JPH05104936A - 車両用空調ユニツト - Google Patents
車両用空調ユニツトInfo
- Publication number
- JPH05104936A JPH05104936A JP12910491A JP12910491A JPH05104936A JP H05104936 A JPH05104936 A JP H05104936A JP 12910491 A JP12910491 A JP 12910491A JP 12910491 A JP12910491 A JP 12910491A JP H05104936 A JPH05104936 A JP H05104936A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- vehicle
- fan
- air
- outside air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【効果】 車両用空調ユニットにおける本体ケースの
右、左ハンドル車用の共通化を行うことにより、コスト
ダウンと管理の簡素化を図る。 【構成】 内外気ケース11とファンケース21及びヒ
ータケース23とは着脱可能に結合されている。ファン
ケース21及びヒータケース23は車両の左右方向に伸
びる軸線Cに対し略線対称の外形をもつ。また車両左右
方向の中心Mに配設されたデフダクトに着脱可能に接続
されるデフダクト接続口23aは軸線Cに対し略線対称
に形成される。ファン22は、ファンケース21の長径
方向に距離Aだけ偏心して配設され、その偏心中心部に
円形のファン吸入口をもつ。ファン吸入口に接続される
内外気ケース11の空気排出口は、その長径方向が軸線
Cに対し略線対称に形成された長円形状である。
右、左ハンドル車用の共通化を行うことにより、コスト
ダウンと管理の簡素化を図る。 【構成】 内外気ケース11とファンケース21及びヒ
ータケース23とは着脱可能に結合されている。ファン
ケース21及びヒータケース23は車両の左右方向に伸
びる軸線Cに対し略線対称の外形をもつ。また車両左右
方向の中心Mに配設されたデフダクトに着脱可能に接続
されるデフダクト接続口23aは軸線Cに対し略線対称
に形成される。ファン22は、ファンケース21の長径
方向に距離Aだけ偏心して配設され、その偏心中心部に
円形のファン吸入口をもつ。ファン吸入口に接続される
内外気ケース11の空気排出口は、その長径方向が軸線
Cに対し略線対称に形成された長円形状である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や産業車両等に
搭載される車両用空調ユニットに関する。
搭載される車両用空調ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の内部機構は、右ハンドル
車と左ハンドル車とで一部を除き左右対称であるのが基
本であり、空調ユニットも左右対称となるように製作、
搭載されている。ただ、空調ユニットは、収納スペ−ス
や、空調ユニット側の外気吸入口、吹出しダクト接続口
と車両側の外気吸入ダクト、吹出しダクトとの接続位置
等様々な要因により、右ハンドル車用のものと左ハンド
ル車用のものとの共通化が図れず個々に製作している。
車と左ハンドル車とで一部を除き左右対称であるのが基
本であり、空調ユニットも左右対称となるように製作、
搭載されている。ただ、空調ユニットは、収納スペ−ス
や、空調ユニット側の外気吸入口、吹出しダクト接続口
と車両側の外気吸入ダクト、吹出しダクトとの接続位置
等様々な要因により、右ハンドル車用のものと左ハンド
ル車用のものとの共通化が図れず個々に製作している。
【0003】このため、空調ユニットの製作上、極めて
高額である大物樹脂部品の成形型が、右ハンドル用、左
ハンドル用に2種類必要となり、コスト高となってい
る。また、部品管理上の面でも、管理点数が多くなり、
問題であった。
高額である大物樹脂部品の成形型が、右ハンドル用、左
ハンドル用に2種類必要となり、コスト高となってい
る。また、部品管理上の面でも、管理点数が多くなり、
問題であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みてなされたものであり、空調ユニットにおける大物
樹脂部品の右、左ハンドル車用の共通化を図ることによ
り、型費低減による低コスト化と部品点数減による管理
の簡素化とを図ることのできる車両用空調ユニットの提
供を目的とする。
鑑みてなされたものであり、空調ユニットにおける大物
樹脂部品の右、左ハンドル車用の共通化を図ることによ
り、型費低減による低コスト化と部品点数減による管理
の簡素化とを図ることのできる車両用空調ユニットの提
供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用空調ユニ
ットは、外気吸入口、内気吸入口及び空気排出口を有す
る内外気ケースと、該内外気ケースに内設された内外気
切替ダンパと、前記空気排出口に着脱可能に接続された
断面長円で筒状のファンケースと、該ファンケース内に
あってファンケースの長径方向に所定距離だけ偏心して
配設され、その偏心中心部に円形のファン吸入口を有す
るファンと、前記ファンケースに接続されるとともに、
車両左右方向の略中心に配設されたデフダクトに着脱可
能に接続されるデフダクト接続口を有する空調ケース
と、該空調ケース内に配設され、空調を行う熱交換器と
を備え、前記ファンケースと前記空調ケースとは車両左
右方向に伸びる軸線に沿って配設されるとともにその外
形が前記軸線に対し略線対称に形成され、かつ前記デフ
ダクト接続口はその形状が前記軸線に対し略線対称に形
成され、さらに前記空気排出口は長円形状であってかつ
その長径方向が前記軸線に対し略線対称に形成されたこ
とを特徴とする。
ットは、外気吸入口、内気吸入口及び空気排出口を有す
る内外気ケースと、該内外気ケースに内設された内外気
切替ダンパと、前記空気排出口に着脱可能に接続された
断面長円で筒状のファンケースと、該ファンケース内に
あってファンケースの長径方向に所定距離だけ偏心して
配設され、その偏心中心部に円形のファン吸入口を有す
るファンと、前記ファンケースに接続されるとともに、
車両左右方向の略中心に配設されたデフダクトに着脱可
