JPH0510599A - 瞬間湯沸器用熱遮蔽板 - Google Patents
瞬間湯沸器用熱遮蔽板Info
- Publication number
- JPH0510599A JPH0510599A JP3189357A JP18935791A JPH0510599A JP H0510599 A JPH0510599 A JP H0510599A JP 3189357 A JP3189357 A JP 3189357A JP 18935791 A JP18935791 A JP 18935791A JP H0510599 A JPH0510599 A JP H0510599A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flux
- temperature fuse
- heat shield
- shield plate
- melting point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 16
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims abstract description 23
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims abstract description 23
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims abstract description 20
- 229910000743 fusible alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 19
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 19
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 19
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims description 12
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 10
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 abstract description 10
- 239000007789 gas Substances 0.000 abstract description 9
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 abstract description 5
- 239000000956 alloy Substances 0.000 abstract description 5
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 abstract description 3
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 abstract 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 abstract 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 6
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 5
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 3
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 description 3
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 239000010408 film Substances 0.000 description 1
- 239000012634 fragment Substances 0.000 description 1
- 231100001261 hazardous Toxicity 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Fluid Heaters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】熱遮蔽板本体の片面の絶縁薄膜上にほぼ全面を
網羅して温度ヒュ−ズを設ける瞬間湯沸器用熱遮蔽板に
おいて、燃焼ガスの噴出によるスポット加熱に対しフラ
ックス量を増加せずに温度ヒュ−ズの迅速作動を可能に
することにある。 【構成】金属製熱遮蔽板本体の片面に絶縁薄膜を設け、
一対の電極間に低融点可溶合金片を橋設しその低融点可
溶合金片にフラックスを塗布した温度ヒュ−ズユニット
を多数箇、上記の絶縁薄膜上に設けたことを特徴とす
る。
網羅して温度ヒュ−ズを設ける瞬間湯沸器用熱遮蔽板に
おいて、燃焼ガスの噴出によるスポット加熱に対しフラ
ックス量を増加せずに温度ヒュ−ズの迅速作動を可能に
することにある。 【構成】金属製熱遮蔽板本体の片面に絶縁薄膜を設け、
一対の電極間に低融点可溶合金片を橋設しその低融点可
溶合金片にフラックスを塗布した温度ヒュ−ズユニット
を多数箇、上記の絶縁薄膜上に設けたことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は瞬間湯沸器用の熱遮蔽板
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】瞬間湯沸器においては、熱交換器の胴板
部の下端側にバ−ナ−室を設け、該バ−ナ−室にバ−ナ
−を配設し、押し込みファンを内蔵した空気供給室を上
記バ−ナ−室の下端側に設け、上記熱交換器の胴板部の
上端側に排気室を設けてあり、急速加熱と頻繁な加熱冷
却のために、熱交換器の胴板部の熱疲労が顕著であり、
ガス中の腐食性成分による腐食も重なって、当該胴板部
に孔が開き易く、かかる穿孔下では、胴板部の外部に燃
焼ガスが噴出し、重大な二次災害が惹起されるに至る。
部の下端側にバ−ナ−室を設け、該バ−ナ−室にバ−ナ
−を配設し、押し込みファンを内蔵した空気供給室を上
記バ−ナ−室の下端側に設け、上記熱交換器の胴板部の
上端側に排気室を設けてあり、急速加熱と頻繁な加熱冷
却のために、熱交換器の胴板部の熱疲労が顕著であり、
ガス中の腐食性成分による腐食も重なって、当該胴板部
に孔が開き易く、かかる穿孔下では、胴板部の外部に燃
焼ガスが噴出し、重大な二次災害が惹起されるに至る。
【0003】かかる不具合を排除するために、従来、熱
交換器の胴板部に対面して金属製熱遮蔽板を配設し、こ
の熱遮蔽板に温度ヒユ−ズを取付け、胴板部の開孔に燃
焼ガスが噴出しても、この燃焼ガスが壁面に接触するの
を熱遮蔽板によって防止し、熱遮蔽板の加熱に基づく温
度ヒュ−ズの作動によってガス供給弁を閉じて二次災害
の発生を未然に防止することが知られている。
交換器の胴板部に対面して金属製熱遮蔽板を配設し、こ
の熱遮蔽板に温度ヒユ−ズを取付け、胴板部の開孔に燃
焼ガスが噴出しても、この燃焼ガスが壁面に接触するの
を熱遮蔽板によって防止し、熱遮蔽板の加熱に基づく温
度ヒュ−ズの作動によってガス供給弁を閉じて二次災害
の発生を未然に防止することが知られている。
【0004】本発明者においては、胴板部の開孔位置、
従って、噴出燃焼ガスが熱遮蔽板に接触する位置に関係
なく、温度ヒュ−ズを作動させるべく、図3の(イ)並
びに(ロ)〔図3の(イ)のロ−ロ断面図〕に示すよう
に、熱遮蔽板本体1’の片面に絶縁薄膜2’を設け、該
絶縁薄膜2’上に低融点可溶合金32’を蛇行上状に熱
遮蔽板本体1’の片面全体をほぼ網羅するようにして設
け、この蛇行状低融点可溶合金32’の両端に電極3
1’を設け、同蛇行状低融点可溶合金32’上にフラッ
クス33’を塗布し、上記熱遮蔽板本体1’の片面全体
に絶縁保護層6’を被覆することを既に提案した。
従って、噴出燃焼ガスが熱遮蔽板に接触する位置に関係
なく、温度ヒュ−ズを作動させるべく、図3の(イ)並
びに(ロ)〔図3の(イ)のロ−ロ断面図〕に示すよう
に、熱遮蔽板本体1’の片面に絶縁薄膜2’を設け、該
絶縁薄膜2’上に低融点可溶合金32’を蛇行上状に熱
遮蔽板本体1’の片面全体をほぼ網羅するようにして設
け、この蛇行状低融点可溶合金32’の両端に電極3
1’を設け、同蛇行状低融点可溶合金32’上にフラッ
クス33’を塗布し、上記熱遮蔽板本体1’の片面全体
に絶縁保護層6’を被覆することを既に提案した。
【0005】この温度ヒュ−ズ付き熱遮蔽板において
は、上記燃焼ガスの噴出により熱遮蔽板本体1’がスポ
ット加熱され、このスポットに最も近い低融点可溶合金
部位が最初に溶融され、その溶融金属部位に表面エネル
ギ−による球状化が発生し、この球状化の進行により溶
融金属が分断され、温度ヒユ−ズが作動するに至る。
は、上記燃焼ガスの噴出により熱遮蔽板本体1’がスポ
ット加熱され、このスポットに最も近い低融点可溶合金
部位が最初に溶融され、その溶融金属部位に表面エネル
ギ−による球状化が発生し、この球状化の進行により溶
融金属が分断され、温度ヒユ−ズが作動するに至る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記溶融金属の球状化
は溶融金属自体の表面エネルギ−と溶融金属と絶縁薄膜
との間の界面エネルギ−とに対する絶縁薄膜2’の表面
エネルギ−とのアンバランスにより生じるが、絶縁薄膜
2’の表面エネルギ−が小さいために、そのアンバラン
スにより溶融金属に作用する球状化力が小さく、蛇行状
低融点可溶合金片32’の溶融が蛇行端の電極31’位
置にまで達しなければ、溶融金属の分断が発生しないこ
とが往々にしてある。
は溶融金属自体の表面エネルギ−と溶融金属と絶縁薄膜
との間の界面エネルギ−とに対する絶縁薄膜2’の表面
エネルギ−とのアンバランスにより生じるが、絶縁薄膜
2’の表面エネルギ−が小さいために、そのアンバラン
スにより溶融金属に作用する球状化力が小さく、蛇行状
低融点可溶合金片32’の溶融が蛇行端の電極31’位
置にまで達しなければ、溶融金属の分断が発生しないこ
とが往々にしてある。
【0007】尤も、図3の(ロ)において低融点可溶合
金体32’の幅に対しフラックス33’の塗布幅を充分
に広くして幅方向に対する溶融金属の流動幅を大きくす
れば、低融点可溶合金体32’の溶融31’が電極に達
する前に溶融金属を分断させ得るが、フラックスの多量
化が招来される。
金体32’の幅に対しフラックス33’の塗布幅を充分
に広くして幅方向に対する溶融金属の流動幅を大きくす
れば、低融点可溶合金体32’の溶融31’が電極に達
する前に溶融金属を分断させ得るが、フラックスの多量
化が招来される。
【0008】而るに、瞬間湯沸器の正常燃焼時の熱遮蔽
板の温度をT1’、上記燃焼ガスの噴出により温度ヒュ
−ズが作動する時の熱遮蔽板の温度をT2’とすれば、
温度差(T2’−T1’)を小にするほど、温度ヒュ−ズ
を短時間で作動温度T2’にまで加熱でき、異常発生
(燃焼ガスの噴出)後、燃焼停止時までに経過する時間
を短くでき、安全であり、従って、瞬間湯沸器の正常燃
焼時の熱遮蔽板の温度T1’を、危険のない範囲内でで
きるだけ高くするように、熱遮蔽板を胴板部に近接して
配設することが有利である。
板の温度をT1’、上記燃焼ガスの噴出により温度ヒュ
−ズが作動する時の熱遮蔽板の温度をT2’とすれば、
温度差(T2’−T1’)を小にするほど、温度ヒュ−ズ
を短時間で作動温度T2’にまで加熱でき、異常発生
(燃焼ガスの噴出)後、燃焼停止時までに経過する時間
を短くでき、安全であり、従って、瞬間湯沸器の正常燃
焼時の熱遮蔽板の温度T1’を、危険のない範囲内でで
きるだけ高くするように、熱遮蔽板を胴板部に近接して
配設することが有利である。
【0009】この場合、瞬間湯沸器の使用に伴い、温度
ヒュ−ズが加熱温度をT1とする、ヒ−トサイクルに曝
されることになるので、フラックスの熱膨張収縮が招来
され、上記フラックス量の多量化のもとでは、フラック
スの熱膨張収縮が過大となり保護絶縁層の剥離が懸念さ
れる。
ヒュ−ズが加熱温度をT1とする、ヒ−トサイクルに曝
されることになるので、フラックスの熱膨張収縮が招来
され、上記フラックス量の多量化のもとでは、フラック
スの熱膨張収縮が過大となり保護絶縁層の剥離が懸念さ
れる。
【0010】本発明の目的は熱遮蔽板本体の片面の絶縁
薄膜上にほぼ全面を網羅して温度ヒュ−ズを設ける瞬間
湯沸器用熱遮蔽板において、燃焼ガスの噴出によるスポ
ット加熱に対しフラックス量を増加せずに温度ヒュ−ズ
の迅速作動を可能にすることにある。
薄膜上にほぼ全面を網羅して温度ヒュ−ズを設ける瞬間
湯沸器用熱遮蔽板において、燃焼ガスの噴出によるスポ
ット加熱に対しフラックス量を増加せずに温度ヒュ−ズ
の迅速作動を可能にすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の瞬間湯沸器用熱
遮蔽板は、金属製熱遮蔽板本体の片面に絶縁薄膜を設
け、一対の電極間に低融点可溶合金片を橋設しその低融
点可溶合金片にフラックスを塗布した温度ヒュ−ズユニ
ットを多数箇、上記の絶縁薄膜上に設けたことを特徴と
