JP2917715B2 - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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Description
られ、給湯を行うことができる燃焼装置に関するもので
ある。
ていた。すなわち図3において、1は本体外装で熱交換
器2とバーナ3を備えている。前記熱交換器2は前記バ
ーナ3の燃焼による燃焼熱を吸熱する吸熱フィン4と前
記吸熱フィン4に水道水を加熱するために密着された吸
熱パイプ5と、熱交換器ドラム6と、前記熱交換器ドラ
ム6を前記バーナ3の火災による孔開きを防ぐ目的で冷
却するための前記熱交換器ドラム6の外周に密着させた
冷却パイプ7で構成されている。前記熱交換器2の上方
に前記バーナ3の燃焼時の燃焼排ガスを本体外装1外へ
排気する排気マフラ8を設けている。前記熱交換器2の
背面には前記バーナ3の燃焼時の前記熱交換器2からの
放熱で本体外装1が過熱を防止する熱交換器遮熱板9
と、本体外装1内の異常温度上昇を検知する温度ヒュー
ズ10を前記熱交換器遮熱板9に取りつけた構成であ
る。11は本体電気回路である。
5内の水道水を加熱する場合には、バーナ3を燃焼させ
ることにより、吸熱フィン4が加熱され、前記吸熱フィ
ン4に密着されている吸熱パイプ5を加熱し、前記吸熱
パイプ5内の水道水は加熱されている。また、本体外装
1内の異常温度上昇時には、熱交換器遮熱板9に取りつ
けられた温度ヒューズ10により本体電気回路11を切
り電気的に作動するバーナ3の燃焼を停止させることに
より火傷や火災を防いでいた。
の構造のものでは、熱交換器遮熱板9に取りつけられた
温度ヒューズ10により熱交換器ドラム6の孔開きによ
る本体外装1内の異常温度上昇時に本体電気回路11を
切ることにより、本体外装1の過熱による火傷および火
災の発生を防いでいたが、熱交換器2と温度ヒューズ1
0との間隔を決めるのが困難で、近すぎると通常時のバ
ーナ3の燃焼熱によって誤検知をおこし、一方遠すぎる
と異常温度上昇時に検知に時間がかかり、この間に本体
外装1は異常過熱され火傷や火災を起こす危険があっ
た。
るもので、本体外装内の異常温度上昇時に素早く温度ヒ
ューズが検知できるようにし、火傷や火災を未然に防ぐ
とともに、通常時は誤検知を起こさせないことを目的と
するものである。
に、本発明の燃焼装置は、熱交換器と、前記熱交換器を
加熱するバーナと、前記バーナの燃焼ガスを排出するた
めの排気マフラと、本体外装と、前記熱交換器の放熱に
よる過熱を防止する熱交換器遮熱板と、本体外装内の異
常温度上昇を検知して前記バーナの燃焼を停止させる温
度ヒューズを備え、前記熱交換器遮熱板は前記熱交換器
との間隔が上部で狭く、下部で広くなるような段差部を
有する構造とし、この段差部の適所に前記温度ヒューズ
を配設したものである。
すなわち、熱交換器と熱交換器遮熱板で形成する空間層
は、通常時には十分な放熱効果を有する開放された空間
層として作用し、本体外装内の温度上昇を抑制して温度
ヒューズの誤作動を防止する。そして、燃焼ガスが漏れ
る等、本体外装内の異常温度上昇時には段差形状の熱交
換器遮熱板の段差部が熱の滞留作用を有することにな
り、素早い温度上昇を確保することで、速やかに温度ヒ
ューズを作動させ、バーナの燃焼を停止させるというよ
うに、通常時と異常時において、それぞれ特有の作用を
有するようにしたものである。
明する。図1は本発明の一実施例における燃焼装置のシ
ステム側面図、図2は本発明の同実施例における燃焼装
置の熱交換器遮熱板の主要部拡大側面図である。図1に
おいて、11は本体外装で熱交換器12とバーナ13と
を備えている。前記熱交換器12は前記バーナ13の燃
焼による燃焼熱を吸熱する吸熱フィン14と前記吸熱フ
ィン14に水道水を加熱するために密着された吸熱パイ
プ15と、前記吸熱フィン14の下方である熱交換器ド
ラム16と前記熱交換器ドラム16を前記バーナ13の
燃焼時の火炎による孔開きを防ぐ目的で冷却する前記熱
交換器ドラム16の外周に密着させた冷却パイプ17で
構成されている。前記熱交換器12の上部にバーナ13
の燃焼時における燃焼排ガスを本体外装11外へ排気す
る排気マフラ18を設けている。
前記バーナ13は互いに接合されていて一体となり、前
記排気マフラ18の上面と前記バーナ13の下面で固定
金具19−aと19−bによって本体外装11に固定さ
れている。前記熱交換器12の背面には前記バーナ13
の燃焼時における熱交換器12からの放熱で本体外装1
1が過熱されるのを防止する段差形状の熱交換器遮熱板
20を前記本体外装11の内側表面に固定し、熱交換器
12との間に開放された空間層を形成するとともに、前
記熱交換器遮熱板20の段差部の凹部角に本体内の異常
温度上昇を検知する温度ヒューズ21を設けた構成とし
てある。
湯運転を行うとき、給水された水道水は熱交換器12内
の吸熱フィン14に密着されている吸熱パイプ15内を
通り、バーナ13の燃焼によって前記吸熱フィン14が
加熱されるとともに吸熱パイプ15も加熱され水道水が
加熱されて出湯される。前記バーナ13の燃焼時の燃焼
排ガスは、熱交換器12上部に設けられた排気マフラ1
8を介して本体外装11外へと排出される。前記バーナ
