JPH0398062A - 帯電装置 - Google Patents
帯電装置Info
- Publication number
- JPH0398062A JPH0398062A JP23636789A JP23636789A JPH0398062A JP H0398062 A JPH0398062 A JP H0398062A JP 23636789 A JP23636789 A JP 23636789A JP 23636789 A JP23636789 A JP 23636789A JP H0398062 A JPH0398062 A JP H0398062A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- charging
- charged
- photoreceptor
- charging member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000007786 electrostatic charging Methods 0.000 title abstract 6
- 238000007600 charging Methods 0.000 claims abstract description 80
- 238000010186 staining Methods 0.000 abstract description 3
- 230000003534 oscillatory effect Effects 0.000 abstract 2
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 description 37
- 238000011161 development Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 7
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 5
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 4
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 3
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N Ozone Chemical compound [O-][O+]=O CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N Zinc monoxide Chemical compound [Zn]=O XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 2
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 229920006311 Urethane elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229910021417 amorphous silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- CJPQIRJHIZUAQP-MRXNPFEDSA-N benalaxyl-M Chemical compound CC=1C=CC=C(C)C=1N([C@H](C)C(=O)OC)C(=O)CC1=CC=CC=C1 CJPQIRJHIZUAQP-MRXNPFEDSA-N 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
- XOLBLPGZBRYERU-UHFFFAOYSA-N tin dioxide Chemical compound O=[Sn]=O XOLBLPGZBRYERU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910001887 tin oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011787 zinc oxide Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は帯電装置に関する.
より詳しくは,電圧を印加した帯電部材を被帯電体面に
接触させることで被帯電体面を所定の電位に帯電処理(
除電処理も含む,以下同じ)する直接帯ML装置(もぐ
しは接触帯電装2t)に関する. (従来の技術) 例えば、電子写真装置(複写機●光プリンタなど)・静
電記録装置等の画像形成装置に於て、感光体・誘電体等
の被帯電体としての像担持体面を帯電処理する手段機器
としては従来よりコロナ放電装置が広く利用されている
. コロナ放電装置は像担持体等の被帯電体面を所定の電位
に均一に帯電処理する手段として有効である.しかし、
高圧電源を必要とし、コロナ放電のため好ましくないオ
ゾンが発生するなどの問題点を有している. このようなコロナ放電装置に対して,前記のように電圧
を印加した帯電部材を被帯電体面に接触させて被帯電体
面を帯電処理する直接帯電装置は、電源の低圧化が図れ
,オゾンの発生量が少ない等の長所を有していることか
ら、例えば画像形成装置に於てコロナ放電装置にかえて
感光体・誘電体等の像担持体、その他の被帯電体面の帯
電処理手段装置として注目され、その実用化研究が進め
られている. 帯電部材を導電性のブラシ・ブレード・ローラなどの形
態としたもの、印加電圧をDC電圧にACの振動電圧を
重畳したものとするものなどが知られている. (発明が解決しようとする問題点) しかし問題点として,■被帯電体の損傷に対するラチチ
ュードが狭い,■帯電部材が汚れやすい、ことが挙げら
れる. これ等について電子写真装置において被帯電部材として
のOPC感光体を直接帯電する場合を例にして具体的に
説明する. ■opcI!光体面にDC電圧にAC電圧を重畳した電
圧を印加した帯電部材を接触させて−700Vの帯電を
行なおうとすると、第7図のようにDC電圧は−700
V,AC電圧は低湿時では2000Vppという値を必
要とする.それより低いと帯電不良となる.そのため感
光体には,+1300Vと−270oVというt圧が交
互に印加される,OPC感光体は(−)帯電に対しては
許容度が広いが、(+)帯電に対しては許容度が低い.
