JPH05105177A - 電動二輪車の動力ユニツト - Google Patents

電動二輪車の動力ユニツト

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JPH05105177A
JPH05105177A JP29509491A JP29509491A JPH05105177A JP H05105177 A JPH05105177 A JP H05105177A JP 29509491 A JP29509491 A JP 29509491A JP 29509491 A JP29509491 A JP 29509491A JP H05105177 A JPH05105177 A JP H05105177A
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JP
Japan
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electric motor
casing
transmission case
output shaft
power unit
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JP29509491A
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Tadashi Takano
正 高野
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行風による電動機の冷却が十分に行なわれ
るようにすると共に、この電動機の保守、点検作業が容
易にできるようにする。 【構成】 電動機14のケーシング22を伝動ケース3
6の外側面に取り付けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動二輪車の動力ユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】電動二輪車の動力ユニットには、電動機
と、この電動機の動力を後車軸に伝える動力伝達装置と
を備えたものが提案されている(例えば、特願平2‐2
05064号明細書、および図面)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成では、電動機が動力伝達装置の伝動ケース内に設けら
れており、このため、第1に、電動機が走行風によって
十分に冷却されないおそれがある。また、第2に、同上
電動機の保守、点検がしにくいという問題もある。
【0004】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、走行風による電動機の冷却が十分に
行なわれるようにすると共に、この電動機の保守、点検
作業が容易にできるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の特徴とするところは、電動機のケーシング
を伝動ケースの一端側の外側面に取り付け、同上伝動ケ
ースの他端側に後車軸を支承し、上記出力軸の一端を伝
動ケース内に突出させ、この出力軸の突出端に上記後車
軸を連動連結した点にある。
【0006】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。電動
機14のケーシング22は、伝動ケース36の外側面に
取り付けられている。このため、上記ケーシング22は
機外に露出することとなり、従来、このケーシング22
を含めて電動機14が伝動ケース36内に設けられてい
たことに比べて十分の走行風を受けることとなる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。 (第1実施例)図1から図3は第1実施例を示してい
る。図において、符号1はスクータ形の電動二輪車、図
中矢印Frはその前方を示している。上記電動二輪車1
の車体フレーム2は、アンダーボーン形をなしており、
この車体フレーム2は、その前端に位置するヘッドパイ
プ3と、このヘッドパイプ3から後下方に向って延びる
前部フレーム4と、この前部フレーム4の後端から左右
外側方に突出する一対のブラケット5,5と、各ブラケ
ット5の突出端から後方に向って延びる一対の後部フレ
ーム6,6と、これら後部フレーム6,6を互いに連結
させるクロスメンバ7とで構成されている。
【0008】上記前部フレーム4と後部フレーム6とは
いずれも金属製の円形パイプで成形され、上記車体フレ
ーム2は溶接構造となっている。また、上記後部フレー
ム6の前部はほぼ水平に延び、後部側は後上がり状に延
びている。上記ヘッドパイプ3にはフロントフォーク9
