JPH048542Y2 - - Google Patents

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JPH048542Y2
JPH048542Y2 JP8427485U JP8427485U JPH048542Y2 JP H048542 Y2 JPH048542 Y2 JP H048542Y2 JP 8427485 U JP8427485 U JP 8427485U JP 8427485 U JP8427485 U JP 8427485U JP H048542 Y2 JPH048542 Y2 JP H048542Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、磁気テープを巻付けるテープハブ
のテープクランプ装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕 周知の如く磁気テープは、昔の録音用から映像
の録画、或はコンピユータのソフトやデータ記録
用まで幅広く利用されている。この種の磁気テー
プはケース内の左右に回動自在に内装するテープ
ハブに端部(通常はリーダーテープ部分)を係止
固定し、一方のハブより他方のハブに磁気テープ
を巻付けたり巻戻したりするものである。
テープハブは第9図の如く中心部に駆動軸挿入
穴2を設け、ハブ外周面1aより内部に食い込む
嵌合穴3を形成し、略リング状を成し、例えばポ
リアセタール樹脂にて形成されている。そして嵌
合穴3は第13図の如く両側中間部に内向突出部
4,4を相対設し、突出部4,4の間に嵌合穴最
狭間Sを形成すると共に、最狭間Sより外周側
に、最狭間Sより幅広い入口部31を形成し、最
狭間Sより内周側に、最狭間Sより幅広い奥部3
2を形成し、嵌合穴3に嵌挿するクランプピース
5が、第12図の如く嵌合穴入口部31に嵌挿す
る外板6と、嵌合穴奥部32に嵌挿する内板7の
間に、ハブ1の中心に向かう放射方向の支持脚
8,8を連続し、両支持脚8,8の内周端より外
板先部16,16に向けて弾性爪9,9を折返す
もので、例えばポリアセタールやポリエチレン、
ポリプロピレン等の合成樹脂より形成されてい
る。
以後、左右対称に形成するテープハブ1の突出
部4,4とクランプピース5の支持脚8,8、弾
性爪9,9及び外板先部16,16等の一方を、
説明の便宜上省略する。
上記クランプ手段にあつては、弾性爪のみの弾
性変形によつて嵌着するものであるから、弾性爪
の弾性変形に無理が生じ、弾性爪が損傷したり、
弾性爪に弾性変形の歪みが残り、この歪が経年変
形や温度変化による破損の原因となつていた。又
ピース外板は嵌合穴入口部に嵌挿するのみである
ため、外板の先部が内外周方向に振れ、ハブ外周
面と外板外周面の間に段差が生じる欠点もあつ
た。
〔考案の目的〕
そこでこの考案は、クランプピースを少なくと
も2箇所以上の弾力を発揮する構造に改良し、ク
ランプピースの嵌合を無理なく軽く、しかも磁気
テープを確実強固に挾着保持できるようにすると
共に、ピース外板の先端を嵌合穴入口部に係止し
得るようにし、ハブ外周面の真円度も向上し得る
ようにしたものである。
〔考案の概要〕
本考案の磁気テープ用ハブにおけるクランプピ
ース装置は、ハブ嵌合穴の外周部に突出部を相対
設し、突出部間に外周に向けて広口と成る入口部
を、該入口部の内周側に外周向きに広口と成る奥
部を嵌合穴最挟間より広幅に形成し、突出部に凹
凸部を相対設する一方、ピースの支持脚を嵌合穴
最挟間以内で略平行に設け、ピース内板の中間部
を厚肉部に、その左右を薄肉部に形成し、支持脚
の内周端部より外板の先端部に向けて折返す弾性
爪の開脚角度を大きく、しかも最大弾性爪間隔を
最挟間より僅かに広く形成し、外板先部の支持脚
側に弾性爪に向けて開口する凹欠部を、外板先部
の先端に嵌合穴入口部の凹凸部に係止する止部を
設け、ピースを少なくとも2箇所以上で弾性変形
を容易にしながら、外板とハブの外周面も一致し
得るようにしたものである。
〔考案の実施例〕
以下、本願によるテープクランプ装置の構造を
先ずテープハブについて説明すれば、ハブ嵌合穴
3の外周部に内向突出部4を相対設し、突出部4
の間に外周に向けて広口と成る入口部31を形成
する一方、入口部31の内周側に、外周に向けて
広口と成る奥部32を形成し、突出部4より入口
部31に向けて凹凸部3aを相対設するもので、
