JPH0652971A - ヒーター - Google Patents
ヒーターInfo
- Publication number
- JPH0652971A JPH0652971A JP20493492A JP20493492A JPH0652971A JP H0652971 A JPH0652971 A JP H0652971A JP 20493492 A JP20493492 A JP 20493492A JP 20493492 A JP20493492 A JP 20493492A JP H0652971 A JPH0652971 A JP H0652971A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- heat
- connector
- contact
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒーターに大きな電流を流した際の給電部の
劣化を防止する。 【構成】 コネクター部もしくは電極端子部近傍に放熱
部材を取り付ける。
劣化を防止する。 【構成】 コネクター部もしくは電極端子部近傍に放熱
部材を取り付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、レーザービーム
プリンタ等の画像形成装置に用いられるヒーターに関
し、特に未定着画像の加熱定着に用いられるヒーターに
関する。
プリンタ等の画像形成装置に用いられるヒーターに関
し、特に未定着画像の加熱定着に用いられるヒーターに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特開昭63ー313182号公報
等で固定ヒーターと、このヒーターと摺動する薄膜のフ
ィルムを用いた加熱装置が提案されている。
等で固定ヒーターと、このヒーターと摺動する薄膜のフ
ィルムを用いた加熱装置が提案されている。
【0003】このヒーターを図9と図10に示す。
【0004】ヒーター1は電気絶縁性・耐熱性・低熱容
量の細長の基板2と、この基板2の一方面側(表面側)
の基板幅方向中央部に基板長手に沿って直線細帯状に形
成した通電発熱体3と、この通電発熱抵抗体の両端部に
それぞれ導通させて基板面に形成した電極端子(接続端
子)4・5と、基板2の通電発熱抵抗体形成面を被覆さ
せたヒーター表面保護層としてのガラス等の電気絶縁性
オーバーコート層6と、基板2の他方面側(背面側)に
設けたサーミスター等の温度検出素子7を有する。
量の細長の基板2と、この基板2の一方面側(表面側)
の基板幅方向中央部に基板長手に沿って直線細帯状に形
成した通電発熱体3と、この通電発熱抵抗体の両端部に
それぞれ導通させて基板面に形成した電極端子(接続端
子)4・5と、基板2の通電発熱抵抗体形成面を被覆さ
せたヒーター表面保護層としてのガラス等の電気絶縁性
オーバーコート層6と、基板2の他方面側(背面側)に
設けたサーミスター等の温度検出素子7を有する。
【0005】基板2は、例えば、幅10mm・厚さ1m
m・長さ240mmのAl2O3、AlN、SiC等のセ
ラミック板等である。
m・長さ240mmのAl2O3、AlN、SiC等のセ
ラミック板等である。
【0006】通電発熱抵抗体3は、例えば、厚さ10μ
m・幅1mmの、スクリーン印刷等で塗工したAg/P
d(銀パラジウム合金)、RuO2、Ta2N等を大気焼
成して形成したパターン層である。
m・幅1mmの、スクリーン印刷等で塗工したAg/P
d(銀パラジウム合金)、RuO2、Ta2N等を大気焼
成して形成したパターン層である。
【0007】電極端子(接続端子)4.5は、通常厚さ
10μmのスクリーン印刷等で塗工したAgを大気焼成
して形成したパターン層であり、この電極端子4.5に
通常は、コネクター(図示せず)を介して、電線を接続
し給電する。
10μmのスクリーン印刷等で塗工したAgを大気焼成
して形成したパターン層であり、この電極端子4.5に
通常は、コネクター(図示せず)を介して、電線を接続
し給電する。
【0008】ヒーター1は定着面の温度を管理・制御す
るために装置の横断面において、通電発熱抵抗体3を定
着ニップ部N(圧接ニップ部、加圧部)の幅領域の略中
央部に位置させる構造となっている。
るために装置の横断面において、通電発熱抵抗体3を定
着ニップ部N(圧接ニップ部、加圧部)の幅領域の略中
央部に位置させる構造となっている。
