JPH05101532A - ビデオテープレコーダにおける雑音低減装置 - Google Patents

ビデオテープレコーダにおける雑音低減装置

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JPH05101532A
JPH05101532A JP3285523A JP28552391A JPH05101532A JP H05101532 A JPH05101532 A JP H05101532A JP 3285523 A JP3285523 A JP 3285523A JP 28552391 A JP28552391 A JP 28552391A JP H05101532 A JPH05101532 A JP H05101532A
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noise
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Hajime Nitta
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダビングしたテープを再生してもS/Nの改
善を図れるノイズリデューサを提供する。 【構成】 テープパターンのインデックス信号記録領域
に記録した何世代目のダビングであるかを示すコピー回
数を、再生時にコピー信号検出回路23で検出する。検
出されたコピー回数に応じてROMアドレス選択信号を
ROMに送り、フレーム間相関を利用したノイズリデュ
ーサ21のリミッタ閾値の最適値をリミッタ用ROMテ
ーブル24から読み出し、ノイズリデュースをかける。
S/Nの劣化したダビングテープ程ノイズリデューサの
リミッタ閾値が大きくなるように自動的に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダビング回数に応じて
S/Nを改善したノイズリデューサを備えるビデオテー
プレコーダ(以下、VTRという。)に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】ノイズリデューサは、1
フレームメモリを利用して、画像信号に混入している雑
音を軽減する装置である。この装置は、画像信号のフレ
ーム間の自己相関を利用したものである。すなわち、画
像信号はフレーム周期で画像情報が繰り返す信号であ
り、そのフレーム間の自己相関は非常に強いが、画像信
号に含まれる雑音成分は、その自己相関性がほとんどな
い。そこで、画像信号を時間的にフレーム周期ごとに平
均すると、信号成分のエネルギーはほとんど変化せず、
雑音成分のエネルギーのみが低くなり、S/Nの改善が
行われる。しかしながら、この方式は静止画に対して有
効であるが、動画では、残像が発生するという問題があ
る。そこで、動画部分を検出して、S/Nの改善量を変
えて残像を目立たなくする方法が知られている。
【0003】図2の(A)に示す回路は、動画の残像を
軽減する方法の一例である。同図において、入力信号と
1フレーム遅延信号とを減算器1で減算したフレーム間
差信号(以下差信号という。)をリミッタ2に通した
後、加算器3で入力信号と加算して、出力すると同時に
1フレームメモリ4に書き込む。前記差信号には、フレ
ーム間自己相関のない雑音成分と、信号成分のフレーム
間で変化した差分が得られる。前記差信号のうち、フレ
ーム間自己相関のない雑音成分は、静止画部分で得ら
れ、その振幅は小さく、前記信号成分のフレーム間で変
化した差分は動画部分で得られその振幅が大きい。この
差信号の振幅が小さいときは映像信号の時間的な平均化
を十分に行い、S/Nを改善し、逆に差信号の振幅が大
きい時、すなわち映像信号が変化したと判断されたとき
は、入力信号の変化がそのまま出力に得られるようにリ
ミッタが動作する。
【0004】この差信号の振幅の大小判断の基準とし
て、図3の(B)に示すようにリミッタ特性に閾値±T
を設定する。従来、アナログHD−VTRにおいて、ノ
イズリデューサのリミッタの閾値±Tは、第一世代のテ
ープの再生を想定してS/N改善がはかれ、動画で残像
が目立たない値に設定している。そのため、コピーした
テープではノイズが約3dB増加しているため、このリ
ミッタ閾値では十分なS/N改善ができなかった。
【0005】図1は、アナログHD−VTRの構成例を
示しており、同図において、輝度信号Y、青の色差信号
B 、赤の色差信号PR 、からなる映像信号をA/Dコ
ンバータ5に入力してディジタル信号に変換し、垂直ノ
ンリニアエンファシス回路6に入力する。該垂直ノンリ
ニアエンファシス回路6でS/Nが改善(Y3dB,C
6dB)されて、TDM(時分割多重)信号をエンコー
ドし、データの時間方向の並べ換えを行うシャフリング
用フレームメモリ8に送られる。このフレームメモリ7
の出力は水平ノンリニアエンファシス回路8に送られ、
ここでさらにS/Nが改善される(Y,C各7dB)。
この水平ノンリニアエンファシス回路8の出力信号は、
D/Aコンバーター9でアナログ信号に変換され、水平
リニアエンファシス回路10でエンファシスされた後、
周波数変調器11で変調し増幅12されてアナログHD
−VTRでテープ13に記録される。
【0006】一方、前記テープ13に記録された映像信
号の再生は、まずアナログHD−VTRの出力信号を増
幅復調(14、15)した後、水平リニアディエンファ
シス回路16でディエンファシスされ、A/Dコンバー
タ17でディジタル信号に変換され、水平ノンリニアデ
ィエンファシス回路18に送られてここでS/Nが改善
される(Y,C各7dB)。この水平ノンリニアディエ
ンファシス回路18の出力はデシャフリング及びTDM
信号デコード用フレームメモリ19に送られ時間配列を
元に戻す。このフレームメモリ19の出力は、垂直ノン
リニアエンファシス回路120でS/Nが改善(Y3d
B,C6dB)され、さらにノイズリデューサ(以下、
NRという。)21でS/Nが改善され、D/Aコンバ
ーター22でアナログ信号に変換され、輝度信号Y、青
の色差信号PB、赤の色差信号PR として再生出力され
る。
【0007】このような構成のアナログHD−VTRに
おいて、垂直ノンリニアエンファシス処理後の前記NR
21の位置でノイズリデュースをかける場合のリミッタ
2(図2)の閾値Tを求めてみる。テープの第一世代を
想定して38dBのS/Nの信号がNR21に入ってき
たとき、前記図2のノイズリデューサにおいて、静止画
で3dB改善に必要なリミッタ閾値は、輝度信号の階調
を175階調とし、ノイズσが正規分布しているとする
と、S/N=Sp-p /σである。したがって、3dBの
改善量を得るには、3σまでのノイズ分布をとる必要が
あると考えられ、このとき閾値Tは、T=175×10
-38/20×3≒6.6となる。しかしながら一度ダビング
をすると、約3dBS/Nが悪くなるため、このリミッ
タの閾値では同様のS/N改善が行われない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ダビングしたテープを
再生しても、S/Nの改善が図れるノイズリデューサを
提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】VTRシステムにおい
て、ダビングに関して、その記録されているテープがコ
ピーであることを示す信号がある場合、ノイズリデュー
サのリミッタの閾値を自動的に大きくしてS/N改善量
を調整することを特徴とする。
【0010】
【実施例】再度図1に示すアナログHD−VTRのの構
成例に戻ると、本発明は、VTRにダビングによるテー
プであることを示す信号が送られてきた場合に自動的に
ノイズリデューサのリミッタの閾値を大きくしてS/N
の改善をはかるものである。 再生時に、テープがマス
ターテープからみて、何世代目のダビングテープである
かそのコピー回数をコピー信号検出回路23で検出し、
検出されたコピー回数に応じてROMアドレス選択信号
をROMに送り、最適なリミッタ閾値をROMテーブル
24より読み出すことによって最適なノイズリデュース
をかける。
【0011】図3の(C)は、ROMテーブルより読み
出したリミッタ閾値の最適値の様子を示しており、S/
Nの良好なテープを再生した場合の閾値がTが、S/N
の悪いコピーテープを再生した場合、閾値がT’に自動
的に大きくされるリミッタ特性を示している。
【0012】本発明のこのようなアナログHD−VTR
の構成において、コピー回数の検出は、例えば、ダビン
グ識別信号をダビングされるテープに記録することによ
り行う。図3に示すように、テープパターンの各セグメ
ントは、ビデオ信号エリアVとオーディオ信号エリアA
との間にインデックスエリアIを備えている。本発明
は、このテープパターンのインデックスエリアIの一部
に、マスターテープから数えて何世代目のダビングテー
プであるかのコピー回数をデジタル的に記録しておき、
再生時にこのコピー回数信号を検出してノイズリデュー
サの閾値の最適値を自動的に選択することができる。も
ちろん、前記ダビング識別信号のダビングテープへの記
録は、前記インデックス領域に限るものではなく、最適
な領域があれば当業者が必要に応じて選択できるもので
ある。
【0013】
【発明の効果】以上、本発明は、ダビングによるコピー
回数を検出して、コピー回数に応じてノイズリデューサ
のリミッタの最適閾値を自動的に選択できるため、ダビ
ングしたソフトテープでも、S/Nが改善されてS/N
の良好な画像を再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック回路図である。
【図2】ノイズリデューサの説明図である。
【図3】テープパターンの一例を示す図である。
【符号の説明】
21・・ノイズリデューサ 23・・コピー信号検出回
路 24・・リミッタ用ROMテーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム間相関を利用したノイズリデュ
    ーサを備えたビデオテープレコーダにおいて、ダビング
    テープに記録されたコピー回数信号検出装置を備え、該
    コピー回数信号検出装置からのコピー回数信号に応じて
    前記ノイズリデューサのリミッタ閾値を選択することを
    特徴とするビデオテープレコーダおける雑音低減装置。
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