(+)帯電によって感光体層内に(一)電荷が入りこむ
となかなか消失せず、そのため部分的に電位の低い部分
が出来,反転現像においては白地のカプリ、正現現像に
おいては黒地のザラツキとなってあらわれる. この現象は感光体の電荷の注入性がよくなる高湿時に特
に発生しやすい.そのため高湿時はAC電圧を低〈しな
ければならない.そのため環境条件によって帯電設定を
変化させるような処置が必要である. さらにOPC感光体は(+)帯電に対しては耐圧性が低
く、ビンホールを生じやすいという問題もある. a−Si感光体では特に後者の現象が著しい.以上のよ
うに被帯電体としての感光体に帯電と逆の電圧がかかる
時に損傷しやすいのでAC電圧の値は低く設定する必要
がある.逆にAC電圧の値が低いと、帯電能力が低下し
帯電不良となるため設定ラチチュードが狭い. ■反転現像においてはトナーは感光体の帯電と同極性の
ものが選ばれる,OPC感光体の場合はトナーは(一)
極性となる.感光体周囲にただよっているトナーは帯電
部材が(+)の時に帯電部材にひきつけられて付着する
.即ち帯電部材がトナーで汚れやすい. 本発明は■や■のような問題点を解消した直接帯電式の
帯電装置を提供することを目的とする.(問題点を解決
するための手段) 本発明は電圧を印加した帯電部材を被帯電体面に接触さ
せることで被帯電体面を帯電処理する帯電装置であり、
前記帯電部材に,二つの電圧値を交互に所定のデューテ
ィー比でとる振動パルス電圧を印加することを特徴とす
る帯電装置である.(作 用) 即ち上記のようにして帯電部材に対して電圧を印加する
ことで、(+)と(−)の一方側の極性の電圧は低く設
定しつつ他方側の極性の電圧は充分に高くして被帯電体
を帯電することができる.例えば前述例のOPC感光体
の帯電処理についていえば、(+)側の電圧を低く設定
しつつ帯電極性側の電圧は充分に高くとれるので、帯電
能力に秀れ,感光体の損傷に対する帯電設定ラチチュー
ドを広くとることが可能となる.また(+)側の電圧を
低くすることが可能となったので、トナーを引きつける
電界も低〈なり,帯電部材の汚れを軽減出来る. (実施例) 実施例1(第1〜3図) 第1図は本発明に従う帯電装置を像担持体としての電子
写真感光体(被帯電体)の一次W!電手段として用いた
複写機もしくはプリンタの構威略図を示している. lはドラム型の電子写真感光体であり、導電性のドラム
基体l2の外周面に感光層(光導電性物質fi)11を
形成してあり、矢示の時計方向に所定の周速(プロセス
スピード)で回転駆動される.本例の感光体lはOPC
感光体であり、プロセススピード5 0 amlsec
で回転駆動される.2は感光体1面に所定の圧力で加圧
接触させた帯電部材としての帯電ローラである.この帯
電ローラとしては導電性の弾性体が用いられる.木例で
は芯金棒2lの外周にカーボン系の導電性を分散させた
ウレタンゴム層22を形成し、そのゴム層の表面層をナ
イロン系の抵抗体層23で被覆したものである.ゴム層
22の抵抗値はlO′ΩC■3 以下、抵抗層23のそれは10〜10Ωcmが望ましい
.WF電a−テ2は感光体lに圧接して所定のニップ部
24を形成しながら木例の場合は感光体1の回転駆動に
件なって順方向に縦動回転する.3は帯電ローラ2に電
圧を供給する電源であり、第2図はその出力波形図であ
る.即ち帯電ローラ2には第2図に示すような振動電圧
が印加されており感光体1面は印加電圧の平均値の電位
に帯電される.具体的には帯電ローラ2と感光体lの間
には電源3により(+)側400V、(−)61−30
0V(7)2KHZの振動電位がデューティー比0−6
8:0.32の比で印加される.これによりニップ部2
4では電荷の直接移動による感光体の帯電が行なわれ,
ニップ部24の前後では気中放電による帯電が行なわれ
る.その結果電圧の平均値の−700Vに帯電される.
