JPH05104950A - 車両用ドアの開閉制御装置 - Google Patents
車両用ドアの開閉制御装置Info
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- JPH05104950A JPH05104950A JP3270978A JP27097891A JPH05104950A JP H05104950 A JPH05104950 A JP H05104950A JP 3270978 A JP3270978 A JP 3270978A JP 27097891 A JP27097891 A JP 27097891A JP H05104950 A JPH05104950 A JP H05104950A
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- Japan
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000029305 taxis Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両の姿勢いかんに拘らずに駆動手段の過負
荷を起こすことなく確実なドア開閉が行なえるようにす
ること。 【構成】 車両の停車姿勢は傾斜センサー3によって検
出され、ドアコントロールユニット45からは、この傾
斜センサー3の検出値に基づくドア開閉のための速度指
令がDCサーボドライバー35,40に出力される。D
Cサーボドライバー35,40はこの速度指令に応じて
サーボモーター12,22を駆動し、ドアを開閉させ
る。
荷を起こすことなく確実なドア開閉が行なえるようにす
ること。 【構成】 車両の停車姿勢は傾斜センサー3によって検
出され、ドアコントロールユニット45からは、この傾
斜センサー3の検出値に基づくドア開閉のための速度指
令がDCサーボドライバー35,40に出力される。D
Cサーボドライバー35,40はこの速度指令に応じて
サーボモーター12,22を駆動し、ドアを開閉させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば乗用車のドア
の開閉をその停車姿勢に拘らずに確実に行なえるように
した車両用ドアの開閉制御装置に関する。
の開閉をその停車姿勢に拘らずに確実に行なえるように
した車両用ドアの開閉制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、観光バスあるいは路線バスにおけ
るドアの開閉は自動となっている。また、タクシーにお
いても後席左側のドアの開閉は自動で行われている。し
かしながら、タクシーのドアは自動ドアとは言え、運転
手の手動操作によって行われているのが現実である。
るドアの開閉は自動となっている。また、タクシーにお
いても後席左側のドアの開閉は自動で行われている。し
かしながら、タクシーのドアは自動ドアとは言え、運転
手の手動操作によって行われているのが現実である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近の乗用
車の高級化指向に伴って、乗用車のドアをサーボモータ
ーによって自動的に開閉させるようにしたらとの要請が
にわかに出始めている(特開昭58−76669号公報
参照)。サーボ系を応用して自動ドアを制作しようとす
る場合、工作機械などと異なって精度はあまり要求され
ないものの、反面、開閉動作時の安全性が特に要求され
ることから、この要求に沿うような制御プログラムを構
築することが必要である。サーボモーターによってドア
を開閉させる場合、車両が平坦路に停車しているときに
はスムースに行われるであろうが、坂道に停車している
ときには開閉時の必要力はその勾配の程度によって大き
く異なることになる。必要力がサーボモーターの駆動力
を越えてしまった場合には、サーボエラーが生じて作動
不能に陥ってしまう。車両用ドアの開閉時にこのような
ことが起こってはならない。そこで、上記のような事情
に鑑みて成された本発明の目的は、停車させた車両の姿
勢に拘らずに駆動手段に負担をかけることなく確実にド
アの開閉を行なえるようにした車両用ドアの開閉制御装
置を提供することである。
車の高級化指向に伴って、乗用車のドアをサーボモータ
ーによって自動的に開閉させるようにしたらとの要請が
にわかに出始めている(特開昭58−76669号公報
参照)。サーボ系を応用して自動ドアを制作しようとす
る場合、工作機械などと異なって精度はあまり要求され
