JPH05106280A - 住宅ユニツトのフレームの補強構造 - Google Patents

住宅ユニツトのフレームの補強構造

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JPH05106280A
JPH05106280A JP3321862A JP32186291A JPH05106280A JP H05106280 A JPH05106280 A JP H05106280A JP 3321862 A JP3321862 A JP 3321862A JP 32186291 A JP32186291 A JP 32186291A JP H05106280 A JPH05106280 A JP H05106280A
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short
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reinforcing
side beam
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Kazuyoshi Yoshida
和好 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短辺梁の補強構造を簡単なものとすることが
できる住宅ユニットのフレームの補強構造を提供する。 【構成】 短辺梁12と長辺梁13が四角に組まれた天井フ
レーム15と、短辺梁12と長辺梁13が四角に組まれた床フ
レームと、天井フレーム15を床フレーム上に支える柱18
とを有する住宅ユニットのフレーム11の補強構造におい
て、短辺梁12はC形鋼より構成され、この短辺梁12に沿
って、この短辺梁12の上下フランジ間に及ぶ補強材25が
取り付けられる。また、この構成に加えて、この補強材
25に直接又はスペーサを介して面状下地材の受け材を設
けるようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット住宅を構成す
る住宅ユニットのフレームの補強構造に関する。
【0002】
【背景技術】近年、住宅を構成する居室等を住宅ユニッ
トとして作製し、これらの住宅ユニットを建築現場に輸
送して組み立てるようにしたユニット住宅が施工されて
いる。図7に示すように、このような住宅ユニットのフ
レーム11は、短辺梁12と長辺梁13が四角に組まれ、小梁
14が長辺梁13間に配された天井フレーム15と、短辺梁12
と長辺梁13が四角に組まれ、根太16が長辺梁13間に配さ
れた床フレーム17と、天井フレーム15を床フレーム17上
に支える4本の柱18とを有して構成されている。なお、
前記短辺梁12と長辺梁13は、C形鋼よりなり、前記小梁
14と根太16は木製又は鋼製である。
【0003】図8に示すように、天井フレーム15の場
合、前記短辺梁12の近傍には、この短辺梁12に沿って天
井材仕上げ材の受け材19が設けられている。また、短辺
梁12と直交する方向には、短辺梁12の補強材20が設けら
れている。前記受け材19は、天井材仕上げ材を天井面の
端部まで釘やビスで直接貼り付け、かつユニット間にま
たがった状態で取り付けられるジョイント用の面材を固
定するためのものであり、その端部がブラケット22によ
り固定され、またその中間が短辺梁12内に固着されたブ
ラケット23により短辺梁12に固定されている。
【0004】前記補強材20は、受け材19があって短辺梁
12に直接取り付けることができないため、短辺梁12の中
間に取り付けられたブラケット23の位置する所におい
て、受け材19及びこの受け材19の隣の小梁14にそれぞれ
取り付けられたブラケット23により、受け材19と小梁14
に固定されている。従って、この短辺梁12側のブラケッ
ト24は、補強材20の間接的な支持も兼ねることになる。
なお、床フレーム17の場合も同様の構造を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の補強材20の場合、受け材19があるため、補強材20を直
接短辺梁12に取り付けることができず、受け材19を介し
て短辺梁12に取り付けるようにしていたため、構造が複
雑になって、補強材20を受け材19と小梁14に固定する作
業に手間が掛かっていた。そこで、本発明は、短辺梁の
補強構造を簡単なものとすることができる住宅ユニット
