JP2563008B2 - 瞬間湯沸器の保護装置 - Google Patents

瞬間湯沸器の保護装置

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JP2563008B2
JP2563008B2 JP3176176A JP17617691A JP2563008B2 JP 2563008 B2 JP2563008 B2 JP 2563008B2 JP 3176176 A JP3176176 A JP 3176176A JP 17617691 A JP17617691 A JP 17617691A JP 2563008 B2 JP2563008 B2 JP 2563008B2
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孝志 石岡
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Uchihashi Estec Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は瞬間湯沸器の保護装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のガス給湯器等の燃焼機器における
保護装置として、燃焼室、熱交換器等の加熱部の背面部
に熱遮蔽板を設け、この熱遮蔽板にセラミック管タイプ
の1箇の合金型温度ヒューズを取付け設置し、該温度ヒ
ューズの接続端子を燃焼制御回路に接続して加熱部に火
災の危険のある異常加熱によるひび割れ、穴あき等が生
じたとき、合金型温度ヒューズがこれを感知して溶断す
ることによりガスの供給を停止して安全を期す構成のも
のが公知である。図3は、上記セラミック管タイプの温
度ヒューズを示し、低融点可溶合金片2’の両端にリー
ド導体3’,3’を接続し、該低融点可溶合金片2’に
フラックス4’を塗布し、該フラックス塗布低融点可溶
合金片2’上に筒状ケース1’を挿通し、該筒状ケース
各端部と各リード導体との間を接着剤5’、例えば、エ
ポキシ樹脂で封止してあり、通常、ケース内径(直径)
とケース長さとの比は4〜8である。
【0003】上記の瞬間湯沸器においては、熱交換器の
胴板部が加熱冷却の繰返しによる加熱疲労と燃焼ガスの
腐食性成分による腐食を受けて開孔され、この孔から燃
焼ガスが噴出し、この噴出燃焼ガスが熱遮蔽板に接触す
る。しかしながら、開孔位置の如何によっては、熱遮蔽
板の噴出燃焼ガス接触位置と温度ヒューズとの間隔が大
となり、温度ヒューズを直ちに作動させ得ず、この燃焼
ガスの噴出に対して瞬間湯沸器を迅速に保護することが
難しい。
【0004】本発明の目的は、瞬間湯沸器の胴板部の開
孔による燃焼ガスの噴出に対し瞬間湯沸器を直ちに保護
できるように、蛇行状の長尺温度ヒューズ付き熱遮蔽板
を備えた瞬間湯沸器の保護装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る瞬間湯沸器
の保護装置は、瞬間湯沸器の熱交換器の胴板部に対面し
て熱遮蔽板が配設され、この熱遮蔽板の全域に長尺のフ
ラックス付き合金型温度ヒューズが蛇行状に設けられて
いることを特徴とする構成であり、長尺の温度ヒューズ
には、内径(直径)が1〜5mm、長さが500mm以
上のプラスチックチューブ内に長尺低融点可溶合金片が
収容され、該低融点可溶合金片両端の各リード導体とプ
ラスチックチューブの各端部との間が封止され、同プラ
スチックチューブ内にフラックスが空隙の存在する状態
で入れられてなる合金型温度ヒューズを使用することが
でき、プラスチックチューブ内のフラックスの空隙率は
5〜30%とすることが好ましい。
【0006】
【実施例】本発明に係る瞬間湯沸器の保護装置において
は、図1に示すように、瞬間湯沸器の熱交換器Hの胴板
部71に対面して熱遮蔽板72が配設され、この熱遮蔽
板に長尺のフラックス付き温度ヒューズAが蛇行状に設
けられおり、熱交換器の胴板部71が加熱冷却の繰返し
による加熱疲労と燃焼ガスの腐食性成分による腐食 を受
けて開孔され、この孔から燃焼ガスが噴出すると、その
噴出燃焼ガスが熱遮蔽板72に衝突し、その衝突箇所が
スポット的に加熱され、このスポット加熱箇所に最も近
い位置の温度ヒューズ箇所が逸早く加熱溶融されて温度
ヒューズAが作動され、ガス供給弁の閉鎖によってガス
の燃焼が停止される。この場合、上記熱遮蔽板のスポッ
ト加熱箇所と該箇所に最も近い位置の温度ヒューズ箇所
との間隔が充分に短いから、温度ヒューズの溶断作動を
上記のスポット加熱後、従って、燃焼ガスの噴出後、迅
速に行わせることができる。
【0007】図2は本発明に係る瞬間湯沸器の保護装置
において使用される長尺温度ヒューズの一例を示す断面
図である。 図2において、1はプラスチックチューブで
あり、内径(直径)が1〜5mmで、長さが500mm
以上とされている。2はプラスチックチューブ1内に収
容した長尺の線状低融点可溶合金片、3,3はこの低融
点可溶合金片2の両端に接続したリード導体であり、線
状低融点可溶合金片の直径はチューブ内径の1/3〜1
/4とされている。4はプラスチックチューブ内に空隙
を残して注入したフラックスであり、空隙率は5〜30
