JP3178682B2 - 複合焼結部品の製造方法 - Google Patents

複合焼結部品の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軸方向に形成された
複数のつば部外周がスプロケットやギャあるいはカム等
とされる複合焼結部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図1に示すように、軸方向
に形成された複数のつば部5a,5b外周がスプロケッ
トやギャあるいはカム等とされるような形状の焼結部品
は、一体形状に圧粉成形することが困難なため、筒状部
4を同心円で内外に2分割して圧粉体を金型から抜き出
せる形状としてそれぞれを成形し、それら各部分を焼結
に先立って嵌合し、これを焼結により生じる膨脹,収縮
の差あるいは部材2,3間の拡散などを利用して一体化
して作製する方法などが採用されている。
【0003】そして、このような焼結複合部品の接合強
度を向上する手段としては、例えば鉄系焼結合金を例に
すると、次のような手段が提案されている。
【0004】すなわち、特公昭62−57682号公報
などに開示されているように、圧粉体の軸部材と外部材
との嵌め合い寸法差を特定量の締まり嵌め状態にするも
のや、特公昭62−35442号公報に開示されている
ように、膨脹および収縮を利用するものとして軸部材に
炭素を添加するとともに炭素量を外部材より0.2%以
上多くするものや、特公昭63−15961号公報に開
示されているように、嵌合面の粗さによるものとして圧
粉体である両部材を形成する鉄粉の重量比50%以上を
還元鉄粉とするものなどが提案されている。
【0005】また、特開昭64−11913号公報に開
示されているように、拡散促進を利用するものとして銅
粉や黒鉛粉などからなる拡散促進元素を両部材に添加す
るもの等があり、さらに嵌合接触面積を増加させて結合
力を増大させるものとしては、特公昭61−27441
号公報や特開平1−156406号公報に開示されてい
るように、分割面の一方に凹部をまた他方に上記の凹部
と嵌合する凸部を形成しておき焼結時の膨脹または収縮
の差により結合力を得るもの等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに筒状部4の軸方向につば状のスプロケットやギャア
等を備える複合焼結部品は、使用中に回転方向へ力が掛
かり分割面に剪断応力が掛かるので、これに耐え得る接
合強度が必要である。
【0007】この場合、圧入代や膨脹あるいは収縮の差
および元素の拡散促進などを組み合わせることが有効で
あるが、信頼性をより高めるためには、さらに凹部と凸
部を設けて互いに嵌合させ接合面積を増加するという上
述した手段が有効な手段であると考えられる。
【0008】しかしながら、この種の形状の複合焼結部
品は、焼結素材を同心円で内外に分割しその分割面に凹
部と凸部を設けて嵌合する方法を適用すると、焼結過程
の膨脹および収縮の不均質によると考えられる真円度の
悪化が認められる。
【0009】この場合でも、単なる焼結体の場合はサイ
ジング等により矯正可能ではあるが、スプロケットやギ
ヤ等を有するような場合には歯部に高周波焼き入れなど
の熱処理を施すことが多く、熱処理歪みによる真円度の
悪化は手直しを必要とし製品歩留まり低下などの事態を
招くことになる。
【0010】また、熱処理により外部材の凹凸嵌合部付
近の歯底に割れを生じ易いという問題がある。
【0011】この発明は、このような事情に鑑みて成さ
れたものであり、その目的とするところは、つば部間の
回転トルクに耐えるとともに熱処理等の歪みの影響を受
けにくい複合焼結部品の製造方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な目的を達成するために、つば部を有する圧粉体製の軸
部材と、つば部を有する圧粉体製の外部材とを、互いの
つば部が対向するように嵌合するとともに両部材を嵌合
状態で焼結して一体化する複合焼結体の製造方法におい
て、上記軸部材または外部材のいずれか一方部材の嵌合
面の軸方向に沿って1本以上の凸条を形成し、かつ他方
部材の嵌合面には上記凸条と対応する位置に上記凸条
幅方向において嵌合するとともにその高さ方向は凸条と
離隔するように形成された凹条および追加の凹条とを円
周上に等間隔となるように形成し、これら両部材を嵌合
した状態で焼結して互いの嵌合面を接合するとともに、
追加の凹条部は隙間となすことを特徴とする。
【0013】
【0014】この場合、隙間は追加の凹条部分だけとす
ることができる。また、軸部材および外部材の膨脹また
は収縮を利用するとか、拡散促進およびろう付けを付加
する等の手段は従来通り用いられる。
【0015】一方部材に形成される凸条は1カ所でもよ
