JPS6349916Y2 - - Google Patents

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JPS6349916Y2
JPS6349916Y2 JP1983005909U JP590983U JPS6349916Y2 JP S6349916 Y2 JPS6349916 Y2 JP S6349916Y2 JP 1983005909 U JP1983005909 U JP 1983005909U JP 590983 U JP590983 U JP 590983U JP S6349916 Y2 JPS6349916 Y2 JP S6349916Y2
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JP
Japan
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tape
locking piece
clamping
press
reel hub
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JP1983005909U
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JPS59112378U (ja
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Publication of JPS6349916Y2 publication Critical patent/JPS6349916Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 1 産業上の利用分野 本考案はテープ挟着具に関し、特に磁気テープ
の一端を固定するテープリール構造に関するもの
である。
2 従来技術 例えばテープカセツトにおいては、磁気テープ
の一端をリールハブに固定するために、リールハ
ブの周面の一部に切欠きを設け、この切欠き内に
テープの一端を挿入した状態で係止片を圧入する
ようにした構造が種々提案されている。
しかしながら公知の構造はいずれも、リールハ
ブの切欠き内に係止片を圧入して両者間でテープ
を挟着したものであるから、両者の寸法精度にば
らつきが生じるとテープの挟着力が弱くなりがち
である。従つて、リールハブと係止片との双方を
精度良く製作しておく必要があるため、製作が容
易でなく、しかも歩留が低下することがある。寸
法精度が悪いと、圧入後の係止片の外周面とリー
ルハブ外周面とが不一致となり、段差が生じると
いう問題もある。また、テープの一端をリールハ
ブの切欠き内に挿入後、この挿入位置を保持しな
がら係止片を圧入することから、作業が面倒とな
る。
3 考案の目的 本考案の目的は、テープを安定にしかも作業性
良く挟着保持できる上に、所望の構造を精度良く
容易に保持できるテープ挟着具を提供することに
ある。
4 考案の構成 即ち、本考案は、挟着具本体(例えばリールハ
ブ)と、この挟着具本体に設けた切欠部に圧入さ
れるテープ係止片とを有し、このテープ係止片に
付け根部分で開閉可能で、かつ前記付け根部分そ
れ自体でテープを係止するような弾性力を示す一
対のテープ挟着片部が一体に設けられ、このテー
プ挟着片部を開状態にしてそこにテープの被挟着
部分を挿入して、更に前記一対のテープ挟着片部
を閉状態にして前記テープの被挟着部分を弾性的
に挟着保持するように構成されたことを特徴とす
るテープ挟着具に係るものである。
5 実施例 以下、本考案を実施例について図面参照下に詳
細に説明する。
第1図は、本例によるオーデイオ用テープカセ
ツトを分解して示すものである。
このテープカセツトは、上下に分離可能な2つ
のカセツトハーフ1及び2によつてテープカセツ
トのケース本体が形成され、この中に磁気テープ
の安定走行及び巻乱れ防止のために滑性シート3
及び4が配設されている。これら滑性シートは各
ハーフとリールハブ5及び6上に巻回された磁気
テープ7との間に介在せしめられている。また、
ケース本体の内面側には、ガイドボール11及び
12、ガイドローラー13及び14、除磁板1
7、金属製の圧着バネ(スプリング板)16上に
接着固定されたフエルト製の圧着パツド33を有
するテープパツド15等が設けられ、これらはハ
ーフの所定位置に取付けられた後に固定用ビス
(図示せず)がネジ孔18,19,20,21及
び22にねじ込まれることによつて両ハーフが一
体化される。ケース本体の上下各ハーフには、リ
ール駆動軸挿入孔23及び24、窓25、キヤプ
スタン挿入孔26,27、ガイドピン挿入孔2
8,29等が設けられている。ケース本体の前面
