の基板部13の小
円孔12,12に挿通したねじ26,26を窓障
子1の上框28の上面に螺合し緊締することによ
り窓障子1の上端部両側に固定する。前記のよう
に上框28の両端部に取付けられる辷り軸受は、
左右対称に造つて、辷り駒を障子の両側に突出す
るようにされる。
このようにスペーサ21を嵌着すると、辷り駒
5は障子内に引込まれた状態に保持されるため、
このスペーサ21を嵌着したまま窓障子1の上端
を窓枠10内に進入させ、その後スペーサ21の
通孔23にドライバ等を挿入して引張り、これを
軸杆16から外せば、辷り駒5は圧縮ばね20の
弾力に押されて突出し、この辷り駒5の溝9と竪
枠6の内側面の突条8とが第5図に示すように係
合する。第2〜3図、第5図に於いて27はビニ
ル等の軟質材で造られ圧縮ばね20に外嵌した筒
状のカバーである。
窓障子1の上端部に固定された辷り軸受2の辷
り駒5は、かなり強い圧縮ばね20により窓障子
から側方に突出するから、軸杆16にこれを窓障
子内方に押す強い力を加えない限り、窓障子1の
両側から突出したままの状態となるため、この辷
り駒5の端面に形成した溝9と竪枠6の内面に形
成した案内突条8との係合が不用意に外れること
はない。
この状態で辷り駒5は辷り窓の開閉に従つて竪
枠6の案内突条8に沿つて昇降自在となり、窓障
子1の上框28に固定したブラケツト11は上記
辷り駒5を一端に固定した軸杆16に対して回転
自在となるため、この窓障子1は窓枠10の内側
で第9〜10図に示すように開閉自在となる。な
お、このような建込み作業の際、リンク3の装着
は辷り駒5と突条8との係合に先立つて行なつて
も、或は後から行なつても良い。
(考案の効果) 本考案の辷り出し窓の辷り軸受は以上に述べた
通り構成され作用するので、 (1) 先に組立てて建物開口部に取付けた窓枠に、
後から辷り出し窓を容易に建込むことができ
る。
(2) 辷り出し窓を修理する際にも、窓枠をそのま
まにして窓障子のみを外すことができるため、
修理作業に要する時間や費用を従来に比べて大
幅に少なくすることができる。
(3) 軸杆16への辷り駒5の固着、環状溝18の
形成、ブラケツト11の製作等は容易であり、
スペーサ21の製作もプラスチツクのモールド
により容易に行なえるから、全体として製作費
は低廉である。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は本考案の辷り軸受の実施例を示
し、第1図はスペーサを除いた分解斜視図、第2
図はスペーサを取付けて組立てた状態を示す側面
図、第3図は同平面図、第4図は第2図の右方か
ら見た図、第5図は窓障子に取付けた状態を示す
平面図、第6図は第5図の左方から見た図、第7
図はスペーサの側面図、第8図は第7図の右方か
ら見た図、第9〜10図は辷り出し窓の構造を略
示しており、第9図は閉鎖状態、第10図は開放
状態のそれぞれ断面図、第11図は従来の辷り駒
と竪枠との係合を両者を分離した状態で示す第1
例、第12図は同第2例を示すそれぞれ斜視図、
第13図は辷り出し窓の正面図、第14図は辷り
軸受の従来例を示す斜視図である。 1:窓障子、2:辷り軸受、3:リンク、4:
軸、5:辷り駒、6:竪枠、7:案内溝、8:案
内突条、9:溝、10:窓枠、11:ブラケツ
ト、12:小円孔、13:基板部、14a,14
b:折立縁、15:円孔、16:軸杆、17:ス
トツプリング、18:環状溝、19:受片、2
0:圧縮ばね、21:スペーサ、22:二又部、
23:通孔、26:ねじ、27:カバー、28:
上框。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 窓障子の上部両側に設けた辷り駒を窓竪枠内側
    面に設けた案内突条に上下方向の摺動自在に係合
    させ、一端を窓障子の竪框の中間部外側面に枢着
    したリンクの他端を窓竪枠の内側面に枢着して成
    る辷り出し窓に使用する辷り軸受であつて、窓障
    子の上部両側に固定されるブラケツト11の両端
    部に折立縁14a,14bを形成し、両折立縁1
    4a,14bに摺動自在に支持される軸杆16の
    外方側の折立縁14bから突出する端部に辷り駒
    5を取付け、この辷り駒5に形成した溝9を窓竪
    枠の案内突条8に係合させ、両折立縁14a,1
    4bの間に位置する部分において軸杆16に環状
    溝18を形成してストツプリング17を嵌着し、
    窓障子の上框内方側の折立縁14aとストツプリ
    ング17との間において圧縮ばね20を軸杆16
    に嵌合し、二又部22を形成して上框外方側の折
    立縁14bとストツプリング17との間において
    軸杆16に嵌着自在なスペーサ21を付設した辷
    り出し窓の辷り軸受。
JP15317784U 1984-10-12 1984-10-12 Expired JPH031973Y2 (ja)

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JP15317784U JPH031973Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

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JPS6169380U JPS6169380U (ja) 1986-05-12
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