【0009】ヒーター1のオーバーコート層6側がフィ
ルム接触摺動面側である。
ルム接触摺動面側である。
【0010】ヒーター1は通電発熱抵抗体3の両端電極
端子4・5間に交流電源12より電圧印加がなされ、該
通電発熱抵抗体3が発熱することで昇温する。
端子4・5間に交流電源12より電圧印加がなされ、該
通電発熱抵抗体3が発熱することで昇温する。
【0011】ヒーター1の温度は基板背面の温度検出素
子7で検出されてその検出情報が通電制御回路13へフ
ィードバックされて交流電源12から通電発熱抵抗体3
への通電が制御されることで、ヒーター1が所定の温度
に温調制御される。
子7で検出されてその検出情報が通電制御回路13へフ
ィードバックされて交流電源12から通電発熱抵抗体3
への通電が制御されることで、ヒーター1が所定の温度
に温調制御される。
【0012】ヒーター1の温度検出素子7は熱応答性の
もっとも良い定着面つまりヒーター基板表面側の通電発
熱抵抗体3の形成位置に対応する基板背面側部分位置
(通電発熱抵抗体3の直下に対応する基板背面側部分位
置)に配設される。
もっとも良い定着面つまりヒーター基板表面側の通電発
熱抵抗体3の形成位置に対応する基板背面側部分位置
(通電発熱抵抗体3の直下に対応する基板背面側部分位
置)に配設される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】定着のより高速化を図
るためには、発熱量を増大させなけれならず、そのため
には通電電流をより大きくしなければならない。
るためには、発熱量を増大させなけれならず、そのため
には通電電流をより大きくしなければならない。
【0014】しかし、この大電流を通電する接続を図6
に示すようなコネクターで行っていると、通電による温
度上昇が大きく(I*I*Rと通電電流の2乗で効
く)、そのため、コネクターを形成しているバネ材(一
般にリン青銅)が高温クリープにより劣化し、コンタク
ト圧力が低下し、接続抵抗値が上昇そして、さらに温度
上昇するといった熱暴走が、発生し接続部および装置の
信頼性に問題を生じる。
に示すようなコネクターで行っていると、通電による温
度上昇が大きく(I*I*Rと通電電流の2乗で効
く)、そのため、コネクターを形成しているバネ材(一
般にリン青銅)が高温クリープにより劣化し、コンタク
ト圧力が低下し、接続抵抗値が上昇そして、さらに温度
上昇するといった熱暴走が、発生し接続部および装置の
信頼性に問題を生じる。
【0015】一方、この接続をロウ付けで行うとする
と、電極端子部を形成しているAgが、ロウ材に食われ
(拡散)し、電極端子部が、やせてしまい、またロウ付
け後の高温状態では、Agの拡散により接続強度が劣化
する。またこの加熱ヒーター装置は、ヒーター加熱時に
は電極端子部でも、100〜150℃(12A通電時)
と昇温してしまうため通常の共晶ハンダ(融点183
℃)よりも高融点のハンダ材を使わなければならず、そ
のため接続時におけるAgの食われは、より大きくな
る。そのため、耐熱性のある高温ロウ材では、電極端子
部が消失してしまう。
と、電極端子部を形成しているAgが、ロウ材に食われ
(拡散)し、電極端子部が、やせてしまい、またロウ付
け後の高温状態では、Agの拡散により接続強度が劣化
する。またこの加熱ヒーター装置は、ヒーター加熱時に
は電極端子部でも、100〜150℃(12A通電時)
と昇温してしまうため通常の共晶ハンダ(融点183
℃)よりも高融点のハンダ材を使わなければならず、そ
のため接続時におけるAgの食われは、より大きくな
る。そのため、耐熱性のある高温ロウ材では、電極端子
部が消失してしまう。
【0016】そこで、この電極端子部を形成しているA
gをW、Mo等の高融点金属に変更することも考えられ
るが、これらの金属は、還元性雰囲気で焼成され、大気
雰囲気で、加熱すると急速に酸化し、脆性化してしま
う。一歩、通電発熱抵抗体およびガラス保護層は、還元
性雰囲気で焼成されると、密着部の酸素が還元され脆性
化してしまう。つまりロウ付けをおこなうため一般に、
セラミックパッケージ等で用いられているW、Moを電
極材として使用してロウ付けを行う方式では、焼成雰囲
気が、通電発熱抵抗体、ガラス保護層と合わずどちらか
が脆性化してしまう。
gをW、Mo等の高融点金属に変更することも考えられ
るが、これらの金属は、還元性雰囲気で焼成され、大気
雰囲気で、加熱すると急速に酸化し、脆性化してしま
