JPH051015A - カルバミン酸誘導体、その製造法、その中間体およびそれを有効成分とする有害生物防除剤 - Google Patents
カルバミン酸誘導体、その製造法、その中間体およびそれを有効成分とする有害生物防除剤Info
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- JPH051015A JPH051015A JP12266591A JP12266591A JPH051015A JP H051015 A JPH051015 A JP H051015A JP 12266591 A JP12266591 A JP 12266591A JP 12266591 A JP12266591 A JP 12266591A JP H051015 A JPH051015 A JP H051015A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 一般式 化1
【化1】
〔式中、R1 は独立して水素原子、ハロゲン原子、低級
アルキル等、lは1〜5の整数、R2 は独立して水素原
子、ハロゲン原子、またはメチル基、mは1〜3の整
数、R3 はハロゲン原子またはメチル基、R4 は水素原
子または低級アルキル基、R5 は水素原子等、R6 は低
級アルキル基、低級ハロアルキル基等、Xは酸素原子、
硫黄原子等、YおよびZは、それぞれ独立して、酸素原
子または硫黄原子を表す。〕で示されるカルバミン酸誘
導体、その製造法、その中間体およびそれを有効成分と
する有害生物防除剤。 【効果】 半翅目害虫、鱗翅目害虫、双翅目害虫、鞘翅
目害虫、網翅目害虫、総翅目害虫、直翅目害虫、膜翅目
害虫、隠翅目害虫、シラミ目害虫、等翅目害虫等に対
し、優れた防除効力を有し、有害生物防除剤として種々
の用途に供し得る。
アルキル等、lは1〜5の整数、R2 は独立して水素原
子、ハロゲン原子、またはメチル基、mは1〜3の整
数、R3 はハロゲン原子またはメチル基、R4 は水素原
子または低級アルキル基、R5 は水素原子等、R6 は低
級アルキル基、低級ハロアルキル基等、Xは酸素原子、
硫黄原子等、YおよびZは、それぞれ独立して、酸素原
子または硫黄原子を表す。〕で示されるカルバミン酸誘
導体、その製造法、その中間体およびそれを有効成分と
する有害生物防除剤。 【効果】 半翅目害虫、鱗翅目害虫、双翅目害虫、鞘翅
目害虫、網翅目害虫、総翅目害虫、直翅目害虫、膜翅目
害虫、隠翅目害虫、シラミ目害虫、等翅目害虫等に対
し、優れた防除効力を有し、有害生物防除剤として種々
の用途に供し得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なカルバミン酸誘
導体、その製造法、その中間体およびそれを有効成分と
する有害生物防除剤に関する。
導体、その製造法、その中間体およびそれを有効成分と
する有害生物防除剤に関する。
【0002】
【従来の技術】これまである種のカルバミン酸誘導体が
有害生物防除効果を有することは、たとえば特開昭54−
151929号公報に記載されている。
有害生物防除効果を有することは、たとえば特開昭54−
151929号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の化合物は、有害生物防除剤の有効成分として必ずしも
常に充分なものであるとはいえない。
の化合物は、有害生物防除剤の有効成分として必ずしも
常に充分なものであるとはいえない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の状
況に鑑み、よりすぐれた有害生物防除効果を有する化合
物を見出すべく鋭意検討を重ねた結果、下記の一般式
化13で示されるカルバミン酸誘導体(以下、本発明化
合物と記す。)が、きわめて高い幼若ホルモン様活性を
有することを見出し、本発明を完成した。すなわち、本
発明は、一般式 化13
況に鑑み、よりすぐれた有害生物防除効果を有する化合
物を見出すべく鋭意検討を重ねた結果、下記の一般式
化13で示されるカルバミン酸誘導体(以下、本発明化
合物と記す。)が、きわめて高い幼若ホルモン様活性を
有することを見出し、本発明を完成した。すなわち、本
発明は、一般式 化13
【0005】
【化13】
【0006】〔式中、R1 は独立して水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素原子1〜3個のアルキル基、炭素原子1〜
3個のハロアルキル基、炭素原子1〜3個のアルコキシ
基、炭素原子1〜3個のハロアルコキシ基、シアノ基ま
たはニトロ基を表し、lは1〜5の整数を表し、R2 は
独立して水素原子、ハロゲン原子またはメチル基を表
し、mは1〜3の整数を表し、R3はハロゲン原子また
はメチル基を表し、R4 は水素原子または炭素原子1〜
3個のアルキル基を表し、R5 は水素原子または式−S
(O)n−N(R7 )−R8 で示される基、式 化14
ン原子、炭素原子1〜3個のアルキル基、炭素原子1〜
3個のハロアルキル基、炭素原子1〜3個のアルコキシ
基、炭素原子1〜3個のハロアルコキシ基、シアノ基ま
たはニトロ基を表し、lは1〜5の整数を表し、R2 は
独立して水素原子、ハロゲン原子またはメチル基を表
し、mは1〜3の整数を表し、R3はハロゲン原子また
はメチル基を表し、R4 は水素原子または炭素原子1〜
3個のアルキル基を表し、R5 は水素原子または式−S
(O)n−N(R7 )−R8 で示される基、式 化14
【化14】
で示される基または式−C(O)−C(O)−OR10で
示される基を表し、R6 は炭素原子1〜6個のアルキル
基、炭素原子1〜6個のハロアルキル基、炭素原子3〜
6個のアルケニル基、炭素原子3〜4個のハロアルケニ
ル基、炭素原子3〜6個のアルキニル基、炭素原子3〜
5個のハロアルキニル基、全炭素原子3〜6個のアルコ
キシルアルキル基、全炭素原子3〜6個のアルキルチオ
アルキル基または炭素原子3〜6個のシクロアルキル基
を表し、R7 は炭素原子1〜6個のアルキル基、アリル
基、炭素原子3〜6個のシクロアルキル基またはベンジ
ル基を表し、R8 は炭素原子1〜6個のアルキル基、ア
リル基、炭素原子3〜6個のシクロアルキル基または式
−(CH2 )p−C(O)OR11で示される基を表し、
R9 は水素原子またはハロゲン原子を表し、R10は炭素
原子1〜10個のアルキル基を表し、R11は炭素原子1
〜6個のアルキル基を表し、Xは酸素原子、硫黄原子、
式−NH−で示される基、式−C(O)−で示される基
またはメチレン基を表し、YおよびZは、それぞれ独立
して、酸素原子または硫黄原子を表し、nは0〜2の整
数を表し、pは0〜6の整数を表す。〕で示されるカル
バミン酸誘導体、その製造法、その中間体およびそれを
有効成分とする有害生物防除剤を提供するものである。
示される基を表し、R6 は炭素原子1〜6個のアルキル
基、炭素原子1〜6個のハロアルキル基、炭素原子3〜
6個のアルケニル基、炭素原子3〜4個のハロアルケニ
ル基、炭素原子3〜6個のアルキニル基、炭素原子3〜
5個のハロアルキニル基、全炭素原子3〜6個のアルコ
キシルアルキル基、全炭素原子3〜6個のアルキルチオ
アルキル基または炭素原子3〜6個のシクロアルキル基
を表し、R7 は炭素原子1〜6個のアルキル基、アリル
基、炭素原子3〜6個のシクロアルキル基またはベンジ
ル基を表し、R8 は炭素原子1〜6個のアルキル基、ア
リル基、炭素原子3〜6個のシクロアルキル基または式
−(CH2 )p−C(O)OR11で示される基を表し、
R9 は水素原子またはハロゲン原子を表し、R10は炭素
原子1〜10個のアルキル基を表し、R11は炭素原子1
〜6個のアルキル基を表し、Xは酸素原子、硫黄原子、
式−NH−で示される基、式−C(O)−で示される基
またはメチレン基を表し、YおよびZは、それぞれ独立
して、酸素原子または硫黄原子を表し、nは0〜2の整
数を表し、pは0〜6の整数を表す。〕で示されるカル
バミン酸誘導体、その製造法、その中間体およびそれを
有効成分とする有害生物防除剤を提供するものである。
【0007】本発明化合物は、大部分の従来の殺虫剤と
は著しく異なり、昆虫に対してすぐれた幼若ホルモン様
活性を有する。すなわち、成虫への変態の阻害、卵のふ
化の阻害および成虫の不妊化などの作用を示す。この結
果、本発明化合物は、既存の殺虫剤に抵抗性の発達した
害虫類も含めて、種々の害虫、すなわち農林園芸害虫、
貯穀害虫および衛生害虫等に対して、主として、成長調
節剤、不妊化剤、殺卵剤あるいは増殖抑制剤として作用
し、高い防除効果を示す。
は著しく異なり、昆虫に対してすぐれた幼若ホルモン様
活性を有する。すなわち、成虫への変態の阻害、卵のふ
化の阻害および成虫の不妊化などの作用を示す。この結
果、本発明化合物は、既存の殺虫剤に抵抗性の発達した
害虫類も含めて、種々の害虫、すなわち農林園芸害虫、
貯穀害虫および衛生害虫等に対して、主として、成長調
節剤、不妊化剤、殺卵剤あるいは増殖抑制剤として作用
し、高い防除効果を示す。
【0008】一般式 化13で示される本発明化合物に
おいて、R1 で表される炭素原子1〜3個のアルキル基
とは、メチル基、エチル基、n−プロピル基またはイソ
プロピル基であり、
おいて、R1 で表される炭素原子1〜3個のアルキル基
とは、メチル基、エチル基、n−プロピル基またはイソ
プロピル基であり、
【0009】R1 で表される炭素原子1〜3個のハロア
ルキル基とは、たとえば、トリフルオロメチル基、ジフ
ルオロメチル基、2−フルオロエチル基、1−フルオロ
エチル基、1,2−ジフルオロエチル、2,2,2−ト
リフルオロエチル基、2−クロロエチル基、3−フルオ
ロプロピル基、2−フルオロプロピル基、1−フルオロ
プロピル基、3−クロロプロピル基、3−ブロモプロピ
ル基等であり、
ルキル基とは、たとえば、トリフルオロメチル基、ジフ
ルオロメチル基、2−フルオロエチル基、1−フルオロ
エチル基、1,2−ジフルオロエチル、2,2,2−ト
リフルオロエチル基、2−クロロエチル基、3−フルオ
ロプロピル基、2−フルオロプロピル基、1−フルオロ
プロピル基、3−クロロプロピル基、3−ブロモプロピ
ル基等であり、
【0010】R1 で表される炭素原子1〜3個のアルコ
キシ基とは、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、イソプロポキシ基であり、
キシ基とは、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、イソプロポキシ基であり、
【0011】R1 で表される炭素原子1〜3個のハロア
ルコキシ基とは、たとえば、トリフルオロメトキシ基、
ジフルオロメトキシ基、ブロモジフルオロメトキシ基、
2−フルオロエトキシ基、2,2,2−トリフルオロエ
トキシ基、2−クロロエトキシ基、1,1,2−トリフ
ルオロエトキシ基、3−フルオロ−n−プロポキシ基、
2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエトキシ基、2
−フルオロ−n−プロポキシ基、2−クロロエトキシ
基、3−クロロプロポキシ基、3−ブロモ−n−プロポ
キシ基、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基等
であり、
ルコキシ基とは、たとえば、トリフルオロメトキシ基、
ジフルオロメトキシ基、ブロモジフルオロメトキシ基、
2−フルオロエトキシ基、2,2,2−トリフルオロエ
トキシ基、2−クロロエトキシ基、1,1,2−トリフ
ルオロエトキシ基、3−フルオロ−n−プロポキシ基、
2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエトキシ基、2
−フルオロ−n−プロポキシ基、2−クロロエトキシ
基、3−クロロプロポキシ基、3−ブロモ−n−プロポ
キシ基、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基等
であり、
【0012】R4 で表される炭素原子1〜3個のアルキ
ル基とは、メチル基、エチル基、n−プロピル基または
イソプロピル基であり、
ル基とは、メチル基、エチル基、n−プロピル基または
イソプロピル基であり、
【0013】R6 で表される炭素原子1〜6個のアルキ
ル基とは、たとえば、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec −ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、
neo −ペンチル基、2−メチルブチル基、1−メチルブ
チル基、1−エチルプロピル基、1,1−ジメチルプロ
ピル基、n−ヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−
メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチル
ペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメ
チルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、2−エチル
ブチル基、1−エチルブチル基、1,3−ジメチルブチ
ル基等であり、
ル基とは、たとえば、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec −ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、
neo −ペンチル基、2−メチルブチル基、1−メチルブ
チル基、1−エチルプロピル基、1,1−ジメチルプロ
ピル基、n−ヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−
メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチル
ペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメ
チルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、2−エチル
ブチル基、1−エチルブチル基、1,3−ジメチルブチ
ル基等であり、
【0014】R6 で表される炭素原子1〜6個のハロア
ルキル基とは、たとえば、ジフルオロメチル基、トリフ
ルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエ
チル基、2−ブロモエチル基、2−ヨードエチル基、
2,2,2−トリフルオロエチル基、2,2,2−トリ
クロロエチル基、2,2,2−トリブロモエチル基、3
−フルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフ
ルオロプロピル基、2−クロロ−1−メチルプロピル
基、3−クロロプロピル基、2−クロロプロピル基、
2,3−ジクロロプロピル基、1,3−ジクロロ−2−
プロピル基、3−ブロモプロピル基、2−ブロモプロピ
ル基、1−ブロモ−2−プロピル基、2,3−ジブロモ
プロピル基、3−ヨードプロピル基、4−フルオロブチ
ル基、4,4,4−トリフルオロブチル基、3,3,
4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチル基、2,2,
3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル基、4−ク
ロロブチル基、3−クロロブチル基、2,3,4−トリ
クロロブチル基、4−ブロモブチル基、3−ブロモブチ
ル基、4−ヨードブチル基、5−フルオロペンチル基、
5−クロロペンチル基、5−ブロモペンチル基、6−フ
ルオロヘキシル基、6−クロロヘキシル基、6−ブロモ
ヘキシル基等であり、
ルキル基とは、たとえば、ジフルオロメチル基、トリフ
ルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエ
チル基、2−ブロモエチル基、2−ヨードエチル基、
2,2,2−トリフルオロエチル基、2,2,2−トリ
クロロエチル基、2,2,2−トリブロモエチル基、3
−フルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフ
ルオロプロピル基、2−クロロ−1−メチルプロピル
基、3−クロロプロピル基、2−クロロプロピル基、
2,3−ジクロロプロピル基、1,3−ジクロロ−2−
プロピル基、3−ブロモプロピル基、2−ブロモプロピ
ル基、1−ブロモ−2−プロピル基、2,3−ジブロモ
プロピル基、3−ヨードプロピル基、4−フルオロブチ
ル基、4,4,4−トリフルオロブチル基、3,3,
4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチル基、2,2,
3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル基、4−ク
ロロブチル基、3−クロロブチル基、2,3,4−トリ
クロロブチル基、4−ブロモブチル基、3−ブロモブチ
ル基、4−ヨードブチル基、5−フルオロペンチル基、
5−クロロペンチル基、5−ブロモペンチル基、6−フ
ルオロヘキシル基、6−クロロヘキシル基、6−ブロモ
ヘキシル基等であり、
【0015】R6 で表される炭素原子3〜6個のアルケ
ニル基とは、たとえば、アリル基、2−メチルアリル
基、1,1−ジメチル−2−プロペニル基、2−ブテニ
ル基、3−ブテニル基、3−メチル−2−ブテニル基、
2−メチル−2−ブテニル基、2−メチル−3−ブテニ
ル基、2−ペンテニル基、2−ヘキセニル基、5−ヘキ
セニル基等であり、
ニル基とは、たとえば、アリル基、2−メチルアリル
基、1,1−ジメチル−2−プロペニル基、2−ブテニ
ル基、3−ブテニル基、3−メチル−2−ブテニル基、
2−メチル−2−ブテニル基、2−メチル−3−ブテニ
ル基、2−ペンテニル基、2−ヘキセニル基、5−ヘキ
セニル基等であり、
【0016】R6 で表される炭素原子3〜4個のハロア
ルケニル基とは、たとえば、2,3−ジクロロアリル
基、2,3−ジブロムアリル基、2−クロロ−2−プロ
ペニル基、3−クロロ−2−プロペニル基、2−ブロモ
−2−プロペニル基、2−クロロメチル−2−プロペニ
ル基、2−クロロ−3−ブテニル基、3−クロロ−2−
ブテニル基、4−クロロ−2−ブテニル基、4−ブロモ
−2−ブテニル基等であり、
ルケニル基とは、たとえば、2,3−ジクロロアリル
基、2,3−ジブロムアリル基、2−クロロ−2−プロ
ペニル基、3−クロロ−2−プロペニル基、2−ブロモ
−2−プロペニル基、2−クロロメチル−2−プロペニ
ル基、2−クロロ−3−ブテニル基、3−クロロ−2−
ブテニル基、4−クロロ−2−ブテニル基、4−ブロモ
−2−ブテニル基等であり、
【0017】R6 で表される炭素原子3〜6個のアルキ
ニル基とは、たとえば、2−プロピニル基、1−メチル
−2−プロピニル基、1−エチル−2−プロピニル基、
1−エチニルブチル基、2−ブチニル基、1−エチル−
2−ブチニル基、1−プロピル−2−ブチニル基、2−
ペンチニル基、4−メチル−2−ペンチニル基、1−メ
チル−2−ペンチニル基、2−ヘキシニル基、3−ヘキ
シニル基等であり、
ニル基とは、たとえば、2−プロピニル基、1−メチル
−2−プロピニル基、1−エチル−2−プロピニル基、
1−エチニルブチル基、2−ブチニル基、1−エチル−
2−ブチニル基、1−プロピル−2−ブチニル基、2−
ペンチニル基、4−メチル−2−ペンチニル基、1−メ
チル−2−ペンチニル基、2−ヘキシニル基、3−ヘキ
シニル基等であり、
【0018】R6 で表される炭素原子3〜5個のハロア
ルキニル基とは、たとえば、3−クロロ−2−プロピニ
ル基、3−クロロプロピニル基、3−ブロモプロピニル
基、1−クロロ−2−ブチニル基、4−クロロ−3−ブ
チニル基、1−ブロモ−2−ブチニル基、4−ブロモ−
3−ブチニル基、5−クロロ−4−ペンチニル基、5−
ブロモ−4−ペンチニル基、1−ブロモ−2−ペンチニ
ル基、1−ブロモ−4−ペンチニル基等であり、
ルキニル基とは、たとえば、3−クロロ−2−プロピニ
ル基、3−クロロプロピニル基、3−ブロモプロピニル
基、1−クロロ−2−ブチニル基、4−クロロ−3−ブ
チニル基、1−ブロモ−2−ブチニル基、4−ブロモ−
3−ブチニル基、5−クロロ−4−ペンチニル基、5−
ブロモ−4−ペンチニル基、1−ブロモ−2−ペンチニ
ル基、1−ブロモ−4−ペンチニル基等であり、
【0019】R6 で表される全炭素原子3〜6個のアル
コキシアルキル基とは、たとえば、2−メトキシエチル
基、2−エトキシエチル基、2−iso−プロポキシエ
チル基、3−メトキシプロピル基、2−メトキシプロピ
ル基、2−エトキシプロピル基、3−(n−プロポキ
シ)プロピル基、4−メトキシブチル基、4−エトキシ
ブチル基等であり、
コキシアルキル基とは、たとえば、2−メトキシエチル
基、2−エトキシエチル基、2−iso−プロポキシエ
チル基、3−メトキシプロピル基、2−メトキシプロピ
ル基、2−エトキシプロピル基、3−(n−プロポキ
シ)プロピル基、4−メトキシブチル基、4−エトキシ
ブチル基等であり、
【0020】R6 で表される全炭素原子3〜6個のアル
キルチオアルキル基とは、たとえば、2−メチルチオエ
チル基、2−エチルチオエチル基、3−メチルチオプロ
ピル基、2−メチルチオプロピル基、2−エチルチオプ
ロピル基、3−(n−プロピル)チオプロピル基、4−
メチルチオブチル基、4−エチルチオブチル基等であ
り、
キルチオアルキル基とは、たとえば、2−メチルチオエ
チル基、2−エチルチオエチル基、3−メチルチオプロ
ピル基、2−メチルチオプロピル基、2−エチルチオプ
ロピル基、3−(n−プロピル)チオプロピル基、4−
メチルチオブチル基、4−エチルチオブチル基等であ
り、
【0021】R6 で表される炭素原子3〜6個のシクロ
アルキル基とは、たとえばシクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等であ
り、
アルキル基とは、たとえばシクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等であ
り、
【0022】R7 で表される炭素原子1〜6個のアルキ
ル基とは、たとえば、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec −ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、
neo −ペンチル基、2−メチルブチル基、1−メチルブ
チル基、1−エチルプロピル基、1,1−ジメチルプロ
ピル基、n−ヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−
メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチル
ペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメ
チルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、2−エチル
ブチル基、1−エチルブチル基、1,3−ジメチルブチ
ル基等であり、
ル基とは、たとえば、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec −ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、
neo −ペンチル基、2−メチルブチル基、1−メチルブ
チル基、1−エチルプロピル基、1,1−ジメチルプロ
ピル基、n−ヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−
メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチル
ペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメ
チルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、2−エチル
ブチル基、1−エチルブチル基、1,3−ジメチルブチ
ル基等であり、
【0023】R7 で表される炭素原子3〜6個のシクロ
アルキル基とは、たとえばシクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等であ
り、
アルキル基とは、たとえばシクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等であ
り、
【0024】R8 で表される1〜6個のアルキル基と
は、たとえば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、n−ブチル基、sec −ブチル基、イソ
ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、neo −ペ
ンチル基、2−メチルブチル基、1−メチルブチル基、
1−エチルプロピル基、1,1−ジメチルプロピル基、
n−ヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペ
ンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチルペンチル
基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチ
ル基、1,1−ジメチルブチル基、2−エチルブチル
基、1−エチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基等
であり、
は、たとえば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、n−ブチル基、sec −ブチル基、イソ
ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、neo −ペ
ンチル基、2−メチルブチル基、1−メチルブチル基、
1−エチルプロピル基、1,1−ジメチルプロピル基、
n−ヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペ
ンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチルペンチル
基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチ
ル基、1,1−ジメチルブチル基、2−エチルブチル
基、1−エチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基等
であり、
【0025】R8 で表される炭素原子3〜6個のシクロ
アルキル基とは、たとえばシクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等であ
り、
アルキル基とは、たとえばシクロプロピル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等であ
り、
【0026】R10で表される炭素原子1〜10個のアル
キル基とは、たとえば、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、iso −プロピル基、n−ブチル基、sec −ブチ
ル基、iso −ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル
基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル
基、n−ノニル基、n−デシル基等であり、
キル基とは、たとえば、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、iso −プロピル基、n−ブチル基、sec −ブチ
ル基、iso −ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル
基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル
基、n−ノニル基、n−デシル基等であり、
【0027】R11で表される炭素原子1〜6個のアルキ
ル基とは、たとえば、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec −ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、
neo −ペンチル基、2−メチルブチル基、1−メチルブ
チル基、1−エチルプロピル基、1,1−ジメチルプロ
ピル基、n−ヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−
メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチル
ペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメ
チルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、2−エチル
ブチル基、1−エチルブチル基、1,3−ジメチルブチ
ル基等であり、
ル基とは、たとえば、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec −ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、
neo −ペンチル基、2−メチルブチル基、1−メチルブ
チル基、1−エチルプロピル基、1,1−ジメチルプロ
ピル基、n−ヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−
メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチル
ペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメ
チルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、2−エチル
ブチル基、1−エチルブチル基、1,3−ジメチルブチ
ル基等であり、
【0028】一般式 化13で示される本発明化合物の
うちで好ましい化合物としては、R1 は独立して水素原
子、フッ素原子、塩素原子またはメチル基、lは1また
は2、式 化15
うちで好ましい化合物としては、R1 は独立して水素原
子、フッ素原子、塩素原子またはメチル基、lは1また
は2、式 化15
【0029】
【化15】
【0030】〔式中、R1 は独立して水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素原子1〜3個のアルキル基、炭素原子1〜
3個のハロアルキル基、炭素原子1〜3個のアルコキシ
基、炭素原子1〜3個のハロアルコキシ基、シアノ基ま
たはニトロ基を表し、lは1〜5の整数を表し、Xは酸
素原子、硫黄原子、式−NH−で示される基、式−C
(O)−で示される基またはメチレン基を表す。〕で示
される基、すなわち、(R1 )lで置換されてもよいX
を含むフェニル基の置換位置は4位または5位、R2 は
水素原子または塩素原子、mは1、R3 はハロゲン原
子、R4 およびR5 は水素原子、R6 は炭素原子1〜5
個のアルキル基、炭素原子2個のハロアルキル基、アリ
ル基、プロパルギル基またはメトキシエチル基、Xは酸
素原子またはメチレン基、Yは酸素原子、Zは酸素原子
または硫黄原子をあげることができる。より好ましい化
合物としては、(R1 )lは3位および5位の置換位置
ともにフッ素原子(3,5−F2 )または3位および4
位の置換位置ともに塩素原子(3,4−Cl2 )、(R
1 )lで置換されてもよいXを含むフェニル基の置換位
置は4位、R2 は水素原子または5位の置換位置である
塩素原子(5−Cl)、R3 は塩素原子、R4 およびR
5 は水素原子、R6 はメチル基、エチル基または2−ク
ロロエチル基、Xは酸素原子またはメチレン基、Yおよ
びZは酸素原子があげられる。なお、Xが酸素原子の時
は、(R1 )lは3位の置換位置である塩素原子(3−
Cl)、4位の置換位置である塩素原子(4−Cl)も
しくはフッ素原子(4−F)でもよく、またXがメチレ
ン基の時は、R1 は水素原子でもよい。さらにより好ま
しくは、(R1 )lは3位および5位の置換位置ともに
フッ素原子(3,5−F2 )、(R1 )lで置換されて
もよいXを含むフェニル基の置換位置は4位、R2 は水
素原子または5位の置換位置である塩素原子(5−C
l)、R3 は塩素原子、R4 およびR5 は水素原子、R
6 はメチル基またはエチル基、Xは酸素原子またはメチ
レン基、YおよびZは酸素原子をあげることができる。
なお、Xが酸素原子の時は、(R1)lは3位および4
位の置換位置ともに塩素原子(3,4−Cl2 )または
3位の置換位置である塩素原子(3−Cl)でもよく、
またXがメチレン基の時は、R1 は水素原子でもよい。
ン原子、炭素原子1〜3個のアルキル基、炭素原子1〜
3個のハロアルキル基、炭素原子1〜3個のアルコキシ
基、炭素原子1〜3個のハロアルコキシ基、シアノ基ま
たはニトロ基を表し、lは1〜5の整数を表し、Xは酸
素原子、硫黄原子、式−NH−で示される基、式−C
(O)−で示される基またはメチレン基を表す。〕で示
される基、すなわち、(R1 )lで置換されてもよいX
を含むフェニル基の置換位置は4位または5位、R2 は
水素原子または塩素原子、mは1、R3 はハロゲン原
子、R4 およびR5 は水素原子、R6 は炭素原子1〜5
個のアルキル基、炭素原子2個のハロアルキル基、アリ
ル基、プロパルギル基またはメトキシエチル基、Xは酸
素原子またはメチレン基、Yは酸素原子、Zは酸素原子
または硫黄原子をあげることができる。より好ましい化
合物としては、(R1 )lは3位および5位の置換位置
ともにフッ素原子(3,5−F2 )または3位および4
位の置換位置ともに塩素原子(3,4−Cl2 )、(R
1 )lで置換されてもよいXを含むフェニル基の置換位
置は4位、R2 は水素原子または5位の置換位置である
塩素原子(5−Cl)、R3 は塩素原子、R4 およびR
5 は水素原子、R6 はメチル基、エチル基または2−ク
ロロエチル基、Xは酸素原子またはメチレン基、Yおよ
びZは酸素原子があげられる。なお、Xが酸素原子の時
は、(R1 )lは3位の置換位置である塩素原子(3−
Cl)、4位の置換位置である塩素原子(4−Cl)も
しくはフッ素原子(4−F)でもよく、またXがメチレ
ン基の時は、R1 は水素原子でもよい。さらにより好ま
しくは、(R1 )lは3位および5位の置換位置ともに
フッ素原子(3,5−F2 )、(R1 )lで置換されて
もよいXを含むフェニル基の置換位置は4位、R2 は水
素原子または5位の置換位置である塩素原子(5−C
l)、R3 は塩素原子、R4 およびR5 は水素原子、R
6 はメチル基またはエチル基、Xは酸素原子またはメチ
レン基、YおよびZは酸素原子をあげることができる。
なお、Xが酸素原子の時は、(R1)lは3位および4
位の置換位置ともに塩素原子(3,4−Cl2 )または
3位の置換位置である塩素原子(3−Cl)でもよく、
またXがメチレン基の時は、R1 は水素原子でもよい。
【0031】一般式 化13で示される本発明化合物
は、たとえば、以下の方法により製造することができ
る。
は、たとえば、以下の方法により製造することができ
る。
【0032】(製造法A)一般式 化13で示される本
発明化合物において、R5 が水素原子を表す場合のカル
バミン酸誘導体(一般式 化16)
発明化合物において、R5 が水素原子を表す場合のカル
バミン酸誘導体(一般式 化16)
【0033】
【化16】
【0034】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R6 、
X、Y、Z、lおよびmは前記と同じ意味を表す。〕の
製造法。 一般式 化17
X、Y、Z、lおよびmは前記と同じ意味を表す。〕の
製造法。 一般式 化17
【0035】
【化17】
【0036】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、X、
Y、Z、lおよびmは前記と同じ意味を表す。〕で示さ
れるアミン系化合物と一般式 化18
Y、Z、lおよびmは前記と同じ意味を表す。〕で示さ
れるアミン系化合物と一般式 化18
【0037】
【化18】
【0038】〔式中、R6 、Zは前記と同じ意味を表
し、L1 はハロゲン原子を表す。〕で示されるカルボン
酸系化合物とを反応させることによって製造することが
できる。製造法Aにおいては、反応は、必要に応じて適
当な塩基の存在下、反応に影響しない溶媒中で行なうの
が好ましい。
し、L1 はハロゲン原子を表す。〕で示されるカルボン
酸系化合物とを反応させることによって製造することが
できる。製造法Aにおいては、反応は、必要に応じて適
当な塩基の存在下、反応に影響しない溶媒中で行なうの
が好ましい。
【0039】塩基としては、たとえば炭酸カリウム等の
炭酸アルカリまたはトリエチルアミン、ピリジン等の有
機塩基を用いることができる。また必要に応じて、反応
系にアンモニウム塩(たとえばトリエチルベンジルアン
モニウムクロライド等)等の触媒を添加してもよい。
炭酸アルカリまたはトリエチルアミン、ピリジン等の有
機塩基を用いることができる。また必要に応じて、反応
系にアンモニウム塩(たとえばトリエチルベンジルアン
モニウムクロライド等)等の触媒を添加してもよい。
【0040】溶媒としては、たとえばアセトン、メチル
エチルケトン等のケトン類、ベンゼン、ヘキサン、トル
エン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、イソプロピル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロ
ロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、
アセトニトリル、ニトロメタンまたはジメチルスルホキ
シド等を使用することができる。また必要に応じて、こ
れらの溶媒の混合溶媒や水との混合溶媒も使用すること
ができる。
エチルケトン等のケトン類、ベンゼン、ヘキサン、トル
エン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、イソプロピル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロ
ロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、
アセトニトリル、ニトロメタンまたはジメチルスルホキ
シド等を使用することができる。また必要に応じて、こ
れらの溶媒の混合溶媒や水との混合溶媒も使用すること
ができる。
【0041】反応温度は、通常、−20℃から反応に使
用する溶媒の沸点の範囲をとることができるが、−5℃
から反応に使用する溶媒の沸点までの温度がより望まし
い。
用する溶媒の沸点の範囲をとることができるが、−5℃
から反応に使用する溶媒の沸点までの温度がより望まし
い。
【0042】原料のモル比は任意に設定できるが、等モ
ルまたはそれに近い比率で反応を行なうのが有利であ
る。
ルまたはそれに近い比率で反応を行なうのが有利であ
る。
【0043】反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃
縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を得る
ことができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸
留、再結晶等の通常の操作によって精製することもでき
る。
縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を得る
ことができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸
留、再結晶等の通常の操作によって精製することもでき
る。
【0044】(製造法B)一般式 化13で示される本
発明化合物において、R5 が水素原子を表す場合のカル
バミン酸誘導体(一般式 化16)の製造法。 一般式 化19
発明化合物において、R5 が水素原子を表す場合のカル
バミン酸誘導体(一般式 化16)の製造法。 一般式 化19
【0045】
【化19】
【0046】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、X、
Y、lおよびmは前記と同じ意味を表す。〕で示される
イソシアネート系化合物と一般式 R6 −Z−H 〔式中、R6 およびZは前記と同じ意味を表す。〕で示
される(チオ)アルコール系化合物とを反応させること
によって製造することができる。製造法Bにおいては、
反応は、必要に応じて、適当な触媒の存在下、反応に影
響しない溶媒中で行なうのが好ましい。
Y、lおよびmは前記と同じ意味を表す。〕で示される
イソシアネート系化合物と一般式 R6 −Z−H 〔式中、R6 およびZは前記と同じ意味を表す。〕で示
される(チオ)アルコール系化合物とを反応させること
によって製造することができる。製造法Bにおいては、
反応は、必要に応じて、適当な触媒の存在下、反応に影
響しない溶媒中で行なうのが好ましい。
【0047】触媒としては、たとえばトリエチルアミ
ン、ピリジンもしくは酢酸ナトリウム等の有機塩基また
は塩化アルミニウム、塩化水素もしくはボロントリフル
オライドエーテル錯体(BF3 ・(C2 H5 )2 O)等
の酸を用いることができる。
ン、ピリジンもしくは酢酸ナトリウム等の有機塩基また
は塩化アルミニウム、塩化水素もしくはボロントリフル
オライドエーテル錯体(BF3 ・(C2 H5 )2 O)等
の酸を用いることができる。
【0048】溶媒としては、たとえばベンゼン、トルエ
ン、ヘキサン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリックトリアミ
ド等の極性溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、1,
2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭
化水素類、アセトニトリルまたはニトロメタン等を使用
することができる。また必要に応じて、これらの溶媒の
混合溶媒も使用することができる。
ン、ヘキサン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリックトリアミ
ド等の極性溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、1,
2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭
化水素類、アセトニトリルまたはニトロメタン等を使用
することができる。また必要に応じて、これらの溶媒の
混合溶媒も使用することができる。
【0049】反応温度は、通常、−20℃から反応に使
用する溶媒の沸点の範囲をとることができるが、−5℃
から反応に使用する溶媒の沸点までの範囲がより望まし
い。
用する溶媒の沸点の範囲をとることができるが、−5℃
から反応に使用する溶媒の沸点までの範囲がより望まし
い。
【0050】原料のモル比は任意に設定できるが、等モ
ルまたはそれに近い比率で反応を行なうのが有利であ
る。
ルまたはそれに近い比率で反応を行なうのが有利であ
る。
【0051】反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃
縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を得る
ことができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸
留、再結晶等の通常の操作によって精製することもでき
る。
縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を得る
ことができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸
留、再結晶等の通常の操作によって精製することもでき
る。
【0052】(製造法C)一般式 化13で示される本
発明化合物において、R5 が水素原子を表す場合のカル
バミン酸誘導体(一般式 化20)
発明化合物において、R5 が水素原子を表す場合のカル
バミン酸誘導体(一般式 化20)
【0053】
【化20】
【0054】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R6 、
X、Y、Z、lおよびmは前記と同じ意味を表す。〕の
製造法。 一般式 化21
X、Y、Z、lおよびmは前記と同じ意味を表す。〕の
製造法。 一般式 化21
【0055】
【化21】
【0056】〔式中、R1 、R2 、R3 、X、Y、lお
よびmは前記と同じ意味を表し、M1 はアルカリ金属原
子または水素原子を表す。〕で示される(チオ)フェノ
ール系化合物と一般式 化22
よびmは前記と同じ意味を表し、M1 はアルカリ金属原
子または水素原子を表す。〕で示される(チオ)フェノ
ール系化合物と一般式 化22
【0057】
【化22】
【0058】〔式中、R4 、R6 、Zは前記と同じ意味
を表し、L2 はハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ
基またはトルエンスルホニルオキシ基を表す。〕で示さ
れるカルボン酸系化合物とを反応させることによって製
造することができる。製造法Cにおいては、反応は、適
当な塩基の存在下、不活性溶媒中で行なうのが好まし
い。ただし、M1 がアルカリ金属原子の場合は、塩基の
存在は必ずしも必要ではない。
を表し、L2 はハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ
基またはトルエンスルホニルオキシ基を表す。〕で示さ
れるカルボン酸系化合物とを反応させることによって製
造することができる。製造法Cにおいては、反応は、適
当な塩基の存在下、不活性溶媒中で行なうのが好まし
い。ただし、M1 がアルカリ金属原子の場合は、塩基の
存在は必ずしも必要ではない。
【0059】使用される溶媒としては、たとえばメタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
第3ブチルアルコール等の低級アルコール類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、ヘキサン、ベン
ゼン、トルエン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、イ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリックトリアミ
ド等の極性溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、1,
2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭
化水素類、アセトニトリル、ニトロメタンまたは水等を
あげることができる。また必要に応じて、これらの溶媒
の混合溶媒も使用することができる。
