JPH0488011A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物

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JPH0488011A
JPH0488011A JP2204088A JP20408890A JPH0488011A JP H0488011 A JPH0488011 A JP H0488011A JP 2204088 A JP2204088 A JP 2204088A JP 20408890 A JP20408890 A JP 20408890A JP H0488011 A JPH0488011 A JP H0488011A
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epoxy
epoxy resin
resin composition
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JP2204088A
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Inventor
Akira Yamaguchi
晃 山口
Shuichi Kanekawa
金川 修一
Mikio Hayashi
幹夫 林
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明の組成物は、繊維強化樹脂材料用のマトリックス
樹脂に関するものである。
〈従来の技術〉 繊維強化樹脂、中でもシー)・モールディングコンパウ
ンド(以下SMCと称す)は、1970年代の初期に実
用化され、近年工業用部品、自動車用部品、浴槽等の多
方面に需要が拡大している。
SMCは、強化短繊維とマトリ、クス樹脂から構成され
、強化短繊維に樹脂組成物を含浸させてシート状にした
ものをBステージ化することにより製造される。
そして、SMCは、主として、金型内で加熱圧縮し硬化
させて成形体としている。
SMCに使用される7トリノクス樹脂としては、不飽和
ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂
、フェノール樹脂等がある。
エポキシ樹脂を主成分とするSMCのマトリックス樹脂
については特開昭58−191723号公報に水酸基を
有するエポキシ樹脂、ポリオール及びポリイソシアネー
ト化合物よりなる組成物が記載されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 SMCに用いられる樹脂組成物は含浸の際には充分低粘
度である必要がある。
一方でBステージ化後には、SMCの取扱性が良好で、
それまでシートの両面に貼られたフィルムの剥離が容易
であり、かつ加熱圧縮成形時に良好な成形品を与えるよ
うな流動特性、硬化速度のものでなければならない。
また、成形効率の点からは成形硬化時における硬化速度
が大きく、ボストキュアーを行うにしろ、短時間で成形
金型から離型し得るような硬化速度が要求される。
しかも樹脂組成物のボットライフが長く、SMC自体の
貯蔵安定性が良好である必要がある。
エポキシ樹脂は、耐衝撃性等の機械物性、耐熱性に優れ
る反面、本来Bステージ化が難しく、かつ硬化速度が遅
いという特性を有している。
前述の特開昭58−191723号公報の樹脂組成物で
、その硬化速度が小さい場合には、SMCの加熱圧縮成
形時の溶融粘度が小さくなり過ぎて7トリソクス樹脂が
流出し歩止まりが悪くなる。
本発明は、耐衝撃性、耐熱性に優れるというエポキシ樹
脂の特性を損なうことなく、Bステージ化が容易でかつ
優れた加工性、圧縮成形性、硬化速度、樹脂組成物のボ
y l□ライフ、SMCの貯蔵安定性を有するエポキシ
樹脂組成物を提供するものである。
く課題を解決するための手段) 本発明は、 ■一分子当りの平均水酸基数カ月、5以下であるエポキ
シ樹脂;100重量部、 ■ポリオール化合物;5〜150重量部、■ポリイソシ
アネート化合物;イソシアネート基がポリオール化合物
中の水酸基に対し、当量比で0.3〜1.6となる量、 ■ジシアンジアミド;アミノ基活性水素が樹脂組成物中
のエポキシ基及びイソシアネー1.1の合計に対し当量
比で0.7〜1.5となる量、[5]式(I)あるいは
式(II) (但し式中R1は炭素数1〜24の炭化水素基、R2は
水素または炭素数1〜10の炭化水素基)(但し式中R
3は、炭素数12〜24の脂肪族で示されるイミダゾー
ル化合物から選ばれた少なくとも一種;]〜8重量部、 からなるエポキシ樹脂組成物である。
本発明において一分子当りの平均水酸基数が1、五位か
であるエポキシ樹脂としては、その分子骨格は公知のも
のである。
例えば、ビスフェノールA1ビスフエノールF、ビスフ
ェノールAD及びこれらのハロゲン置換体等のビスフェ
ノール類のグリシジルエーテル化合物;ハイドロキノン
、レゾルシン等の多価フェノール類のグリシジルエーテ
ル化合物;フェノールノボラック、タレゾールノボラン
ク、レゾルシンノボラソク、トリヒドロキシフェニルメ
タン、トリヒドロキシフェニルプロパン、テトラヒドロ
キシフェニルエタン、ポリビニルフェノール、ポリイソ
プロペニルフェノール等のグリシジルエーテル;フェノ
ール類と芳香族カルボニル化合物との縮合反応により得
られる多価フェノール類のグリシジルエーテル化合物;
ポリアルキレングリコール、ポリオキシ炭化水素系基) アルキレンビスフェノールA等の多価アルコール類のグ
リシジルエーテル化合物;4−アミノm−クレゾール、
4−アミノ−0−クレゾール、m−アミノフェノール、
P−アミノフェノール、ジアミノジフェニルメタン、ジ
アミノジフェニルスルポン、アニリン、2アミノ1〜ル
エン等の芳香族アミン類から誘導されるグリシジルアミ
ン化合物:ビニルシクロへギセンジオキサイド、アリシ
リノクジエボキシアセクール、アリシリノクジエボキシ
カルボキシレート等の脂環式エポキシ樹脂;ヒダントイ
ン型エポキシ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート等
の複素環式エポキシ樹脂等である。
これらは単独あるいは2種以上混合して用いられる。
該水酸基は、エポキシ基の加水分解により生成するほか
、上記のグリシジルエーテル、グリシジル化物を、その
原料の多価フェノール、アミノ化合物のグリシジル化反
応で得る際、分子間反応によって生成する。
従って、これら副反応の少ない高純度のエポキシ樹脂を
用いる。
該水酸基が1.5を越えて多いと硬化物の架橋密度を低
下させ、硬化物の耐熱性が低下する。
なお、エポキシ樹脂の一分子当りの平均水酸基数は、ま
ず水酸法含有量を、ハンドブノクオブエボキシレジンズ
(lland book of [1poxy Re5
ins)ヘンリー・リー(llenry Lee)及び
クリスネビイル(Kris Neville)共著マク
グローヒル社(Mc Graw 1lill Book
 Company)  1982年出版の4−22頁記
載の塩化アセチル法で測定し、次に平均分子量をゲルパ
ーミユエイションクロマトグラフによって測定し、両者
の測定値から算出する。
本発明のポリオール化合物は、−・分子中に平均2個以
上の水酸基を存するポリオール化合物であれば、公知の
ものが使用できる。
例えば−分子中に平均2個以上の水酸基を有するエポキ
シ樹脂、ポリオキンアルキレンビスフェノールA1ジア
ルキレングリコール、ポリエーテルポリオール、ポリエ
ステルポリオール及び、エポキシ樹脂とアクリル酸やメ
タアクリル酸のごとき不飽和−塩基酸をエステル化触媒
の存在下、公知の方法で反応させて得られる一分子中に
平均2個以上の水酸基を有するエポキシビニルエステル
樹脂でアル。
これらの単独あるいは2種以上が混合して用いられる。
ポリオール成分の使用量は、エポキシ樹脂100重量部
に対して5〜150重量部である。
5重量部未満では、Bステージ化が充分とならず、15
0重量部を超えるとエポキシ樹脂特有の耐熱性、耐衝撃
性等の性能が低下する。
本発明においてポリイソシアネート化合物としては、−
分子中に平均2個以上のイソシアネート基を有するもの
であれば公知のものが使用できる。
例えばエヂレンジイソシアネート、トリメチレンジイソ
シアネート、ドデカメヂレンジイソシア不−ト、ヘキサ
メチレンジイソンアネート、テトラメチレンジイソシア
不一ト、ペンタメチレンジイソシアネート、プロピレン
−12ジイソシアネート、2,3−ジメチルテトラメチ
レンジイソシアネート、ブチレン−1,2ジイソシアネ
ート、ブチレン−1,3−ジイソシアネート、1.4−
ジイソシアネートヘキサン、シクロペンテン−1,3−
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,
234−テトライソシアネートブタン、ブタン−12,
3−トリイソシアネ−1・等の脂肪族イソシアネート:
