JPH049972Y2 - - Google Patents

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JPH049972Y2
JPH049972Y2 JP8376487U JP8376487U JPH049972Y2 JP H049972 Y2 JPH049972 Y2 JP H049972Y2 JP 8376487 U JP8376487 U JP 8376487U JP 8376487 U JP8376487 U JP 8376487U JP H049972 Y2 JPH049972 Y2 JP H049972Y2
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hook
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JP8376487U
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ポツトの蓋に関し、特にそのフツ
ク装置に関するものである。
〔従来の技術およびその問題点〕
ポツトの蓋にポツト本体と係合するフツク装置
を設け、蓋を開放する際に把持するつまみにより
フツク装置を作動せしめ、ポツト本体との係合が
外れるようにしたフツク装置をポツトの蓋に設け
ることは従来公知である。
また、ポツトの蓋本体の上面が、主としてデザ
イン上の観点から平坦面又は曲面で形成される場
合は、第9図に示すように、蓋本体60の上面に
一対の凹所61を形成し、その対向壁62に形成
した孔63にフツク64のつまみ頭部65を露出
せしめ、そのつまみ頭部65と一体でそれと平行
に対向したフツク64の先端を蓋本体60の側壁
の孔66に挿入し、両方のフツク64間に介在し
たコイルバネ67により、常時外向きに付勢し、
ポツト本体68の係合凹所69に係脱自在に係合
するように構成される。このような蓋は、ポツト
本体68の開口部に落し蓋形式に嵌められる。
しかしながら、落し蓋形式のものは、蓋を外し
た際の置き場所や扱いに不便があるため、第8図
に示すように着脱自在のヒンジ式に構成すること
が考えられる。この場合は、ヒンジ部分はポツト
本体68に係合されるので、フツク64はヒンジ
ピン70と反対側に設けるだけでよい。この場合
のフツク64は、前述の第9図の考えをそのまま
採用するとすれば、つまみ頭部65をフツク64
の後端に逆L形に形成し、そのつまみ頭部65を
一方の凹所61に露出せしめ、フツク64の先端
をポツト本体68の係合凹所69に係脱自在に嵌
入するという構造がとられることになる。
しかしながら、上記のようなフツク装置を設け
たものは、指先でつまみ頭部65を把持した場
合、手首はヒンジピンとほぼ平行になるので、蓋
を開けようとすると、手首をひねらなければなら
ず操作し難い問題がある。
そこで、この考案は着脱自在のヒンジ式を採用
する一方、ヒンジ形式における上記の問題点を解
決し、開閉操作のし易い構造をもつたポツトの蓋
を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記の問題点を解決するために、
蓋本体1の下面に蓋カバー2を取付け、両者の間
にフツク装置3を組込み、フツク装置3のつまみ
4の頭部5を蓋本体1の上面に露出せしめると共
に、ポツト本体6の係合凹所7に係合するフツク
8の爪9を蓋側面から出没するように設けてなる
ポツトの蓋において、蓋側面にポツト本体6の軸
受凹所10に着脱自在に嵌合するヒンジピン11
を設け、上記フツク8をヒンジピン11と直交す
る方向にスライドせしめる案内リブ12,13を
フツク8と蓋カバー2とに設けると共に、爪9の
突出方向に付勢するバネ14を設け、上記フツク
8の上面にスライド方向と平行な中心線に対称の
一対のカム15を形成し、両方のカム15に上記
爪9側に至るに従つて相寄る傾斜のカム面16を
形成し、上記蓋本体1の上面に一対の凹所17を
形成し、両凹所17の対向面18を開放し、上記
つまみ4の一端に逆L形に立上げて形成したつま
み頭部5を上記対向面18から凹所17にそれぞ
れ露出せしめると共に、つまみ4と凹所17の間
に前記の案内リブ12,13と直交方向の案内リ
ブ20,21を設け、つまみ4の下面にフツク8
のカム面16に当接するカム押え22を設けた構
成としたものである。
〔作用〕
蓋本体1の一対の凹所17に親指と人差指を挿
入し、つまみ頭部5をそれぞれ内方に押込むと、
つまみ頭部5と一体のカム押え22がフツク8の
カム面16を押すため、フツク8がバネ14の力
に打勝つて後退し、爪9がポツト本体6の係合凹
所7から外れるので、つまみ頭部5を把持したま
まヒンジピン11を中心に蓋を回動し、開放する
ことができる。蓋は必要に応じてヒンジピン11
から外すことができる。
蓋を閉める際は、前記の逆の動作を行ない、つ
まみ頭部5から指先を外すと、カム押え22がカ
ム面16から外れるため、フツク8はバネ14の
力により突出し、爪9がポツト本体6の係合凹所
7に係合する。
〔実施例〕
図面に示すポツトは、電動式エアーポツトであ
り、第1図及び第2図に示すように、胴25の上
部に肩部材26を載せると共に、その肩部材26
に肩カバー27を嵌着し、肩カバー27に蓋28
を設けたものである。内容器29は、その上端に
形成した鍔30と肩部材26の上端縁との間に介
在した割リング31を介して支持される。内容器
29の底面にはヒータ32が嵌着され、また底3
3上には電動エアーポンプ34が設けられる。
また、蓋28の後方側面にはヒンジ部39が突
設され、そのヒンジ部39にヒンジピン11を設
け、肩カバー27の給水側と中心対象の位置に形
成したヒンジ凹所40(第3図参照)に上記ヒン
ジ部39を嵌めると共に、ヒンジ凹所40の両端
に形成した軸受凹所10にヒンジピン11を嵌め
ることにより、蓋28の回動と着脱が自由にでき
るようになつている。
なお、上記ヒンジ凹所40の両端部には、スト
ツパー42が形成され、最大限度に開放した際に
ヒンジ部39の一部をストツパー42に当てるこ
とにより、蓋28が外れることを防止している。
上記の蓋28は、第4図に示すように、蓋本体
1とその下面に強制嵌合される蓋カバー2、蓋カ
バー2の下面に取付けられる内蓋43、及び蓋本
体1と蓋カバー2との間に形成される空所に組込
まれるフツク装置3(第2図参照)とから成るも
のである。
蓋本体1の周壁44には、前述のヒンジ部39
が突設され、またヒンジ部39と反対側の周壁4
4には一対の孔45が形成される。また、蓋本体
1の上面には、上記の孔45側に片寄つて一対の
凹所17(第1図参照)が形成され、その凹所1
7の内側対向面18(第4図参照)を開放してい
る。各凹所17の裏面にはヒンジピン11と平行
の2本の案内リブ21が形成されている。また、
蓋本体1の裏面には、上記の凹所17とヒンジ部
39との間にバネ受け部46が設けられている。
また蓋カバー2の上面中心部分にボス47を突
設し、その上端を蓋本体1に当てるようになつて
いる(第2図参照)。上記のボス47を中心にそ
の一方に前記の案内リブ21と直角方向の2本の
案内リブ13を形成し、またその案内リブ13と
中心対象にバネ押えリブ48を突設している。
フツク装置3は、フツク8と一対の同一形状の
つまみ4からなる。フツク8はその先端に形成し
た立上がり部49を中心に両側へ突き出した腕5
0を有し、腕50の先端に前方へ突き出した爪9
を設け、またフツク8の上面にカム15を形成し
ている(第6図参照)。カム15は、フツク8の
上面に突設されたリブにより形成され、フツク8
のスライド方向と平行の中心線の両側に対称形状
に形成される。カム15は前後に2箇所形成さ
れ、それぞれ前方に至るに従い相寄る傾斜のカム
面16を有する。また、フツク8の後部には四角
形の孔51が形成され、またその後端面にバネ受
け突起52が形成される。
上記の構造でなるフツク8は、孔51をボス4
7に遊嵌すると共に、その下面に形成した前後方
向の案内リブ12を蓋カバー2の案内リブ13に
嵌合せしめ、かつ爪9を蓋本体1の孔45に挿入
して取付けられ、またその後端面とバネ受け46
との間にコイルバネ14を介在し、常時爪9が突
出する方向、即ち前方に向けて付勢する。
つまみ4は、側面形状が全体としてコの字形を
なし、つまみ4の内端に逆L形に立上がつたつま
み頭部5を形成している。つまみ4は、その上面
に凹所17の案内リブ21と嵌合する案内リブ2
0を形成すると共に、その下面にコの字形のカム
押え22を形成してある。
上記のつまみ頭部5は、凹所17の対向面18
から凹所17に露出し、またつまみ4の下面をフ
ツク8のカム15の上面に当てると共に、カム押
え22をカム面16に当てる(第6図参照)。
なお、内蓋43は蓋カバー2の下面中央からボ
ス47の中央に形成したネジ孔55(第2図参
照)にビス56をねじ込むことにより取付けられ
る。内蓋43はその外周縁にパツキン57を有
し、第2図に示すように、内容器29の開口周縁
にそのパツキン57を押当てることによりシール
を図る。
上記のように構成される蓋28を肩カバー27
の開口部に嵌めると、爪9が肩カバー27の内周
面に形成した係合凹所7(第6図参照)に係合
し、蓋28の開放を阻止する。
また、第5図の矢印で示すようにつまみ頭部5
を押込むと、カム押え22が第6図の矢印で示す
ようにカム面16を押すので、フツク8が後退
し、爪9が係合凹所7から抜け出す(第7図参
照)。
したがつて、つまみ頭部5を把持したまま蓋2
8を開けると、蓋28はヒンジピン11を中心に
回転して開放される。このとき、親指と人差指の
指先を前方に向けて凹所17に挿入し、つまみ頭
5を把持するので、手首は無理なく回転する。ま
た必要に応じて開放の途中でヒンジピン11を軸
受凹所10から外し、蓋28をポツト本体から外
すこともできる。
なお、湯を吐出させるには、肩カバー27に設
けられた吐出ボタン59を押してエアーポンプ3
4を駆動し、内容器29の内圧を上昇させること
により行なう。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案は、蓋のヒンジ部分が
着脱できるので、必要に応じてポツト本体から外
したり或いはポツト本体に付けたまま開閉するこ
とができ、またつまみ頭部をヒンジピンと平行な
方向に作動せしめるように指先で把持するもので
あるから、開閉操作を無理なく行なうことができ
る。またフツクの爪は蓋の前方側面に突出するよ
うに設けられているので、蓋を閉める際に途中で
つまみ頭部から指が外れても、ヒンジピンを中心
としほぼ蓋の直径を回転半径とする回転モーメン
トをもつから、フツクの爪先がポツト本体の開口
部周縁に当たつた場合に、フツクを後退させる大
きな力が生じる。そのため、蓋を確実に閉めるこ
とができる。
なお、実施例のようにボス47を蓋カバー2に
設けると、これを蓋本体1に設けるものに比べ蓋
本体1成形時のヒケの問題が解決できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の電動式エアーポツトの斜視
図、第2図は同上の一部省略拡大断面図、第3図
は同上の一部を示す斜視図、第4図は同上の蓋の
分解斜視図、第5図はフツク装置部分の一部を示
す断面図、第6図及び第7図はフツク装置部分の
一部を示す横断平面図、第8図及び第9図は従来
例の蓋フツク装置の断面図である。 1……蓋本体、2……蓋カバー、3……フツク
装置、4……つまみ、5……つまみ頭部、6……
ポツト本体、7……係合凹所、8……フツク、9
……爪、10……軸受凹所、11……ヒンジピ
ン、12,13……案内リブ、14……バネ、1
5……カム、16……カム面、17……凹所、1
8……対向面、20,21……案内リブ、22…
…カム押え。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋本体1の下面に蓋カバー2を取付け、両者の
    間にフツク装置3を組込み、フツク装置3のつま
    み4の頭部5を蓋本体1の上面に露出せしめると
    共に、ポツト本体6の係合凹所7に係合するフツ
    ク8の爪9を蓋側面から出没するように設けてな
    るポツトの蓋において、蓋側面にポツト本体6の
    軸受凹所10に着脱自在に嵌合するヒンジピン1
    1を設け、上記フツク8をヒンジピン11と直交
    する方向にスライドせしめる案内リブ12,13
    をフツク8と蓋カバー2とに設けると共に、爪9
    の突出方向に付勢するバネ14を設け、上記フツ
    ク8の上面にスライド方向と平行な中心線に対称
    の一対のカム15を形成し、両方のカム15に上
    記爪9側に至るに従つて相寄る傾斜のカム面16
    を形成し、上記蓋本体1の上面に一対の凹所17
    を形成し、両凹所17の対向面18を開放し、上
    記つまみ4の一端に逆L形に立上げて形成したつ
    まみ頭部5を上記対向面18から凹所17にそれ
    ぞれ露出せしめると共に、つまみ4と凹所17の
    間に前記の案内リブ12,13と直交方向の案内
    リブ20,21を設け、つまみ4の下面にフツク
    8のカム面16に当接するカム押え22を設けた
    ことを特徴とするポツトの蓋。
JP8376487U 1987-05-30 1987-05-30 Expired JPH049972Y2 (ja)

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JPS63192932U JPS63192932U (ja) 1988-12-13
JPH049972Y2 true JPH049972Y2 (ja) 1992-03-12

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