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
第3ブチルアルコール等の低級アルコール類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、ヘキサン、ベン
ゼン、トルエン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、イ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリックトリアミ
ド等の極性溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、1,
2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭
化水素類、アセトニトリル、ニトロメタンまたは水等を
あげることができる。また必要に応じて、これらの溶媒
の混合溶媒も使用することができる。
【0060】使用される塩基としては、たとえば苛性カ
リ、苛性ソーダ等の苛性アルカリ、炭酸カリウム等の炭
酸アルカリ、金属ナトリウム等のアルカリ金属、水素化
ナトリウム等のアルカリ金属の水素化物またはナトリウ
ムメトキサイド、ナトリウムエトキサイド、トリエチル
アミン、ピリジン等の有機塩基等があげられる。また必
要に応じて、反応系にアンモニウム塩(たとえばトリエ
チルベンジルアンモニウムクロライド等)等の触媒を添
加してもよい。
リ、苛性ソーダ等の苛性アルカリ、炭酸カリウム等の炭
酸アルカリ、金属ナトリウム等のアルカリ金属、水素化
ナトリウム等のアルカリ金属の水素化物またはナトリウ
ムメトキサイド、ナトリウムエトキサイド、トリエチル
アミン、ピリジン等の有機塩基等があげられる。また必
要に応じて、反応系にアンモニウム塩(たとえばトリエ
チルベンジルアンモニウムクロライド等)等の触媒を添
加してもよい。
【0061】反応温度としては、−20℃から反応に使
用する溶媒の沸点の範囲をとることができるが、−5℃
から反応に使用する溶媒の沸点までの範囲がより望まし
い。
用する溶媒の沸点の範囲をとることができるが、−5℃
から反応に使用する溶媒の沸点までの範囲がより望まし
い。
【0062】反応に供する原料および塩基のモル比は任
意に設定できるが、等モルまたはそれに近い比率で反応
を行なうのが有利である。
意に設定できるが、等モルまたはそれに近い比率で反応
を行なうのが有利である。
【0063】反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃
縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を得る
ことができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸
留、再結晶等の通常の操作によって精製することもでき
る。
縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を得る
ことができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸
留、再結晶等の通常の操作によって精製することもでき
る。
【0064】(製造法D)一般式 化13で示される本
発明化合物において、R5 が水素原子を表し、Zが硫黄
原子を表す場合のカルバミン酸誘導体(一般式 化2
3)
発明化合物において、R5 が水素原子を表し、Zが硫黄
原子を表す場合のカルバミン酸誘導体(一般式 化2
3)
【0065】
【化23】
【0066】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R6 、
X、Y、lおよびmは前記と同じ意味を表す。〕の製造
法。 一般式 化24
X、Y、lおよびmは前記と同じ意味を表す。〕の製造
法。 一般式 化24
【0067】
【化24】
【0068】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、X、
Y、lおよびmは前記と同じ意味を表し、M2+ はアル
カリ金属イオンまたは四級アンモニウムイオンを表
す。〕で示されるチオカルバミン酸系化合物と一般式
R6 −L3 〔式中、R6 は前記と同じ意味を表し、L3 はハロゲン
原子、メタンスルホニルオキシ基またはトルエンスルホ
ニルオキシ基を表す。〕で示される化合物とを反応させ
ることにより製造することができる。製造法Dにおいて
は、反応は、必要に応じて反応に影響しない溶媒中で行
なうのが望ましい。
Y、lおよびmは前記と同じ意味を表し、M2+ はアル
カリ金属イオンまたは四級アンモニウムイオンを表
す。〕で示されるチオカルバミン酸系化合物と一般式
R6 −L3 〔式中、R6 は前記と同じ意味を表し、L3 はハロゲン
原子、メタンスルホニルオキシ基またはトルエンスルホ
ニルオキシ基を表す。〕で示される化合物とを反応させ
ることにより製造することができる。製造法Dにおいて
は、反応は、必要に応じて反応に影響しない溶媒中で行
なうのが望ましい。
【0069】使用される溶媒としては、たとえばメタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
第3ブチルアルコール等の低級アルコール類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、ヘキサン、ベン
ゼン、トルエン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、イ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリックトリアミ
ド等の極性溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、1,
2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭
化水素類、アセトニトリルまたはニトロメタン等を使用
することができる。また必要に応じて、これらの溶媒の
混合溶媒や水との混合溶媒も使用することができる。ま
た必要に応じて、反応系に、アンモニウム塩(たとえば
トリエチルベンジルアンモニウムクロライド等)等の触
媒を添加してもよい。
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
第3ブチルアルコール等の低級アルコール類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、ヘキサン、ベン
ゼン、トルエン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、イ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリックトリアミ
ド等の極性溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、1,
2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭
化水素類、アセトニトリルまたはニトロメタン等を使用
することができる。また必要に応じて、これらの溶媒の
混合溶媒や水との混合溶媒も使用することができる。ま
た必要に応じて、反応系に、アンモニウム塩(たとえば
トリエチルベンジルアンモニウムクロライド等)等の触
媒を添加してもよい。
【0070】反応温度は、通常、−20℃から反応に使
用する溶媒の沸点の範囲をとることができるが、−5℃
から反応に使用する溶媒の沸点までの範囲がより望まし
い。
用する溶媒の沸点の範囲をとることができるが、−5℃
から反応に使用する溶媒の沸点までの範囲がより望まし
い。
【0071】原料のモル比は任意に設定できるが、等モ
ルまたはそれに近い比率で反応を行なうのが有利であ
る。
ルまたはそれに近い比率で反応を行なうのが有利であ
る。
【0072】反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃
縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を得る
ことができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸
留、再結晶等の通常の操作によって精製することもでき
る。
縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を得る
ことができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸
留、再結晶等の通常の操作によって精製することもでき
る。
【0073】(製造法E)一般式 化13で示される本
発明化合物において、R5 が水素原子以外の基(以下、
R5 ′と記す。)を表す場合のカルバミン酸誘導体(一
般式 化25)
発明化合物において、R5 が水素原子以外の基(以下、
R5 ′と記す。)を表す場合のカルバミン酸誘導体(一
般式 化25)
【0074】
【化25】
【0075】〔式中、R1 、R2 ,R3 、R4 、R6 、
X、Y、Z、lおよびmは前記と同じ意味を表し、
R5 ′は式−S(O)n−N(R7 )−R8 で示される
基、式 化14で示される基または式−C(O)−C
(O)−OR10で示される基を表し、R7 は炭素原子1
〜6個のアルキル基、アリル基、炭素原子3〜6個のシ
クロアルキル基またはベンジル基を表し、R8 は炭素原
子1〜6個のアルキル基、アリル基、炭素原子3〜6個
のシクロアルキル基または式−(CH2 )p−C(O)
OR11で示される基を表し、R9 は水素原子またはハロ
ゲン原子を表し、R10は炭素原子1〜10個のアルキル
基を表し、R11は炭素原子1〜6個のアルキル基を表
し、nは0〜2の整数を表し、pは0〜6の整数を表
す。〕の製造法。 一般式 化26
X、Y、Z、lおよびmは前記と同じ意味を表し、
R5 ′は式−S(O)n−N(R7 )−R8 で示される
基、式 化14で示される基または式−C(O)−C
(O)−OR10で示される基を表し、R7 は炭素原子1
〜6個のアルキル基、アリル基、炭素原子3〜6個のシ
クロアルキル基またはベンジル基を表し、R8 は炭素原
子1〜6個のアルキル基、アリル基、炭素原子3〜6個
のシクロアルキル基または式−(CH2 )p−C(O)
OR11で示される基を表し、R9 は水素原子またはハロ
ゲン原子を表し、R10は炭素原子1〜10個のアルキル
基を表し、R11は炭素原子1〜6個のアルキル基を表
し、nは0〜2の整数を表し、pは0〜6の整数を表
す。〕の製造法。 一般式 化26
【0076】
【化26】
【0077】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R6 、
X、Y、Z、lおよびmは前記と同じ意味を表す。〕で
示されるカルバミン酸誘導体と一般式 R5 ′−L4 〔式中、R5 ′は前記と同じ意味を表し、L4 はハロゲ
ン原子を表す。〕で示されるハロゲン化合物とを反応さ
せることにより製造することができる。製造法Eにおい
ては、反応は、適当な塩基の存在下、反応に影響しない
溶媒中で行なうのが好ましい。
X、Y、Z、lおよびmは前記と同じ意味を表す。〕で
示されるカルバミン酸誘導体と一般式 R5 ′−L4 〔式中、R5 ′は前記と同じ意味を表し、L4 はハロゲ
ン原子を表す。〕で示されるハロゲン化合物とを反応さ
せることにより製造することができる。製造法Eにおい
ては、反応は、適当な塩基の存在下、反応に影響しない
溶媒中で行なうのが好ましい。
【0078】溶媒としては、たとえばアセトン、メチル
エチルケトン等のケトン類、ヘキサン、ベンゼン、トル
エン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジク
ロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素
類、アセトニトリル、ニトロメタンまたはピリジン等を
使用することができる。また必要に応じて、これらの溶
媒の混合溶媒も使用することができる。
エチルケトン等のケトン類、ヘキサン、ベンゼン、トル
エン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジク
ロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素
類、アセトニトリル、ニトロメタンまたはピリジン等を
使用することができる。また必要に応じて、これらの溶
媒の混合溶媒も使用することができる。
【0079】塩基としては、たとえば炭酸カリウム等の
炭酸アルカリ、水素化ナトリウム等のアルカリ金属の水
素化物またはナトリウムメトキサイド、ナトリウムエト
キサイド、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基等
を用いることができる。
炭酸アルカリ、水素化ナトリウム等のアルカリ金属の水
素化物またはナトリウムメトキサイド、ナトリウムエト
キサイド、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基等
を用いることができる。
【0080】反応温度は、通常、−10℃から溶媒の沸
点にかけての範囲で行なう。
点にかけての範囲で行なう。
【0081】原料のモル比は任意に設定できるが、一般
式 化26で示されるカルバミン酸誘導体1モルに対し
て一般式 R5 ′−L4 〔式中、R5 ′およびL4 は前記と同じ意味を表す。〕
で示されるハロゲン化合物および塩基はそれぞれ1〜
2、0.9〜20モルとするのが好ましい。
式 化26で示されるカルバミン酸誘導体1モルに対し
て一般式 R5 ′−L4 〔式中、R5 ′およびL4 は前記と同じ意味を表す。〕
で示されるハロゲン化合物および塩基はそれぞれ1〜
2、0.9〜20モルとするのが好ましい。
【0082】反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃
縮等の通常の後処理を行い、目的の化合物を得ることが
できる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結
晶等の通常の操作によって精製することもできる。
縮等の通常の後処理を行い、目的の化合物を得ることが
できる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結
晶等の通常の操作によって精製することもできる。
【0083】本発明化合物の原料となる一般式 化18
で示されるカルボン酸系化合物、一般式 R6 −Z−H 〔式中、R6 およびZは前記と同じ意味を表す。〕で示
される(チオ)アルコール系化合物、一般式 化22で
示されるカルボン酸系化合物、一般式 R6 −L3 〔式中、R6 およびL3 は前記と同じ意味を表す。〕で
示される化合物および一般式 化24で示されるチオカ
ルバミン酸誘導体は市販されているものを用いるか、ま
たは市販される化合物から、たとえば、J.Prakt. Che
m.,21, 124(1880) 等に記載される公知技術およびそれ
に準じた通常の方法により調整することができる。本発
明化合物の原料となる一般式 化17で示されるアミン
系化合物、一般式化19で示されるイソシアネート系化
合物、一般式 化21で示される(チオ)フェノール系
化合物および一般式 化24で示されるチオカルバミン
酸系化合物は、たとえば、以下に示される通常の方法
(反応式 化27および反応式 化28)等により製造
することができる。
で示されるカルボン酸系化合物、一般式 R6 −Z−H 〔式中、R6 およびZは前記と同じ意味を表す。〕で示
される(チオ)アルコール系化合物、一般式 化22で
示されるカルボン酸系化合物、一般式 R6 −L3 〔式中、R6 およびL3 は前記と同じ意味を表す。〕で
示される化合物および一般式 化24で示されるチオカ
ルバミン酸誘導体は市販されているものを用いるか、ま
たは市販される化合物から、たとえば、J.Prakt. Che
m.,21, 124(1880) 等に記載される公知技術およびそれ
に準じた通常の方法により調整することができる。本発
明化合物の原料となる一般式 化17で示されるアミン
系化合物、一般式化19で示されるイソシアネート系化
合物、一般式 化21で示される(チオ)フェノール系
化合物および一般式 化24で示されるチオカルバミン
酸系化合物は、たとえば、以下に示される通常の方法
(反応式 化27および反応式 化28)等により製造
することができる。
【0084】
【化27】
【0085】
【化28】
【0086】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、X、
Y、l、mおよびM2 は前記と同じ意味を表し、M1 ′
はアルカリ金属原子を表す。〕また、一般式 化29
Y、l、mおよびM2 は前記と同じ意味を表し、M1 ′
はアルカリ金属原子を表す。〕また、一般式 化29
【0087】
【化29】
【0088】〔式中、R1 、R2 、R3 、X、Y、lお
よびmは前記と同じ意味を表す。〕で示される(チオ)
フェノール系化合物〔一般式 化21で示される(チ
オ)フェノール系化合物のうち、M1 が水素原子を表す
場合に相当〕は、たとえば、以下に示される通常の方法
(反応式 化30および反応式 化31)等により製造
することができる。 (a)Yが酸素原子を表す場合
よびmは前記と同じ意味を表す。〕で示される(チオ)
フェノール系化合物〔一般式 化21で示される(チ
オ)フェノール系化合物のうち、M1 が水素原子を表す
場合に相当〕は、たとえば、以下に示される通常の方法
(反応式 化30および反応式 化31)等により製造
することができる。 (a)Yが酸素原子を表す場合
【0089】
【化30】
【0090】〔式中、R1 、R2 、R3 、X、lおよび
mは前記と同じ意味を表す。〕 (b)Yが硫黄原子を表す場合
mは前記と同じ意味を表す。〕 (b)Yが硫黄原子を表す場合
【0091】
【化31】
【0092】〔式中、R1 、R2 、R3 、X、lおよび
mは前記と同じ意味を表す。〕なお、上記中、反応式
化30および反応式 化31で示される反応において、
特に、R3 が塩素原子を表す場合は、一般式 化32
mは前記と同じ意味を表す。〕なお、上記中、反応式
化30および反応式 化31で示される反応において、
特に、R3 が塩素原子を表す場合は、一般式 化32
【0093】
【化32】
【0094】〔式中、R1 、R2 、lおよびmは前記と
同じ意味を表す。〕で示されるフェノール誘導体から溶
媒の存在下、塩素化剤を反応させることにより、一般式
化33
同じ意味を表す。〕で示されるフェノール誘導体から溶
媒の存在下、塩素化剤を反応させることにより、一般式
化33
【0095】
【化33】
【0096】〔式中、R1 、R2 、lおよびmは前記と
同じ意味を表す。〕で示されるフェノール誘導体を合成
する通常の方法に準じて得ることもできる。
同じ意味を表す。〕で示されるフェノール誘導体を合成
する通常の方法に準じて得ることもできる。
【0097】上記反応式において塩素化剤としては、塩
素、次亜塩素酸t−ブチルまたは塩化スルフリル等を用
いることができる。また、必要に応じて溶媒を使用する
ことができ、使用し得る溶媒としては、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、四塩化炭素、ベンゼン、酢酸等が
挙げられる。ここで用いる溶媒は塩素化剤の種類に応じ
て使い分けることは言うまでもない。反応温度として
は、−78℃から反応に使用する溶媒または塩素化剤
(塩化スルフリル等)の沸点の範囲をとることができる
が、−20℃から反応に使用する溶媒または塩素化剤
(塩化スルフリルなど)の沸点までの範囲が望ましい。
反応に供する原料および塩素化剤のモル比は任意に設定
できるが、等モルまたはそれに近い比率で反応を行なう
のが有利である。
素、次亜塩素酸t−ブチルまたは塩化スルフリル等を用
いることができる。また、必要に応じて溶媒を使用する
ことができ、使用し得る溶媒としては、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、四塩化炭素、ベンゼン、酢酸等が
挙げられる。ここで用いる溶媒は塩素化剤の種類に応じ
て使い分けることは言うまでもない。反応温度として
は、−78℃から反応に使用する溶媒または塩素化剤
(塩化スルフリル等)の沸点の範囲をとることができる
が、−20℃から反応に使用する溶媒または塩素化剤
(塩化スルフリルなど)の沸点までの範囲が望ましい。
反応に供する原料および塩素化剤のモル比は任意に設定
できるが、等モルまたはそれに近い比率で反応を行なう
のが有利である。
【0098】反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃
縮等の通常の後処理を行い、目的の化合物を得ることが
できる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結
晶等の通常の操作によって精製することもできる。
縮等の通常の後処理を行い、目的の化合物を得ることが
できる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結
晶等の通常の操作によって精製することもできる。
【0099】なお、他のハロゲン化(R3 がフッ素原子
または臭素原子等を表す場合)およびアルキル化(特に
メチル化)の方法は、たとえば、Tetrahedron Lett.,2
7, 4465(1986)、J. Org. Chem.,32, 2358(1967)、Tetra
hedron Lett., 889(1974)等に記載される公知技術また
はそれに準じた方法を用いることができる。
または臭素原子等を表す場合)およびアルキル化(特に
メチル化)の方法は、たとえば、Tetrahedron Lett.,2
7, 4465(1986)、J. Org. Chem.,32, 2358(1967)、Tetra
hedron Lett., 889(1974)等に記載される公知技術また
はそれに準じた方法を用いることができる。
【0100】また、一般式 化32で示されるフェノー
ル誘導体は、市販されているものを用いるか、または市
販される化合物から、たとえば、以下に示される方法
(反応式 化34〜36)等により製造することができ
る。 (I)Xが酸素原子、硫黄原子または式−NH−で示さ
れる基を表す場合
ル誘導体は、市販されているものを用いるか、または市
販される化合物から、たとえば、以下に示される方法
(反応式 化34〜36)等により製造することができ
る。 (I)Xが酸素原子、硫黄原子または式−NH−で示さ
れる基を表す場合
【0101】
【化34】
【0102】〔式中、Haはハロゲン原子を表し、R12
は水素原子またはメチル基を表し、R1 、R2 、lおよ
びmは前記と同じ意味を表す。〕(II)Xがメチレン基
を表す場合
は水素原子またはメチル基を表し、R1 、R2 、lおよ
びmは前記と同じ意味を表す。〕(II)Xがメチレン基
を表す場合
【0103】
【化35】
【0104】〔式中、Haはハロゲン原子を表し、
R1 、R2 、lおよびmは前記と同じ意味を表す。〕
(III) Xが式−C(O)−で示される基を表す場合
R1 、R2 、lおよびmは前記と同じ意味を表す。〕
(III) Xが式−C(O)−で示される基を表す場合
【0105】
【化36】
【0106】〔式中、R1 、R2 、lおよびmは前記と
同じ意味を表す。〕
同じ意味を表す。〕
【0107】次に、これらの製造法に準じて製造できる
本発明化合物を表1〜51に示す。ただし、これらの化
合物は例示のためのものであって、本発明はこれらに限
定されるものではない。
