JPH05105912A - 複合焼結部品の製造方法 - Google Patents
複合焼結部品の製造方法Info
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- JPH05105912A JPH05105912A JP26957091A JP26957091A JPH05105912A JP H05105912 A JPH05105912 A JP H05105912A JP 26957091 A JP26957091 A JP 26957091A JP 26957091 A JP26957091 A JP 26957091A JP H05105912 A JPH05105912 A JP H05105912A
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Abstract
業性を容易とするとともに、全長寸法の精度を良好に形
成することができる複合焼結品の製造方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 圧粉体製の軸部材2とこの軸部材2に嵌合さ
れる圧粉体製の外部材3とを、互いに嵌合状態で焼結し
て一体化する際に、軸部材2の軸面は嵌め合う先端側を
小径のテーパ面として形成するとともに、外部材3の軸
受面は嵌め合う入り口側を大径のテーパ面として形成
し、かつ各テーパ比は10/100〜60/100とす
る。
Description
つば部を有しこのつば部の外周がスプロレットやギャあ
るいはカム等とされるような形状の機械要素である焼結
部品を、複数の圧粉体を嵌合した状態で焼結して製造す
る複合焼結部品の製造方法に関するものである。
部4に複数のつば部5a,5bを有しこのつば部5a,
5bの外周がスプロレットやギャあるいはカム等とされ
るような形状の焼結部品は、一体形状に圧粉成形するこ
とが困難なため、筒状部4を同心円で内外に2分割して
圧粉体を金型から抜き出せる形状としてそれぞれを成形
し、それら各部分を焼結に先立って嵌合し、これを焼結
により生じる膨脹,収縮の差あるいは部材間の拡散など
を利用して一体化して作製する方法などが採用されてい
る。
度を向上する手段としては、例えば鉄系焼結合金を例に
すると、次のような手段が提案されている。
などに開示されているように、圧粉体の軸部材と外部材
との嵌め合い寸法を特定量の締まり嵌め状態にするもの
や、特公昭62−35442号公報に開示されているよ
うに、膨脹および収縮を利用するものとして軸部材に炭
素を添加するとともに炭素量を外部材より0.2%以上
多くするものや、特公昭63−15961号公報に開示
されているように、嵌合面の粗さによるものとして圧粉
体から両部材を形成する鉄粉の重量比50%以上を還元
鉄粉とするものなどが提案されている。
示されているように、拡散促進を利用するものでは銅粉
や黒鉛粉などからなる拡散促進元素を両部材に添加する
もの等があり、さらにろう材を用いるものとして成形体
の少なくとも一方に凹部を形成して、その凹部にろう材
圧粉体を充填し焼結するものが、特公昭57−4443
3号公報等に開示されている。
増大させるものとしては分割面の一方に凹部を、他方に
凹部と嵌合する凸部を形成しておき、焼結時の膨脹また
は収縮の差により結合力を得るものが、特公昭61−2
7441号公報等に開示されている。
うに圧粉体製の軸部材2と外部材3との嵌合は、締まり
嵌めまたは焼結による寸法変化量を考慮した上で両部材
2,3の寸法に設定されているので、圧入の初期および
圧入中に一方部材が傾いていると部材2,3に割れが生
じることになり、両部材2,3の軸芯を一致させて注意
深く圧入嵌合する必要がある。
向の圧粉体寸法のばらつきは、通常のプレスで圧粉する
と0.2mm程度はあるので、外部材3の端面を軸部材
2のつば部5bに突き当てて嵌合させた場合には、両部
材2,3により形成される部品の全長のばらつきは最大
0.4mm程度になる。
れたものであり、その目的とするところは、軸部材と外
部材との嵌め合い作業性を容易とするとともに、全長寸
法の精度を良好に形成することができる複合焼結品の製
造方法を提供することにある。
な目的を達成するために、圧粉体製の軸部材と、この軸
部材に嵌合される圧粉体製の外部材とを、互いに嵌合状
態で焼結して一体化する複合焼結体の製造方法におい
て、上記軸部材の軸面は嵌め合う先端側が小径のテーパ
面として形成されるとともに、上記外部材の軸受面は嵌
