JPH0887192A - 加熱定着装置および棒状発熱体 - Google Patents

加熱定着装置および棒状発熱体

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JPH0887192A
JPH0887192A JP25266394A JP25266394A JPH0887192A JP H0887192 A JPH0887192 A JP H0887192A JP 25266394 A JP25266394 A JP 25266394A JP 25266394 A JP25266394 A JP 25266394A JP H0887192 A JPH0887192 A JP H0887192A
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JP
Japan
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heating
fixing device
resistance pattern
roller
heating roller
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Application number
JP25266394A
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English (en)
Inventor
Hiroto Sato
弘人 佐藤
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Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予熱時間の短縮化と装置の省電力化とを同時
に満足する定着装置の提供。熱源への通電開始時におい
て突入電流が流れることがなく、装置の構成が簡単な定
着装置の提供。表面温度の立ち上がり時間が短く、消費
電力が低い、加熱定着装置のヒートローラとして好適に
用いることができる棒状発熱体の提供。 【構成】 ヒートローラ方式の定着装置であって、加熱
ローラ10は、円筒状基材11と、円筒状基材11の外
表面上に形成された絶縁膜12と、絶縁膜12上に形成
された、Ag−Pd合金を導電体とする厚さ5〜20μ
mの帯状体よりなる発熱抵抗パターン13と、発熱抵抗
パターン13に電流を流すための給電リング31,32
とを備えてなる定着装置。金属製基材と、その外表面上
に形成された厚さ50〜100μmの絶縁膜と、絶縁膜
上に形成された、Ag−Pd合金を導電体とする厚さ5
〜20μmの帯状体よりなる発熱抵抗パターンとを備え
てなる棒状発熱体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱定着装置および棒状
発熱体に関し、更に詳しくは、電子写真複写機、レーザ
プリンタ、ファクシミリ等においてトナー像の定着に用
いるヒートローラ方式の加熱定着装置、および、加熱定
着装置のヒートローラ、シート体表面被覆装置のヒート
ローラ、その他各種加熱装置のヒータとして用いる棒状
発熱体に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機等において、記録材上に
形成されたトナー像を加熱定着するための方式として、
従来より、加熱ローラと、これに対接配置された加圧ロ
ーラとの間に、未定着トナーよりなるトナー像が形成さ
れた記録材を通過させることにより、前記未定着トナー
を加圧下で加熱してトナー像を記録材に定着させるヒー
トローラ方式が広く知られている。
【0003】ヒートローラ方式による従来の定着装置に
おいては、例えば特開昭59−116775号公報に記
載されているように、フッ素樹脂等からなる離型性被覆
膜が外表面に形成された中空金属パイプの内部空間に、
ハロゲンランプ等のヒータランプが挿入配置されて加熱
ローラが構成されている。そして、前記ヒータランプか
らの輻射熱によって加熱ローラが加熱され、その外表面
が定着可能温度(例えば150〜200℃)まで昇温す
る。加熱ローラの外表面が定着可能温度に達した後にお
いて、加熱ローラと加圧ローラとの間に記録材を通過さ
せることにより、未定着トナーが加圧下で加熱されてト
ナー像が記録材に定着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、例えば電子