が操向自在に支承され、このフロントフォーク9の下端
に前輪10が支承され、同上フロントフォーク9の上端
にはハンドル11が取り付けられている。
【0009】13は動力ユニットで、この動力ユニット
13は交流の走行駆動用電動機14と、動力伝達装置1
5とで構成されている。上記動力ユニット13の前部は
上記後部フレーム6により枢支され、後部が上下揺動自
在とされて、この揺動端に後輪17が支承されている。
18は緩衝器で、この緩衝器18は後部フレーム6の後
端と動力ユニット13の後端との間に架設されている。
また、19はシートであり、このシート19は車体フレ
ーム2に対し枢支ピン20により上下回動自在に枢支さ
れている。
【0010】図1において、上記電動機14は左右(車
体の前方に向っての方向をいう。以下同じ)に延びるケ
ーシング22と、このケーシング22に左右一対の軸受
23,24により支承される出力軸25と、上記ケーシ
ング22に取り付けられるコイルたるステータ26と、
上記出力軸25に取り付けられる磁石たるロータ27と
で構成されている。また、上記ケーシング22は軸心が
左右に延びる円筒状のケーシング本体29と、このケー
シング本体29の左端開口を閉じるように設けられる左
側板30と、同上ケーシング本体29の右端開口を閉じ
るように設けられる右側板31と、上記ケーシング本体
29の左端と左側板30との間に介設されるブラケット
板32とを備えている。
【0011】上記左側板30と右側板31とを互いに締
結させる第1ボルト33により上記ケーシング22が一
体化されている。また、これに加え左側板30とブラケ
ット板32とは第2ボルト34によっても互いに締結さ
れている。そして、前記軸受23,24は左側板30と
右側板31とに取り付けられ、ステータ26はケーシン
グ本体29の内面に取り付けられている。この場合、ケ
ーシング本体29は左右に延びて走行風を十分に受ける
姿勢となっているため、このケーシング本体29に取り
付けられたステータ26は効果的に冷却される。
【0012】前記動力伝達装置15は前後に長い伝動ケ
ース36を有し、この伝動ケース36は左側ケース37
と右側ケース38とで構成されて、これらは第3ボルト
39により互いに締結されている。上記ブラケット板3
2と、右側ケース38の各前部にはそれぞれ支持アーム
40,40が突設され、これが前記枢支軸16により後
部フレーム6に枢支されている。上記伝動ケース36の
後部には従動軸41、中間軸42、および後車軸43が
支承され、これらは減速用の歯車群44で互いに連動連
結され、上記後車軸43に前記後輪17が支持されてい
る。
【0013】前記左側板30は上記右側ケース38の前
部外側面に一体成形され、これにより、伝動ケース36
の外側面にケーシング22が取り付けられている。上記
出力軸25の左端は片持状に伝動ケース36内に突出さ
せられており、この伝動ケース36の突出端46には上
記従動軸41がチェーン巻掛手段47により連結され、
つまり、同上突出端46にチェーン巻掛手段47等を介
し後車軸43が連動連結されている。そして、電動機1
4を駆動させれば、その動力がチェーン巻掛手段47、
歯車群44、および後車軸43を介して後輪17に伝え
られ、電動二輪車1が走行可能となる。また、この際、
車体が路面から受ける衝撃はフロントフォーク9と、緩
衝器18とによって吸収される。
【0014】図2において、上記シート19に着座した
ライダー用のフートレストフロア49が上記前部フレー
ム4と後部フレーム6の連結部の上面側に形成されてい
る。上記フートレストフロア49上のライダーの足を前
方から覆うレッグシールド50が設けられ、このレッグ
シールド50の下端にはフロントフェンダ51が連設さ
れている。また、上記レッグシールド50の後面には収
納ケース52が設けられ、この収納ケース52はカバー
53により開閉自在とされている。
【0015】前記後部フレーム6の後部からシート19
に至る空間54を側方から覆うサイドカバー55が設け
られ、このサイドカバー55の後部にはリヤフェンダ5
6が連設されている。また、上記前部フレーム4と後部
フレーム6の連結部を下方から覆うアンダカバー57が
設けられている。
【0016】図2と図3において、上記空間54内で、
左右後部フレーム6,6の後部間には左右一対の第1バ
ッテリ59,59が設けられると共に、この第1バッテ
リ59,59間にコントローラ60が設けられている。
また、上記レッグシールド50とアンダカバー57の間
で、同上左右後部フレーム6,6の前部間には左右一対
の第2バッテリ61,61が設けられている。また、前
記収納ケース52内には充電口62が設けられている。
【0017】上記充電口62は外部電源の端子を着脱自
在に接続させ、これにより、各バッテリ59,61の充
