JPH0493319A - エポキシ樹脂組成物及び積層板の製法 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物及び積層板の製法

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JPH0493319A
JPH0493319A JP21131890A JP21131890A JPH0493319A JP H0493319 A JPH0493319 A JP H0493319A JP 21131890 A JP21131890 A JP 21131890A JP 21131890 A JP21131890 A JP 21131890A JP H0493319 A JPH0493319 A JP H0493319A
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JP
Japan
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epoxy resin
conjugated diene
laminate
acid
anhydride
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Application number
JP21131890A
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English (en)
Inventor
Riichi Otake
利一 大竹
Munekazu Hayashi
宗和 林
Hisafumi Sekiguchi
関口 尚史
Yoshinori Shimane
島根 義憲
Satoshi Demura
智 出村
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、エポキシ樹脂組成物及びこれを用いた層間接
着力に優れる積層板の製法に関する。
〔従来の技術] エポキシ樹脂と多塩基酸無水物から成るエポキシ樹脂組
成物、更には、エポキシ樹脂と多塩基酸無水物と重合性
不飽和基を有する樹脂と重合開始剤と液状の重合性ビニ
ルモノマーとから成る重合性ビニルモノマー以外の溶剤
を含まない実質的に無溶剤のエポキシ樹脂組成物を繊維
質基材に含浸させ、必要に応じて加熱によってBステー
ジ化を行ない、次いで加熱成形して積層板を得る方法が
知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、エポキシ樹脂と多塩基酸無水物とから成
る樹脂組成物を用いた場合、繊維質基材間の層間接着力
は充分とは言えず、また、上記の重合性不飽和基を有す
る樹脂を含む樹脂組成物を用いると、成形性が著しく改
善されるが、層間接着力は、更に低下するという課題が
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らはこの様な状況に鑑みて鋭意研究した結果、
硬化剤として、側鎖にカルボキシル基を有する共役ジエ
ン系重合体を多塩基酸無水物と併用することにより、得
られる積層板のガラス転位温度(以下「TgJと記す)
の大きな低下もなく、層間接着力を向上させることがで
きることを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、 エポキシ樹脂(A)と多塩基酸無水物(B)と側鎖にカ
ルボキシル基を有する共役ジエン系重合体(C)とを含
有することをも含有するエポキシ樹脂組成物、及び エポキシ樹脂(A)と多塩基酸無水物(B)と側鎖にカ
ルボキシル基を有する共役ジエン重合体(C)とを含有
するエポキシ樹脂組成物(I)を、繊維質基材(II)
に含浸させ、積層した後、加熱硬化させることをも含有
する積層板の製法を提供するものである。
本発明で用いるエポキシ樹脂(A)として代表的なもの
を挙げれば、エピクロルヒドリン又はβ−メチルエピク
ロルヒドリンとビスフェノールA、ビスフェノールF又
はビスフェノールSとから得られるエポキシ樹脂;フェ
ノール又はアルキルフェノール・ノボラック樹脂のポリ
グリシジルエーテル類;エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、
トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン又はビ
スフェノールAのエチレンオキサイドモジくはプロピレ
ンオキサイドの付加物の如き多価アルコールのポリグリ
シジルエーテル類;アジピン酸、フタル酸、テトラヒド
ロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸又はダイマー酸の如
きポリカルボン酸のポリグリシジルエステル類;シクロ
ヘキセン又はその誘導体を過酢酸などでエポキシ化させ
ることにより得られるシクロヘキセン系のエポキシ化合
物11((3,4−エポキシ−6−メチル−シクロへキ
シル−3,4−エポキシ−6−メチル−シクロヘキサン
カルボキシレート、3.4−エポキシシクロヘキシルメ
チル−3,4−シクロヘキサンカルボキシレート、1−
エポキシエチル−3,4−エポキシシクロヘキサンなど
);シクロペンタジェンもしくはジシクロペンタジェン
又はそれらの誘導体を過酢酸などでエポキシ化させるこ
とにより得られるシクロペンタジェン系のエポキシ化合
物類(シクロペンタジェンオキサイド、ジシクロペンタ
ジェンオキサイド、2.3−エポキシシクロベンチルエ
ーテルなど);リモネンジオキサイド;あるいはヒドロ
キシ安息香酸のグリシジルエーテルエステルなどがあり
、単独あるいは二種以上を混合して用いられる。
上記エポキシ樹脂(A)としては、常温液状のもの、例
えば平均エポキシ当量が100〜400の液状エポキシ
樹脂が好ましい。
また、上記多塩基酸無水物(B)として代表的なものを
挙げれば、無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、
テトラヒドロ無水フタル酸、メチルへキサヒドロ無水フ
タル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水ナジッ
ク酸、無水メチルナジック酸、無水トリメリット酸、無
水ピロメリット酸、無水マレイン酸、無水コハク酸、無
水イタコン酸、無水シトラコン酸、ドデセニル無水コハ
ク酸、無水クロレンディック酸、無水ベンゾフェノンテ
トラカルポン酸、無水シクロペンタテトラカルボン酸、
5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフリル)−3−メ
チル−3−シクロヘキセン−12−ジカルボン酸、エチ
レングリコールビストリメリテート無水物又はグリセリ
ントリメリテート無水物などがあり、これらは単独ある
いは二種以上部台して用いる。なかでも好ましいものと
しては、液状のものが挙げられ、例えばメチルへキサヒ
ドロ無水フタル酸、無水ナジック酸、無水メチルナジッ
ク酸等の液状の酸無水物が挙げられる。
また、5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフリル)−
3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン
酸等の固形の酸無水物を液状の酸無水物で溶解したもの
も好ましく用いられる。
また本発明で用いる側鎖にカルボキシル基を有する共役
ジエン系重合体(C)としては、例えば共役ジエン系単
量体(C,)とカルボキシル基含有重合性単量体(C2
)とに、更に必要に応じ他の重合性単量体を共重合させ
たもの等が挙げられ、なかでも液状のものが好ましい。
共役ジエン系単量体(cl)としては、例えばブタジェ
ン、イソプレン、クロロプレン等が挙げられ、なかでも
ブタジェンが好ましい。
カルボキシル基含有重合性単量体(C2)としては、不
飽和塩基酸や二塩基酸のモノエステル類などが挙げられ
、例えばアクリル酸、メタクリル酸、桂皮酸、クロトン
酸、モノメチルマレート、モノプロピルマレート、モノ
ブチルマレート、ソルビン酸、モノ12−エチルヘキシ
ル〕マレートなどがあり、単独又は併用で用いられる。
カルボキシル基含有重合性単量体の共重合体中に含まれ
る量は、カルボン酸当量が500〜20,000、好ま
しくは800〜9.000になる量である。
必要に応じて用いられる他の重合性単量体としては、ア
クリロニトリル、スチレン、メチルスチレン、ハロゲン
化スチレン等が挙げられる。この中で、樹脂組成物(I
)中でのエポキシ樹脂(A)との相溶性という点からア
クリロニトリル等のニトリル基含有重合性単、量体(C
3)が好ましい。これらのモノマー類を用いて共役ジエ
ン系重合体(C)を得るには、例えば懸濁重合法、浮化
重合法、溶液重合法などの従来公知の方法によって共重
合すればよい。共役ジエン系重合体(C)の数平均分子
量は、特に限定されないが、通常20.000以下であ
り、好ましくは10,000以下である。共役ジエン誘
導体(C)の樹脂組成物(I)中の含有量は通常0.5
〜15重量%、好ましくは1〜10重量%である。
本発明では、エポキシ樹脂組成物(I)として、上記(
A)、(B)及び(C)の3成分に、更に重合性不飽和
基を有する樹脂(D)及び重合開始剤(E)を含有させ
たものを用いることもできる。
ここで用いる重合性不飽和基を有する樹脂(以下、不飽
和樹脂と称す)(D)としては、例えばラジカル重合可
能な炭素−炭素二重結合を含有し、該二重結合のカシカ
ル重合反応により硬化する樹脂等が挙げられ、その代表
例を挙げるとエポキシビニルエステル樹脂、ウレタンア
クリレート樹脂、ポリエステルアクリレート樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、スピラ
ン樹脂、付加重合型ポリイミド等がある。なかでもエポ
キシビニルエステル樹脂及び/又は不飽和ポリエステル
樹脂が好ましく、特に耐熱性、金属箔との接着性に優れ
る点でエポキシビニルエステル樹脂が好ましい。
ここで不飽和樹脂(D)として用いるエポキシビニルエ
ステル樹脂としては、エポキシ樹脂として前記した如き
各種のエポキシ樹脂の、好ましくはビスフェノール・タ
イプ又はノボラック・タイプのエポキシ樹脂の、それぞ
れ単独又は混合物と、下記の如き不飽和−塩基酸とを、
エステル化触媒の存在下で反応させて得られた樹脂が挙
げられる。
この際、エポキシ樹脂中のエポキシ基の80%以上、好
ましくは95%以上をエステル化すると、加熱成形時の
樹脂の流出を抑制できるので好ましい。
ここにおいて、不飽和−塩基酸として代表的なものには
アクリル酸、メタクリル酸、桂皮酸、クロトン酸、モノ
メチルマレート、モノプロピルマレート、モノブチルマ
レート、ソルビン酸又はモノ(2−エチルヘキシル)マ
レートなどがあり、これらは単独でも二種以上の混合に
おいても用いることができる。
また、不飽和ポリエステル樹脂としては、不飽和二塩基
酸を含む二塩基酸類と多価アルコール類との反応で得ら
れる不飽和ポリエステルが挙げられる。
不飽和二塩基酸として代表的なものにはマレイン酸、無
水マレイン酸、フマル酸、ハロゲン化無水マレイン酸な
どがあり、これら以外の飽和二塩基酸ともいうべき酸類
として代表的なものにはフタル酸、無水フタル酸、ハロ
ゲン化無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テ
トラヒドロ無水フタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバ
シン酸などがあり、他方、多価アルコール類として代表
的なものにはエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール
、工、4−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、水添ビスフェノールA、1.6−ヘキサンジオール
、ビスフェノールAとエチレンオキサイドもしくはプロ
ピレンオキサイドとの付加物、グリセリン、トリメチロ
ールプロパンなどがある。
上記エポキシビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂を得るには、従来公知の方法に従えばよく、反応中
のゲル化を防止する目的や生成物の保存安定性あるいは
硬化性の調整の目的でそれぞれ重合禁止剤を使用するこ
とが推奨される。
かかる重合禁止剤として代表的なものを挙げれば、ハイ
ドロキノン、P−t−ブチルカテコール、七ノーも一ブ
チルハイトコキノンの如きハイドロキノン類;ハイドロ
キノンモノメチルエーテル、ジ−t−p−クレゾールの
如きフェノール類;p−ヘンゾキノン、ナフトキノン、
p −トルキノンの如きキノン類;又はナフテン酸銅の
如き銅塩などがある。
また、重合開始剤(E)としては、例えばシクロヘキサ
ノンパーオキサイド、3.3.5−トリメチルシクロヘ
キサノンパーオキサイド、メチロネキサノンバーオキサ
イド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ) 3,3
.5−1−リメチルシクロヘキサン、クメンハイドロパ
ーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ラウロイルパ
ーオキサイド、3.5.5トリメチルヘキサノイルパー
オキサイド5.ベンゾイルパーオキサイド、ジ−ミリス
チルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシ
(2−エチルヘキサノエート)、t−ブチルパーオキシ
3.5.5− トリメチルヘキサノエート、t−プチル
バーオキシヘンゾエート、クミルパーオキシオクトニー
ドなどの有機過酸化物がある。