能に接続されるデフダクト接続口を有する空調ケース
と、該空調ケース内に配設され、空調を行う熱交換器と
を備え、前記ファンケースと前記空調ケースとは車両左
右方向に伸びる軸線に沿って配設されるとともにその外
形が前記軸線に対し略線対称に形成され、かつ前記デフ
ダクト接続口はその形状が前記軸線に対し略線対称に形
成され、さらに前記空気排出口は長円形状であってかつ
その長径方向が前記軸線に対し略線対称に形成されたこ
とを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の車両用空調ユニットは、内外気ケース
とファンケース及び空調ケースとが別体として形成され
ている。そして、上記ファンケース及び空調ケースは車
両左右方向に伸びる軸線に沿って配設されるとともにそ
の外形が前記軸線に対し略線対称に形成され、かつデフ
ダクト接続口はその形状が前記軸線に対し略線対称に形
成されている。このため、車両左右方向の略中心に配設
されたデフダクトに着脱可能に接続されるデフダクト接
続口の開口中心点を中心に該デフダクト接続口の開口面
と平行な面上で、ファンケース及び空調ケースを180
度回転させれば、デフダクト接続口の位置及び開口形
状、並びにファンケース及び空調ケースの外形が右ハン
ドル車搭載用のものと左ハンドル車搭載用のものとで同
じになる。
とファンケース及び空調ケースとが別体として形成され
ている。そして、上記ファンケース及び空調ケースは車
両左右方向に伸びる軸線に沿って配設されるとともにそ
の外形が前記軸線に対し略線対称に形成され、かつデフ
ダクト接続口はその形状が前記軸線に対し略線対称に形
成されている。このため、車両左右方向の略中心に配設
されたデフダクトに着脱可能に接続されるデフダクト接
続口の開口中心点を中心に該デフダクト接続口の開口面
と平行な面上で、ファンケース及び空調ケースを180
度回転させれば、デフダクト接続口の位置及び開口形
状、並びにファンケース及び空調ケースの外形が右ハン
ドル車搭載用のものと左ハンドル車搭載用のものとで同
じになる。
【0007】したがって、車両側のデフダクトを右ハン
ドル車と左ハンドル車とで共通使用できる。また、本発
明の車両用空調ユニットを車両に搭載する際、ファンケ
ース及び空調ケースのために車両側に確保する配設スペ
ースが、右ハンドル車用のものと左ハンドル車用のもの
とで左右対称になるので、ファンケース及び空調ケース
を、右ハンドル車用のものと左ハンドル車用のものとで
共通使用できる。
ドル車と左ハンドル車とで共通使用できる。また、本発
明の車両用空調ユニットを車両に搭載する際、ファンケ
ース及び空調ケースのために車両側に確保する配設スペ
ースが、右ハンドル車用のものと左ハンドル車用のもの
とで左右対称になるので、ファンケース及び空調ケース
を、右ハンドル車用のものと左ハンドル車用のものとで
共通使用できる。
【0008】また、ファンケースに内設されたファン
は、断面長円のファンケースの長径方向に所定距離だけ
偏心して配設されるとともに、その偏心中心部に円形の
ファン吸入口をもっている。すなわち、右ハンドル車搭
載用に配設されたもののファン吸入口と、上記のように
180度回転させて左ハンドル車搭載用に配設されたも
ののファン吸入口とでは、前記軸線に対し線対称位置に
あり、しかもそれぞれ前記軸線から車両前後方向に上記
所定距離同じように偏在している。そして、内外気ケー
スの空気排出口は長円形状であってかつその長径方向が
前記軸線に対し略線対称に形成されている。このため、
内外気ケースを上記軸線に沿って平行移動させて内外気
ケースの空気排出口をファンケースに接続させたとき、
右ハンドル車搭載用に配設されたもののファン吸入口及
び左ハンドル車搭載用に配設されたもののファン吸入口
は共に上記空気排出口に対向する。しかも、右ハンドル
車搭載用に配設されたものと左ハンドル車搭載用に配設
されたものとで、内外気ケースの車両の前後方向におけ
る位置関係や内外気ケースの外形が前記軸線から車両前
後方向に突出する距離が変わらない。
は、断面長円のファンケースの長径方向に所定距離だけ
偏心して配設されるとともに、その偏心中心部に円形の
ファン吸入口をもっている。すなわち、右ハンドル車搭
載用に配設されたもののファン吸入口と、上記のように
180度回転させて左ハンドル車搭載用に配設されたも
ののファン吸入口とでは、前記軸線に対し線対称位置に
あり、しかもそれぞれ前記軸線から車両前後方向に上記
所定距離同じように偏在している。そして、内外気ケー
スの空気排出口は長円形状であってかつその長径方向が
前記軸線に対し略線対称に形成されている。このため、
内外気ケースを上記軸線に沿って平行移動させて内外気
ケースの空気排出口をファンケースに接続させたとき、
右ハンドル車搭載用に配設されたもののファン吸入口及
び左ハンドル車搭載用に配設されたもののファン吸入口
は共に上記空気排出口に対向する。しかも、右ハンドル
車搭載用に配設されたものと左ハンドル車搭載用に配設
されたものとで、内外気ケースの車両の前後方向におけ
る位置関係や内外気ケースの外形が前記軸線から車両前
後方向に突出する距離が変わらない。
【0009】したがって、内外気ケースの外気吸入口の
接続位置及び内気吸入口の開口方向が、右ハンドル車用
のものと左ハンドル車用のものとで変わらない。また、
本発明の車両用空調ユニットを車両に搭載する際、内外
気ケースのために車両側に確保する配設スペースが、右
ハンドル車用のものと左ハンドル車用のものとで左右対
称になるので、内外気ケースを右ハンドル車用のものと
左ハンドル車用のものとで共通使用できる。
接続位置及び内気吸入口の開口方向が、右ハンドル車用
のものと左ハンドル車用のものとで変わらない。また、
本発明の車両用空調ユニットを車両に搭載する際、内外
気ケースのために車両側に確保する配設スペースが、右
ハンドル車用のものと左ハンドル車用のものとで左右対
称になるので、内外気ケースを右ハンドル車用のものと
左ハンドル車用のものとで共通使用できる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を車両用
ヒータユニットの場合を取り上げて説明する。図1に右
ハンドル車に搭載する場合における本実施例の車両用ヒ
ータユニットの平面図を、図2に同車両用ヒータユニッ
トの正面図を、図3に同車両用ヒータユニットの左側面