写真複写機によって連続的に画像を形成する場合には、
短時間で多量の定着処理を行う必要があり、このような
使用態様においても良好な定着性能を維持するために
は、加熱ローラの表面温度が定着処理に伴って著しく低
下することがないよう、その熱容量をある程度大きくし
なければならない。
【0005】(1)しかしながら、上記のような構成の
従来の定着装置においては、中空金属パイプに対してヒ
ータランプが非接触状態で保持され、中空金属パイプと
ヒータランプとの間には空気層が介在しているために、
両者間の熱伝導速度が小さく、また、中空金属パイプの
内部は外気と遮断されていないので熱損失も生じやす
い。このため、加熱ローラの熱容量が大きい場合には、
ヒータランプへの通電を開始してから加熱ローラの外表
面が定着可能温度に達するまでの時間(以下「予熱時
間」ともいう)として通常30秒間〜3分間程度と長い
時間を必要とする。ここに、消費電力の大きなヒータラ
ンプを搭載することによって、予熱時間を短縮すること
も考えられるが、装置の省電力化を図る観点から好まし
くない。このように、従来のヒートローラ方式による定
着装置においては、「予熱時間の短縮化」と「装置の省
電力化」を同時に満足することが困難である。
【0006】(2)また、熱源であるヒータランプへの
通電開始時において、当該ヒータランプには瞬間的に過
大な電流(以下「突入電流」という)が流れる。これ
は、ヒータランプへの通電開始時(フィラメント温度:
常温)と、ヒータランプの安定動作時(フィラメント温
度:2000〜2300℃)とでは、ヒータランプを構
成するフィラメント材の抵抗率が大きく異なるからであ
る。すなわち、ヒータランプへの通電開始時におけるフ
ィラメント材の抵抗率が、ヒータランプの安定動作時に
おけるフィラメント材の抵抗率に比べて極端に小さいこ
とにより、ヒータランプへの通電開始時に、安定動作時
における定常電流に比べて過大な電流(突入電流)が流
れることになる。このような事情から、従来の装置にお
いては、ヒータランプへの電力供給回路を構成する部品
として突入電流に耐え得るものを使用するか、または、
突入電流を抑制する手段を別に設けることが必要にな
り、何れにしても、装置の構成が複雑となって装置のコ
ストアップの原因となる。
【0007】(3)また、中空金属パイプの内部空間に
ヒータランプが挿入配置されて加熱ローラが構成されて
いるので、当該ヒータランプを挿入するためのスペース
を確保する必要があり、加熱ローラの小径化には限界が
ある。このため、近時における装置の小型化・コンパク
ト化の要請に応えることができない。
【0008】(4)さらに、中空金属パイプの内部にお
いてヒータランプを保持する手段が必要となるなど、定
着装置を構成する要素・部材の数が多くて、装置の構成
が複雑であり、製造コストを含めてコストの高いもので
ある。
【0009】本発明は、以上のような事情に基いてなさ
れたものである。本発明の第1の目的は、消費電力の小
さな熱源が搭載されているにも関わらず、予熱時間が短
くて定着動作を直ちに行うことができる加熱定着装置、
すなわち、「予熱時間の短縮化」と「装置の省電力化」
を同時に満足することのできる加熱定着装置を提供する
ことにある。本発明の第2の目的は、熱源への通電開始
時においても突入電流が流れることがなく、装置の構成
が簡単な加熱定着装置を提供することにある。本発明の
第3の目的は、ローラ径の小さな加熱ローラを備えた、
従来の装置に比べて小型でコンパクトな構成の加熱定着
装置を提供することにある。本発明の第4の目的は、装
置の構成要素・構成部材の数が少なく、構成が簡単で製
造が容易な加熱定着装置を提供することにある。本発明
の第5の目的は、通電を開始してから表面全域がムラな
く所期の温度になるまでの立ち上がり時間が短く、さら
に、消費電力が低い、加熱定着装置のヒートローラとし
て好適に用いることができる棒状発熱体を提供すること
にある。本発明の第6の目的は、シート体表面被覆装置
のヒートローラ、その他各種加熱装置のヒータとしても
好適に用いることができる棒状発熱体を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱定着装置
は、加熱ローラ(10) と、この加熱ローラ(10) に対向
して圧接するよう配置された加圧ローラ(20) との間
に、未定着トナーよりなるトナー像が形成された記録材
を通過させることにより、前記未定着トナーを加圧下で
加熱してトナー像を記録材に定着させるよう構成された
