JP2544757Y2 - 瞬間湯沸器の保護装置 - Google Patents
瞬間湯沸器の保護装置Info
- Publication number
- JP2544757Y2 JP2544757Y2 JP1991059597U JP5959791U JP2544757Y2 JP 2544757 Y2 JP2544757 Y2 JP 2544757Y2 JP 1991059597 U JP1991059597 U JP 1991059597U JP 5959791 U JP5959791 U JP 5959791U JP 2544757 Y2 JP2544757 Y2 JP 2544757Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water heater
- protection device
- heat
- hollow portion
- instantaneous water
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- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は瞬間湯沸器の保護装置に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のガス給湯器等の燃焼機器における
保護装置として、燃焼室、熱交換器等の加熱部の背面部
に熱遮蔽板を設け、この熱遮蔽板に１箇の合金型温度ヒ
ューズを取付け設置し、該温度ヒューズの接続端子を燃
焼制御回路に接続して加熱部に火災の危険のある異常加
熱によるひび割れ、穴あき等が生じたとき、合金型温度
ヒューズがこれを感知して溶断することによりガスの供
給を停止して安全を期す構成のものが公知である。
保護装置として、燃焼室、熱交換器等の加熱部の背面部
に熱遮蔽板を設け、この熱遮蔽板に１箇の合金型温度ヒ
ューズを取付け設置し、該温度ヒューズの接続端子を燃
焼制御回路に接続して加熱部に火災の危険のある異常加
熱によるひび割れ、穴あき等が生じたとき、合金型温度
ヒューズがこれを感知して溶断することによりガスの供
給を停止して安全を期す構成のものが公知である。
【０００３】上記の瞬間湯沸器においては、熱交換器の
胴板部が加熱冷却の繰返しによる加熱疲労と燃焼ガスの
腐食性成分による腐食を受けて開孔され、この孔から燃
焼ガスが噴出し、この噴出燃焼ガスが熱遮蔽板に接触す
る。しかしながら、開孔位置の如何によっては、熱遮蔽
板の噴出燃焼ガス接触位置と温度ヒューズとの間隔が大
となり、温度ヒューズを直ちに作動させ得ず、この燃焼
ガスの噴出に対して瞬間湯沸器を迅速に保護することが
難しい。
胴板部が加熱冷却の繰返しによる加熱疲労と燃焼ガスの
腐食性成分による腐食を受けて開孔され、この孔から燃
焼ガスが噴出し、この噴出燃焼ガスが熱遮蔽板に接触す
る。しかしながら、開孔位置の如何によっては、熱遮蔽
板の噴出燃焼ガス接触位置と温度ヒューズとの間隔が大
となり、温度ヒューズを直ちに作動させ得ず、この燃焼
ガスの噴出に対して瞬間湯沸器を迅速に保護することが
難しい。
【０００４】本考案の目的は、瞬間湯沸器の胴板部の開
孔による燃焼ガスの噴出に対し瞬間湯沸器を直ちに保護
できるように、蛇行のコード状温度ヒューズ付き熱遮蔽
板を備えた瞬間湯沸器の保護装置を提供することにあ
る。
孔による燃焼ガスの噴出に対し瞬間湯沸器を直ちに保護
できるように、蛇行のコード状温度ヒューズ付き熱遮蔽
板を備えた瞬間湯沸器の保護装置を提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案に係る瞬間湯沸器
の保護装置は、基部と中空部とを有する長尺プラスチッ
ク成形体の中空部に線状の低融点可溶合片が収容され、
該低融点可溶合金片両端の各リード導体と上記長尺プラ
スチック成形体の各端部との間が封止され、上記中空部
内にフラックスが充填されたコード状温度ヒューズが、
瞬間湯沸器の熱交換器の胴板部に対面して配設した熱遮
蔽板に蛇行状に配され、基部が熱遮蔽板に接着剤または
螺子により熱遮蔽板に固定されていることを特徴とする
構成である。
の保護装置は、基部と中空部とを有する長尺プラスチッ
ク成形体の中空部に線状の低融点可溶合片が収容され、
該低融点可溶合金片両端の各リード導体と上記長尺プラ
スチック成形体の各端部との間が封止され、上記中空部
内にフラックスが充填されたコード状温度ヒューズが、
瞬間湯沸器の熱交換器の胴板部に対面して配設した熱遮
蔽板に蛇行状に配され、基部が熱遮蔽板に接着剤または
螺子により熱遮蔽板に固定されていることを特徴とする
構成である。
【０００６】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例を説明す
