JP2001265189A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2001265189A JP2001265189A JP2000075221A JP2000075221A JP2001265189A JP 2001265189 A JP2001265189 A JP 2001265189A JP 2000075221 A JP2000075221 A JP 2000075221A JP 2000075221 A JP2000075221 A JP 2000075221A JP 2001265189 A JP2001265189 A JP 2001265189A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クリーニング装置をすり抜ける外添剤や紙粉
等を除去し、帯電ローラや感光ドラムの表面汚れに起因
する帯電不良や画像形成不良を防止する。 【解決手段】 画像形成装置は、感光ドラム1と、その
外周面と接触しながら回転する帯電ローラ2と、両者に
当接する帯電清掃部10を有する。帯電清掃部10には
刷毛状に形成された清掃ブラシ10aが設けられてい
る。帯電清掃部10は、清掃ブラシ10aが感光ドラム
1及び帯電ローラ2の周面と当接しながら回転する。
点では、清掃ブラシ10aが帯電ローラ2に摺擦し、帯
電ローラ2に付着した外添剤や紙粉等を掻き落とす。
点では、清掃ブラシ10aが感光ドラム1と摺擦して、
点で帯電ローラ2から掻き落とされた外添剤や紙粉
等、さらにクリーニング装置9のクリーニングブレード
をすり抜けた外添剤や紙粉等が除去される。
等を除去し、帯電ローラや感光ドラムの表面汚れに起因
する帯電不良や画像形成不良を防止する。 【解決手段】 画像形成装置は、感光ドラム1と、その
外周面と接触しながら回転する帯電ローラ2と、両者に
当接する帯電清掃部10を有する。帯電清掃部10には
刷毛状に形成された清掃ブラシ10aが設けられてい
る。帯電清掃部10は、清掃ブラシ10aが感光ドラム
1及び帯電ローラ2の周面と当接しながら回転する。
点では、清掃ブラシ10aが帯電ローラ2に摺擦し、帯
電ローラ2に付着した外添剤や紙粉等を掻き落とす。
点では、清掃ブラシ10aが感光ドラム1と摺擦して、
点で帯電ローラ2から掻き落とされた外添剤や紙粉
等、さらにクリーニング装置9のクリーニングブレード
をすり抜けた外添剤や紙粉等が除去される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置、より詳しくは、帯電手段を像担持体に接触
させて像担持体を帯電させる接触帯電方式の画像形成装
置に関する。
像形成装置、より詳しくは、帯電手段を像担持体に接触
させて像担持体を帯電させる接触帯電方式の画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】像担持体としての感光ドラムを用い、帯
電、露光、現像、転写、クリーニング、定着という電子
写真プロセスによって画像形成を行う電子写真画像形成
装置は周知である。このような電子写真画像形成装置に
は、複写機、レーザービームプリンタなどが含まれる。
電、露光、現像、転写、クリーニング、定着という電子
写真プロセスによって画像形成を行う電子写真画像形成
装置は周知である。このような電子写真画像形成装置に
は、複写機、レーザービームプリンタなどが含まれる。
【0003】電子写真画像形成装置の帯電装置として、
タングステン・ワイヤに5〜6〔kV〕の高電圧を印加
してコロナ放電を行い被帯電体を帯電するコロトロン方
式がある。しかしこの方式は高電圧を扱うため、電源装
置が高価になるという問題がある。このため近年、導電
性の帯電部材を被帯電体に接触させた状態で帯電を行う
接触帯電方式が注目されている。
タングステン・ワイヤに5〜6〔kV〕の高電圧を印加
してコロナ放電を行い被帯電体を帯電するコロトロン方
式がある。しかしこの方式は高電圧を扱うため、電源装
置が高価になるという問題がある。このため近年、導電
性の帯電部材を被帯電体に接触させた状態で帯電を行う
接触帯電方式が注目されている。
【0004】接触帯電方式では、ローラ状の導電性帯電
部材(以下「帯電ローラ」という)に1〜2〔kV〕の
電圧を印加し、これを被帯電体である感光ドラムに接触
させながら回転させる。これにより、感光ドラムの表面
は、0.5〔kV〕程度に帯電する。この接触帯電方式
は、扱う電圧が比較的低く、かつ、コロトロン方式に比
べて発生するオゾンの量も格段に少ない等の利点を有し
ているため、広く採用されている。
部材(以下「帯電ローラ」という)に1〜2〔kV〕の
電圧を印加し、これを被帯電体である感光ドラムに接触
させながら回転させる。これにより、感光ドラムの表面
は、0.5〔kV〕程度に帯電する。この接触帯電方式
は、扱う電圧が比較的低く、かつ、コロトロン方式に比
べて発生するオゾンの量も格段に少ない等の利点を有し
ているため、広く採用されている。
【0005】接触帯電方式の場合、帯電ローラが感光ド
ラムと接触しながら回転している部分の上流側に、感光
ドラムに接するクリーニングブレードからなるクリーニ
ング装置が配設される構成が多く用いられている。クリ
ーニングブレードを設ける目的は、トナー像を転写材に
転写したあとの感光ドラム表面上の残留トナーを除去す
ることである。しかし、クリーニングブレードだけで
は、転写時に感光ドラムに付着した紙粉や、トナーから
剥離した微小な外添剤(シリカの微粉末からなる)など
を完全に除去することはできない。
ラムと接触しながら回転している部分の上流側に、感光
ドラムに接するクリーニングブレードからなるクリーニ
ング装置が配設される構成が多く用いられている。クリ
ーニングブレードを設ける目的は、トナー像を転写材に
転写したあとの感光ドラム表面上の残留トナーを除去す
ることである。しかし、クリーニングブレードだけで
は、転写時に感光ドラムに付着した紙粉や、トナーから
剥離した微小な外添剤(シリカの微粉末からなる)など
を完全に除去することはできない。