ないものの、反面、開閉動作時の安全性が特に要求され
ることから、この要求に沿うような制御プログラムを構
築することが必要である。サーボモーターによってドア
を開閉させる場合、車両が平坦路に停車しているときに
はスムースに行われるであろうが、坂道に停車している
ときには開閉時の必要力はその勾配の程度によって大き
く異なることになる。必要力がサーボモーターの駆動力
を越えてしまった場合には、サーボエラーが生じて作動
不能に陥ってしまう。車両用ドアの開閉時にこのような
ことが起こってはならない。そこで、上記のような事情
に鑑みて成された本発明の目的は、停車させた車両の姿
勢に拘らずに駆動手段に負担をかけることなく確実にド
アの開閉を行なえるようにした車両用ドアの開閉制御装
置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、車両のドアを自動開閉させる開閉制御装置
であって、当該ドアを開閉駆動する駆動手段と、ドア開
閉時における当該車両の停車姿勢を検出する姿勢検出手
段と、当該姿勢検出手段によって検出された停車姿勢に
応じて前記駆動手段によるドアの開閉速度を変更する開
閉速度変更手段とを有することを特徴とする。
の本発明は、車両のドアを自動開閉させる開閉制御装置
であって、当該ドアを開閉駆動する駆動手段と、ドア開
閉時における当該車両の停車姿勢を検出する姿勢検出手
段と、当該姿勢検出手段によって検出された停車姿勢に
応じて前記駆動手段によるドアの開閉速度を変更する開
閉速度変更手段とを有することを特徴とする。
【0005】
【作用】このように構成した本発明は以下のように作用
する。まず、駆動手段はドアを開閉駆動する。姿勢検出
手段は、停車時の車両の停車姿勢を検出するものであ
る。開閉速度変更手段は、この姿勢検出手段によって検
出された車両の停車姿勢に応じて駆動手段によるドアの
開閉速度を変更する。従って、ドアの開閉速度は車両の
姿勢に応じて変化することになる。つまり、車両が傾い
た状態で停車しているときにドアを開こうとした場合、
その車両の傾き具合によって駆動手段にかかる負荷の大
きさが異なるが、このような姿勢でのドアの開閉におい
ても駆動不能に陥らないようにその開閉速度を変更す
る。
する。まず、駆動手段はドアを開閉駆動する。姿勢検出
手段は、停車時の車両の停車姿勢を検出するものであ
る。開閉速度変更手段は、この姿勢検出手段によって検
出された車両の停車姿勢に応じて駆動手段によるドアの
開閉速度を変更する。従って、ドアの開閉速度は車両の
姿勢に応じて変化することになる。つまり、車両が傾い
た状態で停車しているときにドアを開こうとした場合、
その車両の傾き具合によって駆動手段にかかる負荷の大
きさが異なるが、このような姿勢でのドアの開閉におい
ても駆動不能に陥らないようにその開閉速度を変更す
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明にかかる車両用ドアの開閉
制御装置の制御系の概略構成図であり、図2は、ドアの
駆動系とこれに直接関連する制御系の概略構成図であ
る。DC電源1は、ドアの自動開閉を行なわせるための
電源であり、通常は車両に搭載されているバッテリーが
使用される。記憶装置2は、ドアの自動開閉のための動
作プログラムや後述する各種のセンサー等からの信号を
一時記憶するものである。傾斜センサー3は、車両の姿
勢を検出するセンサーであり、具体的には車両のロール
及びピッチの程度を検出できるものである。超音波セン
サー4は、ドアの開閉方向に障害物が存在するか否かを
検出するセンサーである。ポテンショメーター5及び1
5は、ドアの開閉位置を検出するセンサーであり、現在
ドアがその開閉軌跡のどこに存在しているかを検出する
ものである。なお、この検出はポテンショメーターによ
らずに後述するエンコーダーのパルス信号を用いても良
い。ドアの開閉指令は車室内または車室外から行なえる
ようにする必要があることから、その指令のためのスイ
ッチは車内スイッチ6と車外スイッチ7としてドアの内
側と外側にそれぞれ設けてある。図中には、それぞれの
スイッチとしてドア開スイッチ6a,7a及びドア閉ス
イッチ6b,7bを示してあるが、これらの他に非常用
スイッチも設けてある。リモコン8は、主にドアの開閉
を遠隔操作で行なうためのものであり、そこからの信号
は車両に搭載されている受信器9によって受信される。
1枚のドアの開閉は2つの駆動手段によって行われるよ
うになっているが、本実施例ではサーボモーターを用い
ている。第1軸を駆動させる駆動手段10は、その軸を