のフレームの補強構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、短辺梁と長辺
梁が四角に組まれ、小梁が前記長辺梁間に配された天井
フレームと、短辺梁と長辺梁が四角に組まれ、根太が前
記長辺梁間に配された床フレームと、前記天井フレーム
を床フレーム上に支える柱とを有する住宅ユニットのフ
レームの補強構造において、前記短辺梁はC形鋼より構
成され、この短辺梁に沿って、この短辺梁の上下フラン
ジ間に及ぶ補強材が取り付けられたことを特徴とする。
【0007】また、この補強構造においては、前記短辺
梁にその上下フランジ間に及ぶ補強材が取り付けられた
ことに加えて、この補強材に面状下地材の受け材が設け
られるようにしてもよい。前記面状下地材は、石膏ボー
ド、パーチクルボード等である。前記受け材は、直接補
強材に設けてもよく、又はスペーサ等を介して設けるよ
うにしてもよい。
【0008】
【作用】本発明に係る補強材は、短辺梁自体にこの短辺
梁に沿い、この短辺梁の上下フランジ間に及んで取り付
けられるため、構造が簡単である上に充分な補強効果が
得られるようになる。また、補強材を短辺梁に直接取り
付けることができ、ブラケット等を介する必要がないの
で、補強材の取り付け作業も容易になる。
【0009】
【実施例】図1,2を参照して本発明の第1実施例を説
明する。図1,2は、住宅ユニットのフレーム11におけ
る天井フレーム15の要部を示す。同図において、図7,
8における同一部材には同一符号を付して重複説明を省
略する。
【0010】本実施例においては、板状の補強材25が短
辺梁12の上下のフランジ12A の略中央に溶接で固定され
ている。この板状の補強材25は、例えば鋼製であり、短
辺梁12の上下フランジ12A 間に及ぶ上下方向の幅を有
し、少なくとも荷重のかかる短辺梁12の両端部近傍にそ
れぞれ取り付ければよい。上記天井フレーム15に係る構
造は、図示しないが、床フレームの構造についても同様
である。
【0011】このような構造に係る住宅ユニットのフレ
ーム11は、次のようにして作製することができる。即
ち、工場における住宅ユニットの製造において、フレー
ム11を作製する際、天井フレーム15と床フレームにおけ
る短辺梁12の上下のフランジ12A の略中央に板状の補強
材25を溶接で固定する。
【0012】上記実施例の住宅ユニットのフレーム11に
よれば、補強材25が短辺梁12自体に直接取り付けられて
いるため、構造が簡単である。また、補強材25が短辺梁
12に沿い、この短辺梁12の上下フランジ12A 間に及んで
取り付けられているため、箱形構造となって充分な補強
効果が得られる。更に、このように短辺梁12の補強構造
が簡単であるから、フレーム11を作製する際の補強材25
の取り付け作業が容易となり、住宅ユニットの製造効率
も高まる。
【0013】次に、図3と4を参照して本発明の第2実
施例を説明する。同図も、第1実施例と同様に天井フレ
ーム15の要部を示す。本実施例においては、板状の補強
材25が短辺梁12の上下のフランジ12A の端部近傍に溶接
で固定され、この補強材25の側面にスペーサ26を介して
天井下地材である石膏ボードの受け材19が設けられてい
る。なお、この石膏ボードの下に天井仕上げ材が貼られ
る。
【0014】前記板状の補強材25は、上記実施例と同様
に、短辺梁12の両端部近傍にそれぞれ取り付けられてい
る。前記スペーサ26は、例えば木製であり、受け材19を
所定位置に配置するためのものである。従って、このス
ペーサ26の短辺梁12と直交する方向の幅は、これをを介
して受け材19が所定位置に配置されるような幅が必要で
ある。
【0015】前記受け材19の長手方向の中間には、1個
又は2個以上のブラケット27が受け材19を短辺梁12に支
持させるために取り付けられる。上記天井フレーム15に
係る構造は、図示しないが、床フレームの構造について
も同様である。このような構造に係る住宅ユニットのフ
レーム11は、次のようにして作製することができる。
【0016】即ち、工場における住宅ユニットの製造に
おいて、フレーム11を作製する際、天井フレーム15と床
フレームにおける短辺梁12の上下のフランジ12A の端部
近傍に板状の補強材25を溶接で固定する。次に、スペー
サ26を前記補強材25の側面にビスで固定し、またブラケ
ット27を短辺梁12に溶接で止める。次に、受け材19を前
記スペーサ26とブラケット27にビスで止める。