本発明では上記不飽和樹脂(D)の使用に際して重合性
希釈剤として液状の重合性ビニルモノマー(F)を用い
ても良く、これにより重合性ビニル七ツマー以外の溶剤
を含まない、実質的に無溶剤のエポキシ樹脂組成物(I
)を得ることができる。尚、重合性ビニルモノマー(F
)は、上記不飽和樹脂(D)に必要量予め添加しておい
ても良い。
エポキシ樹脂組成物(I)中の重合性ビニル七ツマ−(
F)の含有率はエポキシ樹脂組成物(I)を所望の粘度
に合わせるという観点から適宜決定されれば良いが、通
常2〜40重量%、好ましくは5〜30重量%である。
また、通常不飽和樹脂(D)40〜80重量%に対し6
0〜20重量%の割合で使用される。
上記重合性ビニルモノマー(F)のうちで代表的なもの
としては、スチレン、ビニルトルエン、t−7’チルス
チレン、クロルスチレンもしくはジビニルベンゼンの如
きスチレン及びその誘導体;エチル(メタ)アクリレー
ト、メチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)ア
クリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−
ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
ラウリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレートもしくは2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレートの如き(メタ)アクリル酸の低沸
点エステルモノマー類−又はトリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート、ジプロレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、1.4−ブタンジオールジ(メタ)
アクリレートもしくは1,6−ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレートの如き多価アルコールの(メタ)アク
リレート類などが挙げられ、これらは単独であるいは二
種以上の混合物として使用される。なかでもスチレン、
ビニルトルエン、(メタ)アクリル酸の低沸点エステル
モノマー類が好ましく、スチレンが特に好ましい。
本発明においては硬化促進剤(G)を使用することもで
き、これには、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ジ
イソプロピルアミン、モノエタノールアミン、ジェタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、メチルエタノール
アミン、メチルジェタノールアミン、モノイソプロパツ
ールアミン、ノニルアミン、ジメチルアミノプロピルア
ミン、ジエチルアミノプロピルアミン、α−ベンジルジ
ェタノールアミン;2,4.6− )リス−ジメチルア
ミノメチルフェノールもしくはそのトリー2−エチルヘ
キシル酸塩;2−ジメチルアミノメチルフェノール、ピ
リジン、ピペリジン、N−アミノプロピルモルホリン、
1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7
又はそれとフェノール、2−エチルヘキサン酸、オレイ
ン酸、ジフェニル亜燐酸もしくは有機含燐酸類との塩類
の如き各種アミン類;2−メチルイミダゾール、2−イ
ソプロピルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール
、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチ
ルイミダゾール、l−ヘンシル−2−メチルイミダゾー
ル、イミダゾールとCu、 NiもしくはCOなとの金
属塩錯体;2−メチルイミダゾールをアクリロニトリル
と反応させて得られるシアノエチレーション・タイプの
イミダゾール又はそれらとトリメリット酸との付加物も
しくはジシアンジアミドとの反応物の如きイミダゾール
l(i BF3−モノエタノールアミン、BF3−ベン
ジルアミン、8F3ジメチルアニリン、BF、−トリエ
チルアミン、BF。
−n−ヘキシルアミン、BF3−2.6−ジエチルアニ
リン、BF、−アニリンもしくはBFI−ピペリジンの
如きBP、−アミン錯体;1,1−ジメチルヒドラジン
を出発原料とするアミンイミド化合物;トリフェニルホ
スファイトの如き燐化合物又はオクチル酸錫の如き有機
酸金属塩類などがある。
また、エポキシ化合物とイミダゾール化合物あるいはイ
ミダゾール化合物のカルボン酸との付加物をイソシアネ
ート基を有する化合物で処理した化合物などがあり、こ
れは上記促進剤の中でも含浸用樹脂組成物の貯蔵安定性
という点から特に好ましい。
本発明のエポキシ樹脂組成物(I)のエポキシ樹脂(A
)と多塩基酸無水物(B)と共役ジエン系重合体(C)
と不飽和樹脂(D)と重合性ビニル七ツマ−(F)との
使用割合[(A) +(B)+ (C):]/ C(D
)+ (F))は、通常98/2〜40/60であるが
、成形性、金属箔特に銅箔との接着性及び出来上がった
積層板の層間接着強度に優れる点で9515〜5015
0が好ましい。
本発明のエポキシ樹脂組成物(I)は、前記(A)〜(
C)成分を少なくとも含有し、さらに不飽和樹脂(D)
、重合開始側(E)、重合性ビニルモノマー(F)及び
硬化促進剤(G)を含有しても良いが、さらに必要に応
じて内部離型剤、顔料、充填剤等の添加剤を加えてなる
組成物であって、かつ繊維質基材に含浸可能なものであ
っても良い。なお固形の成分は含浸に際してかならずし
も液状成分中に溶解又は溶融させて用いる必要はなく、
液状成分中に粉末状で分散させても良い。
充填剤は、要求性能、作業条件などにより適宜選択され
るが、例を挙げると水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミ
ニウム、コロイダルシリカ、炭酸カルシウム、硫酸カル
シウム、マイカ、タルク、二酸化チタン、石英粉末、ケ
イ酸ジルコニウム、ガラス粉末、アスベスト粉末、ケイ
藻土、三酸化アンチモンなどがある。
また、本発明のエポキシ樹脂組成物(I)は液状にする
ことが好ましいが、それには前記(A)〜(C)成分等
に液状物を選択使用しても良いし、液状の重合性ビニル
モノマーを使用し、これに他の液状物、固形物を溶解又
は分散させても良く、好ましいが、溶剤を使用又は併用
して他の液状物、固形物を溶解又は分散させても良い。
他方、本発明で用いる繊維質基材として代表的なものを
挙げれば、ガラス繊維、炭素繊維または芳香族ポリアミ
ド系繊維などであり、なかでもガラス繊維が好ましい。
これらのうちガラス繊維としては、その原料面から、E
−グラス、C−グラス、A−グラス及びS−グラスなど
が存在しているが、本発明においてはいずれの種類のも
のも適用できる。
これらの繊維質基材は、その形状によりロービング、チ
ヨ・ンフ゛ドストランドマ・ント、コンティニアスマッ
ト、クロス、不織布、ロービングクロス、サーフェシン
グマット及びチョツプドストランドがあるが、上掲して
如き種類や形状は、目的とする成形物の用途及び性能に
より適宜選択されるものであって、必要によっては二以
上の種類または形状からの混合使用であってもよい。な
かでもクロス、不織布が好ましい。
本発明のエポキシ樹脂組成物(I)を用いて、積層板を
得る方法としては、例えば、■繊維質基材にエポキシ樹
脂組成′#1j(I)を含浸させ、所定枚数重ね合せ、
更にその上下両面と金属箔および/又はカバーフィルム
で被覆し、必要に応じて予備加熱し、次いで加熱硬化さ
せる方法、■繊維質基材にエポキシ樹脂組成物(I)を
含浸させ、乾燥炉内で溶剤又は重合性ビニル七ツマ−を
除去しつつB−ステージ化し、次いで二〇Bステージ化
物を所定枚数重ね合せ、加熱硬化させる方法、などが挙
げられる。
上記■、■での加熱硬化は連続加熱炉内で無圧下で行な
われても良いし、連続ダブルベルトプレスで、連続的に
加熱加圧成形されても良い。また、■の予備加熱後の積
層体又は■のB−ステージ化後のB−ステージ化物を裁
断し、ハツチワイズで加熱加圧成形されても良い。■の
予備加熱及び■のB−ステージ化は通常70〜150°
Cの温度範囲で行なわれ、加熱硬化は双方とも130〜
190°Cで行なわれる。加熱加圧成形の場合は、通常
5〜40kg/cI11の圧力下で行なわれる。
〈実施例〉 次に本発明を製造例、実施例及び比較例を挙げ更に具体
的に説明する。尚、例中の部及び%は特に断りのない限
りはすべて重量基準である。
製造例1 [側鎖にカルボキシル基を有する共役ジエン
系重合体(C)の製造] ブタジェンとアクリロニトリルとメタアクリル酸とをブ
タジェン/アクリロニトリル/メタアクリル酸=72/
24/4 (モル比)の割合で混合した重合性単量体混
合物250gとアゾビスイソブチロニトリル10g及び
ジメチルホルムアミド250gから成る溶液を11撹拌
機付きオートクレーブに仕込み60°Cで40時間反応
させた。反応後、溶媒及び未反応単量体を減圧留去し、
更に5倍量のメタノール中で分離して数平均分子量4.
100、カルボン酸当量1433の液状の共重合体(C
−1)を得た。
製造例2〔同上〕 ブタジェン/アクリロニトリル/メタアクリル酸=69
/24/7 (モル比)の重合性単量体混合物を250
g用いた以外は製造例1と同様にして数平均分子量4,
400 、カルボン酸当量804の液状の共重合体(C
−2)を得た。
実施例1〜4及び比較例1 表−1に示した配合組成で樹脂組成物(I−1)〜(I
−4)及び(I’−1)を得た。
次いで、直ちに上記樹脂組成物(I−1)〜(+−4)
又は(ビー1)を厚さ0.18mm、幅105105O
長尺のガラスクロスに該樹脂組成物(■1)〜(I−4
)及び(I’−1)の含有率が45%になる様にそれぞ
れ含浸せしめ、これを8枚重ね合せ、更に厚さ35μm
銅箔をその上下に重ね合せ、110’Cの加熱炉で4分
間加熱しながら搬送し、次いで170°Cに加熱された
ダブルへルトブレス機で20kg/cfflの圧力で1
0分間加熱加圧成形した後、1000mm X 100
0mmに裁断し、次いで170 ”Cで50分間硬化し
て、厚さ1.6n++wの積層板を得た。
かくして得られた積層板について層間接着強度(層間剥
離強度)、耐熱性の指標となるガラス転位温度(Tg)
を以下のように測定した。その結果を表−1に示す。
1間剥離強度:最外層の繊維質基材を銅箔の付いた状態
で最外層に隣接する繊維質基材から剥がし、テンシロン
(引張り強度試験機)にて最外層基材除去面に対する引
き剥がし方向の角度を90度に保ちつつ、剥離強度を測
定した。
ガラス転位温度(Tg) : Rhometrics社
製R3A動的固体社製R3足動的固体粘弾性測 定器 1つ ε、−′l 〔発明の効果] 側鎖にカルボキシル基を有する共役ジエン系重合体を含
有する本発明のエポキシ樹脂組成物を用いると、得られ
る積層板の耐熱性を損なうことなく、層間接着力を向上
させることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エポキシ樹脂(A)と多塩基酸無水物(B)と側鎖
    にカルボキシル基を有する共役ジエン系重合体(C)と
    を含有することを特徴とするエポキシ樹脂組成物。 2、共役ジエン系重合体(C)が、共役ジエン系単量体
    (c_1)とカルボキシル基含有重合性単量体(c_2
    )とニトリル基含有重合性単量体(c_3)とを必須成
    分として重合してなる液状共重合体である請求項1記載
    の組成物。 3、更に重合性不飽和基を有する樹脂(D)と重合開始
    剤(E)をも含有する請求項1又は2記載の組成物。 4、エポキシ樹脂(A)と多塩基酸無水物(B)と側鎖
    にカルボキシル基を有する共役ジエン系重合体(C)と
    を含有するエポキシ樹脂組成物( I )を繊維質基材(
    II)に含浸させ、積層した後、加熱硬化させることを特
    徴とする積層板の製法。 5、共役ジエン系重合体(C)が、共役ジエン系単量体
    (c_1)とカルボキシル基含有重合性単量体(c_2
    )とニトリル基含有重合性単量体(c_3)と を必須
    成分として重合してなる液状共重合体である請求項4記
    載の製法。 6、エポキシ樹脂組成物( I )が、更に重合性不飽和
    基を有する樹脂(D)と重合開始剤(E)をも含有する
    請求項4又は5記載の製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008133329A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Matsushita Electric Works Ltd 銅張積層板用熱硬化性樹脂組成物、銅張積層板、及び銅張積層板の製造方法

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