帯電は上記のようにニップ部24での電荷の直接移動に
よる帯電と,ニップ部24の前後の気中放電による帯電
が行なわれる.気中放電による帯電を保証するためには
,帯電収束電位とローラ2にかかる電圧の差を放電開始
電圧(約1100V)以上にしてやる必要があり,本実
施例では、(+)側を−700+l too=4o0v
とL.ている.デューティー比を1:l以外の所定の値
にすることでこのような構成が可能となる.(+)側の
電圧を低く設定しつつ帯電極性側の電圧は充分に高くと
れるので、帯電能力に秀れ、感光体の損傷に対する帯電
設定ラチチュードを広くとることが可能となる. 帯電ローラ2で直接帯電された回転感光体lの而は次に
投影光学系・レーザー・LED・液晶アレイ等の不図示
の露光手段4により像露光Lが行われ,感光体面に露光
像に対応した静電潜像が形成される.露光Lは画像記録
部に光が当たるイメージ露光が再現性・安定性に秀れて
いる.その結果潜像の現像は反転現象となり、感光体面
の形成PFI像は現像器5によって(−)極性のトナー
で反転現像される. トナーは微量に感光体lの周囲に浮遊し,帯電ローラ2
にも付着し、帯電ムラの原因となる.しかし、本発明で
は(+)側の電圧を低くすることが可能となったので,
トナーを引きつける電界も低くなり、帯電ローラの汚れ
を軽減出来る.感光体面の現像は転写ローラ6により転
写材Pに転写され、定着器8により定着される.転写残
りのトナーはクリーナー7で回収される.第3図は電源
3の一例である.発振回路lOは2KHzの三角波であ
る.この三角波は基準電圧P2と比較器11で比較され
ることによりデューティー比を有する矩型波となる.こ
のデューディー比を有する矩型波は増巾器l2に入力さ
れ電力増巾されて昇圧トランスl3の一次側に加えられ
る.これによりVPP3400Vのデューティー比を有
する出力が得られる.この出力は、クランプ用コンデン
サCIとダイ才一ドDiを介して出力端子PIに接続さ
れる.クランプ用のダイオードD1は正方向ピークの吟
に導通して+400Vのクランプ用電源+Eにクランプ
されるため出力端子P1には出力振巾3400V・正方
向ピーク値+400Vの出力が得られる.基準電圧端子
P2には出力の平均値が700Vになるような電圧が与
えられる.これにより正方向ピーク値が+400V、負
方向ピーク値が−3000V、平均値が−700Vとな
るようにデューティー比が制御された出力が得られる. 基準電圧端子P2又は増巾器l2にリモート入力を!L
えることで出力のON−OFF制御が可能である. 以上のように本実施例では電子写真感光体にかかる逆電
圧を低〈おさえつつ帯電側の電圧を充分に高くとること
が出来るので、帯電能力に秀れ、感光体の損傷に対して
ラチチュードを広くとることが出来る. さらに反転現像においてトナーを引きつける作用をする
電圧を低〈出来るので、帯電部材の汚れを少なくするこ
とが出来る. 実施例2(第4図) 第4図は電源3の他の実施例である.発振回路l4は周
波数2KHzの三角波である.発振回路l5は周波数5
0KHz、デューティー比50%の矩形波である.コン
バータートランスl7は50KHzの高周波で駆動され
るので小型低コスト化が可能である.コンパレーター1
9の出力がHのとき、Q1はOFF.同時にQ2はON
となる.スイッチングトランジスタはコンバーターl9
の出力がLのとき変調器l6を介して50KHzで駆動
され、この時コンバータートランスl7の出力は+34
00Vとなる.この出力は出力端子PIに接続されるが
,クランプダイオーダDIが正方向ピーク時に導通して
+400vの電源Eにクランプされるため出力端子PI
には振巾3400V、正方向のピーク値+400Vの出
力が得られる. それと共にトランスからの出力は抵抗Rl●R2とコン
デンサC2により分圧平滑化され、誤差増1↑1器l3
により基準電圧P2と比較される.コンパレーター19
は発振回路l4の出力と誤差増巾器l8の出力を比較し
、その結果コンバータートランスl2と高耐圧トランジ
スタQ2をパルス巾変調する. これにより正方向のピーク値が+400V、負力向のピ
ーク値が−3000’V,平均値が−700Vとなるよ
うに、デューティー比が制御された出力が得られる.尚
,基準電圧端子P2の値を調整することにより平均値は
調整可能である. 本実施例においては,正方向のピーク値及び負方向のピ
ーク値を安定化した上で、さらに、出力の平均値が安定
になるようにフィードバックがかけられるので,感光体
にとって危険性の高い電圧のバラツキが押えられ,しか
も収束電位の安定化もはかられる. さらに、コンバータートランスを高周波で駆動すること
により、トランスの小型化・低コスト化が可能となる. 実施例3(第5●6図) この実施例はクリーナー7のブレード7aにも電圧を印
加して感光体1の帯電を行なうもので,さらに帯電ロー
ラ2による帯電を行ない,ローラ帯電時に流れる電流を
検知してデューティー比にフィードバックを行ない、感
光体lの暗減衰の変化を補正するものである. クリーナーブレード7aは、カーボン・酸化スズ・酸化
亜鉛等の導電体を混入することにより4電化しており、
電1/X3によりデューティー比を有する電圧が印加さ
れており、それにより電子写真感光体lは帯電される.
電子写真感光体は周知のように使用経過や環境変化によ
って帯電能や暗減衰特性が変化する.そのため帯電時の
表面電位を一定に保っていても,現像時の表面電位は変
化する.このためブレード7aで帯電されていても帝電
能が低下したり,r@減衰が増加した時には、帯゛厄ロ
ーラ2での帯電では″rL流が多く流れる.従ってこれ
を検知し、電流が多〈流れる時はさらに余分に電流を流
してやることにより現像部の電位を安定に保つことが出
来る. 第6図はそのための電源3の例を示している.前述第4
図例のものと同じところは説明を省略する.帝電ローラ
2に流れる電流をモニター抵抗R3によってモニターし
、誤差増巾器20によって増巾し、その結果をトランジ
スターQ3を介して基準電圧端子P2に上のせしてやる
.それにより、帯電ローラ2の電流が増加した時はさら
にその電流を増加させる方向にフィードバックがなされ
デューティー比が変化する. 本実施例では、2度目の帯電(帯電ローラ2による帯電
)に流れる電流を検知し、デューティー比にフィードバ
ックし、感光体lの帯電能あるいは暗減衰の補正が可能
となる. 以上の説明●実施例は被帯電体としてOPC感光体を用
いて行なったが、a−Ss−a−S等の感光体でも同様
である. 帯電部材2は実施例のローラタイプ以外にもプレード状
タイプ●ブロック状タイプ●ロッド状タイプ●ベルト状
タイブ●ウエブ状タイプ●ブラシ状タイプなどの形態に
構成できる. (発明の効果) 以上説明したように被帯電体表面に接触し直接帯電を行
なう帯電部材に、二つの電圧値を交互に所定のデューテ
ィー比でとる振動パルス電圧を印加することにより,被
帯電体、例えば電子写真感光体の帯電と逆の電圧を低く
設定できるため帯電能力を低下させずに感光体の損傷を
防ぐことが出来るため設定ラチチュードが広くなる.ま
た反転現像においては,トナーと逆極性の電圧を低く設
定できるため帯電部材にトナーがひきつけられる電界を
弱くでき帯電部材の汚れを軽減出来る.史には高周波電
気トランスを用いることが出来電源を小型化、低コスト
化出来る.
接触させることで被帯電体面を所定の電位に帯電処理(
除電処理も含む,以下同じ)する直接帯ML装置(もぐ
しは接触帯電装2t)に関する. (従来の技術) 例えば、電子写真装置(複写機●光プリンタなど)・静
電記録装置等の画像形成装置に於て、感光体・誘電体等
の被帯電体としての像担持体面を帯電処理する手段機器
としては従来よりコロナ放電装置が広く利用されている
. コロナ放電装置は像担持体等の被帯電体面を所定の電位
に均一に帯電処理する手段として有効である.しかし、
高圧電源を必要とし、コロナ放電のため好ましくないオ
ゾンが発生するなどの問題点を有している. このようなコロナ放電装置に対して,前記のように電圧
を印加した帯電部材を被帯電体面に接触させて被帯電体
面を帯電処理する直接帯電装置は、電源の低圧化が図れ
,オゾンの発生量が少ない等の長所を有していることか
ら、例えば画像形成装置に於てコロナ放電装置にかえて
感光体・誘電体等の像担持体、その他の被帯電体面の帯
電処理手段装置として注目され、その実用化研究が進め
られている. 帯電部材を導電性のブラシ・ブレード・ローラなどの形
態としたもの、印加電圧をDC電圧にACの振動電圧を
重畳したものとするものなどが知られている. (発明が解決しようとする問題点) しかし問題点として,■被帯電体の損傷に対するラチチ
ュードが狭い,■帯電部材が汚れやすい、ことが挙げら
れる. これ等について電子写真装置において被帯電部材として
のOPC感光体を直接帯電する場合を例にして具体的に
説明する. ■opcI!光体面にDC電圧にAC電圧を重畳した電
圧を印加した帯電部材を接触させて−700Vの帯電を
行なおうとすると、第7図のようにDC電圧は−700
V,AC電圧は低湿時では2000Vppという値を必
要とする.それより低いと帯電不良となる.そのため感
光体には,+1300Vと−270oVというt圧が交
互に印加される,OPC感光体は(−)帯電に対しては
許容度が広いが、(+)帯電に対しては許容度が低い.
(+)帯電によって感光体層内に(一)電荷が入りこむ
となかなか消失せず、そのため部分的に電位の低い部分
が出来,反転現像においては白地のカプリ、正現現像に
おいては黒地のザラツキとなってあらわれる. この現象は感光体の電荷の注入性がよくなる高湿時に特
に発生しやすい.そのため高湿時はAC電圧を低〈しな
ければならない.そのため環境条件によって帯電設定を
変化させるような処置が必要である. さらにOPC感光体は(+)帯電に対しては耐圧性が低
く、ビンホールを生じやすいという問題もある. a−Si感光体では特に後者の現象が著しい.以上のよ
うに被帯電体としての感光体に帯電と逆の電圧がかかる
時に損傷しやすいのでAC電圧の値は低く設定する必要
がある.逆にAC電圧の値が低いと、帯電能力が低下し
帯電不良となるため設定ラチチュードが狭い. ■反転現像においてはトナーは感光体の帯電と同極性の
ものが選ばれる,OPC感光体の場合はトナーは(一)
極性となる.感光体周囲にただよっているトナーは帯電
部材が(+)の時に帯電部材にひきつけられて付着する
.即ち帯電部材がトナーで汚れやすい. 本発明は■や■のような問題点を解消した直接帯電式の
帯電装置を提供することを目的とする.(問題点を解決
するための手段) 本発明は電圧を印加した帯電部材を被帯電体面に接触さ
せることで被帯電体面を帯電処理する帯電装置であり、
前記帯電部材に,二つの電圧値を交互に所定のデューテ
ィー比でとる振動パルス電圧を印加することを特徴とす
る帯電装置である.(作 用) 即ち上記のようにして帯電部材に対して電圧を印加する
ことで、(+)と(−)の一方側の極性の電圧は低く設
定しつつ他方側の極性の電圧は充分に高くして被帯電体
を帯電することができる.例えば前述例のOPC感光体
の帯電処理についていえば、(+)側の電圧を低く設定
しつつ帯電極性側の電圧は充分に高くとれるので、帯電
能力に秀れ,感光体の損傷に対する帯電設定ラチチュー
ドを広くとることが可能となる.また(+)側の電圧を
低くすることが可能となったので、トナーを引きつける
電界も低〈なり,帯電部材の汚れを軽減出来る. (実施例) 実施例1(第1〜3図) 第1図は本発明に従う帯電装置を像担持体としての電子
写真感光体(被帯電体)の一次W!電手段として用いた
複写機もしくはプリンタの構威略図を示している. lはドラム型の電子写真感光体であり、導電性のドラム
基体l2の外周面に感光層(光導電性物質fi)11を
形成してあり、矢示の時計方向に所定の周速(プロセス
スピード)で回転駆動される.本例の感光体lはOPC
感光体であり、プロセススピード5 0 amlsec
で回転駆動される.2は感光体1面に所定の圧力で加圧
接触させた帯電部材としての帯電ローラである.この帯
電ローラとしては導電性の弾性体が用いられる.木例で
は芯金棒2lの外周にカーボン系の導電性を分散させた
ウレタンゴム層22を形成し、そのゴム層の表面層をナ
イロン系の抵抗体層23で被覆したものである.ゴム層
22の抵抗値はlO′ΩC■3 以下、抵抗層23のそれは10〜10Ωcmが望ましい
.WF電a−テ2は感光体lに圧接して所定のニップ部
24を形成しながら木例の場合は感光体1の回転駆動に
件なって順方向に縦動回転する.3は帯電ローラ2に電
圧を供給する電源であり、第2図はその出力波形図であ
る.即ち帯電ローラ2には第2図に示すような振動電圧
が印加されており感光体1面は印加電圧の平均値の電位
に帯電される.具体的には帯電ローラ2と感光体lの間
には電源3により(+)側400V、(−)61−30
0V(7)2KHZの振動電位がデューティー比0−6
8:0.32の比で印加される.これによりニップ部2
4では電荷の直接移動による感光体の帯電が行なわれ,
ニップ部24の前後では気中放電による帯電が行なわれ
る.その結果電圧の平均値の−700Vに帯電される.
帯電は上記のようにニップ部24での電荷の直接移動に
よる帯電と,ニップ部24の前後の気中放電による帯電
が行なわれる.気中放電による帯電を保証するためには
,帯電収束電位とローラ2にかかる電圧の差を放電開始
電圧(約1100V)以上にしてやる必要があり,本実
施例では、(+)側を−700+l too=4o0v
とL.ている.デューティー比を1:l以外の所定の値
にすることでこのような構成が可能となる.(+)側の
電圧を低く設定しつつ帯電極性側の電圧は充分に高くと
れるので、帯電能力に秀れ、感光体の損傷に対する帯電
設定ラチチュードを広くとることが可能となる. 帯電ローラ2で直接帯電された回転感光体lの而は次に
投影光学系・レーザー・LED・液晶アレイ等の不図示
の露光手段4により像露光Lが行われ,感光体面に露光
像に対応した静電潜像が形成される.露光Lは画像記録
部に光が当たるイメージ露光が再現性・安定性に秀れて
いる.その結果潜像の現像は反転現象となり、感光体面
の形成PFI像は現像器5によって(−)極性のトナー
で反転現像される. トナーは微量に感光体lの周囲に浮遊し,帯電ローラ2
にも付着し、帯電ムラの原因となる.しかし、本発明で
は(+)側の電圧を低くすることが可能となったので,
トナーを引きつける電界も低くなり、帯電ローラの汚れ
を軽減出来る.感光体面の現像は転写ローラ6により転
写材Pに転写され、定着器8により定着される.転写残
りのトナーはクリーナー7で回収される.第3図は電源
3の一例である.発振回路lOは2KHzの三角波であ
る.この三角波は基準電圧P2と比較器11で比較され
ることによりデューティー比を有する矩型波となる.こ
のデューディー比を有する矩型波は増巾器l2に入力さ
れ電力増巾されて昇圧トランスl3の一次側に加えられ
る.これによりVPP3400Vのデューティー比を有
する出力が得られる.この出力は、クランプ用コンデン
サCIとダイ才一ドDiを介して出力端子PIに接続さ
れる.クランプ用のダイオードD1は正方向ピークの吟
に導通して+400Vのクランプ用電源+Eにクランプ
されるため出力端子P1には出力振巾3400V・正方
向ピーク値+400Vの出力が得られる.基準電圧端子
P2には出力の平均値が700Vになるような電圧が与
えられる.これにより正方向ピーク値が+400V、負
方向ピーク値が−3000V、平均値が−700Vとな
るようにデューティー比が制御された出力が得られる. 基準電圧端子P2又は増巾器l2にリモート入力を!L
えることで出力のON−OFF制御が可能である. 以上のように本実施例では電子写真感光体にかかる逆電
圧を低〈おさえつつ帯電側の電圧を充分に高くとること
が出来るので、帯電能力に秀れ、感光体の損傷に対して
ラチチュードを広くとることが出来る. さらに反転現像においてトナーを引きつける作用をする
電圧を低〈出来るので、帯電部材の汚れを少なくするこ