減速機11を介して駆動するサーボモーター12と、ド
アの完閉状態を維持するブレーキ13と、前述のポテン
ショメーター5と、主にドアの開閉速度を制御するため
のパルス信号を得るエンコーダー14とから構成され
る。第2軸を駆動させる駆動手段20も同様に、減速機
21,サーボモーター22,ブレーキ13,ポテンショ
メーター15,エンコーダー24とから構成される。そ
れぞれの軸に独立して設けられている前リミットスイッ
チ30,31及び後リミットスイッチ32,33は制御
不能に陥ったときにストッパーとして機能するオーバー
ラン検出用のリミットスイッチである。それぞれの駆動
手段10または20の動作は、DCサーボドライバー3
5または40によって制御される。ドアコントロールユ
ニット45は、各種のスイッチやセンサーからの入力に
基づいてドアの開閉を総括的に制御するものである。
に説明する。図1は、本発明にかかる車両用ドアの開閉
制御装置の制御系の概略構成図であり、図2は、ドアの
駆動系とこれに直接関連する制御系の概略構成図であ
る。DC電源1は、ドアの自動開閉を行なわせるための
電源であり、通常は車両に搭載されているバッテリーが
使用される。記憶装置2は、ドアの自動開閉のための動
作プログラムや後述する各種のセンサー等からの信号を
一時記憶するものである。傾斜センサー3は、車両の姿
勢を検出するセンサーであり、具体的には車両のロール
及びピッチの程度を検出できるものである。超音波セン
サー4は、ドアの開閉方向に障害物が存在するか否かを
検出するセンサーである。ポテンショメーター5及び1
5は、ドアの開閉位置を検出するセンサーであり、現在
ドアがその開閉軌跡のどこに存在しているかを検出する
ものである。なお、この検出はポテンショメーターによ
らずに後述するエンコーダーのパルス信号を用いても良
い。ドアの開閉指令は車室内または車室外から行なえる
ようにする必要があることから、その指令のためのスイ
ッチは車内スイッチ6と車外スイッチ7としてドアの内
側と外側にそれぞれ設けてある。図中には、それぞれの
スイッチとしてドア開スイッチ6a,7a及びドア閉ス
イッチ6b,7bを示してあるが、これらの他に非常用
スイッチも設けてある。リモコン8は、主にドアの開閉
を遠隔操作で行なうためのものであり、そこからの信号
は車両に搭載されている受信器9によって受信される。
1枚のドアの開閉は2つの駆動手段によって行われるよ
うになっているが、本実施例ではサーボモーターを用い
ている。第1軸を駆動させる駆動手段10は、その軸を
減速機11を介して駆動するサーボモーター12と、ド
アの完閉状態を維持するブレーキ13と、前述のポテン
ショメーター5と、主にドアの開閉速度を制御するため
のパルス信号を得るエンコーダー14とから構成され
る。第2軸を駆動させる駆動手段20も同様に、減速機
21,サーボモーター22,ブレーキ13,ポテンショ
メーター15,エンコーダー24とから構成される。そ
れぞれの軸に独立して設けられている前リミットスイッ
チ30,31及び後リミットスイッチ32,33は制御
不能に陥ったときにストッパーとして機能するオーバー
ラン検出用のリミットスイッチである。それぞれの駆動
手段10または20の動作は、DCサーボドライバー3
5または40によって制御される。ドアコントロールユ
ニット45は、各種のスイッチやセンサーからの入力に
基づいてドアの開閉を総括的に制御するものである。
【0007】ドアの駆動機構の概略の構成は図2に示す
ようになっている。ドア50とボディー51側とはアー
ム52によって連結されている。ドア51側に取り付け
られた第1軸はアーム52をこの軸を回転中心として回
動させるように働き、また、ドア50に取り付けられた
第2軸もやはりアーム52をこの軸を回転中心として回
動させるように働く。なお、このような駆動機構は、図
3(A)に示すように車両の両側のドアに対してそれぞ
れ独立して設けられている。それぞれの軸はこのように
動くから、それぞれの軸を回転させる速度や最終的な回
転位置をそれぞれ独自に設定することで、従来とは異な
る態様でのドアの開閉が可能となる。例えば、図3
(B)に示すような態様でドアを開くことも可能とな
り、このようにすれば、狭い場所での乗降が非常に楽と
なる。なお、ドア50の外周面には図2に示すようにド
アの閉止時の防水性を維持するウエザーストリップ56
が取り付けられている。また、第1軸及び第2軸に設け
られているサーボモーターへの電流はDCサーボドライ
バー35,40からそれぞれ供給される。なお、図にお