本発明化合物を表1〜51に示す。ただし、これらの化
合物は例示のためのものであって、本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0108】また、本発明化合物の中で、不斉炭素原子
を有する化合物の場合には、本発明化合物は生物活性を
有する光学活性なそれぞれの異性体((+)−体、
(−)−体)およびそれらのあらゆる比率の混合物をも
含むものである。
を有する化合物の場合には、本発明化合物は生物活性を
有する光学活性なそれぞれの異性体((+)−体、
(−)−体)およびそれらのあらゆる比率の混合物をも
含むものである。
【0109】
【表1】
【0110】
【表2】
【0111】
【表3】
【0112】
【表4】
【0113】
【表5】
【0114】
【表6】
【0115】
【表7】
【0116】
【表8】
【0117】
【表9】
【0118】
【表10】
【0119】
【表11】
【0120】
【表12】
【0121】
【表13】
【0122】
【表14】
【0123】
【表15】
【0124】
【表16】
【0125】
【表17】
【0126】
【表18】
【0127】
【表19】
【0128】
【表20】
【0129】
【表21】
【0130】
【表22】
【0131】
【表23】
【0132】
【表24】
【0133】
【表25】
【0134】
【表26】
【0135】
【表27】
【0136】
【表28】
【0137】
【表29】
【0138】
【表30】
【0139】
【表31】
【0140】
【表32】
【0141】
【表33】
【0142】
【表34】
【0143】
【表35】
【0144】
【表36】
【0145】
【表37】
【0146】
【表38】
【0147】
【表39】
【0148】
【表40】
【0149】
【表41】
【0150】
【表42】
【0151】
【表43】
【0152】
【表44】
【0153】
【表45】
【0154】
【表46】
【0155】
【表47】
【0156】
【表48】
【0157】
【表49】
【0158】
【表50】
【0159】
【表51】
【0160】本発明化合物が効果を発揮する害虫類とし
ては、たとえば下記のものがあげられる。
ては、たとえば下記のものがあげられる。
【0161】半翅目害虫
トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ等のウ
ンカ類、ツマグロヨコバイ、タイワンツマグロヨコバ
イ、クロスジツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、チ
ャノミドリヒメヨコバイ、フタテンヒメヨコバイ等のヨ
コバイ類、ワタアブラムシ、モモアカアブラムシ等のア
ブラムシ類、カメムシ類、タバココナジラミ、オンシツ
コナジラミ等のコナジラミ類、カイガラムシ類、グンバ
イムシ類、キジラミ類等
ンカ類、ツマグロヨコバイ、タイワンツマグロヨコバ
イ、クロスジツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、チ
ャノミドリヒメヨコバイ、フタテンヒメヨコバイ等のヨ
コバイ類、ワタアブラムシ、モモアカアブラムシ等のア
ブラムシ類、カメムシ類、タバココナジラミ、オンシツ
コナジラミ等のコナジラミ類、カイガラムシ類、グンバ
イムシ類、キジラミ類等
【0162】鱗翅目害虫
ニカメイガ(ニカメイチュウ)、コブノメイガ、ノシメ
コクガ等のメイガ類、ハスモンヨトウ、アワヨトウ、ヨ
トウガ等のヨトウ類、モンシロチョウ等のシロチョウ
類、コカクモンハマキ等のハマキガ類、シンクイガ類、
ハモグリガ類、ホソガ類、キバガ類、ドクガ類、ウワバ
類、カブラヤガ、タマナヤガ等のアグロティス属害虫
(Agrothis spp.)、ヘリオティス属害虫 (Heliothis sp
p.) 、コナガ、イガ、コイガ等
コクガ等のメイガ類、ハスモンヨトウ、アワヨトウ、ヨ
トウガ等のヨトウ類、モンシロチョウ等のシロチョウ
類、コカクモンハマキ等のハマキガ類、シンクイガ類、
ハモグリガ類、ホソガ類、キバガ類、ドクガ類、ウワバ
類、カブラヤガ、タマナヤガ等のアグロティス属害虫
(Agrothis spp.)、ヘリオティス属害虫 (Heliothis sp
p.) 、コナガ、イガ、コイガ等
【0163】双翅目害虫
アカイエカ、コガタアカイエカ等のイエカ類、ネッタイ
シマカ、ヒトスジシマカ等のヤブカ類、シナハマダラカ
等のハマダラカ類、ユスリカ類、イエバエ、オオイエバ
エ等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、ヒメイエ
バエ、タネバエ、タマネギバエ等のハナバエ類、タマバ
エ類、ミバエ類、ミギワバエ類、ショウジョウバエ類、
チョウバエ類、アブ類、ブユ類、サシバエ類等
シマカ、ヒトスジシマカ等のヤブカ類、シナハマダラカ
等のハマダラカ類、ユスリカ類、イエバエ、オオイエバ
エ等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、ヒメイエ
バエ、タネバエ、タマネギバエ等のハナバエ類、タマバ
エ類、ミバエ類、ミギワバエ類、ショウジョウバエ類、
チョウバエ類、アブ類、ブユ類、サシバエ類等
【0164】鞘翅目害虫
ウェスタンコーンルートワーム、サザンコーンルートワ
ーム等のコーンルートワーム類、ドウガネブイブイ、ヒ
メコネガ等のコガネムシ類、コクゾウムシ、イネミズゾ
ウムシ、アズキゾウムシ等のゾウムシ類、チャイロコメ
ノゴミムシダマシ、コクヌストモドキ等のゴミムシダマ
シ類、キスジノミハムシ、ウリハムシ等のハムシ類、シ
バンムシ類、ニジュウヤホシテントウ等のエピラクナ属
(Epilachna spp.) 、ヒラタキイムシ類、ナガシンクイ
ムシ類、カミキリムシ類等
ーム等のコーンルートワーム類、ドウガネブイブイ、ヒ
メコネガ等のコガネムシ類、コクゾウムシ、イネミズゾ
ウムシ、アズキゾウムシ等のゾウムシ類、チャイロコメ
ノゴミムシダマシ、コクヌストモドキ等のゴミムシダマ
シ類、キスジノミハムシ、ウリハムシ等のハムシ類、シ
バンムシ類、ニジュウヤホシテントウ等のエピラクナ属
(Epilachna spp.) 、ヒラタキイムシ類、ナガシンクイ
ムシ類、カミキリムシ類等
【0165】網翅目害虫
チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキブリ、ト
ビイロゴキブリ、コバネゴキブリ等
ビイロゴキブリ、コバネゴキブリ等
【0166】総翅目害虫
ミナミキイロアザミウマ、チャノキイロアザミウマ、ハ
ナアザミウマ等
ナアザミウマ等
【0167】膜翅目害虫
アリ類、カブラハバチ等のハバチ類等
【0168】直翅目害虫
ケラ、バッタ等
【0169】隠翅目害虫
ヒトノミ等
【0170】シラミ目害虫
ヒトジラミ、ケジラミ等
【0171】等翅目害虫
ヤマトシロアリ、イエシロアリ等
等に効果を発揮する。さらにその中でも、半翅目害虫の
防除により適し、特に稲作物を加害するウンカ類および
ヨコバイ類に対しては特に卓効を示し、すぐれた防除効
果を発揮する。
防除により適し、特に稲作物を加害するウンカ類および
ヨコバイ類に対しては特に卓効を示し、すぐれた防除効
果を発揮する。
【0172】他の殺虫剤および/または殺ダニ剤を添加
することにより、本発明化合物の害虫防除は、より多種
の害虫類およびより多様な使用場面への実用的適用が可
能となる。適する添加剤としては、例えばフェニトロチ
オン〔O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−ニト
ロフェニル)ホスホロチオエート〕、フェンチオン
〔O,O−ジメチル O−〔3−メチル−4−(メチル
チオ)フェニル〕ホスホロチオエート〕、ダイアジノン
〔O,O−ジエチル−O−2−イソプロピル−6−メチ
ルピリミジン−4−イルホスホロチオエート〕、クロル
ピリホス〔O,O−ジエチル−O−3,5,6−トリク
ロロ−2−ピリジルホスホロチオエート〕、アセフェー
ト〔O,S−ジメチルアセチルホスホラミドチオエー
ト〕、メチダチオン〔S−2,3−ジヒドロ−5−メト
キシ−2−オキソ−1,3,4−チアジアゾール−3−
イルメチル O,O−ジメチルホスホロジチオエー
ト〕、エチルチオメトン〔O,O−ジエチル S−2−
エチルチオエチルホスホロジチオエート〕、DDVP
〔2,2−ジクロロビニルジメチルホスフェート〕、ス
ルプロホス〔O−エチル O−4−(メチルチオ)フェ
ニル S−プロピルホスホロジチオエート〕、シアノホ
ス〔O−4−シアノフェニル O,O−ジメチルホスホ
ロチオエート〕、サリチオン〔2−メトキシ−4H−
1,3,2−ベンゾジオキサホスフィニン−2−スルフ
ィド〕、ジメトエート〔O,O−ジメチル−S−(N−
メチルカルバモイルメチル)ジチオホスフェート〕、フ
ェントエート〔エチル2−ジメトキシホスフィノチオイ
ルチオ(フェニル)アセテート〕、マラチオン〔ジエチ
ル(ジメトキシホスフィノチオイルチオ)サクシネー
ト〕、トリクロルホン〔ジメチル 2,2,2−トリク
ロロ−1−ヒドロキシエチルホスホネート〕、アジンホ
スメチル〔S−3,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,
2,3−ベンゾトリアジン−3−イルメチル O,O−
ジメチルホスホロジチオエート〕、モノクロトホス〔ジ
メチル(E)−1−メチル−2−(メチルカルバモイ
ル)ビニルホスフェート〕等の有機リン系化合物、
することにより、本発明化合物の害虫防除は、より多種
の害虫類およびより多様な使用場面への実用的適用が可
能となる。適する添加剤としては、例えばフェニトロチ
オン〔O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−ニト
ロフェニル)ホスホロチオエート〕、フェンチオン
〔O,O−ジメチル O−〔3−メチル−4−(メチル
チオ)フェニル〕ホスホロチオエート〕、ダイアジノン
〔O,O−ジエチル−O−2−イソプロピル−6−メチ
ルピリミジン−4−イルホスホロチオエート〕、クロル
ピリホス〔O,O−ジエチル−O−3,5,6−トリク
ロロ−2−ピリジルホスホロチオエート〕、アセフェー
ト〔O,S−ジメチルアセチルホスホラミドチオエー
ト〕、メチダチオン〔S−2,3−ジヒドロ−5−メト
キシ−2−オキソ−1,3,4−チアジアゾール−3−
イルメチル O,O−ジメチルホスホロジチオエー
ト〕、エチルチオメトン〔O,O−ジエチル S−2−
エチルチオエチルホスホロジチオエート〕、DDVP
〔2,2−ジクロロビニルジメチルホスフェート〕、ス
ルプロホス〔O−エチル O−4−(メチルチオ)フェ
ニル S−プロピルホスホロジチオエート〕、シアノホ
ス〔O−4−シアノフェニル O,O−ジメチルホスホ
ロチオエート〕、サリチオン〔2−メトキシ−4H−
1,3,2−ベンゾジオキサホスフィニン−2−スルフ
ィド〕、ジメトエート〔O,O−ジメチル−S−(N−
メチルカルバモイルメチル)ジチオホスフェート〕、フ
ェントエート〔エチル2−ジメトキシホスフィノチオイ
ルチオ(フェニル)アセテート〕、マラチオン〔ジエチ
ル(ジメトキシホスフィノチオイルチオ)サクシネー
ト〕、トリクロルホン〔ジメチル 2,2,2−トリク
ロロ−1−ヒドロキシエチルホスホネート〕、アジンホ
スメチル〔S−3,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,
2,3−ベンゾトリアジン−3−イルメチル O,O−
ジメチルホスホロジチオエート〕、モノクロトホス〔ジ
メチル(E)−1−メチル−2−(メチルカルバモイ
ル)ビニルホスフェート〕等の有機リン系化合物、
【0173】BPMC(2−sec −ブチルフェニルメチ
ルカルバメート〕、ベンフラカルブ〔エチル N−
〔2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−
7−イルオキシカルボニル(メチル)アミノチオ〕−N
−イソプロピル−β−アラニネート〕、プロポキスル
〔2−イソプロポキシフェニル N−メチルカルバメー
ト〕、カルボスルファン〔2,3−ジヒドロ−2,2−
ジメチル−7−ベンゾ〔b〕フラニル N−ジブチルア
ミノチオ−N−メチルカーバメート〕、カルバリル〔1
−ナフチル−N−メチルカルバメート〕、メソミル〔S
−メチル−N−〔(メチルカルバモイル)オキシ〕チオ
アセトイミデート〕、エチオフェンカルブ〔2−(エチ
ルチオメチル)フェニルメチルカーバメート〕、アルジ
カルブ〔2−メチル−2−(メチルチオ)プロピオンア
ルデヒド O−メチルカルバモイルオキシ〕、オキサミ
ル〔N,N−ジメチル−2−メチルカルバモイルオキシ
イミノ−2−(メチルチオ)アセタミド〕等のカーバメ
ート系化合物、
ルカルバメート〕、ベンフラカルブ〔エチル N−
〔2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−
7−イルオキシカルボニル(メチル)アミノチオ〕−N
−イソプロピル−β−アラニネート〕、プロポキスル
〔2−イソプロポキシフェニル N−メチルカルバメー
ト〕、カルボスルファン〔2,3−ジヒドロ−2,2−
ジメチル−7−ベンゾ〔b〕フラニル N−ジブチルア
ミノチオ−N−メチルカーバメート〕、カルバリル〔1
−ナフチル−N−メチルカルバメート〕、メソミル〔S
−メチル−N−〔(メチルカルバモイル)オキシ〕チオ
アセトイミデート〕、エチオフェンカルブ〔2−(エチ
ルチオメチル)フェニルメチルカーバメート〕、アルジ
カルブ〔2−メチル−2−(メチルチオ)プロピオンア
ルデヒド O−メチルカルバモイルオキシ〕、オキサミ
ル〔N,N−ジメチル−2−メチルカルバモイルオキシ
イミノ−2−(メチルチオ)アセタミド〕等のカーバメ
ート系化合物、
【0174】エトフェンプロックス〔2−(4−エトキ
シフェニル)−2−メチルプロピル−3−フェノキシベ
ンジルエーテル〕、フェンバレレート〔(RS)−α−
シアノ−3−フェノキシベンジル(RS)−2−(4−
クロロフェニル)−3−メチルブチレート〕、エスフェ
ンバレレート〔(S)−α−シアノ−3−フェノキシベ
ンジル(S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチ
ルブチレート〕、フェンプロパトリン〔(RS)−α−
シアノ−3−フェノキシベンジル2,2,3,3−テト
ラメチルシクロプロパンカルボキシレート〕、シペルメ
トリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル(1RS,3RS)−(1RS,3RS)−3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレート〕、ペルメトリン〔3−フェ
ノキシベンジル(1RS,3RS)−(1RS,3R
S)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−メチ
ルシクロプロパンカルボキシレート〕、シハロトリン
〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(Z)−(1RS,3RS)−3−(2−クロロ−3,
3,3−トリフルオロプロペニル)−2,2−ジメチル
シクロプロパンカルボキシレート〕、デルタメトリン
〔(S)−α−シアノ−m−フェノキシベンジル(1
R,3R)−3(2,2−ジブロモビニル)−2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシレート〕、シクロプロト
リン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(RS)−2,2−ジクロロ−1−(4−エトキシフェ
ニル)シクロプロパンカルボキシレート〕等のピレスロ
イド化合物、
シフェニル)−2−メチルプロピル−3−フェノキシベ
ンジルエーテル〕、フェンバレレート〔(RS)−α−
シアノ−3−フェノキシベンジル(RS)−2−(4−
クロロフェニル)−3−メチルブチレート〕、エスフェ
ンバレレート〔(S)−α−シアノ−3−フェノキシベ
ンジル(S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチ
ルブチレート〕、フェンプロパトリン〔(RS)−α−
シアノ−3−フェノキシベンジル2,2,3,3−テト
ラメチルシクロプロパンカルボキシレート〕、シペルメ
トリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル(1RS,3RS)−(1RS,3RS)−3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレート〕、ペルメトリン〔3−フェ
ノキシベンジル(1RS,3RS)−(1RS,3R
S)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−メチ
ルシクロプロパンカルボキシレート〕、シハロトリン
〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(Z)−(1RS,3RS)−3−(2−クロロ−3,
3,3−トリフルオロプロペニル)−2,2−ジメチル
シクロプロパンカルボキシレート〕、デルタメトリン
〔(S)−α−シアノ−m−フェノキシベンジル(1
R,3R)−3(2,2−ジブロモビニル)−2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシレート〕、シクロプロト
リン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(RS)−2,2−ジクロロ−1−(4−エトキシフェ
ニル)シクロプロパンカルボキシレート〕等のピレスロ
イド化合物、
【0175】ブプロフェジン(2−tert−ブチルイミノ
−3−イソプロピル−5−フェニル−1,3,5−トリ
アジアジナン−4−オン〕等のチアジアジン誘導体、イ
ミダクロプリド〔1−(6−クロロ−3−ピリジルメチ
ル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデンアミ
ン〕等のニトロイミダゾリジン誘導体、カルタップ
〔S,S′−(2−ジメチルアミノトリメチレン)ビス
(チオカーバメート)〕、チオシクラム〔N,N−ジメ
チル−1,2,3−トリチアン−5−イルアミン〕、ベ
ンスルタップ〔S,S′−2−ジメチルアミノトリメチ
レン ジ(ベンゼンチオサルフォネート)〕等のネライ
ストキシン誘導体、エンドスルファン〔6,7,8,
9,10,10−ヘキサクロロ−1,5,5a,6,
9,9a−ヘキサヒドロ−6,9−メタノ−2,4,3
−ベンゾジオキサチエピンオキサイド〕、γ−BHC
〔1,2,3,4,5,6−ヘキサクロロシクロヘキサ
ン〕等の塩素化炭化水素化合物、クロルフルアブロン
〔1−(3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−ト
リフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)フェニ
ル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレ
ア〕、テフルベンズロン〔1−(3,5−ジクロロ−
2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6−ジフル
オロベンゾイル)ウレア〕、フルフェノクスロン〔1−
〔4−(2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノキ
シ)−2−フルオロフェニル〕−3−(2,6−ジフル
オロベンゾイル)ウレア〕等のベンゾイルフェニルウレ
ア系化合物、アミトラズ〔N,N′〔(メチルイミノ)
ジメチリジン〕ジ−2,4−キシリジン〕、クロルジメ
ホルム〔N′−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−
N,N−ジメチルメタニミダミド〕等のホルムアミジン
誘導体等が挙げられる。
−3−イソプロピル−5−フェニル−1,3,5−トリ
アジアジナン−4−オン〕等のチアジアジン誘導体、イ
ミダクロプリド〔1−(6−クロロ−3−ピリジルメチ
ル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデンアミ
ン〕等のニトロイミダゾリジン誘導体、カルタップ
〔S,S′−(2−ジメチルアミノトリメチレン)ビス
(チオカーバメート)〕、チオシクラム〔N,N−ジメ
チル−1,2,3−トリチアン−5−イルアミン〕、ベ
ンスルタップ〔S,S′−2−ジメチルアミノトリメチ
レン ジ(ベンゼンチオサルフォネート)〕等のネライ
ストキシン誘導体、エンドスルファン〔6,7,8,
9,10,10−ヘキサクロロ−1,5,5a,6,
9,9a−ヘキサヒドロ−6,9−メタノ−2,4,3
−ベンゾジオキサチエピンオキサイド〕、γ−BHC
〔1,2,3,4,5,6−ヘキサクロロシクロヘキサ
ン〕等の塩素化炭化水素化合物、クロルフルアブロン
〔1−(3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−ト
リフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)フェニ
ル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレ
ア〕、テフルベンズロン〔1−(3,5−ジクロロ−
2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6−ジフル
オロベンゾイル)ウレア〕、フルフェノクスロン〔1−
〔4−(2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノキ
シ)−2−フルオロフェニル〕−3−(2,6−ジフル
オロベンゾイル)ウレア〕等のベンゾイルフェニルウレ
ア系化合物、アミトラズ〔N,N′〔(メチルイミノ)
ジメチリジン〕ジ−2,4−キシリジン〕、クロルジメ
ホルム〔N′−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−
N,N−ジメチルメタニミダミド〕等のホルムアミジン
誘導体等が挙げられる。
【0176】本発明化合物を有害生物防除剤の有効成分
として用いる場合は、本の何らの成分も加えず、そのま
ま使用してもよいが、通常は、固体担体、液体担体、ガ
ス状担体、餌等と混合し、必要あれば界面活性剤、その
他の製剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、水
中懸濁剤・水中乳濁剤等のフロアブル剤、粒剤、粉剤、
エアゾール、自己燃焼型燻煙剤・化学反応型燻煙剤・多
孔セラミック板燻煙剤等の加熱燻煙剤、ULV剤、毒餌
等に製剤して使用する。
として用いる場合は、本の何らの成分も加えず、そのま
ま使用してもよいが、通常は、固体担体、液体担体、ガ
ス状担体、餌等と混合し、必要あれば界面活性剤、その
他の製剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、水
中懸濁剤・水中乳濁剤等のフロアブル剤、粒剤、粉剤、
エアゾール、自己燃焼型燻煙剤・化学反応型燻煙剤・多
孔セラミック板燻煙剤等の加熱燻煙剤、ULV剤、毒餌
等に製剤して使用する。
【0177】これらの製剤には、有効成分として本発明
化合物を、通常、重量比で0.001 %〜95%含有する。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、たとえば粘
土類(カオリンクレー、珪藻土、合成含水酸化珪素、ベ
ントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、タルク
類、セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石
