JPH1048914A - 接触帯電装置、及び画像形成装置 - Google Patents

接触帯電装置、及び画像形成装置

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JPH1048914A
JPH1048914A JP20510996A JP20510996A JPH1048914A JP H1048914 A JPH1048914 A JP H1048914A JP 20510996 A JP20510996 A JP 20510996A JP 20510996 A JP20510996 A JP 20510996A JP H1048914 A JPH1048914 A JP H1048914A
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JP20510996A
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English (en)
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Nobuyuki Kume
信幸 久米
Muneharu Kodama
宗晴 兒玉
Yusaku Tanabe
雄策 田邊
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接触帯電部材に直流電圧を印加して感光体を帯
電させる接触帯電装置において、接触帯電部材の長期使
用に伴う抵抗値の増加や汚れを防止する。 【解決手段】感光体1の帯電時に、帯電ローラ2を感光
体1に接触させて、電源11により負極性の直流電圧1
1aを印加して感光体1表面を一様に帯電させる。非帯
電時には、接離機構17によって帯電ローラ2をスポン
ジパッドで形成された清掃部材12に接触させ、帯電時
とは逆極性(正極性)の電圧11bを印加する。これに
より、帯電ローラ2は、その表面が清掃部材によって清
掃され、かつ帯電時とは逆方向に電流が流れるので抵抗
値をアップさせていたイオン導電性物質の偏りを解消し
て抵抗値のアップを抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被帯電体に接触さ
せた接触帯電部材に帯電電圧を印加することによって被
帯電体を帯電処理する接触帯電装置、及びこれを備えた
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機、レーザービーム
プリンタ(LBP)等の画像形成装置は、図8に示すよ
うに、矢印R1方向に回転する感光体(被帯電体)1
と、感光体1の周囲に回転方向に沿って順に配設された
帯電部材(帯電手段)2、現像装置(現像手段)6、転
写装置(転写手段)、分離装置8、クリーニング装置
9、前露光装置4等を備えている。同図中、3は前露光
装置4による前露光、5は像露光装置(潜像形成手段)
による画像露光であり、また、11は帯電部材2ととも
に帯電装置を構成する電源であり、帯電部材2に対して
帯電電圧を印加するものである。
【0003】上述の各部材、各装置による一連の画像形
成プロセスによって、紙等の転写材10上にトナー像を
転写した後、このトナー像を転写装置(不図示)によっ
て転写材上に定着することで画像形成を完了する。
【0004】ところで、近年、上述の帯電装置において
は、従来のコロナ放電器等を使用する非接触帯電装置に
代わって、図8に示すように、帯電部材2を感光体1表
面に直接的に接触させるいわゆる接触帯電装置が、低速
小型複写機やLBPで実用化されている。この方式によ
ると、コロナ放電器を使用する場合に比して、オゾンの
発生量が少ないこと、感光体を所定の電位に帯電させる
ために帯電部材に印加する電圧が低くてすむこと、等の
利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
接触帯電装置においては、電源が帯電部材に印加する電
圧が、直流電圧と交流電圧とを重畳させた重畳電圧であ
る場合は、交番電界に基づく接触帯電部材の振動による
接触帯電部材と感光体との不快な衝突音、いわゆる帯電
音が発生したり、現像剤が感光体表面に融着して感光体
