JPH0486234A - 成形機における多段低圧型閉方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は射出成形機の型締直前に金型間に異物かないこ
とを確認する低圧型閉方法に係り、特に異物を確認した
時の処理方法に関するものである。

【従来の技術】

射出成形機（Ａｓ）で全自動成形を続けている時、金型
の保護のために、型締工程を第２図のように、■高速型
閉、■低圧型閉、■高圧型締の３工程に分けて作動させ
ている。モして■高速型閉と■低圧型閉、及び■低圧型
閉と■高圧型締の間の境界は、ポテンショメータ（１０
）などを利用して位置で設定するのが通常の方法である
。また■高速型閉から■低圧型閉に切替わった時点て「
低圧型閉タイマー１と呼ばれるＣ　Ｐ　Ｕ　（１１，）
のクロックパルスて作動するタイマ（Ｔ）をスタートさ
せる。この低圧型閉タイマ（Ｔ）の設定時間はなめ設定
しておくが、ａ）この低圧型閉タイマ（Ｔ）の設定時間
（１）かタイムアンプするまでに、可動プレー）　（１
２）か、■低圧型閉と■高圧型締の境界である「高圧切
替点」に達しておれば、金型（Ｂ）間に異物なしと判断
し、高圧型締に入る。しかし、 ｂ）低圧型閉タイマ（Ｔ）かタイＪ、アンプしたのに、
可動プレー１−（１２）かまた高圧切替点に達（、てい
ない時は、金型（Ｂ）間に異物か介在していると判断し
７て、型締作動を停止させ、警報を発ず〜る。すなわち
金型（Ｂ）間に異物か有ったか無かったかの判定として
、低圧型閉タイマ（Ｔ）のタイムアツプまでの時間（０
と、可動プレー１−（１２）の移動時間との相間関係を
使用している。 上Ｊ己のような低圧型閉方法の作用を述べる。低圧型閉
に移った時、油圧駆動機であれば、浦圧か低圧となり、
型閉速度も低速にｔＩｆる。しかしながら、金型（Ｂ）
の型窩（１３）内やパーティング面（１４）に異物がな
ければ、低圧低速型閉動作でも「１１動プレート（１２
）の前進に対する抵抗か少ないので、予め設定した低圧
型閉タイマ（Ｔ）のタイムアツプまでの時間（１）以内
に高圧型締切替位置に到達して高圧型締に切替わり、安
全に型締完了となる。 しかし、もし金型（１３）の型窩（１３）内またはパー
ティング面（１４）に異物かあれば、低圧低速型閉に対
し７である程度の抵抗があるので、低圧型閉速度が落ち
、予め設定した一定時間（（）以内に高圧型締に切替え
る位置に到達することかできない。抵抗か大きい場合は
高圧型締切替位置に到達できないまま停止してしまうこ
ともある。このような場合は異常警報を鳴らし、次に述
べる特別な対応措置を取っていた。

【発明か解決しようとする問題点】

異常警報出力か出た時に作業管理者か取る従来の対応策
は、手動操作に切替えて金型（Ｂ）の型開きを行い、パ
ーディング面（１４）を調へて異物を取去り、続いてパ
ーティング面（１４）を清掃した後、自動操作に切替え
て再スタートとする場合か多かった。しかし最近の成形
工場では、−人の作業者か数台の成形機を全自動運転で
動かし、原料供給の監視、成形品の仕上かりチエツク及
び次工程への搬送なと成形の全システムを管理している
場合か普通であるので、異常警報か頻発して、上記のよ
うな異常処理作業か多くなると、工場全体として非常に
効率の悪いものとなるばかりでなく、成形サイクルのイ
ンターバルが乱れ不良率か大きくなる原因ともなる。従
って異常警報が出たとき、その対応処理を自動的に、短
時間で素早く行って、」二記のような問題点を解決する
ようにしないと全１」動１戊形とは乙えない。