する構成である。
遮蔽板は、金属製熱遮蔽板本体の片面に絶縁薄膜を設
け、一対の電極間に低融点可溶合金片を橋設しその低融
点可溶合金片にフラックスを塗布した温度ヒュ−ズユニ
ットを多数箇、上記の絶縁薄膜上に設けたことを特徴と
する構成である。
【0012】
【作用】温度ヒュ−ズユニットを熱遮蔽板本体の片面の
ほぼ全面を網羅するように多数箇配設してあるから、熱
遮蔽板本体がスポット加熱されると、そのスポットに近
接した位置の温度ヒュ−ズユニットの低融点可溶合金体
が溶融し、この溶融金属が電極の大きな表面エネルギ−
のために、電極に向けて引張られて分断される。
ほぼ全面を網羅するように多数箇配設してあるから、熱
遮蔽板本体がスポット加熱されると、そのスポットに近
接した位置の温度ヒュ−ズユニットの低融点可溶合金体
が溶融し、この溶融金属が電極の大きな表面エネルギ−
のために、電極に向けて引張られて分断される。
【0013】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1の(イ)は本発明の実施例を示す平面説明図、
図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面図であ
る。
る。図1の(イ)は本発明の実施例を示す平面説明図、
図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面図であ
る。
【0014】図1において、1は熱遮蔽板本体であり、
ステンレス板、銅合金板、アルミ合金板等が使用され
る。2は熱遮蔽板本体1の片面に設けた絶縁薄膜であ
り、例えば、セラミックスコ−ティングを使用できる。
3,…は温度ヒュ−ズユニットであり、絶縁薄膜2上に
固着した1対の電極31,31と電極31,31間に橋
設した低融点可溶合金体32と低融点可溶合金体32上
に塗布したフラックス33とから構成してあり、電極3
1には表面エネルギ−の大なる銅を使用してある。
ステンレス板、銅合金板、アルミ合金板等が使用され
る。2は熱遮蔽板本体1の片面に設けた絶縁薄膜であ
り、例えば、セラミックスコ−ティングを使用できる。
3,…は温度ヒュ−ズユニットであり、絶縁薄膜2上に
固着した1対の電極31,31と電極31,31間に橋
設した低融点可溶合金体32と低融点可溶合金体32上
に塗布したフラックス33とから構成してあり、電極3
1には表面エネルギ−の大なる銅を使用してある。
【0015】この温度ヒュ−ズユニット3を、そのユニ
ット3,3間の間隔を充分に短くして熱遮蔽板本体1の
片面のほぼ全面にわたって配設してある。4は温度ヒュ
−ズユニット群を直列に接続したボンド導体でである。
5,5は直列温度ヒュ−ズ群の両端に接続したリ−ド導
体である。6は熱遮蔽板本体1の片面全体に被覆した絶
縁保護層である。
ット3,3間の間隔を充分に短くして熱遮蔽板本体1の
片面のほぼ全面にわたって配設してある。4は温度ヒュ
−ズユニット群を直列に接続したボンド導体でである。
5,5は直列温度ヒュ−ズ群の両端に接続したリ−ド導
体である。6は熱遮蔽板本体1の片面全体に被覆した絶
縁保護層である。
【0016】上記の熱遮蔽板においては、瞬間湯沸器の
熱交換器の胴板部に対面して配設される。
熱交換器の胴板部に対面して配設される。
【0017】この瞬間湯沸器の胴板部に孔が開いて、ガ
スバ−ナ−の燃焼ガスがその孔より噴出すると、上記の
熱遮蔽板本体1がスポット加熱され、このスポットに最
も近い位置の温度ヒユ−ズユニット3の低融点可溶合金
体32がその熱遮蔽板本体1の熱で溶融され、この溶融
金属が電極31の大なる表面エネルギ−のために電極3
1に引張られて分断される。この場合、フラックス33
においては、低融点可溶合金体31の酸化を防止し、酸
化被膜を可溶化し、溶融金属の分断を促し、フラックス
33の幅は低融点可溶合金体32を覆う寸法であればよ
く、それほど広くする必要はない。従って、フラックス
量を小量にでき、電極31の大きな表面エネルギ−によ
り、スポット加熱下、迅速な通電電流の遮断によってガ
ス供給電磁弁を作動させ、ガスバ−ナ−へのガス供給を
遮断し、ガスバ−ナ−の燃焼を停止できる。
スバ−ナ−の燃焼ガスがその孔より噴出すると、上記の
熱遮蔽板本体1がスポット加熱され、このスポットに最
も近い位置の温度ヒユ−ズユニット3の低融点可溶合金
体32がその熱遮蔽板本体1の熱で溶融され、この溶融
金属が電極31の大なる表面エネルギ−のために電極3
1に引張られて分断される。この場合、フラックス33