の表面が削れてしまったりするといった問題が生じてい
た。
【0006】これらの問題の対応策として、交流電圧を
重畳しないで直流電圧のみを印加する方法がある。しか
しながらこの直流電圧のみの印加の場合、接触帯電部材
は、長期使用に伴って抵抗値が上昇して感光体表面への
帯電が不能になるといった不都合、つまり寿命が短縮さ
れるといった問題がある。また、交流を重畳させる場合
に比べて接触帯電部材の汚れによる帯電の不良が画像に
出やすく、コピー画質の劣化が目立ちやすいといった欠
点もある。
【0007】そこで、本発明は、接触帯電部材に少なく
とも直流電圧を印加する(特には、直流電圧のみを印加
する)接触帯電装置を備えた画像形成装置において、接
触帯電部材の抵抗が高くなることによる寿命の短縮を防
止し、また接触帯電部材の汚れによる帯電不良に起因す
る画質の劣化を防止するようにした接触帯電部材、及び
これを備えた画像形成装置を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、被帯電体に接触配置された接触帯電部材と、該接触
帯電部材に帯電電圧を印加して前記被帯電体を帯電させ
る電源と、を備えた接触帯電装置において、前記接触帯
電部材に接触して該接触帯電部材の表面を清掃する接地
された清掃部材と、前記接触帯電部材を前記被帯電体と
前記清掃部材とに選択的に接触させる接離機構と、を備
え、帯電時に、前記接離機構により前記接触帯電部材を
前記被帯電体に接触させるとともに、前記電源により前
記接触帯電部材に対して直流電圧を印加し、非帯電時
に、前記接離機構により前記接触帯電部材を前記清掃部
材に接触させるとともに、前記電源により前記接触帯電
部材に対して前記帯電時の直流電圧と逆極性の直流電圧
を印加する、ことを特徴とする。
【0009】請求項2に係る本発明は、被帯電体に接触
配置された接触帯電部材と、該接触帯電部材に帯電電圧
を印加して前記被帯電体を帯電させる電源と、を備えた
接触帯電装置において、前記接触帯電部材に接触して該
接触帯電部材の表面を清掃する接地された清掃部材と、
前記接触帯電部材を前記被帯電体と前記清掃部材とに選
択的に接触させる接離機構と、を備え、帯電時に、前記
接離機構により前記接触帯電部材を前記被帯電体に接触
させるとともに、前記電源により前記接触帯電部材に対
して直流電圧を印加し、非帯電時に、前記接離機構によ
り前記接触帯電部材を前記清掃部材に接触させるととも
に、前記電源により前記接触帯電部材に対して前記帯電
時の直流電圧と逆極性の直流電圧と交流電圧とを重畳さ
せた重畳電圧を印加する、ことを特徴とする。
【0010】請求項3に係る本発明は、被帯電体に接触
配置された接触帯電部材と、該接触帯電部材に帯電電圧
を印加して前記被帯電体を帯電させる電源と、を備えた
接触帯電装置において、前記接触帯電部材に接触して該
接触帯電部材の表面を清掃する接地された清掃部材と、
前記接触帯電部材を前記被帯電体と前記清掃部材とに選
択的に接触させる接離機構と、を備え、帯電時に、前記
接離機構により前記接触帯電部材を前記被帯電体に接触
させるとともに、前記電源により前記接触帯電部材に対
して直流電圧と交流電圧とを重畳させた重畳電圧を印加
し、非帯電時に、前記接離機構により前記接触帯電部材
を前記清掃部材に接触させるとともに、前記電源により
前記接触帯電部材に対して前記帯電時の重畳電圧におけ
る直流電圧と逆極性の直流電圧を印加する、ことを特徴
とする。
【0011】請求項4に係る本発明は、被帯電体に接触
配置された接触帯電部材と、該接触帯電部材に帯電電圧
を印加して前記被帯電体を帯電させる電源と、を備えた
接触帯電装置において、前記接触帯電部材に接触して該
接触帯電部材の表面を清掃する接地された清掃部材と、
前記接触帯電部材を前記被帯電体と前記清掃部材とに選
択的に接触させる接離機構と、を備え、帯電時に、前記
接離機構により前記接触帯電部材を前記被帯電体に接触
させるとともに、前記電源により前記接触帯電部材に対
して直流電圧と交流電圧とを重畳させた重畳電圧を印加
し、接触させるとともに、前記電源により前記接触帯電
部材に対して前記帯電時の重畳電圧における直流電圧と
逆極性の直流電圧と交流電圧とを重畳させた重畳電圧を
