JPH0493413A - 鉄筋籠仕切プレートのコンクリート漏れ防止構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は鉄筋篭仕切プレートのコンクリート漏れ防止構
造に関するものである。

〈従来の技術〉 連続地中壁を構築する場合等は、地中に掘削した溝内に
、地中壁の連続方向に鉄筋篭を接合して建て込んだ後に
、コンクリートを打設して構築が行なわれる。

この場合において、建て込んだ鉄筋篭の横筋の両端部の
周囲には、隣接する鉄筋篭の横筋と接合させる必要性か
ら、コンクリートの打設を行わない。

そこで、従来は、第８図に示すように、鉄筋篭の接合方
向の両端部に鋼板等の仕切プレート２を配置し、この仕
切プレート２に開設した貫通孔２１内に横筋３１を貫通
させ、横筋３１の端部に打設コンクリート４が回らない
ように構成している。

〈本発明が解決しようとする問題点〉 前記した従来の仕切プレートの構造には、次のような問
題点が存在する。

〈イ〉仕切プレート２の貫通孔２１は、横筋３１を挿入
しやすいように、横筋３１の径より大径に形成されてい
る。

そのため、横筋３１と貫通孔２１との隙間が太き（なり
、打設コンクリート４がその隙間から横筋３１のコンク
リートを打設しない側に流れ込んでしまう。

従って、鉄筋篭の接合、建込み作業あるいは次の掘削作
業の大きな支障となっていた。

〈口〉上記の場合、貫通孔２１と横筋３１との隙間を全
周溶接して隙間を無くす方法があるが、溶接時の熱応力
により仕切プレート２が変形するばかりでなく、作業性
、経済性の低下を招くことになる。

〈ハ〉また、貫通孔２１の径を小さくすると、横筋３１
の挿入が困難になり、作業性の低下を招（。

〈本発明の目的〉 本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、仕切プレートの貫通孔内に横筋を容易に挿入す
ることができ、しかも横筋の接合端部にコンクリートが
流出するのを防止できる鉄筋篭仕切プレートのコンクリ
ート漏れ防止構造を提供することを目的とする。

く問題点を解決するための手段〉 即ち本発明は、鉄筋篭の接合方向の両端部に位置する仕
切プレートに開設した、鉄筋篭の横筋を水平方向に貫通
させる貫通孔の周縁に、前記横筋の径とほぼ等しいかあ
るいは小さい径の横筋挿入孔を開設した弾性を有する止
水材を取り付けた、鉄筋篭仕切プレートのコンクリート
漏れ防止構造である。

〈本発明の説明〉 以下、本発明の詳細な説明する。

〈イ〉全体の概要（第１図） 鉄筋篭３の接合方向の両端部には、接合方向と直交する
方向に、仕切プレート２が配置されている。

この仕切プレート２には、複数の貫通孔２１を開設し、
鉄筋篭３の各横筋３１の両端部近傍を、この貫通孔２１
に水平方向に貫通させる。

そして、仕切プレート２のコンクリートを打設する債の
貫通孔２１の周縁に、止水材１を取り付ける。

〈口〉止水材の構造（第２〜４図） 止水材１は、ゴムや合成樹脂等で形成した弾性を有する
ドーナツ状等の板体である。

この止水材１の中央部には、横筋３１の径とほぼ等しい
かあるいは小さい径（ΦＤ）の横筋挿入孔１１を開設す
る。

また、止水材１の一部には、外周面から横筋挿入孔１１
まで連続する切込み部１２を設ける。

さらに、横筋挿入孔１１の内側には、断面Ｕ字状あるい
は７字状等の凹部を有するリング１３を取り付ける。

このリング１３は、ゴムや合成樹脂等で形成して弾性を
付与し、第３図に示すように、凹部を横筋挿入孔１１の
軸心方向に向けて配置する場合と、あるいは第４図に示
すように、使方に向けて配置する場合がある。

そして、リング１３にも、切込み部１２を延長した切込
み部１４を設ける。

なお、リング１３を取り付ける場合は、リング１３の内
径を、横筋３１の径とほぼ等しいかあるいは小さい径で
形成する。

くハ〉止水材の取付方法 上記のように形成した止水材ｌを、仕切プレート２の貫
通孔２１の周縁に、貫通孔２１と横筋挿入孔１１を重ね
て取り付ける。

取り付ける場合は、第１図に示すように、先ず仕切プレ
ート２の貫通孔２１内に横筋３１の端部を挿入し、次に
、止水材１を切込み部１２から広げて、横筋３１にはめ
込んで接着材等で貼付けるとよい。

く本発明の作用〉 次に、本発明の作用について説明する。

第５〜７図に示すように、止水材１を取り付けることに
よって、止水材１が横筋３１の周面に圧着するため、打
設コンクリート４が反対側に流出するのを防止できる。

また、横筋３１にリブ３２等の凹凸部がある場合でも、
止水材１がその凹凸に追随して変形するため、打設コン
クリート４の漏れを防止できる。

さらに、リング１３の凹部を側方に向けて取り付けた場
合は、第７図に示すように、凹部内に打設コンクリート
４が圧入されるため、リング１３が広がって、横筋３１
への密着度を高めることができる。

従って、鉄筋篭の接合、建込み作業あるいは次の掘削作
業等を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図工本発明の全体の概要の説明図 第２〜４図：止水材の構造の説明図 第２〜４図二作用を示す説明図 第８図：従来技術の説明図 〈本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるので、次のような効果
を期待することができる。 即ち、仕切プレートの貫通孔の周縁部に止水材を取り付
けることによって、止水材が横筋の周面に密着する。 そのため、仕切プレートの貫通孔から打設コンクリート
が、横筋の接合端部側に流出するのを防止することがで
きる。 第５ 図 第 第７ ゛′″′−３１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）鉄筋篭の接合方向の両端部に位置する仕切プレー
   トに開設した、鉄筋篭の横筋を水平方向に貫通させる貫
   通孔の周縁に、 前記横筋の径とほぼ等しいかあるいは小さい径の横筋挿
   入孔を開設した弾性を有する止水材を取り付けた、 鉄筋篭仕切プレートのコンクリート漏れ防止構造。