とが出来る. 実施例2(第4図) 第4図は電源3の他の実施例である.発振回路l4は周
波数2KHzの三角波である.発振回路l5は周波数5
0KHz、デューティー比50%の矩形波である.コン
バータートランスl7は50KHzの高周波で駆動され
るので小型低コスト化が可能である.コンパレーター1
9の出力がHのとき、Q1はOFF.同時にQ2はON
となる.スイッチングトランジスタはコンバーターl9
の出力がLのとき変調器l6を介して50KHzで駆動
され、この時コンバータートランスl7の出力は+34
00Vとなる.この出力は出力端子PIに接続されるが
,クランプダイオーダDIが正方向ピーク時に導通して
+400vの電源Eにクランプされるため出力端子PI
には振巾3400V、正方向のピーク値+400Vの出
力が得られる. それと共にトランスからの出力は抵抗Rl●R2とコン
デンサC2により分圧平滑化され、誤差増1↑1器l3
により基準電圧P2と比較される.コンパレーター19
は発振回路l4の出力と誤差増巾器l8の出力を比較し
、その結果コンバータートランスl2と高耐圧トランジ
スタQ2をパルス巾変調する. これにより正方向のピーク値が+400V、負力向のピ
ーク値が−3000’V,平均値が−700Vとなるよ
うに、デューティー比が制御された出力が得られる.尚
,基準電圧端子P2の値を調整することにより平均値は
調整可能である. 本実施例においては,正方向のピーク値及び負方向のピ
ーク値を安定化した上で、さらに、出力の平均値が安定
になるようにフィードバックがかけられるので,感光体
にとって危険性の高い電圧のバラツキが押えられ,しか
も収束電位の安定化もはかられる. さらに、コンバータートランスを高周波で駆動すること
により、トランスの小型化・低コスト化が可能となる. 実施例3(第5●6図) この実施例はクリーナー7のブレード7aにも電圧を印
加して感光体1の帯電を行なうもので,さらに帯電ロー
ラ2による帯電を行ない,ローラ帯電時に流れる電流を
検知してデューティー比にフィードバックを行ない、感
光体lの暗減衰の変化を補正するものである. クリーナーブレード7aは、カーボン・酸化スズ・酸化
亜鉛等の導電体を混入することにより4電化しており、
電1/X3によりデューティー比を有する電圧が印加さ
れており、それにより電子写真感光体lは帯電される.
電子写真感光体は周知のように使用経過や環境変化によ
って帯電能や暗減衰特性が変化する.そのため帯電時の
表面電位を一定に保っていても,現像時の表面電位は変
化する.このためブレード7aで帯電されていても帝電
能が低下したり,r@減衰が増加した時には、帯゛厄ロ
ーラ2での帯電では″rL流が多く流れる.従ってこれ
を検知し、電流が多〈流れる時はさらに余分に電流を流
してやることにより現像部の電位を安定に保つことが出
来る. 第6図はそのための電源3の例を示している.前述第4
図例のものと同じところは説明を省略する.帝電ローラ
2に流れる電流をモニター抵抗R3によってモニターし
、誤差増巾器20によって増巾し、その結果をトランジ
スターQ3を介して基準電圧端子P2に上のせしてやる
.それにより、帯電ローラ2の電流が増加した時はさら
にその電流を増加させる方向にフィードバックがなされ
デューティー比が変化する. 本実施例では、2度目の帯電(帯電ローラ2による帯電
)に流れる電流を検知し、デューティー比にフィードバ
ックし、感光体lの帯電能あるいは暗減衰の補正が可能
となる. 以上の説明●実施例は被帯電体としてOPC感光体を用
いて行なったが、a−Ss−a−S等の感光体でも同様
である. 帯電部材2は実施例のローラタイプ以外にもプレード状
タイプ●ブロック状タイプ●ロッド状タイプ●ベルト状
タイブ●ウエブ状タイプ●ブラシ状タイプなどの形態に
構成できる. (発明の効果) 以上説明したように被帯電体表面に接触し直接帯電を行
なう帯電部材に、二つの電圧値を交互に所定のデューテ
ィー比でとる振動パルス電圧を印加することにより,被
帯電体、例えば電子写真感光体の帯電と逆の電圧を低く
設定できるため帯電能力を低下させずに感光体の損傷を
防ぐことが出来るため設定ラチチュードが広くなる.ま
た反転現像においては,トナーと逆極性の電圧を低く設
定できるため帯電部材にトナーがひきつけられる電界を
弱くでき帯電部材の汚れを軽減出来る.史には高周波電
気トランスを用いることが出来電源を小型化、低コスト
化出来る.
