JPH049688B2 - - Google Patents

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JPH049688B2
JPH049688B2 JP60259658A JP25965885A JPH049688B2 JP H049688 B2 JPH049688 B2 JP H049688B2 JP 60259658 A JP60259658 A JP 60259658A JP 25965885 A JP25965885 A JP 25965885A JP H049688 B2 JPH049688 B2 JP H049688B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/05Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels pivoting upwardly to vent mode and moving downward before sliding to fully open mode

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両のスライド・チルトルーフに関
する。
(従来の技術) 不動のルーフ面内にあるルーフ開口部の側縁に
平行に延びる案内レールに案内してあり、閉鎖位
置ではルーフ開口部を閉鎖し、選択的に、不動ル
ーフ面の上方へカバー後端を上昇させるか、ルー
フ後端を下降させた後に不動ルーフ面の下方へ引
込むことができる剛なカバーを有する、車両のス
ライド・チルトルーフであつて、カバーの操作の
ため、ルーフ開口部の両側に、それぞれ、同じく
案内レールに案内した支持部材を有する高さ調節
装置を設け、カバーの摺動方向に対して直角に延
びる移送ブリツジに上記支持部材を結合し、上記
移送ブリツジを本質的にブリツジ中心に作用する
駆動機構によつて摺動させる形式のものとして、
西独公開第3238454号(当該西独出願を優先権主
張の基礎とした特開昭59−73326号公報参照)が
公知である。
(発明が解決しようとする課題) この公知のものは、実際に、開閉範囲および昇
降範囲においてカバーが傾くという問題があつ
た。
スライド・チルトルーフのカバーの場合は、カ
バー昇降時の中間位置と同様、閉鎖位置でも固定
のストツパは不可である。従つて、カバーの左右
の辺を均一に調節することが、特に肝要である。
そこで、通常は耐圧性のネジ付ケーブルを介して
カバーの双方の辺に同時に駆動力を加えることに
よつて、通常の態様で、カバーの双方の辺を均一
に移動するよう構成していた(実開昭58−164926
号参照)。
しかしながら、中央に駆動装置を備えた前記西
独公開第3238454号(特開昭59−73326号)に記載
の従来のスライド・チルトルーフの場合、カバー
の左右の辺の同期は保証されない。なぜなら、駆
動機構が、移送ブリツジの中央部に作用している
ため、高さ調節装置、カバーのパツキンなどの作
製公差にもとづき、必然的に、カバーの運動に対
する抵抗が小さいカバーの辺が幾分先行すること
になる。従つて、カバーが傾斜することになる。
この場合、駆動機構の力の作用点と高さ調節装置
の作用点との間に補強材を取付けることは不可で
ある。何故ならば、この種の補強材は、通常のカ
バーのカバーの昇降運動を妨害するからである。
本発明の目的は、移送ブリツジの中央部に駆動
機構が作用する形式のスライド・チルトルーフに
おいて、上昇カバーの中間位置においても閉鎖位
置においても傾きのないカバー位置が保証され、
カバーの範囲に妨害的な構造部材を設ける必要は
なく、比較的小さい力で摺動させ得る、車両のス
ライド・チルトルーフを創生することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、前記目的を達成するため、次の手段
を講じた。即ち、本発明の特徴とする処は、車両
のルーフ面に設けられた開口部の側縁に延びる左
右一対の案内レールと、該案内レールに摺動自在
に案内され且つ前記開口部に開閉自在に嵌合する
カバーと、前記案内レールに摺動自在に案内され
た左右一対の支持部材と、該左右の支持部材を結
合する移送ブリツジと、該移送ブリツジの左右方
向中心部に結合されて該移送ブリツジを前後方向
に移動させる駆動機構と、前記支持部材とカバー
とを連結し、且つ、支持部材との相対移動で、閉
鎖位置においてカバーを開口部に嵌脱させる開閉
運動と、選択的に、ルーフ面の上方へカバー後端
を上昇させるか、カバー後端を下降させる昇降運
動と、前記支持部材との同行移動で、カバー後端
を下降させた後にルーフ面下方へカバーを引き込
むスライド運動とを行わせる高さ調整装置とを備
えた車両のスライド・チルトルーフにおいて、 前記カバーの開閉運動中及び昇降運動中の支持
部材の運動範囲に於いて該支持部材を前記案内レ
ールと共働して摺動自在に案内する補助案内レー
ルが、前記案内レールに対して平行に且つ左右方
向の間隔を置いて設けられ、 前記案内レールおよび補助案内レールに案内チ
ヤンネルが形成され、該案内レールの案内チヤン
ネルに摺動自在に嵌合する前後に離間した摺動部
材と、該補助案内レールの案内チヤンネルに摺動
自在に嵌合する前後に離間した摺動部材が、前記
支持部材に設けられ、 前記左右一対の補助案内レールの各々の案内チ
ヤンネルは、その前部セクシヨンが後部セクシヨ
ンよりも細く形成されており、 前記案内チヤンネルに摺動自在に嵌合する前部
の摺動部材は、案内チヤンネルの前部セクシヨン
に摺動自在に嵌合すべく、後部の摺動部材よりも
小さく形成され、後部摺動部材は後部セクシヨン
に摺動自在に嵌合する大きさに形成されている点
にある。
また、前記本発明の実施態様として、案内レー
ルおよび補助案内レールは、それぞれ、高さ調節
装置の支持部材の対向側に設けるのが好ましく、
特に、案内レールは支持部材のルーフ開口部に向
く側に設け、補助案内レールは支持部材のルーフ
開口部とは逆の側に設けるのが好ましい。
支持部材の前端および後端またはその近傍に、
それぞれ一対づつ案内レールおよび補助案内レー
ルと共働する少なくとも4つの摺動部材を設ける
のが好ましい。
双方の補助案内レールの案内チヤンネルに摺動
部材を容易に導入できるよう、上記案内チヤンネ
ルと少なくとも1つのラツパ状導入範囲を設ける
のが好ましい。
更に、双方の支持部材の各々には、支持部材の
縦方向で見て支持部材に対する高さ調節装置は力
作用に本質的に合致する個所に位置し、同じく、
関連の補助案内レール、案内チヤンネルに係合
し、無負荷状態では上記案内チヤンネルの上下の
境壁から離れる支持ノーズを設けるのが好まし
い。
双方の補助案内チヤンネルの前部範囲は、前部
摺動部材の小さい寸法に対応する寸法を有し、支
持ノーズと共働して支持部材の前方への運動を限
定するストツパを構成できる。
更に、補助案内レールの案内チヤンネルの前端
を上昇する分路に移行させ、カバーの昇降運動時
およびカバーの閉鎖位置において高さ調節装置の
部分を上記分路に案内するよう構成することがで
きる。
そして、前記上昇する分路は後方へ傾斜させる
のが好ましい。
(作用) 駆動機構による力が移送ブリツジの中央部に作
用し、その力は、左右の支持部材に伝達され、該
左右の支持部材は案内レールに沿つて前後方向に
移動する。このとき、左右の支持部材の摺動抵抗
が不均一であると、いずれか一方が先行し、カバ
ーの開閉、昇降運動が不均一になる。
しかし、本発明によれば、支持部材の開閉、昇
降運動中、該支持部材は、案内レールと補助案内
レールによつて案内されている為、左右の振れが
生ぜず、従つて、左右一対の支持部材は、不均一
に移動する。
また、補助案内レールはスライド運動中は支持
部材を案内しないので、摺動抵抗の増大を招かな
い。即ち、補助案内レールは、案内レールとは異
なり、閉鎖位置へのカバーの導入時およびカバー
の上昇時の高さ調節装置の支持部材の摺動運動に
対応する支持部材摺動路の範囲のみにわたつて延
びているので、スライドルーフの作動に必要な摺
動力は適切な範囲に保持される。
また、案内レールおよび補助案内レールと共働
する少なくとも4つの摺動部材が設けられている
ので、支持部材に作用する案内力のために比較的
長いてこ腕が得られる。従つて、特に正確な平行
運動が達成される。
しかも、補助案内レールの各々の案内チヤンネ
ルは前部セクシヨンが後部セクシヨンより細く形
成され、かつ、前部摺動部材は後部摺動部材より
小さく形成されているので、前部摺動部材が後部
セクシヨンに位置するとき、摺動抵抗はきわめて
小さい。そして、前部摺動部材が細い前部セクシ
ヨンに達したとき、先細の案内チヤンネルと摺動
部材との共働によつて、カバーの自動調心が行わ
れる。
本発明の実施態様において、補助案内レールの
案内チヤンネルに係合し、無負荷状態では上記案
内チヤンネルの上下の境壁から離れる支持ノーズ
を設けているので、走行速度が高く、従つて、風
力が大きい場合、上記支持ノーズは、支持部材が
僅かに湾曲した際に補足的な支持を行う。しかし
ながら、支持部材が、カバーの操作に必要な駆動
力を増大することはない。補助案内レールと共働
する摺動部材のうち前部摺動部材は、支持部材よ
りも小さい寸法であつてもよく、この場合、補助
案内レールの案内チヤンネルの前部範囲は、前部
摺動部材の小さい寸法に対応する寸法を有し、支
持ノーズとストツパとの共働によつて、カバーの
上昇状態において、昇降機構への駆動力の好まし
くない伝達が避けられる。
更に、補助案内レールの案内チヤンネルの前端
を上昇する分路に移行させ、カバーの昇降運動時
およびカバーの閉鎖位置において高さ調節装置の
部分を上記分路に案内するよう構成しているの
で、カバーの閉鎖位置および上昇カバーの中間位
置においてルーフ開口部に関してカバーを確実に
確保、案内するのに役立つ。上昇する分路は後方
へ傾斜させているので、カバー前縁およびまたは
ルーフ開口部前縁に設けたパツキンを過負荷から
保護され、パツキンの摩耗および摩耗に起因する
漏れが防止され、カバーの昇降時および上昇位置
から閉鎖位置へのカバーの移行時に現れる摩擦力
が最小となる。
(実施例) 添付の図面に示した好ましい実施例を参照して
以下に本発明を詳細に説明する。
第1〜3図に示した如く、不動なルーフ面10
には、剛なカバー12によつて、選択的に、閉鎖
するか、少なくとも部分的に開放することができ
るルーフ開口部11が設けてある。カバーは、透
明材料または半透明材料(特に、ガラス、合成樹
脂)から構成できる。図示の実施例では、カバー
は金属板から成る。ルーフ開口部11は、ルーフ
開口部の前縁(図示していない)および左右の辺
に沿つて樋14を形成するルーフフレーム13に
よつて囲まれている。ルーフフレーム13のルー
フ開口部11に向く側には、樋14の内壁を形成
する隆起15が設けてあり、上記隆起には、ルー
フ開口部の左右の長辺に沿つて、それぞれ、車の
縦方向へルーフ開口部11の側縁17に平行に延
びる案内レール16が固定してある。案内レール
16およびスライド・チルトルーフの残余の構成
部材は、本質的に、縦方向対称軸線に関して鏡像
対称である。従つて、1つの側の装置の構造およ
び機能を説明すれば十分である。
摩擦の少ないライニング21(第5図)をそれ
ぞれ備えた前部摺動部材19および後部摺動部材
20は、案内レール16内を運動する。摺動部材
19,20は支持部材22に取付けてある。これ
らの摺動部材は、支持部材22から側方へ突出
し、ルーフ開口部11へ向いている。支持部材2
2およびルーフの別の側に設けた鏡像対称の支持
部材(図示してない)は、横方向へ延びる移送ブ
リツジ23によつて相互に結合されている。移送
ブリツジ23は、公知の態様で(西独公開第
2461018号)、本質的に移送ブリツジの中央に作用
する駆動機構(例えば、耐圧性のネジ付ケーブル
によつて車の縦方向と一致するカバー摺動方向へ
移動させることができる。駆動機構は駆動受動機
(好ましくは、電動機)または手動クランクに駆
動結合してある。
カバー12の前端の範囲は、任意の公知の態様
で、例えば、案内レール16に摺動自在に案内し
た前部摺動部材によつて、カバー前縁に平行な軸
線のまわりに旋回自在に支持してある。
カバー12の後端範囲は、高さ調整装置26を
介して支持部材22に結合してある。この高さ調
整装置の詳細は、前記西独公開第3238454号(特
開昭59−73326号)に記載のものと略同じである
ので、その概略を説明すれば、カバー12の後部
は、結合部材25を介して支持アーム24に支持
してある。支持アーム24の後端は、継手ボルト
29を介して昇降レバー28に枢着してある。昇
降レバー28は、支持部材22に結合してある。
支持部材22および昇降レバー28の相互結合の
詳細は示していないが、西独公開第3238454号
(特開昭59−73326号)から公知の態様で構成され
ている。
即ち、昇降レバー28は、支持部材22に設け
られた長孔に前後方向相対移動自在に結合され、
長孔の後部終点位置において、昇降レバー28
は、上方へ旋回自在とされている。
ルーフフレーム13には、ルーフ開口部11の
後縁30の近傍に且つルーフ開口部11の両側に
それぞれ、補助案内レール32が取付けてある。
図面には、これら双方の補助案内レールのうち1
つだけを示した。補助案内レール32は、樋14
の外壁33に接している。上記補助案内レール
は、案内レール16の案内チヤンネル35に対向
し側方へ開放した案内チヤンネル34を有する
(第4図)。
それぞれ摩擦の少ないライニング39を備え支
持部材22から外側方向へ突出する摺動部材3
6,37が、案内チヤンネル34に係合する。摺
動部材36は、支持部材前端の近傍に設けてあ
る。摺動部材37は、支持部材後端の近傍に設け
てある。
案内チヤンネル34は、摺動傾斜面41を経て
浅い前部セクシヨン42に移行する比較的深い後
部セクシヨン40を有する。更に、案内チヤンネ
ル34は、ラツパ状の導入範囲43,44,45
を備えている。前部セクシヨン42は、本質的に
後部セクシヨン40と同一高さの後部46と、高
さの低い前部47とに分割されており、シヨルダ
48(第7図)が形成される。
案内チヤンネル34の前端は、後方へ僅かに傾
斜して上昇する分路49に移行する。
ノーズ50は、ルーフフレーム13の対応する
開口に補助案内レール32を係止するのに役立
つ。
以下、前記構成のスライド・チルトルーフの動
作を説明する。
ルーフ開口部11を開放するためカバー12を
後方へ摺動させると、摺動部材36,37および
支持ノーズ38が、補助案内レール32から外れ
る。支持部材22およびカバー12の案内は、双
方の長い案内レール16のみによつて行われる。
ルーフ開口部11の解放状態から、カバー12
が、摺動時、第3図に示した位置に近づくと、摺
動部材36が、補助案内レール32の案内チヤン
ネル34に入り、かくして、支持部材22が両側
で正確に案内され、左右の支持部材22の移動が
均一になる前記摺動部材36が案内チヤンネル3
4に入るとき、前方への運動中の摺動部材を目標
位置に向けるラツパ状導入範囲43,44,45
によつて、案内チヤンネルへの摺動部材の導入操
作が容易となる。第3図の状態ではカバー12の
後端は、なお、不動ルーフ面10の下方に降下し
ている。そして、支持アーム24から側方へ突出
する押え部材52が、案内レール16の案内チヤ
ンネル35内に嵌合しておりカバー12の不測の
上昇運動を阻止する。そして、カバーは、支持ア
ーム24の前端の近傍で側方へ突出する案内ピン
53が補助案内レール32の案内チヤンネル34
内を移動することによつて補足的に下降位置に保
持される。
支持部材22と更に駆動して案内ピン53が案
内チヤンネル34の前端54にぶつかると、支持
アーム24および昇降レバー28が、支持部材2
2に対して相対的に後方へ移動される。同時に、
継手ボルト29に取付けたカムローラ55が、支
持部材22の摺動傾斜面56に沿つて上昇する
(第3図の位置から第1図の位置への移行)。押え
部材52は、案内レール16の上部ウエブ57の
対応する開口を貫通し、一方、案内ピン53は、
案内チヤンネル16の分路49内を上昇し、かく
して、カバー12の縦方向への移動がロツクされ
る。支持ノーズ38は、摺動傾斜面を経て案内チ
ヤンネル34の前部セクシヨン42に入り、かく
して、セクシヨン40,42の深さが異なるの
で、支持ノーズ38の先端が案内チヤンネル34
の底に当接し、左右の支持部材22の位置が整合
され、その結果カバー12が自動的に調心され
る。
移送ブリツジ23を第1図の位置から更に前方
へ摺動させると、昇降レバー28が、支持部材2
2の長孔を移動して後部終点位置に達し、支持ノ
ーズ38の前端が補助案内レール32のシヨルダ
48に当接して支持部材22が前方へ移動できな
くなるまで、昇降レバー28が支持アーム24お
よび継手ボルト29によつて時計方向(第1,2
図で見て)へ旋回される。この昇降レバー28の
旋回により、カバー後端は、不動ルーフ面10の
上方へ上昇される。このとき、案内ピン53は、
案内チヤンネル34の分路49内を更に上昇す
る。
移送ブリツジ23をもどすと、カバー12が、
閉鎖位置に送られ、次いで、カバー後端が下降さ
れ、不動ルーフ面10の後部の下方へ摺動され、
摺動部材36,37および案内ピン53が補助案
内レール32から外れ、従つて、摩擦の少ない状
態でカバー12を移動できる。カバーの閉鎖位置
および上昇時の中間位置では、カバーは、案内レ
ール16および補助案内レール32との共働によ
つて、正確に平行に案内される。上記の重要な範
囲における傾きは有効に避けられる。
支持ノーズ38は、通常、案内チヤンネル34
の上下の境壁と摺動接触しておらず、上記境壁に
対して遊びを有する。しかしながら、例えば、高
