JP3183921B2 - 電動二輪車の動力ユニット - Google Patents

電動二輪車の動力ユニット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動二輪車の動力ユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】電動二輪車の動力ユニットには、従来、
特開平3−292278号公報で示されるものがある。
【0003】上記公報のものによれば、電動二輪車は、
後輪用の後車軸を支承する後部が上下に揺動自在となる
よう前部が枢支軸により車体フレームに枢支される動力
ユニ ットと、この動力ユニットを上記車体フレームに連
結させる緩衝器とを備え、上記動力ユニットは、この動
力ユニットの前部を構成する電動機と、この電動機の動
力を上記後車軸に伝える動力伝達装置とを備えている。
【0004】上記電動機は上記動力伝達装置の伝動ケー
スの前部外側面に取り付けられるケーシングと、このケ
ーシングに対し一対の軸受で支承される出力軸とで構成
され、上記出力軸の一端が上記動力伝達装置の伝動ケー
ス内に突出させられて、この出力軸の突出端に上記後車
軸が連動連結されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成では、従来、次のような問題点がある。
【0006】即ち、上記従来の技術では、動力伝達装置
の伝動ケースにのみ支持アームが突設され、この支持ア
ームが車体フレームに枢支されることにより、この車体
フレームに動力ユニットが枢支されているが、上記電動
二輪車が走行するときには、上記動力ユニットは後輪側
から大きい外力を与えられるため、上記車体フレームに
対し、上記動力ユニットをより強固に支持させることが
望まれている。
【0007】また、上記従来の技術では、上記電動機の
前方に枢支軸と支持アームとが位置させられているた
め、これら枢支軸や支持アームに邪魔されて、電動機が
走行風によって十分に冷却されないおそれがある。
【0008】また、上記従来の技術では、上記電動機に
緩衝器が接近して設けられているため、この緩衝器が邪
魔になって、上記電動機の保守、点検がしにくいという
問題もある。
【0009】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、車体フレームに対する動力ユニット
の支持がより強固になされるようにし、かつ、走行風に
よる電動機の冷却が十分に行なわれるようにすると共
に、この電動機の保守、点検作業が容易にできるように
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の特徴とするところは、後輪17用の後車軸
43を支承する後部が上下に揺動自在となるよう前部が
枢支軸16により車体フレーム2に枢支される動力ユニ
ット13と、この動力ユニット13を上記車体フレーム
2に連結させる緩衝器18とを備え、上記動力ユニット
13が、この動力ユニット13の前部を構成する電動機
14と、この電動機14の動力を上記後車軸43に伝え
る動力伝達装置15とを備え、上記電動機14を上記動
力伝達装置15の伝動ケース36の前部外側面に取り付
けられるケーシング22と、このケーシング22に対し
一対の軸受23,24で支承される出力軸25とで構成
し、上記出力軸25の一端を上記伝動ケース36内に突
出させ、この出力軸25の突出端に上記後車軸43を連
動連結した電動二輪車において、
【0011】1)上記電動機14のケーシング22と、
上記動力伝達装置15の伝動ケース36とにそれぞれ支
持アーム40,40を突設し、これら支持アーム40,
40を上記枢支軸16により車体フレーム2に枢支さ
せ、
【0012】2)上記電動二輪車1の側面視で、上記枢
支軸16と各支持アーム40とを上記電動機14の上方
に位置させ、
【0013】3)上記動力ユニット13の後端部を上記
緩衝器18により上記車体フレーム2に連結させた点に
ある。
【0014】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。