第1図は本発明に従う帯電装置を用いた画像形成装置の
一例の構威略図. 第2図は帯電部材に対する電圧印加電源の出力波形図. 第3図は電源の構成図. 第4図は電源の他の構成図. 第5図は他の実施例画像形成装置の要部の部分図. 電部材としての帯電ローラ,3●3は電圧印加重源.
一例の構威略図. 第2図は帯電部材に対する電圧印加電源の出力波形図. 第3図は電源の構成図. 第4図は電源の他の構成図. 第5図は他の実施例画像形成装置の要部の部分図. 電部材としての帯電ローラ,3●3は電圧印加重源.
Claims (1)
- (1)電圧を印加した帯電部材を被帯電体面に接触させ
ることで被帯電体面を帯電処理する帯電装置であり、 前記帯電部材に、二つの電圧値を交互に所定のデューテ
ィー比でとる振動パルス電圧を印加することを特徴とす
る帯電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23636789A JPH0398062A (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 帯電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23636789A JPH0398062A (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 帯電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0398062A true JPH0398062A (ja) | 1991-04-23 |
Family
ID=16999748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23636789A Pending JPH0398062A (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 帯電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0398062A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012220894A (ja) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Kyocera Document Solutions Inc | 高圧電源装置及び画像形成装置 |
-
1989
- 1989-09-11 JP JP23636789A patent/JPH0398062A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012220894A (ja) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Kyocera Document Solutions Inc | 高圧電源装置及び画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH03156476A (ja) | 画像形成装置の帯電装置 | |
JP2817391B2 (ja) | 帯電装置 | |
JPH11327262A (ja) | 帯電装置及び画像形成装置 | |
US7447461B2 (en) | Method for charging a photoreceptor to extend the life of a charge receptor in a xerographic printer | |
JP3096156B2 (ja) | 高圧電源装置及び高圧電源装置を用いた電子写真方式プリンタ | |
JPH05100551A (ja) | 接触帯電装置及びプロセスカートリツジ | |
JPH02198468A (ja) | 帯電装置 | |
JP3224477B2 (ja) | 画像形成装置及びその帯電方法 | |
JPH0398062A (ja) | 帯電装置 | |
US7215908B2 (en) | Non-contact bias charge roll biased with burst modulation waveform | |
JP2683168B2 (ja) | 接触帯電装置 | |
JPH03174561A (ja) | 帯電装置 | |
JP3146272B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP2814778B2 (ja) | 帯電装置 | |
JP2004198481A (ja) | 画像形成装置およびオーバーシュート阻止方法 | |
JP2000284570A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2662121B2 (ja) | 電子写真装置 | |
JPH0950170A (ja) | 帯電装置 | |
JPH0381788A (ja) | 現像装置 | |
JPH0844168A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH07230195A (ja) | 電子写真式画像形成装置 | |
JPH04258973A (ja) | 電子写真用帯電装置 | |
JPH10198133A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3402878B2 (ja) | 帯電装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
KR20040096649A (ko) | 발진 전압을 이용하는 대전 장치를 갖춘 세척 장치가 없는화상 형성 장치 |