突出部4の下端間が嵌合穴最挟間Sと成り、凹凸
部3aが最挟間Sに達しない範囲で突設し、奥部
32が最狭間Sより広幅に開口し、突出部4の内
周側に内奥部33を形成し、嵌合穴底面34に隆
起部35を外周向きに形成するものである。
次にテープハブ1の嵌合穴3に嵌着するクラン
プピースについて説明すれば、クランプピース5
は外板6と内板7の間に連続する支持脚8の最大
開脚間隔Lを、嵌合穴最狭間Sより少し狭く、し
かも略平行に設け、支持脚8の内周端部間に連続
する内板7を長大化すると共に、内板7の中間部
を厚肉部7aに、その左右より支持脚8までを薄
肉部7b,7cに形成し、且つ支持脚8の内周端
部より外板先部16に向けて弾性爪9を折返すよ
うに形成し、支持脚8と弾性爪9の開脚角度θを
10度以上にする一方、外板6の外周面6aをハブ
外周面1aと同一曲率に形成し、外板6の先端に
嵌合穴入口部31の凹凸部3aに係止する止部3
6を設け、外板6と支持脚8の連続部より外板先
部16側に、弾性爪9に向けて開口する凹欠部2
6を設け、外板先部16の弾性変形をも可能にし
ている。
弾性爪9は支持脚8の自由状態において、最大
弾性爪間隔Hが嵌合穴最狭間Sより僅かに大きく
なるように形成され、具体的には内周より外周に
向けて広口と成るように開脚し、第6図の如く弾
性爪9の先端が嵌合穴3の内奥部33に挿入係止
するよう角張り、最狭間Sを通過する際、弾性爪
9が支持脚8に向けて矢印の如く閉脚変形すると
共に、その閉脚変形に伴い、支持脚8も外板6と
の連続部を中心にして矢印の如く閉脚変形する
し、内板7も薄肉部7b,7cの閉脚変形によ
り、厚肉部7aが矢印の如くが外板6に向けて接
近する。
ピース5と嵌合穴3は、嵌合穴3にピース5を
嵌着した際、内板7の中央部が嵌合穴底面34に
当接するまで嵌挿し、該内板7の薄肉部7b,7
cから弾性爪9までと嵌合穴底面34の間に空間
15を生じるように形成され、空間15によつて
最狭間Sを弾性変形しながら通過したピース内板
7と弾性爪9のスプリングバツクを可能にする。
変形した弾性爪9と支持脚8、及び内板7は、
弾性爪9は最狭間Sを通過すると同時に弾力で元
の状態に復帰し、内板7が嵌合穴底面34に当接
すると共に、弾性爪9が内奥部33まで嵌挿し、
突出部4に係止する。
本考案のテープクランプ装置は従来と同様に、
ハブ嵌合穴3に磁気テープTの端部を入れ、その
外側よりクランプピース5を嵌込むものであり、
その嵌挿時に本願独自の特徴を発揮するものであ
る。即ちピース弾性爪9の最大弾性爪間隔Hが、
嵌合穴3の最狭間Sより大きいため、弾性爪9が
嵌合穴3の最狭間Sを通過する際、嵌合穴3の突
出部4によつて支持脚8に向けて閉脚変形すると
共に、その変形に伴い支持脚8も閉脚変形し、更
に支持脚8の先端間に連続する内板7の薄肉部7
b,7cが支持脚8に向けて閉脚変形し、厚肉部
7aが外板6に向けて接近し、少なくとも2箇所
以上で弾性変形しながら通過する。
又嵌合穴3に対するピース5の嵌着は、通常、
嵌合穴入口部31の一隅に外板先部16の一方を
係止し、該係止部をテコにして他方の外板先部1
6を入口部31の他隅に向けて押圧して嵌着する
ものであるから、支持脚8と外板先部16の連続
部に設けた凹欠部26は、外板先部16の弾性変
形を容易にし、入口部31に対する外板6の嵌着
を一段と軽くする。
特に本願ピース5の支持脚8を略平行に設ける
ことにより、支持脚8の最大開脚間隔Lを従来ハ
ブより大きくし、内板7を長大化すると共に、該
内板7の左右に薄肉部7b,7cを形成すること
により、支持脚8と内板7の彎曲変形を一段と容
易にすることに成功したものである。
尚、本考案のテープクランプ装置は上記実施例
に限定されるものではなく、ピース支持脚8と弾
性爪9の開脚角度θを大きくする程、ピース5の
弾性変形が容易となり、ハブ嵌合穴3に対するピ
ース5の嵌着も軽くなるものであるし、嵌合穴入
口部31の凹凸部3aと、ピース外板6に設けた
止部36の係止を強くする程、入口部31に対す
る外板6の嵌挿が硬くなり、嵌挿を緩くする程、
係止が弱くなるものである。又内板厚肉部7aの
肉周中央部に凹部17を設ければ、更に内板7の
弾性変形が容易になるし、第10図の如くハブ1
の片側、又は両側に大径の側板11を設けた映像
録画用ビデオテープハブのクランプ装置としても
利用し得るし、ハブ嵌合穴3の入口部31と内奥
部33、嵌合穴3に嵌着するピース5の内板7と
外板6、支持脚8等の形状構造は、本考案の要旨
に反しない限り適宜変更可能である。
〔考案の効果〕
従つて本考案の磁気テープクランプ装置は、ク
ランプピースの支持脚を略平行に設け、支持脚を
嵌合穴最狭間以内で最大開脚間隔に開脚し、内板
を長大化すると共に、該内板の左右に薄肉部を形
成し、且つ支持脚と弾性爪の開脚角度を大きくし
て、クランプピースを少なくとも2箇所以上で弾
性変形可能にしたものであるから、ハブ嵌合穴に
対するピースの嵌着が従来より著しく軽く、且つ
容易になる。その結果、ピースの嵌着能率が飛躍
的に向上する。
しかもピースは2箇所以上で弾性変形しながら
嵌着するので、弾性爪等に無理が加わらず、弾性
爪が損傷したり、弾性爪に弾性変形による歪も残
らないばかりか、磁気テープに無理が加わつたり
損傷を与えることもない。又ピースの外板先部に
設けた凹欠部は、入口部に対する外板の嵌着を更
に軽く容易にすると共に、磁気テープの挾着後、
テープに急激な引張力が作用した際、テープの引
張によつて外板先部が外周方向に弾性変形して、
テープ切れをも防止するばかりか、外板先部に弾
性変形が及びにくくし、外板外周面とハブ外周面
の連続を均一にする。
特に嵌合穴入口部に凹凸部を、ピース外板の先
端に入口部の凹凸部に係止する止部を設けるもの
であるから、ハブ外周面とピース外板外周面の間
も段差も生じない。
更に嵌合穴内奥部に対する弾性爪の圧接が従来
より強くなるし、嵌合穴とピースの間に挟持され
る磁気テープの折返しも強くなるので、その分だ
けテープを従来より一段と確実強固に挟持保持し
得る等、本考案のクランプ装置は各種の磁気テー
プハブにも利用し得る特徴と共に、実用面に有益
な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるテープクランプ装置の要
部構造を示す分解平面図、第2図乃至第4図は本
考案クランプ装置による磁気テープのクランプ例
を示す要部平面図、第5図と第8図は類例クラン
プ装置の使用状態図、第6図はクランプピースの
類例平面図、第7図はハブ嵌合穴の構造例を示す
要部平面図、第9図と第10図はテープハブの平
面図、第11図は従来ピースの使用状態図、第1
2図は従来ピースの平面図、第13図は従来ハブ
嵌合穴の要部平面図である。 1……テープハブ、1a……外周面、2……駆
動軸挿入穴、3……嵌合穴、3a……凹凸部、4
……突出部、5……クランプピース、6……外
板、6a……外周面、16……外板先部、7……
内板、7a……厚肉部、7b,7c……薄肉部、
8……支持脚、9……弾性爪、15……空間、2
6……凹欠部、31……入口部、32……奥部、
33……内奥部、34……底面、36……止部、
T……磁気テープ、L……支持脚の最大開脚間
隔、H……最大弾性爪間隔、S……嵌合穴最狭
間、θ……支持脚と弾性爪の開脚角度。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製テープハブ1の外周面1aより内部
    に凹設するピース嵌合穴3の側面外周部に突出部
    4,4を相対設し、該突出部4,4の間に外周向
    きに広口と成る入口部31を、又入口部31の内
    周側に外周向きに広口と成る奥部32を嵌合穴最
    狭間Sより広幅に形成し、突出部4,4に凹凸部
    3a,3aを相対設する一方、嵌合穴3に嵌挿す
    る合成樹脂製クランプピース5の支持脚8,8
    を、嵌合穴最狭間S以内で略平行に設け、ピース
    内板7の中間部を厚肉部7aに、その左右を薄肉
    部7b,7cに形成し、支持脚8,8の内周端部
    より外板6の先端部に向けて折返す弾性爪9,9
    の開脚角度θを10度以上に、しかも最大弾性爪間
    隔Hを最狭間Sより僅かに広く形成し、且つ外板
    先部16,16の支持脚8,8側に弾性爪9,9
    に向けて開口する凹欠部26,26を、外板先部
    16,16の先端に嵌合穴入口部31の凹凸部3
    a,3aに係止する止部36,36を設け、ピー
    スが少なくとも2箇所以上で弾性変形し得るよう
    にすると共に、外板とハブの外周面も一致するよ
    うにしたことを特徴とする磁気テープ用ハブのテ
    ープクランプ装置。
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