う。一歩、通電発熱抵抗体およびガラス保護層は、還元
性雰囲気で焼成されると、密着部の酸素が還元され脆性
化してしまう。つまりロウ付けをおこなうため一般に、
セラミックパッケージ等で用いられているW、Moを電
極材として使用してロウ付けを行う方式では、焼成雰囲
気が、通電発熱抵抗体、ガラス保護層と合わずどちらか
が脆性化してしまう。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、加熱ヒーターに電流を供給するコネクター及び電
極端子部近傍に放熱フィンあるいはヒートパイプを設け
ることにより、発生する熱を放熱し、コネクターバネ材
の高温クリープによる劣化を防ぐものとである。
明は、加熱ヒーターに電流を供給するコネクター及び電
極端子部近傍に放熱フィンあるいはヒートパイプを設け
ることにより、発生する熱を放熱し、コネクターバネ材
の高温クリープによる劣化を防ぐものとである。
【0018】例えば、通電による発生する熱と表面積と
の関係は、複雑な熱伝搬を除いて単純なモデルとして考
えれば、Q=h*A*△T(Q:熱量、A:熱伝達面
積、h:対流熱伝達率、△T:温度上昇)という関係か
ら、発生する熱量Qが同じであれば、表面積Aを2倍に
すれば温度上昇△Tは、半分に抑えられる。
の関係は、複雑な熱伝搬を除いて単純なモデルとして考
えれば、Q=h*A*△T(Q:熱量、A:熱伝達面
積、h:対流熱伝達率、△T:温度上昇)という関係か
ら、発生する熱量Qが同じであれば、表面積Aを2倍に
すれば温度上昇△Tは、半分に抑えられる。
【0019】また、対流熱伝達率hの値が自然対流冷却
の場合3〜12、代表値5、強制対流冷却の場合10〜
100、代表値50と規定されるため、表面熱流束(Q
/A)と温度上昇△Tから必要とされる表面積も概算で
求めることが可能である。
の場合3〜12、代表値5、強制対流冷却の場合10〜
100、代表値50と規定されるため、表面熱流束(Q
/A)と温度上昇△Tから必要とされる表面積も概算で
求めることが可能である。
【0020】そこで、放熱フィンをコネクターあるい
は、電極端子部裏面に設けることにより表面積を増大さ
せ放熱効果を上げることによりコネクターの温度上昇を
抑える。しかし放熱フィンを付けることにより表面積は
増大するが、発生した熱は、このフィンに沿って長い距
離を伝搬するので、付加的な伝導熱抵抗が加わる。そこ
でこの付加的な伝導熱抵抗が存在しても放熱量を増加さ
せるためには、フィンの厚さをδとしたとき2A/hδ
>1を満足するようにフィンを設計する。
は、電極端子部裏面に設けることにより表面積を増大さ
せ放熱効果を上げることによりコネクターの温度上昇を
抑える。しかし放熱フィンを付けることにより表面積は
増大するが、発生した熱は、このフィンに沿って長い距
離を伝搬するので、付加的な伝導熱抵抗が加わる。そこ
でこの付加的な伝導熱抵抗が存在しても放熱量を増加さ
せるためには、フィンの厚さをδとしたとき2A/hδ
>1を満足するようにフィンを設計する。
【0021】また、この加熱ヒーター装置を機器内に組
み込んだ場合、その接続部近傍に十分な空間を確保でき
ず、放熱フィンを取り付けることができない場合には、
ヒートパイプにより発生した熱を接続部以外の場所まで
伝搬させ冷却する。
み込んだ場合、その接続部近傍に十分な空間を確保でき
ず、放熱フィンを取り付けることができない場合には、
ヒートパイプにより発生した熱を接続部以外の場所まで
伝搬させ冷却する。
【0022】また、コネクター内部でも熱伝達をより高
くするためハウジングとコンタクトバネ材の接触面積を
増大させるため、放熱グリースをこれらの間に挿入した
り、コンタクトバネ材の1部をハウジング内部に挿入す
ることも放熱効果を高くする。
くするためハウジングとコンタクトバネ材の接触面積を
増大させるため、放熱グリースをこれらの間に挿入した
り、コンタクトバネ材の1部をハウジング内部に挿入す
ることも放熱効果を高くする。
【0023】さらにただ単純に加熱ヒーター両端部の電
極端子部近傍に放熱部品を設けると加熱ヒーターの立ち
上がり時に両端部から熱が逃げ易く、急速なヒーター昇
温ができなくなる可能性がある。そこで、バイメタルも
しくは形状記憶合金を用いて所定温度に達するとこれら
金属の変形に伴って放熱フィンあるいはヒートパイプ
が、コネクター等に接触し、ヒーターの通電を止め温度
が下がると再び離れる様にしたことにより急速昇温がで