%とすることが好ましい。5,5はプラスチックチュー
ブ1の各端部と各リード導体3,3との間を封止した接
着剤、例えば、エポキシ樹脂である。
【0008】この温度ヒューズにおいては、上記熱遮蔽
板のスポット加熱箇所に最も近い位置の温度ヒューズ箇
所がいち早く加熱溶融され、その溶融が各リード導体に
向かって進行していき、その溶融に伴いプラスチックチ
ューブ内の空隙の空気が膨張され、エアーギャップの発
生により溶融金属が分断されて温度ヒューズが作動され
る。このエアーギャッブが発生する条件は、溶融体(溶
融金属と溶融フラックスとの共存状態)に作用する表面
張力でギャップ境界面(エアー部分と溶融体との境界
面)に作用する空気圧を支え得ることであり、空気圧
P、プラスチックチューブの内径をD、溶融体の表面張
力をf、溶融体の接触角をθとすれば、 πDP/4=πDfcosθ 而るに、0<θ<90゜であるから、 D<4f/P となる。
【0009】従って、プラスチックチューブの内径Dが
空気圧Pと溶融体の表面張力fで定まる一定値以下とす
る必要があり、プラスチックチューブの内径Dを余り大
きくすると、エアーギャップを発生させ得ない。しか
し、上記温度ヒューズにおいては、プラスチックチュー
ブの内径Dを5mm以下にして充分に小さくしてあるか
ら、エアーギャップを容易に発生させ得る。
【0010】上記温度ヒューズにおいては、熱遮蔽板の
ほぼ全面にわたり温度ヒューズを配するように、長さを
500mm以上としてある。而るに、この温度ヒューズ
においては、上記エアーギャップの発生による溶融体の
分断で作動されるから、線状低融点可溶合金片の全長の
溶融を待たずに作動させることができ、500mm以上
の長尺であるにもかかわらず、良好な作動を保証でき
る。上記温度ヒューズにおいて、フラックスの空隙を余
り多くすると、空隙部の空気による低融点可溶合金片の
酸化が問題となり、他方、空隙を余り少なくするとエア
ーギャップの発生のための空気量が不足することになる
ので、空隙率を5〜30%とすることが適当である。
【0011】
【発明の効果】本発明に係る瞬間湯沸器の保護装置にお
いては、熱遮蔽板の全域にわたり長尺のフラックス付き
温度ヒューズが蛇行状に設けられているので、上記熱遮
蔽板の噴出燃焼ガス接触位置が何れの位置にあっても、
その位置に近接する温度ヒューズ部分の加熱溶断で温度
ヒューズを直ちに作動させ得、燃焼ガスの噴出後、迅速
な温度ヒューズの作動で燃焼を停止できる。また、多数
箇の従来の短尺の温度ヒユーズを取り付けるものに較
べ、組立てや構成が簡単である。更に、フラックスのた
めに低融点可溶合金片が表面張力によりスムーズに分断
され、瞬間湯沸器が水平、垂直の何れの取付け向きで
も、温度ヒューズの上記迅 速作動を保証できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る瞬間湯沸器の保護装置を示す説明
図である。
【図2】本発明において使用する長尺温度ヒューズを示
す縦断面図である。
【図3】従来使用されている温度ヒューズを示す説明図
である。
【符号の説明】
1 プラスチックチューブ 2 線状低融点可溶合金片 3 リード導体 4 フラックス 5 接着剤 71 胴板部 72 熱遮蔽板 A フラックス付き合金型温度ヒューズ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】瞬間湯沸器の熱交換機の胴板部に対面して
    熱遮蔽板が配置され、この熱遮蔽板の全域に長尺のフラ
    ックス付き合金型温度ヒューズが蛇行状に設けられてい
    ることを特徴とする瞬間湯沸器の保護装置。
  2. 【請求項2】内径(直径)が1〜5mm、長さが500
    mm以上のプラスチッチューブ内に長尺低融点可溶合金
    片が収容され、該低融点可溶合金片両端の各リード導体
    とプラスチックチューブの各端部との間が封止され、同
    プラスチックチューブ内にフラックスが空隙の存在する
    状態で入れられている合金型温度ヒューズが使用されて
    いる請求項1記載の瞬間湯沸器の保護装置
  3. 【請求項3】請求項2において、プラスチックチューブ
    内のフラックスの空隙率が5〜30%である瞬間湯沸器
    の保護装置。
JP3176176A 1991-06-19 1991-06-19 瞬間湯沸器の保護装置 Expired - Fee Related JP2563008B2 (ja)

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JPH04370619A JPH04370619A (ja) 1992-12-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS588311A (ja) * 1981-07-06 1983-01-18 Hitachi Ltd シ−ケンス制御装置
JPS62110871A (ja) * 1985-11-08 1987-05-21 Hitachi Metals Ltd 自動ブラスチング装置

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