【0006】接触帯電方式では、帯電ローラを帯電時に
被帯電体である感光ドラムに接触させるため、上記クリ
ーニングブレードをすり抜けてきた微小径の外添剤が帯
電ローラ表面に付着して帯電ローラを汚染し、帯電動作
に悪影響を及ぼすことがある。レーザービームで形成し
た静電潜像を反転現像する場合には、感光ドラムの帯電
していない部分に、主として鏡像力によって現像剤が付
着する。この場合、現像剤が8μm 以下の小粒径となる
と、付着力は非常に大きくなり、弾性クリーニングブレ
ードなどによるクリーニングの不良が起こり易くなる。
被帯電体である感光ドラムに接触させるため、上記クリ
ーニングブレードをすり抜けてきた微小径の外添剤が帯
電ローラ表面に付着して帯電ローラを汚染し、帯電動作
に悪影響を及ぼすことがある。レーザービームで形成し
た静電潜像を反転現像する場合には、感光ドラムの帯電
していない部分に、主として鏡像力によって現像剤が付
着する。この場合、現像剤が8μm 以下の小粒径となる
と、付着力は非常に大きくなり、弾性クリーニングブレ
ードなどによるクリーニングの不良が起こり易くなる。
【0007】また、現像剤よりもさらに粒径の小さい外
添剤は、弾性ブレードなどを用いたクリーニング装置に
おいては、弾性ブレードと感光ドラムとの間をすり抜け
やすく、粒径の微小化とともにクリーニング性が低下す
る。感光ドラムの表面上に付着して残留した外添剤は、
かぶりなどの画像劣化をもたらす。
添剤は、弾性ブレードなどを用いたクリーニング装置に
おいては、弾性ブレードと感光ドラムとの間をすり抜け
やすく、粒径の微小化とともにクリーニング性が低下す
る。感光ドラムの表面上に付着して残留した外添剤は、
かぶりなどの画像劣化をもたらす。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような問題に対処
するために、特開平3−130787号、特開平5−1
88738号公報には、帯電ローラの表面に清掃部材を
当接させて表面の汚れを除去する方法が開示されてい
る。しかし、この方法には、清掃部材を帯電ローラの軸
方向全長に沿って均一に当接させることが難しく、清掃
部材の一部が帯電ローラの表面に片当たりして、当接圧
にムラが生じ易いという問題がある。当接圧にムラが生
じると、帯電ローラの汚れを全周面にわたって均一に清
掃することはできない。
するために、特開平3−130787号、特開平5−1
88738号公報には、帯電ローラの表面に清掃部材を
当接させて表面の汚れを除去する方法が開示されてい
る。しかし、この方法には、清掃部材を帯電ローラの軸
方向全長に沿って均一に当接させることが難しく、清掃
部材の一部が帯電ローラの表面に片当たりして、当接圧
にムラが生じ易いという問題がある。当接圧にムラが生
じると、帯電ローラの汚れを全周面にわたって均一に清
掃することはできない。
【0009】さらに、この方法は感光ドラムから帯電ロ
ーラを離間させて帯電ローラを清掃する方式であるため
に、電磁クラッチなどの離間機構や帯電ローラを感光ド
ラムから離間させるシーケンス等も必要となる。
ーラを離間させて帯電ローラを清掃する方式であるため
に、電磁クラッチなどの離間機構や帯電ローラを感光ド
ラムから離間させるシーケンス等も必要となる。
【0010】これに対し、幅10mm程度の粘着性部材
を帯電ローラの表面に部分的に当接させ、この状態で粘
着性部材を帯電ローラの軸と平行に移動させて帯電ロー
ラ表面の汚れを除去するという方式も考えられる。しか
し、この方式を実現しようとすると、清掃部材である粘
着性部材の管理が難しいなど、実機に搭載するには種々
の技術課題があり、しかも帯電ローラの汚れムラに対応
した清掃動作は十分にはできない。
を帯電ローラの表面に部分的に当接させ、この状態で粘
着性部材を帯電ローラの軸と平行に移動させて帯電ロー
ラ表面の汚れを除去するという方式も考えられる。しか
し、この方式を実現しようとすると、清掃部材である粘
着性部材の管理が難しいなど、実機に搭載するには種々
の技術課題があり、しかも帯電ローラの汚れムラに対応
した清掃動作は十分にはできない。
【0011】また、先に述べたように、クリーニングブ
レードで除去しきれない感光ドラム表面の外添剤や紙粉
は、かぶりなどの画像形成不良をもたらす。
レードで除去しきれない感光ドラム表面の外添剤や紙粉
は、かぶりなどの画像形成不良をもたらす。
【0012】本発明は、上記のような技術的背景に鑑み
てなされたものでなり、その目的は、接触帯電方式を採
用する画像形成装置において、クリーニング装置をすり
抜ける外添剤や紙粉等による帯電ローラや感光ドラムの
表面の汚れを除去し、帯電ローラや感光ドラムの表面汚
れに起因する帯電不良や画像形成不良を有効に防止する
ことである。
てなされたものでなり、その目的は、接触帯電方式を採
用する画像形成装置において、クリーニング装置をすり
抜ける外添剤や紙粉等による帯電ローラや感光ドラムの
表面の汚れを除去し、帯電ローラや感光ドラムの表面汚
れに起因する帯電不良や画像形成不良を有効に防止する
ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、回転可能な円筒状の像担
持体と、前記像担持体に接触して帯電させる円筒状の帯
電手段と、帯電した前記像担持体に静電潜像を形成する
潜像形成手段と、前記像担持体上で前記静電潜像を現像
して現像像を得る現像手段と、前記現像像を前記像担持
体から転写材に転写する転写手段と、転写後の前記像担
持体上の残留物を除去するクリーニング手段とを有する
画像形成装置において、前記クリーニング手段と前記帯
電手段との間に配設され、回転する前記像担持体及び回
転する前記帯電手段の両方に当接して前記クリーニング
手段を通過した後の前記像担持体の表面及び前記帯電手
段の表面の残留物を除去する清掃手段を有することを特
徴とする。
めに、請求項1記載の発明は、回転可能な円筒状の像担
持体と、前記像担持体に接触して帯電させる円筒状の帯
電手段と、帯電した前記像担持体に静電潜像を形成する
潜像形成手段と、前記像担持体上で前記静電潜像を現像
して現像像を得る現像手段と、前記現像像を前記像担持