図をそれぞれ示す。なお、本実施例のヒータユニットは
車両のインストルメントパネル内に配設され、このヒー
タユニットが車両に搭載される場合、図1における上下
方向が車両の前後方向となり、図2は同ヒータユニット
の後面を示す。また、図2及び図3は内外気ケースとフ
ァンケースとが脱着された状態を示す。
ヒータユニットの場合を取り上げて説明する。図1に右
ハンドル車に搭載する場合における本実施例の車両用ヒ
ータユニットの平面図を、図2に同車両用ヒータユニッ
トの正面図を、図3に同車両用ヒータユニットの左側面
図をそれぞれ示す。なお、本実施例のヒータユニットは
車両のインストルメントパネル内に配設され、このヒー
タユニットが車両に搭載される場合、図1における上下
方向が車両の前後方向となり、図2は同ヒータユニット
の後面を示す。また、図2及び図3は内外気ケースとフ
ァンケースとが脱着された状態を示す。
【0011】本実施例の車両用ヒータユニットは、内外
気ケース11と、この内外気ケース11に着脱可能に接
続されたファンケース21と、ファンケース21に着脱
可能に接続された本発明の空調ケースをなすヒータケー
ス23とを備えている。内外気ケース11は、車室外の
空気を吸入する外気吸入口11a、車室内の空気を吸入
する内気吸入口11b、及び外気吸入口11a、内気吸
入口11bから吸入された空気を排出する空気排出口1
1cを有している。また、内外気ケース11には、外気
吸入口11a及び内気吸入口11bを開閉する内外気切
替ダンパ12(図3参照)と、外気吸入口11a、内気
吸入口11bから吸入された空気を清浄化するエアフィ
ルタ13とが内設されている。
気ケース11と、この内外気ケース11に着脱可能に接
続されたファンケース21と、ファンケース21に着脱
可能に接続された本発明の空調ケースをなすヒータケー
ス23とを備えている。内外気ケース11は、車室外の
空気を吸入する外気吸入口11a、車室内の空気を吸入
する内気吸入口11b、及び外気吸入口11a、内気吸
入口11bから吸入された空気を排出する空気排出口1
1cを有している。また、内外気ケース11には、外気
吸入口11a及び内気吸入口11bを開閉する内外気切
替ダンパ12(図3参照)と、外気吸入口11a、内気
吸入口11bから吸入された空気を清浄化するエアフィ
ルタ13とが内設されている。
【0012】内外気ケース11は樹脂よりなる箱型形状
の射出成形品で、左右方向(車両の左右方向で図2の左
右方向)に二分割された分割品11A及び11Bより形
成されている。内外気ケース11の上端部には、上記空
気排出口11cを形成する長円形状で環状のフランジ部
111が形成されている。そして、フランジ部111の
上面には同じく長円形状で環状のシール用パッキン11
2が貼着されている。このフランジ部111がファンケ
ース21に結合される。なお、空気排出口11cは、図
4に示すように、車両左右方向(図1及び図2の左右方
向)に伸びる軸線Cに対し略線対称に形成された長円形
状を有しており、その詳しい形状については後述する。
また、外気吸入口11aは内外気ケース11の下端面か
ら下方側に開口し、内気吸入口11bは内外気ケース1
1の前面の下方部から前方側(図3の左側)、つまり車
両の前方側に開口し、空気排出口11cは内外気ケース
11の上端面から上方側に開口している。
の射出成形品で、左右方向(車両の左右方向で図2の左
右方向)に二分割された分割品11A及び11Bより形
成されている。内外気ケース11の上端部には、上記空
気排出口11cを形成する長円形状で環状のフランジ部
111が形成されている。そして、フランジ部111の
上面には同じく長円形状で環状のシール用パッキン11
2が貼着されている。このフランジ部111がファンケ
ース21に結合される。なお、空気排出口11cは、図
4に示すように、車両左右方向(図1及び図2の左右方
向)に伸びる軸線Cに対し略線対称に形成された長円形
状を有しており、その詳しい形状については後述する。
また、外気吸入口11aは内外気ケース11の下端面か
ら下方側に開口し、内気吸入口11bは内外気ケース1
1の前面の下方部から前方側(図3の左側)、つまり車
両の前方側に開口し、空気排出口11cは内外気ケース
11の上端面から上方側に開口している。
【0013】内外気切替ダンパ12(図3に示す)は、
外気吸入口11aと内気吸入口11bとを択一的に開放
させるもので、シャフトと、シャフトを介して揺動自在
に枢支された開閉板部とで形成され、ダンパアクチュエ
ータ(図示せず)により作動される。エアフィルタ13
は内外気ケース11の後面側(図3の右側)の上部に形
成された挿入口に着脱可能に挿入固定され、そのフィル
タ部は内外気ケース11の空間内に延びて、外気吸入口
11a、内気吸入口11bから吸入された空気を漏れな
く清浄化する。
外気吸入口11aと内気吸入口11bとを択一的に開放
させるもので、シャフトと、シャフトを介して揺動自在
に枢支された開閉板部とで形成され、ダンパアクチュエ
ータ(図示せず)により作動される。エアフィルタ13
は内外気ケース11の後面側(図3の右側)の上部に形
成された挿入口に着脱可能に挿入固定され、そのフィル
タ部は内外気ケース11の空間内に延びて、外気吸入口
11a、内気吸入口11bから吸入された空気を漏れな
く清浄化する。
【0014】ファンケース21は、樹脂よりなる断面長
円で筒状の射出成形品で、上下方向(図2の上下方向)
に二分割された分割品21A及び21Bより形成され、
またその外形が前記軸線Cに対し略線対称に形成されて
いる。ファンケース21は内外気ケース11のフランジ
部111を介して空気排出口11cに着脱可能に接続さ
れる接続口21cを有している。
円で筒状の射出成形品で、上下方向(図2の上下方向)
に二分割された分割品21A及び21Bより形成され、
またその外形が前記軸線Cに対し略線対称に形成されて
いる。ファンケース21は内外気ケース11のフランジ
部111を介して空気排出口11cに着脱可能に接続さ
れる接続口21cを有している。
【0015】ファンケース21には、ファンケース21
の長径方向で車両の後方(図1及び図4の下方)に所定
距離Aだけ偏心して、その偏心中心部に円形のファン吸
入口21aをもつモータ一体型のファン22が内設され
ている。なお、ファン吸入口21aの中心Oは、内外気
ケース11の左右方向の中心面C’(図1、図2及び図