【問題を解決するための技術的手段】

そこで、異常警報か出たときの状態をよく観察してみる
と、金型（Ｂ）間に生する異物というのは、直ぐ前のサ
イクルで完成した成形品のエジェクト（突出し）の際に
、エジェクトビン（１５）の不調のために突出しかでき
なくて型窩（１３）内に残ったり、突出しの際成形品の
一部か折れて型窩（１３）内に一一部残ったり、また金
型（Ｒ）の状態や銭形条件の不具合のために発生（７た
バリか、型開きの時ちぎれてパーティング面（１４）に
残ったものなど、エジエクト不完全か主要な原因である
ことに着目したもので、請求項（１）では、「射出成形
の型閉工程か、型開位置から型閉置市の位置までの高速
型閉、高速型閉に続き、型閉直前の位置から型締高圧切
り替え位置までの低圧型閉、並びに型締高圧切り替え位
置から先の高圧型締の３段階で構成され、低圧型閉開始
と同時に時間の計測を開始し、低圧型開設定時間内に高
圧型締切り替えに達した事を確認して高圧型締を実行す
る型締方法において、前記低圧型閉している時、金型（
Ｉ３）の型窩（］３）内またはパーティング面（１４）
に残留した異物が金型のパーティング面（１４）に挟ま
って低圧型閉速度が落ち、高圧型締切替位置に到達する
ことができなまま予め設定した低圧型閉時間（１）が経
過した時、低圧型閉を中止して型開を行い、然る後、改
めて高速型閉動作を行い、低圧型閉開始後、低圧型閉設
定時間（１）内に高圧型締切り替え位置に達した場合に
高圧型締を実行する。、１１という技術的手段を採用し
ており、請求項（２）では前記請求項け）に加えて「低
圧型閉を中止して型開を行うと共にエジェクト動作を行
い、然る後、改めて型閉動作を行うｊという技術的手段
を採用しており、これにより、本発明では、低圧型閉方
法において異常か発生した場合にその対応処理を自動的
に行って、従来、手動操作に切替えて対応しなければな
らなか−〕だ時間の無駄の大半をなくし、安定した全自
動銭形を実現させて成形品の不良率低減、品質向」二も
可能にしたものである。

【作　　用】

本発明方法は、低圧型閉力法によって型締している時、
金型（Ｂ）の型窩（１３）内またはパーティング面（１
４）に残留した異物が原因となって、■低圧型閉速度か
落ち、高圧型締切替位置に到達することかできないまま
予め設定した低圧型閉タイマ（Ｔ）かタイムアツプした
時、従来のようにすくに異常警報を出さずに、 ■低圧型閉タイマ（Ｔ）のタイムアツプをカウンタて計
数し、夕、イムアップか１回目であるか、２回目である
かを判断する。 ■カウンタによる計数か１回目であれば、型開き、エジ
ェクト、再び高速型閉、２回目の低圧型閉の順に２回目
の低圧型閉工程を行う。 ■１１回目タイムアツプした低圧型閉タイマ（Ｔ）は、
１回目の型開完了信号で復元させ、２回目の低圧型閉か
始まると同時に、再びスタートさせる。 ■２２回目低圧型閉ても、高圧型締切替位置に到達する
ことかてきなまま予め設定した低圧型閉タイマ（Ｔ）か
タイムアツプした時は、異常警報を出し、作業管理者を
呼ぶ。 ■作業管理者か来て手動操作に切替えて型開きし、パー
ティング面（１４）を調へて異物を取去り、更にパーテ
ィング面（１４）を清掃した後、自動操作に切替えて再
スタートとする対応動作を行う。 ■尚、作業管理者を呼ぶ異常警報発生は、上記記載では
２回目となっているか、勿論これに限られず、２回以上
とすることも可能である。

【実　施　例】

本発明の一実施例を第１図のフローチャート及び第２図
のタイムチャー１・並びに成形機（Ａｓ）の概略説明図
である第３図によって説明する。 第３図において、射出成形機（Ａｓ）の型閉工程は、型
開完了位置から型閉直前の位置までの高速型閉、高速型
閉に続き、型締直前の位置から型締高圧切り替え位置ま
での低圧型閉、並びに型締位置における高圧型締の３段
階で構成されている。 さて、第１−図のステップ１（Ｓｌと略称、以下間し。 ）で自動操作の型締工程が始まると、可動プレート（１
，２）は型開完了停止位置１から高速て型閉を行う（Ｓ
２）。可動・固定金型（１，６）（１７）のパーディン
グ面（１，４）′ｈ・３〜５ｍｍまで接近した点２を可
動プレート而か通過した時、これポテンショメータ（１
０）で検知した時に低圧型閉工程（Ｓ３）に移る。（Ｓ
３）では、油圧駆動機（第３図は油圧駆動機である。）
であれば、型閉用油圧シリンダ（１８）の油圧を１０〜
２０）ｇ／ａ”程度に下げ、可動金型（１６）を積載し
た可動プレート（１２）かやっと動く程度の低速て型締
を続ける（Ｓ３］、、）。同時にこの切替点を通過する
時に低圧型閉タイマ（Ｔ）をスタートさせる（Ｓ３２）
。この切替点は前述のように可動プレー１−（１２）と
共に移動するポテンショメータ（１０）によって検出さ
れ、そのデータはＣＰ　Ｕ　（］、１．）に送られる。 該低圧型閉タイマ（Ｔ）の時間設定（１）は例えば５〜
７秒と、金型（Ｂ）面間に異物がない正常な場合であれ
ば、たとえ低速て型閉を続けても、可動プレート（１２
）か低圧型閉切替点２を通過（７て高圧型締切替点３に
達するまでの所要時間（例えば３〜４秒）より２乃至３
秒長く設定する。 すなわち判断（Ｓ３３）のＮから、判断（Ｓ３４）のＮ
を介して（Ｓ３３）の始めに返るループによって低圧型
閉を続けてゆくが、 （１）可動プレー）　（１２）か高圧切替位置３に達し
た時、タイマ（Ｔ）かまたタイムアツプしていない場合
は、（Ｓ３３）のＹから（Ｓ３５）へ進み、低圧型閉作
用のＥＮＤすなわち高圧型締となり、型締を完了させる
。 （２）可動プレート（１２）か高圧切替位置３に達しな
いのにタイマ（Ｔ）かタイムアツプしてしまった場合は
、判断（Ｓ３３）のＮから判断（Ｓ３４）のＹへ進み、
フローチャート上の点６に達する。 ここで従来は、点６から単純に破線で（Ｓ３９）へ進ん
で自動運転を停止させ、警報を鳴らして作業管理者を呼
んでいた。 しかし本発明では」二記破線の進路でなく、ます、実線
の進路をとって判断（Ｓ３６）へ進む。（Ｓ３６）はカ
ウンタ機能による判断てあって、低圧型閉動作が始まっ
てから判断（Ｓ３６）に来るのか１回目であるか、２回
目であるのかの判断を下す。 金型の面間に異物があったから（３３６）に来るのであ
るか、これか１−回目であれば、（Ｓ３６）のＮ（２回
目でない、すなわち１回目の出口）から（Ｓ３７）に進
んで型開きを行った後、（Ｓ３ｉ’ｌ）に進んでエジェ
クト操作もう１度行い、金型（Ｂ　）にショックを与え
る。その後、点Ａを介して（Ｓ２）の高速型閉に戻り、
（Ｓ３）で２回目の低圧型閉工程に入る。（Ｓ３８）の
エジェクト操作によって僅か残留していた異物はほとん
と間違いなく落下しているから、２回目の低圧型閉のと
きは、無事に高圧型締位置３に達することかできて、判
断（Ｓ３３）のＹから（Ｓ３５）のＥＮＤを経て点Ｂを
介して高圧型締（Ｓ４）に入り、（Ｓ５）で射出工程に
入る。 しかし上記の２回低圧型閉を行っても、稀にまた異物か
残っていて、可動プレートが高圧型締位置に達するまで
に点６すなわぢ（Ｓ３６）の判断に来る事があるが、こ
の場合は通常のエジェクトを更に行っても無駄であるこ
とが多いので（Ｓ３６）のＹ（２回目である）というこ
とで（Ｓ３９）の自動運転停止、警報出しに進む。２回
目の場合は型間に複雑な形で残留している場合が多いの
で、手動操作に切替えて型開きし、型間を調べて異物を
取去り、パーティング面（１４）を清掃した後、自動操
作に切替えて再スタートとする。 以」−のような理由で通常は低圧型閉２回まで繰り返し
を標準として説明したか、勿論３回、４回の繰り返し低
圧型閉と］、でもよい。 また１度目の（Ｓ３６）のＮから先の異常対策処理も、
例えば異常対策処理時間をできるだけ短縮するために、
成形品や金型（Ｂ）の状態に応して、■型開きストロー
クを必要最小に設定することがてきるものてあり、又、
■型開き速度は固定最大に設定しである。■型開き完了
後、（Ｓ３８）のエジェクト工程を行わす直ちに高速型
閉を行い、型開き完了時のショックで残留異物をはたき
落とす。あるいは、■残留異物のうちパーティング面（
１４）のパリを清掃するためにエアジェツトを付加する
などの応用動作はいろいろ考えられる。

【発明の効果】

本発明方法は、前記低圧型閉している時、金型の型窩内
またはパーティング面に残留した異物が金型のパーティ
ング面に挟まって低圧型閉速度が落ち、高圧型締切替位
置に到達することかてきなまま予め設定した低圧型閉時
間が経過した時、低圧型閉を中止して型開を行うので、
第１に、そのまま型閉を進行させる事により、挟まった
異物より金型のパーティング面が傷つけられるというよ
うな事がなく、第２に、型開による衝撃てパーティング
面の異物が脱落してパーティング面の清浄化か達せられ
、作業の中断をする事なく改めて型閉動作を続ける事か
出来、そしてこのように、型閉動作を行った後、低圧型
閉開始後低圧型閉設定時間内に高圧型締に切り替わった
場合に高圧型締を実行するので、従来は１回目の異常で
その都度管理者か呼ばれて手動操作に切替えて対応して
いた時間の無駄をほとんどなくし、安定した全自動成形
を実現させ、併せて成形品の不良率低減、品質向上も可
能にすることかできる。 また、請求項（２）では、型開を行うと共にエジェクト
動作を行うので、金型に与えるショックはより大きく、
異物の脱落効果をより高める事かできるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は自動操作の型締工程の基本フローチャー
１・、第１−図（ｂ）は本発明の低圧型閉操作の詳細フ
ローチャートである。第２図は低圧型閉方法の説明用タ
イＪ１チャートで、横軸ｔは時間の経過を示す。第３図
は本発明を適用した成形機の概略断面図である。第４図
（ａ）　（ｂ）は従来の低圧型閉操作の詳細フローチャ
ー１・である。 （Ａｓ）・・・成形機　　　　（Ｂ）・・金型（Ｔ）・
・ターイマ （１０）・・ボテンシ （１１）・・ＣＰＵ （１３）−型窩 （１５）・・ニンニク （１７）固定金型 （１）　　設定時間 ヨメータ （１２）・・可動プレート （１４）・・バーディング面 トピン（１６）可動金型 Ｌ　　ぺ 、”１ 【 第４図（ａ） 第４図（ｂ） Ｓ′３日

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）射出成形の型閉工程が、型開完了位置から型閉直
   前の位置までの高速型閉、高速型閉に続き、型閉直前の
   位置から型締高圧切り替え位置までの低圧型閉、並びに
   型締高圧切り替え位置から先の高圧型締の３段階で構成
   され、低圧型閉開始と同時に時間の計測を開始し、低圧
   型閉設定時間内に高圧型締切り替え点に達した事を確認
   して高圧型締を実行する型締方法において、前記低圧型
   閉している時、金型の型窩内またはパーティング面に残
   留した異物が金型のパーティング面に挟まって低圧型閉
   速度が落ち、高圧型締切替位置に到達することができな
   まま予め設定した低圧型閉時間が経過した時、低圧型閉
   を中止して型開を行い、然る後、改めて高速型閉動作を
   行い、低圧型閉開始後、低圧型閉設定時間内に高圧型締
   切り替え位置に達した場合に高圧型締を実行する事を特
   徴とする成形機における多段低圧型閉方法。
2. （２）請求項（１）の多段低圧型閉方法において、低圧
   型閉を中止して型開を行うと共にエジェクト動作を行い
   、然る後、改めて型閉動作を行う事を特徴とする成形機
   における多段低圧型閉方法。