印加する、ことを特徴とする。
【0012】請求項5に係る本発明において、前記接触
帯電部材は、少なくとも一部にイオン伝導性物質を含
む、ことを特徴とする。
【0013】請求項6に係る本発明は、前記接触帯電部
材がローラ状の帯電ローラである、ことを特徴とする。
【0014】請求項7に係る本発明は、前記接触帯電部
材がブレード状の帯電ブレードである、ことを特徴とす
る。
【0015】請求項8に係る本発明は、前記接触帯電部
材がブラシ状の帯電ブラシである、ことを特徴とする。
【0016】請求項9に係る本発明は、前記清掃部材が
パッド状に形成されている、ことを特徴とする。
【0017】請求項10に係る本発明は、前記清掃部材
がブラシ状に形成されている、ことを特徴とする。
【0018】請求項11に係る本発明は、前記清掃部材
が回転ブラシ状に形成されている、ことを特徴とする。
【0019】請求項12に係る本発明は、被帯電体と、
該被帯電体を一様に帯電する帯電手段と、帯電後の前記
被帯電体に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静
電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現
像手段と、前記トナー像を転写材に転写する転写手段と
を備えた画像形成装置において、前記帯電手段が、上述
のいずれか記載の接触帯電装置である、ことを特徴とす
る。
【0020】〔作用〕以上構成に基づく主な作用(請求
項1に対応する作用)は、被帯電時に、接触帯電部材を
清掃部材に接触させ、さらにこの接触帯電部材に帯電時
の直流電圧と逆極性の直流電圧を印加することにより、
接触帯電部材は、清掃部材によって表面が清掃され、ま
た、帯電時とは逆方向の電流が流れるので、長期使用に
伴う抵抗値の上昇を防止することができる。このとき、
清掃部材は、接触帯電部材表面を清掃するための部材、
及び電極として作用する。
【0021】なお、抵抗値の上昇を防止できるのは、例
えば、接触帯電部材がイオン伝導性物質を含む場合、こ
の接触帯電部材に一方向の直流電圧を印加し続けると、
伝導特性を示すイオンが一方向(片側)に偏ってしまっ
て接触帯電部材の抵抗値がアップし、イオン電流がそれ
以上流れなくなるのに対し、逆極性の直流電流を流すこ
とで、この偏りを解消することができるからである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。 〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る接触帯電装置の
実施の形態1の概略構成を示す。
【0023】同図に示す接触帯電装置は、電子写真感光
体、静電誘導体等の被帯電体1の表面に接触配置した接
触帯電部材2と、接触帯電部材2に電圧を印加して被帯
電体1を所定の電位に帯電させる電源11と、接触帯電
部材2を清掃する清掃部材12と、接触帯電部材2を被
帯電体1と清掃部材12とのうちの一方に選択的に接触
させる接離機構17とを主要構成部材として構成されて
いる。上述の接触帯電部材2と電源11とによって接触
帯電装置を構成している。
【0024】本実施の形態1では、接触帯電部材として
ローラ状の帯電ローラ2を使用している。帯電ローラ2
は、中心部を貫通する導電性の芯金2aと、その周囲を
円筒状に囲繞する導電層2bと、導電層2bの周囲を囲
繞する最外層2cとを備えている。
【0025】芯金2aとしては、棒状の金属を使用する
ことができる。
【0026】導電層2bは、低硬度のポリウレタンや、
ポリエステル、ポリビニルアルコール等の樹脂や、EP
DM、NBR等のゴムによって形成されており、これら
の素材には、導電材としてカーボンブラック、カーボン
グラファイト、酸化チタン、酸化亜鉛等が添加されてい
る。本実施の形態1では、導電層2bの厚さは3mmと
した。
【0027】最外層2cは中抵抗の誘電層である。最外
層2cは、ポリイミド、ポリアミド、ポリウレタン、ポ
リエステル、シリコーン、テフロン等の母材に、イオン
伝導特性を示す過塩素酸リチウム、ハイボロン(ホウ素
系化合物)等の顔料を添加、分散させて、最外層2c全
体としての抵抗値Rを104 〜108 Ωの中抵抗に調整
したものである。本実施の形態1では、最外層2cの厚
さを150〜350μmとし、帯電ローラ2全体の直径
が約14.5mmとなるようように構成した。上述の、
最外層2cの抵抗値Rは、金属板に直流電圧V=−30
0Vを印加したときに最外層2cを流れる電流値Iを測
定し、この測定結果を、式R=V÷Iに代入して算出し
た値である。
【0028】帯電ローラ2全体は、接離機構17によ
り、帯電時(画像形成時)には被帯電体1に接触する一
方、清掃時(非帯電時)には被帯電体1から離間されて
清掃部材12に接触するように構成されている。接離機
構としては、例えば、芯金2aの両端部をそれぞれ支持
する軸受を揺動自在なアームによって保持し、このアー
ムをソレノイドによって揺動させることにより、接離操
作を行わせることができる。
【0029】電源11は、直流電源であり、被帯電体1
を帯電させる際に帯電ローラ2に印加する電圧(本実施
の形態では負極性の電圧)11aと、これとは逆極性の
電圧(本実施の形態では正極性の電圧)11bとを選択
的に切り換えて印加することができるように構成されて
いる。帯電ローラ2の帯電時は電圧11aを使用し、ま
た清掃時は電圧11bを使用する。
【0030】清掃部材12は、108 Ω程度の中抵抗の
導電性スポンジのパッドで構成されている。清掃部材1
2は、清掃時に帯電ローラ2が接触され、かつ帯電ロー
ラ2に逆極性の電圧が印加されたときにここから電流が
流れるように接地されている。つまり、清掃部材12
は、帯電ローラ2に対する逆極性の印加時に一方の電極
として作用する。また、この清掃時には、帯電ローラ2
を回転させ、清掃部材12によって帯電ローラ表面の付
着トナー等の汚れを除去するようにしている。この清掃
は、非画像形成時に行う。なお、非画像形成時とは、被
帯電体の前回転中、紙間中、後回転中のいずれか、また
はこれらの組み合わせである。
【0031】
【実施例】図1、図2は、帯電ローラ2及び電源11
の、それぞれ帯電時(画像形成時)、清掃時(非画像形
成時)の状態を示す。、図1の帯電時には、被帯電体1
を矢印R1方向に回転させるとともに、帯電ローラ2を
被帯電体1に接触させ、さらにこの帯電ローラ2の芯金
2aに電源11により約−1.4kVの直流電圧11a
を印加する。このとき、被帯電体1表面は約−700V
に帯電される。
【0032】図2の清掃時には、帯電ローラ2を被帯電
体1から離間させて清掃部材12に接触させ、さらに帯
電ローラ2の芯金2aに電源11により帯電時と逆極性
の約+1.2kVの直流電圧11bを印加する。これに
より、帯電ローラ2は、その表面が清掃部材12によっ
て清掃され、また、清掃部材12が接地されているため
帯電時(画像形成時)とは逆方向の電流が流れるので、
帯電ローラ2内のイオン伝導性物質が一端に片寄ってし
まって生ずる抵抗アップによる帯電不良を防止すること
ができる。
【0033】被帯電体1としては直径30mmのOPC
(有機光半導体)感光体を使用し、これに上述の帯電ロ
ーラ2を組み合わせて、間欠一枚耐久を行った。逆極性
の電圧を帯電ローラ2に印加するタイミングは、後回転
時とした。耐久は温度20℃、相対湿度7%の環境下で
行った。
【0034】1日5000枚毎の耐久を行った結果、8
0000枚の耐久後でも帯電ローラ2の抵抗値のアップ
や汚れによるコピー画像の劣化は生じなかった。
【0035】これに反し、逆極性の電圧を印加せず、ま
た、OPC感光体1に帯電ローラ2を接触させたままの
比較実験では、耐久40000〜50000で帯電ロー
ラ2の抵抗値アップによる帯電不良や、帯電ローラ2表
面の汚れによるコピー画像の劣化が生じた。 〈実施の形態2〉図3に、実施の形態2を示す。本実施
の形態2では、実施の形態1で使用していた清掃部材1
2としてのスポンジのパッドに代えて、ブラシ13を使
用している。その他の構成については、実施の形態1と
同様である。清掃時(非画像形成時)に逆極性の電圧を
印加する際には、接触帯電部材としての帯電ローラ2
は、感光体1から離間させて、105 〜1010Ω程度に
構成されたブラシに接触させる。これにより、帯電ロー
ラ2表面が清掃され、また、ブラシ13の一端が接地さ
れているので、帯電ローラ2には画像形成時と逆方向の
電流が流れ、前述の実施の形態1と同様に、帯電ローラ
2内のイオン伝導性物質が一端に片寄ってしまって生ず
る抵抗アップによる帯電不良を防止することができる。 〈実施の形態3〉図4に、実施の形態3を示す。本実施
の基体3では、清掃部材として回転ブラシ14を使用し
ている。その他の構成については、実施の形態1及び実
施の形態2と同様である。帯電ローラ2の清掃時(非画
像形成時)には、接触帯電部材としての帯電ローラ2が
感光体1から離間して、回転ブラシ14に接触するとと
もに、帯電ローラ2には、帯電時とは逆極性の電圧が前
述同様に印加され、同時に回転ブラシ14が回転して帯
電ローラ2表面の清掃を行う。なお、効果については、
前述の実施の形態1ないし実施の形態2とほぼ同様であ
る。 〈実施の形態4〉図5に、実施の形態4を示す。本実施
の形態4では、接触帯電部材として、実施の形態1ない
し実施の形態3において使用していた帯電ローラ2に代
えて、板状の帯電ブレード15を使用したものである。
帯電時(画像形成時)には、この帯電ブレード15の先
端を感光体1表面に接触させて行う一方、清掃時(非画
像形成時)には、帯電ローラ2の場合と同様に、感光体
1表面から帯電ブレード15を離間させて回転ブラシ1
4に接触させる。そして、回転ブラシ14を回転させる
とともに、帯電ブレード15に帯電時とは逆極性の電圧
を印加する。なお、帯電ブレード15の離間動作は、揺
動軸15aを中心にして先端側を矢印方向に揺動させる
ようにして行うものとする。効果については、前述の実
施の形態1ないし実施の形態3とほぼ同様である。 〈実施の形態5〉図6に、実施の形態4を示す。本実施
の形態4では、接触帯電部材として、前述の帯電ローラ
2や上述の帯電ブレード15に代えて、ブラシ状の帯電
ブラシ16を使用したものである。帯電時(画像形成
時)には、この帯電ブラシ16ブレードの先端を感光体
1表面に接触させて行う一方、清掃時(非画像形成時)
には、帯電ローラ2や帯電ブレード15の場合と同様
に、感光体1表面から帯電ブラシ16を離間させて回転
ブラシ14に接触させる。そして、回転ブラシ14を回
転させるとともに、帯電ブラシ16に帯電時とは逆極性
の電圧を印加する。なお、帯電ブラシ15の離間動作
は、揺動軸16aを中心にして先端側を矢印方向に揺動
させるようにして行うものとする。効果については、前
述の実施の形態1ないし実施の形態4とほぼ同様であ
る。 〈実施の形態6〉図7に、実施の形態6を示す。本実施
の形態6においては、図2に示す実施の形態1で、帯電
ローラ2への逆極性の電圧の印加時に直流電圧11bの
みを印加していたのに代えて、直流電圧11bに交流電
圧11cを重畳させた重畳電圧を印加するようにしたも
のである。このように、交流電圧11cも印加すること
により帯電ローラ2表面の清掃効果をより向上させるこ
とができる。なお、本実施の形態6は、接触帯電部材が
帯電ローラ2の場合に限らず、帯電ブレード15や帯電
ブラシ16であってもよく、さらに、清掃部材もパッド
状のものに限らず、ブラシ13や回転ブラシ14を使用
することもできる。すなわち、本実施の形態6は、上述
の実施の形態1ないし実施の形態5のすべてに対して適
用することができる。
【0036】以上、実施の形態1ないし実施の形成6
は、画像形成時の印加電圧が直流電圧である場合に限っ
て説明したが、直流電圧に交流電圧を重畳させた重畳電
圧によって感光体1を帯電させる系においても、本発明
を適用することができるのはいうまでもない。なお、こ
の場合には、直流電圧のみの場合に比べて、長期使用に
よる帯電部材の抵抗値のアップが多少緩和されるため、
作用効果については、直流電圧のみの場合ほど顕著では
ない。 〈実施の形態7〉本実施の形態7は、実施の形態1ない
し実施の形態6のいずれかの接触帯電装置を、画像形成
装置の帯電装置として使用したものである。つまり、例
えば、図8に示す画像形成装置の帯電部材2や電源11
に代えて、本発明に係る接触帯電装置を組み込んだもの
である。なお、画像形成装置としては、図8に示すもの
に限らず、他の任意の画像形成装置に対しても本発明に
係る接触帯電部材を適用することができるのはもちろん
である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
被帯電体に接触帯電部材を接触させるとともに、接触帯
電部材に帯電電圧を印加して被帯電体を帯電させる接触
帯電装置において、非画像形成時に画像形成時と逆極性
の直流電圧、又は逆極性の直流電圧を交流電圧に重畳さ
せた重畳電圧を印加させるとともに、接触帯電部材の表
面の清掃を行うことにより、長期使用に伴う接触帯電部
材の抵抗値のアップに起因する帯電不良や汚れによる画
質劣化を防止することができ、従来よりも接触帯電部材
の寿命を延長させることができる。
【0038】また、接触帯電部材の抵抗値のアップ防止
と清掃とを同時に同一の部材で行うため省スペース化や
コストダウンも可能となる。
【0039】特に、本発明はイオン伝導性の導電特性を
示す接触帯電部材を使用する系の高耐久化に対して大き
な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の接触帯電装置における帯電時
(画像形成時)の状態を示す図。
【図2】実施の形態1の接触帯電装置における清掃時
(非画像形成時)の状態を示す図。
【図3】実施の形態2の接触帯電装置における帯電時
(画像形成時)の状態を示す図。
【図4】実施の形態3の接触帯電装置における帯電時
(画像形成時)の状態を示す図。
【図5】実施の形態4の接触帯電装置における帯電時
(画像形成時)の状態を示す図。
【図6】実施の形態5の接触帯電装置における帯電時
(画像形成時)の状態を示す図。
【図7】実施の形態6の接触帯電装置における清掃時
(非画像形成時)の状態を示す図。
【図8】従来の画像形成装置の概略構成を示す縦断面
図。
【符号の説明】
1 被帯電体(感光体) 2 帯電手段(接触帯電部材、帯電ローラ) 2a 芯金 2b 導電層 2c 最外層 3 前露光 4 前露光装置 5 潜像形成手段(画像露光) 6 現像手段(現像装置) 7 転写手段(転写装置) 8 分離装置 9 クリーニング装置 10 転写材 11 電源 12 清掃部材(パッド) 13 清掃部材(ブラシ) 14 清掃部材(回転ブラシ) 15 接触帯電部材(帯電ブレード) 16 接触帯電部材(帯電ブラシ) 17 接離機構

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被帯電体に接触配置された接触帯電部材
    と、該接触帯電部材に帯電電圧を印加して前記被帯電体
    を帯電させる電源と、を備えた接触帯電装置において、 前記接触帯電部材に接触して該接触帯電部材の表面を清
    掃する接地された清掃部材と、 前記接触帯電部材を前記被帯電体と前記清掃部材とに選
    択的に接触させる接離機構と、を備え、 帯電時に、前記接離機構により前記接触帯電部材を前記
    被帯電体に接触させるとともに、前記電源により前記接
    触帯電部材に対して直流電圧を印加し、 非帯電時に、前記接離機構により前記接触帯電部材を前
    記清掃部材に接触させるとともに、前記電源により前記
    接触帯電部材に対して前記帯電時の直流電圧と逆極性の
    直流電圧を印加する、 ことを特徴とする接触帯電装置。
  2. 【請求項2】 被帯電体に接触配置された接触帯電部材
    と、該接触帯電部材に帯電電圧を印加して前記被帯電体
    を帯電させる電源と、を備えた接触帯電装置において、 前記接触帯電部材に接触して該接触帯電部材の表面を清
    掃する接地された清掃部材と、 前記接触帯電部材を前記被帯電体と前記清掃部材とに選
    択的に接触させる接離機構と、を備え、 帯電時に、前記接離機構により前記接触帯電部材を前記
    被帯電体に接触させるとともに、前記電源により前記接
    触帯電部材に対して直流電圧を印加し、 非帯電時に、前記接離機構により前記接触帯電部材を前
    記清掃部材に接触させるとともに、前記電源により前記
    接触帯電部材に対して前記帯電時の直流電圧と逆極性の
    直流電圧と交流電圧とを重畳させた重畳電圧を印加す
    る、 ことを特徴とする接触帯電装置。
  3. 【請求項3】 被帯電体に接触配置された接触帯電部材
    と、該接触帯電部材に帯電電圧を印加して前記被帯電体
    を帯電させる電源と、を備えた接触帯電装置において、 前記接触帯電部材に接触して該接触帯電部材の表面を清
    掃する接地された清掃部材と、 前記接触帯電部材を前記被帯電体と前記清掃部材とに選
    択的に接触させる接離機構と、を備え、 帯電時に、前記接離機構により前記接触帯電部材を前記
    被帯電体に接触させるとともに、前記電源により前記接
    触帯電部材に対して直流電圧と交流電圧とを重畳させた
    重畳電圧を印加し、 非帯電時に、前記接離機構により前記接触帯電部材を前
    記清掃部材に接触させるとともに、前記電源により前記
    接触帯電部材に対して前記帯電時の重畳電圧における直
    流電圧と逆極性の直流電圧を印加する、 ことを特徴とする接触帯電装置。
  4. 【請求項4】 被帯電体に接触配置された接触帯電部材
    と、該接触帯電部材に帯電電圧を印加して前記被帯電体
    を帯電させる電源と、を備えた接触帯電装置において、 前記接触帯電部材に接触して該接触帯電部材の表面を清
    掃する接地された清掃部材と、 前記接触帯電部材を前記被帯電体と前記清掃部材とに選
    択的に接触させる接離機構と、を備え、 帯電時に、前記接離機構により前記接触帯電部材を前記
    被帯電体に接触させるとともに、前記電源により前記接
    触帯電部材に対して直流電圧と交流電圧とを重畳させた
    重畳電圧を印加し、 非帯電時に、前記接離機構により前記接触帯電部材を前
    記清掃部材に接触させるとともに、前記電源により前記
    接触帯電部材に対して前記帯電時の重畳電圧における直
    流電圧と逆極性の直流電圧と交流電圧とを重畳させた重
    畳電圧を印加する、 ことを特徴とする接触帯電装置。
  5. 【請求項5】 前記接触帯電部材は、少なくとも一部に
    イオン伝導性物質を含む、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1
    項記載の接触帯電装置。
  6. 【請求項6】 前記接触帯電部材がローラ状の帯電ロー
    ラである、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1
    項記載の接触帯電装置。
  7. 【請求項7】 前記接触帯電部材がブレード状の帯電ブ
    レードである、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1
    項記載の接触帯電装置。
  8. 【請求項8】 前記接触帯電部材がブラシ状の帯電ブラ
    シである、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1
    項記載の接触帯電装置。
  9. 【請求項9】 前記清掃部材がパッド状に形成されてい
    る、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1
    項記載の接触帯電装置。
  10. 【請求項10】 前記清掃部材がブラシ状に形成されて
    いる、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1
    項記載の接触帯電装置。
  11. 【請求項11】 前記清掃部材が回転ブラシ状に形成さ
    れている、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1
    項記載の接触帯電装置。
  12. 【請求項12】 被帯電体と、該帯電体を一様に帯電す
    る帯電手段と、帯電後の前記被帯電体に静電潜像を形成
    する潜像形成手段と、前記静電潜像にトナーを付着させ
    てトナー像として現像する現像手段と、前記トナー像を
    転写材に転写する転写手段とを備えた画像形成装置にお
    いて、 前記帯電手段が、請求項1ないし請求項11のいずれか
    記載の接触帯電装置である、 ことを特徴とする画像形成装置。
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