4に示す)上に位置する。また、後述するようにファン
ケース21及びヒータケース23を180度回転させて
ファン吸入口21aの中心Oが上記軸線Cから所定距離
Aだけ前方(図4及び図7の上方)に偏心した場合も、
ファン吸入口21aの中心Oは内外気ケース11の左右
方向の中心面C’上に位置する。そして、前述した空気
排出口11cは、前記軸線Cに対し略線対称に形成され
るとともに、その短径がファン吸入口21aの径と略等
しくその長径がファン吸入口21aの径に上記ファンの
偏心値Aの2倍値を加えた長さと略等しい長円形状を有
しているので、上記のようにファンケース21及びヒー
タケース23を180度回転させてファン吸入口21a
の中心Oが上記軸線Cから所定距離Aだけ前方に偏心し
た場合も、ファン吸入口21aは空気排出口11c内に
位置する。
の長径方向で車両の後方(図1及び図4の下方)に所定
距離Aだけ偏心して、その偏心中心部に円形のファン吸
入口21aをもつモータ一体型のファン22が内設され
ている。なお、ファン吸入口21aの中心Oは、内外気
ケース11の左右方向の中心面C’(図1、図2及び図
4に示す)上に位置する。また、後述するようにファン
ケース21及びヒータケース23を180度回転させて
ファン吸入口21aの中心Oが上記軸線Cから所定距離
Aだけ前方(図4及び図7の上方)に偏心した場合も、
ファン吸入口21aの中心Oは内外気ケース11の左右
方向の中心面C’上に位置する。そして、前述した空気
排出口11cは、前記軸線Cに対し略線対称に形成され
るとともに、その短径がファン吸入口21aの径と略等
しくその長径がファン吸入口21aの径に上記ファンの
偏心値Aの2倍値を加えた長さと略等しい長円形状を有
しているので、上記のようにファンケース21及びヒー
タケース23を180度回転させてファン吸入口21a
の中心Oが上記軸線Cから所定距離Aだけ前方に偏心し
た場合も、ファン吸入口21aは空気排出口11c内に
位置する。
【0016】このファンケース21は、図5の部分拡大
側面図に示すように、ファンケース21の下端面の接続
口21cに内外気ケース11のフランジ部111がシー
ル用パッキン112を介して図示しないボルトにより密
着固定される。ヒータケース23は樹脂よりなる箱型形
状の射出成形品で、前後方向(車両の前後方向で図1の
上下方向)に二分割された分割品23A及び23Bより
形成されている。なお、分割品23A及び23Bはそれ
ぞれ一体的に射出成形されたものである。ヒータケース
23には、本発明の熱交換器をなすヒータコア24、各
吹出口切替ダンパ25a、25b、25c、及び温度調
整ダンパ26が内設されている。ヒータケース23に
は、ファンケース21内から通じる通風路231が形成
され、また通風路231からの風を吹き出すデフロスタ
用のデフダクト接続口23a、脚用のヒータダクト接続
口23b、及び顔面用のベントダクト接続口23cがそ
れぞれ長方形状に開口して形成されている。なお、デフ
ダクト接続口23a及びベントダクト接続口23cはヒ
ータケース23の上面に形成され、ヒータダクト接続口
23bはヒータケース23の右側面(図2中)に形成さ
れている。このヒータケース23は、その外形がヒータ
コア24の取り出し口の部分を除いて上記軸線Cに対し
略線対称に形成されている。また、デフダクト接続口2
3a、ヒータダクト接続口23b、及びベントダクト接
続口23cも、上記軸線Cに対し略線対称に形成されて
いる。ヒータケース23の内部には、図2に示すよう
に、デフダクト接続口23aを経てデフダクト4(図
6、図8参照)への空気流の整流作用をもった整流ガイ
ド23xと23yとが設けられている。
側面図に示すように、ファンケース21の下端面の接続
口21cに内外気ケース11のフランジ部111がシー
ル用パッキン112を介して図示しないボルトにより密
着固定される。ヒータケース23は樹脂よりなる箱型形
状の射出成形品で、前後方向(車両の前後方向で図1の
上下方向)に二分割された分割品23A及び23Bより
形成されている。なお、分割品23A及び23Bはそれ
ぞれ一体的に射出成形されたものである。ヒータケース
23には、本発明の熱交換器をなすヒータコア24、各
吹出口切替ダンパ25a、25b、25c、及び温度調
整ダンパ26が内設されている。ヒータケース23に
は、ファンケース21内から通じる通風路231が形成
され、また通風路231からの風を吹き出すデフロスタ
用のデフダクト接続口23a、脚用のヒータダクト接続
口23b、及び顔面用のベントダクト接続口23cがそ
れぞれ長方形状に開口して形成されている。なお、デフ
ダクト接続口23a及びベントダクト接続口23cはヒ
ータケース23の上面に形成され、ヒータダクト接続口
23bはヒータケース23の右側面(図2中)に形成さ
れている。このヒータケース23は、その外形がヒータ
コア24の取り出し口の部分を除いて上記軸線Cに対し
略線対称に形成されている。また、デフダクト接続口2
3a、ヒータダクト接続口23b、及びベントダクト接
続口23cも、上記軸線Cに対し略線対称に形成されて
いる。ヒータケース23の内部には、図2に示すよう
に、デフダクト接続口23aを経てデフダクト4(図
6、図8参照)への空気流の整流作用をもった整流ガイ
ド23xと23yとが設けられている。
【0017】ヒータコア24はヒータケース23の通風
路231内に配設された暖房系の熱交換器で、エンジン
で加熱された加熱水が供給される供給空間をもつコア部
と、コア部に設けられた多数個の放熱板とで構成されて
いる。ヒータコア24の供給空間にはパイプ241が連
通しており、エンジンで加熱された加熱水はパイプ24
1の給水部を通り、ヒータコア24に送られてこれを加
熱し、排水部から排水される。なお、このヒータコア2
4はヒータケース23の前方(図1の上方)側面に形成
された取り出し口から挿入固定され、パイプ241もヒ
ータケース23の前方側に配設されている。
路231内に配設された暖房系の熱交換器で、エンジン
で加熱された加熱水が供給される供給空間をもつコア部
と、コア部に設けられた多数個の放熱板とで構成されて
いる。ヒータコア24の供給空間にはパイプ241が連
通しており、エンジンで加熱された加熱水はパイプ24
1の給水部を通り、ヒータコア24に送られてこれを加
熱し、排水部から排水される。なお、このヒータコア2