電が行なわれる。また、上記コントローラ60は各バッ
テリ59,61と電動機14との間に介在し、各バッテ
リ59,61からの電流を調整して、回転速度等につき
電動機14を制御する。上記コントローラ60に対する
操作は、シート19を図1中一点鎖線で示すように上方
回動させ、空間54を開くことにより行なう。また、充
電口62に対する操作はカバー53を同上図1中一点鎖
線で示すように上方回動させ、収納ケース52を開くこ
とによって行なう。
【0018】なお、上記第1バッテリ59とコントロー
ラ60に代えて空間54にヘルメット用などの収納ケー
ス64を設けてもよく、この場合には、コントローラ6
0は図2、図3中符号60′で示すようにヘッドパイプ
3の前方に設けてもよい。また、各第2バッテリ61は
前後一対の単体に分割してもよい。更に、充電口62は
図2中符号62′で示すように上記収納ケース64内に
設けてもよい。
【0019】(第2実施例)図4は第2実施例を示して
いる。これによれば、電動機14のケーシング22にお
いて、ケーシング本体29、左側板30、およびブラケ
ット板32が一体成形されている。他の構成や作用は前
記第1実施例と同様である。よって、図面に共通の符号
を付してその説明を省略する。
【0020】(第3実施例)図5と図6は第3実施例を
示している。これによれば、電動機14のケーシング2
2において、ケーシング本体29、および左側板30が
一体成形され、左側板30が第3ボルト66により伝動
ケース36に締結されている。上記ケーシング本体29
の外周面、および右側板31の外面にはそれぞれ冷却フ
ィン67,68が突設され、これによって、ステータ2
6を含め電動機14の冷却がより効果的に行なわれるよ
うになっている。
【0021】出力軸25の突出端46には駆動プーリ7
0が取り付けられ、一方、後車軸43に従動プーリ71
が取り付けられ、これら両プーリ70,71にVベルト
72が巻き掛けられている。また、上記駆動プーリ70
と共に回転する重り73が設けられている。そして、電
動機14の駆動により駆動プーリ70が回転すれば、こ
れと共に重り73も回転し、この重り73に生じる遠心
力により、駆動プーリ70におけるプーリ巻き掛け径が
大きくなる一方、従動プーリ71におけるプーリ巻き掛
け径が小さくなり、変速比が徐々に小さくなるようにな
っている。他の構成や作用は前記第1実施例と同様であ
る。よって、図面に共通の符号を付してその説明を省略
する。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、電動機のケーシング
は、伝動ケースの外側面に取り付けられているため、上
記ケーシングは機外に露出することとなり、十分の走行
風を受けることとなる。よって、走行風による電動機の
冷却が十分に行なわれる。また、上記したように電動機
は機外に露出しているため、この電動機に対する作業が
し易く、よって、この電動機の保守、点検作業が容易に
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で動力ユニットの平面断面図であ
る。
【図2】第1実施例で電動二輪車の全体側面図である。
【図3】第1実施例で電動二輪車の全体平面図である。
【図4】第2実施例で図1に相当する図である。
【図5】第3実施例で図1に相当する図である。
【図6】第3実施例で図5の6‐6線矢視図である。
【符号の説明】 1 電動二輪車 13 動力ユニット 14 電動機 15 動力伝達装置 22 ケーシング 23 軸受 24 軸受 25 出力軸 36 伝動ケース 43 後車軸 46 突出端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機と、この電動機の動力を後車軸に
    伝える動力伝達装置とを備え、上記電動機をケーシング
    と、このケーシングに対し一対の軸受で支承される出力
    軸とで構成した電動二輪車の動力ユニットにおいて、上
    記電動機のケーシングを伝動ケースの一端側の外側面に
    取り付け、同上伝動ケースの他端側に後車軸を支承し、
    上記出力軸の一端を伝動ケース内に突出させ、この出力
    軸の突出端に上記後車軸を連動連結した電動二輪車の動
    力ユニット。
JP29509491A 1991-10-14 1991-10-14 電動二輪車の動力ユニット Expired - Lifetime JP3183921B2 (ja)

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Cited By (4)

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