き高温時に接続部を冷却することが可能な加熱ヒーター
装置を得ることが可能となる。
極端子部近傍に放熱部品を設けると加熱ヒーターの立ち
上がり時に両端部から熱が逃げ易く、急速なヒーター昇
温ができなくなる可能性がある。そこで、バイメタルも
しくは形状記憶合金を用いて所定温度に達するとこれら
金属の変形に伴って放熱フィンあるいはヒートパイプ
が、コネクター等に接触し、ヒーターの通電を止め温度
が下がると再び離れる様にしたことにより急速昇温がで
き高温時に接続部を冷却することが可能な加熱ヒーター
装置を得ることが可能となる。
【0024】
【作用】コネクターあるいは電極端子部裏面部に放熱フ
ィンあるいはヒートパイプを設けることにより大電流を
加熱ヒーター装置に給電する場合に於ても給電部で発生
した熱を放熱する事により温度上昇を抑え、コネクター
バネ材の高温クリープによる劣化を防ぎ安定した接続信
頼性を得ることが可能となる。
ィンあるいはヒートパイプを設けることにより大電流を
加熱ヒーター装置に給電する場合に於ても給電部で発生
した熱を放熱する事により温度上昇を抑え、コネクター
バネ材の高温クリープによる劣化を防ぎ安定した接続信
頼性を得ることが可能となる。
【0025】また、温度により放熱フィンあるいはヒー
トパイプをコネクター等に接触させたり、離すことによ
り加熱ヒーターの急速昇温を満足し、さらに接続部の高
温劣化を防ぐことができ昇温特性と接続信頼性の両方を
満足するものである。
トパイプをコネクター等に接触させたり、離すことによ
り加熱ヒーターの急速昇温を満足し、さらに接続部の高
温劣化を防ぐことができ昇温特性と接続信頼性の両方を
満足するものである。
【0026】
【実施例】図8は本発明の実施例のヒーターを用いた加
熱定着装置の部分拡大断面図である。
熱定着装置の部分拡大断面図である。
【0027】ヒーター1は断熱性のヒーターホルダー8
を介してヒーター支持部9に固定支持させてある。
を介してヒーター支持部9に固定支持させてある。
【0028】10は厚さ例えば40μm程度のポリイミ
ド等のエンドレスベルト状、或は長尺ウエブ状の耐熱性
フィルム、11はこのフィルムをヒーター1に対して押
圧する加圧部材としての回転加圧ローラーである。
ド等のエンドレスベルト状、或は長尺ウエブ状の耐熱性
フィルム、11はこのフィルムをヒーター1に対して押
圧する加圧部材としての回転加圧ローラーである。
【0029】フィルム10は不図示の駆動部材により或
は加圧ローラー11の回転力により所定の速度で矢示の
方向にヒーター1面に密着した状態でヒーター1面を摺
動しながら回転或は走行移動する。
は加圧ローラー11の回転力により所定の速度で矢示の
方向にヒーター1面に密着した状態でヒーター1面を摺
動しながら回転或は走行移動する。
【0030】ヒーター1の通電発熱抵抗体3に対する通
電によりヒーター1を所定温度に昇温させ、またフィル
ム10を移動駆動させた状態である定着ニップ部Nに被
加熱材として記録材Pを未定着トナー画像面をフィルム
10面側にして導入することで、記録材Pがフィルム1
0面に密着してフィルム10と共に定着ニップ部Nを移
動通過し、その移動通過課程でヒーター1からフィルム
10を介して記録材Pに熱エネルギーが付与されて記録
材P上の未定着トナー画像tが加熱溶融定着される。
電によりヒーター1を所定温度に昇温させ、またフィル
ム10を移動駆動させた状態である定着ニップ部Nに被
加熱材として記録材Pを未定着トナー画像面をフィルム
10面側にして導入することで、記録材Pがフィルム1
0面に密着してフィルム10と共に定着ニップ部Nを移
動通過し、その移動通過課程でヒーター1からフィルム
10を介して記録材Pに熱エネルギーが付与されて記録
材P上の未定着トナー画像tが加熱溶融定着される。
【0031】図1は、第1実施例のヒーターを示す模式
的断面図である。同図に於て、2はセラミック基板、3
はAg/Pdからなる発熱抵抗体、4はAgからなる電
極端子部、6はガラスからなるオーバーコート層、8は
ヒーターホルダー、14はワイヤー、15はコネクター
ハウジング、16はコネクターコンタクト(バネ性金
属)、17は放熱フィン、18は熱伝導性グリースであ
る。
的断面図である。同図に於て、2はセラミック基板、3
はAg/Pdからなる発熱抵抗体、4はAgからなる電
極端子部、6はガラスからなるオーバーコート層、8は
ヒーターホルダー、14はワイヤー、15はコネクター