加熱定着装置であって、前記加熱ローラ(10) は、円筒
状基材(11) と、この円筒状基材(11) の外表面上に形
成された絶縁膜(12) と、この絶縁膜(12) 上に形成さ
れた、銀−パラジウム合金を導電体とする厚さ5〜20
μmの帯状体よりなる発熱抵抗パターン(13) と、この
発熱抵抗パターン(13) に電流を流すための給電リング
(31,32)とを備えてなることを特徴とする。
【0011】本発明の加熱定着装置においては、加熱ロ
ーラ(10) を構成する円筒状基材(11) が、アルミニウ
ム合金よりなることが好ましい。本発明の加熱定着装置
においては、加熱ローラ(10) が、発熱抵抗パターン
(13) を被覆するよう設けられた、ガラスまたはシリカ
(SiO2 )よりなる厚さ100μm以下の保護膜(1
4) を有していることが好ましい。本発明の加熱定着装
置においては、加熱ローラ(10) を構成する給電リング
(31,32)と、発熱抵抗パターン(13) の端部とが、シリ
コーン樹脂中に銀が充填含有されてなる導電性接着剤に
よって接続固定されていることが好ましい。本発明の加
熱定着装置においては、加熱ローラ(10) を構成する給
電リング(31,32)と、発熱抵抗パターン(13) の端部と
が、固相線温度が300℃以上である高温ハンダによっ
て接続固定されていることが好ましい。
【0012】本発明の棒状発熱体は、円筒状または円柱
状の金属製基材と、この金属製基材の外表面上に形成さ
れた厚さ50〜100μmの絶縁膜と、この絶縁膜上に
形成された、銀−パラジウム合金を導電体とする厚さ5
〜20μmの帯状体よりなる発熱抵抗パターンとを備え
てなることを特徴とする。
【0013】本発明の棒状発熱体においては、発熱抵抗
パターンに電流を流すための給電リングを備えてなるこ
とが好ましい。本発明の棒状発熱体においては、発熱抵
抗パターンを被覆するよう設けられた、ガラスまたはシ
リカ(SiO2 )よりなる厚さ100μm以下の保護膜
を有していることが好ましい。
【0014】
【作用】
<加熱定着装置> (1)給電リングのそれぞれに電圧を印加すると、発熱
抵抗パターンに電流が流れてジュール熱が発生し、この
ジュール熱によって、加熱ローラが直接的に加熱され、
その外表面が定着可能温度まで昇温する。然るに、加熱
ローラは、これを構成する発熱抵抗パターンによって、
直接的に、すなわち、空気層などを介在させることなく
接触加熱されるため、その間における熱伝導速度は大き
く、また、熱損失も極めて少ない。従って、後述する実
施例の結果からも明らかなように、発熱抵抗パターンに
よる消費電力が小さいにも関わらず、予熱時間を短いも
のとすることができる。 (2)発熱抵抗パターンの安定動作時における温度はせ
いぜい200℃程度であり、発熱抵抗パターンの抵抗率
は、通電開始時(常温時)と安定動作時とで大きく異な
ることがない。従って、後述する実施例の結果からも明
らかなように、発熱抵抗パターンへの通電開始時におい
て、安定動作時における定常電流に比べて過大な突入電
流が流れることはない。 (3)ヒータランプの挿入スペースを考慮する必要がな
いため、加熱ローラのローラ径を小さくすることがで
き、これにより、装置の小型化・コンパクト化を図るこ
とができる。 (4)ヒータランプを保持する手段などを設ける必要が
ないため、装置の構成要素や構成部材の数を少なくする
ことができ、構成が簡単で製造が容易である。
【0015】<棒状発熱体>発熱抵抗パターンにおいて
発生したジュール熱は、絶縁膜を介して金属製基材に伝
えられる。ここで、金属製基材は高い熱伝導率を有する
ので、発熱抵抗パターンからのジュール熱は当該金属製
基材の全体に均一に伝わりやすく、これにより、動作時
において棒状発熱体の表面温度にムラが発生しにくい。
また、熱の伝導経路である絶縁膜は、その厚さが50〜
100μmと薄いため、その間における熱伝導速度は極
めて大きく、更に、絶縁膜による熱損失も極めて小さ
い。従って、発熱抵抗パターンへの通電を開始してから
棒状発熱体の表面全域がムラなく所期の温度に達するま
での立ち上がり時間を短くすることができるとともに、
棒状発熱体の表面を昇温させるために必要な消費電力も
低いものとすることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は、本発明の加熱定着装置の一例を示す正面
図、図2は、この加熱定着装置の側面図、図3は、図1
におけるA−A矢視断面図である。