る。図１の（イ）は本考案において使用するコード状温
度ヒューズの一例を示す縦断面図、図１の（ロ）は図１
の（イ）におけるロ−ロ断面図である。図１の（イ）及
び（ロ）において、１はプラスチック成形体であり、被
加熱面に接着剤、螺子等によって固定される基部１１と
中空部１２とから構成してある。２は線状の低融点可溶
合金片、３，３は線状低融点可溶合金片２の両端に接続
したリード導体であり、線状低融点可溶合金片２を中空
部１２に収容し、各リード導体３を中空部１２の各端か
ら外部に引き出してある。４は中空部１２内に充填した
フラックスである。５は各リード導体３と中空部１２の
各端部との間に形成した封止部であり、プラスチック成
形体１の両端部において基部１１を除去した成形体端部
とリード導体との間に接着剤、例えば、エポキシ樹脂を
ポッティング被覆してある。
る。図１の（イ）は本考案において使用するコード状温
度ヒューズの一例を示す縦断面図、図１の（ロ）は図１
の（イ）におけるロ−ロ断面図である。図１の（イ）及
び（ロ）において、１はプラスチック成形体であり、被
加熱面に接着剤、螺子等によって固定される基部１１と
中空部１２とから構成してある。２は線状の低融点可溶
合金片、３，３は線状低融点可溶合金片２の両端に接続
したリード導体であり、線状低融点可溶合金片２を中空
部１２に収容し、各リード導体３を中空部１２の各端か
ら外部に引き出してある。４は中空部１２内に充填した
フラックスである。５は各リード導体３と中空部１２の
各端部との間に形成した封止部であり、プラスチック成
形体１の両端部において基部１１を除去した成形体端部
とリード導体との間に接着剤、例えば、エポキシ樹脂を
ポッティング被覆してある。
【０００７】本考案に係る瞬間湯沸器の保護装置は、図
２に示されているように、瞬間湯沸器の熱交換器Ｈの胴
板部６１に対面して熱遮蔽板６２が配設され、この熱遮
蔽板 ６２に上記のコード状温度ヒューズＡが蛇行状に配
され、基部が熱遮蔽板に接着剤または螺子により熱遮蔽
板に固定されて構成されており、熱交換器の胴板部が熱
疲労・腐食等により開孔され、胴板部内の燃焼ガスが熱
遮蔽板に接触し、熱遮蔽板がスポット的に加熱される
と、このスポット加熱箇所に最も近い位置の蛇行コード
状温度ヒューズ箇所が逸早く加熱溶融されてその温度ヒ
ューズが作動され、ガスバーナのガス供給弁が閉鎖され
てガスバーナの燃焼が停止される。
２に示されているように、瞬間湯沸器の熱交換器Ｈの胴
板部６１に対面して熱遮蔽板６２が配設され、この熱遮
蔽板 ６２に上記のコード状温度ヒューズＡが蛇行状に配
され、基部が熱遮蔽板に接着剤または螺子により熱遮蔽
板に固定されて構成されており、熱交換器の胴板部が熱
疲労・腐食等により開孔され、胴板部内の燃焼ガスが熱
遮蔽板に接触し、熱遮蔽板がスポット的に加熱される
と、このスポット加熱箇所に最も近い位置の蛇行コード
状温度ヒューズ箇所が逸早く加熱溶融されてその温度ヒ
ューズが作動され、ガスバーナのガス供給弁が閉鎖され
てガスバーナの燃焼が停止される。
【０００８】この場合、コード状温度ヒューズの低融点
可溶合金片の溶断温度をＴ２、瞬間湯沸器の正常燃焼時
での低融点可溶合金片の温度をＴ１とすれば、温度Ｔ１
が温度Ｔ２に近いほど、上記胴板部内の燃焼ガスの熱遮
蔽板への接触時、低融点可溶合金片を早くその溶断温度
Ｔ２に昇温できるから、上記温度Ｔ１を危険のない範囲
内でできるだけ高くするように、熱遮蔽板の胴板部に対
する距離を設定してある。従って、上記のコード状温度
ヒューズにおいては、瞬間湯沸器の使用の都度、相当に
高い温度であるＴ１にまで加熱され、フラックスが膨張
し、このフラックスの膨張に伴い中空部が膨張するが、
コード状温度ヒューズを基部において熱遮蔽板に固定し
てあるので、固定箇所での中空部の押圧を排除でき、瞬
間湯沸器の使用に伴う中空部の押圧・解除の繰返しがあ
るときに避け難い中空部の疲労破断を回避できる。
可溶合金片の溶断温度をＴ２、瞬間湯沸器の正常燃焼時
での低融点可溶合金片の温度をＴ１とすれば、温度Ｔ１
が温度Ｔ２に近いほど、上記胴板部内の燃焼ガスの熱遮
蔽板への接触時、低融点可溶合金片を早くその溶断温度
Ｔ２に昇温できるから、上記温度Ｔ１を危険のない範囲
内でできるだけ高くするように、熱遮蔽板の胴板部に対
する距離を設定してある。従って、上記のコード状温度
ヒューズにおいては、瞬間湯沸器の使用の都度、相当に
高い温度であるＴ１にまで加熱され、フラックスが膨張
し、このフラックスの膨張に伴い中空部が膨張するが、
コード状温度ヒューズを基部において熱遮蔽板に固定し
てあるので、固定箇所での中空部の押圧を排除でき、瞬
間湯沸器の使用に伴う中空部の押圧・解除の繰返しがあ
るときに避け難い中空部の疲労破断を回避できる。
【０００９】
【考案の効果】本考案に係る瞬間湯沸器の保護装置にお
