JPH049159B2 - - Google Patents

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JPH049159B2
JPH049159B2 JP59031952A JP3195284A JPH049159B2 JP H049159 B2 JPH049159 B2 JP H049159B2 JP 59031952 A JP59031952 A JP 59031952A JP 3195284 A JP3195284 A JP 3195284A JP H049159 B2 JPH049159 B2 JP H049159B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor
    • B41M5/155Colour-developing components, e.g. acidic compounds; Additives or binders therefor; Layers containing such colour-developing components, additives or binders

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Description

【発明の詳細な説明】 <発明の利用分野> 本発明は記録材料に関するものである。
本発明に係る記録材料は電子供与性無色染料と
電子受容性化合物の発色反応を利用したものであ
り、特に、新規な電子受容性化合物を用いた記録
材料に関する。
本発明に係る電子受容性化合物は、特に、感圧
記録材料および感熱記録材料用の電子受容性化合
物として極めて有用な化合物であり、また通電感
熱記録シート、感光性記録シート、超音波記録シ
ート、電子線記録シート、静電記録シート、感光
性印刷版材、捺印材料、タイプリボン、ボールペ
ンインキ、クレヨンなどにも応用できる化合物で
ある。
<従来技術> 種々のフエノール化合物を感圧記録材料または
感熱記録材料の電子受容性化合物として使用する
ことは、特公昭40−9309号、特公昭45−14039号、
特公昭51−29830号等に開示されているが、これ
らのフエノール化合物は、必ずしも満足できる電
子受容性化合物とはいえない。すなわち、電子供
与性無色染料と組合わせ使用したときの発色濃度
が十分でない。
<発明の目的> 従つて本発明の目的は電子供与性無色染料と組
合わせ使用したときの発色濃度が十分な記録材料
を提供することである。
<発明の構成> 本発明の目的は電子供与性無色染料と電子受容
性化合物として下記一般式()で表わされる化
合物を使用することを特徴とする記録材料により
達成された。
上式中Arはフエニル基、炭素原子数1〜4の
アルキル基で置換されたフエニル基、炭素原子数
1〜3のアルコキシ基で置換されたフエニル基ま
たは塩素原子で置換されたフエニル基を表わし、
mは0または1を表わし、nは2または3を表わ
す。
一般式()で表わされる化合物のうち好まし
い例は下記一般式()〜()で表わされる。
上記一般式()〜()においてRおよび
R′は同一でも異なつていてもよく、炭素原子数
1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜3のアルコ
キシ基、塩素原子または水素原子を表わす。
上記一般式()〜()において、nは2ま
たは3である。
本発明に係る電子受容性化合物を感熱記録材料
用の電子受容性化合物として用いる時には、50℃
以上の融点を有するものが好ましく、特に70℃〜
150℃の融点を有するものが好ましい。
本発明に係る電子受容性化合物の特徴として以
下のことがあげられる。
() 電子供与性無色染料との組合わせにより、
高濃度の発色像を与える。
() 水溶性が少ない。
() 昇華性がなく安定である。
() 合成が容易であり、高収率で高純度のもの
が得られる。また原材料も安価である。
次に本発明の電子受容性化合物の具体例を示す
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
(1) p−ヒドロキシ安息香酸−β−フエノキシエ
チルエステル (2) p−ヒドロキシ安息香酸−γ−フエノキシプ
ロピルエステル (3) p−ヒドロキシ安息香酸−δ−フエノキシブ
チルエステル (4) p−ヒドロキシ安息香酸−α−メチル−β−
フエノキシエチルエステル (5) 3,4−ジヒドロキシ安息香酸−β−フエノ
キシエチルエステル (6) 3,4−ジヒドロキシ安息香酸−γ−フエノ
キシプロピルエステル (7) 3,4−ジヒドロキシ安息香酸−δ−フエノ
キシブチルエステル (8) 3,4−ジヒドロキシ安息香酸−α−メチル
−β−フエノキシエチルエステル (9) 2,4−ジヒドロキシ安息香酸−β−フエノ
キシエチルエステル (10) 2,4−ジヒドロキシ安息香酸−β−ナフチ
ル(2)オキシエチルエステル (11) 2,4−ジヒドロキシ安息香酸−γ−フエ
ノキシプロピルエステル (12) 2,4−ジヒドロキシ安息香酸−δ−フエ
ノキシブチルエステル (13) 2,4−ジヒドロキシ安息香酸−α−メチ
ル−β−フエノキシエチルエステル 等。
これらは単独もしくは混合または他の電子受容
性化合物(例えば、ビフフエノールA、4−ヒド
ロキシ安息香酸ベンジルエステル等)と混合して
用いられる。
本発明に使用する電子供与性無色染料として
は、トリアリールメタン系化合物、ジフエニルメ
タン系化合物、キサンテン系化合物、チアジン系
化合物、スピロピラン系化合物などが用いられて
いる。これらの一部を例示すれば、トリアリール
メタン系化合物として、3,3−ビス(p−ジメ
チルアミノフエニル)−6−ジメチルアミノフタ
リド(即ちクリスタルバイオレツトラクトン)、
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフエニル)フ
タリド、3−(p−ジメチルアミノフエニル)−3
−(1,3−ジメチルインドール−3−イル)フ
タリド、3−(p−ジメチルアミノフエニル)−3
−(2−メチルインドール−3−イル)フタリド
等があり、ジフエニルメタン系化合物としては、
4,4′−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリンベ
ンジルエーテル、N−ハロフエニル−ロイコオー
ラミン、N−2,4,5−トリクロロフエニルロ
イコオーラミン等があり、キサンテン系化合物と
しては、ローダミン−B−アニリノラクタム、ロ
ーダミン(p−ニトロアニリノ)ラクタム、ロー
ダミンB(p−クロロアニリノ)ラクタム、2−
ジベンジルアミノ−6−ジエチルアミノフルオラ
ン、2−アニリノ−6−ジエチルアミノフルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジエチルア
ミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−N−シクロヘキシル−N−メチルアミノフルオ
ラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチ
ル−N−イソアミルアミノフルオラン、2−o−
クロロアニリノ−6−ジエチルアミノフルオラ
ン、2−m−クロロアニリノ−6−ジエチルアミ
ノフルオラン、2−(3,4−ジクロロアニリノ)
−6−ジエチルアミノフルオラン、2−オクチル
アミノ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−ジ
ヘキシルアミノ−6−ジエチルアミノフルオラ
ン、2−m−トリクロロメチルアニリノ−6−ジ
エチルアミノフルオラン、2−ブチルアミノ−3
−クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
エトキシエチルアミノ−3−クロロ−6−ジエチ
ルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−クロロ
−6−ジエチルアミノフルオラン、2−ジフエニ
ルアミノ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−ジフエニルアミノフ
ルオラン、2−アニリノ−3−メチル−5−クロ
ロ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリ
ノ−3−メチル−6−ジエチルアミノ−7−メチ
ルフルオラン、2−アニリノ−3−メトキシ6−
ジブチルアミノフルオラン、2−o−クロロアニ
リノ−6−ジブチルアミノフルオラン、2−p−
クロロアニリノ−3−エトキシ−6−ジエチルア
ミノフルオラン、2−フエニル−6−ジエチルア
ミノフルオラン等がありチアジン系化合物として
は、ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニト
ロベンジルロイコメチレンブルー等があり、スピ
ロ系化合物としては、3−メチル−スピロ−ジナ
フトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラ
ン、3,3′−ジクロロ−スピロ−ジナフトピラ
ン、3−ベンジルスピロ−ジナフトピラン、3−
メチル−ナフト−(3−メトキシ−ベンゾ)−スピ
ロピラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピラ
ン等がある。これらは単独もしくは混合して用い
られる。
次に本発明に係る記録材料の具体的製造方法に
ついて述べる。
本発明に係る感圧複写紙は米国特許第2505470
号、同2505471号、同2505489号、同2548366号、
同2712507号、同2730456号、同第2730457号、同
第3418250号などの先行特許などに記載されてい
る様に種々の形態をとりうる。最も一般的には本
発明に係る電子供与性無色染料および電子受容性
