JPH0510647U - 梁仮受具 - Google Patents
梁仮受具Info
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- JPH0510647U JPH0510647U JP6454891U JP6454891U JPH0510647U JP H0510647 U JPH0510647 U JP H0510647U JP 6454891 U JP6454891 U JP 6454891U JP 6454891 U JP6454891 U JP 6454891U JP H0510647 U JPH0510647 U JP H0510647U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 角型鋼管柱11に取り付けるH形鋼梁20の
位置合わせをし易くする。 【構成】 4つの部材間の連結箇所の中の2つの連結箇
所14を剛接合とし、残り2つの連結箇所15をピン接
合し、角型鋼管柱11に密着させて筐形に組み立てた梁
仮受具24に梁20の端を載せて仮受した状態で、角型
鋼管柱11と梁20との接合箇所の位置合わせを行うよ
うにする。
位置合わせをし易くする。 【構成】 4つの部材間の連結箇所の中の2つの連結箇
所14を剛接合とし、残り2つの連結箇所15をピン接
合し、角型鋼管柱11に密着させて筐形に組み立てた梁
仮受具24に梁20の端を載せて仮受した状態で、角型
鋼管柱11と梁20との接合箇所の位置合わせを行うよ
うにする。
Description
【0001】
本考案は、角型鋼管柱に取り付けるH形鋼梁を仮受する治具に関するものであ る。
【0002】
角型鋼管柱11にH形鋼梁20を取り付ける場合、角型鋼管柱11にはジョイ ントボックス26を取り付け、H形鋼梁20にはエンドプレート21を取り付け ておき、それらの接合作業に先立ってジョイントボックス26の孔にエンドプレ ート21の孔を合わせる位置合わせが行われる。
【0003】
従来この位置合わせは、それらの孔に尖端形のシノ25を差し込んで行われて いるが、それらの孔の位置は合わせ難く、その位置合わせには相当の時間を費や しなければならなかった。
【0004】 勿論、ジョイントボックス26の孔を使用して梁20を仮受けする治具を取り 付けることも考えられたが、四面が梁の取り合いとなる中柱に治具を取り付ける ことが出来ないうえ、ジョイントボックス26に治具を取り付けるためのタップ 加工や孔開け加工を施さなければならないので、工事がコスト高になってしまう 。
【0005】 そこで本考案は、かかるジョイントボックス26へのタップ加工や孔開け加工 を必要とせず、ジョイントボックスよりも肉厚の薄い角型鋼管柱に取り外し自在 に取り付けることの出来る梁仮受具を提供しようとするものである。
【0006】
即ち、本考案に係る梁仮受具24は、ジョイントボックス26の取り付けられ た角型鋼管柱11に、エンドプレート21の取り付けられた梁20を接合する際 に、梁20を角型鋼管柱11との接合箇所において仮受けするために使用される ものであり、それぞれ角型鋼管柱11の四面に密着する当接面12を有する4個 の部材13を連結して角型鋼管柱11を囲む筐形に組み立てられるものであり、 4つの部材間の連結箇所の中の2つの連結箇所14が剛接合となっており、残り 2つの連結箇所15がピン接合になっていて部材間で開閉可能になっており、そ の2つのピン接合箇所15におけるピン孔16が角型鋼管柱の長さ方向に向けて 開けられており、その2つのピン接合箇所15の中の少なくとも1箇所において ピン17がピン孔16に挿抜自在になっており、4個の各部材13には角型鋼管 柱の表面の凹部又は凸部18に対し水平に向けて嵌合する凸部又は凹部(19a ・19b)が形成されており、それら4個の部材13の上面の内側縁が梁20の 端面のエンドプレート21を載せる平らな台22となっており、台22の外側に エンドプレート21の離脱を防ぐ突起23が付けられていることを特徴とするも のである。
【0007】 図示する実施例における部材13は、アングル(L型鋼)27の片面に角型鋼 管22を溶接して作られており、アングル27の他の残りの片面が角型鋼管柱1 1への当接面12になっており、溶接された角型鋼管22の上面が台22になっ ている。
【0008】 角型鋼管22には、エンドプレート21の厚み相当の太さのものが使用されて おり、当接面12よりもジョイントボックス26の肉厚に相当する分だけ外側寄 りに溶接されている。 角型鋼管22の外面には突起23を形成する鉄板が溶接されている。
【0009】 4個の部材13は、図1と2と3と4に示す如く、1個の部材の左右両端で剛 接合してコ字型部材33とし、それに向き合う1個の部材13の左右両端でピン 接合してコ字型部材33の開口部32を閉じる扉のように構成してもよいし、又 、図5と6に示す如く、筐形を成す梁仮受具24に1つの対角線上で剛接合し、 他の対角線上でピン接合して一対のL形部材34・35で開閉式に構成してもよ い。
【0010】 図1・2・3・4に示す梁仮受具24では、コ字型部材33の真ん中の部材1 3の当接面にボルト19bが溶接されており、他の3個の部材13の当接面12 にはボルト31が通る貫通孔29が開けられており、その外側にナット30が溶 接されていて、そのナット30に螺着したボルト31が当接面12に突き出るよ うになっており、この梁仮受具24を取り付ける角形鋼管柱11にはボルト19 bや31が嵌合する差込孔36が開けられる。
【0011】 図5・6に示す梁仮受具24の各部材13の当接面12には、角型鋼管柱11 に溶接されるプレート28に嵌合する横溝19aが付けられている。