【0017】図1〜図3において、10は加熱ローラで
あり、加熱ローラ10は耐熱軸受41,42を介して保
持枠1の側面に回転自在に保持されている。31および
32は、加熱ローラ10を構成する給電リング、51
(52)は、給電リング31(32)に電圧を印加する
ための給電ブラシ、53(54)は、給電ブラシ51
(52)を保持するためのブラシホルダーである。
【0018】給電ブラシ51(52)は、リード線10
1(105)と継電接続されており、リード線101
は、接続端子102を介して温度感知リレー90の一方
の端子体91と電気的に接続されている。温度感知リレ
ー90の他方の端子体92は、接続端子103を介して
リード線104と電気的に接続されている。リード線1
04およびリード線105は、それぞれ図示しない電源
に接続されている。加熱ローラ10の表面温度が異常に
昇温した場合には、温度感知リレー90が動作して加熱
ローラ10への電流路が遮断される。これにより、火災
などの事故を未然に防止することができる。
【0019】61は加熱ローラ10を回転させるための
駆動ギアである。この駆動ギア61は、加熱ローラ10
の一端側に設けられた切欠部と嵌合して加熱ローラ10
の回転軸に固定されており、図示しない駆動モータから
の回転動力が駆動ギア61を介して加熱ローラ10に伝
達されるようになっている。
【0020】20は加圧ローラであり、この加圧ローラ
20は、金属製ロッド22と、その周囲に形成された耐
熱性を有する弾性被覆層21とにより構成され、その母
線方向が加熱ローラ10の母線方向と一致するように配
置されている。
【0021】加圧ローラ20の両端部は、軸受71,7
2を介して軸受板73,74に回転自在かつ昇降自在に
保持されている。軸受板73(74)は、ネジ75(7
6)によって保持枠1に固定されている。81および8
2は加圧板であり、加圧板81(82)は、ヒンジピン
Hによって軸受板73(74)に回転自在に保持されて
いる。83および84は引張りバネであり、引張りバネ
83(84)は、その上端が保持枠1に固定され、下端
が加圧板81(82)に固定されており、加圧板81
(82)に対して上方への引張り力を与えている。そし
て、引張りバネ83(84)による引張り力が与えられ
た加圧板81(82)には、ヒンジピンHを中心とする
回転力が生じて軸受71(72)を押し上げる。これに
より、加圧ローラ20が上昇して加熱ローラ10と対向
して圧接される。この状態において、駆動ギア61を介
して加熱ローラ10を回転させると、これに伴って加圧
ローラ20が回転する。
【0022】本発明の加熱定着装置は、加熱ローラの構
成に特徴を有するものである。図4は、加熱ローラ10
の具体的構成を示す一部破断正面図、図5は、図4にお
けるB−B矢視断面図、図6は、加熱ローラ10を構成
する発熱抵抗パターンの展開図である。
【0023】図4および図5に示すように、本発明の加
熱定着装置を構成する加熱ローラ10は、円筒状基材1
1と、この円筒状基材11の外表面上に形成された絶縁
膜12と、この絶縁膜12上に形成された発熱抵抗パタ
ーン13と、この発熱抵抗パターン13を被覆するよう
形成された保護膜14と、この保護膜14上に形成され
た離型層15と、発熱抵抗パターン13に電流を流すた
めの給電リング31,32とを備えてなる回転自在の棒
状発熱体よりなる。図4および図5において、131
は、発熱抵抗パターン13の一端部に設けられた終端電
極である。
【0024】加熱ローラ10を構成する円筒状基材11
は、マグネシウムおよびケイ素をそれぞれ微量に含むア
ルミニウム合金よりなり、外径20mm、肉厚1.5m
m、全長304mmの円筒状の部材である。円筒状基材
は、ローラ表面における温度ムラを防止する観点から熱
伝導率の大きい金属材料、特に、熱伝導率が100W/
(m・K)以上の金属材料よりなることが好ましく、具
体的にはアルミニウム合金よりなることが好ましい。ア
ルミニウム合金を円筒状基材として用いることにより、
加熱ローラの表面温度を更に均一なものとすることがで
きる。
【0025】円筒状基材11上に形成された絶縁膜12
はシリカ(SiO2 )より構成される。ここで、絶縁膜
12の膜厚は50〜100μmであることが好ましく、
本実施例では例えば80μmとされる。絶縁膜12の膜
厚を100μm以下と薄くすることにより、発熱抵抗パ
ターン13において発生したジュール熱が円筒状基材1
1に迅速に伝わるので予熱時間(発熱抵抗パターン13