においては、低融点可溶合金体31の酸化を防止し、酸
化被膜を可溶化し、溶融金属の分断を促し、フラックス
33の幅は低融点可溶合金体32を覆う寸法であればよ
く、それほど広くする必要はない。従って、フラックス
量を小量にでき、電極31の大きな表面エネルギ−によ
り、スポット加熱下、迅速な通電電流の遮断によってガ
ス供給電磁弁を作動させ、ガスバ−ナ−へのガス供給を
遮断し、ガスバ−ナ−の燃焼を停止できる。
【0018】図2は本発明の別実施例を示し、各温度ヒ
ュ−ズユニット3の電極31にリ−ド導体40を接続
し、これらのリ−ド導体40を絶縁保護層6から引出
し、リ−ド導体40,40の結線により温度ヒュ−ズユ
ニット3,…を直列に接続してある。
ュ−ズユニット3の電極31にリ−ド導体40を接続
し、これらのリ−ド導体40を絶縁保護層6から引出
し、リ−ド導体40,40の結線により温度ヒュ−ズユ
ニット3,…を直列に接続してある。
【0019】この別実施例においては、分断作動した温
度ヒユ−ズユニットをリ−ド導体40を介しての導通性
チエックによって検出し得、従って、熱遮蔽板本体1の
スポット加熱位置を検知し得、瞬間湯沸器の修理に有利
である。
度ヒユ−ズユニットをリ−ド導体40を介しての導通性
チエックによって検出し得、従って、熱遮蔽板本体1の
スポット加熱位置を検知し得、瞬間湯沸器の修理に有利
である。
【0020】
【発明の効果】本発明の瞬間湯沸用熱遮蔽板は上述した
通りの構成であり、温度ヒユ−ズユニットを熱遮蔽板本
体の片面に、その片面のほぼ全面を網羅する間隔で配設
してあるから、瞬間湯沸器の熱交換器の胴板部の開孔
時、噴出燃焼ガスで熱遮蔽板本体が加熱されると、その
熱で低融点可溶合金片を迅速に溶断させ得て、ガスバ−
ナ−の電磁弁の作動により燃焼を即時に停止できる。
通りの構成であり、温度ヒユ−ズユニットを熱遮蔽板本
体の片面に、その片面のほぼ全面を網羅する間隔で配設
してあるから、瞬間湯沸器の熱交換器の胴板部の開孔
時、噴出燃焼ガスで熱遮蔽板本体が加熱されると、その
熱で低融点可溶合金片を迅速に溶断させ得て、ガスバ−
ナ−の電磁弁の作動により燃焼を即時に停止できる。
【0021】また、温度ヒユ−ズユニットの作動時での
溶融金属の分断が表面エネルギ−の大なる電極による長
さ方向の引張りによっておこなわれ、溶融金属の横方向
流動に依存することなしに温度ヒユ−ズユニットを作動
させ得るから、フラックスを低融点可溶合金体の幅以上
に塗布する必要がなく、フラックス量を充分に少なくで
き、温度ヒュ−ズが曝されるヒ−トサイクルに基づくフ
ラックスの熱膨張を軽度にとどめ得、保護絶縁層の剥離
を良好に防止できる。
溶融金属の分断が表面エネルギ−の大なる電極による長
さ方向の引張りによっておこなわれ、溶融金属の横方向
流動に依存することなしに温度ヒユ−ズユニットを作動
させ得るから、フラックスを低融点可溶合金体の幅以上
に塗布する必要がなく、フラックス量を充分に少なくで
き、温度ヒュ−ズが曝されるヒ−トサイクルに基づくフ
ラックスの熱膨張を軽度にとどめ得、保護絶縁層の剥離
を良好に防止できる。
【図1】図1の(イ)は本発明の実施例を示す平面説明
図、図1の(ロ)は図1のロ−ロ断面図である。
図、図1の(ロ)は図1のロ−ロ断面図である。
【図2】本発明の別実施例を示す断面図である。
【図3】図3の(イ)は従来例を示す平面説明図、図3
の(ロ)は図3の(イ)におけるロ−ロ断面図である。
の(ロ)は図3の(イ)におけるロ−ロ断面図である。
1 熱遮蔽板本体
2 絶縁薄膜
3 温度ヒュ−ズユニット
31 電極
32 低融点可溶合金体
33 フラックス
4 ボンド導線
40 リ−ド導線
5 リ−ド導体
6 絶縁保護層
Claims (3)
- 【請求項1】金属製熱遮蔽板本体の片面に絶縁薄膜を設
け、一対の電極間に低融点可溶合金片を橋設しその低融
点可溶合金片にフラックスを塗布した温度ヒュ−ズユニ
ットを多数箇、上記の絶縁薄膜上に設けたことを特徴と
する瞬間湯沸器用熱遮蔽板。 - 【請求項2】請求項1において、多数箇の温度ヒュ−ズ
ユニットをボンド導体により直列に接続した瞬間湯沸器
用熱遮蔽板。 - 【請求項3】請求項1において、各温度ヒュ−ズユニッ
トの各電極にリ−ド導体を連結したことを特徴とする瞬