ハウジング、16はコネクターコンタクト(バネ性金
属)、17は放熱フィン、18は熱伝導性グリースであ
る。
【0032】本実施例では、まず、コネクターハウジン
グ15に放熱グリース18を塗布し、つぎにワイヤー1
4を圧着したコンタクト16をハウジング15に挿入す
る。この放熱グリースを塗布することによりハウジング
15の内面とコンタクト16が熱的に接触する面積が増
大し、コンタクト16を伝搬してきた熱が、ハウジング
15へ伝搬する。
グ15に放熱グリース18を塗布し、つぎにワイヤー1
4を圧着したコンタクト16をハウジング15に挿入す
る。この放熱グリースを塗布することによりハウジング
15の内面とコンタクト16が熱的に接触する面積が増
大し、コンタクト16を伝搬してきた熱が、ハウジング
15へ伝搬する。
【0033】そして、ハウジング15の表面に放熱フィ
ン17をハウジング15にネジ止めあるいは接着により
取り付ける。
ン17をハウジング15にネジ止めあるいは接着により
取り付ける。
【0034】このようにして製作したコネクターを、ヒ
ーターホルダー8に接着されたヒーターの端部に形成さ
れた電極端子部4とコンタクト16が接触するように挿
入する(図1の状態)。
ーターホルダー8に接着されたヒーターの端部に形成さ
れた電極端子部4とコンタクト16が接触するように挿
入する(図1の状態)。
【0035】本実施例では、大電流を通電した際に発生
する熱流は、コンタクト16から放熱グリース18を介
してコネクター表面へと発散され、さらに放熱フィンに
より空気中に放散される。そのため、従来のように通電
したときにコンタクト16が急速に昇温し、この熱によ
りコンタクト16が高温クリープにより劣化することが
なくなり安定した接続信頼性を得ることが可能となっ
た。
する熱流は、コンタクト16から放熱グリース18を介
してコネクター表面へと発散され、さらに放熱フィンに
より空気中に放散される。そのため、従来のように通電
したときにコンタクト16が急速に昇温し、この熱によ
りコンタクト16が高温クリープにより劣化することが
なくなり安定した接続信頼性を得ることが可能となっ
た。
【0036】また、図2に示すように放熱フィン17の
代りにヒートパイプ19をハウジング15の表面に取り
付ければ、より冷却効果が上がり、より信頼性が高くな
る。
代りにヒートパイプ19をハウジング15の表面に取り
付ければ、より冷却効果が上がり、より信頼性が高くな
る。
【0037】図3は、第2実施例を示す模式的断面図で
ある。同図に於て、2はセラミック基板、3はAg/P
dからなる発熱抵抗体、4はAgからなる電極端子部、
6はガラスからなるオーバーコート層、8はヒーターホ
ルダー、14はワイヤー、15はコネクターハウジン
グ、16はコネクターコンタクト(バネ性金属)、17
は放熱フィンである。
ある。同図に於て、2はセラミック基板、3はAg/P
dからなる発熱抵抗体、4はAgからなる電極端子部、
6はガラスからなるオーバーコート層、8はヒーターホ
ルダー、14はワイヤー、15はコネクターハウジン
グ、16はコネクターコンタクト(バネ性金属)、17
は放熱フィンである。
【0038】本実施例ではヒーターの電極端子部4の設
けられた裏面部分からコネクターを挿入した時に干渉し
ない位置まで放熱用の金属部材を介して放熱フィン17
を設けたことを特徴とする。
けられた裏面部分からコネクターを挿入した時に干渉し
ない位置まで放熱用の金属部材を介して放熱フィン17
を設けたことを特徴とする。
【0039】この放熱フィン17を取り付けるため、ヒ
ーターホルダー8は、その1部を座グリあるいは、貫通
孔を電極端子部4の裏面側に設ける。
ーターホルダー8は、その1部を座グリあるいは、貫通
孔を電極端子部4の裏面側に設ける。
【0040】そして、ヒーターホルダー8に放熱フィン
17を取り付け、つぎにヒーターをヒーターホルダー8
と放熱フィン17にそれぞれ接着する。
17を取り付け、つぎにヒーターをヒーターホルダー8
と放熱フィン17にそれぞれ接着する。
【0041】そして、コネクターを挿入し、外部とヒー
ターを電気的に接続する。
ターを電気的に接続する。
【0042】本実施例では、通電によりヒーターの電極
端子部を形成するAgパターンから発生する熱を基板裏
面側に設けられた放熱フィン17を介して放熱する事に
より接続部(コンタクト16)の温度上昇を抑えること
が可能となる。そのため、安定して大電流をヒーターに