いてはDCサーボドライバーは一つだけ記載してある
が、実際には図1に示すようにそれぞれの軸に対して独
立して設けてある。また、それぞれの軸に設けられてい
るポテンショメーターからの信号は、現在位置情報とし
てドアコントロールユニット45に入力される。なお、
図では便宜上この信号がドアコントロールユニット45
に直接入力されるようになっているが、実際には図1に
示したようにDCサーボドライバー35,40を介して
これに入力される。DCサーボドライバー35,40か
らはドアコントロールユニット45に向けて電機子電流
情報,つまりサーボモーターに供給されている電流情報
が、またドアコントロールユニット45からはDCサー
ボドライバー35,40に向けて停止あるいは続行の命
令がそれぞれ出力される。
ようになっている。ドア50とボディー51側とはアー
ム52によって連結されている。ドア51側に取り付け
られた第1軸はアーム52をこの軸を回転中心として回
動させるように働き、また、ドア50に取り付けられた
第2軸もやはりアーム52をこの軸を回転中心として回
動させるように働く。なお、このような駆動機構は、図
3(A)に示すように車両の両側のドアに対してそれぞ
れ独立して設けられている。それぞれの軸はこのように
動くから、それぞれの軸を回転させる速度や最終的な回
転位置をそれぞれ独自に設定することで、従来とは異な
る態様でのドアの開閉が可能となる。例えば、図3
(B)に示すような態様でドアを開くことも可能とな
り、このようにすれば、狭い場所での乗降が非常に楽と
なる。なお、ドア50の外周面には図2に示すようにド
アの閉止時の防水性を維持するウエザーストリップ56
が取り付けられている。また、第1軸及び第2軸に設け
られているサーボモーターへの電流はDCサーボドライ
バー35,40からそれぞれ供給される。なお、図にお
いてはDCサーボドライバーは一つだけ記載してある
が、実際には図1に示すようにそれぞれの軸に対して独
立して設けてある。また、それぞれの軸に設けられてい
るポテンショメーターからの信号は、現在位置情報とし
てドアコントロールユニット45に入力される。なお、
図では便宜上この信号がドアコントロールユニット45
に直接入力されるようになっているが、実際には図1に
示したようにDCサーボドライバー35,40を介して
これに入力される。DCサーボドライバー35,40か
らはドアコントロールユニット45に向けて電機子電流
情報,つまりサーボモーターに供給されている電流情報
が、またドアコントロールユニット45からはDCサー
ボドライバー35,40に向けて停止あるいは続行の命
令がそれぞれ出力される。
【0008】次に、本発明に係る車両用ドアの開閉制御
装置の動作を図4の動作フローチャートに基づいて説明
する。なお、このフローチャートは、ドアを開閉すると
きにのみ処理されるものであり、図1に示したドア開ス
イッチまたはドア閉スイッチが操作されてからドアが完
全に開きまたは閉じるまでの間に処理されるものであ
る。まず、ドア開スイッチ6aまたは7aあるいはドア
閉スイッチ6bまたは7bが操作されると、ドアコント
ロールユニット45は傾斜センサー3からの検出信号を
入力する。この傾斜センサー3は、図5(A)に示すよ
うに平坦路に停車している場合には0°の検出信号を出
力し、同図(B)に示すような坂道に停車している場合
にはθ°の検出信号を出力することになる(S1)。こ
の傾斜センサー3の検出信号が15°以上であれば、ド
アコントロールユニット45は図6(A)に示すような
速度指令パターンでドアの開閉を行なうようにDCサー
ボドライバーに出力する(S2〜S4)。また、その検
出信号が5°以上15°未満であれば、同図(B)に示
すような速度指令パターンを出力し、さらに5°未満で
あれば同図(C)に示すような速度指令パターンを出力
する(S5,S6)。このように車両の傾斜に応じて速
度指令パターンを変更すると、傾斜が急になるほどドア
の開閉速度は遅くなる。しかしながら、サーボモーター
12,22の負担は速度を低下させた分だけ軽減される
ことになるから、サーボ制御の不能状態を招く恐れもな
い。例えば、図5(B)に示すようにドアが開かれてい
る状態から閉じる場合には、平坦路で閉じるよりも大き
な負荷がサーボモーター12,22にかかる。それにも
拘らずに通常の速度でドアを閉じようとしたときには、
パルス溜まりが生じてサーボ制御が成り立たなくなって
しまうことがある。このようなことが起こるとサーボエ
ラーとなってドアの開閉動作が不能となってしまう。こ
れを防止するために、上記の実施例においては、傾斜の