体から転写材に転写する転写手段と、転写後の前記像担
持体上の残留物を除去するクリーニング手段とを有する
画像形成装置において、前記クリーニング手段と前記帯
電手段との間に配設され、回転する前記像担持体及び回
転する前記帯電手段の両方に当接して前記クリーニング
手段を通過した後の前記像担持体の表面及び前記帯電手
段の表面の残留物を除去する清掃手段を有することを特
徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記清掃手段は刷毛状のブラシを
有し、前記ブラシが回転する前記像担持体及び回転する
前記帯電手段に当接することを特徴とする。
像形成装置において、前記清掃手段は刷毛状のブラシを
有し、前記ブラシが回転する前記像担持体及び回転する
前記帯電手段に当接することを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像形成装置において、前記ブラシは回転可能な円筒状部
材の周囲に設けられており、さらに、前記円筒状部材が
回転して前記ブラシが前記像担持体及び前記帯電手段か
ら除去した前記残留物を回収する回収手段を有すること
を特徴とする。
像形成装置において、前記ブラシは回転可能な円筒状部
材の周囲に設けられており、さらに、前記円筒状部材が
回転して前記ブラシが前記像担持体及び前記帯電手段か
ら除去した前記残留物を回収する回収手段を有すること
を特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、前記帯電手段、前記清掃手段、お
よび前記回収手段が一体構成とされていることを特徴と
する。
像形成装置において、前記帯電手段、前記清掃手段、お
よび前記回収手段が一体構成とされていることを特徴と
する。
【0017】請求項5記載の発明は、回転可能な円筒状
の像担持体と、前記像担持体に接触して帯電させる円筒
状の帯電手段と、帯電した前記像担持体に静電潜像を形
成する潜像形成手段と、前記像担持体上で前記静電潜像
を現像して現像像を得る現像手段と、前記現像像を前記
像担持体から転写材に転写する転写手段と、転写後の前
記像担持体上の残留物を除去するクリーニング手段とを
有する画像形成装置において、前記クリーニング手段と
前記帯電手段との間に配設され、回転する前記像担持体
及び回転する前記帯電手段の両方に当接して前記クリー
ニング手段を通過したあとの前記像担持体の表面及び前
記帯電手段の表面の残留物を除去する清掃手段と、前記
清掃手段に交番電界を印加する電源手段とを有すること
を特徴とする。
の像担持体と、前記像担持体に接触して帯電させる円筒
状の帯電手段と、帯電した前記像担持体に静電潜像を形
成する潜像形成手段と、前記像担持体上で前記静電潜像
を現像して現像像を得る現像手段と、前記現像像を前記
像担持体から転写材に転写する転写手段と、転写後の前
記像担持体上の残留物を除去するクリーニング手段とを
有する画像形成装置において、前記クリーニング手段と
前記帯電手段との間に配設され、回転する前記像担持体
及び回転する前記帯電手段の両方に当接して前記クリー
ニング手段を通過したあとの前記像担持体の表面及び前
記帯電手段の表面の残留物を除去する清掃手段と、前記
清掃手段に交番電界を印加する電源手段とを有すること
を特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項5記載の画
像形成装置において、前記清掃手段は、導電性の刷毛状
のブラシを有し、前記ブラシが回転する前記像担持体及
び回転する前記帯電手段に当接することを特徴とする。
像形成装置において、前記清掃手段は、導電性の刷毛状
のブラシを有し、前記ブラシが回転する前記像担持体及
び回転する前記帯電手段に当接することを特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項5又は6記
載の画像形成装置において、前記清掃手段に交番電界を
印加する電源手段として前記帯電手段に交流電力を供給
する電源を用い、切り替え手段によって、前記清掃手段
又は前記帯電手段の一方に電力を供給することを特徴と
する。
載の画像形成装置において、前記清掃手段に交番電界を
印加する電源手段として前記帯電手段に交流電力を供給
する電源を用い、切り替え手段によって、前記清掃手段
又は前記帯電手段の一方に電力を供給することを特徴と
する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の一形態につ
いて説明する。 〔実施形態1〕図1は、実施形態1に係る接触帯電方式
の画像形成装置の感光ドラム、帯電ローラ及びその周囲
の部分を示した概略断面図、図2は、図1に示した部分
のうち、帯電清掃部の部分を詳細に示した断面図であ
る。
いて説明する。 〔実施形態1〕図1は、実施形態1に係る接触帯電方式
の画像形成装置の感光ドラム、帯電ローラ及びその周囲
の部分を示した概略断面図、図2は、図1に示した部分
のうち、帯電清掃部の部分を詳細に示した断面図であ
る。
【0021】図1に示した画像形成装置は、被帯電体で
ある感光ドラム1と、その外周面と接触しながら回転す
る帯電ローラ2と、感光ドラム1及び帯電ローラ2の両
方に当接している帯電清掃部10を有している。
ある感光ドラム1と、その外周面と接触しながら回転す
る帯電ローラ2と、感光ドラム1及び帯電ローラ2の両
方に当接している帯電清掃部10を有している。
【0022】被帯電体であり、かつ、像担持体である感
光ドラム1は、例えばアルミニウム等の導電性基層と、
その外周面に形成された有機感光体(OPC)やアモル
ファスシリコン(a−Si)等の光導電層からなる。感
光ドラム1は、画像形成動作時には回転軸1aを中心
に、矢印Aで示す方向に所定の周速度で回転駆動され
る。
光ドラム1は、例えばアルミニウム等の導電性基層と、
その外周面に形成された有機感光体(OPC)やアモル
ファスシリコン(a−Si)等の光導電層からなる。感
光ドラム1は、画像形成動作時には回転軸1aを中心
に、矢印Aで示す方向に所定の周速度で回転駆動され
る。
【0023】帯電ローラ2は、回転軸となる芯金2a
と、その外周に形成された導電層2bと、さらにその外
周面に形成された抵抗層2cからなる。帯電ローラ2
は、その外周が感光ドラム1の外周面に接触しており、
不図示の機構によって、感光ドラム1の回転軸1a方向
に所定の圧力で加圧されている。これにより、帯電ロー
ラ2は、画像形成動作時には感光ドラム1の回転に従動
し、回転軸2aを中心として矢印Bで示す方向に感光ド
ラム1と等しい周速で回転する。
と、その外周に形成された導電層2bと、さらにその外
周面に形成された抵抗層2cからなる。帯電ローラ2
は、その外周が感光ドラム1の外周面に接触しており、
不図示の機構によって、感光ドラム1の回転軸1a方向
に所定の圧力で加圧されている。これにより、帯電ロー
ラ2は、画像形成動作時には感光ドラム1の回転に従動
し、回転軸2aを中心として矢印Bで示す方向に感光ド
ラム1と等しい周速で回転する。
【0024】帯電ローラ2の芯金2aには、電源3よ
り、所定の直流バイアスあるいは直流に交流を重畳した
バイアスが印加される。これにより、感光ドラム1の外
周面は、所定の極性及び電位で一様に帯電される。帯電
ローラ2によって一様に帯電された感光ドラム1の外周
面は、半導体レーザやLED等による露光、あるいは原
稿画像のスリット露光を受けて、静電潜像が形成され
る。図1に示した画像形成装置では、半導体レーザービ
ームで原稿を走査した反射光4によって露光される。
り、所定の直流バイアスあるいは直流に交流を重畳した
バイアスが印加される。これにより、感光ドラム1の外
周面は、所定の極性及び電位で一様に帯電される。帯電
ローラ2によって一様に帯電された感光ドラム1の外周
面は、半導体レーザやLED等による露光、あるいは原
稿画像のスリット露光を受けて、静電潜像が形成され
る。図1に示した画像形成装置では、半導体レーザービ
ームで原稿を走査した反射光4によって露光される。
【0025】その後、感光ドラム1は、現像器5内の現
像スリーブ5aの回転によって、現像器5に収容された
トナーが表面に付着され、感光ドラム1の表面に形成さ
れた静電潜像がトナーによって現像され、可視化され
る。
像スリーブ5aの回転によって、現像器5に収容された
トナーが表面に付着され、感光ドラム1の表面に形成さ
れた静電潜像がトナーによって現像され、可視化され
る。
【0026】この可視化されたトナー像は、感光ドラム
1の矢印A方向の回転に伴って転写部6に移動する。ま
た、この転写部6には、転写材7が、感光ドラム1上の
トナー像と一致するよう感光ドラム1の回転と同期し
て、不図示の給紙装置によって搬送される。転写部6に
は転写ローラ8が配設されており、これは画像形成動作
時に、図の矢印C方向に感光ドラム1の回転と等しい周
速で回転し、転写材7の裏からトナーと逆極性の帯電を
行う。これにより、感光ドラム1上のトナー像は、転写
材7の表側に転写される。トナー像が転写された転写材
7は、感光ドラム1から分離されたのち、不図示の定着
装置に搬送され、画像の定着が行われる。
1の矢印A方向の回転に伴って転写部6に移動する。ま
た、この転写部6には、転写材7が、感光ドラム1上の
トナー像と一致するよう感光ドラム1の回転と同期し
て、不図示の給紙装置によって搬送される。転写部6に
は転写ローラ8が配設されており、これは画像形成動作
時に、図の矢印C方向に感光ドラム1の回転と等しい周
速で回転し、転写材7の裏からトナーと逆極性の帯電を
行う。これにより、感光ドラム1上のトナー像は、転写
材7の表側に転写される。トナー像が転写された転写材
7は、感光ドラム1から分離されたのち、不図示の定着
装置に搬送され、画像の定着が行われる。
【0027】トナー像の転写が済んだ感光ドラム1の表
面は、クリーニング装置9によって清掃され、クリーニ
ングブレードによって転写されなかった残留トナー等の
付着汚染物が除去されたのち、次の画像形成動作に入
る。
面は、クリーニング装置9によって清掃され、クリーニ
ングブレードによって転写されなかった残留トナー等の
付着汚染物が除去されたのち、次の画像形成動作に入
る。
【0028】ところで、画像形成動作が繰り返される
と、感光ドラム1上でトナーから剥離した微小径の外添
剤や紙粉等がクリーニングブレードをすり抜ける。この
外添剤や紙粉等は、帯電ローラ2に付着して帯電ローラ
2を汚染する原因となる。
と、感光ドラム1上でトナーから剥離した微小径の外添
剤や紙粉等がクリーニングブレードをすり抜ける。この
外添剤や紙粉等は、帯電ローラ2に付着して帯電ローラ
2を汚染する原因となる。
【0029】そこで、図1に示した画像形成措置には、
クリーニングブレードをすり抜けた外添剤や紙粉等が帯
電ローラ2に付着しないように、また、帯電ローラ2に
付着してしまった外添剤や紙粉等を除去するために、帯
電清掃部10が設けられている。
クリーニングブレードをすり抜けた外添剤や紙粉等が帯
電ローラ2に付着しないように、また、帯電ローラ2に
付着してしまった外添剤や紙粉等を除去するために、帯
電清掃部10が設けられている。
【0030】帯電清掃部10は、図2に示すように、感
光ドラム1及び帯電ローラ2と平行な回転軸10bを有
する円筒状部材と、その表面に刷毛状に形成された清掃
ブラシ10aからなる。清掃ブラシ10aは、長さが2
〜40mmで、太さが20〜200μm(好ましくは2
0〜100μm) のレーヨン又はナイロンなどの繊維
を、400〜500本/cm程度の密度で束ねて得られ
る。帯電清掃部10は、この清掃ブラシ10aが長手方
向にわたって感光ドラム1及び帯電ローラ2の周面と約
2〜10mmの接触幅(ニップ)を持って当接するよう
配置されている。帯電清掃部10は回転可能に取り付け
られ、ギアなどの伝達部材を介して帯電ローラ2から駆
動力を得て、帯電ローラ2とは反対の方向に回転する
(図2では、帯電ローラ2が反時計方向に回転するのに
対し、帯電清掃部10は時計方向に回転する)。これに
より、清掃ブラシ10aは、外添剤や紙粉等に十分に接
触する。
光ドラム1及び帯電ローラ2と平行な回転軸10bを有
する円筒状部材と、その表面に刷毛状に形成された清掃