4はヒータケース23の前方(図1の上方)側面に形成
された取り出し口から挿入固定され、パイプ241もヒ
ータケース23の前方側に配設されている。
【0018】各吹出口切替ダンパ25a、25b、25
cは、それぞれデフダクト接続口23a、ヒータダクト
接続口23b、ベントダクト接続口23cを開閉するも
ので、内外気切替ダンパ12と同様、シャフトと、シャ
フトを介して揺動自在に枢支された開閉板部とで形成さ
れ、ダンパアクチュエータ(図示せず)により作動され
る。
cは、それぞれデフダクト接続口23a、ヒータダクト
接続口23b、ベントダクト接続口23cを開閉するも
ので、内外気切替ダンパ12と同様、シャフトと、シャ
フトを介して揺動自在に枢支された開閉板部とで形成さ
れ、ダンパアクチュエータ(図示せず)により作動され
る。
【0019】温度調整ダンパ26は、通風路231に開
閉自在に配設され、その開閉度に応じてヒータコア24
内を通過する空気の量を調整して、各吹出口から吹き出
される温風の温度を調整するものである。温度調整ダン
パ26もシャフトと、シャフトを介して揺動自在に枢支
された開閉板部とで形成され、ダンパアクチュエータ
(図示せず)により作動される。
閉自在に配設され、その開閉度に応じてヒータコア24
内を通過する空気の量を調整して、各吹出口から吹き出
される温風の温度を調整するものである。温度調整ダン
パ26もシャフトと、シャフトを介して揺動自在に枢支
された開閉板部とで形成され、ダンパアクチュエータ
(図示せず)により作動される。
【0020】なお、本実施例のヒータユニットの車体へ
の取り付けは、ヒータユニットに別部品として着脱可能
に装着された各ブラケット31と、この各ブラケット3
1が装着されたヒータユニットの反対側の対称位置に着
脱可能に装着された各連結部位32を介して行われる。
そして、ヒータユニット側のデフダクト接続口23a及
びベントダクト接続口23cが、車両側のデフダクト4
及びベントダクト5にそれぞれ接続され、ヒータダクト
接続口23bは運転席及び助手席の足元に向けて直接開
口される。なお、ヒータダクト接続口23bを車両側に
配設されたヒータダクトに接続し、このヒータダクトを
運転席及び助手席の足元に向けて開口させることもでき
る。図6の斜視図に本実施例のヒータユニットを右ハン
ドル車に搭載した状態を示す。なお、図6中、6はハン
ドルを示す。
の取り付けは、ヒータユニットに別部品として着脱可能
に装着された各ブラケット31と、この各ブラケット3
1が装着されたヒータユニットの反対側の対称位置に着
脱可能に装着された各連結部位32を介して行われる。
そして、ヒータユニット側のデフダクト接続口23a及
びベントダクト接続口23cが、車両側のデフダクト4
及びベントダクト5にそれぞれ接続され、ヒータダクト
接続口23bは運転席及び助手席の足元に向けて直接開
口される。なお、ヒータダクト接続口23bを車両側に
配設されたヒータダクトに接続し、このヒータダクトを
運転席及び助手席の足元に向けて開口させることもでき
る。図6の斜視図に本実施例のヒータユニットを右ハン
ドル車に搭載した状態を示す。なお、図6中、6はハン
ドルを示す。
【0021】本実施例のヒータユニットは、デフダクト
接続口23aの開口中心点O’(図1に示す)が、前記
車両左右方向に伸びる軸線C、及び車両左右方向の中心
面M上に位置するように配設される(図1及び図6参
照)。本実施例の車両用ヒータユニットでは、デフダク
ト接続口23aの開口中心点O’を中心に該デフダクト
接続口23aの開口面と平行な面上で、ファンケース2
1及びヒータケース23を180度回転させた後、内外
気ケース11を平行移動してファンケース21に接続
し、各ブラケット31及び連結部位32をそれぞれ反対
側の対称位置へつけ替えることにより、右ハンドル車用
のヒータユニットから左ハンドル車用のヒータユニット
にすることができる。左ハンドル車用として用いる場合
の本実施例のヒータユニットの平面図を図7に、また左
ハンドル車に搭載した状態を図8に示す。
接続口23aの開口中心点O’(図1に示す)が、前記
車両左右方向に伸びる軸線C、及び車両左右方向の中心
面M上に位置するように配設される(図1及び図6参
照)。本実施例の車両用ヒータユニットでは、デフダク
ト接続口23aの開口中心点O’を中心に該デフダクト
接続口23aの開口面と平行な面上で、ファンケース2
1及びヒータケース23を180度回転させた後、内外
気ケース11を平行移動してファンケース21に接続
し、各ブラケット31及び連結部位32をそれぞれ反対
側の対称位置へつけ替えることにより、右ハンドル車用
のヒータユニットから左ハンドル車用のヒータユニット
にすることができる。左ハンドル車用として用いる場合
の本実施例のヒータユニットの平面図を図7に、また左
ハンドル車に搭載した状態を図8に示す。
【0022】本実施例の車両用ヒータユニットは、内外
気ケース11とファンケース21及びヒータケース23
とが別体として形成されている。そして、上記ファンケ
ース21及びヒータケース23は車両左右方向に伸びる
軸線Cに沿って配設されるとともにその外形が前記軸線
Cに対し略線対称に形成され、かつデフダクト接続口2
3aはその形状が前記軸線Cに対し略線対称に形成され
ている。このため、車両左右方向の中心面M上に配設さ
れたデフダクト4に着脱可能に接続されるデフダクト接
続口23aの開口中心点O’を中心に該デフダクト接続
口23aの開口面と平行な面上で、ファンケース21及
びヒータケース23を180度回転させれば、デフダク
ト接続口23aの位置及び開口形状、並びにファンケー
ス21及びヒータケース23の外形が右ハンドル車搭載
用のものと左ハンドル車搭載用のものとで同じになる。
気ケース11とファンケース21及びヒータケース23
とが別体として形成されている。そして、上記ファンケ
ース21及びヒータケース23は車両左右方向に伸びる
軸線Cに沿って配設されるとともにその外形が前記軸線
Cに対し略線対称に形成され、かつデフダクト接続口2
3aはその形状が前記軸線Cに対し略線対称に形成され
ている。このため、車両左右方向の中心面M上に配設さ
れたデフダクト4に着脱可能に接続されるデフダクト接
続口23aの開口中心点O’を中心に該デフダクト接続
口23aの開口面と平行な面上で、ファンケース21及