【0012】 梁仮受具24は、図1・2・3・4に示すものでは、コ字型部材33のボルト 19bを角型鋼管柱11の差込孔36に合わせて開口部32を角形鋼管柱11に 嵌め込み、左右両端がピン接合される部材13と閉じ合わせ、ピン17をピン孔 16に差し込んで角型鋼管柱11に取り付けられ、図5・6に示すものでは、当 接面12の横溝19aを角型鋼管柱11のプレート28に合わせ、左右のL形部 材34・35の間に角型鋼管柱11を挟み込み、閉じ合わされた左右のL形部材 34・35のピン孔16にピン17を差し込んで角型鋼管柱11に取り付けられ る。
【0013】
本考案によると、角型鋼管柱11に取り付けられた梁仮受具24の台22に、 エンドプレート28を載せて梁20を仮受けすることが出来、その仮受した状態 でジョイントボックス26とエンドプレート21の孔の位置合わせがおこなわれ るので、作業効率がよくなる。
【0014】 その場合、梁20を支承する梁仮受具24は、凸部18と凹部(19b)が係 合し、各部材13(33・34・35)が角型鋼管柱11の周囲に密着している ので、角型鋼管柱11から離脱する危険がなく、使用後はピン17を抜いて角型 鋼管柱11から簡単に取り外すことが出来るので再使用し易い。
【0015】 そして梁仮受具24は、四方にエンドプレート28を載せる台22があるので 、角型鋼管柱11の四方に梁20を取り付ける中柱での梁の仮受に好都合である 。
【図1】本考案に係る梁仮受具の平面図である。
【図2】図1に示す梁仮受具の正面図である。
【図3】図1に示す梁仮受具の斜視図である。
【図4】図1に示す梁仮受具の角型鋼管柱への取付過程
での斜視図である。
での斜視図である。
【図5】本考案に係る梁仮受具の平面図である。
【図6】図5に示す梁仮受具の角型鋼管柱への取付過程
での斜視図である。
での斜視図である。
【図7】角型鋼管柱に取り付けた状態での本考案に係る
梁仮受具の断面側面図である。
梁仮受具の断面側面図である。
【図8】従来の梁の取り付けられる角型鋼管柱の正面図
である。
である。
11 角型鋼管柱 12 当接面 13 部材 14 剛接合箇所 15 ピン接合箇所 16 ピン孔 17 ピン 18 凸部 19a 横溝 19b ボルト 20 梁 21 エンドプレート 22 台 23 突起 24 梁仮受具 25 シノ 26 ジョイントボックス 27 アングル 28 プレート 29 貫通孔 30 ナット 31 ボルト 32 開口部 33 コ字型部材 34 L型部材 35 L型部材
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】(a) それぞれ角型鋼管柱11の四面に
密着する当接面12を有する4個の部材13を連結して
角型鋼管柱11を囲む筐形に組み立てられるものであ
り、 (b) 4つの部材間の連結箇所の中の2つの連結箇所
14が剛接合となっており、残り2つの連結箇所15が
ピン接合になっていて部材間で開閉可能になっており、 (c) その2つのピン接合箇所15におけるピン孔1
6が角型鋼管柱の長さ方向に向けて開けられており、 (d) その2つのピン接合箇所15の中の少なくとも
1箇所において、ピン17がピン孔16に挿抜自在にな
っており、 (e) 各部材には、角型鋼管柱の表面の凹部又は凸部
18に対し、水平に向けて嵌合する凸部又は凹部19が
形成されており、 (f) 4個の部材13の上面の内側縁が、梁20の端
面のエンドプレート21を載せる平らな台22となって
おり、 (g) 台22の外側に突起23が付けられているこ
と、 を特徴とする梁仮受具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6454891U JP2506397Y2 (ja) | 1991-07-20 | 1991-07-20 | 梁仮受具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6454891U JP2506397Y2 (ja) | 1991-07-20 | 1991-07-20 | 梁仮受具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510647U true JPH0510647U (ja) | 1993-02-12 |
JP2506397Y2 JP2506397Y2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=13261389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6454891U Expired - Fee Related JP2506397Y2 (ja) | 1991-07-20 | 1991-07-20 | 梁仮受具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506397Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5087192U (ja) * | 1973-12-14 | 1975-07-24 | ||
JPS5166198U (ja) * | 1974-11-13 | 1976-05-25 |
-
1991
- 1991-07-20 JP JP6454891U patent/JP2506397Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5087192U (ja) * | 1973-12-14 | 1975-07-24 | ||
JPS5166198U (ja) * | 1974-11-13 | 1976-05-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2506397Y2 (ja) | 1996-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |