JPH05100551A - 接触帯電装置及びプロセスカートリツジ - Google Patents
接触帯電装置及びプロセスカートリツジInfo
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- JPH05100551A JPH05100551A JP3285569A JP28556991A JPH05100551A JP H05100551 A JPH05100551 A JP H05100551A JP 3285569 A JP3285569 A JP 3285569A JP 28556991 A JP28556991 A JP 28556991A JP H05100551 A JPH05100551 A JP H05100551A
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/02—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
- G03G15/0208—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
- G03G15/0216—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing a charging member into contact with the member to be charged, e.g. roller, brush chargers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 帯電部材2を被帯電体1面に接触させて被帯
電体面を帯電処理する接触式の帯電装置、或いは該帯電
装置を具備した、画像形成装置のプロセスカートリッジ
100について、個々の帯電部材2のインピーダンス値
が異なっても、一つの電源8で交流電圧を調整すること
なく利用できるようにすること。 【構成】 帯電部材2と、該帯電部材2に対して電圧を
印加する電源8との間に、抵抗7aとコンデンサ7bか
らなる補正インピーダンス回路7を介在させたこと。
電体面を帯電処理する接触式の帯電装置、或いは該帯電
装置を具備した、画像形成装置のプロセスカートリッジ
100について、個々の帯電部材2のインピーダンス値
が異なっても、一つの電源8で交流電圧を調整すること
なく利用できるようにすること。 【構成】 帯電部材2と、該帯電部材2に対して電圧を
印加する電源8との間に、抵抗7aとコンデンサ7bか
らなる補正インピーダンス回路7を介在させたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電部材を被帯電体面
に接触させて被帯電体面を帯電処理(除電処理も含む)
する接触式の帯電装置に関する。
に接触させて被帯電体面を帯電処理(除電処理も含む)
する接触式の帯電装置に関する。
【0002】また、少なくとも、像担持体と、該像担持
体に接触して該像担持体面を帯電処理する帯電部材が組
み込まれ、電子写真複写装置・静電記録装置・レーザビ
ームプリンタ等の画像形成装置本体に対して着脱される
プロセスカートリッジに関する。
体に接触して該像担持体面を帯電処理する帯電部材が組
み込まれ、電子写真複写装置・静電記録装置・レーザビ
ームプリンタ等の画像形成装置本体に対して着脱される
プロセスカートリッジに関する。
【0003】
【従来の技術】例えば、電子写真装置(複写機・プリン
タ・画像表示装置など)・静電記録装置等の画像形成装
置において、感光体、誘電体等の被帯電体としての像担
持体の面を帯電処理する手段としては非接触式であるコ
ロナ帯電器が従来より広く利用されている。コロナ帯電
器は像担持体等の被帯電体の面を所定の極性・電位に均
一に帯電処理する手段機器として有効である。
タ・画像表示装置など)・静電記録装置等の画像形成装
置において、感光体、誘電体等の被帯電体としての像担
持体の面を帯電処理する手段としては非接触式であるコ
ロナ帯電器が従来より広く利用されている。コロナ帯電
器は像担持体等の被帯電体の面を所定の極性・電位に均
一に帯電処理する手段機器として有効である。
【0004】しかしコロナ帯電器は、所定の帯電電位を
得るために高価な高圧トランス(6〜8KV程度)を必
要とすることや、コロナ放電でオゾンが比較的多く発生
するのでその対策に工夫を要することなどの問題点を有
している。
得るために高価な高圧トランス(6〜8KV程度)を必
要とすることや、コロナ放電でオゾンが比較的多く発生
するのでその対策に工夫を要することなどの問題点を有
している。
【0005】このようなコロナ帯電器に対して、直流電
圧、あるいは特公平3−52058号公報に開示のよう
に直流と交流の重畳電圧など振動電圧(周期的に電圧値
が変化する電圧)を印加した帯電部材を被帯電体面に接
触させて被帯電体面を帯電処理する接触帯電装置があ
る。
圧、あるいは特公平3−52058号公報に開示のよう
に直流と交流の重畳電圧など振動電圧(周期的に電圧値
が変化する電圧)を印加した帯電部材を被帯電体面に接
触させて被帯電体面を帯電処理する接触帯電装置があ
る。
【0006】この接触帯電装置は、電源の低電圧化が図
れることや、オゾンの発生は微量である等の長所を有し
ていることから、例えば、画像形成装置において感光体
・誘電体等の像担持体やその他の被帯電体の面を帯電処
理する、コロナ帯電器に代わる、帯電処理手段として注
目され次第に利用されるようになってきている。
れることや、オゾンの発生は微量である等の長所を有し
ていることから、例えば、画像形成装置において感光体
・誘電体等の像担持体やその他の被帯電体の面を帯電処
理する、コロナ帯電器に代わる、帯電処理手段として注
目され次第に利用されるようになってきている。
【0007】例えば、被帯電体としての感光体面に接触
帯電部材としての導電性ローラ(帯電ローラ)を接触さ
せ、該帯電ローラに数100V〜2KV程度の正又は負
の直流電圧、或いはさらに交流電圧を重畳した振動電圧
を印加して感光体面を数100V〜1.5KVに帯電す
るものである。
帯電部材としての導電性ローラ(帯電ローラ)を接触さ
せ、該帯電ローラに数100V〜2KV程度の正又は負
の直流電圧、或いはさらに交流電圧を重畳した振動電圧
を印加して感光体面を数100V〜1.5KVに帯電す
るものである。
【0008】接触帯電において、帯電部材に振動電圧を
印加して被帯電体面を帯電処理する方式は、直流電圧の
みを印加して帯電処理する方式よりも、均一帯電性に優
れており、有効である。
印加して被帯電体面を帯電処理する方式は、直流電圧の
みを印加して帯電処理する方式よりも、均一帯電性に優
れており、有効である。
【0009】つまり、直流電圧成分に交流電圧成分を重
畳した振動電圧を接触帯電部材に印加して帯電を行う
と、感光体の帯電が不十分な時は、接触帯電部材から感
光体へ放電し、感光体が余分に帯電した(電源の直流電
圧成分電圧値より高く帯電した)時には感光体から接触
帯電部材に逆放電される。この放電、逆放電を交流電圧
の周波数分だけ繰り返すことにより、感光体の表面電位
は電源の直流電圧値に集束する。
畳した振動電圧を接触帯電部材に印加して帯電を行う
と、感光体の帯電が不十分な時は、接触帯電部材から感
光体へ放電し、感光体が余分に帯電した(電源の直流電
圧成分電圧値より高く帯電した)時には感光体から接触
帯電部材に逆放電される。この放電、逆放電を交流電圧
の周波数分だけ繰り返すことにより、感光体の表面電位
は電源の直流電圧値に集束する。
【0010】交流電圧成分の波形としては、正弦波・矩
形波・三角波等適宜使用可能である。また、交流電圧は
例えば直流電源を周期的にオン、オフすることによって
形成される矩形波電圧を含む。このように交流電圧は周
期的にその電圧値が変化するような電圧である。
形波・三角波等適宜使用可能である。また、交流電圧は
例えば直流電源を周期的にオン、オフすることによって
形成される矩形波電圧を含む。このように交流電圧は周
期的にその電圧値が変化するような電圧である。
【0011】接触帯電部材は上記ローラ型の帯電ローラ
の他、ブレード型、ブラシ型、ベルト型等の形態のもの
とすることもできる。
の他、ブレード型、ブラシ型、ベルト型等の形態のもの
とすることもできる。
【0012】また、接触帯電装置は、高圧電源の低コス
ト化、オゾンフィルターの廃止等の利点から、比較的低
コストの画像形成装置を用いられることが多く、接触帯
電部材は使い捨てのプロセスカートリッジ内に組み込ま
れることが期待されており、製品化されているものもあ
る。
ト化、オゾンフィルターの廃止等の利点から、比較的低
コストの画像形成装置を用いられることが多く、接触帯
電部材は使い捨てのプロセスカートリッジ内に組み込ま
れることが期待されており、製品化されているものもあ
る。
【0013】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、接
触帯電部材の表面に設けられた高抵抗層は湿度の影響を
受けやすく、低湿環境下では抵抗値の増加及び誘電率の
減少によりインピーダンスが増加し、逆に高湿環境下で
は抵抗の減少及び誘電率の増加によりインピーダンスが
減少する。このため、接触帯電装置、或いは該帯電部材
を組み込んだプロセスカートリッジにあっては、高湿環
境下において接触帯電部材のインピーダンスが低下し、
接触帯電部材に印加する電圧の交流成分が減衰すること
なく、直接感光体に高電圧が印加され、感光体の絶縁破
壊が起こることがしばしばあった。
触帯電部材の表面に設けられた高抵抗層は湿度の影響を
受けやすく、低湿環境下では抵抗値の増加及び誘電率の
減少によりインピーダンスが増加し、逆に高湿環境下で
は抵抗の減少及び誘電率の増加によりインピーダンスが
減少する。このため、接触帯電装置、或いは該帯電部材
を組み込んだプロセスカートリッジにあっては、高湿環
境下において接触帯電部材のインピーダンスが低下し、
接触帯電部材に印加する電圧の交流成分が減衰すること
なく、直接感光体に高電圧が印加され、感光体の絶縁破
壊が起こることがしばしばあった。
【0014】そこで高湿環境下でもあらかじめ接触帯電
部材のインピーダンスの低下を考慮して感光体の絶縁破
壊が起こらないように、電源について接触帯電部材に印
加する交流電圧を下げたところ、感光体の絶縁破壊はこ
の接触帯電部材に対しては防止することができた。
部材のインピーダンスの低下を考慮して感光体の絶縁破
壊が起こらないように、電源について接触帯電部材に印
加する交流電圧を下げたところ、感光体の絶縁破壊はこ
の接触帯電部材に対しては防止することができた。
【0015】しかし、他の接触帯電部材を上記の交流電
圧を下げた電源に接続して高湿環境下で使用したとこ
ろ、感光体の絶縁破壊が発生した。
圧を下げた電源に接続して高湿環境下で使用したとこ
ろ、感光体の絶縁破壊が発生した。
【0016】この原因を調べるために接触帯電部材のイ
ンピーダンスを測定したところ、後者の接触帯電部材の
インピーダンスが前者の接触帯電部材のインピーダンス
に比べ低くなっていることが判明した。そこで、後者の
接触帯電部材に印加する交流電圧をさらに下げると、感
光体の絶縁破壊を防止することができたが、インピーダ
ンス値の高い前者の接触帯電部材を今度は低湿環境下に
て使用したところ、低湿環境下のためインピーダンスが
増加し、交流成分が減衰し、感光体を帯電するための交
流電圧不足で帯電ムラが発生した。
ンピーダンスを測定したところ、後者の接触帯電部材の
インピーダンスが前者の接触帯電部材のインピーダンス
に比べ低くなっていることが判明した。そこで、後者の
接触帯電部材に印加する交流電圧をさらに下げると、感
光体の絶縁破壊を防止することができたが、インピーダ
ンス値の高い前者の接触帯電部材を今度は低湿環境下に
て使用したところ、低湿環境下のためインピーダンスが
増加し、交流成分が減衰し、感光体を帯電するための交
流電圧不足で帯電ムラが発生した。
【0017】すなわち、個々の接触帯電部材のインピー
ダンス値は各々異なるため、ある接触帯電部材のインピ
ーダンスに合わせて電源の交流電圧値を設定しても、他
の接触帯電部材のインピーダンスには適合せず、高湿環
境下で感光体が絶縁破壊させるか、または低湿環境下で
帯電ムラが発生することになる。
ダンス値は各々異なるため、ある接触帯電部材のインピ
ーダンスに合わせて電源の交流電圧値を設定しても、他
の接触帯電部材のインピーダンスには適合せず、高湿環
境下で感光体が絶縁破壊させるか、または低湿環境下で
帯電ムラが発生することになる。
【0018】このような問題を防止するために、インピ
ーダンス値が各々の接触帯電部材で異なった時、適正な
交流電圧を発生させるように電源をその都度調整するこ
とは手間がかかり不便である。また、接触帯電部材を用
いたプロセスカートリッジであるならば、ユーザーが複
写機・レーザビームプリンタ(LBP)等の画像形成装
置本体の電源の交流電圧を調整することはほぼ不可能で
ある。
ーダンス値が各々の接触帯電部材で異なった時、適正な
交流電圧を発生させるように電源をその都度調整するこ
とは手間がかかり不便である。また、接触帯電部材を用
いたプロセスカートリッジであるならば、ユーザーが複
写機・レーザビームプリンタ(LBP)等の画像形成装
置本体の電源の交流電圧を調整することはほぼ不可能で
ある。
【0019】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、個々の接触帯電部材のインピーダンス値が各々異な
っても、一つの電源で交流電圧を調整することなく利用
できる接触帯電装置、及び該帯電装置を具備したプロセ
スカートリッジを提供することを目的とする。
で、個々の接触帯電部材のインピーダンス値が各々異な
っても、一つの電源で交流電圧を調整することなく利用
できる接触帯電装置、及び該帯電装置を具備したプロセ
スカートリッジを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする接触帯電装置及びプロセスカートリッジであ
る。
徴とする接触帯電装置及びプロセスカートリッジであ
る。
【0021】(1)帯電部材を被帯電体面に接触させて
被帯電体面を帯電処理する接触式の帯電装置において、
前記接触帯電部材と該帯電部材に対して電圧を印加する
電源との間に、抵抗とコンデンサからなる補正インピー
ダンス回路を介在させたことを特徴とする接触帯電装
置。
被帯電体面を帯電処理する接触式の帯電装置において、
前記接触帯電部材と該帯電部材に対して電圧を印加する
電源との間に、抵抗とコンデンサからなる補正インピー
ダンス回路を介在させたことを特徴とする接触帯電装
置。
【0022】(2)前記抵抗とコンデンサのインピーダ
ンス値と、接触帯電部材のインピーダンス値との合成イ
ンピーダンス値が、他の接触帯電装置との間で一定とな
るように、前記抵抗の抵抗値とコンデンサの容量とを設
定したことを特徴とする(1)記載の接触帯電装置。
ンス値と、接触帯電部材のインピーダンス値との合成イ
ンピーダンス値が、他の接触帯電装置との間で一定とな
るように、前記抵抗の抵抗値とコンデンサの容量とを設
定したことを特徴とする(1)記載の接触帯電装置。
【0023】(3)前記電源は、接触帯電部材に対して
振動電圧を印加する電源であることを特徴とする(1)
記載の接触帯電装置。
振動電圧を印加する電源であることを特徴とする(1)
記載の接触帯電装置。
【0024】(4)前記振動電圧は、交流電圧成分と直
流電圧成分との重畳電圧であることを特徴とする(3)
記載の接触帯電装置。
流電圧成分との重畳電圧であることを特徴とする(3)
記載の接触帯電装置。
【0025】(5)少なくとも、像担持体と、該像担持
体に接触して該像担持体面を帯電処理する帯電部材が組
み込まれ、画像形成装置本体に対して着脱されるプロセ
スカートリッジにおいて、接触帯電部材と該帯電部材に
対して電圧を印加する電源との間に、抵抗とコンデンサ
からなる補正インピーダンス回路を介在させ、該補正イ
ンピーダンス回路をプロセスカートリッジに具備させた
ことを特徴とする画像形成装置のプロセスカートリッ
ジ。
体に接触して該像担持体面を帯電処理する帯電部材が組
み込まれ、画像形成装置本体に対して着脱されるプロセ
スカートリッジにおいて、接触帯電部材と該帯電部材に
対して電圧を印加する電源との間に、抵抗とコンデンサ
からなる補正インピーダンス回路を介在させ、該補正イ
ンピーダンス回路をプロセスカートリッジに具備させた
ことを特徴とする画像形成装置のプロセスカートリッ
ジ。
【0026】
【作用】すなわち、本発明によれば、前記抵抗とコンデ
ンサのインピーダンス値と接触帯電部材のインピーダン
ス値との合成インピーダンス値が常に一定となるよう
に、前記抵抗とコンデンサを選択することにより、電源
から接触帯電部材に印加された交流電圧の減衰分を一定
にできる。
ンサのインピーダンス値と接触帯電部材のインピーダン
ス値との合成インピーダンス値が常に一定となるよう
に、前記抵抗とコンデンサを選択することにより、電源
から接触帯電部材に印加された交流電圧の減衰分を一定
にできる。
【0027】つまり、各々の接触帯電部材間でのインピ
ーダンスのバラツキが調整済みであるため、これら調整
された接触帯電装置はすべて被帯電体の絶縁破壊と帯電
ムラの両方を防止する交流電圧値に設定された電源に対
して接続できる。
ーダンスのバラツキが調整済みであるため、これら調整
された接触帯電装置はすべて被帯電体の絶縁破壊と帯電
ムラの両方を防止する交流電圧値に設定された電源に対
して接続できる。
【0028】また、補正インピーダンスを抵抗とコンデ
ンサの並列回路とし、個々の帯電部材間で該抵抗を同一
にすることにより、接触帯電部材に印加される直流電圧
の降下分は一定に保たれ、被帯電体の表面電位は等しく
なる。一方、交流電圧の減衰分の調整はコンデンサの容
量を変化させることで可能となる。
ンサの並列回路とし、個々の帯電部材間で該抵抗を同一
にすることにより、接触帯電部材に印加される直流電圧
の降下分は一定に保たれ、被帯電体の表面電位は等しく
なる。一方、交流電圧の減衰分の調整はコンデンサの容
量を変化させることで可能となる。
【0029】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0030】<実施例1>(図1・図2) 図1は本発明にかかる接触帯電装置の概要図、図2は本
発明にかかる接触帯電装置を備えたプロセスカートリッ
ジの縦断面図である。
発明にかかる接触帯電装置を備えたプロセスカートリッ
ジの縦断面図である。
【0031】図2において、100は不図示の画像形成
装置本体に対して着脱自在のプロセスカートリッジであ
る。本実施例のカートリッジ100は転写式電子写真装
置用のものであり、ハウジング10内に、像担持体とし
ての感光体ドラム1と、接触帯電部材としての帯電ロー
ラ2と、現像装置3と、クリーニング装置4との4つの
プロセス機器を内包させている。
装置本体に対して着脱自在のプロセスカートリッジであ
る。本実施例のカートリッジ100は転写式電子写真装
置用のものであり、ハウジング10内に、像担持体とし
ての感光体ドラム1と、接触帯電部材としての帯電ロー
ラ2と、現像装置3と、クリーニング装置4との4つの
プロセス機器を内包させている。
【0032】感光体ドラム1は、アルミニュウム等の導
電性のドラム基体1a(図1)と、その外周面に形成し
た感光層(光導電性層)1bとからなる。この感光体ド
ラム1はその両端側を不図示の軸受部材間に回転自由に
支承されている。
電性のドラム基体1a(図1)と、その外周面に形成し
た感光層(光導電性層)1bとからなる。この感光体ド
ラム1はその両端側を不図示の軸受部材間に回転自由に
支承されている。
【0033】接触帯電部材2は、芯金2aと、その外周
に同心一体にローラ状に形成した、カーボンを分散させ
た高抵抗ゴムローラ部2bとからなる。この帯電ローラ
2は感光体ドラム1に対してほぼ並行に配置されてその
両端側を不図示の軸受部材間に回転自由に保持させてあ
り、かつバネ等の押圧手段2cで感光体ドラム1面に対
して所定の押圧力をもって常時圧接させてあり、感光体
ドラム1の回転駆動に伴い従動回転する。
に同心一体にローラ状に形成した、カーボンを分散させ
た高抵抗ゴムローラ部2bとからなる。この帯電ローラ
2は感光体ドラム1に対してほぼ並行に配置されてその
両端側を不図示の軸受部材間に回転自由に保持させてあ
り、かつバネ等の押圧手段2cで感光体ドラム1面に対
して所定の押圧力をもって常時圧接させてあり、感光体
ドラム1の回転駆動に伴い従動回転する。
【0034】現像装置3において、3aは現像スリー
ブ、3bはトナー収容容器部、3cはトナー攪拌回転部
材である。
ブ、3bはトナー収容容器部、3cはトナー攪拌回転部
材である。
【0035】クリーニング装置4において、4aは感光
体ドラム1に当接させたクリーニングブレード、4bは
掻き取られたトナーの収容部である。
体ドラム1に当接させたクリーニングブレード、4bは
掻き取られたトナーの収容部である。
【0036】5はカートリッジ100の開閉防護カバー
(ドラムカバー)であり、カートリッジ100が画像形
成装置本体から取り外されているときは2点鎖線示の閉
じ位置にあり、感光体ドラム1面を隠蔽して、ドラム1
面の損傷、外光による劣化等を防止する。画像形成装置
本体に所定に装着されている状態時は実線示の開き位置
に対して画像形成装置本体側の転写手段11が対向又は
接触している。
(ドラムカバー)であり、カートリッジ100が画像形
成装置本体から取り外されているときは2点鎖線示の閉
じ位置にあり、感光体ドラム1面を隠蔽して、ドラム1
面の損傷、外光による劣化等を防止する。画像形成装置
本体に所定に装着されている状態時は実線示の開き位置
に対して画像形成装置本体側の転写手段11が対向又は
接触している。
【0037】カートリッジ100が画像形成装置本体に
対して所定に装着されると、画像形成装置本体とカート
リッジ100は機械的・電気的にカップリングして、装
置は画像形成実行可能状態になる。
対して所定に装着されると、画像形成装置本体とカート
リッジ100は機械的・電気的にカップリングして、装
置は画像形成実行可能状態になる。
【0038】而して、画像形成スタート信号に基づい
て、画像形成装置本体側の駆動源が作動してカートリッ
ジ100内の感光体ドラム1が矢示の反時計方向に所定
の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動され
る。帯電ローラ2は感光体ドラム1に従動回転する。現
像スリーブ3aや攪拌部材3bも駆動される。
て、画像形成装置本体側の駆動源が作動してカートリッ
ジ100内の感光体ドラム1が矢示の反時計方向に所定
の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動され
る。帯電ローラ2は感光体ドラム1に従動回転する。現
像スリーブ3aや攪拌部材3bも駆動される。
【0039】接触帯電部材2に対して、画像形成装置本
体側の電源8(図1)から所定の電圧が印加されること
で、回転感光体ドラム1面が所定の極性(本例では
負)、電位に接触帯電式で一様に一次帯電処理される。
画像形成装置本体の不図示の光像露光手段からの光像露
光光L(原稿画像のスリット露光光、レーザビーム走査
露光光など)が感光体ドラム100の露光窓6から感光
体ドラム100内へ入光し、その露光光Lで上記一次帯
電処理された回転感光体ドラム1面に露光像に対応した
静電潜像が形成されていく。
体側の電源8(図1)から所定の電圧が印加されること
で、回転感光体ドラム1面が所定の極性(本例では
負)、電位に接触帯電式で一様に一次帯電処理される。
画像形成装置本体の不図示の光像露光手段からの光像露
光光L(原稿画像のスリット露光光、レーザビーム走査
露光光など)が感光体ドラム100の露光窓6から感光
体ドラム100内へ入光し、その露光光Lで上記一次帯
電処理された回転感光体ドラム1面に露光像に対応した
静電潜像が形成されていく。
【0040】その形成潜像が現像装置3によりトナー画
像として現像され、そのトナー像が、感光体ドラム1と
転写手段11との間に不図示の給紙機構から給送された
転写材Pに対して順次に転写されていく。
像として現像され、そのトナー像が、感光体ドラム1と
転写手段11との間に不図示の給紙機構から給送された
転写材Pに対して順次に転写されていく。
【0041】トナー画像転写を受けた転写財Pは感光体
ドラム1面から分離されて不図示の定着装置へ導入され
て像定着を受け、画像形成物として機外へ排出される。
ドラム1面から分離されて不図示の定着装置へ導入され
て像定着を受け、画像形成物として機外へ排出される。
【0042】また転写材Pの分離後の感光体ドラム1面
はクリーニング装置4により転写残りトナー等の付着汚
染物の除去がなされて、繰り返して作像に供される。
はクリーニング装置4により転写残りトナー等の付着汚
染物の除去がなされて、繰り返して作像に供される。
【0043】帯電ローラ2は図1に示すように、補正イ
ンピーダンスを得る抵抗7aとコンデンサ7bの並列回
路からなる補正インピーダンス回路7を介して電源8に
接続されている。この補正インピーダンス回路7はプロ
セスカートリッジ100側の適所に具備させてある。
ンピーダンスを得る抵抗7aとコンデンサ7bの並列回
路からなる補正インピーダンス回路7を介して電源8に
接続されている。この補正インピーダンス回路7はプロ
セスカートリッジ100側の適所に具備させてある。
【0044】電源8はプロセスカートリッジ100の外
部にあって、一般にプロセスカートリッジ100を受け
入れる複写機やLBP本体側に設置されている。本実施
例ではこの電源8により帯電ローラ2に対しての交流電
圧成分VACと直流電圧成分VDCとの重畳振動電圧を印加
する。
部にあって、一般にプロセスカートリッジ100を受け
入れる複写機やLBP本体側に設置されている。本実施
例ではこの電源8により帯電ローラ2に対しての交流電
圧成分VACと直流電圧成分VDCとの重畳振動電圧を印加
する。
【0045】交流電圧成分VAC 周波数 150Hz ピーク間電圧 2200VPP 直流電圧成分VDC −512V である。
【0046】交流電流IACは312μA、直流電流IDC
は−4μA程度であり、交流電流IACの方が直流電流I
DCよりかなり大きいため、帯電ローラ2のインピーダン
スの変化は交流電圧の方が影響を受けやすい。
は−4μA程度であり、交流電流IACの方が直流電流I
DCよりかなり大きいため、帯電ローラ2のインピーダン
スの変化は交流電圧の方が影響を受けやすい。
【0047】次に帯電ローラ2に必要な交流電圧につい
て述べる。
て述べる。
【0048】感光体ドラム1にかかる電圧は帯電ローラ
2の高抵抗ゴム部2bで減衰した電圧である。すなわ
ち、感光体導電基板1aと高抵抗ゴム部2bの表面との
間にかかるピーク間電圧が感光層1bに影響を与える電
圧であり、この電圧が1100VPP以上であれば帯電ム
ラが起こらず、1400VPP以下であれば感光層1bが
高湿環境下でも絶縁破壊する恐れがない。よって、 1100V≦VPP≦1400V … が感光体ドラム1の表面にかかるピーク間電圧の条件で
ある。
2の高抵抗ゴム部2bで減衰した電圧である。すなわ
ち、感光体導電基板1aと高抵抗ゴム部2bの表面との
間にかかるピーク間電圧が感光層1bに影響を与える電
圧であり、この電圧が1100VPP以上であれば帯電ム
ラが起こらず、1400VPP以下であれば感光層1bが
高湿環境下でも絶縁破壊する恐れがない。よって、 1100V≦VPP≦1400V … が感光体ドラム1の表面にかかるピーク間電圧の条件で
ある。
【0049】いま、常湿環境下(23℃・55%)でイ
ンピーダンスが0.8MΩの帯電ローラAがあるとす
る。そしてこの帯電ローラAは、 低湿環境下(15℃・10%)で1.0MΩ、 高湿環境下(32℃・85%)で0.6MΩ、 のインピーダンスとする。
ンピーダンスが0.8MΩの帯電ローラAがあるとす
る。そしてこの帯電ローラAは、 低湿環境下(15℃・10%)で1.0MΩ、 高湿環境下(32℃・85%)で0.6MΩ、 のインピーダンスとする。
【0050】この帯電ローラAを高湿環境下でピーク間
電圧2200VPPの電源8に接続すると、感光体1の表
面にかかるピーク間電圧は1540VPPとなり、上記条
件式を満たさない。なお感光体ドラム1のインピーダ
ンス値は湿度にかかわらずほぼ1.4MΩであった。
電圧2200VPPの電源8に接続すると、感光体1の表
面にかかるピーク間電圧は1540VPPとなり、上記条
件式を満たさない。なお感光体ドラム1のインピーダ
ンス値は湿度にかかわらずほぼ1.4MΩであった。
【0051】この場合、電源8のピーク間電圧を落して
調整することもできるが、ここでは、本発明である補正
インピーダンス回路7(抵抗7aとコンデンサ7bの並
列回路)として0.3MΩのものを帯電ローラAに接続
する。すると 常湿環境下で合成インピーダンスが1.1MΩ、 低湿環境下で合成インピーダンスが1.3MΩ、 高湿環境下で合成インピーダンスが0.9MΩ、 となり、2200VPP印加の電源8によるピーク間電圧
は帯電ローラAの高抵抗ゴム部2bと補正インピーダン
ス回路7で減衰して、 常湿環境下で1232VPP、 低湿環境下で1141VPP、 高湿環境下で1339VPP、 となり、帯電ムラと絶縁破壊の危険性を防止する条件
式を満たす。
調整することもできるが、ここでは、本発明である補正
インピーダンス回路7(抵抗7aとコンデンサ7bの並
列回路)として0.3MΩのものを帯電ローラAに接続
する。すると 常湿環境下で合成インピーダンスが1.1MΩ、 低湿環境下で合成インピーダンスが1.3MΩ、 高湿環境下で合成インピーダンスが0.9MΩ、 となり、2200VPP印加の電源8によるピーク間電圧
は帯電ローラAの高抵抗ゴム部2bと補正インピーダン
ス回路7で減衰して、 常湿環境下で1232VPP、 低湿環境下で1141VPP、 高湿環境下で1339VPP、 となり、帯電ムラと絶縁破壊の危険性を防止する条件
式を満たす。
【0052】なお、補正インピーダンス回路7の抵抗7
aの抵抗値は3MΩ、コンデンサ7bの容量は3185
μFである。このコンデンサ7bの容量3185μF
は、周波数150Hzの交流電圧が加わると、インピー
ダンスが0.33MΩとなり、抵抗7aの抵抗値3MΩ
に比べ少ないため、抵抗7aとコンデンサ7bを並列に
接続すると、直流電流は抵抗7a、交流電流は主にコン
デンサ7bを流れる。直流電流IDCは−4μA流れたた
め、補正インピーダンス回路7での直流電圧降下分は抵
抗7aで決まり、12Vである。
aの抵抗値は3MΩ、コンデンサ7bの容量は3185
μFである。このコンデンサ7bの容量3185μF
は、周波数150Hzの交流電圧が加わると、インピー
ダンスが0.33MΩとなり、抵抗7aの抵抗値3MΩ
に比べ少ないため、抵抗7aとコンデンサ7bを並列に
接続すると、直流電流は抵抗7a、交流電流は主にコン
デンサ7bを流れる。直流電流IDCは−4μA流れたた
め、補正インピーダンス回路7での直流電圧降下分は抵
抗7aで決まり、12Vである。
【0053】今度は、他の帯電ローラBのインピーダン
ス値を測定したところ常湿環境下で1.0MΩであった
ため、帯電ローラAと補正インピーダンス回路7との合
成インピーダンス値1.1MΩに合わせるため、0.1
MΩの補正インピーダンス回路7を帯電ローラBに接続
した。すると 常湿環境下で合成インピーダンスが1.1MΩ、 低湿環境下で合成インピーダンスが1.3MΩ、 高湿環境下で合成インピーダンスが0.9MΩ、 となり、2200VPP印加の電源8によるピーク間電圧
は帯電ローラBの高抵抗ゴム部2bと補正インピーダン
ス回路7で減衰して、 常湿環境下で1232VPP、 低湿環境下で1141VPP、 高湿環境下で1339VPP、 となり、帯電ローラAの時と同様に帯電ムラと絶縁破壊
の危険性を防止する条件式を満たすことができた。
ス値を測定したところ常湿環境下で1.0MΩであった
ため、帯電ローラAと補正インピーダンス回路7との合
成インピーダンス値1.1MΩに合わせるため、0.1
MΩの補正インピーダンス回路7を帯電ローラBに接続
した。すると 常湿環境下で合成インピーダンスが1.1MΩ、 低湿環境下で合成インピーダンスが1.3MΩ、 高湿環境下で合成インピーダンスが0.9MΩ、 となり、2200VPP印加の電源8によるピーク間電圧
は帯電ローラBの高抵抗ゴム部2bと補正インピーダン
ス回路7で減衰して、 常湿環境下で1232VPP、 低湿環境下で1141VPP、 高湿環境下で1339VPP、 となり、帯電ローラAの時と同様に帯電ムラと絶縁破壊
の危険性を防止する条件式を満たすことができた。
【0054】なお、今回の補正インピーダンス回路7の
抵抗7aの抵抗値は3MΩ、コンデンサ7bの容量は1
026μFである。直流電流は抵抗7aを流れるため、
前期帯電ローラAの補正インピーダンス回路7の抵抗7
aの抵抗値と同じ値の3MΩに統一し、直流電圧降下分
を帯電ローラAと同じ12Vに合わせることができる。
帯電ローラに印加される直流電圧の値はここでは、電源
8の電圧直流成分−512Vより抵抗7aの直流電圧降
下分12Vを引いた−500Vである。ところで、感光
体ドラム1の表面電位は帯電ローラに印加される直流電
圧値と等しくなる。つまり、前記帯電ローラAと帯電ロ
ーラBに補正インピーダンス回路7を接続して交流電圧
の減衰分を調整しても、直流電圧の低下分は一定にで
き、プロセスカートリッジ100間での感光体ドラム1
の表面電位の値は一定となる。
抵抗7aの抵抗値は3MΩ、コンデンサ7bの容量は1
026μFである。直流電流は抵抗7aを流れるため、
前期帯電ローラAの補正インピーダンス回路7の抵抗7
aの抵抗値と同じ値の3MΩに統一し、直流電圧降下分
を帯電ローラAと同じ12Vに合わせることができる。
帯電ローラに印加される直流電圧の値はここでは、電源
8の電圧直流成分−512Vより抵抗7aの直流電圧降
下分12Vを引いた−500Vである。ところで、感光
体ドラム1の表面電位は帯電ローラに印加される直流電
圧値と等しくなる。つまり、前記帯電ローラAと帯電ロ
ーラBに補正インピーダンス回路7を接続して交流電圧
の減衰分を調整しても、直流電圧の低下分は一定にで
き、プロセスカートリッジ100間での感光体ドラム1
の表面電位の値は一定となる。
【0055】これらの結果を表1・表2に示す。 a)帯電ローラAに0.3MΩの補正インピーダンスを
接続した場合
接続した場合
【0056】
【表1】 b)帯電ローラBに0.1MΩの補正インピーダンスを
接続した場合
接続した場合
【0057】
【表2】 このように常湿環境下でインピーダンスが0.8MΩの
帯電ローラAと、1.0MΩの帯電ローラBは、補正イ
ンピーダンス回路7として0.3MΩと0.1MΩをそ
れぞれ選べば、同一の合成インピーダンス値1.1MΩ
となり、2200VPP印加の同一の電源8を用いること
ができる。
帯電ローラAと、1.0MΩの帯電ローラBは、補正イ
ンピーダンス回路7として0.3MΩと0.1MΩをそ
れぞれ選べば、同一の合成インピーダンス値1.1MΩ
となり、2200VPP印加の同一の電源8を用いること
ができる。
【0058】<実施例2>(図3) 本実施例は接触帯電部材として帯電ブレード9を用てい
る。該帯電ブレード9は、カーボンを分散したウレタン
ゴム・NBR・EPDM等のブレード基体9bと、その
表面に形成したトレジン(N−メトキシメチル化ナイロ
ンの商品名、帝国化学産業(株)製)やエピクロルヒド
リンゴム等の表層9c、及び金属支持板9aより構成さ
れている。帯電ブレード9も、ブレード個々のインピー
ダンスのバラツキを、前述の帯電ローラ2の場合と同様
に補正インピーダンス7で補正でき、交流電圧の減衰分
を一定にでき、同一の電源8を用いることができる。
る。該帯電ブレード9は、カーボンを分散したウレタン
ゴム・NBR・EPDM等のブレード基体9bと、その
表面に形成したトレジン(N−メトキシメチル化ナイロ
ンの商品名、帝国化学産業(株)製)やエピクロルヒド
リンゴム等の表層9c、及び金属支持板9aより構成さ
れている。帯電ブレード9も、ブレード個々のインピー
ダンスのバラツキを、前述の帯電ローラ2の場合と同様
に補正インピーダンス7で補正でき、交流電圧の減衰分
を一定にでき、同一の電源8を用いることができる。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、接触帯電
装置或いは該帯電装置を組み込んだ、画像形成装置のプ
ロセスカートリッジにおいて、接触帯電部材個々のイン
ピーダンスのバラツキが補正でき、従って接触帯電装置
或いは該帯電装置を組み込んだプロセスカートリッジの
すべては、被帯電体の絶縁破壊と帯電ムラの両方を防止
する交流電圧値に設定された電源に対して接続できる。
また、補正インピーダンスを抵抗とコンデンサの並列回
路とし、抵抗を同一にすることにより、接触帯電部材に
印加される直流電圧の降下分は一定に保たれ、感光体の
表面電位を常に等しくできる。一方、交流電圧の減衰分
の調整はコンデンサの容量を変化させることで可能とな
る。
装置或いは該帯電装置を組み込んだ、画像形成装置のプ
ロセスカートリッジにおいて、接触帯電部材個々のイン
ピーダンスのバラツキが補正でき、従って接触帯電装置
或いは該帯電装置を組み込んだプロセスカートリッジの
すべては、被帯電体の絶縁破壊と帯電ムラの両方を防止
する交流電圧値に設定された電源に対して接続できる。
また、補正インピーダンスを抵抗とコンデンサの並列回
路とし、抵抗を同一にすることにより、接触帯電部材に
印加される直流電圧の降下分は一定に保たれ、感光体の
表面電位を常に等しくできる。一方、交流電圧の減衰分
の調整はコンデンサの容量を変化させることで可能とな
る。
【0060】
【0061】
【図1】 接触帯電部材として帯電ローラを用いた、本
発明に従う接触帯電装置の概略構成図
発明に従う接触帯電装置の概略構成図
【0062】
【図2】 この接触帯電装置を備えたプロセスカートリ
ッジの横断面図。
ッジの横断面図。
【0063】
【図3】 接触帯電部材として帯電ブレードを用いた、
本発明に従う接触帯電装置の概略構成図
本発明に従う接触帯電装置の概略構成図
【0064】
1 感光体ドラム(被帯電体) 2 帯電ローラ(接触帯電部材) 7 補正インピーダンス回路 7a 抵抗 7b コンデンサ 8 電源 9 帯電ブレード(接触帯電部材) 100 プロセスカートリッジ
Claims (5)
- 【請求項1】 帯電部材を被帯電体面に接触させて被帯
電体面を帯電処理する接触式の帯電装置において、前記
接触帯電部材と、該帯電部材に対して電圧を印加する電
源との間に、抵抗とコンデンサからなる補正インピーダ
ンス回路を介在させたことを特徴とする接触帯電装置。 - 【請求項2】 前記抵抗とコンデンサのインピーダンス
値と、接触帯電部材のインピーダンス値との合成インピ
ーダンス値が、他の接触帯電装置との間で一定となるよ
うに、前記抵抗の抵抗値とコンデンサの容量とを設定し
たことを特徴とする請求項1記載の接触帯電装置。 - 【請求項3】 前記電源は、接触帯電部材に対して振動
電圧を印加する電源であることを特徴とする請求項1記
載の接触帯電装置。 - 【請求項4】 前記振動電圧は、交流電圧成分と直流電
圧成分との重畳電圧であることを特徴とする請求項3記
載の接触帯電装置。 - 【請求項5】 少なくとも、像担持体と、該像担持体に
接触して該像担持体面を帯電処理する帯電部材が組み込
まれ、画像形成装置本体に対して着脱されるプロセスカ
ートリッジにおいて、接触帯電部材と該帯電部材に対し
て電圧を印加する電源との間に、抵抗とコンデンサから
なる補正インピーダンス回路を介在させ、該補正インピ
ーダンス回路をプロセスカートリッジに具備させたこと
を特徴とする画像形成装置のプロセスカートリッジ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3285569A JP2897494B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | プロセスカートリッジ |
US08/213,836 US5475472A (en) | 1991-10-04 | 1994-03-16 | Image process unit having charging member impedance correction feature |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3285569A JP2897494B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | プロセスカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05100551A true JPH05100551A (ja) | 1993-04-23 |
JP2897494B2 JP2897494B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=17693259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3285569A Expired - Fee Related JP2897494B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | プロセスカートリッジ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5475472A (ja) |
JP (1) | JP2897494B2 (ja) |
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1991
- 1991-10-04 JP JP3285569A patent/JP2897494B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1994
- 1994-03-16 US US08/213,836 patent/US5475472A/en not_active Expired - Lifetime
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