め合う入り口側が大径のテーパ面として形成され、かつ
各テーパ比は10/100〜60/100であることを
特徴とする。
径のテーパ面として形成され、上記外部材の軸受面は筒
状部端面側が大径のテーパ面として形成され、かつ各テ
ーパ比は10/100〜60/100であるとともに、
外部材は軸部材より小さいテーパ比に形成することを特
徴とする。
それぞれ段付き部を備えて2つのテーパ面を有するとと
もに、上記段付き部の軸芯に対する傾きは軸部材と外部
材とで異なって形成し、かつ両部材を嵌合して軸方向に
押圧することを特徴とする。また、軸部材と外部材の圧
粉体を嵌合した際に、互いに対向する軸部材のつば部と
外部材の端面との少なくともいずれか一方に、一定間隔
毎の環状にもしくは環状に連なる突起を設けて両部材を
形成し、かつ両部材を嵌合して軸方向に押圧することを
特徴とする。
1本以上の凸条を形成するとともに、この凸条は筒状部
端面側の幅が小さくかつ他端側幅が大きい台形状に形成
し、他方部材の円筒状嵌合面には上記凸条の幅方向で嵌
合し高さ方向で離隔する形状の凹条を上記凸条と対応す
る箇所に軸方向にそって形成するとともに、追加の凹条
を円周上に等間隔に形成することを特徴とする。
か、拡散促進する等の手段は従来通り用いられる。
る場合は、圧入したときに段付き部のいずれかの部分が
相手部材の段付き部に当接されるように、両部材の段付
き部面の傾きは異なって形成される。
て嵌合する場合は、1カ所でもよいが円周に均等間隔で
2〜4本設けるのが好ましい。
焼結により凸条の頂部が凹条の底面に圧接されないよう
に設定され、数μm〜500μm程度であればよい。
る。これは嵌合する円筒部はさほど厚くないため、凸条
の高さを余り高くすることは凹条の円筒部肉厚を薄くす
ることになるためである。
が、2つのつば部の歯数が奇数と偶数であるとか決めら
れた位相があるような場合には、1つの幅を広く形成し
ておくと組付け時の位相合わせに便利である。
で凹条は広くまた凸条は狭いテーパ状に形成される。
部材の円筒面と離隔するだけの深さ(隙間)を備えてい
ればよく、他方部材が軸側の場合は平面に形成すること
ができる。この場合の凹条は嵌合しないので幅をテーパ
状にする必要は必ずしもない。 テーパ比を10/10
0より小さくすると、圧粉体成形の際に金型のテーパ部
に形成されるノッチ内に粉末を噛み込んで型作動を阻害
し、型摩耗が生じるので好ましくない。
と、嵌合して焼結している最中に軸部材と外部材が軸方
向に離隔する方向へ移動し、軸方向寸法精度および接合
が不十分になり易く好ましくない。
によりテーパ比はあまり大きくできない。したがって、
テーパ比は両部材が嵌合される筒状部の厚さにもよる
が、好ましくは15/100〜20/100(頂角の角
度約8〜12度)である。
軸部材と、筒状部の一端につば部を有する圧粉体製の外
部材である場合において、両部材を嵌合して焼結する
と、外部材のつば部近傍に比べて円筒部の接合力が低く
なる傾向が認められる。
いため、圧粉体嵌合および焼結中の握り力が緩和される
ためと考察される。そこで、軸部材圧粉体の軸面は筒状
部端面側が小径のテーパ面とし、外部材圧粉体の軸受面
は筒状部端面側が大径のテーパ面とし、各テーパ比を上
述したと同様に10/100〜60/100とするとと
もに、外部材を軸部材より小さいテーパ比に形成する
と、圧粉体の両部材を嵌合したときに、外部材の接合力
を向上することができる。
段付き部の軸線に対する傾きを軸部材と外部材とで異な
って形成し、それを嵌合した状態で軸方向に押圧する
と、一方部材の段付き部根元または角部分が他方の段付
き部面に当接した後、根元または角部分が弱い圧力で変
形または崩壊するので、組立全長寸法になるまで押圧す
れば、部材に割れを生じることなく目的寸法を確保でき
る。
れか一方に突起部を設け、嵌合した状態で軸方向に押圧
した場合も、突起部は弱い圧力で変形または崩壊するの
で、組立全長寸法になるまで押圧すれば、部材に割れを
生じることなく目的寸法を確保することができる。
の底との間の隙間、およびその他の凹条と一方の部材の
円筒状面との間に形成される隙間を設け、その配置を嵌
合面の円周にほぼ均等距離に形成することにより、近傍
の両部材の歪み変形を吸収し、部品の真円度をれ良好に
するとともに、焼き入れを施すものにあっては、隙間よ
り焼き入れ応力の集中が緩和されて部材に焼き割れを生
じ難くする効果がある。 これらは外部材が1個に限ら
ず、2個以上ある場合も同様である。
材の嵌合面をテーパ面として複合焼結部品を作製するの
で、嵌め合せの入口では両部材間に隙間を有することと
なり互いの挿入が容易になる。
が小径のテーパ面とされ、外部材圧粉体の軸受面は筒状
部端面側が大径のテーパ面とされるとともに、外部材を
軸部材より小さいテーパ比に形成するので、圧粉体の両
部材を嵌合したときに外部材の接合力を向上することが
できる。
し、その段付き部の軸線に対する傾きを軸部材と外部材
とで異なって形成し、それを嵌合した状態で軸方向に押
圧するので、組立全長寸法になるまで押圧すれば、部材
に割れを生じることなく目的寸法を確保できる。
もいずれか一方に突起を設けた成形体を嵌合した状態で
軸方向に押圧した場合には、組立全長寸法になるまで押
圧すれば、部材に割れを生じることなく目的寸法を確保
することができる。
凹条の底との間の隙間、およびその他の凹条と一方の部
材の円筒面との間に形成される隙間を設け、その配置を
嵌合面の円周にほぼ均等距離に形成することにより、焼
き入れを施すものにあっては、隙間より焼き入れ応力の
集中が緩和されて部材に焼き割れを生じ難くする。
細に説明する。
て説明する。
を有する焼結部品が試料である。
銅粉と黒鉛粉を添加した混合粉とする成形体で、軸部材
2の方が外部材3よりも黒鉛量を0.3%および銅量を
2%多くしてあるが、両部材2,3とも密度は6.7g
/cm3 である。
て示してあるが、この両部材2,3のテーパ比は15/
100とされている。
際には、軸部材2のつば部5b面に外部材3の筒状部4
の端面が当接する僅か上に、締まり嵌めになるようにテ
ーパ面10,11部の寸法は調整されている。このよう
に構成すると、両部材2,3の組み付けの最初の嵌合を
容易にすることができ、また嵌合時にはテーパ面10,
11に倣って嵌合していくので精度よく組み立てること
が可能になる。
き出し後の状態を模式的に表わした断面図である。
ンチ22,コア23の順に嵌合しており、外下パンチ2
1にテーパ部21aが形成されている。そして、まず内
下パンチ22が相対的に上昇して外部材3となる圧粉3
´を抜き出すのであるが、外下パンチ21と内下パンチ
22の間に図示したようにノッチ25が形成される。こ
のノッチ25内には粉末が入り、外下パンチ21に対し
て内下パンチ22が相対的に下降するとノッチ25の狭
い部分に粉末を噛み込み、成形を続けるにつれ金型の作
動が悪くなるとともに摩耗が著しくなる。この現象はテ
ーパ比が10/100より小さい場合に顕著となる。
状態を図示したものであり、図3(b)は焼結中におけ
る圧粉体2´,3´の嵌合状態を示したものである。
焼結する際に、両圧粉体2´,3´の締まり嵌めを強く
するため、軸部材2となる圧粉体2´の膨脹および外部
材3となる圧粉体3´の収縮を行うと、図3(b)に示
すように、両圧粉体2´,3´は互いの嵌合面で軸方向
に滑り抜け出る現象が認められる。これはテーパ比が6
0/100より大きいと顕著である。
るスプロレットを内外に2つの部材として分割しテーパ
状に嵌合した実施例を示すもので、図中実線で示したも
のが軸部材2であり、また点線で示したものが外部材3
である。
より僅かに小さく設定している。
で押圧すると、外部材3の筒状部4はしまりばめが大き
くなる。
定した場合には、外部材3の筒状部4は肉薄なので圧入
したときに外側に逃げ易く、接触面積の割りには両部材
2,3の接合力が高くならないが、このように構成する
と接合力の平均値が高くなりばらつきも小さくなる。
テーパ面10a,10b,11a,11bを設け、かつ
段付き部12を備えたものである。
図5(b)のように、軸部材2の側は軸線に対して直角
方向の段付き部面12bを形成し、外部材3の段付き部
12aの側は傾き45度の段付き部面12aとて形成さ
れており、互いに嵌合して軸方向に押圧すると当接部1
7が僅かの圧力で変形または崩壊し、組立寸法になるま
で押圧すれば目的寸法が確保される。
例を示すものであり、嵌合面のテーパ面10,11の形
成は上記した実施例と同様であるが、加圧方向の両部材
2,3の対向面に突起部14,15を設けた点が異な
る。
突起部14が押圧すると、僅かの圧力で変形または崩壊
し組立寸法になるまで押圧すれば、両部材2,3に割れ
を生じることなく目的の寸法が確保される。
凸条6および隙間8bを形成するための凹条7bを形成
した実施例を示すものである。
嵌合面は、上記した実施例と同様にテーパ面10,11
を形成してある。
うに、軸部材2には凹条7a,7bをまた外部材3には
凸条6を形成してあり、凹条7aと凸条6の組み付けの
詳細は図9のように行われ、凸条6の高さは1.5mm