供給する事が可能となる。
端子部を形成するAgパターンから発生する熱を基板裏
面側に設けられた放熱フィン17を介して放熱する事に
より接続部(コンタクト16)の温度上昇を抑えること
が可能となる。そのため、安定して大電流をヒーターに
供給する事が可能となる。
【0043】また、図4に示すように放熱フィン17の
代わりにヒートパイプ19をハウジング15の表面に取
り付ければ、より冷却効果が上がり、より信頼性が高く
なる。
代わりにヒートパイプ19をハウジング15の表面に取
り付ければ、より冷却効果が上がり、より信頼性が高く
なる。
【0044】図5は、第3実施例を示す模式的断面図で
ある。同図に於て、2はセラミック基板、3はAg/P
dからなる発熱抵抗体、4はAgからなる電極端子部、
6はガラスからなるオーバーコート層、8はヒーターホ
ルダー、14はワイヤー、15はコネクターハウジン
グ、16はコネクターコンタクト(バネ性金属)、17
は放熱フィン、20は絶縁性熱伝導部材であるセラミッ
ク基板、21はスプリングである。
ある。同図に於て、2はセラミック基板、3はAg/P
dからなる発熱抵抗体、4はAgからなる電極端子部、
6はガラスからなるオーバーコート層、8はヒーターホ
ルダー、14はワイヤー、15はコネクターハウジン
グ、16はコネクターコンタクト(バネ性金属)、17
は放熱フィン、20は絶縁性熱伝導部材であるセラミッ
ク基板、21はスプリングである。
【0045】本実施例では、コンタクト16と放熱フィ
ン17とをより熱伝導性よく接続するためにハウジング
15に孔を開け放熱フィン17の底面の一部がその孔に
入る様にした。しかしこの加熱ヒーターは、商用電力を
ほぼそのままの状態で通電するため、放熱フィン17と
コンタクト16が直接接触すると、漏電による感電の危
険が存在する。そこでこのハウジング15の内部に露出
した放熱フィン17の底面にセラミック基板20を張り
合わせる。このセラミック基板20の材質としては、ア
ルミナ、AlN、SiC等が絶縁性と熱伝導性の点から
使用できる。そして、コンタクト16とこのセラミック
基板20との熱的接続は、コンタクト16の形状が複雑
な場合、金属性スプリング20を介して行う。またコン
タクト16の形状が単純な場合は、直接接触させて行っ
てもよい。
ン17とをより熱伝導性よく接続するためにハウジング
15に孔を開け放熱フィン17の底面の一部がその孔に
入る様にした。しかしこの加熱ヒーターは、商用電力を
ほぼそのままの状態で通電するため、放熱フィン17と
コンタクト16が直接接触すると、漏電による感電の危
険が存在する。そこでこのハウジング15の内部に露出
した放熱フィン17の底面にセラミック基板20を張り
合わせる。このセラミック基板20の材質としては、ア
ルミナ、AlN、SiC等が絶縁性と熱伝導性の点から
使用できる。そして、コンタクト16とこのセラミック
基板20との熱的接続は、コンタクト16の形状が複雑
な場合、金属性スプリング20を介して行う。またコン
タクト16の形状が単純な場合は、直接接触させて行っ
てもよい。
【0046】本実施例では、熱伝達経路に樹脂等の熱伝
導率が低い部材が含まれていないため熱抵抗が下がり、
より放熱性が上ることにより通電によるコンタクト16
の温度上昇を抑え、高い接続信頼性を得ることが可能と
なる。
導率が低い部材が含まれていないため熱抵抗が下がり、
より放熱性が上ることにより通電によるコンタクト16
の温度上昇を抑え、高い接続信頼性を得ることが可能と
なる。
【0047】図6は、第4実施例を示す模式的断面図で
ある。同図に於て、2はセラミック基板、3はAg/P
dからなる発熱抵抗体、4はAgからなる電極端子部、
6はガラスからなるオーバーコート層、8はヒーターホ
ルダー、14はワイヤー、15はコネクターハウジン
グ、16はコネクターコンタクト(バネ性金属)、17
は放熱フィン、20は絶縁性熱伝導部材であるセラミッ
ク基板、22はバイメタルである。
ある。同図に於て、2はセラミック基板、3はAg/P
dからなる発熱抵抗体、4はAgからなる電極端子部、
6はガラスからなるオーバーコート層、8はヒーターホ
ルダー、14はワイヤー、15はコネクターハウジン
グ、16はコネクターコンタクト(バネ性金属)、17
は放熱フィン、20は絶縁性熱伝導部材であるセラミッ
ク基板、22はバイメタルである。
【0048】本実施例では、第3実施例で示したような
