JP2951597B2 - 燃焼機器の過熱防止装置 - Google Patents
燃焼機器の過熱防止装置Info
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Description
機器等の燃焼機器において、燃焼室、熱交換器等の加熱
部に火災の危険のある異常過熱によるひび割れ、穴あき
などが生じて高温排気が噴出したとき、ガスの供給を直
ちに停止して安全を期すのに用いる熱検知用基板を用い
た過熱防止装置に関する。
おける過熱防止装置としては、たとえば、図6に示され
るように、燃焼機器の燃焼室1’又は熱交換器2’の外
部後面に1個のガラス管又はセラミック管封入タイプの
温度ヒューズ3’を取付け、該温度ヒューズ3’の接続
端子を燃焼制御回路等に接続しているのが一般的である
が、複数個の温度ヒューズを燃焼室及び熱交換器の外部
に散在的に配設したものも提案されている。
焼機器のうち、特にファンで燃焼用空気を送り込む強制
給気式燃焼器では、燃焼室内の圧力が大気圧より高く、
長時間連続使用しているうちに燃焼室又は熱交換器等が
異常に過熱してひび割れ、穴あき等が生じ、該ひび割
れ、穴あき等から高温の燃焼ガスが噴出する。一般に、
燃焼機器は、その後面が住宅等の建築物の壁面に向かい
合うように配置されて使用される場合が多いため、特に
こうした異常が燃焼室後面で発生すると、高温排気が建
物の壁面を加熱することになり火災のおそれがある。と
ころが、上記従来の技術における1個の温度ヒューズを
燃焼室又は熱交換器の外部後面に取り付けたものは、異
常過熱によるひび割れ、穴あきなどの個所が該温度ヒュ
ーズより離れていると温度ヒューズが作動しないという
問題点があり、また、複数個の温度ヒューズを燃焼室及
び熱交換器の外部に散在的に配設したものにあっては、
数多くの温度ヒューズを燃焼室及び熱交換器の外部に取
付けても異常過熱によるひび割れ、穴あき等が局部的で
あることが多いことから温度ヒューズが必ずこれを検知
して確実に作動するとは限らず、1個の温度ヒューズを
取付けたものの上記欠点を補足するにすぎないもので不
特定個所のひび割れ、穴あき等に対処し得ず、しかも、
複数個の温度ヒューズを燃焼室又は熱交換器の外部の複
数個所に取付ける必要があるため配線、組立て等の作業
に多大の手間と技術を要するなどその作業が著しく悪く
なるばかりでなく、コスト的にも高くなるなどの問題点
があった。この発明は、従来の技術の有する斯かる問題
点に鑑み、異常過熱によるひび割れ、穴あき等の個所が
燃焼室及び熱交換器等のいずれの位置であっても、迅速
かつ確実に作動し、組み付け等の作業性にも優れた燃焼
機器の過熱防止装置の提供を目的とする。
に、この発明の燃焼機器の過熱防止装置における請求項
1の発明は、導電性を有し予め設定された温度で溶断す
る低温溶融金属からなる一連の線状体を基板全体にわた
って屈曲して配設し、該基板を上記燃焼室の少なくとも
後面に隙間をあけて向かい合わせて設け、上記線状体を
燃焼制御回路に組み込んで該線状体が溶断した時燃焼を
遮断することを特徴とするものであり、また、請求項2
の発明は、一連の線状体を屈曲して配設した基板をシー
ト状に形成したことを特徴とする。
防止装置の請求項1に記載の発明にあっては、導電性を
有し予め設定された温度で溶断する低温溶融金属等から
なる一連の線状体を基板全体にわたって屈曲して配設
し、該基板を上記燃焼室の少なくとも後面に隙間をあけ
て燃焼室に向かい合わせて設けたから、異常過熱による
ひび割れ、穴あき等が燃焼室及び熱交換器等に発生し高
温排気が噴出しても、基板に屈曲配置された一連の線状
体がこれを即座に検知して溶断する。また、当該線状体
は燃焼制御回路に組込まれているため、線状体は溶断す
ると燃焼制御回路への通電が断たれ、燃料制御弁は閉止
し燃料の供給は停止される。請求項2に記載の発明は、
一連の線状導体を屈曲配設した基板をシート状に形成し
たから、基板面に向かい合う燃焼室のいずれの箇所にひ
び割れ、穴あき等が生じてもその異常を即座に検知し線
状体は溶断される。
燃焼室で、その外面に給水管4を螺旋状に巻回して上部
に備えた熱交換器2の吸熱管5の入口側に接続し、下部
にはガスバーナ6を設置して該ガスバーナ6で熱交換器
2を加熱することにより熱交換器2の吸熱管5を流過す
る冷水を加熱昇温して吸熱管5の出口側に接続した給湯
管4a から流し台または浴槽等へ給湯するようになって
いる。また、燃焼室1の下部に給気室7を密閉状に接続
し、該給気室7の底部に給気ファン8のダクト9を接続
開口し、かつ、給気室7の底部と前記ガスバーナ6との
間に多孔整流板10を設け、給気ファン8からの空気を
多孔整流板10で整流してガスバーナ6の燃焼用空気と
して強制給気する構成となっている。3は導電性を有し
予め設定された温度で溶断する低温溶融金属等からなる
一連の線状体で、基板18上に該基板全体にわたって屈
曲して設けられ、当該基板18は、前記燃焼室1の後面
に隙間をあけて該燃焼室に向かい合わせて設け、また前
記一連の線状体はその両端を燃焼制御回路等にリード線
11を介して接続し、該線状体3を燃焼制御回路に組み
込んでいる。なお、低温溶融金属としては、たとえば、
鉛、錫または錫と鉛の合金等を用い、その設定温度(融