化合物を別々に含有する少なくとも一対のシート
から成る。即ち電子供与性無色染料を単独又は混
合して、溶媒(アルキル化ナフタレン、アルキル
化ジフエニル、アルキル化ジフエニルメタン、ア
ルキル化ターフエニルなどの合成油:木綿油、ヒ
マシ油などの植物油:動物油:鉱物油或いはこれ
らの混合物など)に溶解し、これをバインダー中
に分散するか、又はマイクロカプセル中に含有さ
せた後、紙、プラスチツクシート、樹脂コーテツ
ド紙などの支持体に塗布することにより発色剤シ
ートを、また電子受容性化合物を単独又は混合し
てあるいは他の電子受容性化合物と共に、スチレ
ンブタジエンラテツクス、ポリビニールアルコー
ルの如きバインダー中に分散させ、紙、プラスチ
ツクシート、樹脂コーテツド紙などの支持体に塗
布することにより顕色剤シートを得る。
電子供与性無色染料および電子受容性化合物の
使用量は所望の塗布厚、感圧複写紙の形態、カプ
セルの製法、その他の条件によるのでその条件に
応じて適宜選べばよい。当業者がこの使用量を決
定することは容易である。
カプセルの製造方法については、米国特許
2800457号、同2800458号に記載された親水性コロ
イドゾルのコアセルベーシヨンを利用した方法、
英国特許第867797号、同950443号、同989264号、
同1091076号などに記載された界面重合法などが
ある。
感熱記録材料は、バインダーを溶媒または分散
媒に溶解または分散した液に、電子供与性無色染
料、本発明に係る電子受容性化合物、および必要
であれば熱可融性物質を十分に細かく粉砕混合
し、さらに、カオリン、焼成カオリン、タルク、
ろう石、ケイソウ土、炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシ
ウム、酸化チタン、炭酸バリウム、尿素−ホルマ
リンフイラー、セルロースフイラー等の吸油性顔
料を加えて塗液を作用する。これに必要に応じて
パラフインワツクスエマルジヨン、ラテツクス系
バインダー、感度向上剤、金属石けん、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、画像保存性向上剤などを添加
することができる。
塗液は、紙、プラスチツクシート、樹脂コーテ
ツド紙などの支持体に塗布乾燥される。塗液を調
整する際、全成分をはじめから同時に混合して粉
砕してもよいし適当な組みあわせにして別々に粉
砕分散の後、混合してもよい。
また、塗布液は、支持体中に抄き込ませてもよ
い。
感熱記録材料を構成する各成分の量は、電子供
与性無色染料1〜2重量部、電子受容性化合物1
〜6重量部、熱可融性物質0〜30重量部、顔料0
〜15重量部、バインダー1〜15重量部及び分散媒
(溶媒)20〜300重量部である。
電子供与性無色染料は一種または複数混合して
用いても良い。分散媒(溶媒)としては、水が最
も望ましい。
次に本発明に用いられるバインダーを例示する
と、スチレン−ブタジエンのコポリマー、アルキ
ツド樹脂、アクリルアミドコポリマー、塩化ビニ
ル−酢酸ビニルのコポリマー、スチレン−無水マ
レイン酸のコポリマー、合成ゴム、アラビヤゴ
ム、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセ
ルロース等を挙げることができる。
特に分散媒(溶媒)との関係上アラビヤゴム、
ポリビニルアルコール、ヒドロキシメチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース等の水溶性バ
インダーが望ましい。
熱可融性物質としては、必要によりエルカ酸、
ステアリン酸、ベヘン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸アミド、ベヘン酸アミド、ステアリン酸ア
ニリド、ステアリン酸トルイジド、N−ミリスト
イル−p−アニシジン、N−ミリストイル−p−
フエネチジン、1−メトキシカルボニル−4−N
−ステアリルカルバモイルベンゼン、N−オクタ
デシルウレア、N−ヘキサデシルウレア、N,
N′−ジドデシルウレア、フエニルカルバモイル
オキシドデカン、p−t−ブチルフエノールフエ
ノキシアセテート、p−フエニルフエノール−p
−クロロフエノキシアセテート、4,4′−イソプ
ロピリデンビスメトキシベンゼン、β−フエニル
エチル−p−フエニルフエニルエーテル、2−p
−クロロベンジルオキシナフタレン、2−ベンジ
ルオキシナフタレン、1−ベンジルオキシナフタ
レン、2−フエノキシアセチルオキシナフタレ
ン、フタル酸ジフエニルエステル、1−ヒドロキ
シ−2−ナフトエ酸フエニルエステル、2−ベン
ゾイルオキシナフタレン、p−ベンジルオキシ安
息香酸ベンジルエステル、ハイドロキノンアセテ
ート等が用いられる。
これらの物質は、常温で無色の固体であり、複
写用加熱温度に適する温度、即ち70〜160℃付近
でシヤープな融点を有する物質である。
ワツクス類としては、パラフインワツクス、カ
ウナバロウワツクス、マイクロクリスタリンワツ
クス、ポリエチレンワツクスの他、高級脂肪酸ア
ミド例えば、ステアリン酸アミド、エチレンビス
ステアロアミド、高級脂肪酸エステル等があげら
れる。
金属石ケンとしては、高級脂肪酸多価金属塩例
えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニ
ウム、ステアリン酸カルシウム、オレイン酸亜鉛
等があげられる。
画像保存性向上剤としては少なくとも2または
6位のうち1個以上がアルキル基で置換されたフ
エノールあるいはその誘導体があげられ、その中
でも2または6位のうち1個以上がtert−ブチル
基で置換されたフエノールあるいはその誘導体が
好ましい。また、分子中にフエノール基を複数個
有するものが好ましく、特に2ないし3個のフエ
ノール基を有するものが好ましい。これらの化合
物の具体例をあげると、 ビス−〔3,3−ビス−(4′−ヒドロキシ−3′−
tert−ブチルフエニル)−ブタノイツクアシド〕
グリコールエステル、 ビス−〔3,3−ビス−(4′−ヒドロキシ−3′,
4′−ジtert−ブチルフエニル)ブタノイツクアシ
ド〕グリコールエステル、 ビス−〔3,3−ビス−(2′−メチル−4′−ヒド
ロキシ−5′−tert−ブチルフエニル)−ブタノイツ
クアシド〕グリコールエステル、 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−tert−ブチルフエニル)ブタン、 4,4′−チオビス(3−メチル−6−tert−ブ
チルフエノール)、 4,4′−チオビス(2−メチル−6−tert−ブ
チルフエノール)、 2,2′−チオビス(4−メチル−6−tert−ブ
チルフエノール)、 2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−tert
−ブチルフエノール)、 2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−tert
−ブチルフエノール)、 4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−
tert−ブチルフエノール)、 4,4′−メチレンビス(2,6−ジtert−ブチ
ルフエノール)、 2−tert−ブチル−4−tert−ブトキシフエノ
ール、 2,2−ジメチル−4−イソプロピル−7−
tert−ブチル−6−クロマノール、 2,2−ジメチル−6−t−ブチル−5−ベン
ゾフラノール、 4〔〔4,6−ビス(tertブチルチオ)−s−ト
リアジン−2−イル〕アミノ〕2・6−ジ−tert
−ブチルフエノール等がある。
これらの化合物の使用量は、電子受容性化合物
に対して5〜200重量パーセント、好ましくは20
〜100重量パーセントである。
以下実施例を示すが、本発明は、この実施例の
みに限定されるものではない。
実施例 1 発色剤シートの調製 電子供与性無色染料である2−アニリノ−3
−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン1g
をアルキル化ナフタレン30gに溶解させた。こ
の溶液をゼラチン6gとアラビヤゴム4gを溶
解した水50g中に激しく撹拌しながら加えて乳
化し、直径1μ〜10μの油滴とした後、水250g
を加えた。酢酸を少量づつ加えてPHを約4にし
てコアセルベーシヨンを生起させ、油滴のまわ
りにゼラチンとアラビヤゴムの壁をつくり、ホ
ルマリンを加えてからPHを9にあげ、壁を硬化
した。
この様にして得られたマイクロカプセル分散
液を紙に塗布乾燥し発色剤シートを得た。
顕色剤シートの調製 電子受容性化合物である2,4−ジヒドロキ
シ安息香酸−β−フエノキシエチルエステル20
gを5%ポリビニルアルコール水溶液200gに
分散し、さらにカオリン(ジヨージアカオリ
ン)20gを添加してよく分散させ、塗液とし
た。得られた塗液を紙に塗布乾燥し顕色剤シー
トを得た。
このようにして調製した発色剤シートと顕色
剤シートとを接して圧力や衝撃を加えると瞬間
的に黒色の印像が得られた。この像は濃度が高
く耐光性、耐熱性にすぐれていた。
実施例 2 電子供与性無色染料である2−アニリノ−3−
メチル−6−N−メチル−N−シクロヘキシルア
ミノフルオラン5gを5%ポリビニルアルコール
(ケン価度99%、重合度1000)水溶液50gととも
にボールミルで一昼夜分散した。一方、同様に、
電子受容性化合物である4−ヒドロキシ安息香酸
−β−フエノキシエチルエステル10gを5%ポリ
ビニルアルコール水溶液100gとともにボールミ
ルで一昼夜分散し、これら2種の分散液を混合し
た後カオリン(ジヨージアカオリン)20gを添加
してよく分散させ、さらにパラフインワツクスエ
マルジヨン50%分散液(中京油脂セロゾール
#428)5gを加えて塗液とした。
塗液は50g/m2の坪量を有する原紙上に固形分
塗布量として6g/m2となるように塗布し、60℃
で1分間乾燥して塗布紙を得た。
塗布紙をフアクシミリにより加熱エネルギー40
mJ/mm2で加熱発色させると黒色の印像が得られ
た。発色濃度は0.93であつた。
実施例 3 実施例2の電子供与性無色染料の代りに電子供
与性無色染料として、2−アニリノ−3−クロロ
−6−ジエチルアミノフルオラン5gを用い、ま
た電子受容性化合物の代りに、電子受容性化合物
として、2,4−ジヒドロキシ安息香酸−β−フ
エノキシエチルエステル10gを用いて、実施例2
と同様にして塗布紙を得た。
塗布紙をフアクシミリにより加熱エネルギー40
mJ/cm2で発色させると黒色の印像が得られた。
発色濃度は1.07であつた。
比較例 1 実施例3の電子受容性化合物の代りに、電子受
容性化合物として、2,2−ビス−(4−ヒドロ
キシフエニル)プロパン10gを用いて実施例3と
同様にして塗布紙を得た。
塗布紙をフアクシミリにより加熱エネルギー40
mJ/mm2で加熱発色させたところ発色濃度0.58で
あつた。
実施例2、3と比較例1を比較すれば、本発明
の電子受容性化合物の発色性が極めて高いことが
明らかである。
実施例 4 2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−
N−イソアミルアミノフルオラン20gを10%ポリ
ビニルアルコール(ケン化度98%重合度500)水
溶液100gとともに300mlボールミル中で一昼夜分
散し分散液(A)を得た。同様に3,4−ジヒドロキ
シ安息香酸−β−フエノキシエチルエステル10g
を10%ポリビニルアルコール水溶液100gととも
に300mlボールミル中で1昼夜分散し分散液(B)を
得た。同様にビス−〔3,3−ビス−(4′−ヒドロ
キシ−3′−tert−ブチルフエニル)−ブタノイツク
アシド〕グリコールエステル20gを10%ポリビニ
ルアルコール水溶液100gとともに300mlボールミ
ル中で1昼夜分散し分散液(C)を得た。
分散液(A)、分散液(B)及び分散液(C)を3:20:5
の重量比で混合し、さらに混合液200gに対し、
50gの炭酸カルシウム微粉末を添加、十分に分散
させて塗液とした。
この感熱記録紙用塗液を50g/m2の坪量を有す
る原紙上に固形分で6g/m2の塗布量が得られる
ようエアーナイフで塗布し、50℃2分間乾燥し、
感熱記録紙を得た。
塗布紙をフアクシミリにより発色させると黒色
の印像が得られた。
また得られた色像の保存性は極めてすぐれてい
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電子供与性無色染料と電子受容性化合物を使
    用する記録材料において、該電子受容性化合物が
    下記一般式で表わされる化合物であることを特徴
    とする記録材料 上式中Arはフエニル基、炭素原子数1〜4の
    アルキル基で置換されたフエニル基、炭素原子数
    1〜3のアルコキシ基で置換されたフエニル基ま
    たは塩素原子で置換されたフエニル基を表わし、
    mは0または1を表わし、nは2または3を表わ
    す。
JP59031952A 1984-02-22 1984-02-22 記録材料 Granted JPS60176793A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59031952A JPS60176793A (ja) 1984-02-22 1984-02-22 記録材料
US06/704,695 US4682193A (en) 1984-02-22 1985-02-22 Recording materials
GB08504664A GB2156535B (en) 1984-02-22 1985-02-22 Recording materials

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59031952A JPS60176793A (ja) 1984-02-22 1984-02-22 記録材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60176793A JPS60176793A (ja) 1985-09-10
JPH049159B2 true JPH049159B2 (ja) 1992-02-19

Family

ID=12345292

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JPS58222881A (ja) * 1982-06-21 1983-12-24 Kawasaki Kasei Chem Ltd 感圧複写用呈色紙
JPS5931189A (ja) * 1982-08-13 1984-02-20 Mitsubishi Paper Mills Ltd 感圧記録システム

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