程度に応じて異なる速度パターン,換言すれば、トルク
重視型の制御としている。
装置の動作を図4の動作フローチャートに基づいて説明
する。なお、このフローチャートは、ドアを開閉すると
きにのみ処理されるものであり、図1に示したドア開ス
イッチまたはドア閉スイッチが操作されてからドアが完
全に開きまたは閉じるまでの間に処理されるものであ
る。まず、ドア開スイッチ6aまたは7aあるいはドア
閉スイッチ6bまたは7bが操作されると、ドアコント
ロールユニット45は傾斜センサー3からの検出信号を
入力する。この傾斜センサー3は、図5(A)に示すよ
うに平坦路に停車している場合には0°の検出信号を出
力し、同図(B)に示すような坂道に停車している場合
にはθ°の検出信号を出力することになる(S1)。こ
の傾斜センサー3の検出信号が15°以上であれば、ド
アコントロールユニット45は図6(A)に示すような
速度指令パターンでドアの開閉を行なうようにDCサー
ボドライバーに出力する(S2〜S4)。また、その検
出信号が5°以上15°未満であれば、同図(B)に示
すような速度指令パターンを出力し、さらに5°未満で
あれば同図(C)に示すような速度指令パターンを出力
する(S5,S6)。このように車両の傾斜に応じて速
度指令パターンを変更すると、傾斜が急になるほどドア
の開閉速度は遅くなる。しかしながら、サーボモーター
12,22の負担は速度を低下させた分だけ軽減される
ことになるから、サーボ制御の不能状態を招く恐れもな
い。例えば、図5(B)に示すようにドアが開かれてい
る状態から閉じる場合には、平坦路で閉じるよりも大き
な負荷がサーボモーター12,22にかかる。それにも
拘らずに通常の速度でドアを閉じようとしたときには、
パルス溜まりが生じてサーボ制御が成り立たなくなって
しまうことがある。このようなことが起こるとサーボエ
ラーとなってドアの開閉動作が不能となってしまう。こ
れを防止するために、上記の実施例においては、傾斜の
程度に応じて異なる速度パターン,換言すれば、トルク
重視型の制御としている。
【0009】なお、以上の実施例においては、傾斜角度
に応じて3つの速度パターンが選択されるものを例示し
たが、独自のプログラムによって最適の速度パターンを
任意に演算するようにしても良い。また、上記のフロー
チャートでは検出された傾斜角によって一律に速度パタ
ーンの変更がされるものを例示したが、傾斜が負荷の増
加として作用する場合にのみ上記のフローチャートが実
行され、負荷を軽減させるように作用する場合には、通
常の制御が行われるようにしても良い。つまり図5
(B)の状態でドアを閉じる場合には、速度パターンを
選択する処理がされこの状態で停車した後にドアを開く
場合には、その開放の負荷はむしろ軽減されるから、こ
の場合には平坦路での開閉と同様の速度でドアを開くよ
うにしても良い。
に応じて3つの速度パターンが選択されるものを例示し
たが、独自のプログラムによって最適の速度パターンを
任意に演算するようにしても良い。また、上記のフロー
チャートでは検出された傾斜角によって一律に速度パタ
ーンの変更がされるものを例示したが、傾斜が負荷の増
加として作用する場合にのみ上記のフローチャートが実
行され、負荷を軽減させるように作用する場合には、通
常の制御が行われるようにしても良い。つまり図5
(B)の状態でドアを閉じる場合には、速度パターンを
選択する処理がされこの状態で停車した後にドアを開く
場合には、その開放の負荷はむしろ軽減されるから、こ
の場合には平坦路での開閉と同様の速度でドアを開くよ
うにしても良い。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、姿勢
検出手段によって検出された車両の姿勢に応じてドア開
閉時の速度パターンを変化させるようにしたので、開閉
途中でサーボエラーを生じる恐れがなくなり、信頼性の
向上を図ることができる。
検出手段によって検出された車両の姿勢に応じてドア開
閉時の速度パターンを変化させるようにしたので、開閉
途中でサーボエラーを生じる恐れがなくなり、信頼性の
向上を図ることができる。
【図1】本発明にかかる車両用ドアの開閉制御装置の概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】同装置の駆動系の概略構成図である。
【図3】(A)は、図2に示した駆動系の配置状態を示
す図であり、(B)は、ドアの開閉動作の一態様を示す
図である。
す図であり、(B)は、ドアの開閉動作の一態様を示す
図である。
【図4】本発明にかかる車両用ドアの開閉制御装置の動
作フローチャートである。
作フローチャートである。
【図5】(A),(B)は、平坦路及び坂道でドアを開
けた場合の負荷状態を説明するための図である。
けた場合の負荷状態を説明するための図である。
【図6】(A)〜(C)は、図4のフローチャートの動
作によって選択される各速度パターンを示す図である。
作によって選択される各速度パターンを示す図である。
【符号の説明】 3…傾斜センサー(姿勢検出手段) 4…超音波センサー 5,15…ポテンショメーター 10,20…駆動手段 12,22…サーボモーター(駆動手段) 14,24…エンコーダー 35,40…DCサーボドライバー(駆動手段,開閉速
度変更手段) 45…ドアコントロールユニット(開閉速度変更手段)
度変更手段) 45…ドアコントロールユニット(開閉速度変更手段)
Claims (1)
- 【請求項1】車両のドアを自動開閉させる開閉制御装置
であって、 当該ドアを開閉駆動する駆動手段と、 ドア開閉時における当該車両の停車姿勢を検出する姿勢
検出手段と、 当該姿勢検出手段によって検出された停車姿勢に応じて
前記駆動手段によるドアの開閉速度を変更する開閉速度
変更手段とを有することを特徴とする車両用ドアの開閉
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3270978A JPH05104950A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 車両用ドアの開閉制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3270978A JPH05104950A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 車両用ドアの開閉制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104950A true JPH05104950A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17493690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3270978A Pending JPH05104950A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 車両用ドアの開閉制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05104950A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030062488A (ko) * | 2002-01-17 | 2003-07-28 | 현대자동차주식회사 | 차량의 도어개폐 제어장치 |
KR100471842B1 (ko) * | 2002-05-31 | 2005-03-08 | 현대자동차주식회사 | 차량의 도어 개폐 제어장치 |
US7928678B2 (en) | 2004-12-28 | 2011-04-19 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | Door opening/closing control device |
CN102486068A (zh) * | 2010-12-03 | 2012-06-06 | 施塔比鲁斯有限责任公司 | 驱动装置 |
CN102561875A (zh) * | 2010-12-03 | 2012-07-11 | 施塔比鲁斯有限责任公司 | 驱动装置 |
JP2013119751A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Keihin Corp | 車両扉開閉装置 |
KR101383366B1 (ko) * | 2012-06-29 | 2014-04-17 | 한국항공대학교산학협력단 | 차량의 루프도어 자동개폐방법 및 자동개폐장치 |
JP2017036602A (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | 三井金属アクト株式会社 | ドア開閉装置 |
Citations (2)
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