【0015】後輪17用の後車軸43を支承する後部が
上下に揺動自在となるよう前部が枢 支軸16により車体
フレーム2に枢支される動力ユニット13と、この動力
ユニット13を上記車体フレーム2に連結させる緩衝器
18とを備え、上記動力ユニット13が、この動力ユニ
ット13の前部を構成する電動機14と、この電動機1
4の動力を上記後車軸43に伝える動力伝達装置15と
を備え、上記電動機14を上記動力伝達装置15の伝動
ケース36の前部外側面に取り付けられるケーシング2
2と、このケーシング22に対し一対の軸受23,24
で支承される出力軸25とで構成し、上記出力軸25の
一端を上記伝動ケース36内に突出させ、この出力軸2
5の突出端に上記後車軸43を連動連結した電動二輪車
において、
【0016】1)上記電動機14のケーシング22と、
上記動力伝達装置15の伝動ケース36とにそれぞれ支
持アーム40,40を突設し、これら支持アーム40,
40を上記枢支軸16により車体フレーム2に枢支させ
てある。
【0017】このため、従来の技術では、上記動力伝達
装置15の伝動ケース36にのみ支持アーム40が突設
され、この支持アーム40が車体フレーム2に枢支され
ることにより、この車体フレーム2に動力ユニット13
が枢支されているが、これに比べて、本発明では、上記
電動機14もこの電動機14に突設された支持アーム4
0により車体フレーム2に枢支されることから、上記車
体フレーム2に対し、動力ユニット13がより強固に枢
支されることとなる。
【0018】また、2)上記電動二輪車1の側面視で、
上記枢支軸16と各支持アーム40とを上記電動機14
の上方に位置させてある。
【0019】このため、走行風が動力ユニット13に向
うとき、この走行風は上記枢支軸16と支持アーム40
とに邪魔されずに上記電動機14に向うこととなる。
【0020】よって、上記電動機14は十分の走行風を
受けることとなる。
【0021】また、上記したように、電動二輪車1の側
面視で、上記枢支軸16を上記電動機14の上方に位置
させたため、上記枢支軸16を中心として上記動力ユニ
ット13の後部が上下に揺動するとき、この動力ユニッ
ト13の前部は前後に揺動しがちとなる。
【0022】よって、走行時に、上記動力ユニット13
の前部が上下に揺動するという構成に比べて、所望の高
さの最低地上高を確保し易いという利点がある。
【0023】また、3)上記動力ユニット13の後端部
を上記緩衝器18により上記車体フレーム2に連結させ
てある。
【0024】このため、上記動力ユニット13の前部を
構成する電動機14と、上記動力ユニット13の後端部
を車体フレーム2に連結させる緩衝器18とは前後方向
で大きく離れることとなる。
【0025】よって、上記動力ユニット13の保守、点
検作業時に、上記緩衝器18が邪魔になるということが
抑制される。
【0026】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0027】(第1実施例)
【0028】図1から図3は第1実施例を示している。
【0029】図において、符号1はスクータ形の電動二
輪車、図中矢印Frはその前方を示している。
【0030】上記電動二輪車1の車体フレーム2は、ア
ンダーボーン形をなしており、この車体フレーム2は、
その前端に位置するヘッドパイプ3と、このヘッドパイ
プ3から後下方に向って延びる前部フレーム4と、この
前部フレーム4の後端から左右外側方に突出する一対の
ブラケット5,5と、各ブラケット5の突出端から後方
に向って延びる一対の後部フレーム6,6と、これら後
部フレーム6,6を互いに連結させるクロスメンバ7と
で構成されている。
【0031】上記前部フレーム4と後部フレーム6とは
いずれも金属製の円形パイプで成形され、上記車体フレ
ーム2は溶接構造となっている。また、上記後部フレー
ム6の前部はほぼ水平に延び、後部側は後上がり状に延
びている。
【0032】上記ヘッドパイプ3にはフロントフォーク
9が操向自在に支承され、このフロントフォーク9の下
端に前輪10が支承され、同上フロントフォーク9の上