英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、
化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)等の微粉
末あるいは粒状物等があげられ、液体担体としては、た
とえば水、アルコール類(メタノール、エタノール
等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、
芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、エ
チルベンゼン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭化水素
類(ヘキサン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、エス
テル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ニトリル類(ア
セトニトリル、イソブチロニトリル等)、エーテル類
(ジイソプロピルエーテル、ジオキサン等)、酸アミド
類(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメ
タン、トリクロロエタン、四塩化炭素等)、ジメチルス
ルホキシド、大豆油、綿実油等の植物油等があげられ、
ガス状担体、すなわち噴霧剤としては、たとえばフロン
ガス、ブタンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチル
エーテル、炭酸ガス等があげられる。
化合物を、通常、重量比で0.001 %〜95%含有する。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、たとえば粘
土類(カオリンクレー、珪藻土、合成含水酸化珪素、ベ
ントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、タルク
類、セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石
英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、
化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)等の微粉
末あるいは粒状物等があげられ、液体担体としては、た
とえば水、アルコール類(メタノール、エタノール
等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、
芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、エ
チルベンゼン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭化水素
類(ヘキサン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、エス
テル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ニトリル類(ア
セトニトリル、イソブチロニトリル等)、エーテル類
(ジイソプロピルエーテル、ジオキサン等)、酸アミド
類(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメ
タン、トリクロロエタン、四塩化炭素等)、ジメチルス
ルホキシド、大豆油、綿実油等の植物油等があげられ、
ガス状担体、すなわち噴霧剤としては、たとえばフロン
ガス、ブタンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチル
エーテル、炭酸ガス等があげられる。
【0178】界面活性剤としては、たとえばアルキル硫
酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリー
ルスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類およびそ
のポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエ
ーテル類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘
導体等があげられる。
酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリー
ルスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類およびそ
のポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエ
ーテル類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘
導体等があげられる。
【0179】固着剤や分散剤等の製剤用補助剤として
は、たとえばカゼイン、ゼラチン、多糖類(でんぷん
粉、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸
等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶
性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸類等)等があげられ、安定剤として
は、たとえばPAP(酸性リン酸イソプロピル)、BH
T(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノー
ル)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノ
ールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの
混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、脂肪酸または
そのエステル等があげられる。
は、たとえばカゼイン、ゼラチン、多糖類(でんぷん
粉、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸
等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶
性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸類等)等があげられ、安定剤として
は、たとえばPAP(酸性リン酸イソプロピル)、BH
T(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノー
ル)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノ
ールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの
混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、脂肪酸または
そのエステル等があげられる。
【0180】自己燃焼型燻煙剤の基材としては、たとえ
ば硝酸塩、亜硝酸塩、グアニジン塩、塩素酸カリウム、
ニトロセルロース、エチルセルロース、木粉などの燃焼
発熱剤、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、重クロ
ム酸塩、クロム酸塩などの熱分解刺激剤、硝酸カリウム
などの酸素供給剤、メラミン、小麦デンプンなどの支燃
剤、硅藻土などの増量剤、合成糊料などの結合剤等があ
げられる。化学反応型燻煙剤の基材としては、たとえば
アルカリ金属の硫化物、多硫化物、水硫化物、含水塩、
酸化カルシウム等の発熱剤、炭素質物質、炭化鉄、活性
白土などの触媒剤、アゾジカルボンアミド、ベンゼンス
ルホニルヒドラジン、ジニトロソペンタメチレンテトラ
ミン、ポリスチレン、ポリウレタン等の有機発砲剤、天
然繊維片、合成繊維片等の充填剤等があげられる。
ば硝酸塩、亜硝酸塩、グアニジン塩、塩素酸カリウム、
ニトロセルロース、エチルセルロース、木粉などの燃焼
発熱剤、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、重クロ
ム酸塩、クロム酸塩などの熱分解刺激剤、硝酸カリウム
などの酸素供給剤、メラミン、小麦デンプンなどの支燃
剤、硅藻土などの増量剤、合成糊料などの結合剤等があ
げられる。化学反応型燻煙剤の基材としては、たとえば
アルカリ金属の硫化物、多硫化物、水硫化物、含水塩、
酸化カルシウム等の発熱剤、炭素質物質、炭化鉄、活性
白土などの触媒剤、アゾジカルボンアミド、ベンゼンス
ルホニルヒドラジン、ジニトロソペンタメチレンテトラ
ミン、ポリスチレン、ポリウレタン等の有機発砲剤、天
然繊維片、合成繊維片等の充填剤等があげられる。
【0181】毒餌の基材としては、たとえば穀物粉、植
物精油、糖、結晶セルロース等の餌成分、ジブチルヒド
ロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸
化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の
誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料等の誘引性香料
等があげられる。
物精油、糖、結晶セルロース等の餌成分、ジブチルヒド
ロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸
化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の
誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料等の誘引性香料
等があげられる。
【0182】フロアブル剤(水中懸濁剤または水中乳濁
剤)の製剤は、一般に1〜75%の化合物を0.5〜15
%の分散剤、0.1〜10%の懸濁助剤(たとえば、保護
コロイドやチクソトロピー性を付与する化合物)、0〜
1.0%の適当な補助剤(たとえば、消泡剤、防錆剤、安
定化剤、展着剤、浸透助剤、凍結防止剤、防菌剤、防燻
剤等)を含む水中で微小に分散させることによって得ら
れる。水の代わりに化合物がほとんど溶解しない油を用
いて油中懸濁剤とすることも可能である。保護コロイン
ドとしては、たとえばゼラチン、カゼイン、ガム類、セ
ルロースエーテル、ポリビニルアルコール等が用いられ
る。チクソトロピー性を付与する化合物としては、たと
えばベントナイト、アルミニウムマグネシウムシリケー
ト、キサンタンガム、ポリアクリル酸等があげられる。
剤)の製剤は、一般に1〜75%の化合物を0.5〜15
%の分散剤、0.1〜10%の懸濁助剤(たとえば、保護
コロイドやチクソトロピー性を付与する化合物)、0〜
1.0%の適当な補助剤(たとえば、消泡剤、防錆剤、安
定化剤、展着剤、浸透助剤、凍結防止剤、防菌剤、防燻
剤等)を含む水中で微小に分散させることによって得ら
れる。水の代わりに化合物がほとんど溶解しない油を用
いて油中懸濁剤とすることも可能である。保護コロイン
ドとしては、たとえばゼラチン、カゼイン、ガム類、セ
ルロースエーテル、ポリビニルアルコール等が用いられ
る。チクソトロピー性を付与する化合物としては、たと
えばベントナイト、アルミニウムマグネシウムシリケー
ト、キサンタンガム、ポリアクリル酸等があげられる。
【0183】このようにして得られる製剤は、そのまま
であるいは水等で希釈して用いる。また、他の殺虫剤、
殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物生長調節
剤、共力剤、肥料、土壌改良剤、動物用飼料等と混合し
て、または混合せずに同時に用いることもできる。
であるいは水等で希釈して用いる。また、他の殺虫剤、
殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物生長調節
剤、共力剤、肥料、土壌改良剤、動物用飼料等と混合し
て、または混合せずに同時に用いることもできる。
【0184】本発明化合物を農業用有害生物防除剤とし
て用いる場合、その施用量は、通常、10アールあた
り、0.001gから500gであり、好ましくは0.1
gから500gである。乳剤、水和剤、フロアブル剤等
を水で希釈して用いる場合は、その施用濃度は通常、0.
0001ppm 〜1000ppm であり、粒剤、粉剤等は何ら希釈す
ることなく製剤のままで施用する。また、防疫用有害生
物防除剤として用いる場合には、乳剤、水和剤、フロア
ブル剤等は、通常水で0.0001ppm 〜10000ppmに希釈して
施用し、油剤、エアゾール、燻煙剤、ULV剤、毒餌等
についてはそのまま施用する。
て用いる場合、その施用量は、通常、10アールあた
り、0.001gから500gであり、好ましくは0.1
gから500gである。乳剤、水和剤、フロアブル剤等
を水で希釈して用いる場合は、その施用濃度は通常、0.
0001ppm 〜1000ppm であり、粒剤、粉剤等は何ら希釈す
ることなく製剤のままで施用する。また、防疫用有害生
物防除剤として用いる場合には、乳剤、水和剤、フロア
ブル剤等は、通常水で0.0001ppm 〜10000ppmに希釈して
施用し、油剤、エアゾール、燻煙剤、ULV剤、毒餌等
についてはそのまま施用する。
【0185】これらの施用量、施用濃度は、いずれも製
剤の種類、施用時期、施用場所、施用方法、害虫の種
類、被害程度等の状況によって異なり、上記の範囲にか
かわることなく増加させたり、減少させたりすることが
できる。
剤の種類、施用時期、施用場所、施用方法、害虫の種
類、被害程度等の状況によって異なり、上記の範囲にか
かわることなく増加させたり、減少させたりすることが
できる。
【0186】
【実施例】以下、本発明を製造例、製剤例および試験例
により、さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。まず、本発明化合物の
製造例を示す。
により、さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。まず、本発明化合物の
製造例を示す。
【0187】製造例1 (製造法A)による化合物
(1)の製造法 2−(2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ)エチル
アミン0.52gおよびクロロギ酸エチル1.12gをアセ
トン20mlに溶かした溶液に、炭酸カリウム1.66gを
加え、攪拌しながら24時間加熱還流した。反応液を濃
縮後、残渣を水50mlに投入し、酢酸エチル100mlで
2回抽出した。酢酸エチルの溶液を乾燥・濃縮後、残渣
をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(2−ク
ロロ−4−フェノキシフェノキシ)エチルカルバミン酸
エチルエステル0.39gを得た。 収 率:59% n24 D 1.5632
(1)の製造法 2−(2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ)エチル
アミン0.52gおよびクロロギ酸エチル1.12gをアセ
トン20mlに溶かした溶液に、炭酸カリウム1.66gを
加え、攪拌しながら24時間加熱還流した。反応液を濃
縮後、残渣を水50mlに投入し、酢酸エチル100mlで
2回抽出した。酢酸エチルの溶液を乾燥・濃縮後、残渣
をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−(2−ク
ロロ−4−フェノキシフェノキシ)エチルカルバミン酸
エチルエステル0.39gを得た。 収 率:59% n24 D 1.5632
【0188】製造例2 (製造法Bによる本発明化合物
(6)の製造) 2−(2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ)エチル
イソシアネート0.89gおよびピリジン数滴をメタノー
ル10mlに溶かし、反応液を加熱し、還流させた。1時
間後、反応液を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィーに付し、2−(2−クロロ−4−フェノキシフェ
ノキシ)エチルカルバミン酸メチルエステル0.51gを
得た。 収 率:52% n23 D 1.5698
(6)の製造) 2−(2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ)エチル
イソシアネート0.89gおよびピリジン数滴をメタノー
ル10mlに溶かし、反応液を加熱し、還流させた。1時
間後、反応液を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィーに付し、2−(2−クロロ−4−フェノキシフェ
ノキシ)エチルカルバミン酸メチルエステル0.51gを
得た。 収 率:52% n23 D 1.5698
【0189】製造例3 (製造法Cによる本発明化合物
(8)の製造) 2−クロロ−5−フェノキシフェノール0.91gおよび
N,N−ジメチルホルムアミド20mlを反応容器に入
れ、攪拌下、2−クロロエチルカルバミン酸エチルエス
テル0.69gおよび炭酸カリウム1.14gを加え、50
℃で7時間加熱した。反応液を氷水100gに投入し、
酢酸エチルで100mlで2回抽出した。酢酸エチル溶液
を乾燥・濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
に付し、2−(2−クロロ−5−フェノキシフェノキ
シ)エチルカルバミン酸エチルエステル0.14gを得
た。 収 率:10% n22 D 1.5608
(8)の製造) 2−クロロ−5−フェノキシフェノール0.91gおよび
N,N−ジメチルホルムアミド20mlを反応容器に入
れ、攪拌下、2−クロロエチルカルバミン酸エチルエス
テル0.69gおよび炭酸カリウム1.14gを加え、50
℃で7時間加熱した。反応液を氷水100gに投入し、
酢酸エチルで100mlで2回抽出した。酢酸エチル溶液
を乾燥・濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
に付し、2−(2−クロロ−5−フェノキシフェノキ
シ)エチルカルバミン酸エチルエステル0.14gを得
た。 収 率:10% n22 D 1.5608
【0190】製造例4 (製造法Cによる化合物(100)
の製造法) 2−クロロ−4−(3−トリフルオロメチルフェノキ
シ)フェノール0.5g(1.73mmol)およびN,N−ジ
メチルホルムアミド20mlを反応容器に入れ、攪拌下、
2−クロロエチルカルバミン酸エチルエステル0.29g
(1.90mmol)および炭酸カリウム0.53g(3.81mm
ol)を加え、50℃で7時間加熱する。反応液を氷水1
00gに投入し、酢酸エチル100mlで2回抽出する。
酢酸エチル溶液を乾燥・濃縮後、残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーに付し、2−〔2−クロロ−4−(3−
トリフルオロメチルフェノキシ)フェノキシ〕エチルカ
ルバミン酸エチルエステルを得る。
の製造法) 2−クロロ−4−(3−トリフルオロメチルフェノキ
シ)フェノール0.5g(1.73mmol)およびN,N−ジ
メチルホルムアミド20mlを反応容器に入れ、攪拌下、
2−クロロエチルカルバミン酸エチルエステル0.29g
(1.90mmol)および炭酸カリウム0.53g(3.81mm
ol)を加え、50℃で7時間加熱する。反応液を氷水1
00gに投入し、酢酸エチル100mlで2回抽出する。
酢酸エチル溶液を乾燥・濃縮後、残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーに付し、2−〔2−クロロ−4−(3−
トリフルオロメチルフェノキシ)フェノキシ〕エチルカ
ルバミン酸エチルエステルを得る。
【0191】製造例5 (製造法C)による化合物(11
6)の製造法 2−クロロ−4−(4−トリフルオロメチルフェノキ
シ)フェノール0.65g(2.25mmol)およびN,N−
ジメチルホルムアミド20mlを反応容器に入れ、攪拌
下、2−クロロエチルカルバミン酸エチルエステル0.3
8g(2.47mmol)および炭酸カリウム0.69g(4.9
5mmol)を加え、50℃で8時間加熱する。反応液を氷
水100gに投入し、酢酸エチル100mlで2回抽出す
る。酢酸エチル溶液を乾燥・濃縮後、残渣をシリカゲル
クロマトグラフィーに付し、2−〔2−クロロ−4−
(4−トリフルオロメチルフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸エチルエステルを得る。
6)の製造法 2−クロロ−4−(4−トリフルオロメチルフェノキ
シ)フェノール0.65g(2.25mmol)およびN,N−
ジメチルホルムアミド20mlを反応容器に入れ、攪拌
下、2−クロロエチルカルバミン酸エチルエステル0.3
8g(2.47mmol)および炭酸カリウム0.69g(4.9
5mmol)を加え、50℃で8時間加熱する。反応液を氷
水100gに投入し、酢酸エチル100mlで2回抽出す
る。酢酸エチル溶液を乾燥・濃縮後、残渣をシリカゲル
クロマトグラフィーに付し、2−〔2−クロロ−4−
(4−トリフルオロメチルフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸エチルエステルを得る。
【0192】製造例6 (製造法Dによる本発明化合物
(15)の製造) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキ
シ)フェノキシ〕エチルアミン1.20g、トリエチルア
ミン0.81gおよびテトラヒドロフラン20mlを反応容
器に入れ、室温下、攪拌しながら過剰のカルボニルスル
フィドを30分間吹き込んだ。次にヨウ化エチル0.75
gを滴下し、さちに24時間攪拌した。反応液を濃縮
し、残渣を水100mlに投入後、酢酸エチル100mlで
2回抽出した。酢酸エチル溶液を乾燥・濃縮し、残渣を
シリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−〔2−クロ
ロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノキ
シ〕エチルチオカルバミン酸エチルエステル0.95gを
得た。 収 率:61% n21 D 1.5707
(15)の製造) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキ
シ)フェノキシ〕エチルアミン1.20g、トリエチルア
ミン0.81gおよびテトラヒドロフラン20mlを反応容
器に入れ、室温下、攪拌しながら過剰のカルボニルスル
フィドを30分間吹き込んだ。次にヨウ化エチル0.75
gを滴下し、さちに24時間攪拌した。反応液を濃縮
し、残渣を水100mlに投入後、酢酸エチル100mlで
2回抽出した。酢酸エチル溶液を乾燥・濃縮し、残渣を
シリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−〔2−クロ
ロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノキ
シ〕エチルチオカルバミン酸エチルエステル0.95gを
得た。 収 率:61% n21 D 1.5707
【0193】製造例7 (製造法E)による本発明化合
物(153)の製造法 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキ
シ)フェノキシ〕エチルカルバミン酸エチルエステル0.
