JPH048473Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (A) 考案の技術分野 本考案は、装置に内臓する文字パターン（文字
の他、記号、図形を含むが、以下では単に文字と
略記する）により入力コードに対応する文字パタ
ーンを出力する文字表示装置（キヤラクタデイス
プレイ）、文字印刷装置（ドツトプリンタ）等、
上位処理装置である電子計算機等に接続されるパ
ターン出力装置に関する。

(B) 技術の背景 例えば、表示画面上に文字パターンを出力する
文字表示装置は、一般にキーボードと組み合わせ
てキーボードデイスプレイとしてコンピユータに
接続され、コンピユータとオペレータ間の会話
（入出力）装置として好適なため、最近は大小各
種のコンピユータシステムに於いて必須の入出力
装置として広く使用されるようになつた。

これに伴つて文字表示装置及び文字印刷装置の
出力する文字セツトとして、英字、仮名、漢字及
びその他のコンピユータの使用される国の国語の
文字の文字セツトの種類が増大しており、更に同
一コードセツトに対応する文字セツトであつて
も、文字、記号の形状、字体の異なる文字パター
ンセツトを用途により選択して出力可能に出来る
ことが望まれており、特に文字印刷装置（ドツト
プリンタ）に於いて強い要望がある。

(C) 従来技術の問題点 従来の文字表示装置は、文字パターンセツトの
記憶にROM（リードオンリーメモリ）を用いて
おり、従つて、前記各種の出力文字パターンセツ
トの使用に対処するためには、複数の文字パター
ンセツトを記憶可能な大容量のROMを内臓する
か、或いは文字パターンセツトを変更する度に
ROMを交換しなければならないという欠点があ
つた。

(D) 考案の目的 本考案は、使用する文字セツトと出力文字の字
体により決まる文字パターンセツトの変更を容易
且つ迅速に行うことの出来るパターン出力装置を
提供することを目的とする。

(E) 考案の構成 本考案のパターン出力装置は、上位装置に接続
され、文字パターンを記憶するメモリと、前記文
字パターンに対応した入力コードを出力画面の位
置に対応して記憶するコードバツフアとを備え、
該記憶したコードに対応する文字パターンを前記
メモリから読出して前記出力画面の対応する位置
に出力するパターン出力装置であつて、前記メモ
リは書換え可能なメモリであること、前記上位装
置は複数種の文字パターンセツトとそれに対応す
る識別コードを有すること、文字パターンセツト
の種類を指定する手段を有すること、前記上位装
置は複数種の文字パターンセツトの中から指定さ
れた文字パターンセツトを選択して前記メモリに
出力することを特徴とするものである。

(F) 考案の実施例 以下、本考案の実施例を図ににつて説明する。
図は本考案の実施例のブロツク図を示し、同図に
於いて６は表示装置（デイスプレイキーボード）、
１は表示装置６を接続制御する上位処理装置（例
えばコンピユータ）、４はデイスプレイ（CRT）、
２はデイスプレイ４に表示する文字のコードを表
示画面の位置に対応して記憶するコードバツフア
である。

３は書換え可能なRAM（ランダムアクセスメ
モリ）によるメモリで上位処理装置１から転送さ
れる文字パターンセツトをコードセツトに対応し
て、即ち、各文字パターンの記憶アドレスをコー
ドセツト内の各文字コードに対応させて記憶する
メモリであつて、コードバツフア２に記憶した文
字コードの示すアドレスによりこのメモリの記憶
する対応する文字パターンを読出してデイスプレ
イ４に表示させるためのメモリである。

５は以下に述べる出力文字パターンセツトを指
定可能なキーボードであつて、例えば、キーボー
ド上にマスクを置き、マスクを選択して置換える
ことにより各キー（従つて各文字コード）に対応
する各文字を変更表示してコードセツト（コード
とそのコードが表す文字との対応の集合）種別と
出力文字パターンの字体等の種別を選択指定可能
にすると共に、そのマスクに施さたマークによ
り、そのマスクが定めるコードセツト種別と文字
パターンの種別（字体等）とにより決まる文字パ
ターンセツト（文字セツトの文字パターン）を表
示しておき、このマークを自動的に読取ることに
より、上位処理装置１に識別コードとして通知出
来るようにしたものである。

一方、上位処理装置１には、表示装置６で使用
する可能性のある複数種の文字パターンセツト
を、表示装置６から通知指定される識別コードを
付してを予め記憶して置く。

オペレータがキーボード５のマスクを置換えて
前記複数種の文字パターンセツトの何れかを選択
すると、キーボード５はその文字パターンセツト
に与えられている識別コードをマスクのマークか
ら自動的に読取つて上位処理装置１に送出する。
上位処理装置１はこの識別コードを受取ると該当
する文字パターンセツトを表示装置６のメモリ３
に転送し、メモリ３は転送された文字パターンセ
ツトを記憶する。

このようにして、所望の文字パターンセツトを
メモリ３に書換え記憶し、各種の文字パターンセ
ツトによる表示を行うこと可能になる。

上述の実施例は、キーボード５を備える表示装
置であるが、このようなキーボードを備えない文
字印刷装置に対しても文字パターンセツトを選択
指定可能な押釦等による手段と、書換え可能なメ
モリとを設け、実施例に準じて動作させることに
よりに適用することが出来る。又、パターン出力
装置側からの選択指定によらず、上位処理装置側
で選択指定するようにすることも可能である。

(G) 考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、上位処
理装置に接続されるパターン出力装置（一般に複
数）で使用の可能性のある複数種の文字パターン
セツトは各パターン出力装置に共通の上位処理装
置に格納されることになり、各パターン出力装置
のメモリは１つの文字パターンセツト分の容量で
済むようになり、又、各パターン出力装置は、コ
ードセツト種別のみならず文字パターン種別まで
含めて文字パターンセツトとして選択指定可能で
あり、パターン出力装置のメモリに記憶する文字
パターンセツトを容易に変更することが出来るよ
うになる。

【図面の簡単な説明】

図は、本考案の一実施例を示し、同図に於い
て、１は上位処理装置、２はコードバツフア、３
はメモリ、４はデイスプレイ（CRT）、５はキー
ボード、６は表示装置を示す。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 上位装置に接続され、文字パターンを記憶する
   メモリと、前記文字パターンに対応した入力コー
   ドを出力画面の位置に対応して記憶するコードバ
   ツフアとを備え、 該記憶したコードに対応する文字パターンを前
   記メモリから読出して前記出力画面の対応する位
   置に出力するパターン出力装置であつて、 前記メモリは書換え可能なメモリであること、 前記上位装置は複数種の文字パターンセツトと
   それに対応する識別コードを有すること、 文字パターンセツトの種類を指定する手段を有
   すること、 前記上位装置は複数種の文字パターンセツトの
   中から指定された文字パターンセツトを選択して
   前記メモリにすること、 を特徴とするパターン出力装置。