で凹条部7底との隙間は0.3mmである。
幅を広くしてあり、両部材2,3の位相を決定できるよ
うにしてある。また、凹条7aと凸条6の係合部9の隙
間は5μmである。
嵌合面がテーパ状に形成されており、すきまばめで嵌合
されるように寸法設定されている。
の隙間も0.3mmである。
条6がテーパ状であるため嵌め合いが容易にできるよう
になる。
すように組み付けたものについて、部材2,3間に回転
トルクを与えたときの接合部破壊荷重を測定し、測定値
の母集団の最小値で比較すると、図7のものは凹条7a
および凸条6が係合しているので、図1のものよりも耐
接合部破壊荷重は約4倍高くなる。
したものと、図7のうち隙間7a,7bを設けない試料
について、つば部5a,5bに高周波焼き入れを施すと
焼き割れは前者では認められないが、後者では5%程度
発生し、また真円度の最大値は前者より後者のものは3
0%程度大きくなり、さらに隙間7a,7bは焼き入れ
歪みを緩和する効果が認められる。
して2個の場合の実施例である。
が面一で形成されているもので、軸部材2と外部材3の
嵌合はしまりばめになるように寸法を設定してある。
15を形成することができる。
5と同様にテーパ面10,11に段付き部12を備えた
例を示している。
厚くする必要があり、部品が重くなる欠点があるため、
外部材3a,3bはつば部だけの形状とするのが好まし
い。
部材2と外部材3の2つの部材の嵌合面をテーパ面1
0,11として複合焼結部品を作製するので、嵌め合せ
の入口では両部材2,3間に隙間を有することとなり互
いの挿入が容易になる。
面側が小径のテーパ面とされ、外部材圧粉体3´の軸受
面は筒状部端面側が大径のテーパ面とされ、各テーパ比
を10/100〜60/100とするとともに、外部材
3を軸部材2より小さいテーパ比に形成するので、両圧
粉体2´,3´を嵌合したときに外部材3の接合力を向
上することができる。
2で2段に形成しその段付き部12の軸線に対する傾き
を軸部材2と外部材3とで異なって形成し、それを嵌合
した状態で軸方向に押圧するので、一方部材の段部根元
または角部分が他方の段付き部面12aに当接した後、
根元または角部分が弱い圧力で変形または崩壊され、組
立全長寸法になるまで押圧すれば、部材2,3に割れを
生じることなく目的寸法を確保できる。
起部14,15を設けて軸方向に押圧した場合には、突
起部14,15は弱い圧力で変形または崩壊するので、
組立全長寸法になるまで押圧すれば、部材2,3に割れ
を生じることなく目的寸法を確保することができる。
合う凹条7aの底面間の隙間8a、およびその他の凹条
7bと一方部材の円筒面との間に形成される隙間8bを
設け、その配置を嵌合面の円周にほぼ均等距離に形成す
ることにより、近傍の両部材2,3の歪み変形を吸収
し、部品の真円度をれ良好にするとともに、焼き入れを
施すものにあっては、隙間8a,8bより焼き入れ応力
の集中が緩和されて部材2,3に焼き割れを生じ難くす
る。
方向をテーパ状に形成すると、嵌め合せの入り口では両
者間に隙間があるので挿入が容易になる。
法は、複合焼結部品の作製に際し軸部材と外部材は嵌合
面がテーパ状に形成されているため、組立作業を能率よ
く行うことができる。
しあるいは端面対向部には突起部が設けられるので、組
み付け全長寸法精度が良好になる。
条と凸条が設けられているので、互いの係合部において
歪み応力の逃げ隙間を設けることとなり、複合焼結にあ
たり機械的強度が高く寸法精度も良好で、しかも焼き割
れを発生しにくいものとなる。 よって、この発明に係
る製造方法は、例えば自動車等に用いられるダブル・フ
ランジド・スプロケットのような機械要素の製造に適用
すれば、高品質な部品が得られるとともに、その他同類
形状の各種焼結部品にも利用を拡大することができる。
図。
を模式的に示す断面図。
面図。
図。
用断面図。
断面図。
断面図。
用断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 圧粉体製の軸部材と、この軸部材に嵌合
される圧粉体製の外部材とを、互いに嵌合状態で焼結し
て一体化する複合焼結体の製造方法において、 上記軸
部材の軸面は嵌め合う先端側が小径のテーパ面として形
成されるとともに、上記外部材の軸受面は嵌め合う入り
口側が大径のテーパ面として形成され、かつ各テーパ比
は10/100〜60/100であることを特徴とする
複合焼結部品の製造方法。 - 【請求項2】 円筒部の一端につば部を有する圧粉体製
の軸部材と、円筒部の一端につば部を有する圧粉体製の
外部材とを、互いに嵌合状態で焼結して一体化する複合
焼結体の製造方法において、 上記軸部材の軸面は筒状部の端面側が小径のテーパ面と
して形成され、上記外部材の軸受面は筒状部端面側が大
径のテーパ面として形成され、かつ各テーパ比は10/
100〜60/100であるとともに、外部材は軸部材
より小さいテーパ比に形成することを特徴とする複合焼
結部品の製造方法。 - 【請求項3】 軸部材および外部材のテーパ面はそれぞ
れ段付き部を備えて2つのテーパ面として形成されると
ともに、上記段付き部の軸芯に対する傾きは軸部材と外
部材とで異なって形成し、かつ両部材を嵌合して軸方向
に押圧することを特徴とする請求項2記載の複合焼結部
品の製造方法。 - 【請求項4】 軸部材と外部材を嵌合した際に、互いに
対向する軸部材のつば部と外部材の端面との少なくとも
いずれか一方に、一定間隔毎の環状にもしくは環状に連
なる突起を設けて両部材を形成し、かつ両部材を嵌合し
て軸方向に押圧することを特徴とする請求項2または3
記載の複合焼結部品の製造方法。 - 【請求項5】 一方部材の嵌合面の軸方向に沿って1本
以上の凸条を形成するとともに、この凸条は筒状部端面
側の幅が小さくかつ他端側幅が大きい台形状に形成し、
他方部材の円筒状嵌合面には上記凸条の幅方向で嵌合し
高さ方向で離隔する形状の凹条を上記凸条と対応する箇
所に軸方向に沿って形成するとともに、追加の凹条を円
周上に等間隔に形成することを特徴とする請求項2,3
または4記載の複合焼結部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26957091A JP3212111B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 複合焼結部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26957091A JP3212111B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 複合焼結部品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05105912A true JPH05105912A (ja) | 1993-04-27 |
JP3212111B2 JP3212111B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=17474207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26957091A Expired - Fee Related JP3212111B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 複合焼結部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3212111B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014020381A (ja) * | 2012-07-12 | 2014-02-03 | Kubota Corp | 焼結金属伝動輪 |
JP2021155830A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | セイコーエプソン株式会社 | 金属複合焼結体の製造方法 |
-
1991
- 1991-10-17 JP JP26957091A patent/JP3212111B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014020381A (ja) * | 2012-07-12 | 2014-02-03 | Kubota Corp | 焼結金属伝動輪 |
JP2021155830A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | セイコーエプソン株式会社 | 金属複合焼結体の製造方法 |
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JP3212111B2 (ja) | 2001-09-25 |
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