85g(2.29mmol)および塩化メチレン10mlを反応
容器に入れ、0℃に冷却する。攪拌下、内温を0〜5℃
に保ちながら、トリエチルアミン0.26g(2.52mmo
l)を加える。次に、メチル N−クロロスルフェニル
−N−メチルカーバメイト0.36g(2.29mmol)の塩
化メチレン溶液3mlを滴下する。滴下終了後、室温まで
昇温し、1時間攪拌する。反応液を水500mlに投じ、
ジエチルエーテル500mlで2回抽出する。該ジエチル
エーテル溶液を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮するこ
とによって粗生成物を得る。この粗生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、〔N−(メトキシカ
ルボニルメチルアミノ)スルフェニル〕−2−〔4−
(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノキシ〕エチル
カルバミン酸エチルエステルを得る。
物(153)の製造法 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキ
シ)フェノキシ〕エチルカルバミン酸エチルエステル0.
85g(2.29mmol)および塩化メチレン10mlを反応
容器に入れ、0℃に冷却する。攪拌下、内温を0〜5℃
に保ちながら、トリエチルアミン0.26g(2.52mmo
l)を加える。次に、メチル N−クロロスルフェニル
−N−メチルカーバメイト0.36g(2.29mmol)の塩
化メチレン溶液3mlを滴下する。滴下終了後、室温まで
昇温し、1時間攪拌する。反応液を水500mlに投じ、
ジエチルエーテル500mlで2回抽出する。該ジエチル
エーテル溶液を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮するこ
とによって粗生成物を得る。この粗生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、〔N−(メトキシカ
ルボニルメチルアミノ)スルフェニル〕−2−〔4−
(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノキシ〕エチル
カルバミン酸エチルエステルを得る。
【0194】次に、これらの製造法に準じて得られる本
発明化合物のいくつかを化合物番号とともに以下に示
す。
発明化合物のいくつかを化合物番号とともに以下に示
す。
【0195】
(1) 2−〔2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ〕エチルカルバミン酸
エチルエステル n24 D 1.5632
(2) 2−〔2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ〕エチルカルバミン酸
n−ペンチルエステル n22 D 1.5489
(3) 2−〔2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ〕エチルカルバミン酸
アリルエステル n24 D 1.5671
(4) 2−〔2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ〕エチルカルバミン酸
2−メトキシエチルエステル n22 D 1.5583
(5) 2−〔2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ〕エチルカルバミン酸
2−トリクロロエチルエステル n22 D 1.5650
(6) 2−〔2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ〕エチルカルバミン酸
メチルエステル n23 D 1.5698
(7) 2−〔2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ〕エチルカルバミン酸
n−プロピルエステル 粘稠性液体
(8) 2−〔2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ〕エチルカルバミン酸
iso−プロピルエステル n24 D 1.5542
【0196】
(9) 2−〔2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ〕エチルカルバミン酸
n−ブチルエステル n22 D 1.5530
(10) 2−〔2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ〕エチルカルバミン酸
iso−ブチルエステル n22 D 1.5505
(11) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノキ
シ〕エチルカルバミン酸エチルエステル n22 D 1.5420
(12) 2−〔2−クロロ−4−(3−フルオロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸エチルエステル n22 D 1.5498
(13) 2−〔2−クロロ−4−(3−メチルフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸エチルエステル n20 D 1.5627
(14) 2−〔2−クロロ−4−(2,4−ジフルオロフェノキシ)フェノキ
シ〕エチルカルバミン酸エチルエステル n25 D 1.5089
(15) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノキ
シ〕エチルチオールカルバミン酸エチルエステル
n21 D 1.5707
(16) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸エ
チルエステル n20 D 1.5648
【0197】
(17) 2−〔2−クロロ−4−ベンゾイルフェノキシ〕エチルカルバミン酸
エチルエステル 粘稠性液体
(18) 2−〔2−クロロ−5−フェノキシフェノキシ〕エチルカルバミン酸
エチルエステル n22 D 1.5608
(19) 2−〔2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ〕エチルチオールカル
バミン酸エチルエステル n20.8 D 1.5927
(20) 2−〔2,6−ジクロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フ
ェノキシ〕エチルカルバミン酸エチルエステル
n25 D 1.5361
(21) 2−〔2−クロロ−4−(3,4−ジクロロベンジル)フェノキシ〕
エチルカルバミン酸エチルエステル n22.8 D 1.5682
(22) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロベンジル)フェノキシ
〕エチルカルバミン酸エチルエステル n26.2 D 1.5422
(23) 2−〔2−クロロ−5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノキ
シ〕エチルカルバミン酸エチルエステル n23.3 D 1.5329
(24) 2−〔2−クロロ−5−(3,4−ジクロロフェノキシ)フェノキシ
〕エチルカルバミン酸エチルエステル n24 D 1.5751
(25) 2−〔2,5−ジクロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フ
ェノキシ〕エチルカルバミン酸エチルエステル
n25 D 1.5421
(26) 2−〔2−クロロ−4−(3,4−ジクロロフェノキシ)フェノキシ
〕エチルカルバミン酸エチルエステル n26 D 1.5709
(27) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノキ
シ〕エチルカルバミン酸2,2,2−トリクロロエチルエステル
n23.5 D 1.5450
(28) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノキ
シ〕エチルカルバミン酸2−クロロエチルエステル
n23.6 D 1.5515
【0198】
(29) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノキ
シ〕エチルカルバミン酸2,2,2−トリフルオロエチルエステル
n23.7 D 1.5110
(30) 2−(2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ)エチルカルバミン酸2
−クロロエチルエステル n22.6 D 1.5708
(31) 2−(2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ)エチルカルバミン酸2
,2−ジクロロエチルエステル n22.6 D 1.5740
(32) 2−(2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ)エチルカルバミン酸2
,2,2−トリフルオロエチルエステル n22.4 D 1.5369
(33) 2−(2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ)エチルカルバミン酸2
,2,2−トリクロロエチルエステル n20.4 D 1.5728
(34) 2−(2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ)エチルカルバミン酸2
−ブロモエチルエステル n22.5 D 1.5802
(35) 2−(2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ)エチルカルバミン酸2
,2,2−トリブロモエチルエステル m.p. 64.3℃
(36) 2−(2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ)エチルカルバミン酸2
,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−n−ブチルエステル
n20.5 D 1.4991
(37) 2−(2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ)エチルカルバミン酸2
−ヨードエチルエステル n22 D 1.5897
(38) 2−(2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ)エチルカルバミン酸3
ブロモ−n−プロピルエステル n21.3 D 1.5766
(39) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2−クロロエチルエステル
n23 D 1.5590
(40) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2,2−ジクロロエチルエステル
n23 D 1.5646
【0199】
(41) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロルフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2,2,2−トリクロロエチルエステル
n23 D 1.5562
(42) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロルフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2,2,2−トリフルオロエチルエステル
n23 D 1.5302
(43) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸3−クロロ−n−プロピルエステル
n23 D 1.5581
(44) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸(1−クロロメチル−2−クロロ)エチルエステル
n23 D 1.5505
(45) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸1,2−ジクロロエチルエステル
n23 D 1.5660
(46) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸(2−クロロ−1−メチル)エチルエステル
n23 D 1.5642
(47) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2−エトキシエチルエステル
n23 D 1.5522
(48) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸(1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロ
)エチルエステル m.p. 84.5℃
(49) 1−メチル−2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキ
シ)フェノキシ〕エチルカルバミン酸エチルエステル
(50) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸2
−フルオロエチルエステル n20.6 D 1.5598
【0200】
(51) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸3
−クロロ−n−プロピルエステル n20.9 D 1.5682
(52) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸(
2−ブロモ−1−メチル)エチルエステル
n21.2 D 1.5721
(53) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸(
2−クロロ−1−メチル)エチルエステル
n26.0 D 1.5630
(54) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸2
,2,3,3−テトラフルオロ−n−プロピルエステル
n24.9 D 1.5256
(55) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸2
−シアノエチルエステル n20.7 D 1.5672
(56) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸2
,2,3,3,3−ペンタフルオロ−n−プロピルエステル
n20.8 D 1.5118
(57) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸2
−プロピニルエステル m.p. 70.4℃
(58) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸(
1−トリフルオロメチル)エチルエステル
n21.2 D 1.5342
(59) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸1
−メチル−2−プロピニルエステル n21.3 D 1.5637
(60) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸2
,3−ジクロロ−n−プロピルエステル n24 D 1.5460
(61) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸イ
ソプロピルエステル n20.7 D 1.5580
【0201】
(62) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸(
1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロ)エチルエステル
m.p. 89.5℃
(63) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸2
−メトキシエチルエステル n22.4 D 1.5562
(64) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2−フルオロエチルエステル
n23 D 1.5684
(65) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸t
ert−ブチルエステル n22.1 D 1.5569
(66) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸1
,1−ジメチル−2−プロピニルエステル
n22.6 D 1.5605
(67) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸1
,1−ジメチル−2−プロペニルエステル
n21.9 D 1.5728
(68) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸イソプロピルエステル
n20.5 D 1.5570
(69) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2−メトキシエチルエステル
n20.5 D 1.5586
(70) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2−シアノエチルエステル
n23 D 1.5604
(71) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2−ブロモエチルエステル
n23 D 1.5797
【0202】
(72) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2,2,2−トリブロモエチルエステル
n23 D 1.6002
(73) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2−ブロモ−1−メチルエチルエステル
n23 D 1.5688
(74) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸1−フルオロメチル−2−フルオロエチルエステル
n23 D 1.5553
(75) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2,3−ジブロモ−n−プロピルエステル
n23 D 1.5902
(76) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2,2,3,3−テトラフルオロ−n−プロピルエステ
ル n23 D 1.5322
(77) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸1−(トリフルオロメチル)エチルエステル
n23 D 1.5368
(78) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−n−プロピルエ
ステル n23 D 1.5149
(79) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2−プロピニルエステル n24 D 1.5690
(80) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2−ブテニルエステル n24 D 1.5685
(81) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2−メチルプロピルエステル
n24 D 1.5547
【0203】
(82) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸3−ブチニルエステル n24 D 1.5591
(83) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2−ブチニルエステル n24 D 1.5636
(84) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−n−ブ
チルエステル n24 D 1.5003
(85) 2−〔2−クロロ−4−(3−ブロモフェノキシ)フェノキシ〕エチ
ルカルバミン酸エチルエステル
(86) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸1
−フルオロメチル−2−フルオロエチルエステル
n21.4 D 1.5460
(87) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸2
,3−ジブロモ−n−プロピルエステル
n21.8 D 1.5800
(88) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸2
−エトキシエチルエステル n21.2 D 1.5541
(89) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸1
−クロロメチル−2−クロロエチルエステル
n21.3 D 1.5680
(90) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸2
−ブテニルエステル n21.3 D 1.5656
(91) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸イ
ソプロピルエステル n21.5 D 1.5539
(92) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸2
−ブチニルエステル n21.8 D 1.5728
(93) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸3
−ブチニルエステル n21.6 D 1.5691
【0204】
(94) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸3
−ブテニルエステル n20 D 1.5650
(95) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸4
,4,4−トリフルオロ−n−ブチルエステル
n20 D 1.5311
(96) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸1
−メチル−n−プロピルエステル n20.6 D 1.5542
(97) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸1
−メトキシエチルエステル n20.1 D 1.5550
(98) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸2
−メチル−3−ブテニルエステル n20.3 D 1.5661
(99) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸2
−イソプロポキシエチルエステル n20.8 D 1.5478
(100) 2−〔2−クロロ−4−(3−トリフルオロメチルフェノキシ)フ
ェノキシ〕エチルカルバミン酸エチルエステル
(101) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸
3−メチル−2−ブテニルエステル n20 D 1.5582
(102) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸
2,2−ジメチル−n−プロピルエステル
n19.9 D 1.5481
(103) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸
3,3−ジメチル−n−ブチルエステル n20.4 D 1.5469
(104) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸
3−メチル−n−ブチルエステル n20.3 D 1.5495
(105) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸
2−メチルチオエチルエステル n20.6 D 1.5797
(106) 2−〔2−フルオロ−4−フェノキシフェノキシ〕エチルカルバミ
ン酸エチルエステル n24.0 D 1.5338
【0205】
(107) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸2−ブロモ−1−メチルエチルエステル
n21 D 1.5506
(108) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸tert−ブチルエステル
n22 D 1.5320
(109) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸3−ブテニルエステル
n22 D 1.5519
(110) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸1−メチル−n−プロピルエステル
n21.5 D 1.5582
(111) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸2−メトキシ−1−メチルエチルエステル
n21.5 D 1.5614