放熱フィン17とハウジング15とセラミック基板20
との構造をもち、コンタクト16とセラミック基板20
との熱的接続をバイメタル22でおこなう。
放熱フィン17とハウジング15とセラミック基板20
との構造をもち、コンタクト16とセラミック基板20
との熱的接続をバイメタル22でおこなう。
【0049】本実施例においては、室温状態でバイメタ
ル22は、図6に点線で示すようにセラミック基板20
と分離されており、通電を開始しヒーターを急速に昇温
させる時にヒーターから熱が逃げることを防ぎ、温度が
上昇してきたらバイメタル22が変形し、セラミック基
板20と接触して熱を放熱フィン17に伝搬する構造と
した。
ル22は、図6に点線で示すようにセラミック基板20
と分離されており、通電を開始しヒーターを急速に昇温
させる時にヒーターから熱が逃げることを防ぎ、温度が
上昇してきたらバイメタル22が変形し、セラミック基
板20と接触して熱を放熱フィン17に伝搬する構造と
した。
【0050】また、通電を中止し、温度が下がるとバイ
メタル22は、再びセラミック基板20から分離する。
メタル22は、再びセラミック基板20から分離する。
【0051】また、図7に示すようにヒーター基板裏面
側に設けられた放熱フィン17に対しても同様にバイメ
タル22による熱スイッチを設けることにより同様の効
果が得られる。
側に設けられた放熱フィン17に対しても同様にバイメ
タル22による熱スイッチを設けることにより同様の効
果が得られる。
【0052】また、バイメタルのように温度により変形
し、スイッチの効果を持つものとして形状記憶合金を用
いても同様の効果が得られる。
し、スイッチの効果を持つものとして形状記憶合金を用
いても同様の効果が得られる。
【0053】本実施例によれば、ヒーターを急速昇温す
る時に熱が外部に逃げることがなく熱効率を落さず、コ
ンタクトの温度が上昇してきたときから放熱を行うため
熱特性と接続部の信頼性の両方を満足することが可能と
なる。
る時に熱が外部に逃げることがなく熱効率を落さず、コ
ンタクトの温度が上昇してきたときから放熱を行うため
熱特性と接続部の信頼性の両方を満足することが可能と
なる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明では、コネクター部
あるいは電極端子部近傍に放熱効果をもつ部材を取り付
けることにより、大電流を通電しても接続部の温度上昇
を抑えコネクターのバネ材の劣化を防ぐことが可能とな
る。そのため、より大電流を加熱ヒーターに安定して供
給することが可能となり、定着スピードの高速化、定着
サイズの大型化が可能となる効果がある。
あるいは電極端子部近傍に放熱効果をもつ部材を取り付
けることにより、大電流を通電しても接続部の温度上昇
を抑えコネクターのバネ材の劣化を防ぐことが可能とな
る。そのため、より大電流を加熱ヒーターに安定して供
給することが可能となり、定着スピードの高速化、定着
サイズの大型化が可能となる効果がある。
【図1】本発明の実施例のヒーターの断面図である。
【図2】本発明の別の実施例のヒーターの断面図であ
る。
る。
【図3】本発明の別の実施例のヒーターの断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の別の実施例のヒーターの断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の別の実施例のヒーターの断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の別の実施例のヒーターの断面図であ
る。
る。
【図7】本発明の別の実施例のヒーターの断面図であ
る。
る。
【図8】本発明の実施例のヒーターを用いた定着装置の
断面図である。
断面図である。
【図9】ヒーターの平面図である。
【図10】ヒーターの平面図である。
【図11】ヒーターの平面図である。
1 ヒーター 2 セラミック基板 3 発熱抵抗体 4 電極端子部 41、42 穴 6 オーバーコート層 7 温度測定素子 8 ヒーターホルダー 9 裏面断熱層 10 耐熱性フィルム 11 加圧ローラ 12 電極タブ 13 ロウ材 14 ワイヤー 15 コネクターハウジング 16 コネクターコンタクト 17 放熱フィン 18 熱伝導グリース 19 ヒートパイプ 20 セラミック基板 21 金属性スプリング 22 バイメタル P 被加熱材としての記録体 t 未定着トナー