いが円周に均等間隔で2〜4本設けるのが好ましく、ま
た凸条と凹条は接合面として形成してもよいが凸条の高
さと凹条の深さの差(隙間)を設ける場合は、焼結によ
り凸条の頂が凹条の底に圧接されないように設定される
ことが好ましく、両者の差は数μm〜500μm程度で
あればよい。
【0016】また、凸条の高さは約1mm程度あれば十
分であり、これは嵌合する筒状部はさほど厚くないの
で、凸条の高さを余り高くすることは凹条の筒状部肉厚
を薄くすることになるためである。
【0017】複数の凸条の幅は均等に形成してもよい
が、2つのつば部の歯数が奇数と偶数であるとか決めら
れた位相があるような場合には、1つの幅を広く形成し
ておくと組付け時の位相合わせに便利である。
【0018】凸条と噛合わない他方部材の凹条は、一方
部材の円筒面と離隔するだけの深さ(隙間)を備えてい
ればよく、他方部材が軸側の場合は平面に形成すること
ができる。
【0019】また、それぞれつば部を有する筒状の軸部
材と外部材を嵌合したときに対向する軸部材のつば部と
外部材の端面との少なくともいずれか一方に、一定間隔
毎で環状にもしくは環状に連らなる突起部を設けておく
と圧入嵌合するときに突起部が弱い圧力で変形または崩
壊するので、組立寸法が確保されるまで押圧すれば長さ
方向の目的寸法を精度よく確保することができる。
【0020】つば部を有する軸部材とつば部だけの外部
材を組み合わせる場合は、外部材に凸条を設け、それと
係合する軸部材の凹条は外部材の軸方向固定位置に足り
るだけの長さに設定することにより、外部材の凸条端面
を軸部材の凹条端面に当接させてつば部間寸法を決定す
ることができる。
【0021】これらは、軸部材が1個で外部材が2個以
上ある場合、また軸部材を両端に形成して外部材でこれ
らを連結する場合も同様である。
【0022】
【作用】この発明によれば、軸部材または外部材のいず
れか一方部材の嵌合面の軸方向に沿って1本以上の凸条
を形成し、かつ他方部材の嵌合面には凸条と対応する位
置に凸条と幅方向において嵌合するとともにその高さ方
向は凸条と離隔するように形成された凹条および追加の
凹条とを円周上に等間隔となるように形成し、これら両
部材を嵌合した状態で焼結して互いの嵌合面を接合する
とともに、追加の凹条部は隙間となすものであるから、
量産性よく複合焼結部品を作製することができる。
【0023】また、作製された複合焼結部品における一
方部材の凸条が他方部材の凹条と全面接合され、または
凸条および凹条の側壁が係合されてキーの役割りを果た
し、回転方向の応力の一部を受けるので、円筒状接合面
の結合力が不十分でも使用中に高い回転トルクを与えら
れ、しかも両部材の組合わせ位相を容易に決定させられ
る。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0025】図1に示すような両端につば部5a,5b
を有する焼結部品が試料である。
【0026】主な寸法は、筒状部4の内径が32mm、
外径が44mm、肉厚は夫々6mm、全長は24mmで
ある。
【0027】つば部5a,5bはスプロケットとして形
成され、軸部材2側は歯先円径112mmで歯数36
個、外部材3側は歯先円径79mmで歯数25個であ
る。
【0028】図1のA−A線断面を示す図2のように、
軸部材2に凹条7a,7bを、また外部材3には凸条6
を形成する。凹条7aと凸条6との組み付けの詳細は図
3に示すように行われ、凸条6の高さは1.5mmで凹
条7aの底面との隙間8aは0.3mmである。
【0029】また、凸条6は2つのうち一方(図中の上
側)の幅を広くしてあり、両部材2,3の位相を容易に
決定できるようにしてある。
【0030】なお、凹条7aと凸条6の係合部9(図3
参照)の隙間は5μmとした。凸条6と噛合わない2つ
の凹条7bの隙間も0.3mmである。軸部材2の外径
寸法と外部材3の内径寸法は同一で、接合面10を形成
するようにしてある。
【0031】軸部材2と外部材3とは、その材料を鉄粉
に銅粉と黒鉛粉を添加した混合粉とする成形体で、軸部
材2の方が外部材3よりも黒鉛量を0.3%および銅量
を2%多くしてあるが、両部材2,3とも密度は6.7
g/cm3である。
【0032】また、軸部材2と外部材3を嵌合した際に
対向する軸部材2のつば部5bと外部材3の端面とに
は、図5のように環状に連なった突起部20,21を設
けてあり、軸方向に押圧したときに僅かの圧力で変形し
て組み付け全長寸法が調整できるようになっている。
【0033】比較試料は上記の試料(図4(a)参照)
と概略同じであるが、異なる点は、2つの凸条6の高さ
を高く形成して隙間8aが無くまた凸条6と噛み合わな
い2つの凹条7bが無い比較試料1(図4(b)参照)
と、凹条7a,7bも凸条6も無い比較試料2(図4
(c)参照)とである。
【0034】各試料は軸部材2と外部材3を圧入して一