側には、ピンチローラー又は消去ヘツド挿入窓8
及び9、録音再生ヘツド挿入窓10、テープ張力
検出子の挿入窓30及び31等が設けられてお
り、またケース本体の後方側の両端には誤消去防
止爪判別用孔32が形成されている。
第2図は、磁気テープ7を容した下ハーフ2を
示す。
上記の如きテープカセツトにおいて注目すべき
構成は、磁気テープ7の一端(即ちリーダーテー
プ部分)を各リールハブ5及び6に夫々固定する
ために、第3図及び第4図に示す挟着構造を採用
していることである。これを以下に詳述する。
まず、リールハブ5(又は6)の周面に設けた
切欠き40に対し圧入されるテープ係止片41に
ついて説明する。この係止片41は、リールハブ
5又は6の周面と同一曲率の外面42を有し、上
記圧入前には第3図の如き形状をなしている。即
ち、この係止片41は全体が可撓性のあるプラス
チツクス等の成形体によつて左右対称形状に形成
されていて、中央位置に弾性変形可能なV字形連
結部43を有している。この連結部43は、第4
図の如き圧入状態ではその開き角θが縮小する如
くに撓み、これに伴なつて中央部のテープ挿入口
44に設けた一対のテープ挟着片部45及び46
が互いに密着する。これらの挟着片部45及び4
6は第3図の開状態から第4図の閉状態(即ち密
着時)になつた際に、各挟着片部の付け根部分に
おいて幾分弾性的に変形するので、それらの付け
根部分自体の弾性復元力によつてテープ7の一端
を強力に挟着保持することになる。この挟着力を
充分にするために、鋸歯状のかみ合い面47及び
48が形成されている。また、上記のテープ挟着
時には、上記連結部43の弾性復元力の作用で、
両端に設けた一対の係止爪49及び50がリール
ハブ側の段部51及び52に夫々下側から当接し
て係止され、かつ係止片の左右端はリールハブの
切欠き壁面に対し押圧せしめられる。これによつ
て、係止片全体は切欠き40内にもはや離脱する
ことなくしつかりと固定され、かつテープ7が上
記挟着片部45及び46間に強力に保持される。
同時に、上記挿入口44の開き角αは小(この例
ではほぼゼロ)となり、係止片の外周面42はリ
ールハブ外周面に一致し、全体としての真円度が
保持される。
次に、上記係止片41によるテープの挟着操作
を第5図につきより具体的に説明すると、まずリ
ールハブをローデイングマシン(図示せず)に配
し、この際係止片41をリールハブの切欠き40
内に上記の如くに予め圧入しておく。次に、テー
プ7のリーダーテープ部分を一点鎖線で示す如く
に係止片41の外周上に位置せしめ、更にプツシ
ヤー53を矢印54方向へ移動させ、その先端を
密着し合つている挟着片部45及び46間に圧入
する。この結果、プツシヤー53の先端は、テー
プ7を抱き込み、一対の挟着片部45及び46を
強制的に押し拡げながら図示の如くに挿入され
る。従つてしかる後に、プツシヤー53を逆方向
に抜去すれば、テープ7をそのまま残した状態で
両挟着片部45及び46が弾性的に復元し、第4
図に示した強力な挟着状態となすことができる。
第5図に示した挟着方法によれば、係止片41を
リールハブに予め装着してからプツシヤー53を
押し込むのみでよいから、操作が非常に容易とな
る。
第6図は他のテープ挟着方法を示すものであつ
て、ローデイングマシーンに図示の如くにリール
ハブ及び係止片を配置した後、テープ7の一端を
プツシヤー63内に挿通して突出させておく。次
に、プツシヤー63を矢印54方向へ移動させて
テープ7を係止片41の挿入口44内に挿入し、
かつプツシヤー63によつて係止片41の外面側
を矢印54方向に押圧する。これによつて、係止
片41はプツシヤー63の圧力でリールハブの切
欠き40内に一点鎖線の如くに強制的に圧入され
ると同時に、その弾性変形により両挟着片部45
及び46間にテープ7が強力に挟着保持されるこ
とになる。従つて、この挟着方法では、係止片4
1に対するテープ7の案内方向と圧入方向とが一
致しているから、一方向のみの動作で作業を行な
え、作業性の向上を図ることができる。
上記した如く、本例によるテープ挟着構造は、
係止片41をリールハブの切欠き40内に圧入す
ると共に、係止片41の弾性力を利用してその挟
着片部45及び46間にテープ7を保持したもの
であるから、テープの挟着保持力は主として係止
片41の形状によつて生ぜしめることができる。
従つて、係止片41さえ寸法精度良く製作すれば
よいから、従来構造に比べて、テープの挟着保持
を再現性良く充分に行なうことができ、しかも挟
着部材の製作も容易となる。一方、リールハブに
対する係止片の寸法精度は、圧入後に密着保持が
可能となるように設計するだけでよいから、従来
構造に比べて緩やかにすることができる。しか
も、圧入後の真円度の問題については、係止片4