点)は、例えば、120 ℃〜200 ℃程度の安全温度とする
ものである。また、基板18は、図3に例示するように
基板全体にわたって屈曲配置させた一連の線状体3をプ
リントしてシート状に形成したが、線状体3の基板18
への配設はプリントに限るものではなく、さらに線状体
の屈曲形状は任意の形状とするも自由である。図中、1
2は排気筒、13は外胴、14は外胴13の内側に設け
た断熱材、15は外胴13に設けた給気取入口である。
前記構成において、火災の危険がある異常過熱による燃
焼室後部のいずれの位置にひび割れ等が発生して高温排
気が噴出しても、燃焼室後部に隙間をあけて設けられた
基板上の一連の線状体3の該当部分がこれを即座に検知
して溶断するので、燃焼制御回路等の通電が断たれ、燃
料制御弁は閉止し、燃料の供給が停止され安全を期すも
のである。なお、本実施例では、一連の線状体を屈曲配
設した基板を燃焼室の後面に隙間をあけて設けたが、燃
焼室の後面のみならず、図4に示すように、燃焼室の後
面及び両側面、あるいは、図5に示すように、燃焼室の
全周面の全範囲にわたって設けてもよい。
における請求項1に記載の発明は、異常過熱によるひび
割れ、穴あき等が燃焼室の加熱部に発生し、高温排気が
噴出しても、線状体が全体にわたって屈曲配設された基
板が燃焼室の少なくとも後部に配設され、当該線状体の
該当部分がこれを即座に検知して溶断し、燃焼制御回路
をOFF し安全弁を閉じてガスの供給を停止するから、火
災の危険のある異常過熱によるひび割れ等が発生する
と、迅速且つ確実に作動して火災の発生を未然に防止す
るため、特にガス給湯器等の強制給気式燃焼機器におけ
る安全性を高めることができる。また、本発明は、ひび
割れ等から噴出する高温排気を検知して線状体を溶断す
るものであるから、前記基板は燃焼室の後部から隙間を
あけて設けることができ、燃焼室等に接触して線状体を
設けるものと異なって、正常時と異常時の温度差を大き
くとることが可能となり、正常時に誤って線状体が溶断
するという不具合もない。また、線状体を基板に配設す
る構成としたため、配線、組立等の作業においても取り
扱いやすく、燃焼機器への組付けが容易であるから作業
性が向上し、コスト的にも低廉となる。請求項2の発明
は、基板全体がシート状に形成されているから、不特定
局部位置における過熱検知が確実に行われ、しかもシー
ト状で自在性を有するから燃焼機器への取り付け及び取
り外しが容易であると共に省スペース化が図られ、組み
付けの制約が少なくてすむ。
ァン 18・・基板
Claims (2)
- 【請求項1】 燃焼室(1)の上流側に設けたファンに
より燃焼用空気を該燃焼室に送り込んで燃焼する強制給
気式燃焼機器の過熱防止装置において、導電性を有し予
め設定された温度で溶断する低温溶融金属からなる一連
の線状体(3)を基板(18)全体にわたって屈曲して
配設し、該基板(18)を上記燃焼室(1)の少なくと
も後面に隙間をあけて向かい合わせて設け、上記線状体
(3)を燃焼制御回路に組み込んで該線状体が溶断した
時燃料を遮断することを特徴とする燃焼機器の過熱防止
装置。 - 【請求項2】 前記基板(18)はシート状に形成され
ることを特徴とする請求項1の燃焼機器の過熱防止装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19931896A JP2951597B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 燃焼機器の過熱防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19931896A JP2951597B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 燃焼機器の過熱防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09101028A JPH09101028A (ja) | 1997-04-15 |
JP2951597B2 true JP2951597B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=16405816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19931896A Expired - Fee Related JP2951597B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 燃焼機器の過熱防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2951597B2 (ja) |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP19931896A patent/JP2951597B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09101028A (ja) | 1997-04-15 |
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