JPH049452Y2 - - Google Patents

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JPH049452Y2
JPH049452Y2 JP11956684U JP11956684U JPH049452Y2 JP H049452 Y2 JPH049452 Y2 JP H049452Y2 JP 11956684 U JP11956684 U JP 11956684U JP 11956684 U JP11956684 U JP 11956684U JP H049452 Y2 JPH049452 Y2 JP H049452Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、装飾モールに取着され、装飾モー
ルを自動車の車体へ取付ける際使用する合成樹脂
製クリツプに関する。
<従来の技術> 従来、自動車の車体側面に取付けられるサイド
モールでは、その裏面に凹溝が形成され、凹溝に
フランジ部を係合させて合成樹脂製のクリツプが
取着され、クリツプにおけるフランジ部から突設
されている係合部本体を車体側面の取付穴へばね
弾性的に変形させて係着し、サイドモールを車体
側面に取付けていた。
ちなみに、この係合部本体は、フランジ部から
突出する幹部と、幹部両側にそれぞれ変形用の空
間を有して幹部の先端から元部側にかけて半径方
向外方に膨出する2つの係止片部と、を備えてい
る。
そして、通常、車体側面は金属製であり、取付
穴に係着されているクリツプの係合部本体の係止
片部が車体取付穴周縁と振動等によりこすれて車
体の塗装を剥がす虞れがある。
したがつて、車体に錆が発生するのを防止する
ため、第7図に示すように、飽和ポリエステル等
の軟質合成樹脂材料からなつて、厚さ0.4〜0.5mm
程度の帽子状とした緩衝体5を利用していた。
この緩衝体5は、当初、第7図の二点鎖線で示
すように、クリツプ1における係合部本体3の幹
部3a先端の支持杆4に、保持させておくもので
ある。
そして、クリツプ1の係合部本体3の2つの係
止片部3bを車体7の取付穴7aへ挿入して係着
させる際、緩衝体5が取付穴7aの内周面に摺接
しつつ支持杆4の元部側にずれるとともに、係止
片部3bが緩衝体5の内周面を摺接して、第7図
の実線で示すように、緩衝体5が、係止片部3b
と取付穴7aとの間に介在され、この緩衝体5に
よつて、係止片部3bの取付穴7a周縁とのこす
れ防止を図つていた。
なお、6はモールであり、クリツプ1のフラン
ジ部2はモール6の凹溝6aに取着されている。
また、3cは、係止片部3bの変形用の空間であ
る。
<考案が解決しようとする問題点> しかし、従来のクリツプ1における係止片部3
bを車体取付穴7aへ係着させる場合には、当
初、緩衝体5が取付穴7a周面と摺接し、その
後、緩衝体5に対して係止片部3bが摺接して係
着される。
その際、緩衝体5が軟質合成樹脂製であること
から、その摩擦抵抗が大きく、かつ、緩衝体5が
帽子状であり、2つの係止片部3bを包む状態と
なることから、係止片部3bと摺接する長さが、
取付穴7a周面に位置する緩衝体5の長さだけで
なく、取付穴7a周縁に位置する緩衝体5と摺接
する長さも加わるため、係止片部3bを取付穴7
aへ挿入し難かつた。
また、係止片部3bが取付穴7aを縮径して通
過し、その後復元しようとしても、緩衝体5が帽
子状であり、係止片部3bを包む状態となつて、
摩擦抵抗もあいまつて、復元を邪魔するように作
用するため、係止片部3bが取付穴7aに完全に
係着されているかどうか確認し難かつた。
この考案は、上記課題を解決するもので、取付
穴への挿入が容易でかつ挿入後の係着状態を容易
に確認でき、取付穴への係着後には取付穴周縁と
のこすれ防止を図ることができる合成樹脂製クリ
ツプを提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> この考案は、装飾モールに取着されるフランジ
部と、車体の取付穴に係着される係合部本体とを
具備し、 係合部本体が、フランジ部から突出する幹部
と、幹部両側にそれぞれ変形用の空間を有して幹
部の先端から元部側にかけて半径方向外方に膨出
する2つの係止片部と、を備え、 係合部本体の所定の取付穴への挿入係着時、2
つの係止片部が、ばね弾性的に変形して縮径し、
取付穴通過後に復元して取付穴裏面側の周縁に係
着され、 係止片部外表面に係止片部と一体となり厚さを
0.2〜0.5mmとして略均一とする軟質被覆層が形成
されていることを特徴とする。
<考案の作用> この考案に係る合成樹脂製クリツプでは、係止
片部を取付穴へ挿入する際には、係止片部と一体
となつた軟質被覆層が、係止片部と摺接すること
なく、取付穴周面とその周面の長さ分だけ摺接す
る。
そして、係止片部が取付穴を縮径して通過した
後においては、軟質被覆層が薄肉でかつ略均一の
厚さで係止片部と一体となつていることから、係
合部が容易に復元され、係着後には、係止片部と
取付穴周縁との間に、軟質被覆層が介在されるこ
ととなる。
<実施例> 第1〜3図に示す第1実施例の合成樹脂製クリ
ツプ11は、サイドモール16を自動車の車体1
7へ取付ける際使用するもので、ポリアセター
ル・ナイロン等のばね弾性を有する合成樹脂材料
から形成され、モール16の凹溝16aに係合さ
れるフランジ部12と、フランジ部12から突出
し車体17の取付穴17aへばね弾性的に変形し
て係着可能な係合部本体13と、を備えている。
係合部本体13は、従来と同様に、フランジ部
12から突出する幹部13aと、幹部13a両側
にそれぞれ変形用の空間13cを有して幹部13
aの先端から元部側にかけて半径方向外方に膨出
する2つの係止片部13b,13bと、を備えて
いる。
そして、これら2つの係止片部13b外表面に
はポリエチレン等の軟質合成樹脂材料をコーテイ
ングして硬化させた厚み0.2〜0.5mm程度の略均一
の厚さの軟質被覆層15が形成されている。
なお、この軟質被覆層15の形成は、第6図に
示すクリツプ31のように、PE系あるいはPVC
系の熱収縮する円筒形状の軟質樹脂フイルム34
(厚み0.2〜0.5mm)を利用して形成しても良い。
このクリツプ31は、クリツプ11と同様な材
料から同様な形状のフランジ部32と、幹部33
a・係止片部33bを具備する係合部本体33
と、を備えている。
そして、フランジ部32を除いたクリツプ31
の長さに対応したパイプ状の軟質樹脂フイルム3
4を、第6図の二点鎖線で示すように、係止片部
33bの外周に配置させ、その後、軟質樹脂フイ
ルム34に、赤外線や熱風等を利用して熱を加え
て収縮させ、第6図の実線で示すように、軟質樹
脂フイルム34を係止片部33bと一体化させ、
軟質被覆層35を形成するものである。
第1実施例のクリツプ11では、フランジ部1
2を介してモール16に取着されたクリツプ11
を車体取付穴17aへ挿入して係着させる場合、
係止片部13bと一体となつた薄肉で略均一の厚
さとする軟質被覆層15が取付穴17a周面とそ
の周面の長さ分だけ摺接するだけであり、係止片
部13bを取付穴17aへ挿入し易い。
また、係止片部13bが取付穴17aをばね弾
性的に縮径変形して通過した後では、軟質被覆層
15が薄肉でかつ略均一の厚さで係止片部13b
と一体となつて形成されていることから、軟質被
覆層15の影響を受けずにばね弾性的に復元する
ことができ、取付穴17aへの係着をフイーリン
グ良く確認することができる。
さらに、係着後は、軟質被覆層15によつて取
付穴17a周縁とのこすれ防止を図ることができ
る。
第4,5図に第2実施例の合成樹脂製クリツプ
21を示すが、このクリツプ21は、第1実施例
と同様な材料から形成されるフランジ部22と、
幹部23a・係止片部23bを具備する係合部本
体23と、を備えており、イカリ足状の係止片部
23b外表面には、PVC・ウレタン・EVA・
PE・塩化ゴム系等の塗料が塗布硬化され、軟質
被覆層25となる厚み0.2〜0.5mm程度の塗膜が形
成されている。
このクリツプ21も、第1実施例と同様に、フ
ランジ部22がモールの凹溝に取着され、係合部
本体23が自動車の車体取付穴へ係着されるもの
で、第1実施例と同様の作用・効果を奏する。
<考案の効果> この考案に係る合成樹脂製クリツプでは、ばね
弾性的に変形して縮径可能な係止片部の外表面に
薄肉として略均一の厚さとする軟質被覆層が係止
片部と一体的に形成されている。
そのため、係止片部を取付穴へ挿入する際に
は、係止片部と一体となつた軟質被覆層が取付穴
周面とその周面の長さ分だけ摺接するだけであ
り、係止片部の取付穴への挿入が容易となる。
また、係止片部が取付穴を縮径して通過した後
においては、軟質被覆層が薄肉でかつ略均一の厚
さで係止片部と一体となつていることから、係合
部が容易に復元でき、係止片部の取付穴への係着
をフイーリング良く確認することができる。
そして、係着後には、係止片部と取付穴周縁と
の間には軟質被覆層が介在されるため、取付穴周
縁とのこすれ防止を図ることができる。
したがつて、この考案に係る合成樹脂製クリツ
プでは、取付穴への挿入が容易でかつ挿入後の係
着状態を容易に確認でき、取付穴への係着後には
取付穴周縁とのこすれ防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図・第2図はこの考案の第1実施例のクリ
ツプを示すそれぞれ正面図・側面図、第3図は第
1実施例のクリツプの使用状態を示す断面図、第
4図・第5図は第2実施例のクリツプを示すそれ
ぞれ正面図・側面図、第6図は軟質被覆層の他の
形成例を示す説明図、第7図は従来例の使用態様
を示す断面図である。 1,11,21,31……クリツプ、2,1
2,22,32……フランジ部、3,13,2
3,33……係合部本体、3a,13a,23
a,33a……幹部、3b,13b,23b,3
3b……係止片部、3c,13c……空間、1
5,25,35……軟質被覆層、7a,17a…
…取付穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 装飾モールに取着されるフランジ部と、車体
    の取付穴に係着される係合部本体とを具備し、 前記係合部本体が、前記フランジ部から突出
    する幹部と、該幹部両側にそれぞれ変形用の空
    間を有して前記幹部の先端から元部側にかけて
    半径方向外方に膨出する2つの係止片部と、を
    備え、 前記係合部本体の前記取付穴への挿入係着
    時、前記2つの係止片部が、ばね弾性的に変形
    して縮径し、前記取付穴通過後に復元して前記
    取付穴裏面側の周縁に係着され、 前記係止片部外表面に該係止片部と一体とな
    り厚さを0.2〜0.5mmとして略均一とする軟質被
    覆層が形成されていることを特徴とする合成樹
    脂製クリツプ。 2 前記軟質被覆層が軟質樹脂材料をコーテイン
    グさせてなることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の合成樹脂製クリツプ。 3 前記軟質被覆層が熱収縮性を有する軟質樹脂
    フイルムを前記2つの係止片部に外装し収縮さ
    せて形成させることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の合成樹脂製クリツプ。
JP11956684U 1984-07-31 1984-07-31 合成樹脂製クリツプ Granted JPS6132809U (ja)

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JPS6132809U JPS6132809U (ja) 1986-02-27
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JP2659273B2 (ja) * 1990-10-04 1997-09-30 ポリプラスチックス 株式会社 合成樹脂製クリップ
JPH07103888B2 (ja) * 1992-01-28 1995-11-08 株式会社ニフコ クリップ
JP2022084451A (ja) * 2020-11-26 2022-06-07 株式会社ブリヂストン 防振装置の製造方法、防振装置のストッパ及び防振装置

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