への通電を開始してから加熱ローラ10の表面全域がム
ラなく所期の温度に達するまでの立ち上がり時間)を更
に短縮することができる。また、絶縁膜12による熱損
失が小さくなるので、加熱ローラ10の表面を定着可能
温度に昇温させるために要する消費電力を更に低くする
ことができる。
【0026】発熱抵抗パターン13は、幅2mm、厚さ
10μmの帯状体よりなり、電流を流すことによってジ
ュール熱を発生する抵抗発熱物質を有してなる。
【0027】本発明においては、発熱抵抗パターン13
を構成する抵抗発熱物質として、銀−パラジウム(Ag
−Pd)合金が用いられる。この銀−パラジウム合金は
抵抗温度係数が正であり、温度の上昇に伴ってその抵抗
率が増加するので、加熱ローラの過昇温(オーバーシュ
ート)を有効に防止することができる。また、発熱抵抗
パターンの抵抗率は、通電開始時(常温時)と安定動作
時とで大きく異なることがないので、発熱抵抗パターン
への通電開始時において、安定動作時における定常電流
に比べて過大な突入電流が流れることはない。かかる銀
−パラジウム合金の組成としては、「Ag:Pd(重量
比)」が90:10〜70:30であることが、発熱抵
抗パターン13と絶縁膜12との接合強度、電気抵抗値
の安定性および材料コストの観点から好ましい。
【0028】発熱抵抗パターンの厚さは、寿命信頼性
(耐久性)、定着性能およびパターン形成方法などを考
慮して選択され、具体的には5〜20μmの範囲とさ
れ、好ましくは10〜15μmの範囲とされる。発熱抵
抗パターンの厚さが5μm未満である場合には、通電時
においてパターン焼損などが生じ寿命信頼性が低下す
る。一方、発熱抵抗パターンの厚さが過大である場合に
は、加熱ローラの外表面が平滑性に劣るものとなって形
成される定着画像の品質が低下する。
【0029】発熱抵抗パターン13の形成方法としては
特に限定されるものではないが、5〜20μmの厚さの
パターンを容易に形成できることから、スクリーン印刷
法が好ましい。
【0030】本実施例の定着装置においては、加熱ロー
ラの両端側で多くのジュール熱が発生するよう発熱抵抗
パターンに配熱分布を持たせている。具体的には、図6
に示すように、ローラ軸方向の端部領域(D,E)にお
けるパターン密度を、中央領域(C)におけるパターン
密度に比べて大きくしている。このような配熱分布とす
ることにより、加熱ローラの端部から隣接部材へ熱が流
出することにより生じる加熱ローラの両端側での表面温
度の低下(表面温度の不均一化)が抑制され、加熱ロー
ラの軸方向における表面温度の均一化を図ることができ
る。
【0031】図6において、131および132は、発
熱抵抗パターン13の両端部に設けられた終端電極であ
り、終端電極131(132)を介して、発熱抵抗パタ
ーン13と、給電リング31(32)とが電気的に接続
される。同図において、終端電極131と終端電極13
2との間の距離Lは245mm、端部領域(D,E)の
長さdは30mmである。そして、中央領域(C)にお
ける単位面積あたりの発熱量をQ1 、端部領域(D,
E)における単位面積あたりの発熱量をQ2 とすると
き、「Q2 /Q1 」の値が1.2〜1.5であることが
好ましい。
【0032】保護膜14は、厚さ50μmのシリカ(S
iO2 )よりなる膜であり、発熱抵抗パターン13の劣
化防止、電気絶縁性の確保、記録材に付着した異物によ
る発熱抵抗パターン13の損傷防止などの観点から設け
られている。
【0033】保護膜は、絶縁膜12上に部分的に形成さ
れた発熱抵抗パターン13を被覆するものであるため、
保護膜の構成材料は、発熱抵抗パターン13との密着性
が高く、しかも、絶縁膜12に対しても十分な密着性を
有するものでなければならない。かかる観点から、保護
膜の構成材料としてはガラスまたはシリカ(SiO2
が好ましい。
【0034】一方、保護膜の厚さとしては、通常100
μm以下とされ、好ましくは50〜80μmとされる。
保護膜の厚さが100μmを超える場合には、発熱抵抗
パターン13で発生したジュール熱が加熱ローラ10の
外表面へ伝わりにくくなり定着性能に悪影響を及ぼすお
それがある。
【0035】離型層15は、加熱ローラ10の表面にお
ける離型性を向上させるために設けられたフッ素樹脂層
である。離型層15を設けることによって、定着動作時
におけるオフセット現象が発生しにくくなり、良好な定
着性能を得ることができる。
【0036】給電リング31および32は、それぞれ、
内径20.4mm、肉厚0.8mm、幅7mmの銅合金
よりなるリング状部材であり、給電リング31(32)
は、発熱抵抗パターン13の両端部に設けられた終端電
極131(132)と電気的導通を持つように接合・固
定されている。
【0037】給電リング31(32)と、終端電極13
1(132)とを接合するための接合剤としては、シリ
コーン樹脂(バインダ成分)中に銀(フィラー)が充填
含有されてなる導電性接着剤または固相線温度が300
℃以上である高温ハンダを用いることが好ましい。かか
る導電性接着剤および高温ハンダは、200℃以上の耐
熱性を有するものであり、定着動作時における加熱ロー
ラの表面温度(150〜200℃)においても十分な接
合力と導電性を維持することができる。
【0038】本実施例の定着装置においては、加熱ロー
ラ10の構成要素として給電リング31および32が設
けられているので、導電性摺動部材である給電ブラシ5
1(52)を給電リング31(32)に接触させること
によって給電することができ、これにより、加熱ローラ
10の回転時においても、当該加熱ローラ10の表面を
昇温させることができる。
【0039】本実施例の定着装置において、加熱ローラ
の表面温度を定着可能温度にまで昇温させるための予熱
操作としては、先ず、給電ブラシ51,52を介して給
電リング31と給電リング32との間に電圧を印加する
ことにより発熱抵抗パターン13に電流を流し、これに
より発生するジュール熱によって加熱ローラ10を昇温
させる。加熱ローラ10の表面温度は温度センサ110
によって検知され、加熱ローラ10が定着可能な温度に
達したところで温調制御される。
【0040】上記のようにして予熱操作が行われた後に
定着動作が開始される。図7は、図1に示す加熱定着装
置による定着動作を模式的に示す説明用側面図である。
同図において、Pは紙などの記録材であり、記録材P上
にはトナーTよりなるトナー像が形成されている。互い
の母線方向が一致するようにして圧接しながら回転して
いる加熱ローラ10と加圧ローラ20との間に、トナー
像の形成面が加熱ローラ10側になるようにして記録材
Pを通過させることにより、トナーTが加圧下で加熱さ
れてトナー像が記録材Pに定着される。
【0041】本実施例の定着装置によれば、円筒状基材
11より構成される加熱ローラ10が、発熱抵抗パター
ン13によって直接的に、すなわち、空気層などを介在
させることなく接触加熱されるため、熱伝導速度が大き
くて熱損失も極めて少ない。従って、加熱ローラ10の
外表面の昇温速度が大きく、従来の定着装置(ヒータラ
ンプによる間接加熱方式)に比べて予熱時間が短いもの
である。
【0042】また、発熱抵抗パターン13の安定動作時
における温度はせいぜい200℃程度であり、発熱抵抗
パターン13の抵抗率は、通電開始時(常温時)と安定
動作時とで大きく異なることがない。従って、発熱抵抗
パターンへの通電開始時において、突入電流が流れるこ
とはない。これにより、熱源への電力供給回路を構成す
る部品として、電流許容定格の小さな部品を使用するこ
とができ、しかも、突入電流を抑制するための特段の手
段を設ける必要がない。従って、電源の構造を含めて装
置の構成が簡単なものとなり、コストダウンを図ること
ができる。更に、銀−パラジウム合金を用いることによ
って、加熱ローラ10における過昇温を有効に防止する
ことができる。
【0043】また、本実施例の定着装置を構成する加熱
ローラは、その内部空間に熱源を配置する必要がないの
で、加熱ローラのローラ径を小さくすることができ、こ
れにより、装置の小型化・コンパクト化を図ることがで
きる。
【0044】更に、ヒータランプを保持する手段などを
設ける必要がないため、装置の構成要素や構成部材の数
を少なくすることができ、また、加熱ローラ内に熱源を
挿入・設置する工程が不要となる等、製造が容易なもの
となる。従って、製造コストを含めてコストの低減を図
ることができる。
【0045】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこれらによって限定されるものではなく、
種々の変更が可能である。例えば、発熱抵抗パターンの
パターン形状等は、目的とする加熱ローラの軸方向の配
熱分布に応じて任意に変えることができる。例えば、複
数本の帯状パターンから発熱抵抗パターンが構成されて
いてもよいし、パターン幅を変化させることによって発
熱量(単位面積あたりの発熱量)を調整してもよい。
【0046】また、定着装置の加熱ローラ10を構成す
