JPH0489853A - ポリオレフィン組成物 - Google Patents

ポリオレフィン組成物

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JPH0489853A
JPH0489853A JP20647390A JP20647390A JPH0489853A JP H0489853 A JPH0489853 A JP H0489853A JP 20647390 A JP20647390 A JP 20647390A JP 20647390 A JP20647390 A JP 20647390A JP H0489853 A JPH0489853 A JP H0489853A
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JP
Japan
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weight
polypropylene
molecular weight
polyamide
polyolefin
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Application number
JP20647390A
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English (en)
Inventor
Toru Matsumura
徹 松村
Tomoo Yamaguchi
山口 智郎
Akira Hondo
本堂 明
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Tonen Chemical Corp
Original Assignee
Tonen Sekiyu Kagaku KK
Tonen Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリオレフィン組成物に関し、特に良好な延伸
性と強度を有するとともに、耐クリープ性に優れたモノ
フィラメントやフラットヤーン、及び自動結束テープ、
ロープ、ネット等に好適な延伸テープを形成することか
できるポリオレフィン組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来から、モノフィラメント、延伸テープ等の成形品に
は、安価で機械的強度やその他の物性に優れているポリ
プロピレンか広く使用されている。
二のようなモノフィラメント、延伸テープ等は、通常ポ
リプロピレンを溶融押出しした後、延伸温度100〜1
50°C程度の温度で4〜8倍に延伸して製造される。
しかし、上記成形条件で得られたポリプロピレンからな
る成形品は、優れた強度、伸度を有するか、クリープ変
形か太きいために、例えは結束テープとした場合、結束
力か保持されず、時間の経過とともに緩みか生じてしま
うという問題かある。
そこで、このような問題を解決するために、延伸用、あ
るいは繊維用のポリプロピレン系の組成物か種々開示さ
れている。
特開昭59−74139号は、密度0.940g/cf
f1以上、メルトフローレート0,1〜10g/10分
のポリエチレン30〜95重量部、及び密度0.900
〜0.935 g/ car、メルトフローレート0.
2〜lOg/10分の短鎖分岐を有する直鎖状ポ)ノエ
チレン5〜70重量部からなり、メルトフローレートか
0.2〜2g/20分であることを特徴とする延伸テー
プ用樹脂組成物を開示している。
特開昭59−74143号は、金属原子か結合した酸変
性ポリオレフィン(A>と、ポリアミド(B)及びポリ
オレフィン(C)とを含んでなり、ポリオレフィン(A
)中の金属原子のポリアミド(B)中の窒素原子に対す
る原子比か10−5より太で、(B) :  ((A)
 + (C) )の重量比か0.005〜0.31であ
る可染性ポリオレフィン組成物を開示している。
また特開昭59−232135号は、(A)酸、酸ハロ
ゲン化物もしくは酸無水物変性ポリオレフィン、<8)
ポリアミド及び(C)結晶性ポリオレフィンからなり、
前記ポリアミド中の窒素原子1g原子に対する、酸、酸
ハロゲン化物もしくは酸無水物変性ポリオレフィン中の
酸無水物基のモル数か1O−5より大きく、成分(A)
と成分(C)中のオレフィン単位量か組成物何重量の7
0重量%以上である可染性のポリオレフィン組成物を開
示している。
〔発明か解決しようとする課題〕
しかしなから、上記各組成物ては、強度、伸度等の機械
的物性と耐クリープ性の両方に優れたモノフィラメンや
延伸テープ等を得るのか困難であるという問題かある。
したかって本発明の目的は、良好な延伸性と強度を有す
るととも1こ、耐クリープ性に優れたモノフィラメント
やヤーンあるいは延伸テープ等を与えるポリオレフィン
組成物を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題に鑑み鋭意研究の結果、本発明者らは、モノフ
ィラメントや延伸テープとした場合に、延伸性と強度を
持たせるとともに耐クリープ性の良好なものとするため
には、ポリプロピレンと、ポリアミドと、変性ポリオレ
フィンとからなる組成物を用い、かつマトリックスとな
るポリプロピレンとして、特定の分子量分布を有するも
のを選定すればよいことを見出し、本発明に想到した。
すなわち、本発明のポリオレフィン組成物は、[a)ポ
リプロピレン47.5〜95重量%と、fb)ポリアミ
ド4〜30重量%と、 fc)不飽和カルボン酸またはその無水物により変性さ
れたポリオレフィン1〜22.5重量%とを含有し、前
記ポリプロピレンの重量平均分子量(本)/数平均分子
量(Mn)か3〜6であることを特徴とする。
本発明を以下詳細に説明する。
本発明において(a)ポリプロピレンとしては、ポリプ
ロピレンのホモポリマーに限られず、プロピレン成分を
70モル%以上、好ましくは80モル%以上含む他のα
−オレフィンとのランダムまたはブロック共重合体も使
用する二とかてきる。プロピレンに共重合するコモノマ
ーとしてはエチレンその他のα−オレフィンかあり、エ
チレンか特に好ましい。
本発明においては、上記ポリプロピレンとしては、メル
トフローレート(MFR1230°C1荷重2.16k
g)か1.5〜30g/10分の範囲のものを使用する
VFRか1.5 g/10分未満ては、柔軟性か得られ
ず、成形性や延伸性か低下する。一方MFRか30g/
10分を超えると、高い強度か得られない。特に好まし
いVFRの範囲は1.5〜10g/10分てある。
また上記ポリプロピレンの分子量分布(重量平均分子量
(Plw)/数平均分子量(Mn))の値は3〜6であ
る。分子量分布か3未満ては、強度は向上するか押出成
形時の圧力か上昇し、成形安定性は悪くなり、−万6を
超えると押出成形時の圧力上昇は少なく吐出量は出るが
延伸性か恕くなる為、強度物性で劣る方向になる。
なお、ポリプロピレンをこのようなメルトフローレート
及び分子量分布とするためには、有機過酸化物を添加し
、押出機等により200〜270°C1好ましくは21
0〜250°Cて、2〜10分、好ましくは3〜6分溶
融混練すれはよい。
上記有機過酸化物は特に制限はなく、ポリプロピレンと
の混合分散性か良好で、分散効率か高いものか好ましい
。このような有機過酸化物としては、1分間の半減期を
有する分解温度力筒50°C以上230°C未満の有機
過酸化物か好ましい。上記有機過酸化物としては、例え
は、ジ−ターシャリ−アミルパーオキサイド、ジ−ター
シャリ−ブチルパーオキサイド、ターシャリーブチルク
ミルバオキサイト、ジクミルパーオキシド、1,3−ヒ
ス(ターシャリープチルパーオキンーイソブロピル)ヘ
ンセン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ターンヤリ−
ブチルパーオキシ)ヘキサン、2.2−シ(ターシャリ
−ブチルパーオキシ)ブタン、1.1−ノ(ターンヤリ
−ブチルパーオキシ)−3,3,5−1−リスチルシク
0ヘキサン、2.5−ジメチル−2,5−シ(ターシャ
リ−ブチルパーオキシ)−ヘキシン−3等か挙げられる
。これらの中では、特に2.5−ジメチル−2,5ジ(
t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2.5−ジメチル−
2,5−ジ(ターシャリープチルパーオキン)−ヘキシ
ン−3,1,3−ヒス (ターシャリ−ブチルパーオキ
シ−イソプロピル)ベンセンか好ましい。これらの有機
過酸化物は単独で使用しても、2種以上を併用してもよ
い。
上記有機過酸化物の添加量はポリプロピレン100重量
部に対して0.001〜0.1重量部か好ましく、特に
0.005〜0.05重量部か好ましい。
なお、有機過酸化物の添加は、上述したようにペレット
あるいは粉末状のポリプロピレンに添加する方法の他、
ポリプロピレンにあらかじめ練り混んでおくことにより
行ってもよい。
また、このような有機過酸化物によりメルトフローレー
ト及び分子量分布を調整する場合、調整前の出発原料と
してのポリプロピレンは、メルトフローレートか0.1
〜15g/10分、分子量分布は7〜12のものか好ま
しい。
また、ポリプロピレンのメルトフローレート及び分子量
分布の調整は、チオフォスファイト化合物を添加し、押
出機等により200〜290°C1好ましくは250〜
280°Cて、2〜10分、好ましくは2〜6分溶融混
練することによっても行うことができる。
上記チオフォスファイト化合物としては、具体的にはト
リラウリルトリチオフォスファイト、トリデシルトリチ
オフォスファイト、トリシクロヘキシルトリチオフォス
ファイト、ジラウリルジチオペンタエリスリトールジフ
ォスファイト等か挙げられる。これらの中ではトリラウ
リルトリチオフォスファイト、ジラウリルジチオペンタ
エリスリトールジフォスファイト等が好ましい。
上記チオフォスファイト化合物の添加量は、ポリプロピ
レン100重量部に対して0.001〜2重量部が好ま
しく、特に0.01〜1重量部が好ましい。
また、チオフォスファイト化合物によりメルトフローレ
ート及び分子量分布を調整する場合、調整前の出発原料
としてのポリプロピレンは、メルトフローレートか0.
1〜15g/10分、分子量分布は7〜12のものか好
ましい。
また、チオフォスファイト化合物と前述の有機過酸化物
を併用しても分子量分布を調整できる。
本発明において(b)ポリアミドとしては、ヘキサメチ
レンジアミン、デカメチレンシアミン、ドデカメチレン
ジアミン、2.2.4−または2,4,4.−  トリ
メチルへキサメチレンジアミン、1.3−または1.4
ヒス(アミノメチル)シクロヘキサン、ビス(p−アミ
ノシク0ヘキシルメタン)、m−またはpキシリレンジ
アミンのような脂肪族、指環族又は芳香族のジアミンと
、アジピン酸、スヘリン酸、セバシン酸、シクロヘキサ
ンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸のような
脂肪族、脂環族又は芳香族のジカルボン酸とから製造さ
れるポリアミド、6−アミノカプロン酸、11−アミツ
ウニップカン酸、】2−アミノドデカン酸のようなアミ
ノカルボン酸から製造されるポリアミド、ε−カプロラ
クタム、ω−ドデカラクタムのようなラクタムから製造
されるポリアミド、およびこれらの成分からなる共重合
ポリアミド、またはこれらのポリアミドの混合物か挙げ
られる。具体的にはナイロン6、ナイロン66、ナイロ
ン610、ナイロン9、ナイロン6/66、ナイロン6
6/610 、ナイロン6/11、ナイロン6/12、
ナイロン12、ナイロン46、非晶質ナイロン等が挙げ
られる。これらの中では、剛性、耐熱性の良好な点でナ
イロン6、ナイロン66及びこの両者の共重合体か好ま
しい。
二のポリアミドは、分子量についてはとくに限定されな
いが、240°Cて2.16kg荷重におけるメルトフ
ローレート(MFR)か20g710分以下、好ましく
は2〜IOg/20分のものを使用する。メルトフロー
レートか20g/10分を超えると、得られる組成物の
強度か低下するため好ましくない。
さらに、本発明において(C1変性ポリオレフィンは、
不飽和カルボン酸またはその無水物により変性したポリ
オレフィンである。
不飽和カルボン酸またはその無水物としては、例えばア
クリル酸、メタクリル酸等のモノカルホン酸、マレイン
醜、フマル酸、イタコン酸等のジカルボン酸、無水マレ
イン酸、無水イタコン酸、エンド−ビシクロ(2,2,
1:]−5−へブテン−2,3無水ジカルボン酸(無水
ハイミック酸)等のジカルボン酸無水物等か挙げられ、
特にジカルボン酸及びその無水物か好ましい。
また不飽和カルボン酸又はその無水物により変性するポ
リオレフィンとしては、エチレン、プロピレン、ブテン
−1、ヘキセン−1,4−メチルペンテン−1等の俗オ
レフィンの単独重合体、エチレンとプロピレン又は他の
α−オレフィンとの共重合体、もしくはこれらのトオレ
フィンの2種以上の共重合体、あるいはこれらの単独重
合体とうし、共重合体とうし、さらには単独重合体と共
重合体とをブレンドしたもの等を用いることかできる。
これらのうちては、ポリプロピレン、高密度ポリエチレ
ン等が好ましい。
変性ポリオレフィン中の不飽和カルボン酸又はその無水
物の含有量は0.01〜10重量%の範囲内となるよう
なものであるのか好ましく、具体的には、無水マレイン
酸により変性する場合には、無水マレイン酸の含有量を
0.1〜3重量%、より好ましくは0.2〜2重量%と
し、また無水ハイミック酸を用いる場合には、その含有
量を0.1〜3重量%、より好ましくは0.2〜2重量
%とする。無水マレイン酸及び無水ハイミック酸による
変性量かそれぞれ上記下限値未満であると、変性ポリオ
レフィン添加によるポリアミドとポリプロピレンとの相
溶性向上に十分な効果かなく、また上限値を超えるとポ
リプロピレンとの相溶性か低下する。
なお、上述したような変性ポリオレフィンのメルトフロ
ーレートは3〜30g/10分の範囲内にある。
変性ポリオレフィンの製造は溶液法又は溶融混練法のい
ずれでも行うことかできる。溶融混練法の場合、ポリオ
レフィン、変性用不飽和カルボン酸(又は酸無水物)及
び触媒を押出機や二軸混練機等に投入し、150〜25
0°Cの温度に加熱して溶融しながら混練する。また溶
液法の場合、キシレン等の有機溶剤に上記出発物質を溶
解し、80〜】40 ’Cの温度で撹拌しなから行う。
いずれの場合にも、触媒として通常のラジカル重合用触
媒を用いることかでき、例えば過酸化ベンゾイル、過酸
化ラウロイル、過酸化ジターシャリ−ブチル、過酸化ア
セチル、ターシャリ−ブチルペルオキシ安息香酸、過酸
化ジクミル、ペルオキシ安息香酸、ペルオキシ酢酸、タ
ーノヤリーブチルペルオキシビパレート、2,5−ジメ
チル−2,5−ジターシャリ−ブチルペルオキシヘキシ
ン等の過酸化物類や、アゾビスイソブチロニトリル等の
ジアゾ化合物類等が好ましい。触媒の添加量は変性用不
飽和カルボン酸又はその無水物100重量部に対して1
−100重量部程度である。
上述したような(a)ポリプロピレン、(blポリアミ
ド及び(C)変性ポリオレフィンの配合割合は(a) 
十(b)+(C)を100重量%とじて、(a)ポリプ
ロピレンか475〜95重量%、好ましくは70〜95
重量%であり、(b)ポリアミドか4〜30重量%、好
ましくは4〜20重量%であり、(C1変性ポリオレフ
ィンか1〜22.5重量%、好ましくは1〜10重量%
である。
(alポリプロピレンか47.5重量%未満ては、フィ
ラメントや延伸テープ等にしたときの強度か低下し、一
方95重量%を超えると、ポリアミド及び変性ポリオレ
フィンの割合が低下し過ぎる。
また(b)ポリアミドか4重量%未満では、耐クリープ
性か低下し、一方30重量%を超えると延伸性低下する
さらに、(C1変性ポリオレフィンか1重量%未満ては
、ポリプロピレンとポリアミドとの相溶性か向上せず、
22.5重量%を超えると機械的強度か低下する。
特に上記配合割合において、(b)ポリアミドと、(C
)変性ポリオレフィンとの比率は、重量比((b)・(
C))で4:1〜1・2となるようにするのか、機械的
強度と耐クリープ性とのバランスの点から好ましい。
本発明のポリオレフィン組成物は上記の組成となるか、
その他にその改質を目的として、他の樹脂成分及びゴム
成分、充填剤、熱安定剤、光安定剤、難燃剤、可塑剤、
帯電防止剤、離型剤、発泡剤、核剤、顔料、染料等の他
の添加剤等を添加することかできる。
本発明のポリオレフィン組成物は、以上述へた各成分を
混合し、動的に熱処理、すなわち溶融混練することによ
り製造することかてきる。混練装置としては、開放型の
ミキシンクロールや非開放型のバンバリーミキサ−1押
出機(二軸も含む)、ニーダ−1連続ミキサー等、従来
より公知のものを使用しうる。混線は200〜290°
Cの温度、好ましくは210〜280°Cの温度て、2
〜10分、好ましくは2〜6分間行えばよい。
このようにして得られる本発明のポリオレフィン組成物
は、−軸延伸法等によりモノフィラメントやフラットヤ
ーン、延伸テープ等とするのに好適である。
〔作 用〕
本発明のポリオレフィン組成物は、(a)特定のメルト
フローレート及び分子量分布を有するポリプロピレン4
7.5〜95重量%と、(b)ポリアミド4〜30重量
%と、(C1変性ポリオレフィン1〜22.5重量%と
を含有してなるので、良好な延伸性と強度を有するとと
もに、耐クリープ性に優れたモノフィラメントや延伸テ
ープ等を与える。
このような効果か得られる理由については必ずしも明ら
かではないか、マトリックスとなるポリプロピレンとし
てモノフィラメントや延伸テープに最適なメルトフロー
レート及び分子量分布を有するものを選択するとともに
、延伸性及び強度に優れるポリプロピレンと、耐クリー
プ性に優れるポリアミドと、両者の相溶化剤として変性
ポリオレフィンとを特定の割合で配合しているためであ
ると考えられる。
〔実施例〕
本発明を以下の具体的実施例によりさらに詳細に説明す