(112) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸1−メチル−2−プロペニルエステル
n21.5 D 1.5573
(113) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸1−メチル−2−プロピニルエステル
n21.5 D 1.5519
(114) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸1,1−ジメチル−2−プロピニルエステル
n23 D 1.5299
(115) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸2−イソプロポキシエチルエステル
n22.5 D 1.5510
【0206】
(116) 2−〔2−クロロ−4−(4−トリフルオロメチルフェノキシ)フ
ェノキシ〕エチルカルバミン酸エチルエステル
(117) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸1,1−ジメチル−2−プロペニルエステル
n23 D 1.5491
(118) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸3−メチル−2−ブテニルエステル
n22.5 D 1.5648
(119) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸2,2−ジメチル−n−プロピルエステル
n22.5 D 1.5543
(120) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸3,3−ジメチル−n−ブチルエステル
n22.5 D 1.5693
(121) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸3−メチル−n−ブチルエステル
n22.5 D 1.5591
(122) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸2−ヨードエチルエステル
n22.5 D 1.5624
(123) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸2−メチルチオエチルエステル
n22.5 D 1.5631
(124) 2−〔2−クロロ−4−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ〕
エチルカルバミン酸エチルエステル n24 D 1.5392
(125) 2−〔2−クロロ−4−(4−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸エチルエステル n24 D 1.5528
【0207】
(126) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸1−フルオロメチル−2−フルオロエチルエ
ステル n22.1 D 1.5284
(127) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸メチルエステル
n23.5 D 1.5409
(128) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸2,3−ジブロモ−n−プロピルエステル
n22.8 D 1.5634
(129) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸エトキシエチルエステル
n23.7 D 1.5340
(130) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリ
フルオロエチルエステル m.p. 78.1℃
(131) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸2,2,3,3−テトラフルオロ−n−プロ
ピルエステル n22.9 D 1.5045
(132) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸1−トリフルオロメチルエチルエステル
n23.2 D 1.5090
(133) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−n−
プロピルエステル n23.2 D 1.4938
(134) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸2−プロピニルエステル
n23.2 D 1.5462
【0208】
(135) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸2−ブテニルエステル
n23.2 D 1.5409
(136) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸
メチルエステル n18.7 D 1.5748
(137) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸2−メチル−n−プロピルエステル
n24.5 D 1.5304
(138) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸3−ブチニルエステル
n24.1 D 1.5449
(139) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸2−ブチニルエステル
n23.6 D 1.5475
(140) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオ
ロ−n−ブチルエステル n23.6 D 1.4832
(141) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸3−ブテニルエステル
n24.2 D 1.5408
(142) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸4,4,4−トリフルオロ−n−ブチルエス
テル n23.7 D 1.5080
(143) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸1−メチル−n−プロピルエステル
m.p. 58.2℃
【0209】
(144) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸1−メトキシエチルエステル
n23.5 D 1.5298
(145) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸エチルエステル n26 D 1.5611
(146) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸3−クロロプロピルエステル
n21.2 D 1.5452
(147) 2−(2−ブロモ−4−フェノキシフェノキシ)エチルカルバミン
酸エチルエステル n24.0 D 1.5798
(148) 2−(2−メチル−4−フェノキシフェノキシ)エチルカルバミン
酸エチルエステル n24 D 1.5568
(149) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸4,4,4−トリフルオロ−n−ブチルエステル
n24 D 1.5197
(150) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルカルバミン酸
シクロペンチルエステル n20.9 D 1.5691
(151) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルカルバミン酸シクロペンチルエステル
n22.5 D 1.5632
(152) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルカルバミン酸2,2−ジクロロエチルエステル
n20.6 D 1.5502
(153) 〔N−(メトキシカルボニルメチルアミノ)スルフェニル〕−2−
〔4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノキシ〕エチルカルバミ
ン酸エチルエステル
【0210】次に中間体製造例を示す。
中間体製造例 (中間体化合物(204)の製造)
2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノール
14.99 g、クロロアセトニトリル4.44g、ジメチルホル
ムアミド150mlおよび炭酸カリウム8.94gを反応容器
に入れ、攪拌した。油浴にて内温70〜80℃で5時間
攪拌した後、室温まで反応液を冷却した。反応液を水中
に投じ、酢酸エチル100mlで2回抽出後、酢酸エチル
溶液を水200mlで2回洗浄した。該酢酸エチル溶液を
硫酸マグネシウムで乾燥した後、濾過して、濃縮するこ
とによって、〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキ
シ)フェノキシ〕アセトニトリルを粗生成物として14.0
gを得た。この粗生成物14.0gおよびテトラヒドロフラ
ン200mlを反応容器に入れ、0℃に冷却した。攪拌
下、内温を0〜5℃に保ちながら、ボランテトラヒドロ
フラン錯体(1.0MTHF溶液)200mlをゆっくり滴
下した。滴下終了後、室温まで上昇し、一夜攪拌した。
反応液を水300mlに投じ、テトラヒドロフランを減圧
下で除去した後、該反応生成物を塩析下、酢酸エチル1
00mlで3回抽出し、さらに5%塩酸水溶液、水および
10%苛性ソーダ水溶液それぞれ200mlで洗浄した。
該酢酸エチル溶液を硫酸マグネシウムで乾燥した後、濾
過して、濃縮することによって、2−〔2−クロロ−4
−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチルアミン
11.4gを得た。 収 率 80% n24.3 D 1.5842 次に、これらの製造法に準じて得られる本発明化合物の
中間体化合物のいくつかを化合物番号とともに以下に示
す。
14.99 g、クロロアセトニトリル4.44g、ジメチルホル
ムアミド150mlおよび炭酸カリウム8.94gを反応容器
に入れ、攪拌した。油浴にて内温70〜80℃で5時間
攪拌した後、室温まで反応液を冷却した。反応液を水中
に投じ、酢酸エチル100mlで2回抽出後、酢酸エチル
溶液を水200mlで2回洗浄した。該酢酸エチル溶液を
硫酸マグネシウムで乾燥した後、濾過して、濃縮するこ
とによって、〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキ
シ)フェノキシ〕アセトニトリルを粗生成物として14.0
gを得た。この粗生成物14.0gおよびテトラヒドロフラ
ン200mlを反応容器に入れ、0℃に冷却した。攪拌
下、内温を0〜5℃に保ちながら、ボランテトラヒドロ
フラン錯体(1.0MTHF溶液)200mlをゆっくり滴
下した。滴下終了後、室温まで上昇し、一夜攪拌した。
反応液を水300mlに投じ、テトラヒドロフランを減圧
下で除去した後、該反応生成物を塩析下、酢酸エチル1
00mlで3回抽出し、さらに5%塩酸水溶液、水および
10%苛性ソーダ水溶液それぞれ200mlで洗浄した。
該酢酸エチル溶液を硫酸マグネシウムで乾燥した後、濾
過して、濃縮することによって、2−〔2−クロロ−4
−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エチルアミン
11.4gを得た。 収 率 80% n24.3 D 1.5842 次に、これらの製造法に準じて得られる本発明化合物の
中間体化合物のいくつかを化合物番号とともに以下に示
す。
【0211】
(201) 2−〔2−クロロ−4−フェノキシフェノキシ〕エチルアミン
n24.3 D 1.5911
(202) 2−〔2−クロロ−4−ベンジルフェノキシ〕エチルアミン
n24.3 D 1.5851
(203) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルアミン n24.3 D 1.5620
(204) 2−〔2−クロロ−4−(3−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルアミン n24.3 D 1.5842
(205) 2−〔2−クロロ−4−(3−フルオロフェノキシ)フェノキシ〕
エチルアミン n24.3 D 1.5769
(206) 2−〔2−クロロ−4−(3−メチルフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルアミン n24.3 D 1.5842
(207) 2−〔2−クロロ−4−(3−トリフルオロメトキシフェノキシ)
フェノキシ〕エチルアミン
(208) 2−〔2−クロロ−4−(2,4−フルオロフェノキシ)フェノキ
シ〕エチルアミン n24.3 D 1.5599
(209) 2−(2−クロロ−4−ベンゾイルフェノキシ)エチルアミン
n25 D 1.5446
(210) 2−〔2−クロロ−4−(3,4−ジクロロベンジル)フェノキシ
〕エチルアミン n24.8 D 1.5921
(211) 2−〔2−クロロ−4−(3,5−ジフルオロベンジル)フェノキ
シ〕エチルアミン n24.8 D 1.5761
(212) 2−〔2,5−ジクロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)
フェノキシ〕エチルアミン n23 D 1.5644
(213) 2−〔2,6−ジクロロ−4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)
フェノキシ〕エチルアミン n23 D 1.5737
(214) 2−〔2−クロロ−4−(3−ブロモフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルアミン
(215) 2−〔2−クロロ−5−(3,4−ジクロロフェノキシ)フェノキ
シ〕エチルアミン n23 D 1.5624
(216) 2−〔2−クロロ−5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)フェノ
キシ〕エチルアミン n23 D 1.5884
(217) 2−〔2−クロロ−4−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ〕
エチルアミン n25 D 1.5721
(218) 2−〔2−クロロ−4−(4−クロロフェノキシ)フェノキシ〕エ
チルアミン n25 D 1.5693
(219) 2−〔2−クロロ−4−(4−トリフルオロメチルフェノキシ)フ
ェノキシ〕エチルアミン
(220) 2−〔2−クロロ−5−フェノキシフェノキシ〕エチルアミン
n24.3 D 1.5903
【0212】次に製剤例を示す。なお、部は重量部を表
し、本発明化合物は、前記と同じ化合物番号で表す。
し、本発明化合物は、前記と同じ化合物番号で表す。
【0213】製剤例1 乳剤
本発明化合物(1)〜(153)の各々10部を、キシレン
35部およびジメチルホルムアミド35部に溶解し、こ
れにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル14
部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を
加え、よく攪拌混合して各々の10%乳剤を得る。
35部およびジメチルホルムアミド35部に溶解し、こ
れにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル14
部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を
加え、よく攪拌混合して各々の10%乳剤を得る。
【0214】製剤例2 水和剤
本発明化合物(1)〜(153)の各々20部を、ラウリル
硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2
部、合成含水酸化珪素微粉末20部および珪素土54部
を混合した中に加え、ジュースミキサーで攪拌混合して
20%水和剤を得る。
硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2
部、合成含水酸化珪素微粉末20部および珪素土54部
を混合した中に加え、ジュースミキサーで攪拌混合して
20%水和剤を得る。
【0215】製剤例3 粒剤
本発明化合物(1)〜(34)、(36)〜(47)、(49)
〜(56)、(58)〜(61)、(63)〜(84)、(86)〜
(99)、(101)〜(105)、(107)〜(115)、(117)〜
(129)、(131)〜(142)、(144)〜(146)、(148)〜
(152)の各々5部にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム5部、ベントナイト30部およびクレー60部を加
え、充分攪拌混合する。次いで、これらの混合物に適量
の水を加え、さらに攪拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥
して5%粒剤を得る。
〜(56)、(58)〜(61)、(63)〜(84)、(86)〜
(99)、(101)〜(105)、(107)〜(115)、(117)〜
(129)、(131)〜(142)、(144)〜(146)、(148)〜
(152)の各々5部にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム5部、ベントナイト30部およびクレー60部を加
え、充分攪拌混合する。次いで、これらの混合物に適量
の水を加え、さらに攪拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥
して5%粒剤を得る。
【0216】製剤例4 粒剤
本発明化合物(35)、(48)、(57) 、(62) 、(130)
および(143)の各々5部に、合成含水酸化珪素微粉末5
部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベン
トナイト30部およびクレー55部を加え充分攪拌混合
する。ついで、これらの混合物に適当量の水を加え、さ
らに攪拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥して5%粒剤を
得る。
および(143)の各々5部に、合成含水酸化珪素微粉末5
部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベン
トナイト30部およびクレー55部を加え充分攪拌混合
する。ついで、これらの混合物に適当量の水を加え、さ
らに攪拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥して5%粒剤を
得る。
【0217】製剤例5 粉剤
本発明化合物(1)〜(34)、(36)〜(47)、(49)
〜(56)、(58)〜(61)、(63)〜(84)、(86)〜
(99)、(101)〜(105)、(107)〜(115)、(117)〜
(129)、(131)〜(142)、(144)〜(146)、(148)〜
(152)の各々0.3部、合成含水酸化珪素微粉末1部、凝
集剤として商品名 ドリレスB(三共社製)1部、クレ
ー7.7部を乳鉢でよく混合した後に、ジュースミキサー
で攪拌混合する。得られた混合物にカットクレー90部
を加えて、袋混合し、各々の粉剤を得る。
〜(56)、(58)〜(61)、(63)〜(84)、(86)〜
(99)、(101)〜(105)、(107)〜(115)、(117)〜
(129)、(131)〜(142)、(144)〜(146)、(148)〜
(152)の各々0.3部、合成含水酸化珪素微粉末1部、凝
集剤として商品名 ドリレスB(三共社製)1部、クレ
ー7.7部を乳鉢でよく混合した後に、ジュースミキサー
で攪拌混合する。得られた混合物にカットクレー90部
を加えて、袋混合し、各々の粉剤を得る。
【0218】製剤例6 粉剤
本発明化合物(35)、(48)、(57) 、(62) 、(130)
および(143)の各々0.3部と合成含水酸化珪素微粉末0.
03部をジュースミキサーでよく攪拌混合した後に、遠心
粉砕機で粉砕する。得られた粉砕混合物に合成含水酸化
珪素微粉末0.97部、凝集剤として商品名 ドリレスB
(三共社製)1部およびクレー7.7部を加えて、乳鉢で
よく混合した後にジュースミキサーで攪拌混合する。得
られた混合物にカットクレー90部を加えて袋混合し、
各々の粉剤を得る。
および(143)の各々0.3部と合成含水酸化珪素微粉末0.
03部をジュースミキサーでよく攪拌混合した後に、遠心
粉砕機で粉砕する。得られた粉砕混合物に合成含水酸化
珪素微粉末0.97部、凝集剤として商品名 ドリレスB
(三共社製)1部およびクレー7.7部を加えて、乳鉢で
よく混合した後にジュースミキサーで攪拌混合する。得
られた混合物にカットクレー90部を加えて袋混合し、
各々の粉剤を得る。
【0219】製剤例7 粉剤
本発明化合物(1)〜(34)、(36)〜(47)、(49)
〜(56)、(58)〜(61)、(63)〜(84)、(86)〜
(99)、(101)〜(105)、(107)〜(115)、(117)〜
(129)、(131)〜(142)、(144)〜(146)、(148)〜
(152)の各々0.3部、有機リン系化合物としてフェニト
ロチオン2部、合成含水酸化珪素微粉末3部、凝集剤と
して商品名 ドリレスB(三共社製)1部、クレー3.7
部を乳鉢でよく混合した後に、ジュースミキサーで攪拌
混合する。得られた混合物にカットクレー90部を加
え、袋混合し、各々の粉剤を得る。
〜(56)、(58)〜(61)、(63)〜(84)、(86)〜
(99)、(101)〜(105)、(107)〜(115)、(117)〜
(129)、(131)〜(142)、(144)〜(146)、(148)〜
(152)の各々0.3部、有機リン系化合物としてフェニト
ロチオン2部、合成含水酸化珪素微粉末3部、凝集剤と
して商品名 ドリレスB(三共社製)1部、クレー3.7
部を乳鉢でよく混合した後に、ジュースミキサーで攪拌
混合する。得られた混合物にカットクレー90部を加
え、袋混合し、各々の粉剤を得る。
【0220】製剤例8 粉剤
本発明化合物(35)、(48)、(57) 、(62) 、(130)
および(143)の各々0.3部と合成含水酸化珪素微粉末0.
03部をジュースミキサーでよく攪拌混合した後に、遠心
粉砕機で粉砕する。得られた粉砕混合物に有機リン系化
合物としてフェニトロチオン2部、合成含水酸化珪素微
粉末2.97部、凝集剤として商品名 ドリレスB(三共社
製)1部およびクレー3.7部を加えて、乳鉢でよく混合
した後にジュースミキサーで攪拌混合する。得られた混
合物にカットクレー90部を加えて袋混合し、各々の粉
剤を得る。
および(143)の各々0.3部と合成含水酸化珪素微粉末0.
03部をジュースミキサーでよく攪拌混合した後に、遠心
粉砕機で粉砕する。得られた粉砕混合物に有機リン系化
合物としてフェニトロチオン2部、合成含水酸化珪素微
粉末2.97部、凝集剤として商品名 ドリレスB(三共社
製)1部およびクレー3.7部を加えて、乳鉢でよく混合
した後にジュースミキサーで攪拌混合する。得られた混
合物にカットクレー90部を加えて袋混合し、各々の粉
剤を得る。
【0221】製剤例9 粉剤
本発明化合物(1)〜(34)、(36)〜(47)、(49)
〜(56)、(58)〜(61)、(63)〜(84)、(86)〜
(99)、(101)〜(105)、(107)〜(115)、(117)〜
(129)、(131)〜(142)、(144)〜(146)、(148)〜
(152)の各々0.3部、カーバメート系化合物としてBP
MC(O−sec−ブチルフェニル N−メチルカーバメ
ート)2部、合成含水酸化珪素微粉末3部、凝集剤とし
て商品名 ドリレスB(三共社製)1部、クレー3.7部
を乳鉢でよく混合した後に、ジュースミキサーで攪拌混
合する。得られた混合物にカットクレー90部を加え、
袋混合し、各々の粉剤を得る。
〜(56)、(58)〜(61)、(63)〜(84)、(86)〜
(99)、(101)〜(105)、(107)〜(115)、(117)〜
(129)、(131)〜(142)、(144)〜(146)、(148)〜
(152)の各々0.3部、カーバメート系化合物としてBP
MC(O−sec−ブチルフェニル N−メチルカーバメ
ート)2部、合成含水酸化珪素微粉末3部、凝集剤とし
て商品名 ドリレスB(三共社製)1部、クレー3.7部
を乳鉢でよく混合した後に、ジュースミキサーで攪拌混
合する。得られた混合物にカットクレー90部を加え、
袋混合し、各々の粉剤を得る。
【0222】製剤例10 粉剤
本発明化合物(35)、(48)、(57) 、(62) 、(130)
および(143)の各々0.3部と合成含水酸化珪素微粉末0.
03部をジュースミキサーでよく攪拌混合した後に、遠心
粉砕機で粉砕する。得られた粉砕混合物にカーバメート
系化合物としてBPMC(O−sec −ブチルフェニル
N−メチルカーバメート)2部、合成含水酸化珪素微粉
末2.97部、凝集剤として商品名 ドリレスB(三共社
製)1部およびクレー3.7部を加えて、乳鉢でよく混合
した後にジュースミキサーで攪拌混合する。得られた混
合物にカットクレー90部を加えて袋混合し、各々の粉
剤を得る。
および(143)の各々0.3部と合成含水酸化珪素微粉末0.
03部をジュースミキサーでよく攪拌混合した後に、遠心
粉砕機で粉砕する。得られた粉砕混合物にカーバメート
系化合物としてBPMC(O−sec −ブチルフェニル
N−メチルカーバメート)2部、合成含水酸化珪素微粉
末2.97部、凝集剤として商品名 ドリレスB(三共社
製)1部およびクレー3.7部を加えて、乳鉢でよく混合
した後にジュースミキサーで攪拌混合する。得られた混
合物にカットクレー90部を加えて袋混合し、各々の粉
剤を得る。
【0223】製剤例11 粉剤
本発明化合物(1)〜(153)の各々1部を適当量のアセ
トンに溶解し、これに合成含水酸化珪素微粉末5部、P
AP0.3部およびクレ−93.7部を加え、ジュースミキ
サーで攪拌混合し、アセトンを蒸発除去して各々の1%
粉剤を得る。
トンに溶解し、これに合成含水酸化珪素微粉末5部、P
AP0.3部およびクレ−93.7部を加え、ジュースミキ
サーで攪拌混合し、アセトンを蒸発除去して各々の1%
粉剤を得る。
【0224】製剤例12 フロアブル剤
本発明化合物(1)〜(34)、(36)〜(47)、(49)
〜(56)、(58)〜(61)、(63)〜(84)、(86)〜
(99)、(101)〜(105)、(107)〜(115)、(117)〜
(129)、(131)〜(142)、(144)〜(146)、(148)〜
(152)の各々10部を、ポリビニルアルコール6部を含
む水溶液40部中に加え、ミキサーで攪拌し、分散剤を
得る。この中に、キサンタンガム0.05部およびアルミニ
ウムマグネシウムシリケート0.1部を含む水溶液40部
を加え、さらに、プロピレングリコール10部を加えて
穏やかに攪拌混合して各々の10%水中乳濁剤を得る。
〜(56)、(58)〜(61)、(63)〜(84)、(86)〜
(99)、(101)〜(105)、(107)〜(115)、(117)〜
(129)、(131)〜(142)、(144)〜(146)、(148)〜
(152)の各々10部を、ポリビニルアルコール6部を含
む水溶液40部中に加え、ミキサーで攪拌し、分散剤を
得る。この中に、キサンタンガム0.05部およびアルミニ
ウムマグネシウムシリケート0.1部を含む水溶液40部
を加え、さらに、プロピレングリコール10部を加えて
穏やかに攪拌混合して各々の10%水中乳濁剤を得る。
【0225】製剤例13 フロアブル剤
本発明化合物(35)、(48)、(57) 、(62) 、(130)
および(143)の各々20部とソルビタントリオレエート
1.5部とを、ポリビニルアルコール2部を含む水溶液2
8.5部と混合し、サンドグラインダーで微粉砕(粒径3
μ以下)した後、この中に、キサンタンガム0.05部およ
びアルミニウムマグネシリケート0.1部を含む水溶液4
0部を加え、さらにプロピレングリコール10部を加え
て攪拌混合して20%水中懸濁剤を得る。
および(143)の各々20部とソルビタントリオレエート
1.5部とを、ポリビニルアルコール2部を含む水溶液2
8.5部と混合し、サンドグラインダーで微粉砕(粒径3
μ以下)した後、この中に、キサンタンガム0.05部およ
びアルミニウムマグネシリケート0.1部を含む水溶液4
0部を加え、さらにプロピレングリコール10部を加え
て攪拌混合して20%水中懸濁剤を得る。
【0226】製剤例14 油剤
本発明化合物(1)〜(153)の各々0.1部をキシレン5
部およびトリクロロエタン5部に溶解し、これを脱臭灯
油89.9部に混合して0.1%油剤を得る。
部およびトリクロロエタン5部に溶解し、これを脱臭灯
油89.9部に混合して0.1%油剤を得る。
【0227】製剤例15 油性エアゾール
本発明化合物(1)〜(153)の各々0.1部、テトラメス
リン0.2部、d−フェノスリン0.1部、トリクロロエタ
ン10部および脱臭灯油59.6部を混合溶解し、エアゾー
ル容器に充填し、バルブ部分を取り付けた後、該バルブ
部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)30部を加圧充填
して油性エアゾールを得る。
リン0.2部、d−フェノスリン0.1部、トリクロロエタ
ン10部および脱臭灯油59.6部を混合溶解し、エアゾー
ル容器に充填し、バルブ部分を取り付けた後、該バルブ
部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)30部を加圧充填
して油性エアゾールを得る。
【0228】製剤例16 水性エアゾール
本発明化合物(1)〜(153)の各々0.2部、d−アレス
リン0.2部、d−フェノスリン0.2部、キシレン5部、
脱臭灯油3.4部および乳化剤{アトモス300(アトラ
スケミカル社登録商標名)}1部を混合溶解したもの
と、純粋50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部
分を取り付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油
ガス)40部を加圧充填して水性エアゾールを得る。
リン0.2部、d−フェノスリン0.2部、キシレン5部、
脱臭灯油3.4部および乳化剤{アトモス300(アトラ
スケミカル社登録商標名)}1部を混合溶解したもの
と、純粋50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部
分を取り付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油
ガス)40部を加圧充填して水性エアゾールを得る。
【0229】製剤例17 加熱燻煙剤
本発明化合物(1)〜(153)の各々100mgを適量のア
セトンに溶解し、4.0cmX4.0cm、厚さ1.2cmの多孔セ
ラミック板に含浸させて加熱燻煙剤を得る。
セトンに溶解し、4.0cmX4.0cm、厚さ1.2cmの多孔セ
ラミック板に含浸させて加熱燻煙剤を得る。
【0230】次に本発明化合物が、有害生物防除剤の有
効成分として有用であることを試験例により示す。な
お、本発明化合物は前記と同じ化合物番号で示し、比較
対照に用いた化合物は表52に記載の化合物番号で示
す。
効成分として有用であることを試験例により示す。な
お、本発明化合物は前記と同じ化合物番号で示し、比較
対照に用いた化合物は表52に記載の化合物番号で示
す。
【0231】
【表52】
【0232】試験例1 トビイロウンカ幼虫に対する変
態阻害作用 製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤を、水で所
定濃度に希釈して、ポリエチレンカップ植えのイネ苗
に、20ml/2ポットの割合で散布した。風乾後、ポッ
トあたりトビイロウンカ3令幼虫を10頭放飼し、10
日後に羽化阻害率を求めた。その結果を表53、表54
および表55に示す。
態阻害作用 製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤を、水で所
定濃度に希釈して、ポリエチレンカップ植えのイネ苗
に、20ml/2ポットの割合で散布した。風乾後、ポッ
トあたりトビイロウンカ3令幼虫を10頭放飼し、10
日後に羽化阻害率を求めた。その結果を表53、表54
および表55に示す。
【0233】
【表53】
【0234】
【表54】
【0235】
【表55】
【0236】なお、本発明化合物(11) 、 (16) 、 (2
2) 、 (25) 、 (26) 、 (127)、 (136)、 (145)は供試
濃度5ppb で100%羽化を阻害した。
2) 、 (25) 、 (26) 、 (127)、 (136)、 (145)は供試
濃度5ppb で100%羽化を阻害した。
【0237】試験例2 ツマグロヨコバイに対する増殖
抑制作用 製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤を、水で所
定濃度に希釈して、鉢(1/5000a)植えのイネ苗(丈
約20cm) に、40ml/2ポットの割合で散布した。風
乾後、ポットを金網ゲージで覆い、ポットあたりツマグ
ロヨコバイ成虫を10雄10雌放虫し、温室内に放置し
た。約3週間後に、次世代の生存若虫数を調査し、増殖
抑制率を求めた。その結果を表56に示す。
抑制作用 製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤を、水で所
定濃度に希釈して、鉢(1/5000a)植えのイネ苗(丈
約20cm) に、40ml/2ポットの割合で散布した。風
乾後、ポットを金網ゲージで覆い、ポットあたりツマグ
ロヨコバイ成虫を10雄10雌放虫し、温室内に放置し
た。約3週間後に、次世代の生存若虫数を調査し、増殖
抑制率を求めた。その結果を表56に示す。
【0238】
【表56】
【0239】試験例3 ツマグロヨコバイ卵に対するふ
化阻害作用 ポリエチレンカップ植えのイネ苗をケージで覆い、ツマ
グロヨコバイ成虫を5雄5雌放飼して、3日間産卵させ
た。成虫を除去した後、製剤例1に準じて得られた供試
化合物の乳剤を、水で所定濃度に希釈して、卵の産下さ
れたイネ苗に20ml/2ポットの割合で散布した。14
日後に、ふ化幼虫数を調査し、ふ化抑制率を求めた。そ
の結果を表57に示す。
化阻害作用 ポリエチレンカップ植えのイネ苗をケージで覆い、ツマ
グロヨコバイ成虫を5雄5雌放飼して、3日間産卵させ
た。成虫を除去した後、製剤例1に準じて得られた供試
化合物の乳剤を、水で所定濃度に希釈して、卵の産下さ
れたイネ苗に20ml/2ポットの割合で散布した。14
日後に、ふ化幼虫数を調査し、ふ化抑制率を求めた。そ
の結果を表57に示す。
【0240】
【表57】
【0241】
【発明の効果】本発明化合物は、半翅目害虫、鱗翅目害
虫、双翅目害虫、鞘翅目害虫、網翅目害虫、総翅目害
虫、直翅目害虫、膜翅目害虫、隠翅目害虫、シラミ目害
虫、等翅目害虫等に対し、優れた防除効力を有し、有害
生物防除剤として種々の用途に供し得る。
虫、双翅目害虫、鞘翅目害虫、網翅目害虫、総翅目害
虫、直翅目害虫、膜翅目害虫、隠翅目害虫、シラミ目害
虫、等翅目害虫等に対し、優れた防除効力を有し、有害
生物防除剤として種々の用途に供し得る。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
C07C 307/06 9049−4H
313/32 7106−4H
323/12 8217−4H
323/20 8217−4H
323/43 8217−4H
323/49 8217−4H
323/62 8217−4H
333/04 8619−4H
333/12 8619−4H
381/06 8619−4H
(72)発明者 梅田 公利
兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化
学工業株式会社内
(72)発明者 松尾 憲忠
兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化
学工業株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】一般式 化1 【化1】 〔式中、R1 は独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素
原子1〜3個のアルキル基、炭素原子1〜3個のハロア
ルキル基、炭素原子1〜3個のアルコキシ基、炭素原子
1〜3個のハロアルコキシ基、シアノ基またはニトロ基
を表し、lは1〜5の整数を表し、R2 は独立して水素
原子、ハロゲン原子またはメチル基を表し、mは1〜3
の整数を表し、R3 はハロゲン原子またはメチル基を表
し、R4 は水素原子または炭素原子1〜3個のアルキル
基を表し、R5 は水素原子または式−S(O)n−N
(R7 )−R8 で示される基、式 化2 【化2】 で示される基または式−C(O)−C(O)−OR10で
示される基を表し、R6 は炭素原子1〜6個のアルキル
基、炭素原子1〜6個のハロアルキル基、炭素原子3〜
6個のアルケニル基、炭素原子3〜4個のハロアルケニ
ル基、炭素原子3〜6個のアルキニル基、炭素原子3〜
5個のハロアルキニル基、全炭素原子3〜6個のアルコ
キシルアルキル基、全炭素原子3〜6個のアルキルチオ
アルキル基または炭素原子3〜6個のシクロアルキル基
を表し、R7 は炭素原子1〜6個のアルキル基、アリル
基、炭素原子3〜6個のシクロアルキル基またはベンジ
ル基を表し、R8 は炭素原子1〜6個のアルキル基、ア
リル基、炭素原子3〜6個のシクロアルキル基または式
−(CH2 )p−C(O)OR11で示される基を表し、
R9 は水素原子またはハロゲン原子を表し、R10は炭素
原子1〜10個のアルキル基を表し、R11は炭素原子1
〜6個のアルキル基を表し、Xは酸素原子、硫黄原子、
式−NH−で示される基、式−C(O)−で示される基
またはメチレン基を表し、YおよびZは、それぞれ独立
して、酸素原子または硫黄原子を表し、nは0〜2の整
数を表し、pは0〜6の整数を表す。〕で示されるカル
バミン酸誘導体。 - 【請求項2】一般式 化3 【化3】 〔式中、R1 は独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素
原子1〜3個のアルキル基、炭素原子1〜3個のハロア
ルキル基、炭素原子1〜3個のアルコキシ基、炭素原子
1〜3個のハロアルコキシ基、シアノ基またはニトロ基
を表し、lは1〜5の整数を表し、R2 は独立して水素
原子、ハロゲン原子またはメチル基を表し、mは1〜3
の整数を表し、R3 はハロゲン原子またはメチル基を表
し、R4 は水素原子または炭素原子1〜3個のアルキル
基を表し、Xは酸素原子、硫黄原子、式−NH−で示さ
れる基、式−C(O)−で示される基またはメチレン基
を表し、Yは、酸素原子または硫黄原子を表す。〕で示
されるアミン系化合物と一般式 化4 【化4】 〔式中、R6 は炭素原子1〜6個のアルキル基、炭素原
子1〜6個のハロアルキル基、炭素原子3〜6個のアル
ケニル基、炭素原子3〜4個のハロアルケニル基、炭素
原子3〜6個のアルキニル基、炭素原子3〜5個のハロ
アルキニル基、全炭素原子3〜6個のアルコキシルアル
キル基、全炭素原子3〜6個のアルキルチオアルキル基
または炭素原子3〜6個のシクロアルキル基を表し、Z
は酸素原子または硫黄原子を表し、L1 はハロゲン原子
を表す。〕で示されるカルボン酸系化合物とを反応させ
ることを特徴とする請求項1記載のカルバミン酸誘導体
のうち、R5 が水素原子を表す場合のカルバミン酸誘導
体の製造法。 - 【請求項3】一般式 化5 【化5】 〔式中、R1 は独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素
原子1〜3個のアルキル基、炭素原子1〜3個のハロア
ルキル基、炭素原子1〜3個のアルコキシ基、炭素原子
1〜3個のハロアルコキシ基、シアノ基またはニトロ基
を表し、lは1〜5の整数を表し、R2 は独立して水素
原子、ハロゲン原子またはメチル基を表し、mは1〜3
の整数を表し、R3 はハロゲン原子またはメチル基を表
し、R4 は水素原子または炭素原子1〜3個のアルキル
基を表し、Xは酸素原子、硫黄原子、式−NH−で示さ
れる基、式−C(O)−で示される基またはメチレン基
を表し、Yは酸素原子または硫黄原子を表す。〕で示さ
れるイソシアネート系化合物と一般式 R6 −Z−H
〔式中、R6 は炭素原子1〜6個のアルキル基、炭素原
子1〜6個のハロアルキル基、炭素原子3〜6個のアル
ケニル基、炭素原子3〜4個のハロアルケニル基、炭素
原子3〜6個のアルキニル基、炭素原子3〜5個のハロ
アルキニル基、全炭素原子3〜6個のアルコキシルアル
キル基、全炭素原子3〜6個のアルキルチオアルキル基
または炭素原子3〜6個のシクロアルキル基を表し、Z
は酸素原子または硫黄原子を表す。〕で示される(チ
オ)アルコール系化合物とを反応させることを特徴とす
る請求項1記載のカルバミン酸誘導体のうち、R5 が水
素原子を表す場合のカルバミン酸誘導体の製造法。 - 【請求項4】一般式 化6 【化6】 〔式中、R1 は独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素
原子1〜3個のアルキル基、炭素原子1〜3個のハロア
ルキル基、炭素原子1〜3個のアルコキシ基、炭素原子
1〜3個のハロアルコキシ基、シアノ基またはニトロ基
を表し、lは1〜5の整数を表し、R2 は独立して水素
原子、ハロゲン原子またはメチル基を表し、mは1〜3
の整数を表し、R3 はハロゲン原子またはメチル基を表
し、Xは酸素原子、硫黄原子、式−NH−で示される
基、式−C(O)−で示される基またはメチレン基を表
し、Yは酸素原子または硫黄原子を表し、M1 はアルカ
リ金属原子または水素原子を表す。〕で示される(チ
オ)フェノール系化合物と一般式 化7 【化7】 〔式中、R4 は水素原子または炭素原子1〜3個のアル
キル基を表し、R6 は炭素原子1〜6個のアルキル基、
炭素原子1〜6個のハロアルキル基、炭素原子3〜6個
のアルケニル基、炭素原子3〜4個のハロアルケニル
基、炭素原子3〜6個のアルキニル基、炭素原子3〜5
個のハロアルキニル基、全炭素原子3〜6個のアルコキ
シアルキル基、全炭素原子3〜6個のアルキルチオアル
キル基または炭素原子3〜6個のシクロアルキル基を表
し、Zは酸素原子または硫黄原子を表し、L2 はハロゲ
ン原子、メタンスルホニルオキシ基またはトルエンスル
ホニルオキシ基を表す。〕で示されるカルボン酸系化合
物とを反応させることを特徴とする請求項1記載のカル
バミン酸誘導体のうち、R5 が水素原子を表す場合のカ
ルバミン酸誘導体の製造法。 - 【請求項5】一般式 化8 【化8】 〔式中、R1 は独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素
原子1〜3個のアルキル基、炭素原子1〜3個のハロア
ルキル基、炭素原子1〜3個のアルコキシ基、炭素原子
1〜3個のハロアルコキシ基、シアノ基またはニトロ基
を表し、lは1〜5の整数を表し、R2 は独立して水素
原子、ハロゲン原子またはメチル基を表し、mは1〜3
個の整数を表し、R3 はハロゲン原子またはメチル基を
表し、R4 は水素原子または炭素原子1〜3個のアルキ
ル基を表し、Xは酸素原子、硫黄原子、式−NH−で示
される基、式−C(O)−で示される基またはメチレン
基を表し、Yは酸素原子または硫黄原子を表し、M2 +
はアルカリ金属イオンまたは四級アンモニウムイオンを
表す。〕で示されるチオカルバミン酸系化合物と一般式
R6 −L3 〔式中、R6 は炭素原子1〜6個のアルキル基、炭素原
子1〜6個のハロアルキル基、炭素原子3〜6個のアル
ケニル基、炭素原子3〜4個のハロアルケニル基、炭素
原子3〜6個のアルキニル基、炭素原子3〜5個のハロ
アルキニル基、全炭素原子3〜6個のアルコキシルアル
キル基、全炭素原子3〜6個のアルキルチオアルキル基
または炭素原子3〜6個のシクロアルキル基を表し、L
3 はハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基またはト
ルエンスルホニルオキシ基を表す。〕で示される化合物
とを反応させることを特徴とする請求項1記載のカルバ
ミン酸誘導体のうち、R5 が水素原子を表し、Zが硫黄
原子を表す場合のカルバミン酸誘導体の製造法。 - 【請求項6】一般式 化9 【化9】 〔式中、R1 は独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素
原子1〜3個のアルキル基、炭素原子1〜3個のハロア
ルキル基、炭素原子1〜3個のアルコキシ基、炭素原子
1〜3個のハロアルコキシ基、シアノ基またはニトロ基
を表し、lは1〜5の整数を表し、R2 は独立して水素
原子、ハロゲン原子またはメチル基を表し、mは1〜3
の整数を表し、R3 はハロゲン原子またはメチル基を表
し、R4 は水素原子または炭素原子1〜3個のアルキル
基を表し、R6 は炭素原子1〜6個のアルキル基、炭素
原子1〜6個のハロアルキル基、炭素原子3〜6個のア
ルケニル基、炭素原子3〜4個のハロアルケニル基、炭
素原子3〜6個のアルキニル基、炭素原子3〜5個のハ
ロアルキニル基、全炭素原子3〜6個のアルコキシアル
キル基、全炭素原子3〜6個のアルキルチオアルキル基
または炭素原子3〜6個のシクロアルキル基を表し、X
は酸素原子、硫黄原子、式−NH−で示される基、式−
C(O)−で示される基またはメチレン基を表し、Yお
よびZは、それぞれ独立して、酸素原子または硫黄原子
を表す。〕で示されるカルバミン酸誘導体と一般式 R
5 ′−L4 〔式中、R5 ′は式−S(O)n−N(R7 )−R8 で
示される基、式 化10 【化10】 で示される基または式−C(O)−C(O)−OR10で
示される基を表し、R7 は炭素原子1〜6個のアルキル
基、アリル基、炭素原子3〜6個のシクロアルキル基ま
たはベンジル基を表し、R8 は炭素原子1〜6個のアル
キル基、アリル基、炭素原子3〜6個のシクロアルキル
基または式−(CH2 )p−C(O)OR11で示される
基を表し、R9 は水素原子またはハロゲン原子を表し、
R10は炭素原子1〜10個のアルキル基を表し、R11は
炭素原子1〜6個のアルキル基を表し、nは0〜2の整
数を表し、pは0〜6の整数を表し、L4 はハロゲン原
子を表す。〕で示されるハロゲン化合物とを反応させる
ことを特徴とする請求項1記載のカルバミン酸誘導体の
うち、R5 が水素原子以外の基を表す場合のカルバミン
酸誘導体の製造法。 - 【請求項7】一般式 化11 【化11】 〔式中、(R1 )lは3位および5位の置換位置ともに
フッ素原子(3,5−F2 )、3位および4位の置換位
置ともに塩素原子(3,4−Cl2 )、3位の置換位置
である塩素原子(3−Cl)または4位の置換位置であ
る塩素原子(4−Cl)もしくはフッ素原子(4−F)
を表し、R2 は水素原子または5位の置換位置である塩
素原子(5−Cl)を表し、mは1を表し、R3 は塩素
原子を表し、R4 は水素原子を表し、XおよびYは酸素
原子を表す。〕で示されるアミン系化合物。 - 【請求項8】一般式 化12 【化12】 〔式中、(R1 )lは3位および5位の置換位置ともに
フッ素原子(3,5−F2 )、3位および4位の置換位
置ともに塩素原子(3,4−Cl2 )または水素原子を
表し、R2 は水素原子または5位の置換位置である塩素
原子(5−Cl)を表し、mは1を表し、R3 は塩素原
子を表し、R4 は水素原子を表し、Xはメチレン基を表
し、Yは酸素原子を表す。〕で示されるアミン系化合
物。 - 【請求項9】請求項1記載のカルバミン酸誘導体を有効
成分として含有することを特徴とする有害生物防除剤。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP12266591A JP3306876B2 (ja) | 1990-06-06 | 1991-04-24 | カルバミン酸誘導体、その製造法、その中間体およびそれを有効成分とする有害生物防除剤 |
Applications Claiming Priority (5)
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JP2-149017 | 1990-06-06 | ||
JP14901790 | 1990-06-06 | ||
JP10882391 | 1991-04-12 | ||
JP3-108823 | 1991-04-12 | ||
JP12266591A JP3306876B2 (ja) | 1990-06-06 | 1991-04-24 | カルバミン酸誘導体、その製造法、その中間体およびそれを有効成分とする有害生物防除剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051015A true JPH051015A (ja) | 1993-01-08 |
JP3306876B2 JP3306876B2 (ja) | 2002-07-24 |
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ID=27311329
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12266591A Expired - Fee Related JP3306876B2 (ja) | 1990-06-06 | 1991-04-24 | カルバミン酸誘導体、その製造法、その中間体およびそれを有効成分とする有害生物防除剤 |
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116574035A (zh) * | 2023-04-20 | 2023-08-11 | 扬州大学 | 一种含氨基甲酸酯的桃柁酚类衍生物、制备方法及应用 |
-
1991
- 1991-04-24 JP JP12266591A patent/JP3306876B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN116574035A (zh) * | 2023-04-20 | 2023-08-11 | 扬州大学 | 一种含氨基甲酸酯的桃柁酚类衍生物、制备方法及应用 |
CN116574035B (zh) * | 2023-04-20 | 2024-03-08 | 扬州大学 | 一种含氨基甲酸酯的桃柁酚类衍生物、制备方法及应用 |
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