る棒状発熱体は、発熱抵抗パターン13への通電を開始
してから表面全域がムラなく所期の温度に達するまでの
立ち上がり時間を短くすることができるとともに、表面
を昇温させるために必要な消費電力が低いものとなる、
という特性を有するので、加熱定着装置のヒートローラ
だけではなく、シート体表面被覆装置のヒートローラ、
その他各種加熱装置のヒータとしても好適に用いること
ができる。なお、上記の棒状発熱体を回転動作を伴わな
い用途に使用する場合においては、給電リングを必須の
構成要素とする必要はない。この場合には、発熱抵抗パ
ターンの終端電極と、リード線とをハンダ等によって直
接継電・固定すればよい。また、棒状発熱体を構成する
金属製基材は、中空の円筒状であってもよいし、中実の
円柱状であってもよい。
【0047】<実験例1>本実施例の定着装置および従
来の定着装置(アルミニウム製パイプの内部空間にハロ
ゲンランプを挿入配置して構成した加熱ローラを搭載し
た装置)の各々について、熱源への通電を開始した後に
おける加熱ローラの表面温度の経時的変化を測定した。
結果を図8に示す。なお、加熱ローラの外径、肉厚、全
長および初期入力電力は下記表1に示すとおりである。
【0048】
【表1】
【0049】図8に示すように、本実施例の定着装置に
おいて、熱源(発熱抵抗パターン)への通電を開始して
から加熱ローラの表面が定着可能温度(例えば180
℃)に達するまでの予熱時間は32秒間であった。一
方、従来の定着装置において、熱源(ハロゲンランプ)
への通電を開始してから加熱ローラの表面が定着可能温
度(180℃)に達するまでの予熱時間は47秒間であ
った。このように、本実施例の装置によれば、初期消費
電力が同一である従来装置において必要される予熱時間
の約70%の時間で、加熱ローラの表面温度を定着可能
温度にまで昇温させることができる。
【0050】<実験例2>実験例1で用いた本実施例の
定着装置および従来の定着装置の各々について、熱源の
通電開始時において流れる電流を測定した。結果を図9
および図10に示す。なお、熱源への印加電圧は、電圧
実効値100V、周波数60Hzの交流電圧とした。図
9および図10から理解されるように、熱源への通電を
開始してから約300msec後における電流値は、本
実施例の定着装置と従来の定着装置とでほぼ同じである
にも関わらず、従来の定着装置では通電開始直後に突入
電流の発生が認められる。これに対して本実施例の定着
装置においては突入電流の発生が認められなかった。
【0051】
【発明の効果】請求項1の加熱定着装置によれば、発熱
抵抗パターンによる消費電力が小さいにも関わらず、予
熱時間を短いものとすることができ、「予熱時間の短縮
化」と「装置の省電力化」を同時に満足することができ
る。また、熱源である発熱抵抗パターンへの通電開始時
において突入電流が流れることがなく、電源の構造を含
めて装置の構成が簡単なものとなり、コストダウンを図
ることができる。また、ヒータランプの挿入スペースを
考慮する必要がないため、加熱ローラのローラ径を小さ
くすることができ、これにより、装置の小型化・コンパ
クト化を図ることができる。さらに、装置の構成要素・
構成部材の数が少なく、構成が簡単で製造が容易であ
る。
【0052】請求項2の加熱定着装置によれば、加熱ロ
ーラの表面温度の均一化を図ることができる。
【0053】請求項3の加熱定着装置によれば、発熱抵
抗パターンの劣化防止、電気絶縁性の確保、記録材に付
着した異物による発熱抵抗パターンの損傷を防止するこ
とができる。
【0054】請求項4および請求項5の加熱定着装置に
よれば、定着動作時における温度条件下においても、給
電リングと発熱抵抗パターンの端部とを十分な接合力で
接合することができる。
【0055】請求項6の棒状発熱体によれば、通電を開
始してから表面全域がムラなく所期の温度に達するまで
の立ち上がり時間を短くすることができるとともに、発
熱体の表面を昇温させるために要する消費電力を低いも
のとすることができる。
【0056】請求項7の棒状発熱体によれば、加熱定着
装置のヒートローラやシート体表面被覆装置のヒートロ
ーラなど、回転動作を伴う棒状発熱体として好適に用い
ることができる。
【0057】請求項8の棒状発熱体によれば、発熱抵抗
パターンの劣化防止、電気絶縁性の確保、異物による発
熱抵抗パターンの損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱定着装置の一例を示す正面図であ