p−フェニレンジイソシアネート、■−メヂルフェニレ
ンー2.4−ジイソシアネート、ナフタレン−1,4−
ジイソシアネート、トルレンジイソシアネート、ジフェ
ニル−44−ジイソシアネート、ベンゼン−1,2,4
トリイソシアネ−1・、キシレンジイソシア不−1・、
ジフェニルメタンジイソシアネート、ンフェニルプロパ
ンジイソシアネート、テトラメチレンキシレンジイソシ
アネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート等
の芳香族イソシアネート:あるいは上述のポリイソシア
ネ−1・化合物のトリマー、さらには」二連のポリイソ
シアネート化合物のカルボジイミド変性物:これらのポ
リイソシアネート化合物をポリオール化合物と予備重合
させることによって得られるプレポリマーがあり、これ
らの単独あるいは2種以上混合して用いられる。
イソシアi、 −+−化合物のトリマーは、特開昭61
、−129173号公報に記載のごとき公知の方法で製
造され、この場合生成物は1個のイソシアヌレート環を
有するトリマー以外に2個以上のイソシアヌレート環を
有する化合物等である。
本発明においてはこのような混合物もイソシアネート化
合物のトリマーに含まれる。
なかでも脂肪族ポリイソシアネ−1・を用いる場合には
芳香族ポリイソシアネートを用いる場合に比べて樹脂組
成物の初期の増粘速度が小さく、SMCに加工する際充
分な時間が取ることができるという点で有利である。
ポリイソシアネート化合物の使用量は使用するイソシア
ネート化合物あるいはポリオール化合物の官能基数にも
よるが、ポリオール化合物中の水酸基に対して当量比で
イソシアホー1−基が0.3〜1.6となる量である。
ポリイソシアネ−1・あるいはポリオールのいずれか一
方または両方の官能基数が多い程、増粘効果が高く、よ
り少量のポリイソシアネート化合物及びポリオール化合
物の使用で所望のBステージ状態を得ることができる。
本発明において硬化剤としてジシアンジアミドを使用す
る。
硬化の際ジシアンジアミドはエポキシ樹脂とイソシアネ
ート化合物とに作用し網目構造を生成せしめる。
ジシアンジアミドの使用量は、組成物中のエボギシ基及
びイソシアネート基の合計に対し当量比で0.7〜1.
5となるアミノ基活性水素を有する量である。
当量比が0.7未満では、充分な硬化速度が得られず、
1.5を超えると硬化物の吸水性が太きくなるので好ま
しくない。
なお、硬化速度を速めるために必要に応して、公知の潜
在性エポキシ硬化剤を併用することができる。
本発明の一般式(1)  (rl)で示されるイミダゾ
ール化合物の具体的例は、2−へブタデジルイミダゾー
ル、2.4−ジアミノ−6−〔2メチルイミダヅリル−
(]’))  −エチルS−トリアジン、2,4−ジア
ミノ−6−〔2エチル−4゛ −メチル−イミダブリル
ー(1)〕−〕エルルーS−トリアジン2.4−ジアミ
ノ−6−〔2゛ −ウンデシルイミダゾリル(1’)]
 −]エチルー3−リアジン等である。
これらは、硬化促進剤としての役割のものである。
該イミダゾール化合物の配合量は、■のエポキシ樹脂1
00重量部に対して1〜8重量部である。
この量によっても硬化速度が調整できるが、1重量部未
満では充分な硬化速度が得られず、8重量部を越えて多
いと、最終成形体の靭性が低下するので好ましくない。
硬化速度を速めるために必要に応して公知の潜在性エポ
キシ樹脂硬化促進剤を併用することができる。
本発明において、樹脂組成物を繊維に含浸させる前に樹
脂組成物の粘度を低下させるため、希釈剤として公知の
エポキシ系反応性希釈剤やラジカル重合性ビニルモノマ
ーを使用することができる。
エポキシ系反応性希釈剤としては例えばフェニルグリシ
ジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、アリルグリ
シジルエーテル等があり、これらの単独あるいは2種以
上混合して用いることができる。
エポキシ系反応性希釈剤の使用量は、■のエポキシ樹脂
100重量部に対して30重量部未満である。
30重量部を超えると硬化物の耐熱性、機械約物性等が
低下する。
ラジカル重合性ビニルモノマーとしては例えばスチレン
、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレ
ン、(メタ)アクリル酸のアルキルエステル、アクリロ
ニI・ジル、酢酸ビニル、酢酸アリル、トリルシアヌレ
ート、グリシジルメタアクリレート、N−(4−(2,
3エボキシプロボキシ)−3,5−ジメチルペンシルツ
ーアクリルアミド、N−〔4−(23−エボギシプロボ
キシ)−3−メチルヘンシル〕−アクリルアミド等があ
り、これらの単独あるいは2種以ト混合して用いること
ができる。
なかでも分子内にエポキシ基を有するものが硬化物の面
]熱性の点で好ましい。
ラジカル重合性ビニルモノマーとエポキシ樹脂の相溶性
が乏しい場合には、相溶性の改良を目的としてエポキシ
ビニルエステル樹脂を混合して用いることができる。
なお、このエポキシビニルエステル樹脂は、前述のポリ
オール化合物で例示のもののほか、−分子中の水酸基数
には限定されないものも含む。
ラジカル重合性ビニルモノマーあるいは、ラジカル重合
性ビニルモノマーとエポキシビニルエステル樹脂を混合
使用する場合には、その使用量があまり多いと樹脂組成
物の硬化速度が低下し、成形時の硬化収縮が大きくなり
、また硬化物の耐熱性が低下する傾向がある。
従って補強繊維に含浸させる時の含浸性との兼合でその
量を定める。
またラジカル重合性ビニルモノマーの使用量は、エポキ
シ樹脂100重量部に対して70重量部未満である。
ラジカル重合性ビニルモノマーとエポキシビニルエステ
ル樹脂を併用の場合それらの合計量は、エポキシ樹脂1
00重量部に対して200重量部未満である。
またラジカル重合性ビニルモノマーの使用量は、エポキ
シ樹脂100重量部に対して30重量部未満である。
なお、ラジカル重合性ビニルモノマーを用いる場合には
、ラジカル重合開始剤を併用する。
該ラジカル重合開始剤としては公知のものが使用できる
中でも有機過酸化物が好ましく、硬化反応が行われる温
度に適合しているものを選択すればよい。
有機過酸化物としては、例えば、t−ブチルハイドロパ
ーオキサイド、キュメンハイドロバーオキライド、ジ−
t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、
ヘンシイルバーオキサイド、t−プチルペルオキシヘン
ゾエ−1・、1.1−ビス(t−ブチルペルオキシ)3
,3゜5−トリメデルシクロヘキサン、n−ブチル4゜
4−ビス(t−ブチルペルオキシ)バレレート、2.5
−ジメチル−2,5−ジ(L−ブチルペルオキシ)ヘキ
サン、L−ブチルペルオキシオクトエ−1・、2,5−
ジメチルへキシル−25−ジヒドロペルオキシド、2.
5−ジメチルへキシル−2,5−ジ(ベルオキシヘンゾ
エ))、2.5−ジメチル−2,5−ジ(ベルオキシヘ
ンゾエ−1−)、2.5−ジメチル−25−ジ(t−ブ
チルペルオキシ)へギシネー3等が挙げられる。
ラジカル重合開始剤の使用量としては、特に限定されな
いが、全組成物に対して0.1〜5重景重量範囲で使用
される。
更に、本発明のエポキシ樹脂組成物には、炭酸カルシウ
ム、水酸化アルミニうム、タレ硫酸バリウム、酸化マグ
ネシウム、ガラスパラター、中空ガラスピーズ、エアロ
ジル等の無機質充填剤、カルナバワックス、ステアリン
酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の内部離型剤、有機
、無機の顔料を任意に加えることができる。
又、後述のBステージ化に至る増粘速度を調整する目的
で、三級アミン、ハロゲン化リチウム、有機四級アンモ
ニウムハライドのようなオニウム塩類、有機錫触媒、金
属アセチルアセトネート、チタネート化合物などの公知
のウレタン化触媒を併用することができる。
以上の各成分を、エポキシ樹脂組成物を調整する周知の
方法で混合し、均一な組成物とする。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、SMC用の7トリソク
ス樹脂として好適に使用されるが、バルクモールディン
グコンパウンド用、プリプレグ用としても使用可能であ
る。
本発明の樹脂組成物を用いる補強繊維としては、ガラス
繊維、炭素繊維、アラミド繊維、アルミナ繊維等があり
、その形態は、SMCではチョツプドストランド、チョ
ツプドストランドマント、ロービングクロス、ロービン
グマット等の形で供給される。
かかる補強繊維の配合量は、繊維強化樹脂材料中5〜7
0重量%が適当である。
本発明の樹脂組成物を、補強繊維の形態に合った周知の
方法により補強繊維に含浸させた後、室温〜80℃程度
の温度に数時間〜数日間、保持することによりBステー
ジ化する。
Bステージ化は、主にポリイソシアネート化合物とポリ
オール化合物との反応によってなると考えられる。
かかる方法で得られた繊維強化樹脂材料は、周知の成型