Claims (3)
- 【請求項1】 絶縁性を有する基板上に、少なくとも1
本以上の発熱抵抗体を設け、上記発熱抵抗体のそれぞれ
の端部に設けられた電極端子部は、機械的に圧接するこ
とにより電気的に接続されるコネクターにより給電され
ている加熱ヒーター装置に於て、該コネクター表面に放
熱フィンあるいは、ヒートパイプを取り付けたことを特
徴とする加熱ヒーター装置。 - 【請求項2】 絶縁性を有する基板上に、少なくとも1
本以上の発熱抵抗体を設け、上記発熱抵抗体のそれぞれ
の端部に設けられた電極端子部は、機械的に圧接するこ
とにより電気的に接続されるコネクターにより給電され
ている加熱ヒーター装置に於て、該電極端子部が設けら
れた部分の基板裏面部の少なくとも1部に放熱フィンあ
るいはヒートパイプを取り付けたことを特徴とする加熱
ヒーター装置。 - 【請求項3】 上記特許請求範囲1から2までの加熱ヒ
ーター装置に於て、該放熱フィンあるいはヒートパイプ
をバイメタルあるいは形状記憶合金を用いて、所定の温
度以上に達するとコネクターあるいは基板裏面に接触
し、また所定の温度以下になると接触しなくなるように
したことを特徴とする加熱ヒーター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20493492A JPH0652971A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | ヒーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20493492A JPH0652971A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | ヒーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652971A true JPH0652971A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16498779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20493492A Pending JPH0652971A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | ヒーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0652971A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009026723A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-05 | Panasonic Corp | 面状発熱体 |
JP2009123354A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Panasonic Corp | 面状発熱体 |
JP2019200296A (ja) * | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 株式会社リコー | 定着装置、画像形成装置 |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP20493492A patent/JPH0652971A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009026723A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-05 | Panasonic Corp | 面状発熱体 |
JP2009123354A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Panasonic Corp | 面状発熱体 |
JP2019200296A (ja) * | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 株式会社リコー | 定着装置、画像形成装置 |
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