る。
【図2】本発明の加熱定着装置の一例を示す側面図であ
る。
【図3】図1におけるA−A矢視断面図である。
【図4】加熱ローラの具体的構成を示す一部破断正面図
である。
【図5】図4におけるB−B矢視断面図である。
【図6】加熱ローラを構成する発熱抵抗パターンの展開
図である。
【図7】図1に示す加熱定着装置による定着動作を模式
的に示す説明用側面図である。
【図8】実験例1の結果を示すグラフである。
【図9】実験例2の結果を示す波形図である。
【図10】実験例2の結果を示す波形図である。
【符号の説明】
1 保持枠 10 加熱ローラ 11 円筒状基材 12 絶縁膜 13 発熱抵抗パターン 14 保護膜 15 離型層 20 加圧ローラ 21 弾性被覆層 22 金属製ロッド 31,32 給電リング 41,42 耐熱軸受 51,52 給電ブラシ 53,54 ブラシホルダー 61 駆動ギア 71,72 軸受 73,74 軸受板 75,76 ネジ 81,82 加圧板 83,84 引張りバネ 90 温度感知リレー 91,92 端子体 101,104,105 リード線 102,103 接続端子 110 温度センサ 131,132 終端電極

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱ローラ(10) と、この加熱ローラ
    (10) に対向して圧接するよう配置された加圧ローラ
    (20) との間に、未定着トナーよりなるトナー像が形成
    された記録材を通過させることにより、前記未定着トナ
    ーを加圧下で加熱してトナー像を記録材に定着させるよ
    う構成された加熱定着装置であって、 前記加熱ローラ(10) は、円筒状基材(11) と、 この円筒状基材(11) の外表面上に形成された絶縁膜
    (12) と、 この絶縁膜(12) 上に形成された、銀−パラジウム合金
    を導電体とする厚さ5〜20μmの帯状体よりなる発熱
    抵抗パターン(13) と、 この発熱抵抗パターン(13) に電流を流すための給電リ
    ング(31,32)とを備えてなることを特徴とする加熱定着
    装置。
  2. 【請求項2】 加熱ローラ(10) を構成する円筒状基材
    (11) が、アルミニウム合金よりなることを特徴とする
    請求項1に記載の加熱定着装置。
  3. 【請求項3】 加熱ローラ(10) が、発熱抵抗パターン
    (13) を被覆するよう設けられた、ガラスまたはシリカ
    (SiO2 )よりなる厚さ100μm以下の保護膜(1
    4) を有していることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の加熱定着装置。
  4. 【請求項4】 加熱ローラ(10) を構成する給電リング
    (31,32)と、発熱抵抗パターン(13) の端部とが、シリ
    コーン樹脂中に銀が充填含有されてなる導電性接着剤に
    よって接続固定されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3の何れかに記載の加熱定着装置。
  5. 【請求項5】 加熱ローラ(10) を構成する給電リング
    (31,32)と、発熱抵抗パターン(13) の端部とが、固相
    線温度が300℃以上である高温ハンダによって接続固
    定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    何れかに記載の加熱定着装置。
  6. 【請求項6】 円筒状または円柱状の金属製基材と、 この金属製基材の外表面上に形成された厚さ50〜10
    0μmの絶縁膜と、 この絶縁膜上に形成された、銀−パラジウム合金を導電
    体とする厚さ5〜20μmの帯状体よりなる発熱抵抗パ
    ターンとを備えてなることを特徴とする棒状発熱体。
  7. 【請求項7】 発熱抵抗パターンに電流を流すための給
    電リングを備えてなることを特徴とする請求項6に記載
    の棒状発熱体。
  8. 【請求項8】 発熱抵抗パターンを被覆するよう設けら
    れた、ガラスまたはシリカ(SiO2 )よりなる厚さ1
    00μm以下の保護膜を有していることを特徴とする請
    求項6又は請求項7に記載の棒状発熱体。
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