ブラシ10aからなる。清掃ブラシ10aは、長さが2
〜40mmで、太さが20〜200μm(好ましくは2
0〜100μm) のレーヨン又はナイロンなどの繊維
を、400〜500本/cm程度の密度で束ねて得られ
る。帯電清掃部10は、この清掃ブラシ10aが長手方
向にわたって感光ドラム1及び帯電ローラ2の周面と約
2〜10mmの接触幅(ニップ)を持って当接するよう
配置されている。帯電清掃部10は回転可能に取り付け
られ、ギアなどの伝達部材を介して帯電ローラ2から駆
動力を得て、帯電ローラ2とは反対の方向に回転する
(図2では、帯電ローラ2が反時計方向に回転するのに
対し、帯電清掃部10は時計方向に回転する)。これに
より、清掃ブラシ10aは、外添剤や紙粉等に十分に接
触する。
【0031】ここで、帯電清掃部10の回転方向を帯電
ローラ2の回転方向と反対にしたのは、帯電ローラ10
の寿命がより長くなることを考慮したものであるが、帯
電清掃部10の回転方向を帯電ローラ2と同じ方向にす
ることももちろん可能である。
ローラ2の回転方向と反対にしたのは、帯電ローラ10
の寿命がより長くなることを考慮したものであるが、帯
電清掃部10の回転方向を帯電ローラ2と同じ方向にす
ることももちろん可能である。
【0032】図1及び図2の点では、清掃ブラシ10
aが帯電ローラ2に摺擦することによって、帯電ローラ
2に付着した外添剤や紙粉等が掻き落とされる。また、
点では、清掃ブラシ10aが感光ドラム1と摺擦する
ことによって、点で帯電ローラ2から掻き落とされた
外添剤や紙粉等、さらにクリーニング装置9のクリーニ
ングブレードをすり抜けた外添剤や紙粉等が除去され
る。こうして除去された外添剤や紙粉等は、回収ブレー
ド11aによって帯電清掃部10から掻き落とされ、回
収箱11に回収される。
aが帯電ローラ2に摺擦することによって、帯電ローラ
2に付着した外添剤や紙粉等が掻き落とされる。また、
点では、清掃ブラシ10aが感光ドラム1と摺擦する
ことによって、点で帯電ローラ2から掻き落とされた
外添剤や紙粉等、さらにクリーニング装置9のクリーニ
ングブレードをすり抜けた外添剤や紙粉等が除去され
る。こうして除去された外添剤や紙粉等は、回収ブレー
ド11aによって帯電清掃部10から掻き落とされ、回
収箱11に回収される。
【0033】上記のように、帯電清掃部10は、感光ド
ラム1と帯電ローラ2に常時当接し、両者を同時に清掃
する。このため、複雑な機構やクリーニングシーケンス
を必要とせずに、帯電ローラ2に外添剤や紙粉等が付着
していることに起因する帯電不良による画像形成不良
や、あるいは感光ドラム1の表面に外添剤や紙粉等が付
着することに起因するかぶり等の画像劣化を有効に防ぐ
ことができる。また、帯電清掃部10を設け、帯電ロー
ラ2の清潔な状態を維持することによって、従来の接触
帯電方式の画像形成装置と比較して帯電ローラ2の寿命
を1.2倍程度延ばすことができる。
ラム1と帯電ローラ2に常時当接し、両者を同時に清掃
する。このため、複雑な機構やクリーニングシーケンス
を必要とせずに、帯電ローラ2に外添剤や紙粉等が付着
していることに起因する帯電不良による画像形成不良
や、あるいは感光ドラム1の表面に外添剤や紙粉等が付
着することに起因するかぶり等の画像劣化を有効に防ぐ
ことができる。また、帯電清掃部10を設け、帯電ロー
ラ2の清潔な状態を維持することによって、従来の接触
帯電方式の画像形成装置と比較して帯電ローラ2の寿命
を1.2倍程度延ばすことができる。
【0034】なお、上記では、帯電ローラ2、現像器
5、クリーニング装置9、帯電清掃部10、回収箱11
をそれぞれ別ユニットとしたが、これらの全部又は一部
を一体化したカートリッジとして構成することも可能で
ある。 〔実施形態2〕図3は、実施形態2に係る接触帯電方式
の画像形成装置の感光ドラム、帯電ローラ及びその周囲
の部分を示した概略断面図である。なお、図3におい
て、図1及び図2に示した各部と同一部分あるいは対応
する部分には、同一符号を付してある。
5、クリーニング装置9、帯電清掃部10、回収箱11
をそれぞれ別ユニットとしたが、これらの全部又は一部
を一体化したカートリッジとして構成することも可能で
ある。 〔実施形態2〕図3は、実施形態2に係る接触帯電方式
の画像形成装置の感光ドラム、帯電ローラ及びその周囲
の部分を示した概略断面図である。なお、図3におい
て、図1及び図2に示した各部と同一部分あるいは対応
する部分には、同一符号を付してある。
【0035】実施形態2では、帯電清掃部10の清掃ブ
ラシ10aを、導電性の素材から構成する。本実施形態
の清掃ブラシ10aは、103〜109Ωcmの比抵抗を
有し、かつ、長さが2〜40mm、太さが20〜200
μm( 好ましくは20〜100μm) のレーヨン又は
ナイロンなどの繊維に導電性カーボンを分散させた導電
性繊維を、400〜500本/cm程度の密度で刷毛状
に束ねて得られる。帯電清掃部10は、実施形態1の場
合と同様に、清掃ブラシ10aが長手方向にわたって感
光ドラム1及び帯電ローラ2の周面と約2〜10mmの
接触幅(ニップ)を持って当接するよう配置されてい
る。また、実施形態2では、電源3は交流電源であり、
電源3と帯電ローラ2の芯金2aの間、および電源3と
帯電清掃部10の回転軸10bの間には、切り替えスイ
ッチ12が設けられており、印加する交番電界をオン/
オフすることができる。
ラシ10aを、導電性の素材から構成する。本実施形態
の清掃ブラシ10aは、103〜109Ωcmの比抵抗を
有し、かつ、長さが2〜40mm、太さが20〜200
μm( 好ましくは20〜100μm) のレーヨン又は
ナイロンなどの繊維に導電性カーボンを分散させた導電
性繊維を、400〜500本/cm程度の密度で刷毛状
に束ねて得られる。帯電清掃部10は、実施形態1の場
合と同様に、清掃ブラシ10aが長手方向にわたって感
光ドラム1及び帯電ローラ2の周面と約2〜10mmの
接触幅(ニップ)を持って当接するよう配置されてい
る。また、実施形態2では、電源3は交流電源であり、
電源3と帯電ローラ2の芯金2aの間、および電源3と
帯電清掃部10の回転軸10bの間には、切り替えスイ
ッチ12が設けられており、印加する交番電界をオン/
オフすることができる。
【0036】実施形態1では、帯電清掃部10を、感光
ドラム表面1及び帯電ローラ2と摺擦させることによっ
て、クリーニングブレードをすり抜けた外添剤や紙粉等
の付着汚染物を除去し、回収した。実施形態2では、さ
らに、上記のように構成された清掃ブラシ10aに、交
流電源3から交番電界を印加し、感光ドラム1側を接地
する。
ドラム表面1及び帯電ローラ2と摺擦させることによっ
て、クリーニングブレードをすり抜けた外添剤や紙粉等
の付着汚染物を除去し、回収した。実施形態2では、さ
らに、上記のように構成された清掃ブラシ10aに、交
流電源3から交番電界を印加し、感光ドラム1側を接地
する。
【0037】感光ドラム1と、これに付着した残留トナ
ー、外添剤、紙粉等の付着汚染物との間に強い静電気力
が働いていても、上記のように清掃ブラシ10aに交番
電界を印加することによって、両者の間の電気的付着力
を弱めることができる。したがって、感光ドラム1に付
着した外添剤や紙粉等がクリーニング装置9のクリーニ
ングブレードをすり抜けても、交番電界が印加された状
態で回転する清掃ブラシ10aによって、感光ドラム1
及び帯電ローラ2の表面に付着している外添剤や紙粉等
を効果的に除去することができる。その結果、感光ドラ
ム1と帯電ローラ2の清掃効率を向上させることがで
き、帯電不良による画像形成不良、また感光ドラム表面
の汚染に起因するかぶり等を未然に防ぎ、帯電ローラ2
の寿命を更に向上させることが可能になる。
ー、外添剤、紙粉等の付着汚染物との間に強い静電気力
が働いていても、上記のように清掃ブラシ10aに交番
電界を印加することによって、両者の間の電気的付着力
を弱めることができる。したがって、感光ドラム1に付
着した外添剤や紙粉等がクリーニング装置9のクリーニ
ングブレードをすり抜けても、交番電界が印加された状
態で回転する清掃ブラシ10aによって、感光ドラム1
及び帯電ローラ2の表面に付着している外添剤や紙粉等
を効果的に除去することができる。その結果、感光ドラ
ム1と帯電ローラ2の清掃効率を向上させることがで
き、帯電不良による画像形成不良、また感光ドラム表面
の汚染に起因するかぶり等を未然に防ぎ、帯電ローラ2
の寿命を更に向上させることが可能になる。
【0038】清掃ブラシ10aに印加する交番電界は2
00〜3000V程度、特に500〜3000V程度と
するのが有効である。なお、周波数については50Hz
〜100KHzの範囲で検討を行ったが有意な差は認め
られなかった。
00〜3000V程度、特に500〜3000V程度と
するのが有効である。なお、周波数については50Hz
〜100KHzの範囲で検討を行ったが有意な差は認め
られなかった。
【0039】清掃ブラシ10aに交番電界を印加する
と、外添剤や紙粉等が除電されるのみならず、クリーニ
ングブレードをすり抜けてきた微小径のトナーを攪乱さ
せ感光ドラム1から飛翔させることができるため、この
ことによっても感光ドラム1および帯電ローラ2のクリ
ーニング性が向上する。
と、外添剤や紙粉等が除電されるのみならず、クリーニ
ングブレードをすり抜けてきた微小径のトナーを攪乱さ
せ感光ドラム1から飛翔させることができるため、この
ことによっても感光ドラム1および帯電ローラ2のクリ
ーニング性が向上する。
【0040】また、本実施形態の場合は、清掃ブラシ1
0aが外添剤や紙粉等に十分に接触するのに加え、接触
後に外添剤や紙粉等が清掃ブラシ10aに滞留せずに速
やかに離反し、清掃ブラシ10aに蓄積しにくいという
特徴がある。これは、交番電界を印加することによって
外添剤や紙粉等の電気的な極性が一方に固定されず、徐
々に帯電電荷が減少してゆくことに起因すると考えられ
る。
0aが外添剤や紙粉等に十分に接触するのに加え、接触
後に外添剤や紙粉等が清掃ブラシ10aに滞留せずに速
やかに離反し、清掃ブラシ10aに蓄積しにくいという
特徴がある。これは、交番電界を印加することによって
外添剤や紙粉等の電気的な極性が一方に固定されず、徐
々に帯電電荷が減少してゆくことに起因すると考えられ
る。
【0041】本実施形態では、帯電清掃部10を配設し
ていない従来の接触帯電方式の画像形成装置と比較し
て、帯電ローラ2の寿命を約1.5倍に延ばすことがで
きる。
ていない従来の接触帯電方式の画像形成装置と比較し
て、帯電ローラ2の寿命を約1.5倍に延ばすことがで
きる。
【0042】次に、清掃ブラシ10aに交番電界を印加
するタイミングについて説明する。帯電ローラ2が感光
ドラム1を帯電させる時は、電源3と帯電清掃部10の
間の切り替えスイッチ12はオフとし、帯電清掃部10
には交番電界を印加せず、清掃ブラシ10aを感光ドラ
ム1及び帯電ローラ2に摺擦させるだけで、外添剤や紙
粉等の除去及び回収を行う。そして、帯電ローラ2に交
番電界を印加しないで前多回転(画像形成を行う前に感
光ドラム1を回転させる動作)や後多回転(画像形成を
行った後に感光ドラム1を回転させる動作)を行うとき
は、電源3と帯電ローラ2の間の切り替えスイッチ12
をオフ、電源3と帯電清掃部10の間の切り替えスイッ
チ12をオンとする。このときは、帯電清掃部10に交
番電界が印加された状態で、清掃ブラシ10aが、感光
ドラム1及び帯電ローラ2に摺擦するので、外添剤や紙
粉等を除去する効果がより高まる。
するタイミングについて説明する。帯電ローラ2が感光
ドラム1を帯電させる時は、電源3と帯電清掃部10の
間の切り替えスイッチ12はオフとし、帯電清掃部10
には交番電界を印加せず、清掃ブラシ10aを感光ドラ
ム1及び帯電ローラ2に摺擦させるだけで、外添剤や紙
粉等の除去及び回収を行う。そして、帯電ローラ2に交
番電界を印加しないで前多回転(画像形成を行う前に感
光ドラム1を回転させる動作)や後多回転(画像形成を
行った後に感光ドラム1を回転させる動作)を行うとき
は、電源3と帯電ローラ2の間の切り替えスイッチ12
をオフ、電源3と帯電清掃部10の間の切り替えスイッ
チ12をオンとする。このときは、帯電清掃部10に交