【0017】上記第2実施例の住宅ユニットのフレーム
11についても、上記第1実施例と同様の効果が得られ
る。また、これらの効果に加えて、補強材25の側面に天
井下地材の受け材19を直接設けるようにしたため、受け
材19の設置が構造的に簡単である。
【0018】次に、図5と6を参照して本発明の第3実
施例を説明する。同図も、上記実施例と同様に天井フレ
ーム15の要部を示す。この実施例における補強材28は、
断面コ字状であり、その上下のフランジ28A間が短辺梁1
2の上下フランジ12A 間に及ぶ幅を有し、短辺梁12の上
下のフランジ12A 内に嵌挿できる形状となっている。こ
の補強材28を上記実施例と同様に、短辺梁12に沿い、短
辺梁12の両端部近傍に溶接で取り付ける。
【0019】従って、この補強材28の場合、補強材28の
短辺梁12への嵌挿の度合い、即ち補強材28の出具合いを
調節することにより、スペーサを介さなくても、直接こ
の補強材28の側面に受け材19を設けることができ、第2
実施例と比べて、スペーサ26を設ける手間が省ける。
【0020】なお、上記実施例では、補強材25,28 は、
短辺梁12の両端部近傍にそれぞれ取り付けるようにした
が、短辺梁12の両端部間に及ぶ連続した補強材を取り付
けるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る住宅ユニットのフレームの
補強構造によれば、短辺梁の補強構造を簡単なものとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る住宅ユニットのフレ
ームにおける天井フレームの要部を示す平面図である。
【図2】同じ実施例の天井フレームの要部を示す断面図
である。
【図3】本発明の第2実施例に係る住宅ユニットのフレ
ームにおける天井フレームの要部を示す平面図である。
【図4】同じ実施例の天井フレームの要部を示す断面図
である。
【図5】本発明の第3実施例に係る住宅ユニットのフレ
ームにおける天井フレームの要部を示す平面図である。
【図6】同じ実施例の天井フレームの要部を示す断面図
である。
【図7】従来例の住宅ユニットのフレームを示す斜視図
である。
【図8】従来例の住宅ユニットのフレームにおける天井
フレームの要部を示す平面図である。
【符号の説明】
11 住宅ユニットのフレーム 12 短辺梁 13 長辺梁 14 小梁 15 天井フレーム 16 根太 17 床フレーム 18 柱 19 受け材 25,28 補強材 26 スペーサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短辺梁と長辺梁が四角に組まれ、小梁が
    前記長辺梁間に配された天井フレームと、短辺梁と長辺
    梁が四角に組まれ、根太が前記長辺梁間に配された床フ
    レームと、前記天井フレームを床フレーム上に支える柱
    とを有する住宅ユニットのフレームの補強構造におい
    て、 前記短辺梁はC形鋼より構成され、この短辺梁に沿っ
    て、この短辺梁の上下フランジ間に及ぶ補強材が取り付
    けられたことを特徴とする住宅ユニットのフレームの補
    強構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の住宅ユニットのフレーム
    の補強構造において、 前記短辺梁に沿って、この短辺梁の上下フランジ間に及
    ぶ補強材が取り付けられ、加えてこの補強材に面状下地
    材の受け材が設けられたことを特徴とする住宅ユニット
    のフレームの補強構造。
JP3321862A 1991-08-21 1991-12-05 住宅ユニットのフレ―ムの補強構造 Expired - Fee Related JP2539977B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02167941A (ja) * 1988-12-20 1990-06-28 Sekisui Chem Co Ltd 建物ユニットの連結構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02167941A (ja) * 1988-12-20 1990-06-28 Sekisui Chem Co Ltd 建物ユニットの連結構造

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