方法により所望の成型物をうる。
〈発明の効果〉 本発明のエポキシ樹脂組成物は、従来の繊維強化用のマ
トリックス樹脂、特にSMC用エポキシ樹脂組成物に比
べ、成形時の硬化速度が速く、かつSMCの加熱圧縮成
形時にマトリックスが流出することなく良好な成形品を
与えるという点で優れており、従来のSMC用不飽和ポ
リエステル樹脂と同等の加工性、成形性、ポットライフ
を有しており補強繊維に含浸させた後の貯蔵安定性にも
優れている。
本発明のエポキシ樹脂組成物をマトリックス樹脂とする
SMCはエポキシ特有の耐衝撃性、耐熱性に優れ、工業
用、自動車用の構造部品の原料として好適に使用される
〈実施例〉 本発明を、以下の実施例により具体的に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
本発明の実施例でBステージ化前の樹脂組成物の粘度は
、B H型粘度計(東京計器■製)を用いて32°Cに
て測定した。
・Bステージ化後の樹脂組成物の粘度は、し才、()リ
ックス ダイナミク スペクトラマー (Rheome
trics  Dynamic  Spectrome
ter)   (しオメトリックス(Rheometr
ics)  社製)を用いて32℃で、パラレルプレー
ト(25n+φ)を用い歪量15%、周波数10 Hz
にて、複素粘性率の絶対値を測定し粘度とした。
樹脂硬化板のガラス転移温度は、東洋精機■製しオグラ
フソリッドで動的粘弾性を測定し、弾性率曲線のガラス
領域部分及び転移領域部分、それぞれにおける接線の交
点の温度をもってガラス転移温度とした。
実施例1 液状のビスフェノールAのグリシジルエーテル(スミ■
エポ$ンELA128住友化学工業0鴫製、一分子当り
の平均水酸基数は、0.12>44重量部、クレゾール
ノボラックのグシジルエーテル(スミ■エポ$シESC
N195X住友化学工業側製、一分子当りの平均水酸基
数0.66)40重量部、固形のビスフェノールへのグ
リシジルエーテル(スミ■工111シESAO11住友
化学工業■製、一分子当りの平均水酸基数は2.1)1
5重量部、120℃にて充分に撹拌して室温まで冷却し
均一なエポキシポリオール混合物とした。
別途にジシアンジアミド12重量部、2−ヘプタデシル
イミダゾール(キュアf−B■C17Z、四国化成工業
例製)を4重量部、スミ■:cf$シELA12816
重量部をあらかじめ混合し三本ロールで混練した。
これと、上記エポキシ−ポリオール混合物、フェニルグ
リシジルエーテル(和光紬薬試薬)15重置部とを充分
に撹拌し、続いてヘキザメチレンジイソシアネートのト
リマー(スミジュール[F]N3500住友バイエルウ
レタン■製、)を14重量部を混練してエポキシ樹脂組
成物を得た。
この組成物の粘度は40ボイズであった。
40℃、2日間でBステージ化した。
その組成物の粘度は、11.000ボイズであった。
Bステージ化後の組成物を、金型内で150°C25分
間硬化させ、樹脂硬化板を得た。
得られた樹脂硬化板のガラス転移温度は155℃であっ
た。
さらに150°C1合計2時間かけて硬化させた後の樹
脂硬化板のガラス転移温度は160°Cであった。
実施例2 スミ■エポキシELA128 84重量部とエポキシビ
ニルエステル(’II$シ■VR77昭和高分子■製、
−分子中の水酸基数平均2.1)20重量部、とを60
℃にて充分に撹拌し、室温まで冷却して均一な混合物と
した。
別途に、ジシアンジアミド12重量部、24−ジアミノ
−6−(2,−メチルイミダゾリル−(1’ ) )−
エチル−8−トリアジン(キコアゾール■2MZ−AZ
INE四国化成工業(株製)4重量部、及びスミ■エポ
キノEl、A12816重量部をあらかじめ混合し三木
ロールで混練した。
これと、上記の混合物、フェニルグリシジルエーテル1
0重量部、及びスチレン(和光紬薬特級試薬)10重量
部とを充分に撹拌し、続いてヘキサメチレンジイソシア
ネートのトリマーを14重量部、及び1,1−ビス−(
t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−)リメチルーシ
クロヘキサン(トヘキリ03M日木油脂■製)0.5重
量部とを混練してエポキシ樹脂組成物を得た。
この組成物の粘度は20ボイズであり、40℃、2日間
でBステージ化した。
この組成物の粘度は10.000ボイズであった。
Bステージ化の組成物を金型内で150℃5分間硬化さ
せ樹脂硬化板を得た。
該樹脂硬化板のガラス転移温度は150℃であった。
さらに150℃、計2時間ポストキュアーを加えた後の
樹脂硬化板のガラス転移温度は155℃であった。
実施例3 実施例1のBステージ化前のエポキシ樹脂組成物をSM
C製造装置に供給し、カット長が1インチ、13μ径の
チョツプドストランドグラス(日東紡績■製580ΔS
)に含浸させた後、40℃、20間でBステージ化する
ことによりグラスファイバー含有率40%のSMCを得
た。
得られたSMCは適度のタッキネスと屈曲性を有してい
た。
このSMCの一部を用い、チャージ率60%で150℃
、5分間、100kg/cnlの条件で加熱圧縮成形を
行い、良好な性状の成形板を得た。
この際、150°Cにおける金型よりの離型は容易に行
うことができた。
得られた成形板についてJTS K−6911に準じて
アイゾツト衝撃強度(エツジワイズ、ノツチなし)を評
価した結果、165 kg f −cm/cnlが得ら
れた。
なお、このSMCの残部は、室温で30日貯蔵後も製造
直後と同等のタッキネス、屈曲性を有し、成形性も同等
であった。
実施例4 実施例2のBステージ化前のエポキシ樹脂組成物を用い
る以外は実施例3と同様にしてSMC化を行った。
得られたSMCは適度のタッキネスと屈曲性を有してい
た。
このSMCを用い、実施例3と同一の条件で加熱圧縮成
形を行い、良好な性状の成形板を得た。
この際、150℃にお+Jる金型よりの離型は容易に行
うことができた。
得られた成形板のアイゾツト衝撃強度は、160 kg
 f −cm/ cMであった。
なお、このSMCの残部は室温で30日貯蔵後も製造直
後と同等のタッキネス、屈曲性を有し、成形性も同等で
あった。
実施例5 実施例2のBステージ化前のエポキシ樹脂組成物を用い
、ガラスファイバー含有率を60%とする以外は実施例
3と同様にしてSMC化を行った。
得られたSMCは適度のタッキネスと屈曲性を有してい
た。
このSMCを用い、実施例3と同一の条件で加熱圧縮成
形を行い、良好な性状の成形板を得た。
この際、150℃における金型よりの離型は容易に行う
ことができた。
得られた成形板のアイゾツト衝撃強度は、21 Q k
g f −cm/c+flが得られた。
比較例1 ジシアンジアミド7重量部、1.1−ジメチル−3−(
34−ンクlOフェニル)尿素 (ラニーロン ■  
デュポン社製)3重量部とする以外は実施例1と同様に
して混練を行い、エポキシ樹脂組成物を得た。
この組成物の粘度は40ボイズであり、40°C22日
間でBステージ化し、その組成物の粘度は11.000
ボイズであった。
Bステージの組成物を金型内で150℃、5分間で硬化
し、樹脂硬化板を得た。
得られた樹脂硬化板のガラス転移温度は110℃であり
、充分に硬化していなかった。
続いて150°Cで合計2時間硬化させた樹脂硬化板の
ガラス転移温度は155℃であった。
比較例2 比較例1のエポキシ樹脂組成物を用いる以外は実施例3
と同様にしてSMC化を行った。
得られたSMCを用い、実施例3と同一の条件で加熱圧
縮成形を行った。
成形板の金型からの離型が困難であり、しかも得られた
成形板は、ガラス繊維と樹脂組成物との分離部分が多く
、内部に気泡を有しており物性の評価ができるようなも
のではなかった。
28完

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)[1]一分子当りの平均水酸基数が1.5以下で
    あるエポキシ樹脂;100重量部、 [2]ポリオール化合物;5〜150重量部、[3]ポ
    リイソシアネート化合物;イソシアネート基がポリオー
    ル化合物中の水酸基に対し、当量比で0.3〜1.6と
    なる量、 [4]ジシアンジアミド;アミノ基活性水素が、樹脂組
    成物中のエポキシ基及びイソシアネート基の合計量に対
    し、当量比で0.7〜1.5となる量、[5]式( I
    )あるいは式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し式中R^1は炭素数1〜24の炭化水素基、R2
    は水素または炭素数1〜10の炭化水素基)▲数式、化
    学式、表等があります▼(II) (但し式中R^3は、炭素数12〜24の脂肪族炭化水
    素系基) で示されるイミダゾール化合物から選ばれた少なくとも
    一種;1〜8重量部、 からなるエポキシ樹脂組成物。
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