番電界が印加された状態で、清掃ブラシ10aが、感光
ドラム1及び帯電ローラ2に摺擦するので、外添剤や紙
粉等を除去する効果がより高まる。
【0043】なお、帯電清掃部10用の交流電源を、帯
電ローラ2用の電源3と共用することによって、新たな
電源を用意することによるコストアップを防ぐことがで
きるだけでなく、帯電清掃部10に印加される交番電界
の周波数が帯電ローラ2に印加される交流電圧の周波数
と同一となることから、周波数干渉によるモアレは発生
しない。
電ローラ2用の電源3と共用することによって、新たな
電源を用意することによるコストアップを防ぐことがで
きるだけでなく、帯電清掃部10に印加される交番電界
の周波数が帯電ローラ2に印加される交流電圧の周波数
と同一となることから、周波数干渉によるモアレは発生
しない。
【0044】なお、上記では、帯電清掃部10には交番
電界のみを印加したが、これに直流電圧を重畳したもの
を印加してもよい。
電界のみを印加したが、これに直流電圧を重畳したもの
を印加してもよい。
【0045】このように、清掃ブラシ10aに交番電界
を印加した状態で帯電ローラ2や感光ドラム1の表面を
摺擦させることによって、帯電ローラ2及び感光ドラム
1の表面に付着した微小径の外添剤等の汚染物質の除去
効率を高めることができる。また、清掃ブラシ10aに
付着した汚染物質はそのまま回収箱11で回収されるの
で、複雑なクリーニング機構や特別なクリーニングシー
ケンスを必要としない。また、構成が簡単なため、装置
のコストを抑えることができ、かつ、長期にわたって十
分なクリーニング効果を維持することができる。
を印加した状態で帯電ローラ2や感光ドラム1の表面を
摺擦させることによって、帯電ローラ2及び感光ドラム
1の表面に付着した微小径の外添剤等の汚染物質の除去
効率を高めることができる。また、清掃ブラシ10aに
付着した汚染物質はそのまま回収箱11で回収されるの
で、複雑なクリーニング機構や特別なクリーニングシー
ケンスを必要としない。また、構成が簡単なため、装置
のコストを抑えることができ、かつ、長期にわたって十
分なクリーニング効果を維持することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、クリー
ニング手段と帯電手段との間に、例えば刷毛状のブラシ
を有する清掃手段を設け、回転する像担持体及び回転す
る帯電手段の両方に当接させることによって、複雑な機
構を必要とせずに、クリーニング手段を通過したあとの
像担持体の表面や帯電手段の表面に残留する外添剤や紙
粉等による汚れを除去することができ、これらに起因す
る帯電不良や画像形成不良を有効に防止することができ
る。また、清掃手段によって帯電手段を清潔に維持する
ことにより、長期間にわたってクリーニング効果を維持
でき、帯電手段の寿命を延ばすことができる。
ニング手段と帯電手段との間に、例えば刷毛状のブラシ
を有する清掃手段を設け、回転する像担持体及び回転す
る帯電手段の両方に当接させることによって、複雑な機
構を必要とせずに、クリーニング手段を通過したあとの
像担持体の表面や帯電手段の表面に残留する外添剤や紙
粉等による汚れを除去することができ、これらに起因す
る帯電不良や画像形成不良を有効に防止することができ
る。また、清掃手段によって帯電手段を清潔に維持する
ことにより、長期間にわたってクリーニング効果を維持
でき、帯電手段の寿命を延ばすことができる。
【0047】さらに、清掃手段に交番電界を印加して外
添剤や紙粉等を除電することによって、外添剤や紙粉等
が像担持体や帯電手段から離れ易くなるため、より効果
的に外添剤や紙粉等を除去することができる。また、清
掃手段に交番電界を印加するための電源を、帯電手段に
電力を供給する電源と共用すれば、あらたなコストの上
昇を抑えることができ、また、同じ周波数の電源を用い
ることから周波数干渉によるモアレの発生を防ぐことが
できる。
添剤や紙粉等を除電することによって、外添剤や紙粉等
が像担持体や帯電手段から離れ易くなるため、より効果
的に外添剤や紙粉等を除去することができる。また、清
掃手段に交番電界を印加するための電源を、帯電手段に
電力を供給する電源と共用すれば、あらたなコストの上
昇を抑えることができ、また、同じ周波数の電源を用い
ることから周波数干渉によるモアレの発生を防ぐことが
できる。
【図1】実施形態1に係る接触帯電方式の画像形成装置
の感光ドラム、帯電ローラ及びその周囲の部分を示した
概略断面図である。
の感光ドラム、帯電ローラ及びその周囲の部分を示した
概略断面図である。
【図2】図1に示した部分のうち、帯電性清掃部の部分
を詳細に示した断面図である。
を詳細に示した断面図である。
【図3】実施形態2に係る接触帯電方式の画像形成装置
の感光ドラム、帯電ローラ及びその周囲の部分を示した
概略断面図である。
の感光ドラム、帯電ローラ及びその周囲の部分を示した
概略断面図である。
1…感光ドラム 1a…回転軸 2…帯電ローラ
2a…芯金 2b…導電層 2c…抵抗層 3
…電源 5…現像器 6…転写部 7…転写材
8…転写ローラ 9…クリーニング装置 10…
帯電清掃部 10a…清掃ブラシ 10b…回転軸
11…回収箱 11a…回収ブレード 12…
切り替えスイッチ
2a…芯金 2b…導電層 2c…抵抗層 3
…電源 5…現像器 6…転写部 7…転写材
8…転写ローラ 9…クリーニング装置 10…
帯電清掃部 10a…清掃ブラシ 10b…回転軸
11…回収箱 11a…回収ブレード 12…
切り替えスイッチ
Claims (7)
- 【請求項1】 回転可能な円筒状の像担持体と、前記像
担持体に接触して帯電させる円筒状の帯電手段と、帯電
した前記像担持体に静電潜像を形成する潜像形成手段
と、前記像担持体上で前記静電潜像を現像して現像像を
得る現像手段と、前記現像像を前記像担持体から転写材
に転写する転写手段と、転写後の前記像担持体上の残留
物を除去するクリーニング手段とを有する画像形成装置
において、 前記クリーニング手段と前記帯電手段との間に配設さ
れ、回転する前記像担持体及び回転する前記帯電手段の