速走行時または事故時における如く、極めて大き
い力がカバーに作用した場合は、支持部材22が
上方または下方へ僅かに湾曲し、その結果、支持
ノーズ38が案内チヤンネル34の当該の境壁に
ぶつかり、従つて、昇降レバー28を介して力が
伝達される範囲に補足的支持が達成される。
(発明の効果) 本発明によれば、補助案内レールが摺動部材の
移動範囲の全範囲にわたつて設けられておらず、
カバーの開閉運動中および昇降運動中の支持部材
の運動範囲に於いて、摺動部材を案内するよう設
けられているので、不必要な位置での摺動抵抗が
防止される。
更に、補助案内レールの案内チヤンネルの前部
セクシヨンが後部セクシヨンより細く形成され、
かつ、前部摺動部材が後部摺動部材より小さく形
成されているので、前部摺動部材が後部セクシヨ
ンに位置するとき、その摺動抵抗が小さい。
そして、前部摺動部材が細い前部セクシヨンに
達したとき、該案内チヤンネルと摺動部材との共
働によつてカバーの自動調心が行なわれるので、
最小の摺動抵抗で、最大の自動調心を得ることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はカバーが閉鎖位置にある状態のスライ
ド・チルトルーフの第6図の線−に沿う略部
分縦断面図、第2図はカバーを上昇した状態を示
す第1図に対応する断面図、第3図はカバー後端
を下降させ不動ルーフ面の下方に僅かに引込んだ
カバーの状態を示す第1図に対応する断面図、第
4図は第1図の線−に沿う断面図、第5図は
第1図の線−に沿う断面図、第6図はスライ
ド・チルトルーフの左後部の平面図(カバー自体
および不動ルーフ面は示してない)、第7図は補
助案内レールの側面図、第8図は第7図の補助案
内レールの平面図である。 10……不動のルーフ面、11……ルーフ開口
部、12……カバー、16……案内レール、22
……支持部材、23……移送ブリツジ、26……
高さ調節装置、32……補助案内レール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両のルーフ面10に設けられた開口部11
    の側縁に延びる左右一対の案内レール16と、該
    案内レール16に摺動自在に案内され且つ前記開
    口部11に開閉自在に嵌合するカバー12と、前
    記案内レール16に摺動自在に案内された左右一
    対の支持部材22と、該左右の支持部材22を結
    合する移送ブリツジ23と、該移送ブリツジ23
    の左右方向中心部に結合されて該移送ブリツジ2
    3を前後方向に移動させる駆動機構と、前記支持
    部材22とカバー12とを連結し、且つ、支持部
    材22との相対移動で、閉鎖位置においてカバー
    12を開口部11に嵌脱させる開閉運動と、選択
    的に、ルーフ面10の上方へカバー12後端を上
    昇させるか、カバー12後端を下降させる昇降運
    動と、前記支持部材22との同行移動で、カバー
    12の後端を下降させた後にルーフ面10下方へ
    カバー12を引き込むスライド運動とを行わせる
    高さ調整装置26とを備えた車両のスライド・チ
    ルトルーフにおいて、 前記カバー12の開閉運動中及び昇降運動中の
    支持部材22の運動範囲に於いて、該支持部材2
    2を前記案内レール16と共働して摺動自在に案
    内する補助案内レール32が、前記案内レール1
    6に対して平行に且つ左右方向の間隔を置いて設
    けられ、 前記案内レール16および補助案内レール32
    に案内チヤンネル35,34が形成され、該案内
    レール16の案内チヤンネル35に摺動自在に嵌
    合する前後に離間した摺動部材19,20と、該
    補助案内レール32の案内チヤンネル34に摺動
    自在に嵌合する前後に離間した摺動部材36,3
    7が、前記支持部材22に設けられ、 前記左右一対の補助案内レール32の各々の案
    内チヤンネル34は、その前部セクシヨン42が
    後部セクシヨン40よりも細く形成されており、 前記案内チヤンネル34に摺動自在に嵌合する
    前部の摺動部材36は、案内チヤンネル34の前
    部セクシヨン42に摺動自在に嵌合すべく、後部
    の摺動部材37よりも小さく形成され、後部摺動
    部材37は後部セクシヨン40に摺動自在に嵌合
    する大きさに形成されていることを特徴とするス
    ライド・チルトルーフ。 2 案内レール16および補助案内レール32
    が、それぞれ、支持部材22の対向側に設けてあ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    スライド・チルトルーフ。 3 案内レール16が、支持部材22のルーフ開
    口部11に向く側に設けてあり、補助案内レール
    32が、支持部材22のルーフ開口部11とは逆
    の側に設けてあることを特徴とする特許請求の範
    囲第2項記載のスライド・チルトルーフ。 4 摺動部材19,20,36,37は、前記支
    持部材22の前端および後端またはその近傍に設
    けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1〜3項の1つに記載のスライド・チルトルー
    フ。 5 左右一対の補助案内レール32の各々の案内
    チヤンネル34が、前方へ連続的にまたは段階的
    に細くなつていることを特徴とする特許請求の範
    囲第4項記載のスライド・チルトルーフ。 6 左右一対の補助案内レール32の各々の案内
    チヤンネル34が、少なくとも1つのラツパ状導
    入範囲43,44,45を有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1〜5項の1つに記載のスラ
    イド・チルトルーフ。 7 左右一対の支持部材22の各々には、支持部
    材22に対する高さ調節装置26の力作用点と合
    致する個所に位置し、かつ、補助案内レール32
    の案内チヤンネル34に係合し、無負荷状態では
    案内チヤンネル34の上下の境壁から離れる支持
    ノーズ38が設けてあることを特徴とする特許請
    求の範囲第4〜6項の1つに記載のスライド・チ
    ルトルーフ。 8 支持ノーズ38は前後摺動部材36,37の
    間に設けられ、前部の摺動部材36が、支持ノー
    ズ38よりも小さい寸法を有し、補助案内レール
    32の案内チヤンネル34の前部セクシヨン42
    の前部範囲47が、前部摺動部材36の小さい寸
    法に対応する寸法を有し、かつ、前部範囲47の
    後端が支持ノーズ38と共働して支持部材22の
    前方への運動を限定するストツパ48を形成する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第7項記載のス
    ライド・チルトルーフ。 9 補助案内レール32の案内チヤンネル34の
    前端が、上昇する分路49に形成され、カバー1
    2の上昇運動時およびカバー12が閉鎖位置にあ
    る際、カバー12の縦方向移動のロツクのため高
    さ調節装置26の部分53が上記分路内49に案
    内されることを特徴とする特許請求の範囲第1〜
    8項の1つに記載のスライド・チルトルーフ。 10 上昇分路49が、後方へ傾斜していること
    を特徴とする特許請求の範囲第9項記載のスライ
    ド・チルトルーフ。
JP25965885A 1984-11-22 1985-11-19 スライド・チルトルーフ Granted JPS61129323A (ja)

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JPS61129323A JPS61129323A (ja) 1986-06-17
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JPS5973326A (ja) * 1982-10-16 1984-04-25 Daikiyoo Bebasuto Kk 車両の摺動旋回ル−フ

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SE462472B (sv) 1990-07-02
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DE3442601A1 (de) 1986-05-28
SE8505362L (sv) 1986-05-23
JPS61129323A (ja) 1986-06-17

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