JPH0482777A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

Info

Publication number
JPH0482777A
JPH0482777A JP2197048A JP19704890A JPH0482777A JP H0482777 A JPH0482777 A JP H0482777A JP 2197048 A JP2197048 A JP 2197048A JP 19704890 A JP19704890 A JP 19704890A JP H0482777 A JPH0482777 A JP H0482777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
heat
protective layer
recording material
thermal recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2197048A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2597417B2 (ja
Inventor
Takeshi Hibino
雄志 日比野
Satoshi Fukui
聡 福井
Yasuhiro Arai
康宏 荒井
Yoshio Yoshida
吉田 芳夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
Priority to JP2197048A priority Critical patent/JP2597417B2/ja
Publication of JPH0482777A publication Critical patent/JPH0482777A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2597417B2 publication Critical patent/JP2597417B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感熱記録材料に関する。さらに詳細にいえば
、本発明は、オフセント印刷適性にすぐれ、かつ感熱記
録画像の保存中に発生する退色または発色を改善した感
熱記録材料に関する。
〔従来の技術] 紙、合成紙、フィルムなどを支持体として用い、熱特発
色する感熱発色層を形成せしめた記録材料として感熱記
録材料が知られている。感熱記録材料(シート)は、通
常無色または淡色のロイコ染料などの発色性物質と該発
色性物質を熱特発色せしめる顕色性物質、例えばホウ酸
、シュウ酸、酒石酸などの酸性物質またはナフトール、
2.2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン、カ
テコール、レゾルシンなどのフェノール性物質などを接
着剤、更には必要に応じて炭酸カルシウム、クレーなど
の顔料、ワックス類、消泡剤などの添加剤と共に適当な
溶剤を用いて感熱発色層形成液と成し、該液を紙などの
支持体上に塗布、乾燥して製造される。このようにして
得られた感熱記録材料は、電卓、医療計測機器、ファク
シミリ、自動券売機、CD/ATMなどにおける記録用
として広範囲に使用されている。
しかし、従来この種の感熱記録材料は、発色部、未発色
部とも保存安定性に欠点がある。すなわち、感熱層表面
にポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのプラスチ
ックが接触すると、プラスチック中に含まれている可塑
剤や安定剤、添加剤などにより発色部が退色したり、未
発色部が、発色しなくなったりする。例えばプラスチッ
ク消しゴムを感熱層表面に数時間放置しておいたり、感
熱記録材料をポリ塩化ビニル製のカバンに入れて長時間
カバンに直接触れる状態で保存したりすると、発色画像
が消えてしまう。また指紋による消色、蛍光ペンによる
消色などの不都合もある。未発色部は、アルコールやト
ルエン、酢酸エチルなどの有機溶剤により容易に発色す
るため、保存中に有機溶剤を誤まって滴下したり、有機
溶剤の蒸気に暴露されたりすると未発色部が発色し、記
録画像との区別がつかなくなる。有機溶剤を含む接着剤
の使用も、未発色部の発色が起るため使用を避ける必要
があり不便である。
保存安定性を改良するため感熱記録層表面に保護層を設
けることは例えば特開昭56−126193号、特開昭
59−232893号、特開昭60−99696号など
数多くの提案がなされている。こうした保護層は、例え
ばポリ塩化ビニルのフィルムと直接接触する場合、フィ
ルム中に含まれている可塑剤の感熱発色層への浸透を抑
制し、発色部分が消色するのを防ぐのに極めて有効であ
る。またサラダオイルなどの油分の浸透も保護層により
抑制でき、油分による消色を防ぐことができる。これま
でなされた提案の多くは保護層に必要とされる基本的な
性質、例えば、 (1)未発色部を発色させたり、発色部を退色させる傾
向のある有1B溶剤や可塑剤、油などのような物質の感
熱層への浸透を防ぐこと(以下この性質を耐油性という
)。
(2)水が付着した場合でも、保護層皮膜の溶解が起ら
ず、水によるブロッキングなどの問題が発生しないこと
(3)保護層の影響による印字濃度の低下が少ないこと
(4)加熱印字に際し、サーマルヘッドへのスティッキ
ング、ガス付着およびヘッドの摩耗が起きないこと。
を満足させようとするものであり、特公平2−2439
号にみられるように保護層を2層以上に分割することに
よりこうした性質をバランスさせようとする試みもなさ
れている。
しかしながら、従来提案された上記のような保護層では
オフセット印刷適性に対しての配慮が全くなされておら
ず、オフセット印刷時の水幅が狭く、極めて印刷しすら
いものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は保護層としての前記4項目の機能をもたせた上
に、すぐれたオフセット印刷通性を有する感熱記録材料
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、課題を解決するために、保護層を構成す
る接着剤、顔料、ワックス類、その他の種類、その配合
比、塗工量などについて詳細に実験をくりかえし研究を
続けた結果、保護層に必要な上記4項目の特性を満足さ
せかつオフセット印刷適性をも満足させるためには、保
護層を形成した場合、その保WLNにおける、式 2式%(1) (式中θ1は保it層表面の水による接触角、θ2は保
護層表面のアマニ油による接触角、TIは水の表面張力
、T2はアマニ油の表面張力を示す。)で示されるPの
値を40dyne/cm以下とすることが必要であるこ
とを見出し本発明を完成させるに至った。
本発明者らは、以前、保護層表面の水による接触角を4
5°以上にすることにより、すぐれたオフセット印刷適
性を有する感熱記録材料を提供できることを見出し、特
許出願を行なった(特願平2117289号参照)。
しかし、本発明者らがさらに鋭意研究を重ねたところ、
保護層表面のインキのぬれ性がオフセット印刷に重要で
あることを見出し、水とインキのぬれ性を調節すること
により、さらにすぐれたオフセット印刷通性を付与でき
ることがわかった。
JIS K3211で定義されているように、接触角と
は液体が固体面上にあるとき、液面と固体面のなす角の
うち液体を含む角をいい、表面張力とは液体表面の単位
面積当りの自由エネルギーをいう。
保護層表面に微小な液滴をおいた時に働く力と接触角と
の関係を第1図により説明する。
第1図において、力のつり合いがとれている状態を表わ
す式としてYoungO式が知られている。
(例えば、杉田和之、表面(表面談話会・コロイド懇話
会) 、vol 24、p371−380 (1986
年))T LGCQSθ=γsc  TsL(2)rs
Lは固体−液体間の界面張力、TLcは液体の表面張力
、Tscは固体の表面張力を示し、θは液体と固体の接
触角である。
本発明者らは、すぐれたオフセット印刷適性を得るため
の条件について研究を重ね、上記YoungO式を利用
し、感熱記録材料の保護層の表面物性を研究した。かか
る研究を進めるにあたっては、アマニ油がその表面張力
がほぼ印刷インキと同じであることから、印刷インキに
代えて使用することが適切な液体と考え、固体表面と水
及び印刷インキの代りとしてのアマニ油との関係を研究
することとし、接触角測定にはアマニ油を使用した。
水の表面張力をγ、、固体との接触角をθ固体−水量の
界面張力をrs+、lとした時に(2)式より以下の式
が成立する。
71CO3θI −Tsc  Tst+      (
3)同様にアマニ油の表面張力を7z、固体との接触角
をθ2、固体−アマニ油量の界面張力をγSL2とした
時には以下の式が成立する。
r tcosθ2=γsc  TsLz     (4
)(3)式と(4)式の差より、Pは固体−アマニ油量
の界面張力γSLZと固体−水量の界面張力1 st+
 の差となる。すなわち、 P = r +cosO、−y ficO3θ2=(r
sc−1st+) −(γ、G−γ、L2)=TsLt
−γS L 、         (s)Pの値が大き
い時には、水は固体表面をよくぬらし、アマニ油は固体
表面をぬらしにくい。
すなわち、Pは油と水の水平方向の力の差を表しており
、紙の油と水に対する受容性を示すバラメークと考えて
よい。
次にPと印刷水負けの関係を知るため印刷水負は試験を
行った。印刷水負は試験は、明製作所製R1テスターを
用い、インキ練りローラーでインキと水を練りインキを
乳化させた後、印刷試験を行なった。印刷水負は評価は
、印刷物の濃度を測定することにより行なった。濃度が
高い程、良好にインキが紙に転移することを示し、印刷
時の水負けが良好な紙である。
第2図はPと印刷水負けの関係を試験した結果を示すグ
ラフである。第2図によりPの値が小さい程水負けが良
好なのがわかる。Pの値が40dyne/cm以上であ
る保護層は水負は現象が発生しやすい。そして、オフセ
ット印刷時の印刷条件の幅が狭(なり印刷しすらいもの
となる。すなわち、Pの値が40dyne/cm以上で
は印刷業界でいわれる水幅が狭いという状態となり、印
刷時、非画像部の印刷地汚れを抑えるために湿し水供給
量を多くすると、乳化インキによる水負は現象が容易に
発生しやす(なってしまい、画像部の濃度ムラや網点形
状の再現性不良が起こる。このような状態は耐油性を向
上させるために通常行なわれるような塗膜の空隙を少な
くしかつ親水性のある官能基(ヒドロキシル基、カルボ
キシル基など)を多く導入した保護層において起りやす
い。このため、湿し水供給量を少なめにせざるを得ない
が、湿し水供給量を少なめにして、オフセント印刷機を
運転することは熟練を要し、少なすぎると地汚れの発生
、多すぎると水負けの発生があり、非常に印刷しずらい
状態となる。オフセット印刷用紙として、通常、使用さ
れる上質紙や、コート紙では、紙の吸油性や吸水性を高
めることによりこの水負けを発生させない工夫をしてい
る。しかし、感熱記録材料の保護層に従来から知られて
いるその様な手段を用いると耐油性が著しく悪くなり実
用的でない。
そのため、他の手段で水負けを発生させない工夫をしな
ければならない。
保護層のPが40dyne/cm以上の場合、同量の湿
し水で水負は現象が発生しやすい理由は、紙面にのった
水と紙面との親和力が強く、紙面にのったインキと紙面
との親和力が弱いため、インキが水と置換されなくなっ
たためであると理解できる。
インキが水と混在し、いわゆる乳化インキとなった状態
は例えば印刷雑誌1989 (vol、72) 5 p
28p32に記述されているように、インキ表面に水が
存在する状態であり好ましいものではない。
以上詳細に説明したところから明らかなように、本発明
者らはPを40dyne / c+n以下とすることに
より保護層に必要な特性を満足ししかもオフセット印刷
適性を満足させることを知った。
さらに、本発明者らは保護層中に水溶性高分子物質およ
び架橋剤を含む場合はオフセット印刷性の外耐油性、耐
水性が向上し、その性質がさらにすぐれたものになるこ
とを見出した。
すなわち保護層の基本的な成分は、水溶性高分子物質及
び架橋剤とすることが好ましく、必要に応じ、更にこの
種の感熱記録材料に慣用される添加成分、例えば、顔料
、ワックス類等を併用する。
このようにして保護層表面のPを40dyne/cm以
下となるように各材料の種類、配合比を選択すればよい
。例えばアルキル基やフェニル基などの疎水基を分子中
にもった材料を選択することはこのような保li層を得
るため効果的であるが、基本的にはトライアンドエラー
を繰り返してPの値を40dyne/cm以下とするほ
かない。これにより材料、配合比、塗工量を決定するこ
とが必要である。
本発明の保護層に用いられる水溶性高分子物質としては
、ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポリビニル
アルコール、カルボキシル変性ポリビニルアルコールな
どの変性ポリビニルアルコール、デンプン、変性デンプ
ン、カゼイン、ゼラチン、にかわ、ポリアミド、ポリア
クリルアミド、アラビアゴム、カルボキシメチロールセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロ
ース、スチレン・無水マレイン酸共重合体およびそのア
ルカリ塩、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体、お
よびそのアルカリ塩、スチレン・ブタジェン共重合体、
アクリル酸エステル系樹脂などを使用する。
架橋剤としては、メラミン、エポキシ、グリオキザール
、ジメチロールウレア、ポリアルデヒド、ジルコニウム
塩、イソシアナート、アジリジンなどをあげることがで
きる。
この外の成分として使用するもののうち、顔料は、炭酸
カルシウム、クレー、タルク、酸化チタン、炭酸マグネ
シウム、酸化亜鉛、ケイ酸アルミニウム、シリカ、水酸
化アルミニウムなどの無機顔料、でんぷん粒、小麦粉、
シリコン樹脂、尿素・ホルマリン樹脂、フェノール樹脂
、メラミン・ホルマリン樹脂、エポキシ樹脂、グアナミ
ン・ホルマリン樹脂、ポリスチレン樹脂などを用いた有
機合成顔料などが使用できる。
ワックス類としては、ステアリン酸などの高級脂肪酸、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ベヘニン
酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウムなどの高級脂肪酸金
属塩、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ
酸アミド、ベヘニン酸アミドなどの高級脂肪酸アミド、
およびそのメチロール化物、ポリエチレンワックス、パ
ラフィンワックス、カルナバロウ、マイクロクリスタリ
ンワックスなどが使用できる。
本発明において、その他の感熱記録材料の構成に関して
は従来のいかなるものでもよい。
例えば、感熱発色層に含有させる塩基性染料としては、
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−シ
メチルアミノフタリドなどのトリアリルメタン系染料、
3−ジエチルアミン−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン、3− (N−シクロへキシル
−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(0−クロロ
フェニルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−
イソアミル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、などが挙げられる。
顕色剤は温度の上昇によって液化、ないし溶解する性質
を有し、かつ上記塩基性染料と接触して呈色させる性質
を有する物であればよい。代表的な具体例としては4−
tert−ブチルフェノール、4−アセチルフェノール
、4−tert−オクチルフェノール、4+4’−5e
e−ブチリデンジフェノール、4−フェニルフェノール
、4.4′〜ジヒドロキシ−ジフェニルメタン、4,4
′−イソプロピリデンジフェノール、ハイドロキノン、
4.4′−シクロへキシリデンジフェノール、4.4′
−ジヒドロキシジフェニルサルファイド、4,4′−チ
オビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール
)、4.4’−ジヒドロキシジフェニルスルフォン、4
−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシフ
タル酸ジメチル、4−ヒドロキシ安息香酸メチル、4ヒ
ドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロ
ピル、4−ヒドロキシ安息香酸−5ec −ブチル、4
−ヒドロキシ安息香酸フェニル、4〜ヒドロキシ安息香
酸ベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸トリル、4−ヒド
ロキシ安息香酸クロロフェニル、4.4’−ジヒドロキ
シジフェニルエーテルなどのフェノール性化合物、安息
香酸、P  tertブチル安息香酸、トリクロル安息
香酸、テレフタル酸、サリチル酸、3−イソプロピルサ
リチル酸、3−tert−ブチルサリチル酸、3−ベン
ジルサリチル酸、3−(α−メチルベンジル)サリチル
酸、3,5−ジ〜ter t−ブチルサリチル酸などの
芳香族カルボン酸、およびこれらフェノール性化合物、
芳香族カルボン酸と例えば亜鉛、マグネシウム、アルミ
ニウム、カルシウムなどの多価金属との塩などの有機酸
性物質などが挙げられる。
本発明の感熱記録材料において、感熱発色層をその上に
形成する支持体材料は格別限定されるものではない0例
えば、紙、顔料塗工紙、合成繊維紙、合成樹脂フィルム
などを適宜使用することができる。一般には紙が好まし
い。
感熱発色層形成塗液を調製するにあたっては、水を分散
媒体として使用し、ボールミル、アトライター、サンド
グラインダーなどの粉砕機により染料、呈色剤を分散し
塗液とする。かかる塗液中には、結合剤としてデンプン
類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、ア
ラビアゴム、ポリビニルアルコール、スチレン・無水マ
レイン酸共重合体塩、スチレン・ブタジェン共重合体エ
マルジョンなどを全固形分の2乃至40重量%、好まし
くは5〜25重量%使用する。塗液中には必要に応じて
各種の助剤を添加することは差支えない。例えば、ジオ
クチルスルホコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、ラウリルアルコール硫酸エステル
・ナトリウム塩、脂肪酸金属塩などの分散剤、その他消
泡剤、蛍光染料、着色染料などはいずれも添加できる。
感熱発色層をさらに白くしたりするために顔料を併用し
てもよい0例えばクレー、タルク、重質炭酸カルシウム
、軽質炭酸カルシウム、シリカ、ケイ酸カルシウム、ケ
イ酸アルミニウム、ケイソウ土、酸化アルミニウム、二
酸化チタン、酸化亜鉛などの無8!顔料、尿素・ホルマ
リン、フェノール、エポキシ、メラミン、グアナミン・
ホルマリン樹脂を用いた有l!顔料などを用いることが
でき発色後の退色を防止するために保存性向上剤を添加
することも何ら差支えない、このような保存性向上剤と
してはフェノール系の化合物がを効であり、例えば1,
1.3− )リス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
t−ブチルフェニル)ブタン、1.1.3− トリス(
2−メチル−4−ヒドロキシ−5=シクロへキシル)ブ
タン、1.1−ビス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−L−ブチルフェニル)ブタン、4.4’−(1−フェ
ニルエチリデン)ビスフェノール、4.4′−(1,4
−フェニレンビス(1メチルエチリデン)〕ビスフェノ
ール、4.4’−(1,3−フェニレンビス(1−メチ
ルエチリデン)1ビスフエノールなどを挙げることがで
きる。
ワックス類としては、ステアリン酸などの高級脂肪酸、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ベヘニン
酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウムなどの高級脂肪酸金
属塩、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ
酸アミド、ベヘニン酸アミドなどの高級脂肪酸アミド、
メチロール化脂肪酸アミド、ポリエチレンワックス、パ
ラフィンワックス、カルナバロウ、マイクロクリスタリ
ンワックスなどを挙げることができる。
感熱記録材料の感度を向上するための増感剤としては例
えばパラベンジルビフェニル、ジヘンジルテレフタレー
ト、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニル、シュウ
酸ジベンジル、アジピン酸ジー0−クロルベンジル、1
.2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、シュウ酸ジ
ーp−クロルヘンシル、シュウ酸ジーp−メチルベンジ
ルなどが使用できる。
本発明の感熱記録材料において、記録層および保護層の
形成方法は特に限定されない。例えば塗液を塗布する方
法としてはエアーナイフコータープレードコーターなど
適当な塗布装置を用いることができる。
感熱発色層は、一般に乾燥重量で2〜12g/ボの範囲
となるように形成する。
保護層は、乾燥重量でo、2g/ポ〜6g/ボの範囲と
なるように形成することが望ましい。裏面からの油や溶
削、可塑剤の浸透を抑えたり、カールコントロールのた
めにバック層を設けることもでき、この場合、本発明の
保護層と同様の特性をもたせることでハック層について
もオフセット印刷適性にすぐれたものとすることができ
る。
さらに、必要に応じて感熱発色層の下にアンダーコート
層を設けるなどの公知の諸種の変形をすることは何ら差
支えない。
[実 施 例] 以下に本発明を実施例によってさらに具体的に説明する
恩然見伍肚qゑ底 ■ 塩基性染料分散液Aの調製 3−ジ−n−ブチルアミノ−6= メチル−7−フェニルアミノ フルオラン          40重量部ポリビニル
アルコール10%液    20重量部水      
      40重量部■ 顕色剤分散液Bの調製 4.4′−イソプロピリデン ジフェノール         40重量部ポリビニル
アルコール10%液    20重量部水      
       40ffi it部■ 増感剤分散液C
の調製 シュウ酸ジーp−メチルベンジル  4帽1部ポリビニ
ルアルコール10%液    20重fft6Tt水 
           40重量部上記A−C液の調製
用組成物をサンドグラインダーで平均粒径0.5−まで
別個に粉砕した。
■ 顔料分散液りの調製 軽質炭酸カルシウム        40重量部(ブリ
リアント15.白石工業社製) ヘキサメタリン酸ソーダ0.7χ溶液  60重量部こ
の組成物をカラレス分散機で分散した。
さらに分散物E、F液として、20%ステアリン酸亜鉛
分散物、20%ステアリン酸アミド分散物を用意した。
また結着剤として10%ポリビニルアルコール水溶液を
用いた。
これらの分散物および結着剤を用いて乾燥後の重量比率
が A:B:C:D:E:F:ポリビニルアルコール−10
:20:20:30: 5 : 5 :10となるよう
に配合し、塗液を作成した。
この塗液を50g/ボの原紙に乾燥後塗布量が7g/r
r(となるように塗布し乾燥することによって原紙支持
体上に感熱発色層を形成した。
促I脛■ゑ威 接着剤として、ポリビニルアルコール(日本合成■、N
L−05ケン化度98.5以上)スチレン−無水マレイ
ン酸共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体、顔料と
してカオリナイトクレー(UW−90EMC社製)、シ
リカ(ミズカシルP527、水沢化学製)、架橋剤とし
てジメチロール尿素、グリオキザール、さらにワックス
類としてステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アミド、パラ
フィンワックスを用いて、配合比を第1表のように変化
させ、乾燥後のNNが3g/n(となるように保gIJ
iJを塗工し、スーパーカレンダー掛けを行なった。
その時の各材料の配合比率、耐油性、耐水性、印刷水負
は試験結果およびPの値を第1表に示す。
配合比率は乾燥重量比であられす。
アマニ油および水による接触角は協和界面科学■製Fa
ce Contact−Angle Meterを用い
た。
大気中の水の表面張力は、文献値73dyne/cmを
使用した。(Landolt−B6rnstein T
abellen(1956))大気中のアマニ油の表面
張力は、市販の表面張力測定装置、協和界面科学■製F
ace 5urface Ten−sTen−5ioを
用いて垂直板法にて測定して得た値、33dyne/c
mを使用した。
印刷水負は試験は、明製作所製RTテスターを用い、イ
ンキは果菜色素ベストキュアRNC・紅でインキ0.2
5gに水0.5ccを加え、インキ練りローラーで1分
間インキと水を練りインキを乳化させた後印刷試験を行
い、その印刷物の濃度をマクヘス社製RD−914型濃
度計で測定することにより印刷水負は評価を行なった。
濃度が高い程、良好にインキが紙に転移したことを示し
、印刷時の水負けが良好な紙である。濃度は0.5以上
は良好にインキが紙に転移したことを、0.45以上0
.5未満はインキの転移程度がやや不充分であるが実用
上問題ないと判断できるレベルであることを、0.45
未満はインキの転移が適切に行なわれなかったことを示
す。
耐油性は、感熱記録紙を加熱発色させ、市販のサラダ油
を塗布してその消色具合を評価した。○は消色が少なく
問題ないと判断できるレベルであることを、×は消色が
激しく、実用的でないと判断できるレベルを示す。
耐水性は、水を滴下後、指ではげしくこすり、塗膜の剥
れの程度を観察することにより評価した。
○は塗膜の剥れがなかったことを、×は剥れが発生した
ことを示す。
第1表より本発明による保護層表面のPが40dyne
/cm以下であり、保護層に水溶性高分子物質および架
橋剤を含む感熱記録材料は耐油性が良好で印刷時の水負
けが良好なことがわかる。
〔発明の効果〕
本発明により、感熱記録画像の保存中に発生する退色ま
たは発色が改善され、しかもすぐれたオフセット印刷適
性を有する感熱記録材料の提供を可能とした。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における保護層表面の表面張力と接触面
との関係を説明するための説明図であり、第2図はPと
印刷水負けとの関係を試験した結果を示すグラフである

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持体上に少なくとも1種の塩基性染料と、該塩基
    性染料と接触して呈色し得る顕色剤とを含有する感熱発
    色層を設け、その上に保護層を設けた感熱記録材料にお
    いて、式 P=γ_1cosθ_1−γ_2cosθ_2θ_1:
    保護層表面の水による接触角 γ_1:水の表面張力 θ_2:保護層表面のアマニ油による接触角γ_2:ア
    マニ油の表面張力 で示されるPの値を40dyne/cm以下としたこと
    を特徴とする感熱記録材料。 2、前記保護層が水溶性高分子物質および架橋剤を含む
    ものから成る特許請求の範囲第1項記載の感熱記録材料
JP2197048A 1990-07-25 1990-07-25 感熱記録材料 Expired - Fee Related JP2597417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2197048A JP2597417B2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 感熱記録材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2197048A JP2597417B2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 感熱記録材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0482777A true JPH0482777A (ja) 1992-03-16
JP2597417B2 JP2597417B2 (ja) 1997-04-09

Family

ID=16367848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2197048A Expired - Fee Related JP2597417B2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 感熱記録材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2597417B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003082594A1 (fr) * 2002-03-28 2003-10-09 Mitsubishi Paper Mills Limited Materiau de thermogravure destine a l'impression offset
DE112011100779T5 (de) 2010-03-04 2012-12-20 Mitsubishi Paper Mills Ltd. Thermisches Aufzeichungsmaterial und Verfahren zur Herstellung desselben
US8410019B2 (en) 2006-02-08 2013-04-02 Dic Corporation Modifying agent for coating composition for producing protective layer in thermosensitive recording medium, coating composition for protective layer in thermosensitive recording medium, and thermosensitive recording medium using the same

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003082594A1 (fr) * 2002-03-28 2003-10-09 Mitsubishi Paper Mills Limited Materiau de thermogravure destine a l'impression offset
US8410019B2 (en) 2006-02-08 2013-04-02 Dic Corporation Modifying agent for coating composition for producing protective layer in thermosensitive recording medium, coating composition for protective layer in thermosensitive recording medium, and thermosensitive recording medium using the same
DE112011100779T5 (de) 2010-03-04 2012-12-20 Mitsubishi Paper Mills Ltd. Thermisches Aufzeichungsmaterial und Verfahren zur Herstellung desselben
DE112011100779B4 (de) 2010-03-04 2022-10-06 Mitsubishi Paper Mills Ltd. Thermisches Aufzeichungsmaterial und Verfahren zur Herstellung desselben

Also Published As

Publication number Publication date
JP2597417B2 (ja) 1997-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5333109B2 (ja) 感熱記録材料
KR100713410B1 (ko) 감열기록체
JP2009285833A (ja) 感熱記録体
JP2000318324A (ja) 感熱記録体
JP2597417B2 (ja) 感熱記録材料
JPH0414481A (ja) 感熱記録材料
JP2660088B2 (ja) 感熱記録材料
JPH05278328A (ja) 感熱記録体
JP2630503B2 (ja) 感熱記録材料
JP2597422B2 (ja) 感熱記録材料
JPH0477291A (ja) 感熱記録材料
JP7456708B1 (ja) 感熱記録体
JPH01208190A (ja) 感熱記録材料
JP2597417C (ja)
JPS61237683A (ja) 感熱記録紙
JPH0156920B2 (ja)
JP2603152B2 (ja) 感熱記録材料の製造方法
JP3146664B2 (ja) 感熱記録体
JPH04131275A (ja) 感熱記録材料
JPH06270538A (ja) 感熱記録材料
JP3482735B2 (ja) 感熱記録体
JPH05221141A (ja) 感熱記録材料
JPH0648023A (ja) 感熱記録材料の製造方法
JPH0524365A (ja) 感熱記録材料
JPH0687270A (ja) 感熱記録材料

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees