JPH0488667A - 低ノイズ型出力バッファ回路 - Google Patents

低ノイズ型出力バッファ回路

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JPH0488667A
JPH0488667A JP2203564A JP20356490A JPH0488667A JP H0488667 A JPH0488667 A JP H0488667A JP 2203564 A JP2203564 A JP 2203564A JP 20356490 A JP20356490 A JP 20356490A JP H0488667 A JPH0488667 A JP H0488667A
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昌浩 木村
Kenji Matsuo
松尾 研二
Masayo Fujita
昌代 藤田
Ikuo Tsuchiya
土屋 郁男
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Tosbac Computer System Co Ltd
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Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、特に高電流駆動力、高速性を要求されるB1
−CMOS出力バッファ回路に関する。
(従来の技術) 従来、高電流駆動力、高速性を要求されるBi−CMO
S出力バッファ回路には、例えば第11図に示すような
ものが知られている。
この回路の動作は、まず、入力端子901に“H(Hi
gh)  レベルの入力信号VINが印加された時、P
チャネル型MO8FET902はオフ状態、Nチャネル
型MOSFET903はオン状態となる。このため、N
PN型バイポーラトランジスタ904のベース電位がほ
ぼ“L (GND)”レベルとなり、トランジスタ90
4がオフ状態となる。一方、入力端子901に印加され
る“H#レベルの電圧VINは、インバータ905,9
06二段を介すことにより、NPN型バイポーラトラン
ジスタ907のベースに印加される。つまり、人力の正
転信号(この場合“H”レベルの電圧)がトランジスタ
907のベースに印加されるため、トランジスタ907
がオン状態となり、出力端子908には“H”レベルの
出力電圧■。UTが出力される。
次に、入力端子901に“L(Low)“レベルの電圧
VINが印加された時、トランジスタ907のベースに
は“L”レベルの電圧が印加されるため、トランジスタ
907はオフ状態となる。
一方、Pチャネル型MOSFET902はオン状態、N
チャネル型MOSFET903はオフ状態となるため、
トランジスタ904のベース電位が上昇し、トランジス
タ904はオン状態となり、出力端子908には“L”
レベルの出力電位V OUTが出力される。
しかしながら、上記構成を有する回路では、入力信号V
INが“H”レベル(例えば5V)から“L″レベル例
えばOV)へ変化する際、トランジスタ907は、イン
バータ906のNチャネル型MOSFET909のオン
により、ベース電位がユOvとなるため、オフ状態とな
る。一方、Pチャネル型MO8FET902がオン状態
となるため、トランジスタ904のベース電位か上昇し
、かつそのベースには電流が流れ込んでくる。
そして、トランジスタ904はオン状態となり、出力端
子908の出力電位V。u↑は、“H”レベルから′L
”レベルへ変化する。
この時、第12図に示すように、遷移電流iと、ボンデ
ィングワイヤ等に含まれている寄生のインダクタンスL
pとによって、アンダーシュートと呼ばれる一時的に出
力電位V。、Tがマイナス(GNDレベル以下)になる
現象が生じる。この現象は、Lp Xd i/d tの
式で一般によく知られたものである。
このアンダーシュートにより、トランジスタ907のベ
ース・エミッタ間の電位差が、トランジスタ907の閾
値電圧V1以上となり、かつトランジスタ907のベー
ス電位がマイナス(GNDレベル以下) 具体的にはア
ンダーシュートのピーク値(Vusp)+トランジスタ
907の閾値電圧vFとなる。これにより、インバータ
906のNチャネル型MOSFET909のソース・ド
レイン間に電位差が生じ、電流ilがVss(GNDレ
ベル)からNチャネル型MOSFET909を介してト
ランジスタ907のベースへ流れ込む。このため、オフ
状態でなければならないトランジスタ907がオン状態
となってしまい、トランジスタ907に大きなコレクタ
電流が流れる。
従って、第13図に示すように、上記コレクタ電流と、
電源Vpp線に含まれるインダクタンス(L、)成分と
によって電源VDDが大きく揺れてしまう。即ち、上記
出力バッファ回路のようなロジックはLSIの中に複数
あり、これらロジックの電源■DDは、共通に使用して
いるのが普通であるから、例えば上記出力バッファ回路
910の近傍のロジック911の出力電位v −our
に揺れか生じる。ここで、この出力電位V″0LITの
揺れか、ロジック911につながる次段のロジックの回
路閾値を越えてしまうことも考えられ、このような場合
には、その次段のロジックの誤動作を引き起こすという
欠点がある。
(発明が解決しようとする課題) このように、従来の出力バッファ回路は、アンダーシュ
ートに起因して電源から大きな電流が流れていた。この
ため、前記出力バッファ回路の近傍に存在するロジック
の電源電位の揺れを招き、場合によっては、この揺れが
前記ロジックにつながる次段のロジックの回路閾値を越
え、誤動作を引き起こすという欠点があった。
本発明は、上記欠点を解決すべくなされたものであり、
アンダーシュートによって生じる電源からの電流を抑え
ることにより、電源電位の揺れを防ぎ、もって信頼性の
高い比カバ9フフ回路を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の低ノイズ型出力バ
ッファ回路は、電源電位に接続され、第1の入力信号に
対応して前記電源電位を出力する第1の素子と、接地電
位に接続され、第2の入力信号に対応して前記接地電位
を出力する第2の素子と、コレクタが前記電源電位に接
続され、エミッタが出力端子に接続され、ベースが前記
第1の素子に接続されるバイポーラトランジスタと、カ
ソードが前記第2の素子に接続され、アノードが前記バ
イポーラトランジスタのベースに接続されるダイオード
とを備えている。
また、電源電位に接続され、第1の入力信号に対応して
前記電源電位を出力する第1の素子と、第2の入力信号
に対応して接地電位を出力する第2の素子と、コレクタ
が前記電源電位に接続され、エミッタが出力端子に接続
され、ベースが前記第1及び第2の素子に接続されるバ
イポーラトランジスタと、カソードが前記接地電位に接
続され、アノードか前記第2の素子に接続されるダイオ
ードとを備えている。
(作用) このような構成によれば、第2の素子とバイポーラトラ
ンジスタのベースとの間、又は第2の素子と接地電位と
の間にはダイオードが接続されている。これによって、
アンダーシュート現象によって生じる電流を遮断するこ
とができ、信頼性の高い出力バッファ回路を提供するこ
とができる。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について詳
細に説明する。なお、この説明において、全図にわたり
共通部分には共通の参照符号を付すことにより重複説明
を避けることにする。
第1図は、本発明の第1の実施例に係わる出力バッファ
回路の基本構成を示すものである。ここで、101は入
力端子、102−は“H”レベル(電源VDD電位)を
出力する素子、例えばPチャネル型MO3FET、10
3−は“L”レベル(接地VSS電位)を出力する素子
、例えばNチャネル型MOSFET、104は論理回路
、例えばインバータ、105は論理回路104の出力が
ベースに印加されるNPN型バイポーラトランジスタ、
106は出力端子、107はダイオードをそれぞれ示し
ている。
つまり、本発明の出力バッファ回路は、バイポーラトラ
ンジスタ105のベースと“L“レベル(接地VSS電
位)を出力する素子103′との間にダイオード107
が設けられている。このダイオード107は、カソード
が“L”レベルを出力する素子103′に、又アノード
がバイポーラトランジスタ105のベースに接続されて
いる。
これによって、アンダーシュート現象によって生じる電
流を遮断し、バイポーラトランジスタ105がオン状態
になるのを防いでいる。
第2図は、上記第1の実施例に係わる出力バッファ回路
を具体的に示すものである。ここで、102及び108
はPチャネル型MO5FET。
103及び109はNチャネル型MOSFET。
110はNPN型バイポーラトランジスタ、111はイ
ンバータをそれぞれ示している。
この回路の具体的な動作は、まず、出力端子106の電
位voU丁が“H゛レベルら“L”レベルへ遷移した場
合には、このとき流れる遷移電流と配線等に含まれるイ
ンダクタンス(Lp )成分により、出力電位V 0L
ITに第3図に示すようなアンダーシュート現象が生じ
る。この現象によって、バイポーラトランジスタ105
のベース・エミッタ間の電位差が、バイポーラトランジ
スタ105の閾値電圧vP以上になる。また、バイポー
ラトランジスタ105のベース電位がマイナスとなるた
め、バイポーラトランジスタ105のベースとNチャネ
ル型MOSFET103のソースとの間に電位差が生じ
る。ここまでは、従来と同様である。
ところが、Nチャネル型MOSFET103のドレイン
とバイポーラトランジスタ105のベースとの間にダイ
オード107が接続されている。
このダイオード107は、アンダーシュートによって生
じる電流経路11に対して第4図に示すような逆方向特
性を有するように、カソードがNチャネル型MOSFE
T10Bのドレインに、又アノードがバイポーラトラン
ジスタ105のベースに接続されている。
このような構成によれば、ダイオード107が設けられ
ることによって、アンダーシュート現象に伴う電流経路
11が遮断される。よって、バイポーラトランジスタ1
05のベースには、このバイポーラトランジスタ105
がオンとなるために必要な電流が供給されることがない
。即ち、バイポーラトランジスタ105が不必要にオン
状態となることを防止できる。つまり、電源VDDの揺
れを抑制でき(第3図参照)、この出力バッファ回路の
近傍のロジックの出力電位の揺れも防げるため、信頼性
の高いロジックを提供できる。ここで、接地電位V55
とバイポーラトランジスタ105のベースとの間に生じ
る電位差は、ダイオードI C)7の逆方向のブレーク
ダウン電圧に比較して無視できる程小さい。
第5図乃至第7図は、上述した第1の実施例の変形例を
示すものである。
第5図は、インバータ104のPチャネル型MO3FE
Tを抵抗に変えたものである。また、第6図は、インバ
ータ104のNチャネル型MOSFETを抵抗に変えた
ものである。さらに、第7図は、インバータ104のN
チャネル型MOSFETをNPN型バイポーラトランジ
スタに変えたものである。
これら変形例においても、上述した第1の実施例と同様
の効果を得ることができる。
第8図は、本発明の第2の実施例に係わる出力バッフ7
回路の基本構成を示すものである。
つまり、本実施例の出力バッファ回路は、入力信号によ
り、′H”レベルの出力信号(電源VDD電位)又は“
L”レベルの出力信号(接地VSS電位)を出力する論
理回路104と、接地VSS電位との間にダイオード1
07が接続されている。これによって、アンダーシュー
ト現象によって生じる電流を遮断し、バイポーラトラン
ジスタ105がオン状態になるのを防いでいる。
第9図は、上記第8図の出力バッファ回路を具体的に示
すものである。なお、この回路の具体的な動作は、上記
第1の実施例と同様である。
このような、ダイオード107を論理回路外に設けた場
合においても、上述した第1の実施例と同様の効果を得
ることができる。また、論理回路104については、前
記第1図に示す構成のものの他、前記第5図乃至第7図
の変形例に示すようなものが使用できることは言うまで
もない。
第10図は、本発明の第3の実施例に係わる出力バッフ
ァ回路を示すものである。
この実施例では、出力端子106から “L”レベルを出力する素子にNチャネル型MOSFE
T112を使用したものである。この場合、Nチャネル
型MOSFET112のベースをインバータ111の出
力に接続することにより出力バッファ回路を構成できる
ため、回路構成が簡単になる。
ところで、これら説明してきた実施例では、アンダーシ
ュート現象に伴う電流経路11を遮断するための素子と
して、−船釣なPN接合によるダイオード107を用い
たが、これに限られず、例えばショットキーダイオード
であってもよい。
また、論理回路104内のNチャネル型MOSFET1
0Bのソースは、接地であるのが好ましく、接地より高
い電位に持ち上げることは本発明にとって不利である。
[発明の効果] 以上、説明したように、本発明の出力バッファ回路によ
れば、次のような効果を奏する。
インバータの出力と接地(V ss)電位との間にはダ
イオードが設けられている。このダイオードは、カソー
ドが接地電位側に、又アノードがインバータの出力側に
接続されている。これによって、アンダーシュート現象
によって生じる電流を遮断することができ、信頼性の高
い出力バッファ回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係わる出力バッフ7回
路の基本構成を示す回路図、第2図は前記第1図の出力
バッファ回路を具体的に示す回路図、第3図は本発明の
出力バッファ回路の電源vDD波形と出力V。UT波形
とを示す図、第4図はダイオードの特性を示す図、第5
図乃至第7図はそれぞれ前記第2図の出力バッファ回路
の変形例を示す回路図、第8図は本発明の第2の実施例
に係わる出力バッファ回路の基本構成を示す回路図、第
9図は前記第8図の出力バッファ回路を具体的に示す回
路図、第10図は本発明の第3の実施例に係わる出力バ
ッファ回路を示す回路図、第11図は従来の出力バッフ
ァ回路を示す回路図、第12図は従来の出力バッファ回
路の電源vDD波形と出力vout波形とを示す図、第
13図は従来のアンダーシュート現象に伴う電源VDD
及び近傍のロジックの出力V′。わ、波形の揺れの原理
を示す回路図である。 101・・・入力端子、102.108・・・Pチャネ
ル型MOSFET、103,109.112・・・Nチ
ャネル型MOSFET、104・・・論理回路(インバ
ータ)、105,110・・・NPN型バイポーラトラ
ンジスタ、106・・・出力端子、107・・・ダイオ
ード、111・・・インバータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電源電位に接続され、第1の入力信号に対応して
    前記電源電位を出力する第1の素子と、接地電位に接続
    され、第2の入力信号に対応して前記接地電位を出力す
    る第2の素子と、コレクタが前記電源電位に接続され、
    エミッタが出力端子に接続され、ベースが前記第1の素
    子に接続されるバイポーラトランジスタと、カソードが
    前記第2の素子に接続され、アノードが前記バイポーラ
    トランジスタのベースに接続されるダイオードとを具備
    したことを特徴とする低ノイズ型出力バッファ回路。
  2. (2)電源電位に接続され、第1の入力信号に対応して
    前記電源電位を出力する第1の素子と、第2の入力信号
    に対応して接地電位を出力する第2の素子と、コレクタ
    が前記電源電位に接続され、エミッタが出力端子に接続
    され、ベースが前記第1及び第2の素子に接続されるバ
    イポーラトランジスタと、カソードが前記接地電位に接
    続され、アノードが前記第2の素子に接続されるダイオ
    ードとを具備したことを特徴とする低ノイズ型出力バッ
    ファ回路。
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