びヒータケース23を180度回転させれば、デフダク
ト接続口23aの位置及び開口形状、並びにファンケー
ス21及びヒータケース23の外形が右ハンドル車搭載
用のものと左ハンドル車搭載用のものとで同じになる。
【0023】したがって、車両側のデフダクト4を右ハ
ンドル車と左ハンドル車とで共通使用できる。また、ヒ
ータユニット側のベントダクト接続口23cと車両側の
ベントダクト5との接続位置やヒータダクト接続口23
bの位置、及び車両側に確保するヒータユニットの配設
スペースを、右ハンドル車用のものと左ハンドル車用の
ものとで左右対称にすることができるので、ファンケー
ス21及びヒータケース23を、右ハンドル車用のもの
と左ハンドル車用のものとで共通使用できる。したがっ
て、ファンケース21及びヒータケース23の製作型費
の削減による低コスト化、及び部品点数減による管理の
簡素化を図れる。
ンドル車と左ハンドル車とで共通使用できる。また、ヒ
ータユニット側のベントダクト接続口23cと車両側の
ベントダクト5との接続位置やヒータダクト接続口23
bの位置、及び車両側に確保するヒータユニットの配設
スペースを、右ハンドル車用のものと左ハンドル車用の
ものとで左右対称にすることができるので、ファンケー
ス21及びヒータケース23を、右ハンドル車用のもの
と左ハンドル車用のものとで共通使用できる。したがっ
て、ファンケース21及びヒータケース23の製作型費
の削減による低コスト化、及び部品点数減による管理の
簡素化を図れる。
【0024】また、ファンケース21に内設されたファ
ン22は、断面長円のファンケース21の長径方向に所
定距離Aだけ偏心して配設されるとともに、その偏心中
心部とファン吸入口21aの中心Oとが一致している。
すなわち、右ハンドル車搭載用に配設されたもののファ
ン吸入口21aと、上記のように180度回転させて左
ハンドル車搭載用に配設されたもののファン吸入口21
aとでは、上記軸線Cに対し線対称位置にあり、しかも
それぞれ上記軸線Cから車両前後方向に上記所定距離A
だけ同じように偏在している。そして、内外気ケース1
1の空気排出口11cは、その短径がファン吸入口21
aの径と略等しくその長径がファン吸入口21aの径に
ファン22の偏心値(A)の2倍値を加えた長さと略等
しい長円形状をもつとともに、前記軸線Cに対し略線対
称に形成されている。このため、内外気ケース11を上
記軸線Cに沿って平行移動させて内外気ケース11の空
気排出口11cをファンケース21に接続させたとき、
右ハンドル車搭載用に配設されたもののファン吸入口2
1a及び左ハンドル車搭載用に配設されたもののファン
吸入口21aは共に上記空気排出口11cに対向する。
しかも、右ハンドル車搭載用に配設されたものと左ハン
ドル車搭載用に配設されたものとで、内外気ケース11
の車両の前後方向における位置関係や内外気ケース11
の外形が上記軸線Cから突出する距離が変わらない。
ン22は、断面長円のファンケース21の長径方向に所
定距離Aだけ偏心して配設されるとともに、その偏心中
心部とファン吸入口21aの中心Oとが一致している。
すなわち、右ハンドル車搭載用に配設されたもののファ
ン吸入口21aと、上記のように180度回転させて左
ハンドル車搭載用に配設されたもののファン吸入口21
aとでは、上記軸線Cに対し線対称位置にあり、しかも
それぞれ上記軸線Cから車両前後方向に上記所定距離A
だけ同じように偏在している。そして、内外気ケース1
1の空気排出口11cは、その短径がファン吸入口21
aの径と略等しくその長径がファン吸入口21aの径に
ファン22の偏心値(A)の2倍値を加えた長さと略等
しい長円形状をもつとともに、前記軸線Cに対し略線対
称に形成されている。このため、内外気ケース11を上
記軸線Cに沿って平行移動させて内外気ケース11の空
気排出口11cをファンケース21に接続させたとき、
右ハンドル車搭載用に配設されたもののファン吸入口2
1a及び左ハンドル車搭載用に配設されたもののファン
吸入口21aは共に上記空気排出口11cに対向する。
しかも、右ハンドル車搭載用に配設されたものと左ハン
ドル車搭載用に配設されたものとで、内外気ケース11
の車両の前後方向における位置関係や内外気ケース11
の外形が上記軸線Cから突出する距離が変わらない。
【0025】したがって、内外気ケース11の外気吸入
口11aの接続位置及び内気吸入口11bの開口方向が
右ハンドル車用のものと左ハンドル車用のものとで変わ
らず、右ハンドル車に搭載した場合、左ハンドル車に搭
載した場合共に、内気吸入口11bが車両の前方側に開
口しており、低騒音構造が損なわれない。また、エアフ
ィルタ13の着脱方向が車両の後方側のままで変化がな
く、エアフィルタ13の着脱作業性が損なわれない。さ
らに、内外気ケース11が車両前後方向で非対称形状の
ものでも対応できるとともに、ヒータユニットを車両に
搭載する際、内外気ケース11のために車両側に確保す
る配設スペースを、右ハンドル車用のものと左ハンドル
車用のものとで左右対称にすることができるので、内外
気ケース11を右ハンドル車用のものと左ハンドル車用
のものとで共用でき、低コスト化を図れる。
口11aの接続位置及び内気吸入口11bの開口方向が
右ハンドル車用のものと左ハンドル車用のものとで変わ
らず、右ハンドル車に搭載した場合、左ハンドル車に搭
載した場合共に、内気吸入口11bが車両の前方側に開
口しており、低騒音構造が損なわれない。また、エアフ
ィルタ13の着脱方向が車両の後方側のままで変化がな
く、エアフィルタ13の着脱作業性が損なわれない。さ
らに、内外気ケース11が車両前後方向で非対称形状の
ものでも対応できるとともに、ヒータユニットを車両に
搭載する際、内外気ケース11のために車両側に確保す
る配設スペースを、右ハンドル車用のものと左ハンドル
車用のものとで左右対称にすることができるので、内外
気ケース11を右ハンドル車用のものと左ハンドル車用
のものとで共用でき、低コスト化を図れる。
【0026】なお、上記実施例の車両用ヒータユニット
では、右ハンドル用のものと左ハンドル用のものとでヒ
ータコア24の取り出し方向とパイプ241の配置が逆
になる。このようにヒータコア24やパイプ241の配
置が逆になるとヒータユニットの車両への搭載が問題に
なる場合は、ヒータケース23の分割品23A、23B
を成形する際に、ヒータコア24部分のみに部分型を用