る。
なお、各実施例及び比較例において原料樹脂としては以
下のものを用いた。
[1]ホモポリプロピレン HPP:(メルトフローレー)  (MFR,230°
C12,16kg荷重)1.5g/10分、分子量分布
7〜8〕 [2]ポリアミド ナイロン−6: NY−6(UBE1030B、宇部興
産■製、メルトフローレート(MFR,240°C12
゜16kg荷重)約3g/10分〕 [3]変性ポリプロピレン CMPP・エンド−ビシクロC2,2,1)−5−ヘプ
テン−2,3−無水シカルボン酸変性ポリプロピレン〔
酸付加率0.3重量%〕実施例1〜4 ホモポリプロピレン(HPP 、 MFRl、5g/1
0分、分子量分布7〜8 )100重量部に対して、2
.5−ジメチル−2,5−ジ(ターシャリープチルパー
才キシ)ヘキサン0.01重量部を添加し、50mmφ
の単軸押出機(フルフライトスクリュー、L/D =2
6)に投入し、約230°Cで混練し、メルトフロート
ート3g/10分、分子量分布5.8のポリプロピレン
を得た。
このようにして得られたポリプロピレンと、ポリアミド
(Ny−6)と、変性ポリプロピレン(CMPP)とを
第1表に示す割合で配合し、2軸押用機(45−φ、L
/D =30’)で、シリンダ温度240〜250°C
C1200rpて溶融混練して、チップ化した。
次に上記チップを、押出機(40mmφ、スクリュー 
35rpm、、L/D= 26)を有するモノフィラメ
ント製造装置により、下記条件により加工し、約400
デニールのモノフィラメントとした。また、延伸可能な
最高倍率の測定も行った。
・押出温度 290°C ・延伸温度、98°C ・延伸倍率・5倍、7倍 このようにして得られたモノフィラメントに対して、降
伏強度、破断伸度、クリープ伸びの測定を行った。
結果を第1表にあわせて示す。
実施例5 ホモポリプロピレン(HPP 、 MFRl、5g/1
0分、分子量分布7〜8 )100重量部に対して、ト
リラウリルトリチオフォスファイト1重量部を添加し、
50mmφの単軸押出機(フルフライトスクリューL/
D =260)に投入し、約260°Cて混練し、メル
トフローレート3g/10分、分子量分布4.9のポリ
プロピレンを得た。
このようにして得られたポリプロピレンと、ポリアミド
(Ny−6)と、変性ポリプロピレン(CMPP)とを
第1表に示す割合で配合し、2軸押用機(45mmφ、
L/D二30)で、シリンダ温度240〜250℃、2
0Orpmで溶融混練して、チップ化した。
次に上記チップを、押出機(40mmφ、L/’D=2
4)を有するモノフィラメント製造装置により、実施例
1と同様の条件でモノフィラメンl〜とした。
このようにして得られたモノフィラメントに対して、降
伏強度、破断伸度、クリープ伸びを実施例1同様にして
測定を行った。
結果を第1表にあわせて示す。
比較例1〜3 ホモポリプロピレン(HPP 、 MFRl、5g/1
0分、分子量分布7〜8 )100重量部に対して、2
,5−ジメチル−2,5−ジ(ターシャリ−ブチルパー
オキシ)ヘキサン0.008重量部を添加し、50mm
φの単軸押出機(フルフライトスクリュー、L/D =
26)に投入し、約230℃で混練し、メルトフローレ
ート3g/10分、分子量分布6.0のポリプロピレン
を得た。
このようにして得られたポリプロピレンと、ポリアミド
(Ny−6)と、変性ポリプロピレン(CMPP)とを
第1表に示す割合で配合し、2軸押用機(45mmφ、
L/D =30)で、シリンダ温度240〜250″C
C120Orpで溶融混練して、チップ化した。
次に上記チップを、押出機(40mmφ、L/D=24
)を有するモノフィラメント製造装置により、実施例1
と同様の条件でモノフィラメントとした。
このようにして得られたモノフィラメントに対して、降
伏強度、破断伸度、クリープ伸びを実施例1と同様にし
て測定した。
結果を第1表にあわせて示す。
比較例4 ポリアミド単独の場合のモノフィラメントに対して、降
伏強度、破断伸度、クリープ伸びを実施例】と同様にし
て測定した。
結果を第1表にあわせて示す。
比較例5.6 ホモポリプロピレン(HPP 、 MFRl、5g/1
0分、分子量分布7〜8)と、ポリアミド(Ny−6)
と、変性ポリプロピレン(CMPP)とを第1表に示す
割合て配合し、2軸押用機(45mmφ、L/D =3
0)で、シリンダ温度240〜250°C,20Orp
mで溶融混練して、チップ化した。
次に上記チップを、押出機(40mmφ、L/D=24
)を有するモノフィラメント製造装置により、実施例1
と同様の条件でモノフィラメントとした。
二のようにして得られたモノフィラメントに対して、降
伏強度、破断伸度、クリープ伸びを実施例1同様にして
測定した。
結果を第1表にあわせて示す。
(1)JIS J1070フィラメント糸の引張試験方
法に準拠して測定。
(2)JIS J1070フィラメント糸の引張試験方
法に準拠して測定。
(3)JIS J1073  (合成繊維フィラメント
糸の試験方法)により測定したモノフィラメントのデニ
ール僅の2倍の荷重を、40°Cて、7日間モノフィラ
メントに負荷した後の標準線間(50an)の伸び率を
測定。
第1表より明らかなように本発明のポリオレフィン組成
物は、最高延伸倍率が大きく、降伏強度、破断伸度、ク
リープ伸びのすへてか良好である。
これに対し、ポリプロピレン単独の場合、あるいはポリ
アミドを含有しない比較例1.2及び5の組成物のモノ
フィラメントはクリープ伸びか大きく、変性ポリプロピ
レンを含有しない比較例3.6の組成物はポリプロピレ
ンとポリアミドとの相溶性か良好でないため、成形不良
を生じた。またポリアミド単独による比較例4のモノフ
ィラメントは延伸性か十分でなかった。
〔発明の効果〕
以上に詳述したように、本発明のポリオレフィン組成物
は、特定の分子量分布を有するポリプロピレンと、ポリ
アミドと、変性ポリオレフィンとを含有してなるので、
良好な延伸性と強度を有するとともに、耐クリープ性に
優れている。
このような本発明の組成物は、上述した特性を有してい
るので、モノフィラメントやフラ・ノドヤーン、自動結
束テープ、ロープ、ネ・ソト等とするのに好適である。
出 願 人 東燃石油化学株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)ポリプロピレン47.5〜95重量%と、
    (b)ポリアミド4〜30重量%と、 (C)不飽和カルボン酸またはその無水物により変性さ
    れたポリオレフィン1〜22.5重量%とを 含有し、前記ポリプロピレンの重量平均分子量(@M@
    w)/数平均分子量(@M@n)が3〜6であることを
    特徴とするポリオレフィン組成物。
  2. (2)請求項1に記載のポリオレフィン組成物において
    、前記ポリプロピレンの重量平均分子量(@M@w)/
    数平均分子量(@M@n)の値が、有機過酸化物の添加
    後、加熱処理することにより調整されたものであること
    を特徴とするポリオレフィン組成物。
  3. (3)請求項1に記載のポリオレフィン組成物において
    、前記ポリプロピレンの重量平均分子量(@M@w)/
    数平均分子量(@M@n)の値が、チオホスファイト化
    合物の添加後、加熱処理することにより調整されたもの
    であることを特徴とするポリオレフィン組成物。
  4. (4)請求項1乃至3のいずれかに記載のポリオレフィ
    ン組成物において、前記(b)ポリアミドと、前記(c
    )変性ポリオレフィンとの配合割合が重量比((b):
    (c))で4:1〜1:2であることを特徴とするポリ
    オレフィン組成物。
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