両方に当接して前記クリーニング手段を通過した後の前
記像担持体の表面及び前記帯電手段の表面の残留物を除
去する清掃手段を有することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】 前記清掃手段は、刷毛状のブラシを有
し、前記ブラシが回転する前記像担持体及び回転する前
記帯電手段に当接することを特徴とする請求項1記載の
画像形成装置。 - 【請求項3】 前記ブラシは回転可能な円筒状部材の周
囲に設けられており、さらに、前記円筒状部材が回転し
て前記ブラシが前記像担持体及び前記帯電手段から除去
した前記残留物を回収する回収手段を有することを特徴
とする請求項2記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記帯電手段、前記清掃手段、および前
記回収手段が一体構成とされていることを特徴とする請
求項3記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 回転可能な円筒状の像担持体と、前記像
担持体に接触して帯電させる円筒状の帯電手段と、帯電
した前記像担持体に静電潜像を形成する潜像形成手段
と、前記像担持体上で前記静電潜像を現像して現像像を
得る現像手段と、前記現像像を前記像担持体から転写材
に転写する転写手段と、転写後の前記像担持体上の残留
物を除去するクリーニング手段とを有する画像形成装置
において、 前記クリーニング手段と前記帯電手段との間に配設さ
れ、回転する前記像担持体及び回転する前記帯電手段の
両方に当接して前記クリーニング手段を通過したあとの
前記像担持体の表面及び前記帯電手段の表面の残留物を
除去する清掃手段と、前記清掃手段に交番電界を印加す
る電源手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】 前記清掃手段は、導電性の刷毛状のブラ
シを有し、前記ブラシが回転する前記像担持体及び回転
する前記帯電手段に当接することを特徴とする請求項5
記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記清掃手段に交番電界を印加する電源
手段として前記帯電手段に交流電力を供給する電源を用
い、切り替え手段によって、前記清掃手段又は前記帯電
手段の一方に電力を供給することを特徴とする請求項5
又は6記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000075221A JP2001265189A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000075221A JP2001265189A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001265189A true JP2001265189A (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=18593141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000075221A Withdrawn JP2001265189A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001265189A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008090234A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2008151869A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2010117389A (ja) * | 2008-11-11 | 2010-05-27 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2010190931A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Canon Finetech Inc | ブラシ体及びそれを用いたブラシローラ並びに画像形成装置 |
CN115195287A (zh) * | 2021-04-13 | 2022-10-18 | 理想科学工业株式会社 | 搬运装置 |
-
2000
- 2000-03-17 JP JP2000075221A patent/JP2001265189A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008090234A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2008151869A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2010117389A (ja) * | 2008-11-11 | 2010-05-27 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2010190931A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Canon Finetech Inc | ブラシ体及びそれを用いたブラシローラ並びに画像形成装置 |
CN115195287A (zh) * | 2021-04-13 | 2022-10-18 | 理想科学工业株式会社 | 搬运装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
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|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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