体とし、温度1130℃,還元性ガス雰囲気中で焼結さ
れる。
【0035】また、内径にマンドレルを圧入して寸法矯
正した後、スプロケットを有するつば部5a,5bは高
周波加熱して焼き入れられる。
【0036】表1は焼結体および熱処理品の内径真円
度、焼き割れの有無、および熱処理品の破壊荷重を測定
した結果を示したものである。
【0037】この場合、真円度は50個ずつ測定した最
大値および最少値で示してある。また、焼き割れの有無
は各100個を観察して割れを認めた個数を示してい
る。
【0038】さらに、破壊荷重は熱処理品の内径に軸棒
を挿入するとともに軸部材2のつば部5bを固定し、外
部材3のつば部5aに回転トルクを加えたときの破壊荷
重を30個ずつ測定した最大値と最少値で示している。
【0039】
【表1】
【0040】同表からも明らかなように、凹条7a,7
bも凸条6も無い比較試料2は、真円度は良い結果を示
しているが、破壊荷重の低いものが発生している。
【0041】比較試料1は、凹条7aと凸条6の嵌合に
よる接触面積増加と凸条6の係合により破壊荷重は高い
水準にあるが真円度が悪く、また焼き割れが認められ
る。
【0042】一方、この発明に係る方法で作製された試
料は、真円度は比較試料2に及ばないが破壊荷重が高く
複合焼結部品として良好であることが判る。
【0043】次に、図6に示すものは、つば部が5a,
5b,5cとして3個ある歯車の場合の断面図である。
このような形状のものに、この発明を適用した場合の実
施例を図7〜8に示す。
【0044】この実施例によれば、軸部材2に凹条7を
4個形成してあり、また、つば部5a,5cを有する円
筒状の外部材は3b,3bの2個として形成されてお
り、それぞれ内径部に凸条6が2個ずつ形成されてい
る。
【0045】また、軸部材2のつば部5bの面および外
部材3bのつば部5cの面には環状の突起部20が設け
られている。
【0046】このような各部材2,3b,3bを、図7
に示すように両外部材3b,3bの凸条6を直交して軸
部材2に嵌合すると、図8に示すように軸部材2と両外
部材3b,3bは2個の凸条6が隙間8aを形成して凹
条7と係合し、残り2個の凹条7は隙間8bを形成す
る。
【0047】次に、図9および図10はさらに他の実施
例を示している。
【0048】すなわち、図9は外部材3b,3cはつば
部だけの形状とした場合で、この外部材3b,3cの内
径部に凸条6がそれぞれ2個ずつ形成されている。
【0049】一方、軸部材2は外部材3bの凸条6に対
応する凹条7が軸方向の途中まで形成されているととも
に、この凹条7と直交して外部材3cの凸条6に対応す
る凹条7a´が外部材3cの厚みを収納するのに必要な
軸方向距離だけ形成され、かつ凹条7a´より幅が狭い
凹条7b´を上記凹条7と同じ長さまで延長してある。
【0050】なお、それぞれの凸条6と凹条7,7a´
とは接合面になるように寸法を調整してある。
【0051】したがって、軸部材2に外部材3bおよび
3cを順に接着すると、外部材3bの凸条6の端面は軸
部材2の凹条7の端面に当接し軸方向の位置が決定され
る。
【0052】外部材3cも同様に凸条6の端面が凹条7
a´と7b´との段部端面に当接し、軸方向の位置が決
定される。
【0053】その他の構成は上記した実施例と同様であ
り、隙間8aは外部材3bでは凹条7により、また外部
材3cでは凹条7a´により形成される。
【0054】一方、図10は筒状部の一端にそれぞれつ
ば部5a,5bを有する2個の軸部材2a,2bと、こ
れらを連結するための筒状部の中間につば部5cを有す
る外部材3から構成される実施例を示している。
【0055】各軸部材2a,2bの嵌合面には凸条6が
2個形成されており、外部材3の内径部には上記凸条6
と係合し隙間8aを形成する凹条7a、および直交して
隙間8bを形成する凹条7bを設けてある。
【0056】また、外部材3の筒状部における端面外周
には軸方向の位置調整が容易にできるように突起部21
を設けてあり、その他の構成および手順は上記した実施
例と同様である。
【0057】このように、この発明による複合焼結部品
は、一方部材の凸条6は他方部材の凹条7,7a等と全
面接合または凸条6と凹条7,7a等の側壁が係合し
て、キーの役割を果して回転方向の応力の一部を受ける
から、円筒接合面の結合力が不十分でも使用中に高い回
転トルクを与えることができる。また、両部材の組合わ
せ位相を容易に決定することができる。
【0058】その他の凹条7bと一方部材の円筒面間に
形成される隙間8b、および一方部材の凸条6の頂部と
凸条6と噛み合う凹条7,7aの底面間の隙間8aは、
嵌合面の円周にほぼ均等距離に形成され、近傍の両部材
の歪み変形を吸収し、部品の真円度を良好にするととも
に焼き入れ応力の集中を緩和して部材に焼き割れを生じ