いては、コード状温度ヒューズの基部を熱遮蔽板に接着
剤または螺子で固定しており、瞬間湯沸器の燃焼・停止
の繰返しによりプラスチック中空部内のフラックスが膨
張・収縮を繰り返しても長尺プラスチック成形体の固定
箇所での疲労破断を防止できる。 而して、コード状温度
ヒューズの熱遮蔽板への蛇行配設状態を安定に保ち得、
熱遮蔽板への噴出燃焼ガス接触位置が何れの位置であっ
ても、その位置に近接する温度ヒューズ部分の加熱溶断
でコード状温度ヒューズを直ちに作動させ得、燃焼ガス
の噴出後、迅速なコード状温度ヒューズの作動で燃焼を
停止できる。また 、多数箇の従来の短尺の温度ヒユーズ
を取り付けるものに較べ、組立てや構成が簡単である。
いては、コード状温度ヒューズの基部を熱遮蔽板に接着
剤または螺子で固定しており、瞬間湯沸器の燃焼・停止
の繰返しによりプラスチック中空部内のフラックスが膨
張・収縮を繰り返しても長尺プラスチック成形体の固定
箇所での疲労破断を防止できる。 而して、コード状温度
ヒューズの熱遮蔽板への蛇行配設状態を安定に保ち得、
熱遮蔽板への噴出燃焼ガス接触位置が何れの位置であっ
ても、その位置に近接する温度ヒューズ部分の加熱溶断
でコード状温度ヒューズを直ちに作動させ得、燃焼ガス
の噴出後、迅速なコード状温度ヒューズの作動で燃焼を
停止できる。また 、多数箇の従来の短尺の温度ヒユーズ
を取り付けるものに較べ、組立てや構成が簡単である。
【図１】本考案において使用するコード状温度ヒューズ
を示す図面である。
を示す図面である。
【図２】本考案に係る瞬間湯沸器の保護装置を示す図面
である。
である。
１ プラスチック成形体 １１ 基部 １２ 中空部 ２ 線状低融点可溶合金片 ３ リード導体 ４ フラックス ５ 封止部 ６１ 胴板部 ６２ 熱遮蔽板
Claims (1)
- 【請求項１】基部と中空部とを有する長尺プラスチック
成形体の中空部内に線状の低融点可溶合片が収容され、
該低融点可溶合金片両端の各リード導体と上記長尺プラ
スチック成形体の各端部との間が封止され、上記中空部
内にフラックスが充填されたコード状温度ヒューズが、
瞬間湯沸器の熱交換器の胴板部に対面して配設した熱遮
蔽板に蛇行状に配され、基部が熱遮蔽板に接着剤または
螺子により固定されていることを特徴とする瞬間湯沸器
の保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991059597U JP2544757Y2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 瞬間湯沸器の保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991059597U JP2544757Y2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 瞬間湯沸器の保護装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0531079U JPH0531079U (ja) | 1993-04-23 |
| JP2544757Y2 true JP2544757Y2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=13117816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991059597U Expired - Lifetime JP2544757Y2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 瞬間湯沸器の保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2544757Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4733724U (ja) * | 1971-05-08 | 1972-12-15 | ||
| JPS5214973U (ja) * | 1975-07-21 | 1977-02-02 | ||
| JPS64233U (ja) * | 1987-06-18 | 1989-01-05 |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP1991059597U patent/JP2544757Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0531079U (ja) | 1993-04-23 |
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