端にはハンドル11が取り付けられている。
【0033】13は動力ユニットで、この動力ユニット
13は、この動力ユニット13の前部を構成する交流の
走行駆動用電動機14と、動力伝達装置15とで構成さ
れている。上記動力ユニット13の前部は枢支軸16に
より上記後部フレーム6に枢支され、後部が上下揺動自
在とされて、この揺動端に後輪17が支承されている。
18は緩衝器で、この緩衝器18は後部フレーム6の後
動力ユニット13の後端部を連結させている。ま
た、19はシートであり、このシート19は車体フレー
ム2に対し枢支ピン20により上下回動自在に枢支され
ている。
【0034】図1において、上記電動機14は左右(車
体の前方に向っての方向をいう。以下同じ)に延びるケ
ーシング22と、このケーシング22に左右一対の軸受
23,24により支承される出力軸25と、上記ケーシ
ング22に取り付けられるコイルたるステータ26と、
上記出力軸25に取り付けられる磁石たるロータ27と
で構成されている。
【0035】また、上記ケーシング22は軸心が左右に
延びる円筒状のケーシング本体29と、このケーシング
本体29の左端開口を閉じるように設けられる左側板3
0と、同上ケーシング本体29の右端開口を閉じるよう
に設けられる右側板31と、上記ケーシング本体29の
左端と左側板30との間に介設されるブラケット板32
とを備えている。
【0036】上記左側板30と右側板31とを互いに締
結させる第1ボルト33により上記ケーシング22が一
体化されている。また、これに加え左側板30とブラケ
ット板32とは第2ボルト34によっても互いに締結さ
れている。
【0037】そして、前記軸受23,24は左側板30
と右側板31とに取り付けられ、ステータ26はケーシ
ング本体29の内面に取り付けられている。この場合、
ケーシング本体29は左右に延びて走行風を十分に受け
る姿勢となっているため、このケーシング本体29に取
り付けられたステータ26は効果的に冷却される。
【0038】前記動力伝達装置15は前後に長い伝動ケ
ース36を有し、この伝動ケース36は左側ケース37
と右側ケース38とで構成されて、これらは第3ボルト
39により互いに締結されている。上記電動機14のケ
ーシング22のブラケット板32と、上記動力伝達装置
15の伝動ケース36の右側ケース38の各前部にはそ
れぞれ支持アーム40,40が突設され、これら40,
40が前記枢支軸16により後部フレーム6に枢支され
ている。この場合、電動二輪車1の側面視で、上記枢支
軸16と各支持アーム40とは上記電動機14の上方に
位置させられている。上記伝動ケース36の後部には従
動軸41、中間軸42、および後車軸43が支承され、
これらは減速用の歯車群44で互いに連動連結され、上
記後車軸43に前記後輪17が支持されている。
【0039】前記左側板30は上記右側ケース38の前
部外側面に一体成形され、これにより、上記伝動ケース
36の前部外側面に上記電動機14のケーシング22が
取り付けられている。上記出力軸25の左端は片持状に
伝動ケース36内に突出させられており、上記出力軸2
の突出端46には上記従動軸41がチェーン巻掛手段
47により連結され、つまり、同上突出端46にチェー
ン巻掛手段47等を介し後車軸43が連動連結されてい
る。
【0040】そして、電動機14を駆動させれば、その
動力がチェーン巻掛手段47、歯車群44、および後車
軸43を介して後輪17に伝えられ、電動二輪車1が走
行可能となる。また、この際、車体が路面から受ける衝
撃はフロントフォーク9と、緩衝器18とによって吸収
される。
【0041】図2において、上記シート19に着座した
ライダー用のフートレストフロア49が上記前部フレー
ム4と後部フレーム6の連結部の上面側に形成されてい
る。上記フートレストフロア49上のライダーの足を前
方から覆うレッグシールド50が設けられ、このレッグ
シールド50の下端にはフロントフェンダ51が連設さ
れている。また、上記レッグシールド50の後面には収
納ケース52が設けられ、この収納ケース52はカバー
53により開閉自在とされている。
【0042】前記後部フレーム6の後部からシート19
に至る空間54を側方から覆うサイドカバー55が設け
られ、このサイドカバー55の後部にはリヤフェンダ5
6が連設されている。また、上記前部フレーム4と後部
フレーム6の連結部を下方から覆うアンダカバー57が
設けられている。
【0043】図2と図3において、上記空間54内で、
左右後部フレーム6,6の後部間には左右一対の第1バ
ッテリ59,59が設けられると共に、この第1バッテ
リ59,59間にコントローラ60が設けられている。
また、上記レッグシールド50とアンダカバー57の間
で、同上左右後部フレーム6,6の前部間には左右一対
の第2バッテリ61,61が設けられている。また、前
記収納ケース52内には充電口62が設けられている。
【0044】上記充電口62は外部電源の端子を着脱自
在に接続させ、これにより、各バッテリ59,61の充
電が行なわれる。また、上記コントローラ60は各バッ
テリ59,61と電動機14との間に介在し、各バッテ
リ59,61からの電流を調整して、回転速度等につき
電動機14を制御する。
【0045】上記コントローラ60に対する操作は、シ
ート19を図1中一点鎖線で示すように上方回動させ、
空間54を開くことにより行なう。また、充電口62に
対する操作はカバー53を同上図1中一点鎖線で示すよ
うに上方回動させ、収納ケース52を開くことによって
行なう。
【0046】なお、上記第1バッテリ59とコントロー
ラ60に代えて空間54にヘルメット用などの収納ケー
ス64を設けてもよく、この場合には、コントローラ6
0は図2、図3中符号60′で示すようにヘッドパイプ
3の前方に設けてもよい。また、各第2バッテリ61は
前後一対の単体に分割してもよい。更に、充電口62は
図2中符号62′で示すように上記収納ケース64内に
設けてもよい。
【0047】(第2実施例)
【0048】図4は第2実施例を示している。
【0049】これによれば、電動機14のケーシング2
2において、ケーシング本体29、左側板30、および
ブラケット板32が一体成形されている。
【0050】他の構成や作用は前記第1実施例と同様で
ある。よって、図面に共通の符号を付してその説明を省
略する。
【0051】(第3実施例)
【0052】図5と図6は第3実施例を示している。
【0053】これによれば、電動機14のケーシング2
2において、ケーシング本体29、および左側板30が
一体成形され、左側板30が第3ボルト66により伝動
ケース36に締結されている。
【0054】上記ケーシング本体29の外周面、および
右側板31の外面にはそれぞれ冷却フィン67,68が
突設され、これによって、ステータ26を含め電動機1
4の冷却がより効果的に行なわれるようになっている。
【0055】出力軸25の突出端46には駆動プーリ7
0が取り付けられ、一方、後車軸43に従動プーリ71
が取り付けられ、これら両プーリ70,71にVベルト
72が巻き掛けられている。また、上記駆動プーリ70
と共に回転する重り73が設けられている。そして、電
動機14の駆動により駆動プーリ70が回転すれば、こ
れと共に重り73も回転し、この重り73に生じる遠心
力により、駆動プーリ70におけるプーリ巻き掛け径が
大きくなる一方、従動プーリ71におけるプーリ巻き掛
け径が小さくなり、変速比が徐々に小さくなるようにな
っている。
【0056】他の構成や作用は前記第1実施例と同様で
ある。よって、図面に共通の符号を付してその説明を省
略する。
【0057】
【発明の効果】この発明によれば、後輪用の後車軸を支
承する後部が上下に揺動自在となるよう前部が枢支軸に
より車体フレームに枢支される動力ユニットと、この動
力ユニットを上記車体フレームに連結させる緩衝器とを
備え、上記動力ユニットが、この動力ユニットの前部を
構成する電動機と、この電動機の動力を上記後車軸に伝
える動力伝達装置とを備え、上記電動機を上記動力伝達
装置の伝動ケースの前部外側面に取り付けられるケーシ
ングと、このケーシングに対し一対の軸受で支承される
出力軸とで構成し、上記出力軸の一端を上記伝動ケース
内に突出させ、この出力軸の突出端に上記後車軸を連動
連結した電動二輪車において、
【0058】1)上記電動機のケーシングと、上記動力
伝達装置の伝動ケースとにそれぞれ 支持アームを突設
し、これら支持アームを上記枢支軸により車体フレーム
に枢支させてある。
【0059】このため、従来の技術では、上記動力伝達
装置の伝動ケースにのみ支持アームが突設され、この支
持アームが車体フレームに枢支されることにより、この
車体フレームに動力ユニットが枢支されているが、これ
に比べて、本発明では、上記電動機もこの電動機に突設
された支持アームにより車体フレームに枢支されること
から、上記車体フレームに対し、動力ユニットがより強
固に枢支されることとなる。
【0060】また、2)上記電動二輪車の側面視で、上
記枢支軸と各支持アームとを上記電動機の上方に位置さ
せてある。
【0061】このため、走行風が動力ユニットに向うと
き、この走行風は上記枢支軸と支持アームとに邪魔され
ずに上記電動機に向うこととなる。
【0062】よって、上記電動機は十分の走行風を受け
ることとなって、走行風による電動機の冷却が十分に行
なわれる。
【0063】また、上記したように、電動二輪車の側面
視で、上記枢支軸を上記電動機の上方に位置させたた
め、上記枢支軸を中心として上記動力ユニットの後部が
上下に揺動するとき、この動力ユニットの前部は前後に
揺動しがちとなる。
【0064】よって、走行時に、上記動力ユニットの前
部が上下に揺動するという構成に比べて、所望高さの最
低地上高を確保し易いという利点がある。
【0065】また、3)上記動力ユニットの後端部を上
記緩衝器により上記車体フレームに連結させてある。
【0066】このため、上記動力ユニットの前部を構成
する電動機と、上記動力ユニットの後端部を車体フレー
ムに連結させる緩衝器とは前後方向で大きく離れること
となる。
【0067】よって、上記動力ユニットの保守、点検作
業時に、上記緩衝器が邪魔になるということが抑制さ
れ、このため、上記電動機の保守、点検作業が容易にで
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で動力ユニットの平面断面図であ
る。
【図2】第1実施例で電動二輪車の全体側面図である。
【図3】第1実施例で電動二輪車の全体平面図である。
【図4】第2実施例で図1に相当する図である。
【図5】第3実施例で図1に相当する図である。
【図6】第3実施例で図5の6‐6線矢視図である。
【符号の説明】
1 電動二輪車 車体フレーム 13 動力ユニット 14 電動機 15 動力伝達装置16 枢支軸 17 後輪 18 緩衝器 22 ケーシング 23 軸受 24 軸受 25 出力軸 36 伝動ケース40 支持アーム 43 後車軸 46 突出端

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪用の後車軸を支承する後部が上下に
    揺動自在となるよう前部が枢支軸により車体フレームに
    枢支される動力ユニットと、この動力ユニットを上記車
    体フレームに連結させる緩衝器とを備え、上記動力ユニ
    ットが、この動力ユニットの前部を構成する電動機と、
    この電動機の動力を上記後車軸に伝える動力伝達装置と
    を備え、上記電動機を上記動力伝達装置の伝動ケースの
    前部外側面に取り付けられるケーシングと、このケーシ
    ングに対し一対の軸受で支承される出力軸とで構成し
    上記出力軸の一端を上記伝動ケース内に突出させ、この
    出力軸の突出端に上記後車軸を連動連結した電動二輪車
    において、 1)上記電動機のケーシングと、上記動力伝達装置の伝
    動ケースとにそれぞれ支持アームを突設し、これら支持
    アームを上記枢支軸により車体フレームに枢支させ、 2)上記電動二輪車の側面視で、上記枢支軸と各支持ア
    ームとを上記電動機の上方に位置させ、 3)上記動力ユニットの後端部を上記緩衝器により上記
    車体フレームに連結させた 電動二輪車の動力ユニット。
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