難くする。
【0059】さらに、隙間8a,8bは焼結過程で部材
中の成形潤滑剤の溶融液または気散の通路になり、脱ワ
ックスを良好にする。したがって、一層の接合強度を必
要とする場合には、ろう材9をこの隙間8a,8bに流
入させるようにすれば、軸方向を満遍なくろう付けする
ことができ、また接合部品の側端面を摺動面として用い
る場合には、上記の隙間8a,8bは潤滑油などの流路
となり、摺動面の潤滑性を向上させることとなる。な
お、この潤滑性を図11により具体的に説明する。
【0060】同図は、この発明により作製された複合焼
結部品であるダブル・フランジド・スプロケット30を
自動車エンジンのカムシャフト31に取付けた状態を示
すもので、カムシャフト31はツインの場合で、例えば
大きいスプロケット30aはクランク軸スプロケットの
回転をチエンで伝達してカムシャフト31を回転し、小
さいスプロケット30bは図示しないが他方のカムシャ
フトのスプロケットを回転する。31aはカムであり、
32はボルトである。
【0061】そして、カムシャフト部分と同様にチエン
スプロケット部分にも従来から給油手段を備えてあり潤
滑しているのであるが、この発明に係るダブルフランジ
スプロケット30の場合には、隙間8aまたは8bが設
けられているので、一方のスプロケット側に給油するだ
けで他方のスプロケット側にも隙間を経由して給油する
ことができるとともに、このようにして給油系を簡略化
することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る製
造方法は、複合焼結部品の作製に際し通常の焼結部品と
同様に量産性を有しており、しかも接合面の機械的強度
が高く回転トルクに対する耐久性を有するとともに、寸
法精度も良好で、熱処理するものにあっては焼き割れを
発生しにくくすることができるので、例えば自動車等に
用いられるダブル・フランジド・スプロケット等のよう
な機械要素の製造に適用すれば、潤滑性に優れ高品質な
部品を得ることができ、この種の形状の各種焼結部品に
利用を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の対象となる焼結部品の説明用断面
図。
【図2】図1中のA−A線断面図。
【図3】図2中の凸条係合部の詳細を説明する要部拡大
断面図。
【図4】この発明に係る試料と比較試料との接合構造を
対比した断面図。
【図5】軸部材と外部材との端面係合部を示す要部拡大
断面図。
【図6】3個のつば部を有する焼結部品の説明用断面
図。
【図7】図6に示した焼結部品における各部材の分解斜
視図。
【図8】図6に示した焼結部品の接合構造を説明する断
面図。
【図9】3個のつば部を有する焼結部品の他の実施例を
示す分解斜視図。
【図10】2個の軸部材と1個の外部材からなる焼結部
品の実施例を示す分解斜視図。
【図11】この発明により作製された複合焼結部品であ
るダブル・フランジド・スプロケットの一例を示す説明
図。
【符号の説明】
2 軸部材 3 外部材 5a,5b,5c つば部 6 凸条 7a,7b 凹条 8a,8b 隙間 20 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 太郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 岸 雄治 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 今里 博正 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−33302(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22F 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 つば部を有する圧粉体製の軸部材と、つ
    ば部を有する圧粉体製の外部材とを、互いのつば部が対
    向するように嵌合するとともに両部材を嵌合状態で焼結
    して一体化する複合焼結体の製造方法において、 上記軸部材または外部材のいずれか一方部材の嵌合面の
    軸方向に沿って1本以上の凸条を形成し、かつ他方部材
    の嵌合面には上記凸条と対応する位置に上記凸条と幅方
    向において嵌合するとともにその高さ方向は凸条と離隔
    するように形成された凹条および追加の凹条とを円周上
    に等間隔となるように形成し、これら両部材を嵌合した
    状態で焼結して互いの嵌合面を接合するとともに、追加
    の凹条部は隙間となすことを特徴とする複合焼結部品の
    製造方法。
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