13の燃焼による熱交換器12からの放熱は、本体外装
11の内側表面に取りつけられている段差形状の熱交換
器遮熱板20により、本体外装11の過熱を防止する。
長期の使用により、熱交換器ドラム16を冷却パイプ1
7で冷却するため、熱交換器ドラム16には結露が発生
し熱と排気ガスにより腐食される可能性が高く、万が一
熱交換器ドラム16の孔開きによる燃焼排ガスの流出等
が原因で本体外装11内が異常温度上昇したときは、前
記本体外装11に固定された段差形状の熱交換器遮熱板
20の段差部の凹部角に設けられた温度ヒューズ21が
素早く検知して、本体電気回路22を切り、電気的に作
動するバーナ13の燃焼を停止させるので本体外装11
の過熱による火傷の防止および火災への発展を防ぎ安全
性を確保する。
器遮熱板20を図1および図2に示す様に、段差構造に
することにより、前記熱交換器遮熱板20の段差部の凹
部角に温度ヒューズ21を設けることができ、熱交換器
ドラム16の冷却によって生じる結露その他が原因で、
前記熱交換器ドラム16が腐食して孔開きした場合、流
出した燃焼排ガスは熱交換器遮熱板20が段差構造のた
め、燃焼ガスは前記熱交換器の角で淀み温度が上昇しや
すく、温度ヒューズ21が検知しやすくなるので、本体
外装11内が異常温度上昇したとき、前記温度ヒューズ
21により素早く異常を検知し本体電気回路22を切り
バーナ13の燃焼を停止させるため、本体外装11の過
熱による火傷の防止および火災への発展を防ぎ、安全性
を確保する。
タルスイッチ等を用いても同様の効果が得られるのはも
ちろんである。
の燃焼装置は、熱交換器と熱交換器遮熱板で形成する空
間層により、通常時には十分な放熱効果を有する開放さ
れた空間層として作用し、本体外装内の温度上昇を抑制
して温度ヒューズの誤作動を防止する。そして、長期の
使用により熱交換器ドラムの冷却に起因する結露その他
による腐食等で熱交換器ドラムに孔があき、燃焼ガスが
そこから流出して本体外装内が異常温度上昇したときに
は、段差形状の熱交換器遮熱板の段差部が熱の滞留作用
を有することになり、素早い温度上昇を確保すること
で、速やかに温度ヒューズを作動させ、バーナの燃焼を
停止させるので本体外装の過熱による火傷を防止し、さ
らに異常過熱による火災を阻止し、安全性を確保でき
る。つまり、熱交換器と熱交換器遮熱板で形成する空間
層を上部で狭く、下部で広くなるような段差部を有する
構造とし、この段差部の適所に前記温度ヒューズを配設
するという簡単な構成で、通常時と異常時において、そ
れぞれ特有の作用を有することができるものである。
側面図
要部拡大側面図
Claims (1)
- 【請求項1】熱交換器と、前記熱交換器を加熱するバー
ナと、前記バーナの燃焼ガスを排出するための排気マフ
ラと、本体外装と、前記熱交換器の放熱による過熱を防
止する熱交換器遮熱板と、本体外装内の異常温度上昇を
検知して前記バーナの燃焼を停止させる温度ヒューズを
備え、前記熱交換器遮熱板は前記熱交換器との間隔が上
部で狭く、下部で広くなるような段差部を有する構造と
し、この段差部の適所に前記温度ヒューズを配設した燃
焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29950092A JP2917715B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29950092A JP2917715B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06147647A JPH06147647A (ja) | 1994-05-27 |
JP2917715B2 true JP2917715B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=17873386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29950092A Expired - Lifetime JP2917715B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2917715B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6734708B2 (ja) * | 2016-06-02 | 2020-08-05 | リンナイ株式会社 | 熱源機 |
JP6691439B2 (ja) * | 2016-06-02 | 2020-04-28 | リンナイ株式会社 | 熱源機 |
JP7066448B2 (ja) * | 2018-02-26 | 2022-05-13 | 株式会社ガスター | 給湯器 |
JP7247488B2 (ja) * | 2018-08-22 | 2023-03-29 | 株式会社ノーリツ | 給湯装置 |
-
1992
- 1992-11-10 JP JP29950092A patent/JP2917715B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06147647A (ja) | 1994-05-27 |
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