1の形状を予め決めておけば、リールハブ外周面
に既述した如き段差が生じることはない。また、
テープの挟着操作も、第5図又は第6図に示した
ようにプツシヤー63による押し込み操作でテー
プの挟着を容易にし場合によつては係止片の圧入
と同時に行なうことができることから、作業性が
大いに向上し、かつ信頼性も良くなる。
更に、係止片41は、形状的に左右対称である
ために、その向きを問うことなしにその圧入とテ
ープの挟着が可能であるが、これも作業性の向上
に寄与している。
以上、本考案を例示したが、上述の例は本考案
の技術的思想に基いて種々変形が可能である。
例えば、上記の係止片41の形状、特に挟着片
部の形状は種々変更してよいし、そのかみ合い面
も様々な形状にできる。また、本考案は上述以外
のビデオ用テープカセツトをはじめ、テープを挟
着固定することが必要な箇所に広く適用できる。
6 考案の効果 本考案によれば、リールハブ等の挟着具本体に
圧入される係止片自体にテープ挟着片部を設け、
その開状態時にテープを挿入した後に閉状態とな
してテープを挟着保持しているので、係止片の寸
法精度さえ決めておけば充分なテープ挟着力が得
られ、かつ圧入後も所望の外面形状を保持でき
る。また、係止片へのテープの挟着は、挟着片部
の開閉動作で行なえるために容易となり、作業性
が良好となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであつて、第
1図はテープカセツトの分解斜視図、第2図は下
ハーフの平面図、第3図はテープ係止片の正面
図、第4図はテープを挟着固定した状態の要部平
面図、第5図はテープの挟着操作を示す要部平面
図、第6図は、他のテープ挟着操作を示す要部平
面図である。 なお、図面に示された符号において、5,6…
…リールハブ、7……磁気テープ、40……切欠
き、41……テープ係止片、43……連結部、4
5,46……挟着片部、49,50……係止爪、
53,63……プツシヤー、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 挟着具本体と、この挟着具本体に設けた切欠部
    に圧入されるテープ係止片とを有し、このテープ
    係止片に付け根部分で開閉可能で、かつ前記付け
    根部分それ自体でテープを係止するような弾性力
    を示す一対のテープ挟着片部が一体に設けられ、
    このテープ挟着片部を開状態にしてそこにテープ
    の被挟着部分を挿入し、更に前記一対のテープ挟
    着片部を閉状態にして前記テープの被挟着部分を
    弾性的に挟着保持するように構成されたことを特
    徴とするテープ挟着具。
JP590983U 1983-01-19 1983-01-19 テ−プ挾着具 Granted JPS59112378U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP590983U JPS59112378U (ja) 1983-01-19 1983-01-19 テ−プ挾着具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP590983U JPS59112378U (ja) 1983-01-19 1983-01-19 テ−プ挾着具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59112378U JPS59112378U (ja) 1984-07-28
JPS6349916Y2 true JPS6349916Y2 (ja) 1988-12-21

Family

ID=30137478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP590983U Granted JPS59112378U (ja) 1983-01-19 1983-01-19 テ−プ挾着具

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Country Link
JP (1) JPS59112378U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58183691U (ja) * 1982-06-01 1983-12-07 第一精工株式会社 テ−プリ−ル用ハブのテ−プ固定片

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59112378U (ja) 1984-07-28

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