いることにより、ヒータコア24の取り出し方向やパイ
プ241を常にヒータケース23の一側に配置させるこ
ともできる。
では、右ハンドル用のものと左ハンドル用のものとでヒ
ータコア24の取り出し方向とパイプ241の配置が逆
になる。このようにヒータコア24やパイプ241の配
置が逆になるとヒータユニットの車両への搭載が問題に
なる場合は、ヒータケース23の分割品23A、23B
を成形する際に、ヒータコア24部分のみに部分型を用
いることにより、ヒータコア24の取り出し方向やパイ
プ241を常にヒータケース23の一側に配置させるこ
ともできる。
【0027】また、上記実施例の車両用ヒータユニット
では、ファンケース21とヒータケース23とが別体の
構造について示したが、このファンケース21とヒータ
ケース23とを一体にて型製作してもよい。また、各ブ
ラケット31もヒータケース23と一体的に製作するこ
とができ、この場合ブラケット31部分のみに部分型を
用いてヒータケース23を型製作することができる。
では、ファンケース21とヒータケース23とが別体の
構造について示したが、このファンケース21とヒータ
ケース23とを一体にて型製作してもよい。また、各ブ
ラケット31もヒータケース23と一体的に製作するこ
とができ、この場合ブラケット31部分のみに部分型を
用いてヒータケース23を型製作することができる。
【0028】さらに上記実施例では、車両用ヒータニッ
トを適用した場合について述べたが、図9に示すよう
に、ヒータコア24の上流側に空気を冷却するエバポレ
ータ27を設置し、温度調整ダンパ26の切替えによ
り、必要に応じて冷風又は温風を流す車両用空調ユニッ
トにも勿論適用できるものである。
トを適用した場合について述べたが、図9に示すよう
に、ヒータコア24の上流側に空気を冷却するエバポレ
ータ27を設置し、温度調整ダンパ26の切替えによ
り、必要に応じて冷風又は温風を流す車両用空調ユニッ
トにも勿論適用できるものである。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の車両用空
調ユニットは、内外気ケース、ファンケース及び空調ケ
ースを右ハンドル車用と左ハンドル車用とで共通使用で
きるので、大物樹脂部品の成形型を右ハンドル用、左ハ
ンドル用と2種類準備する必要がなく、コスト低減を図
れるとともに、部品点数減による管理の簡素化を図れ
る。また、車両側のデフダクトを左右両ハンドル車で共
通使用でき、これによってもコスト低減を図れる。
調ユニットは、内外気ケース、ファンケース及び空調ケ
ースを右ハンドル車用と左ハンドル車用とで共通使用で
きるので、大物樹脂部品の成形型を右ハンドル用、左ハ
ンドル用と2種類準備する必要がなく、コスト低減を図
れるとともに、部品点数減による管理の簡素化を図れ
る。また、車両側のデフダクトを左右両ハンドル車で共
通使用でき、これによってもコスト低減を図れる。
【図1】右ハンドル車搭載用に配置した本実施例の車両
用ヒータユニットの平面図である。
用ヒータユニットの平面図である。
【図2】右ハンドル車搭載用に配置した本実施例の車両
用ヒータユニットの正面図である。
用ヒータユニットの正面図である。
【図3】右ハンドル車搭載用の配置した本実施例の車両
用ヒータユニットの左側面図である。
用ヒータユニットの左側面図である。
【図4】本実施例の車両用ヒータユニットにかかる内外
気ケースの排出口とファンケースの吸入口との位置関係
を説明する一部断面図である。
気ケースの排出口とファンケースの吸入口との位置関係
を説明する一部断面図である。
【図5】本実施例の車両用ヒータユニットにかかる内外
気ケースとファンケースとの結合部分を説明する左側面
図である。
気ケースとファンケースとの結合部分を説明する左側面
図である。
【図6】本実施例の車両用ヒータユニットを右ハンドル
車に搭載した状態を示す斜視図である。
車に搭載した状態を示す斜視図である。
【図7】左ハンドル車搭載用に配置した本実施例の車両
用ヒータユニットの平面図である。
用ヒータユニットの平面図である。
【図8】本実施例の車両用ヒータユニットを左ハンドル
車に搭載した状態を示す斜視図である。
車に搭載した状態を示す斜視図である。
【図9】右ハンドル車搭載用に配置した本発明に係る車
両用空調ユニットの正面図である。
両用空調ユニットの正面図である。
【符号の説明】 4はデフダクト、11は内外気ケース、11aは外気吸
入口、11bは内気吸入口、11cは空気排出口、12
は内外気切替ダンパ、21はファンケース、21aはフ
ァン吸入口、22はファン、23は空調ケースをなすヒ
ータケース、23aはデフダクト接続口、24は熱交換
器をなすヒータコア、Cは車両左右方向に伸びる軸線で
ある。
入口、11bは内気吸入口、11cは空気排出口、12
は内外気切替ダンパ、21はファンケース、21aはフ
ァン吸入口、22はファン、23は空調ケースをなすヒ
ータケース、23aはデフダクト接続口、24は熱交換
器をなすヒータコア、Cは車両左右方向に伸びる軸線で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 一夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 内田 五郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 伴 律文 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 鷹羽 正人 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 外気吸入口、内気吸入口及び空気排出口
を有する内外気ケースと、 該内外気ケースに内設された内外気切替ダンパと、 前記空気排出口に着脱可能に接続された断面長円で筒状
のファンケースと、 該ファンケース内にあってファンケースの長径方向に所
定距離だけ偏心して配設され、その偏心中心部に円形の
ファン吸入口を有するファンと、 前記ファンケースに接続されるとともに、車両左右方向
の略中心に配設されたデフダクトに着脱可能に接続され
るデフダクト接続口を有する空調ケースと、 該空調ケース内に配設され、空調を行う熱交換器とを備
え、 前記ファンケースと前記空調ケースとは車両左右方向に