間湯沸器用熱遮蔽板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3189357A JP2898796B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 瞬間湯沸器用熱遮蔽板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3189357A JP2898796B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 瞬間湯沸器用熱遮蔽板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510599A true JPH0510599A (ja) | 1993-01-19 |
JP2898796B2 JP2898796B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=16239974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3189357A Expired - Fee Related JP2898796B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 瞬間湯沸器用熱遮蔽板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2898796B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0527558U (ja) * | 1991-09-13 | 1993-04-09 | パロマ工業株式会社 | 燃焼機器の過熱防止装置 |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP3189357A patent/JP2898796B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0527558U (ja) * | 1991-09-13 | 1993-04-09 | パロマ工業株式会社 | 燃焼機器の過熱防止装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2898796B2 (ja) | 1999-06-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0399122A (ja) | 自己温度制御型グロープラグ | |
JPH0510599A (ja) | 瞬間湯沸器用熱遮蔽板 | |
JP2951597B2 (ja) | 燃焼機器の過熱防止装置 | |
JP2550188Y2 (ja) | 瞬間湯沸器用熱遮蔽板 | |
JP3105581B2 (ja) | 面状温度ヒュ−ズ | |
EP0532782A1 (en) | Safety device for a combustion apparatus | |
JP3091812B2 (ja) | 過熱防止装置 | |
JP3704669B2 (ja) | 燃焼機器の過熱防止装置 | |
JPH11330321A (ja) | 回路素子の過熱防護構造 | |
JP2563008B2 (ja) | 瞬間湯沸器の保護装置 | |
JP2946619B2 (ja) | 直流アーク炉の炉底電極 | |
JPH0652971A (ja) | ヒーター | |
JPH0725561Y2 (ja) | 燃焼機器の過熱防止装置 | |
JPH09170757A (ja) | 燃焼機器の過熱防止装置 | |
JP2525883Y2 (ja) | 燃焼機器の安全装置 | |
JPH0740836Y2 (ja) | 燃焼機器の過熱防止装置 | |
JP3621121B2 (ja) | 面状温度ヒュ−ズ | |
JP3943723B2 (ja) | 燃焼器具の過熱防止装置 | |
JP2001280704A (ja) | 流体加熱器及び局部洗浄装置 | |
JP2000340078A (ja) | 電子部品実装基板及びその実装方法 | |
JPH0794065A (ja) | 面状温度ヒュ−ズ | |
JP2001123509A (ja) | 人体局部洗浄装置 | |
JP2002075594A (ja) | 金属ヒータ、これを用いた瞬間加熱式温水装置、及びこれを備えた人体局部洗浄装置 | |
JP3596793B2 (ja) | 燃焼機器の過熱防止装置 | |
JP2536054Y2 (ja) | 燃焼式湯沸器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |