JPH0510093Y2 - - Google Patents

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JPH0510093Y2
JPH0510093Y2 JP636086U JP636086U JPH0510093Y2 JP H0510093 Y2 JPH0510093 Y2 JP H0510093Y2 JP 636086 U JP636086 U JP 636086U JP 636086 U JP636086 U JP 636086U JP H0510093 Y2 JPH0510093 Y2 JP H0510093Y2
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locking piece
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JP636086U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、雨水配水用の立樋を固定するための
受け金具のように、対象物を囲繞する帯板状の環
繞部材の両端の止め構造に関するものである。
(従来技術) 対象物を囲繞する帯板状の環繞部材、例えば、
雨水配水用の角型あるいは丸型の立樋を固定する
ための受け金具は、一般に、金属製の帯状を成す
板材の一端に舌片等の係止片を形成し、他端に係
止穴を設け、これを立樋の外周に巻回した後、上
記係止片を係止穴に係り止めすることによつて立
樋を固定するようにしている。
しかしながら、かかる従来の止め構造にあつて
は、係止片の根元部を係止穴の一端縁で係り止め
するものであることから、一方向、即ち係止片の
突出方向と逆方向に力が作用した場合には上記係
止部においてその外れを良く防止できるものの、
他方向、即ち、係止片の突出方向に力が作用した
場合には簡単にその係合が外れてしまう欠点を有
する。殊にこの種の樋の受け金具に対しては、
様々な方向から外力が加わるため、係止部におけ
る離脱の可能性は大きい。
(目的) 本考案はこのような点に鑑み、一旦係止させる
と、環繞部材本体に対してどの方向から力が作用
しても外れることがなく、それでいて着脱を容易
に行い得る環繞部材における両端部の止め構造を
提供することを目的とするもので、その特徴とす
るところは、帯板材によつて形成され、立樋など
の対象物の外周を囲繞する受け金具等の環繞部材
において、環繞部材本体の一端に、外向きの爪部
を有する細幅の係止片を設ける一方、環繞部材本
体の他端にその端部を外方に折返すことにより保
持部を形成し、この保持部の折返し部に上記係止
片を挿通可能な開口を設け、また保持部の折返し
片の先端に上記環繞部材本体の外表面に向けて傾
斜する舌片を設け、上記係止片を保持部の開口か
ら挿通させて爪部を舌片に係止させるようにした
点にある。
(実施例) 以下、図示した実施例に基づいて本考案を詳細
に説明する。
第1図乃至第4図は本考案を立樋の受け金具に
適用した場合の一実施例を示しており、図中符号
1は、ステンレス鋼板によつて帯状に形成された
受け金具本体で、丸樋Tを固定するものとしてリ
ング状に屈曲されている。2はその一端に一体形
成された係止片で、受け金具本体1の幅よりも若
干細幅に形成され、先端には外向きの爪部3が設
けられている。2a,2aは係止片2の始端に形
成された段部を示す。
4は受け金具本体1の他端に設けられた保持部
で、この保持部4は受け金具本体1の端部を外方
にコ字状に折返すことによつて形成されている。
折返し部5には上記係止片2が挿通可能な開口8
が設けられ、また折返し片6と受け金具本体1と
の間には係止片2が無理な通過し得る空間部4a
が確保され、折返し片6の先端部には、受け金具
本体1に向けて傾斜し、上記空間部4aを通過し
た係止片2先端の爪部3と係合する舌片7が形成
されている。舌片7の先端は受け金具本体1の外
表面と近接し、両者の間には係止片2の爪部3の
高さよりも小さな間隙部4bが形成されている。
従つて、この受け金具によつて丸樋Tを固定す
るには、先ず、受け金具本体1を、その外表面の
所望位置に垂設した取付け部材9を介して壁面W
に固定する。
次いで、樋Tの外周に受け金具本体1を巻き付
けるようにして取付け、係止片2を保持部4の開
口8から空間部4aに挿通する。そして爪部3に
よつて舌片7を内側から押し上げるようにして係
止片2を更に保持部4内に押し込めば、舌片7が
一旦外方に逃げて爪部3を通過させた後、直ちに
弾性復帰して爪部3と係合し、受け金具本体1の
内表面によつて樋Tをしつかりと固定する(第2
図及び第3図参照)。
この状態で、受け金具本体1の内側から外側に
向けてこれを広げるような力が作用しても、上記
した爪部3と舌片7の係合によつて外れを防止す
る。また、爪部3と舌片7との係止状態が外れる
方向、つまり係止片2を保持部4より更に前進さ
せる方向に力が作用した場合には、爪部3と舌片
7との係止が外れるものの、係止片2の段部2
a,2aが保持部4の開口8の縁に引掛かつてそ
れ以上の前進を阻むため、係止片2は保持部4か
ら抜け出してしまうことはなく、しかも上記した
力が作用しなくなると、リング状を成す受け金具
本体1の拡開方向への弾性によつて係止片2が後
退し、上記した係止状態が復元される。
受け金具本体1を取外すには、第5図に2点鎖
線で示すように係止片2を例えばドライバー等の
工具によつて上方に押し広げ、爪部3を開放して
係止片2を保持部4から取外せば良い。
係止片2を保持部4から挿脱するに際しては、
第6図に見られるように係止片2寄りの受け金具
本体1に操作部10を折曲形成、あるいは切り起
こし形成すれば、操作が容易となる。
第7図は本考案の他の実施例を示している。こ
の実施例は、上述した実施例と同様に立樋の受け
金具に適用され、保持部14を形成する折返し片
16の表面に第2の舌片27が受け金具本体11