伸びる軸線に沿って配設されるとともにその外形が前記
軸線に対し略線対称に形成され、かつ前記デフダクト接
続口はその形状が前記軸線に対し略線対称に形成され、
さらに前記空気排出口は長円形状であってかつその長径
方向が前記軸線に対し略線対称に形成されたことを特徴
とする車両用空調ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12910491A JPH05104936A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 車両用空調ユニツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12910491A JPH05104936A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 車両用空調ユニツト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104936A true JPH05104936A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=15001170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12910491A Pending JPH05104936A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 車両用空調ユニツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05104936A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011218904A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Suzuki Motor Corp | 車両の送風部構造 |
JP2011218929A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 車両用空気調和装置 |
WO2018084259A1 (ja) * | 2016-11-04 | 2018-05-11 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置の空調ユニットおよび第1空調ユニットと第2空調ユニットの製造方法 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP12910491A patent/JPH05104936A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011218904A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Suzuki Motor Corp | 車両の送風部構造 |
JP2011218929A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 車両用空気調和装置 |
WO2018084259A1 (ja) * | 2016-11-04 | 2018-05-11 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置の空調ユニットおよび第1空調ユニットと第2空調ユニットの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2566044B2 (ja) | 車両用空気調和装置のヒータユニット構造 | |
US5934989A (en) | Air conditioning apparatus for vehicle | |
GB2065866A (en) | Air conditioner for automobile | |
US6427771B1 (en) | Vehicle air conditioner and manufacturing method thereof | |
US20030010474A1 (en) | Car air conditioner | |
JPS601018A (ja) | 自動車用空気調和装置 | |
US6920921B2 (en) | Air conditioner for vehicles with right steering wheel and left steering wheel | |
KR101350897B1 (ko) | 자동차용 공조장치 | |
JP2016120822A (ja) | 自動車用空調装置 | |
JPH05104936A (ja) | 車両用空調ユニツト | |
JP5127204B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
KR20190058817A (ko) | 차량용 공조장치 | |
JPH106741A (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH0154204B2 (ja) | ||
JP2000085335A (ja) | 自動車用空気調和装置 | |
JP3678211B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JPS5977918A (ja) | 自動車用空調装置 | |
JP3495352B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2003127651A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2003034120A (ja) | 車両用空調ダクト | |
JP2019127246A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2003080921A (ja) | 送風装置および車両用空調装置 | |
JP4387434B2 (ja) | 自動車用空気調和装置 | |
KR100925653B1 (ko) | 자동차용 공기조화장치의 케이스 | |
JPS6140583Y2 (ja) |