JPH0486515A - 場所打ち杭における杭穴径測定方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、建造物を構築する現場でコンクリート杭を
構築する際の場所打ち杭における杭穴径測定方法及び装
置に関する。

（従来の技術） 建造物を構築する現場でコンクリート杭を構築する際に
は突設した杭穴が設計どおりか否か、杭穴径、杭穴深さ
、杭穴傾斜等を測定しなければならない。従来は超音波
を用いて、超音波か杭壁に反射して戻って来る時間を計
測して、杭穴径を算出していた。

（発明が解決しようとした課題） 前記従来の技術では、杭穴中の泥水の比重か高い場合（
比重１１５以上の場合）には、超音波か泥水中を通過せ
ず反射してしまう為に、杭穴壁まての距離を正確に測定
することは不可能となる問題点があった。また、従来の
測定器は自重か軽い為、単独で泥水中を降下できない問
題点があった。

（課題を解決する為の手段） 然るにこの発明は、杭穴内に挿入する軸杆からの杭穴壁
までの距離を軸杆上にピン接続したアーム杆の開き角度
により機械的に測定する方法及び装置としたので、比重
の高い泥水中でも作動するので、前記問題点を解決した
。

即ちこの発明は、杭穴の中央部から放射状に杭穴内壁ま
での距離を複数箇所で計測し、前記計測値から杭穴径を
算定すると共に、前記杭穴入口から前記計測位置までの
深さを測定することを特徴とした場所打ち杭における杭
穴径測定方法であり、杭穴の中央部から内壁までの距離
は３箇所で計測することを特徴とし、杭穴の中央部から
内壁までの距離は杭穴の中央部に挿入した軸杆にピン接
続されたアーム杆の開き角度の計測によることを特徴と
した場所打ち杭における杭穴径測定方法である。

また、掘削ロッド先端に軸杆の基端を連設し、前記軸杆
の外壁にアーム杆の基端をピン接続し、前記アーム杆の
先端に杭穴内壁との当接部を設け、前記アーム杆の基端
に掛止突片を連結し、前記アーム杆の上方で前記軸杆上
に変位計を設置し、前記変位計の作動ロッドと前記掛止
突片とを連結杆を介して互いにピン接続したことを特徴
とした場所打ち杭における杭穴径測定装置である。また
、掘削ロッド先端に軸杆の基端を連設し、前記軸杆にア
ーム杆の基端をピン接続し、前記アーム杆の先端に杭穴
内壁との当接部を設け、前記アーム杆の中央部に連結杆
の一端をピン接続し、前記軸杆に連結筒を摺動自在に嵌
装設置し、前記連結杆の他端と前記連結筒とをピン接続
し、前記軸杆上に変位計を設置し、前記変位計の作動ロ
ッドと前記連結筒とを連結したことを特徴とした場所打
ち抗の杭穴径測定装置である。更にアーム杆及び変位計
を夫々３個設けたことを特徴とし、アーム杆は基杆と当
接杆及び補助杆とを接続して構成したことを特徴とした
場所打ち杭の杭穴径測定装置である。また、軸杆上に傾
斜計を設置し、掘削ロッドに前記軸杆の挿入量計測装置
を設置したことを特徴とし、また、変位計を作動トラン
ス型変位計としたことを特徴とし、更にアーム杆と軸杆
との間にスプリングを張設し、当接部と杭内壁とに当接
する圧力を付与したことを特徴とした場所打ち杭の杭穴
径測定装置である。

（作　　用） この発明の測定方法によれば、杭穴内に挿入した軸杆の
軸から杭穴内壁までの距離を軸杆上に取付けたアーム杆
の開き角度により測定する。また、この発明の装置によ
れば、アーム杆先端の当接部は、スプリングにより、杭
穴内壁に当接し、ア−ム杆の開き角度を計測し変位計を
用いて杭穴径を算出する。

（実施例） 場所打ち杭の杭穴掘削に使用する掘削機の掘削ロッド１
の先端に連設する軸杆２の外壁に取付片３．３を突設し
、前記取付片３．３にアーム杆５の基端をピン接続する
。前記アーム杆５の先端に、前記アーム杆の可動面と同
一平面内に円盤状のローラ一部（当接部）６を回転自在
に取り付ける。

前記アーム杆５は、前記取付片３と接続する基杆４ａと
前記ローラ一部６を有する当接杆４ｂで構成し、前記基
杆４ａと前記当接杆４ｂは夫々のフランジ１７．１７ａ
で結合されている。また前記基杆４ａの基端に掛止突片
７を連設する。

また、前記アーム杆の上方で、前記軸杆２上に作動トラ
ンス型の変位計８を設置し、前記変位計８の作動ロッド
９の先端と前記掛止突片７の先端を連結杆１０を介して
互いにビン接続する。また、前記変位計８全部及び前記
作動ロッド９の一部は保護カバー１１により被われてい
る。また、前記軸杆２上に突設した突片１２と前記アー
ム杆５の基杆４ａとの間にスプリング１３を張設する。

また、前記取付片３．３には、前記アーム杆５の開き角
度を制限するストッパー１４．１４ａが設けられている
。

同様にして、前記アーム杆５及び前記変位計８を軸杆２
のまわりに放射状に、かつ対称に３本設置する。

また、前記軸杆２上に軸杆２の傾きを計測する傾斜計１
５を設置する。更に、掘削ロッド上に、杭穴測定装置の
杭穴内への挿入量を測定する挿入量測定装置（図示して
いない）を設置し、杭穴径測定装置１６を形成する。

次に、前記実施例に基づくこの発明の測定装置の使用及
び測定方法について述べる。

杭穴径測定装置１６の軸杆２の基端２ａを掘削ロッド１
の先端に連結し、掘削ロッド１を降下させ杭穴径測定装
置１６を杭穴１８に挿入する。この際、スプリング１１
によりアーム杆５のローラ一部６は常に杭穴内壁１９に
当接している。

次に、この地点でのアーム杆５の開き角度か掛止突片７
、連結杆１０、作動ロッド９を介して、変位計８に、直
線変位として伝わる。従って、軸杆２の中心軸から杭穴
内壁１９まての距離か計測される。同様に、３箇所の夫
々のアーム杆５．５の開き角度により、軸杆２の中心軸
から杭穴内壁までの距離が３箇所で計１１され、各計測
値から杭穴径を算出する。

同時に、この地点での杭穴１４内の杭穴径測定装置１６
の挿入量を掘削ロッド１上の挿入量測定装置（図示して
いない）で計測し、杭穴入口からこの地点までの杭穴深
さを算定する。更に、この地点で軸杆２の傾きを傾斜計
１５で測定し、杭穴の傾斜を算出する。

次に掘削ロッド１を徐々に下げ、軸杆２が杭穴１８の底
に到達するまで、同様にして杭穴径、杭穴深さ及び杭穴
傾斜を連続しであるいは間欠に測定する。以上により杭
穴を全長にわたり測定する。

前記実施例において、当接杆４ｂに代わり全長を長く形
成した当接杆４ｃを用いて、前記基杆４ａと前記当接杆
４ｃとてアーム杆５ａを構成することもてきる（第４図
（ａ））。また、アーム杆５は基杆４ａ及び当接杆４　
ｂ　ｓ　４　ｃで構成したか、前記フランジ１７．１７
ａの結合を解除し、フランジ１７．１７ａ間に、両端に
フランジ１７ａ、１７を形成した補助杆４ｄを挿入して
、アーム杆５ｂとしたこともできる（第４図（ｂ））。

更に、測定すべき杭穴径に合わせて、当接杆４ｂ、４ｃ
を選択し、更に種々の長さの補助杆４ｄを１本あるいは
複数本選択して、種々の長さを有するアーム杆を構成す
ることができる。

また、前記実施例において、杭穴径測定装置１６を杭穴
１８内に挿入し、降下時に杭穴を測定したが、杭穴径測
定装置１６を一旦杭穴底に位置させ、杭穴径測定装置１
６を引き上げながら上昇時に杭穴を測定することもでき
る。あるいは降下時と上昇時の二度測定し、平均化する
こともできる。

また、前記実施例において、アーム杆は３本設置し、軸
杆の中心軸から杭穴内壁までの距離を３箇所で測定した
が、アーム杆を４本以上設置し、軸杆の中心軸から杭穴
壁までの距離を４箇所以上で測定すれば、より正確に杭
穴径が測定できる。

また、アーム杆は最低３本設置することが望ましいが、
軸杆２を杭穴の中心に位置させることができれば、アー
ム杆は２本あるいは１本でも簡易的に軸杆の中心軸から
杭穴壁までの距離を測定することは可能である。

（実施例２） 実施例１と同様に、掘削ロッド１の先端に連設する軸杆
２の外壁に取付片３．３を突設し、前記取付片３．３に
アーム杆５の基杆４ａの基端をピン接続する。前記アー
ム杆５の当接杆４ｂの先端に実施例１と同様に円盤状の
ローラ一部６を回転自在に取り付ける。前記アーム杆４
の基杆４ａに突設した突片２０．２０に、連結杆２１の
一端をピン接続する。前記軸杆２に連結筒２２を摺動自
在に嵌装設置し、前記連結筒２２の外側壁に突片２３．
２３を突設し、前記連結杆２１の他端を前記突片２３．
２３にピン接続する。

また、実施例１と同様に、前記軸杆２上に突設した突片
１２と前記基杆４ａとの間にスプリング１３を張設する
。また、前記取付片３．３にストッパー１４．１４ａを
設ける。同様にして、前記アーム杆５を軸杆２のまわり
に放射状に、かつ対称に３本設置し、夫々のアーム杆５
．５は連結杆２１を介して前記連結筒２２とピン接続さ
れている。前記連結筒２２の上方で前記軸杆２上に作動
トランス型の変位計８を設置し、前記変位計８の作動ロ
ッド９の先端を前記連結筒２２にピン接続する。実施例
１と同様に前記変位計８と前記作動ロッド９の一部は保
護カバー１１により被われている。また、実施例１と同
様に、傾斜計１５及び挿入量測定装置（図示していない
）を設置し、杭穴径測定装置２４を形成する。

前記実施例に基づくこの発明の測定装置の使用及び測定
方法は、第１の実施例と同様である。但し、前記実施例
の杭穴径測定装！２４は３本のアーム杆５が連結筒２２
により連結され、同じ開き角度を有する。従って、杭穴
１８がほぼ円形であれば、アーム杆５の当接部６はスプ
リング１３により常に杭穴内壁１９に当接し、軸杆２は
杭穴１８の中心部に位置するので、変位計８は１個て杭
穴径を測定することができる。

（発明の効果） この発明は軸杆にピン接続したアーム杆の開き角度の計
測により杭穴径を測定したので、杭穴内の泥水の比重が
高い場合でも測定することができる効果がある。

この発明の測定装置は、軸杆とアーム杆との間にスプリ
ングを張設したので、アーム杆の当接部は常に杭穴内壁
に当接するので、アーム杆の開き角度の計測から正確に
杭穴径を測定することができる効果がある。

更に、アーム杆は基杆と当接杆及び補助杆を接続して構
成したので、種々の大きさの杭穴に対応できると共に、
２５０ｃｍ程度の杭穴径まで測定することができる効果
がある。また、軸杆上に傾斜計を設置したのて、杭穴径
及び杭穴法と同時に杭穴傾斜を測定することができる効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の杭穴径測定装置の実施例の正面図、
第２図は同じく平面図、第３図は同じく一部拡大断面図
、第４図（ａ）（ｂ）は同じく他の構成のアーム杆の一
部拡大側面図、第５図はこの発明の杭穴径測定装置の他
の実施例の正面図である。 １・・・掘削ロッド　　　２・・・軸　杆４ａ・・・基
　杆　　　　４ｂ、４ｃ・・・当接杆５．５ａ、５ｂ＝
−７−ム杆 ６・・・ローラ一部（当接部） ７・・・掛止突片　　　　８・・・変位計９・・・作動
ロッド　　　】、０．２１・・・連結杆１３・・・スプ
リング　　１５・・・傾斜計１６．２４・・・杭穴径測
定装置 １８・・・杭　穴　　　　１９・・・杭穴内壁２２・・
・連結筒 特許出願人　三谷セキサン株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　杭穴の中央部から放射状に杭穴内壁までの距離を複
   数箇所で計測し、前記計測値から杭穴径を算定すると共
   に、前記杭穴入口から前記計測位置までの深さを測定す
   ることを特徴とした場所打ち杭における杭穴径測定方法 ２　杭穴の中央部から内壁までの距離は３箇所で計測す
   ることを特徴とした請求項１記載の場所打ち杭における
   杭穴径測定方法 ３　杭穴の中央部から内壁までの距離は、杭穴の中央部
   に挿入した軸杆にピン接続されたアーム杆の開き角度の
   計測によることを特徴とした請求項１記載の場所打ち杭
   における杭穴径測定方法 ４　掘削ロッド先端に軸杆の基端を連設し、前記軸杆の
   外壁にアーム杆の基端をピン接続し、前記アーム杆の先
   端に杭穴内壁との当接部を設け、前記アーム杆の基端に
   掛止突片を連結し、前記アーム杆の上方で前記軸杆上に
   変位計を設置し、前記変位計の作動ロッドと前記掛止突
   片とを連結杆を介して互いにピン接続したことを特徴と
   した場所打ち杭における杭穴径測定装置 ５　掘削ロッド先端に軸杆の基端を連設し、前記軸杆に
   アーム杆の基端をピン接続し、前記アーム杆の先端に杭
   穴内壁との当接部を設け、前記アーム杆の中央部に連結
   杆の一端をピン接続し、前記軸杆に連結筒を摺動自在に
   嵌装設置し、前記連結杆の他端と前記連結筒とをピン接
   続し、前記軸杆上に変位計を設置し、前記変位計の作動
   ロッドと前記連結筒とを連結したことを特徴とした場所
   打ち杭の杭穴径測定装置 ６　アーム杆及び変位計を夫々３個設けたことを特徴と
   した請求項４記載の場所打ち杭の杭穴径測定装置 ７　アーム杆は基杆と当接杆及び補助杆とを接続して構
   成したことを特徴とした請求項４又は５記載の場所打ち
   杭の杭穴径測定装置 ８　軸杆上に傾斜計を設置し、掘削ロッドに前記軸杆の
   挿入量計測装置を設置したことを特徴とした請求項４又
   は５記載の場所打ち杭の杭穴径測定装置 ９　変位計を作動トランス型変位計としたことを特徴と
   した請求項４又は５記載の場所打ち杭の杭穴径測定装置 １０　アーム杆と軸杆との間にスプリングを張設し、当
   接部と杭内壁とに当接する圧力を付与したことを特徴と
   した請求項４又は５記載の場所打ち杭の杭穴径測定装置