表面に向けた切り起こし形成されており、固定す
べき樋の径の違いによつて折返し片16先端の第
1の舌片17か上記第2の舌片27のいずれかに
係止片12の爪部13を係止させるようにしてあ
る。
本実施例によれば、1つで2種類の径の異なる
樋などを固定する受け金具を提供できるものであ
る。
第8図は本考案の更に別の実施例を示すもの
で、保持部34の折返し部35に、保持部34内
方に観音扉状に切開いた1対の舌片47,47を
設け、この舌片47,47と折返し片36先端の
傾斜した舌片37とのいずれかに係止片32の爪
部33を係止させるようにしたもので、上記第7
図で示した実施例と同様に、例えば径の異なる樋
を1つの受け金具によつて固定できるものであ
る。この実施例と第7図の実施例を組合わせれ
ば、3段階の止め構造を提供できる。
尚、上述した実施例ではいずれも本考案を立樋
の受け金具に適用した場合を示しているが、本考
案はこれに限定されるものではなく、対象物の外
周を囲繞する種々の対象物に適用できるものであ
り、また、その保持部は、環繞部材本体の端部を
係止片の爪部が挿通し得る程度の厚みを有するよ
うに折返すことによつて形成すれば良く、その形
状の如何を問うものではなく、更に環繞部材本体
の形状は、巻回される対象物の形状に合わせて角
形状等、種々の形状とすることが可能であり、ま
た保持部の折り返し部の折り返し角度も同様に任
意の角度とすることができ、殊に鋭角状にした場
合には、保持部の強度を増すことができるもので
ある。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、環繞部材本
体の一端に設けた係止片の外向きの爪部を、環繞
部材本体の他端に設けた保持部内に挿通し、保持
部の舌片に上記係止片の爪部を係止させるように
してあり、上記保持部における折返し片は係止片
の進入に伴ない弾性的に拡開した後、舌片が爪部
にはまり込むものであるから、係止片を保持部内
にさし込むだけで、環繞部材本体の両端を簡単に
止めることができる。
また、係止された両端部は、係止片の戻る方向
に力が作用しても爪部と舌片との上記係合によつ
て外れが防止されるのは当然のこととして、係止
片の進入方向と同一方向に力が作用した場合に
も、係止片が環繞部材本体の幅よりも細幅に形成
され、始端において段部を有するために、この段
部が保持部の開口縁に引掛かつて外れを防止でき
るものである。
更にまた本考案によれば、保持部は環繞部材本
体の端部を折返して形成してあるから、この折返
し片を開くだけで、舌片と爪部との係合を簡単に
解くことができ、脱着の容易な止め構造を提供で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を適用し
た立樋の受け金具を示し、第1図は、その両端を
係止する前の全体斜視図、第2図は、両端を係止
した状態の全体斜視図、第3図は、これの使用状
態の説明図、第4図は、第3図の横断面図、第5
図乃至第8図は、本考案の他の実施例を示す受け
金具の横断面図である。 図中符号1は受け金具本体、2,32は係止
片、2aは段部、3,13,33は爪部、4,1
4,34は保持部、5,35は折返し部、6,3
6は折返し片、7,27,37,47は舌片、8
は開口、10は操作部をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 帯板材によつて形成され、立樋などの対象物
    の外周を囲繞する受け金具等の環繞部材におい
    て、環繞部材本体の一端に、外向きの爪部を有
    する細幅の係止片を設ける一方、環繞部材本体
    の他端にその端部を外方に折返すことにより保
    持部を形成し、この保持部の折返し部に上記係
    止片を挿通可能な開口を設け、また保持部の折
    返し片の先端に上記環繞部材本体の外表面に向
    けて傾斜する舌片を設け、上記係止片を保持部
    の開口から挿通させて爪部を舌片に係止させる
    ようにした環繞部材における両端部の止め構造 (2) 上記保持部の折返し片には、その長さ方向に
    複数の舌片が設けられていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の環繞部材
    における両端部の止め構造 (3) 上記環繞部材本体の係止片が設けられている
    端部側には、外側に向けて突条を成す操作部が
    形成されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項もしくは第2項記載の環繞部
    材における両端部の止め構造。
JP636086U 1986-01-20 1986-01-20 Expired - Lifetime JPH0510093Y2 (ja)

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JP636086U JPH0510093Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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JP636086U JPH0510093Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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JPS62118827U JPS62118827U (ja) 1987-07-28
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JPH0430267Y2 (ja) * 1987-02-25 1992-07-22

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